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目次
今の職場に不満や悩みがあり、転職を考えている保育士さんもいるでしょう。
転職したいと思いながらも、長く働くにはどんな職場に行ったらいいか悩んでいる人も多いです。実は、転職したいと感じた理由から自分に合う転職先がわかることもあるのです。
保育園や幼稚園などの施設を運営している野上さんに、保育士の転職理由や次の転職先を見つける方法、おすすめの転職サイト、転職成功のポイントについてお聞きしました。
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保育士の転職サイトは「転職理由」から選ぶ
自分に合った転職サイトを選ぶためには、まず、転職したい理由から次の転職先候補を考えるところから始めましょう。
そして、その転職先の候補に合わせて転職サイトを選ぶ方法がおすすめです。
それでは早速、以下4つの「保育士のよくある転職理由」を元に、おすすめの転職先候補、おすすめの転職サイトを紹介していきます。
また、転職サイトには以下の2種類がありますので、混同しないように注意しましょう。
- 求人検索型の転職サイト
キャリアアドバイザーはつかず、自分で求人を探して直接応募する
- 転職エージェント
キャリアアドバイザーが担当につき、求人の紹介、応募や連絡の代行をしてくれる
▼転職サイト・転職エージェントのメリット・デメリット比較
メリット |
・好きな時に好きな条件で求人を探せる ・自分のペースで転職活動ができる |
・応募書類の添削、面接対策をしてもらえる ・企業の雰囲気などを教えてもらえる ・非公開求人を紹介してもらえる |
---|---|---|
デメリット | ・自力で転職活動をしなくてはいけない | ・サポート期間が決まっていることがある |
1.人間関係の悩み
保育士が転職を考える悩みとしてもっとも多いのは、人間関係です。
多くの保育施設が1クラスに2人以上の保育士がいる複数担任制をとっています。同じクラスを2人で担当し、コミュニケーションやアイコンタクトをとりながら仕事を進めていきます。
どうしても相性はありますし、うまくコミュニケーションがとれないとお互いの仕事の負担が増えるため、不満やストレスがたまりやすくなります。
担任の組み合わせは4月に決まり、基本的に1年間は変わらないため、合わない人と日々働き続けることで気持ちが疲弊し、結果的に転職を考える方は多いです。
こうした人間関係に疲れてしまった方におすすめの転職先の方向性はこちらです。
- オープニングの保育施設で働く
ゼロからのスタートなので、対等な人間関係を構築しやすいです。
- ベビーシッターやナニー、保育ママとして働く
基本的に1人で保育を担当するので、保育士どうしの人間関係の悩みが起きにくいです。
- 学童保育で働く
指導対象者が小学生であるため、乳幼児と比較すると細かな連携が少なくなります。そのため、職員どうしの人間関係の悩みが起きにくいです。
オープニングの保育施設で働く
既存の保育施設に転職する場合、ある程度人間関係ができているため、なじみにくいと感じることがあります。
その点、オープニングの保育施設は職員全員が同じスタートラインに立て、対等な人間関係を築きやすく、仲間意識が芽生えやすいので、人間関係に悩んでいる人におすすめです。
待機児童の問題を背景に、東京23区を中心として今後も新規開園は続きます。
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*日本マーケティングリサーチ機構調べ
ベビーシッターやナニー、保育ママとして働く
保育のスキルに自信があり、1人で保育を完結させたいという方は、ベビーシッターやナニー、保育ママになるという選択肢があります。
- ベビーシッター
ベビーシッターは、保護者が不在のときに自宅に出向き、子どもの世話をします。保育だけでなく、家事代行、保育園や学童、習い事への送迎、病後児保育など保護者の要望に合わせたサポートをすることもあります。
- ナニー
ナニーは英国王室が発祥といわれ、おもに家庭訪問型で保育サービスを提供する、保育のプロフェッショナルです。
長時間の勤務のケースでは、起床から就寝までを過ごす場合もあるので、お子さんから見ると第二の母のような存在で、ベビーシッターよりも距離感が近いです。 - 保育ママ
保育ママは、自治体の認定で許可された小規模の保育園のことです。自宅などを小規模な保育施設として運営します。保育ママ1人あたり3名の子どもを預かることができます。(他の保育ママと協業する場合は5名まで)
開業するには、自治体の認可が必要です。自治体によって認可が下りる条件が違うため、事前に自治体に確認してみましょう。
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学童保育で働く
学童保育の職員は、小学校の放課後に学童に通う子どもたちの安全を見守り、指導します。保育資格は必須ではありませんが、保育経験を生かせます。
子どもたちと一緒にイベントを企画するなど、さまざまな経験をしたい方におすすめです。
