PROMISE 04 まだ社会にないものを
形にする。

キュービックのメディア作りでは、記事を読んで納得してもらうだけではなく、よりユーザーの生活に役立つサービスを提供することも意識しています。たとえば商品選びならば、選ぶ最初の段階から購入後の暮らしのイメージができるようにするまで徹頭徹尾ユーザーに寄り添う。あるいはユーザーが簡単な入力を行うことで、その後のユーザーの生活にとって大きなメリットが生み出せるようにする。そういったサービスの中にはまだ世の中に現れていない新しい取り組みもあります。転職に関するメディア『ミライトーチ』はキュービックの考える新しいサービスのかたちです。

「非常にシンプルな履歴書作成サービスとして『ミライトーチ』をリリースしました。サイト上で最小限の項目に入力するだけで、かんたんに履歴書が出来上がります。入力する方からするとホントにこれだけでいいの？と心配になるかもしれませんが、十分な調査に基づくものです。求職者は応募書類の作成に非常に時間をかけていますが、採用担当者はエントリーの時点では履歴書はあまり重視していない場合も多く、カジュアル面談や面接を通してお互いの理解を上げることを重視しています。そこで、履歴書の中で何が不要で、何が必要かを徹底的に裏取りし、新しいフォーマットを作りました」（メディア事業本部 河西将吾）

このサービスのリリースは想像以上の反響が得られ、各種新聞社や通信社等のメディアで引用されたほか、TVに登場する機会もありました。

「キュービックでは最先端のデジタルマーケティング手法を活用することで「信頼できる有益情報の見極め」と「有益情報に至る経路の整備・構造化」を強く意識しています。『ミライトーチ』のような新しいサービスもその一環です。そういった取り組みを評価されて、メディアで取り上げていただけるのはうれしいですね」（パブリックリレーションズ 小笠原舞子）

とはいえ、『ミライトーチ』はまだ始まったばかりのサービスです。チームもさらなるブラッシュアップを目指し運用を続けています。

「最初のリリースでは未熟な点があることも理解していますが、まずは必要最小限の要素で価値をつくることに重点を置き、スピード感を上げて開発に取り組みました。今後は『ミライトーチ』を単なる履歴書作成サービスに留めず、転職やキャリアに寄り添うサービスへと昇華させることを考えています」（河西）

• 

  メディア事業本部
  事業統括

  河西 将吾Shogo Kasai

  大学在学中にインターンとして入社し、2021年に新卒入社。SEOマーケターを経て、2022年から事業統括として全社ビジョンの策定や社内有志での組織改革合宿等を主導。その後プロダクト推進室に異動し、事業開発に従事している。

• 

  ピープルエクスペリエンスオフィス
  パブリックリレーションズ
  フリーアナウンサー

  小笠原 舞子Maiko Ogasawara

  岩手県出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
  大学卒業後、札幌テレビ放送に入社し、朝の情報ワイド番組「どさんこワイド朝」バラエティ番組「ブギウギ専務」などを担当。
  日本一背の高い女性アナウンサーとして日本テレビ『今夜くらべてみました』などにも出演している。
  現在はキュービックでPRを務める傍ら、フリーアナウンサーとして記者発表や株主総会、オンライン配信イベントなど各方面で司会を行っている。

いわゆる「デジタルマーケティング」とは少し異なる動きをする組織が、キュービックにはあります。それが、キュービックの投資部門を法人化した株式会社アンパサンド。起業家支援プログラムを提供するインキュベーターです。

そのアンパサンドが2023年、新たな事業を立ち上げました。Factory Xと名づけられたそのサービスは、まさに、「まだ社会にないもの」。インターネット上で低価格かつ小ロットでオリジナルのプロテインを作れるという画期的なサービスです。

「アンパサンドの投資先である株式会社ODD FUTUREさんからご相談をいただき、これはビジネスとして価値のあるものになるのではないかと考え、このサービスを立ち上げることにしました。ちょうど自分も友人達と一緒に同様のブランド作りを進めていたところだったので、経営メンバーにも説得力を持って説明できました」（アンパサンド 執行役員 篠崎健太郎）

キュービック在籍時には最年少でマネージャー、事業部長を歴任した篠崎。『your SELECT.』をはじめ、キュービックが新しい事業を始める際には、かなりの確率でこの人の姿がありました。

「『自分にしかできないことって何だろう』と考えた時に、新規事業が向いていると自分で思うんです。単純に、飽き性なところがあって、新しもの好きだという性格もあるんですが（笑）」（篠崎）

そんな篠崎と組むことが多いエンジニアも、今回も新事業のメンバーとして引き込まれました。

「私も性格的に、新しいことをやるほうが性に合っているんですよね。篠崎からFactory Xの話を聞いた時には、『やった、おもしろい話が来た』って（笑）。厳密に言うと、Factory Xに近いサービスは、全くないわけではないんです。だからユーザーにとって直感的に利用できるようなUIにブラッシュアップしていくことに注力しました」（Factory X担当エンジニア）

紆余曲折を経て、立ち上げ当初の「大変なフェーズ」（篠崎）を無事に乗り越えたFactory X。今後はプロテインの分野でシェアを伸ばし、サプリメントや化粧品など、ヘルスケア領域のプロダクトへの展開も視野に入れているそうです。

「上流から一気通貫でやりたいタイプのエンジニアには、こうした新しい事業に携わるチャンスもあります。経験があるかないかよりも、新しいものに関わっていきたいというマインドを持っているかどうかはとても大事ですね」（エンジニア）

• 

  新規事業部
  
  アンパサンド株式会社
  執行役員

  篠崎 健太郎Kentaro Shinozaki

  2016年9月にインターンとしてキュービックに入社。2019年より新卒として正社員に。
  SEO事業部や、事業企画室を経験後、メディア立ち上げ専門部署のマネージャーに社内最年少で就任。
  2020年には総合比較メディア「your SELECT.」などをリリース。グロースした「your SELECT.」を単独で事業部化し、最年少タイで事業部長に就任。
  年商数億規模までのグロースを経験した後、2022年より新規事業部に異動し、事業立ち上げに従事。