PROMISE 03
答えは現場で
見つけ出す。
製品や売り手、
そして買い手のことを深く知るために
フィールドワークを奨励するカルチャーが
深く根付いているのも、
キュービックの特徴です。
時には自らがターゲットに成り代わって
売り場の反応を窺ったり、
サービス自体を受けてみる。
製品が生まれる瞬間に立ち会う。
そうすることで、
真にコミュニケーションで伝えるべきことを、
過去の広告や競合が発した
メッセージに影響されることなく
現場から見出すことができるのです。
STORY 01
徹底的なリサーチで
インサイトに挑んだ
ウォーターサーバーの
比較メディア
およそ5年前に公開され、いまでもなお多くのユーザーが訪れるウォーターサーバーの比較メディア『ミズコム』。このメディアの立ち上げに際して行われたリサーチは、キュービックで語り継がれている成功事例のひとつです。
「キュービックが初めてウォーターサーバーを商材として扱うことになり、担当となった私自身も相当深くウォーターサーバーのことを知っておかないといけないという気持ちで、がむしゃらに一次情報を取りに行きました」(市原純)
自らウォーターサーバーを毎日の生活で使用するのはもちろんのこと、ウォーターサーバーを製造している工場の見学から、家電量販店でウォーターサーバーの契約をしたユーザーへの直接インタビューなど、徹底的にリサーチが行われました。その結果、メディアでの訴求に活かせる情報が数多く蓄積されました。
「特に印象に残っているのが、工場見学をしている時に作業員の方がおっしゃっていた『うちでは独自の梱包技術を使っているから、ボトルを完全にぺしゃんこにできます』というお話です。メーカーのホームページで大きく出している情報ではありませんでしたが、『ゴミ出しの負担が軽減されるのは、ユーザーにとっては貴重な情報だ!』と感じました。競合他社のサイトが触れていない、そしてユーザーにとって非常に有益な情報を載せることができたことで、メディアの信頼感を上げることができました」(関谷慶)
「このリサーチを通じて、ユーザーの解像度をどこまで上げられるかが重要だなと実感しました。ターゲットを頭の中でモヤっとイメージするだけでは足りません。ユーザーへのインタビューを何度も何度もやっていると、『このウォーターサーバーはAさん向きだな』『あのサーバーはBさんにぴったりだな』と、ターゲットが具現化されていくんです。そうすると、『この情報をあの人に届けなきゃ!』という熱量が生まれるんですよね。ターゲットの顔が思い浮かぶまで徹底的にフィールドワークをしないといけないと感じています」(市原)
その後、『ミズコム』はキュービックを代表する比較サイトとして大きく成長。徹底したリサーチでユーザーのインサイトに迫ることができた事例として、今もキュービック社内で語り継がれています。
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社長室
市原 純Jun Ichihara
2018年新卒入社。北海道出身。キュービックに内定後、内定者インターンとして転職領域のSEOメディア運用チームに配属される。新卒入社後、クライアントのオウンドメディア運用チームに配属。2018年7月より営業部署の立ち上げに従事。2020年7月からはウォーターサーバーメディアの広告運用と営業を担当。2021年7月より社長室配属となり、SNSで自社のマーケティングに取り組む。
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メディア事業本部
SEO事業部
マネージャー関谷 慶Kei Sekiya
2015年3月にインターンとして入社。大手生命保険会社に新卒入社で代理店営業を経験した後、2020年3月にキュービックに再入社。一貫してSEOの部署に所属し、大手出版社とのアライアンスメディアのPMやジュニアマネージャーを経験。2023年10月より現部署のマネージャーを務める。
STORY 02
クライアントへの出向を志願
ともに働くことで
改善策のヒントを得る
キュービックに入社して3年目を迎えた吉井健吾は、士業に関するLPの制作を担当していましたが、ある問題が大きな壁になっていました。
「キュービックが制作したLPを経由してユーザーが士業の事務所に問い合わせをすると、その後、事務所からの電話連絡がユーザーに入る。これが基本的な流れなのですが、事務所から連絡をしてもユーザーが電話に出てくれないという問題が頻発していたのです」
ユーザーが電話に出ない理由は何か。自分が登録していない番号からの電話だからか、それとも他に原因があるのか。このままではキュービックがLPを通じてユーザーと事務所をマッチングさせた効果がない……。そんな折、吉井にチャンスが巡ってきます。
「代理店やその事務所とコミュニケーションをとっていく中で、事務所への出向という話が浮上してきました。先方の事情を理解することで改善案を出せればという思いがあり、2週間の出向を志願しました」
その2週間で、吉井は事務所のオペレーターの業務をメインに、事務所内でさまざまな仕事を体験。ユーザーとの具体的なやりとりを実際に見ていくことでサービスに対する理解が深まったと言います。
「自分のクライアントが普段、どういうふうにお仕事をされているか、私はまったくわかっていませんでした。たとえば、ユーザーに電話をかける事務所のオペレーターの方は、何をきっかけにユーザーが問い合わせをしてくるか知らなかったんです。一緒に過ごしたことで初めてわかったこともあり、大きな成果が得られました」
出向による数多くの気づきをもとに、吉井はさまざまな改善を行いました。たとえば、問い合わせ後にユーザーが安心して電話を取れるよう、発信元の電話番号を記載したり、「これらのメンバーがみなさまにお電話いたします」とオペレーターさんの紹介を書き加えるなど、事務所とユーザーが心の通い合ったコミュニケーションが取れるような取り組みを矢継ぎ早に行いました。
こうした工夫により、ユーザーが電話に出ないという課題は格段に改善され、コンバージョンも増加。LPで発信する内容も、よりユーザーにとって安心度を高められる内容に膨らませることができました。まさに答えは現場にあったのです。
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ピープルエクスペリエンスオフィス
人事企画吉井 健吾Kengo Yoshii
長期インターンを経て、2016年新卒でキュービックに入社。マーケターとしてメディアの立ち上げ〜グロースを担当した後、マネージャーとして最大20名程度のチームを牽引。その後2022年に人事へ異動し、現在ビジネス職の新卒・中途採用マネージャーを務める。