自分の意志や感情をうまく伝えられない乳幼児と比べて、コミュニケーションがとりやすい小学生が対象のため、細かな連携が少なくなります。そのため、保育施設に比べると職員どうしの人間関係の影響が少ないといえるでしょう。
ただ、資格が必要ではない分、パートやアルバイトなどの雇用形態が多く、給料は安い傾向にあります。
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2.労働条件などの待遇面への不満がある
労働条件や待遇面の不満もよくある転職理由の一つです。
昔ながらのよくない慣習が続いていて、休憩を取りにくかったり、サービス残業が多かったりする保育施設もあるようです。
ただでさえ忙しい保育士ですが、新型コロナの感染防止対策のため、園児が触れたところを滅菌する作業が増えるなど、勤務状況は過酷になっています。
そのような方におすすめの転職先の方向性はこちらです。
- 企業内保育園で働く
一般の保育施設と比べて、労働時間が少ない傾向がある
- 転職エージェントを利用する
転職先のリアルな勤務条件などを、転職エージェントを通して聞くことができる
企業内保育園
企業内保育園は企業の社員の子どもを対象としているため、小規模な保育施設が多く、じっくり園児と向き合えます。
また、一般の保育園に比べて行事が少ないので、土日はしっかり休めるなど労働条件が良いところも多いです。
また、開園時間が企業の始業と同じケースが多く、一般の保育園より始業が遅い場合もあり、企業で雇用される場合はボーナスの水準が高い傾向があります。
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じっくりと相談して勤務先を探す
労働条件について質問をしすぎると選考に影響するのではと思い、なかなか聞きづらいという人も多いでしょう。
こうした悩みのある人は、じっくりと相談して転職活動を進められる中小規模の転職エージェントに相談するのがおすすめです。
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3.働く時間に制限がある
育児との両立などで時短勤務をしたい場合は、転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
もし、働ける時間がかなり少ない場合は派遣社員として働くという選択肢もあります。派遣社員として働く場合は契約が数ヶ月単位で更新されるため、自分と合わない職場だった場合に契約を更新しないという選択ができます。
一方で、派遣社員を募集している保育施設はそのタイミングにおいて人手不足である確率が高いです。そのため、職場の環境については派遣会社に事前に確認しておくことが大切です。
▼派遣社員で働きたい人におすすめの派遣サイト
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4.保育士以外の仕事につきたい
保育士以外の仕事にも興味がある、別の職業に転職したいという人は、以下のような選択肢があります。
- 保育経験を生かして転職
保育士専門エージェントのアドバイザー、保育施設の事務などに転職 - まったく未経験の業界に転職
総合転職サイトを活用して、未経験歓迎の職種に転職
保育士専門エージェントのアドバイザーはコミュニケーションスキルが必要となり、夜型のシフト勤務になりやすいです。事務職の場合は事務経験者が優遇されやすいため、どんな保育士さんにも合うキャリアステップとはいえません。
そのため、未経験の職業に転職する場合は、「自分がどんな仕事をしたいか」をしっかりと考え、幅広い選択肢から選んでいくことをおすすめします。
また、若手のうちは未経験転職が比較的しやすいですが、経験を重ねていくと難しくなってくる傾向があります。未経験転職を考えている人は、なるべく早く次のステップについて考えるといいでしょう。
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保育士におすすめの転職サイト11選比較とその詳細
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オープニング募集 | 369件 |
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企業主導型保育施設 | 180件 |
※2022年3月時点
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【ベビーシッター専門】キズナシッター
出典:https://kidsna-sitter.com/sitter
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24時間アプリから仕事を検索して申し込みができ、業務報告もアプリ上でできる仕組みになっています。
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万が一のケガや事故に備えてキズナシッターが保険に加入しています。個人で保険に入る必要はありません。
