PROMISE 01
ターゲットには
直に触れる。
キュービックでは、ターゲットと
プロジェクトメンバー自身が
直接話を交わすことにとにかくこだわります。
表情や目線、声色など、直に得られる情報には、
間に他人を挟んだ状況や、
メディアを介して知るだけでは
決して得ることのできないヒントが
詰まっているからです。
だから、私たちはターゲットに会うための
手段を選びません。
結果、通常のマーケティング調査にはない、
ターゲットとの様々な出会い方を
開発してきました。
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STORY 01
その道のプロを採用してまで。
看護師転職のメディアに
「元看護師」を起用
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STORY 02
街頭インタビューで得られた
美容医療ユーザーの
インサイト -
STORY 03
大学講義での登壇の機会に
就活生にアンケートを実施
STORY 01
その道のプロを採用してまで。
看護師転職のメディアに
「元看護師」を起用
キュービックのミッションは「インサイトに挑み、ヒトにたしかな前進を。」です。このミッションを達成するため、キュービックのメンバーはあらゆる方法を使ってターゲットのことを深く知ろうとします。1つの例として、ターゲットそのものを採用してしまった事例を紹介しましょう。「そこまでやるの!?」と思われるかもしれませんが、キュービックはそこまでやるのです。
「長く看護師として勤めていましたが、Web業界でのキャリアチェンジを目指し、オンラインセミナーなどを受けて勉強していたんです。そんな頃に代表の世一と知り合い、『看護師のメディアを作るので一緒にやってくれないか』と声をかけてもらいました」(SEO事業部 尾崎元美)
「私たちが作っていたのは、看護師の転職を支援するメディアです。看護師の方々がどんな悩みを持っていて何を知りたいのか、インタビューやアンケートを通じて記事に反映します。その過程で尾崎にはたくさんのインタビューを担当してもらいました。私たちには看護師の経験がないので、インタビューをしても表面的な質問しかできません。ですが知識と経験を持つ彼女がチームに加わったことで、一歩踏み込んだインタビューが可能になりました。看護師にとって何が重要かを理解できたので、たとえば、勤務パターンが三交代制なのか二交代制なのかなど、より具体的な質問ができる。その結果、インサイトもより具体的につかめるようになりました」(SEO事業部 マネージャー 金紗蘭)
尾崎は看護師としての約15年間のキャリアの中で、看護師採用の経験も積んでいたため、転職者、受け入れ側、双方の考えが理解できていました。しかしその経験にあぐらをかくことなく、ユーザーだけでなくキャリアアドバイザーにもインタビューを決行。最新の状況に即した情報を得て、メディア制作に活かすことができました。
「看護師というとどこか特別な人間に思われるかもしれませんが、職業が看護師であるだけで、中身は普通の人なんです。読んでくださる方だけでなく、社内のチームにもそういったニュアンスを共有できたのではないかと思っています」(尾崎)
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メディア事業本部
SEO事業部
マネージャー金 紗蘭Saran Kin
2014年、大手旅行会社に新卒入社。店舗のカウンターで接客や航空券の予約業務を行う。2017年にキュービックに入社。福岡支社の立ち上げメンバーとして3年間コンテンツメディアの企画・運用を行う。2020年、会社の組織変更とともに、生まれて初めて福岡を出て東京本社へ異動。本社でもコンテンツメディアを引き続き担当。
STORY 02
街頭インタビューで得られた
美容医療ユーザーの
インサイト
効率を重視するあまり、デスクトップリサーチだけでマーケティング戦略を立てる企業が存在する一方で、キュービックはそうした方法を良しとはしません。ターゲットとの直接のコミュニケーションを通じて得られる情報こそが、ユーザーのインサイトを掴むためには必要であると考えているからです。
その考え方を体現した例のひとつが、キュービックが美容医療に参入する時のエピソードです。有望なジャンルとして白羽の矢を立てたものの、当時のキュービックにはジャンルに関する蓄積はほとんどない状態。そのような中、制作チームが選んだリサーチ方法は、最もアナログかつベーシックなものでした。
