INTERVIEW

MARIN
ASAI

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入社4年目で任されたメディアをプロダクト化。日本の買い物体験を変えていく。

浅井 眞凜/ 2019年新卒入社

  • マネージャー
  • マーケター

入社後の担当役職

  • 2019「HOP!ナビ 薬剤師」マーケティングディレクター
  • 2022「your SELECT.」事業部ジュニアマネージャー
  • 2023「your SELECT.」事業部マネージャー

PROFILE

2017年インターンとしてキュービックに入社。転職領域のSEOメディア運用に携わったのち、2019年に新卒入社。2021年より比較メディア「your SELECT.」に異動し、脱毛/転職/クレジットカードなど幅広いジャンルのマーケティングに従事。現在は、同メディアでマネージャーとしてメディアのプロダクト化を推進。

社員になった理由

インターン時代に感じた衝撃

キュービックに出会ったのは大学3年生の春。登録していた求人サイトで偶然発見したのがキッカケでした。そこで面談を受けた際、面接官をしていたのが同い年の学生だったんです。彼女のビジネスパーソン然とした佇まいを見て、同じ年代で同じ世界に生きているのに、こんなにも自分と違うんだと驚いたと同時に、憧れを抱きました。そして、自分もこんなふうになりたいと考え、インターンシップに参加することに。

 

実際に働いてみると、自ら動いて結果を残せばどんどん新しい挑戦をさせてもらえる、その環境は期待通りのものでした。ベンチャーらしい気運に面白さを感じましたし、先輩インターンや社員が企業理念「ヒト・ファースト」を徹底的に体現していることにも感銘を受けて。
この会社を大きくしたい、ここでなら自分を成長させることができると思い、そのまま社員として入社を決めました。

現在の仕事内容

ビジョン実現に向けた戦略立案・実行支援

入社2年目からyour SELECT.事業部に所属し、現在は同事業部のマネージャーを務めています。

 

your SELECT.は、日用品からちょっと高価なものまで、あらゆる商品やサービスを多岐にわたって紹介している総合比較メディアです。
「買い物本来の“ときめき”を提供する」というビジョンを掲げ、より良い商品・サービス選択や課題解決体験を提供するため、専門家(SELECTor)の方々の力を借りて様々な記事を発信しています。
私の主な役割は、ビジョンを夢で終わらせず、現実と接続していくこと。定性的なビジョンを事業KPIに落とし込み、達成させるための戦略立案、そして実行支援を行っています。

 

具体的には、「ユーザーが今なにを求めていて、そこに対してどんな情報を提供していくべきか」を明確にするところからはじまります。どういう記事をつくればユーザーの課題解決に役立てるのか。そして記事だけでなく、より良い買い物体験を実現するために機能やデザインの側面から何かできることはないか?…といったことを深く深く考えていくイメージです。

 

メディアに携わる中で最も大事にしているのは、「ユーザーに価値貢献できているかどうか」。ユーザーに真っ直ぐ向き合い感情を動かすことが、結果としてビジネスとしての利益創出にもつながると考えています。
マネージャーとしてメディアの未来を描き、メンバーを巻き込みながら事業を推進していく。大きな裁量権とともに責任やプレッシャーもありますが、そんな仕事を入社4年目から任せてもらえたことは本当に嬉しく、やりがいが尽きることはありません。

マーケターとして大切にしていること

“真の課題”を引き出すために
考え尽くす

your SELECT.は、記事を読んだユーザーをクライアントサイトやECモールへ送客することで報酬をいただくというビジネスモデルです。その中で私たちは、一期一会の体験を提供するのではなく、メディア自体のファンになってもらえるよう、your SELECT.を「プロダクト」として成長させることを目標にしています。
そのため、マーケターとして戦略立案や記事企画をする時には「ユーザーの真の課題」を考え抜くことを大切にしています。これは、キュービックが大事にしている「ヒト・ファースト」にもつながる部分ですね。正解を自分たちで決めていくからこその難しさがあるのですが、そこが一番おもしろいところでもあります。
また、ユーザーだけではなくクライアントへの価値貢献も欠かせません。クライアントが抱える「こういうユーザーを獲得したいがやり方が分からない」「商品のよさをうまく伝えることができない」といった課題に対して、キュービックのクレド「Dive into Insights」にならい課題の一歩先に踏み込んで“真の課題”を引き出すことを意識しています。表層課題やニーズを聞くだけではなく、「CUEM(キューム)」という課題解決のフレームワークを使ってクライアントが本当に得たい成果を見極めることも欠かせません。そうしたことを通して、お客様にパートナーとして認めていただける瞬間はとても嬉しいものです。