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東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、愛知県、福岡県など都市部を中心に展開中キズナシッターは、「保育士バンク!」を運営している株式会社ネクストビートが運営するベビーシッター専門のマッチングサービスです。仕事内容や、保護者とのやりとりなどのサポートを行ってもらえるので、ベビーシッターが初めての方でも安心です。
【ナニーの求人がある】ポピンズ
出典:https://www.poppins.co.jp/recruit/
<おすすめポイント>
- 未経験からナニーを目指せる
ナニーになるための研修制度が整っているため、未経験も歓迎しています。
- キャリアの選択肢が豊富
ナニーだけではなく、学童やベビーシッターになることもできます。さらに副業も可能であったり、キャリアの選択肢が豊富なのも特徴です。
<求人取り扱い地域>
・全国で320園以上の保育施設を保有 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、名古屋県、愛知県、三重県、静岡県、大阪府、兵庫県、札幌市、室蘭市、仙台市、滋賀県草津市、奈良県大和郡山市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市、愛媛県新居浜市、福岡県糟屋郡新宮町、大分県大分市株式会社ポピンズは保育士が個人宅に訪問し、0~18歳までの子どものお世話をするベビーシッターサービスを提供しています。
その中の一つとして「ナニー」のサービスがあり、料理や掃除などの家事の他、テーブルマナーや身のこなし、部屋の片付け、話し方など、日常生活におけるしつけや教育を親の代わりに行います。
ナニーは日本ではまだ認知度が低いですが、今後ニーズが高まる可能性があります。ポピンズではナニーとしての経験をいちはやく積むことができるのでおすすめです。
【面接対策も手厚い】保育士ワーカー
出典:https://hoikushi-worker.com/
<おすすめポイント>
- 学童求人が多い
公開求人だけで約2万件の保育求人があります。求人数が多いため、学童求人も多く扱っています。
- 転職サポートが手厚い
面接対策や、給与などの条件交渉など、一人では難しい転職のポイントを丁寧にサポートしてくれます。
<求人取り扱い地域>
・47都道府県 ・全国15ヶ所に支社あり 東京本部、横浜支社、大宮支社、札幌支社、仙台支社、新潟支社、名古屋支社、静岡支社、大阪支社、神戸支社、京都支社、広島支社、高松支社、福岡支社、熊本支社求人情報
総求人数 | 約2万件 |
学童施設 | 288件 |
※2022年3月時点
保育士ワーカーは、キャリアアドバイザーが保育士との面談だけでなく、保育園側との調整も行います。丁寧なサポートが特徴なので、一人で転職活動をするのは不安、給与などの条件交渉が苦手、という人におすすめです。
【求人数が豊富】マイナビ保育士
出典:https://hoiku.mynavi.jp/lp2/chat-2.html
<おすすめポイント>
- 企業内保育園の求人が多い
企業内保育園の求人も多く扱っています。
- 保育経験を生かせる保育士以外の仕事も紹介してくれる
保育経験を生かして、営業事務、営業職、医療事務などに転職するサポートもしてくれます。
<求人取り扱い地域>
・47都道府県 ・人気のエリアから求人を探せる 八王子市、武蔵野市、三鷹市、調布市、町田市、横浜市、川崎市、さいたま市、川口市、千葉市、船橋市、柏市、松戸市、名古屋市、大阪市、堺市、神戸市 ・東京都23区から求人を探せる 千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、杉並区、中野区、渋谷区、世田谷区、大田区、品川区、目黒区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区求人情報
総求人数 | 非公開 |
企業内保育園 | 非公開 |
※2022年3月時点
マイナビ保育士は、人材業界大手のマイナビが運営しているサービスです。自分で求人を検索する求人転職サイトとしての機能と、キャリアアドバイザーがサポートしてくれる転職エージェントとしての機能をもっていることが特徴です。
【納得いくまで求人紹介】保育willキャリア
出典:https://hoikuwillcareer.jp/
<おすすめポイント>
- 保育士の悩みや転職に精通している
サービス運営元の関連法人が幼稚園や保育園を経営しているので、保育士の悩みや転職への理解が深いです。
- 希望に合う求人を探してくれる
個人の希望に合う求人を、納得いくまで何度も探してくれます。
<求人取り扱い地域>