「挑戦した方法のひとつが、街頭で美容医療ユーザーを探しての突撃インタビューです。もちろん、必要な下調べは十分に行った上で実行しましたが、私も、一緒にやっているメンバーも何も知らない状態からのスタートでした」(UXデザイナー 西井理桜)
デジタルマーケティングの世界では、ある程度固まった仮説をもとにLPを作り、まずはとにかく回してみるという手段が選ばれることもあります。ところが、キュービックにとってこの取り組みは重要度が高いと経営判断されていたので、様子見の中途半端なものではなく、公開とともに確実にユーザーに届くメディアを作らなくてはなりませんでした。街頭インタビューはそのために必要な第一歩だったのです。
「『ターゲットはこういう人だ』と仮説を立ててインタビューを行いましたが、いざ道行く人に直接お話をうかがうと、私たちが思い描いていたターゲット像が実際とは大きくズレていたことが見えてきました。インタビューさせていただいた方の持ち物、醸し出す雰囲気、そうした感覚的な部分も含めてユーザー理解ができたのはとても価値のある経験でした」(西井)
この街頭インタビューだけではなく、大規模アンケートや、機械メーカーや看護師さんのインタビューなども行い、粘り強いリサーチでユーザーのインサイトを掴み、ユーザーにとって真に高い効果が得られるLP開発にいたります。ターゲットに直に触れるメンバーたちの奮闘によってプロジェクトは前進し、現在も更なる仮説検証が続いています。
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エクスペリエンスデザインセンター
UXデザイナー西井 理桜Rio Nishii
1997年、宮崎県出身。2022年お茶の水女子大学大学院を修了。生活工学の分野を専攻して人間中心設計の考えを学んだことや、学生団体の活動の中でデザイン業務を経験したことからデザイナーを志望。 同年4月、キュービックに新卒入社。現在、エクスペリエンスデザインセンターのUXチーム所属。
STORY 03
大学講義での登壇の機会に
就活生にアンケートを実施
ターゲットに直に触れることの大切さを心の底から理解し、信じているからこそ、直に触れられそうなチャンスは決して逃さない。大山響生も、そんな一人です。大学2年生からキュービックでインターンを始め、現在4年生の彼女は、営業部マーケティングチームでマーケターとして働いています。
就活生向けのメディアを制作していた当時のこと。業務では記事の精度を高めるためユーザーインタビューを行うフェーズに差し掛かっていました。そんなある日、大学の教授から大山にキャリア教育の講義への登壇依頼がありました。
「『長期インターンによる就活への影響』というテーマで、大学3年生になりたての学生に向けた講義です。キャリア教育の教授と懇意にさせていただいていて、私が長期インターンをしていることを教授はご存じだったので、その体験談を学生の前で語ってほしいとのお誘いでした。講義を受けるのは大学3年生。ちょうど私たちがユーザーインタビューを実行したいターゲットです。『これは就活生が抱いている生の声を聞けるいい機会だ!』と思い、講義を受けていた約40人の学生を対象にアンケート調査をさせていただくことができました」
そのチャンスで得られた情報は貴重なものとなりました。たとえば、就活生の情報収集について、社内のメンバーはこんな仮説を立てていました。ーー今の就活生は情報収集に検索エンジンはほとんど使わず、SNSがメイン。検索エンジンを使うにしても、そこでは業界の概要をざっと理解することができれば十分ーー。しかし、実際の学生たちの声から、その仮説に大きなずれがあることがわかったのです。
「就活の情報収集で検索エンジンを活用するユーザーは全体の87%。SNSを利用するのはわずかに20%でした。また、就活初期のユーザーとは言え、業界の概略だけを把握しておきたいということに留まらず、受けたい企業と業界他社との比較や他の業界との比較、企業のマイナス面も含めた評判……そうした深い部分まで調べたいというインサイトがあることもわかりました」
この貴重な声を元に、新たな仮説を立て、メディア作りが進みました。実際にその業界で働いている人や、複数業界を経験した人へのインタビューなども行い、他にないメディアを作り上げることに成功したのです。
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営業部
インターン大山 響生Hibiki Ooyama
大学で学んだマーケティングを実践に活かしたい思いで、キュービックに長期インターンとして入社。