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会社のステージが上がっても採用がラクにならない理由

会社のステージが上がっても採用がラクにならない理由

2015年の4月から10月ぐらいまでは、欲しい人材がかなりいいペースで獲得できたように思う。が、ここへきて採用の成果は必ずしも芳しくない。

求人媒体で打つスカウトメールの反応率も上がってこないし、自然に応募が集まるかといえばそうでもない。なかなか「これは」という人材には出会えないし、内定通知をお出ししても承諾に至らないこともある。

どこも採用には苦戦していると言う。が、そうは言ってもやはり知名度のある大きい会社はさぞうまくいくもんだろうなと羨ましく思っていたところ、そうでもないらしい。うちより抜群に知名度があり、楽勝でうちよりずっと大きいベンチャーの代表の方に言われてハッとした。

「毎年、バッティングする会社のレベルが上がっていく。採用が楽になることはない。」

そりゃそうだ。。求人媒体や人材紹介会社に広くリーチしていればいいだけではないし、会社のステージが上がっていけば、より強い競合がたくさんいる。

以前、下川が「今の採用基準なら当時の自分は採用されていない」と言った。うちみたいな会社でも、欲しい人材や必要な人材の要件はどんどん高くなっていく。そういうレベルの高い人材を惹きつけられるような魅力的な会社を作ってかないといけないし、それは競合との比較で相対的に判断されるもんだ。

以前は自分や従業員の人間関係で人材を引っ張っていたため、会社の魅力を「相対的に」評価されることはなかった。今より採用が多少ラクだったのは当たり前だなあ。

今後はそうはいかない。「今いる人間以上に力のある人材」を、「現在のキュービック以上に魅力的な会社」がたくさんある中で、採用し続けないといけない。(そんな中でもやはり縁故採用は助かるけど)

簡単じゃないけど、採用はマーケティングとセールスの要素が両方入っていて本当に面白い。人事もメンバーが固まりつつあるし、やりがいあるし頑張ろう。サラリーマンだったら人事やってみたかったな。