・都道府県 東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県、千葉県、宮城県、新潟県、愛知県、大阪府、兵庫県、富山県 ・人気のエリアから求人を探せる 世田谷区、大田区、港区、中央区、新宿区、練馬区、品川区、杉並区、江東区、板橋区、八王子市、府中市、横浜市、川崎市、相模原市、藤沢市、茅ヶ崎市 横須賀市、さいたま市、川口市、川越市、所沢市、春日部市、戸田市、船橋市、柏市、松戸市、浦安市、流山市、市川市保育Willキャリアは、中小規模の転職エージェントです。「なぜ転職を考えているのか?」という想いに寄り添ったコンサルティングを行っているので、じっくり相談しながら転職活動を進められます。
【寄り添い型サポート】ほいくのおまもり 転職版
出典:https://ponpococco.com/tenshoku/
<おすすめポイント>
- 保育士の悩みに寄り添ってきた企業が運営
『ほいくのおまもり』は保育士お悩み相談や、保育士へのインタビュー、保育士交流会を通じて500名以上の保育士との交流経験があります。そのため、保育士への理解が深いです。
- 平日休日や夜間も対応
キャリアコーディネーターとの電話面談は土日祝や夜間など、幅広く対応してもらえます。
ほいくのおまもり転職版は、保育士向けの情報メディアから生まれた転職エージェント。保育士経験のあるアドバイザーや、支援人数5000人を超えるアドバイザーがサポートします。
【派遣社員として働くなら】パソナ
<おすすめポイント>
- 創業40年の実績
派遣業界で長い間活躍しているパソナ。求人数が多く、大手企業の求人も保有しています。
- 福利厚生が充実している
パソナと契約して派遣社員として働くため、パソナの福利厚生や待遇を受けられます。
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【未経験職種への転職なら】リクナビNEXT
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- 最大級の転職サイトなので、多くの求人と出合える
5万3820件の求人が掲載されています。未経験歓迎の求人が1万6443件も掲載されていますので、応募しやすいです。(※2022年3月時点)
- 求人のレコメンド機能がある
独自のAIがあなたを分析し、マッチした求人を教えてくれます。
<求人取り扱い地域>
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営業 | 1万919件 |
事務・管理 | 7598件 |
企画・マーケティング・経営・管理職 | 3231件 |
サービス・販売・外食 | 2701件 |
Web・インターネット・ゲーム | 2978件 |
クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン) | 1033件 |
専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産) | 3206件 |
ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ) | 1万41件 |
※2022年3月時点
リクナビNEXTは、人材業界トップクラスのリクルートグループが運営する転職サイトです。ユーザーが自分の希望条件で求人を絞り込んで応募する求人検索型の転職サイトですが、オファー機能があるので、企業からオファーが届く可能性もあります。
保育士が転職サイトを利用するメリット・デメリット
転職サイトや転職エージェントにはメリットもありますが、デメリットもあります。
まずはデメリットから紹介していきます。
転職サイト・エージェントを利用するデメリット
<デメリット>
- 転職サイトだと保育園の内情までわからない
- 転職エージェントの担当者によってもサポートにバラつきがある
転職サイトの場合、転職エージェントのキャリアアドバイザーのような担当者がつきません。求人情報の条件が良くても、実際に働いてみたら「思っていたのと違った」という場合も。
そのような事態を防ぐためにも、転職えージェントの利用がおすすめです。専属のキャリアアドバイザーが、保育園の雰囲気や働いているスタッフの特徴なども詳しく知っているため事前に聞くことができます。
また、転職エージェントのキャリアアドバイザーも、人それぞれスキルにバラつきがあることも事実です。
そのため、人によってサポートの質も異なるため、自分に合ったキャリアアドバイザーに担当してもらえるよう、合わないと感じたら担当者の変更を申し出ることも可能です。
転職サイト・エージェントを利用するメリット
<メリット>
- 沢山の求人情報を知ることができる
- 非公開求人を見ることができる
- 転職エージェントの場合面接対策や条件交渉も行ってくれる
転職サイトや転職エージェントを利用する最大のメリットは、沢山の求人情報を知ることができる点です。 また、その中でも「非公開求人」と呼ばれる、Web上に掲載されていない好条件の求人情報を教えてもらえることもあります。
他にも、転職エージェントでは応募書類の添削から面接の対策、給与などの条件交渉なども行ってくれます。
一人で転職活動を進めることが不安な方は特におすすめです。
専門家が教える!
