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母校の記事を読んで〜組織が生む成果の出処

先日「NIKKEI STYLE」に掲載された母校の記事を読んで、とても懐かしくなったとともに胸が少し暖かくなった。

「埼玉県立浦和高校」は埼玉県内トップクラスの進学校で、東大合格者数も全国区(公立ではトップ3にはいるはず)だが、体育教師がまあ熱い。「一生懸命勉強して東大入っても、病気で死んだら意味ねえから」とか言われ、運動部も文化部も関係なくとにかくひたすらみんな走らされる。

・新入生歓迎マラソンはアップダウンのある山中を10km
・古河まで52km走るマラソン大会
・臨海学校では2kmの遠泳
・毎月実施のスポーツ大会(ガチ)
・運動会はほとんどの種目で1ヶ月以上かけて予選やる

学校行事だけでもなんか他にもあった気がする。

受験を控えた3年生も英語と体育の授業のコマ数は確か一緒だった(当時)。体育の授業がサッカーだろうがラグビーだろうが基本的にまず4km(校内一周800mを5周)走ってから。リスペクトが集まるのは勉強ができるやつより運動ができるやつ。新入生の時はヒョロっとしたガリ勉タイプも多いが、卒業する頃にはしっかりガタイが仕上がる。

みんなまっすぐで本当にいいやつばっかだった。大人になってから久々に会う友人もあの頃と変わっていない。僕自身は第一志望で入った高校ではなかったが、中学3年生に戻ったとしたら必ず第一志望で浦高を受験する。

NIKKEI STYLEの記事では、20年前と変わっていない母校の様子が描かれていてとても嬉しかった。というか「ホッとした」に近い。

母校は男子校だが、度々「共学化」の話が持ち上がるらしい。OBとしてはこれは脅威である。羨ましいからではない。OBはみんな、「それでは浦高ではなくなってしまう」と直感的に感じる。

「浦高ではなくなってしまう」ー大人になって会社経営をする身になって気付いたのは、「浦高」という固有名詞はただの学校の略称なのではなく、上記のような「組織カルチャー」を表す言葉だということ。

「尚文昌武」や「少なくとも三兎を追え」のように言語化された理念だけでなく、勉強・部活・行事の何もかもを全力で仲間とやりぬくあのカルチャーが、浦和高校そのものなんだと思う。

県下トップクラスの進学実績もラグビー部の花園出場の快挙も、「浦高」というカルチャー=土壌から育ったものなのは間違いない。組織が生む成果はすべて理念とカルチャーに根ざしている。共学化するとカルチャーが変わってしまう。もうあの高校はあのままいきましょうよ。

地元住民にとても愛され、応援される高校だった。教員も父兄も卒業生もみんな浦高が大好きで、校長先生は浦高生全員の一番のファンだった。ああいう会社を作りたい。卒業して20年近く経つまで気づかなかったが、キュービックが今のような会社になったことと、代表の僕が浦高の教育理念の元3年間学んだことは、無関係ではないだろう。

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