成長を実感した瞬間

めざすべき北極星を定義する。本当の意味での「メディアづくり」

your SELECT.のビジョン策定プロジェクトを主導した経験は、自分の中で大きな成長のポイントになりました。私は、誰かが描いたものを行動に落とし込んでいくのは比較的得意なのですが、自ら描く、決めることはすごく苦手だったんです。ビジョン策定は、まさにその最たるもの。はじめにこのプロジェクトの話をもらった時は、冷や汗半分、「成長機会が来たな….!」とワクワクしたのを覚えています。また、ビジョンは今後メディアを大きくしていくにあたり意志決定の北極星になるものですから、そこに大きなプレッシャーも感じていましたが、楽しみも大きかったです。

 

ビジョン策定に向けてまず行ったのは、your SELECT.が持つ特徴や強みの再認識です。そして、過去を遡って見えてきたのは「圧倒的な記事品質へのこだわり」でした。全ての記事で専門家取材を行っている高い信頼性が大きな強みになっていると考えました。その上で、この強みを土台にしてこの先どんな価値を提供できるか思案する中で、「インターネットでの買い物や検索に疲れてしまっている」というユーザーのインサイトが見えてきたんです。
この負をyour SELECT.が解決できれば、きっとユーザーに喜んでもらえるはず。そう考えて「買い物本来の“ときめき”を提供する」という価値提供をビジョンに据えるに至りました。

 

このプロジェクトに参加したことで、ユーザーはもちろんyour SELECT.というメディア自体にも深く向き合い、はじめて本当の意味での「メディアづくり」ができたと感じています。正解がない中でメディアの未来を描くことは難しく、正直最初は苦手意識が先行してしまいましたが価値起点で事業を考えるとこんなにも楽しいんだ、と純粋にワクワクすることができました。

成長を促進するキュービックの文化

ヒトを信頼し、任せる。

your SELECT.のビジョン策定を任された時にも感じましたが、ヒトを信頼し、任せる文化はキュービックの大きな特徴だと思っています。まだ十分な実力がなかったとしても「この人に任せたら頑張ってくれそうだな」と思えば、信じて仕事を任せてみる。そして任された側は、その期待に応えようと全力で取り組む。だからこそ、若手の成長スピードが早いのです。

 

私自身、学生インターンを行っていた時に1,000万円クラスの売上を持つメディアを任されたことがありました。不安も大きかったですが、おかげで学生としてはなかなかできない経験をすることができ、自身の視座がすごく上がっていくのを感じられました。こういった挑戦的な機会提供により各所で若手をどんどん成長させているからこそ、キュービックの事業は伸び続けているのだと思います。

 

挑戦が怖くないと言えば嘘になりますが、じゃあなぜ一歩を踏み出せるのかというと、期待と仕事をセットで渡されるから、です。「あなたにはこういう強みがあるから、きっとこの仕事をやり遂げられる」と仕事を任せる背景や意図を教えてくれるからこそ、やってみようと思えるんですね。
また最近では社内で「越境」がキーワードになっており、職種の垣根を超えた仕事も積極的にやっていこうという文化が定着してきています。そのように全員で成長していく気運があることも嬉しいですね。

これから挑戦したいこと

「ときめく買い物体験」を提供し、誰もが知るブランドへ

この2〜3年で挑戦したいのは、your SELECT.を「ブランド」として確立することです。ユーザーにとことん向き合い、「ときめく買い物体験」を提供し続ければ、いずれyour SELECT.というプロダクト自体を愛用してもらえるように。
そして最終的には、何か買い物をしようと思った時にまずはyour SELECT.を見に行く…というくらい認知度を上げて、ブランドとしての立場を確立したいと考えています。

 

そのために、今特に力を入れているのがユーザー情報の収集です。
市場データなど定量的でデジタルな情報だけでなく、インタビューやアンケートといったアナログで生の声を聴くことも大切にしています。データの先には必ずユーザーのリアルな行動があるので、定量情報を解釈するだけではユーザーの本当の心は見えてこないと思っていて。
デジタルとアナログ、両面から洞察を重ね、それによってユーザーの購買行動に変化を起こしていきたいです。

 

私たちがyour SELECT.で試した仮説やそれらの検証結果、洞察は、現在キュービックが推進している「メディアのプロダクト化」を大きくMOVE(前進)できると考えています。
そして、キュービックのメディアがプロダクトとしてユーザーやクライアントに重宝されるようになれば、WEB業界全体で「ヒト・ファースト」なメディアづくりが模倣され、社会全体のMOVEにもつながるはずです。

 

そのためにも、まずはユーザーひとりをMOVEさせることに真摯に向き合い、いずれ大きな波をつくっていきたいと思います。

 

目標に向かってやらなければならないことは多く、壁に当たることもあるでしょう。でも、それを楽しみにしている自分がいる。
これからも挑戦のすべてを成長につなげて、突き進んでいきたいです。