保育士が転職を成功させる4つのポイント
保育士が転職を成功させるポイントは以下4つです。
- 転職エージェントをうまく活用する
- 転職前に必ず職場見学をする
- Twitter、インスタグラムでの情報収集も有効
- リファラル採用も活用する
よくある保育士の転職失敗事例とともに解説していきます。
1. 転職エージェントをうまく活用する
29歳女性
公立保育園→民間保育園
業務内容が保育士の仕事だけではなく、給食業務も交代で対応することを働き始めてから知った。面接や採用の時には給食業務についての説明は一切なかった…。
転職エージェントを利用する場合、担当のキャリアアドバイザーをうまく活用しましょう。
労働条件などが気になっていても、あまり質問しすぎると選考に影響がありそうで聞きにくいもの。
こうした質問をキャリアアドバイザーに聞いてもらう、年収アップの交渉をしてもらう、模擬面接をしてもらうなど、受けられるサービスはすべて受けましょう。
そして、キャリアアドバイザーに転職を応援してもらうためには、きちんと信頼関係を築くことが重要です。
基本的なことですが、求人を紹介されたら早くレスをする、正直に意見や希望を伝えるなど、誠実な対応を心がけるといいでしょう。
2. 転職前に必ず職場見学をする
26歳女性
幼稚園→保育園
私立幼稚園の時、園長の保育方針やワンマン経営が嫌で公立保育園に転職したが、そこでもお局のパートさんがおり、自分の好きなように保育していて結局自分の思い…描いていた理想の保育を行うことができなかった…
36歳女性
保育園→保育園
電話で職員数を確認したところ10人以上と回答された。実際の職員数は10人以上ではあったが、正規職員が4人で他はパート勤務。正規社員が多いところを希望していたので、失敗したと思った。
転職前には必ず職場見学をするようにしましょう。
なぜなら、保育士の悩みの上位にあがってくる人間関係の悩みや労働環境の悪さは、「園見学」でしっかりと観察をしておけばわかることも多いからです。
転職エージェントを利用している場合は、キャリアアドバイザーに依頼すれば施設側との調整をしてもらえます。
園見学でのチェックポイント
- 働いている職員の人数や雰囲気
- 壁面装飾の様子
- 休憩をとれているか
- 事務作業はIT化されているか
働いている職員の人数や雰囲気
働いている保育士の人数と園児の人数のバランスを確認しましょう。明らかに保育士の人数が少ない場合には、職員にも余裕がありません。皆が余裕がなくイライラしている職場は、人間関係も悪くなってしまう可能性が高いでしょう。
壁面装飾の様子
壁に保育士が作った壁面装飾が数多く貼られている保育施設もあります。しかし、こうした装飾が多すぎる場合は注意が必要です。装飾が多いということは、それだけ職員が準備する時間も長く必要になるため、残業などにつながる可能性があります。
また、こうした装飾が子どもにとって必要なのかも疑問です。昔からやっているからと惰性で続けているような場合、保育内容を時代に合わせて変化できていない可能性もあります。
休憩を取れているか
職員が休憩を取れていそうかを確認しておくといいでしょう。休憩が取りにくそうな職場はサービス残業なども常態化している可能性があります。
事務作業はIT化されているか
職員が事務作業を手書きでしているか、パソコンなどで入力しているか確認しておきましょう。PCなどのデバイスがどのくらいあるかを確認してみてください。
3. Twitter、インスタグラムでの情報収集も有効
27歳女性
公立保育園→空港保育園
公立保育園よりも給与がよかったので転職したのですが、外国人の子どもが多く(9割が中国人)、親御さんも日本語が上手く話せないという方が結構いて、英語で話しかけられるのでコミュニケーションをとるのに難航しました。
Twitterやインスタグラムなどで採用広報をする保育施設も増えています。SNSでは画像などの情報が多く、職員の顔も写っているので、雰囲気がよりリアルにわかります。「#保育士募集」などのハッシュタグで検索してみましょう。
4. リファラル採用も活用する
50歳女性
保育園→保育園
人間関係がすごく悪く失敗したなあと思いました。主任保母が仕切る人で、色々いじめにあうし、やはり女の職場はトラブルが多いなあと実感しました。
保育士の友人が勤務する保育施設のクチコミなども大切な情報源です。実際に働いている人からは職場の雰囲気や労働環境などのリアルな話を聞けるからです。
