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輝いているか、輝いていないか

輝いているか、輝いていないか

12/18実施の第2回社員総会では、デザイン部隊「クリエイティブユニット」のユニットリーダーの拓郎さんが最優秀社員賞を受賞。コーポレートサポートチームの矢沢さんもそこにノミネート。これは全社に対し、「プロフィットセンター以外の人間にもチャンスがあるぞ」ということを示した、とても意義の大きなメッセージだった。

後日、同じCSの高橋さんは評価面談の際、これを見て危機感を感じたと言った。「自分にもチャンスがある」というワクワクではなく、「自分にもチャンスはあったのに」という反省の弁だった。

高橋さんは今四半期の評価は悪くない。むしろ目標を着実に達成し、プラスアルファの価値も出してくれていた。それでも受賞者との間には大きな違いがある。

その違いは、「輝いていたかどうか」ではないか?という話になった。

評価が同じぐらいの社員同士・似たような成果を出した社員同士でも、「輝いていたか・輝いていなかったか」の差はなぜかつく。そして、賞は確実に輝いていた方が持っていく。

同じひとりの社員でも、ずっと輝いているということはあまりない。輝いたりくすんだりする。しかも、その人が輝いているかどうかについて、言語化された明確な物差しはないのに、周囲の意見はだいたい一致するから不思議だ。

全員を毎日輝かせ続けることができれば、事業も組織も今の倍以上うまくいく気がする。そのためには「輝いている人」と「輝いていない人」の間にはどんな違いがあるのか、その内訳を明確にしてみたいところだが、難しい。

総会プロジェクトリーダーの池田は、キラキラキャラとは程遠い。が、総会数日前から総会本番の最中、そして最後の締めの挨拶をするまでの期間、明らかに今までになく輝いていた。厳しく追い込まれていたが、自分でハンドルを握って総会の成功に全力を注いだ姿勢は頼もしかった。

年始の四半期でアドストラテジーディビジョンが達成した時、木村や下川をはじめとするアドストの社員やインターンは頼もしく輝いていた。逆に、翌四半期は怒涛の巻き返しを見せたコンテンツディビジョンが、追い込まれつつもキラキラ輝いていた。

SMM(ソーシャルメディアマーケティングユニット)は、ビジョンを見失い迷いが生じたタイミングで苦しみ始めたが、平山の前回最優秀社員賞受賞のときは絶好調に輝いていた。

目標達成状況が多少悪くても、正面から受け止め泥臭く前進している人間は輝いて見える。そういう人間はとても充実している。目に力がみなぎっていて、数字に苦しんでいてもキラキラしている。いつも元気で明るくニコニコしている子や、前向きな全体発信が多い人間も輝きやすい。

逆に、問題に真摯に向き合うのではなくかわそうとするタイプ、言い訳の多い人間は輝きにくい気がする。同じ人間でも、目の前の問題に自主的に取り組んでいる時期は輝くが、迷いが生まれたり自主性が損なわれたりすると、とたんにくすみ始める。

中途社員は入社当初の輝きが数ヶ月で一度失われることが多いように感じる。たいてい、仕事のルールや企業風土などで前職とのギャップに大いに苦しむ。だが、ひとたび自分の経験と会社のカルチャーをフィットさせることができると、本来のバリューを出し始めて抜群に輝く。

ごちゃごちゃ考えた割にたどり着いた答えはけっこうシンプルで、輝くためにはとにかく「集中して自発的に業務に取り組み、泥臭く前進すること」が何より大事なんだと思う。

となれば社員を輝かせるためには・・・まずは個人とチームに与えるミッションを明確にすること。課題より期待を伝え、自発的な行動を促すこと。誘引(インセンティブ)より動因(ドライバー)を刺激してやること。「迷い」は早めに取り除いてやること。などなど。

たぶんまだ60点ぐらいじゃないかな。完璧な回答には程遠い。2016年は「社員・インターンの全員を輝かせ続ける」というのを、僕個人のテーマの1つとして上記を実践していこうと思う。