「いい職場でも、友人と一緒に働くのは避けたいな」という人もいると思います。1つの法人が複数の保育施設を運営していることもあるので、同じ系列の別の施設で採用をしているかを聞いてみてもいいと思います。
その際は、必ず自分が配属される施設の職場見学をさせてもらいましょう。
転職サイトや転職エージェントをうまく活用するコツ
転職サイトや転職エージェントは、利用料が無料のサービスがほとんどです。
無料だからと遠慮せずに、最大限活用して転職を成功させましょう。
複数の転職サイトや転職エージェントを同時に活用する
まず初めにお伝えしたいこと、それはいくつかの転職サイトや転職エージェントに同時に登録するということです。
保育園は、転職サイトや転職エージェントに求人を掲載する際に莫大な費用を支払います。そのため、保育園側も手当たり次第色々なサイトに求人を出しているわけではありません。
また、転職サイトで自分でも求人を探しながら、転職エージェントでキャリアのサポートを受けるという方法もおすすめ。
よりたくさんの求人をチェックしたいという方は特に、複数登録してみましょう。
転職サイトをうまく活用するコツ
- 経歴書などを細かく登録する
- こまめに求人をチェックする
経歴書などの書類を登録しておくと保育園側からスカウトメールが届くこともあります。
なるべく詳細に記載することで保育園側から見つかりやすくなりますので、今すぐに転職を考えていなくても登録しておくことをおすすめします。
また、転職サイトの求人は日々変動しています。人気のある求人には応募が集まって掲載してある期間よりも早く締め切ってしまうことも。
求人をこまめにチェックして逃さないようにしましょう。
転職エージェントをうまく活用するコツ
- 連絡をこまめに返す
- 転職の熱意があることを伝える
- 嘘をつかない
前述の通り、転職エージェントのキャリアアドバイザーも人間ですので、やる気のある方には積極的にサポートしてくれます。
連絡をこまめに返したり、転職に対しての熱意を伝えてしっかりサポートしてもらえるようにしましょう。
また、転職したい理由やキャリアなどに嘘をつかないようにも注意しましょう。折角あなたにぴったりの求人を探そうとしても、嘘ついてしまうとどこかで矛盾が生じてしまうもの。
キャリアアドバイザーはあなたの味方ですので、信頼して頼ってみましょう。
保育士から異業種に転職したい人におすすめの転職サイト
保育士から保育士への転職だけでなく、異業種への転職も検討している方に向けて、おすすめの転職サイトや記事をご紹介していきます。
やりたいことが決まっていない保育士におすすめの転職サイト
「やりたいことが決まっていないけど保育士を辞めたい」と考えている保育士には、転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントでは一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーが付き、キャリアの相談をすることができます。 まずは転職エージェントのキャリアアドバイザーに、転職の相談から始めてみると良いでしょう。
おすすめの転職エージェントは以下の3つです。
・転職成功実績No.1・求人数が多く幅広い情報を知れる | 詳細はこちら | |
・転職が初めての人におすすめ・20代の転職に特化している | 詳細はこちら | |
・手厚いサポートを受けられる・顧客満足度3年連続1位※年収600万円以上の方が対象 | 詳細はこちら |
また、年代によってもおすすめのサイト・エージェントが異なるので、よかったらこちらの記事もご覧ください。
▼他にもたくさんのサイト・エージェントを知りたい方はこちらの記事もおすすめ
転職サイトおすすめ21選!転職のプロがあなたに合った活用法を診断
Read MoreIT業界に行きたい保育士におすすめの転職サイト
未経験からでも挑戦しやすい業界の一つにIT業界があります。IT市場は今後も成長し続けていくため、なるべく長く働きたいと考えている保育士におすすめです。
IT業界におすすめの転職サイトはこちらです。
・IT、Web業界に特化した転職エージェント | 詳細はこちら |
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IT/Webエンジニアにおすすめの転職サイト13選比較【プロ厳選】
Read More介護業界に行きたい保育士におすすめの転職サイト
介護業界も、少子高齢化が進んでいる今人手不足が加速している業界です。未経験からチャレンジしやすく求人も多く出ているので、介護業界も検討してみてはいかがでしょうか?
介護業界に行きたい人におすすめのサイトは以下です。
・介護業界に特化した転職エージェント・高待遇の求人が多い | 詳細はこちら |
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Read More保育士転職のQ&A
保育士の転職のよくある質問を取り上げて、お答えしていきます。
転職サイトや転職エージェントに登録した後はどうなるの?
転職サイト:好きなタイミングで求人検索ができ、好きなタイミングで保育園に応募ができます。
転職エージェント:担当のキャリアアドバイザーから連絡が届きます。電話や面談で転職の相談をした後に、転職の悩みに合わせて求人紹介をしてもらい、応募の流れになります。
転職エージェントはなぜ無料なの?
転職エージェントは、求職者の採用が決まった際に紹介先企業から紹介手数料を受け取るビジネスモデルとなっています。
手数料は採用者の理論年収の35%が一般的です。そのため、求職者からエージェント利用手数料を取ることはありません。
認定こども園の特徴と働く魅力とは?
認定こども園は、幼稚園と保育園の2つの要素を兼ね備えた施設を指しますが、細かく分類すると以下4タイプとなります。
- 幼保連携型認定こども園…認定こども園として、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づいた運営を行う
- 幼稚園型…認可幼稚園に保育園の要素を加えたもので、幼稚園教育要領に基づいた運営を行う
- 保育所型…保育園に後から幼稚園の要素を加えたもので、保育所保育指針に基づいた運営を行う
- 地方裁量型…幼稚園や保育園として認可されておらず、地域ごとに認定こども園としての機能を提供する
それぞれのタイプで求められる経験やスキル、働き方は異なりますが、保育と教育の2軸で、幅広い年次の子どもに関わり経験を積める点が魅力です。
保育士の資格はどうやって取得する?
保育士の資格は、保育士試験に合格するか、都道府県知事の指定する保育士養成学校や施設で、所定の課程・科目を履修し卒業することで得られます。
参考:保育士資格を得るには
保育士の平均年収、給与は?
賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均年収は364万円となっています(令和1年度)。平成29年度が342万円、平成30年度が358万円となり、保育士の給与は年々上昇の傾向ですが、全職種と比較すると保育士の月給は11.4万円低い水準でした。
保育士の有効求人倍率は?
令和4年7月、保育士の有効求人倍率は2.21倍となり、前年同月比で0.08ポイントの下落となりました。令和1年の3.86倍、令和2年の2.94倍と比較すると有効求人倍率は落ち着いて見えますが、令和4年の全職種有効求人倍率が1.26倍であることから、保育士は他職種より人手不足感が強いといえるでしょう。
ブランクがあっても大丈夫?
保育士の仕事を一度辞めて数年のブランクを経た後に、再び保育士として職場復帰されるケースも多いです。国も保育士の再就職支援を行っており、ブランクのある保育士の再雇用時研修の費用を、国が補助する取り組みも見られます。
参考:保育士の現状と主な取組
みんなの志望動機はどんなものが多い?
保育士養成校に通う人たちの志望動機は、「もともと保育者になることが夢だった」「資格がとれるから」「授業で保育の面白さを知ったから」といったものが多いです。実習が楽しかったことも、保育士として働く動機の1つとなっています。
保育士の面接対策はどうすればよい?
保育士の面接では、「実習が楽しかったから」だけでなく、「なぜこの園を選んだのか」「具体的にどういう保育スキルを身に付けてきたのか」という質問もされるでしょう。転職エージェントを活用すれば、園ごとの想定質問を教えてもらえたり、志望動機の組み立て方や話し方のコツまでアドバイスを受けることができます。
まとめ
保育士が転職する際は、転職したい理由から自分に合った職場を探すという選択肢があります。
たとえば、人間関係に悩みがあるとしたら、対等な人間関係を築きやすいオープニングの保育施設、基本的に1人で保育を担当するベビーシッターやナニー、細かな連携を必要としないため人間関係の悩みが起きにくい学童保育などの選択肢があります。
転職サイトにはそれぞれ特性があるので、希望の職場の求人を多く掲載しているサービスを選び活用していきましょう。
また、最近ではSNSを利用して積極的に情報発信をしている保育施設も増えています。インスタグラムを活用して情報収集をして、職場の雰囲気をつかむのもいいでしょう。
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