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社内研修プログラム紹介:「Read+」

社内研修プログラム紹介:「Read+」

キュービックホールディングスには、社員・インターン向けのいろいろな研修・教育制度があります。今回はそのうちの一つ、昨年から始まった「Read+(リードプラス)」をご紹介します。

Read+(リードプラス)とは、会社が選定した本を社員全員で読む、新しい形の研修です。

「社員全員で外部の研修に参加すると費用がかかる上にアウトプットが難しく、身に付いているかもわからない」「何度も外部研修に参加すると本来の業務に支障をきたす」「でもマネジメントやリーダーシップを学ぶのは会社全体の今後の成長には重要」

そんな声からRead+は生まれました。

kindleが入社時に社員全員に支給され、研修図書は随時会社から提供されます。

全員で一斉に同じ本を読むことで、共通認識や共通言語が生まれ、本を読むだけではなく、共有会を行うことで、より深くその本を理解でき、会社が勧める本を読むことで、トップがどんなことを社員に求めているのかを知ることができます。

本を通じて、より高いビジネススキルを身につけ、また時には人間力を高めることができます。

▼この研修の目的
・会社および個人のビジョンの形成・浸透
・リーダーシップやプロ意識の醸成
・共通の価値観、共通言語の獲得

▼プログラム概要
研修にはkindleを用い、継続的に以下を行っています。

・2週間に1冊、社員全員で同じ本を読む
・Googleスプレッドシートでコメントを共有する
・共有会を行う

▼プログラム詳細
2週間で1冊、社員全員で同じ本を読みます。
全員で同じ本を同じペースで読むのは

・全員でアウトプットし合う場を作って書籍の内容の定着をより効率的にさせるため
・共通言語が生まれやすくなるよう管理するため

などの狙いからです。多くの社員が、通勤時間や就寝前、土日のちょっとした時間を使って読み進めています。

各自の感想や気づきを共有します。
「書く」ことで頭を整理しながらアウトプットすることで、インプットの効率が上がり、別の人が書いたものを「読む」ことで様々な視点から一つの本を捉えることができます。

共有する項目は、①印象に残ったフレーズとなぜ印象に残ったか、②社内で共有したいと思うこと、③この本を一言で紹介すると、などです。

・一つのフレーズがなぜ印象的だったかまとめることで、そのフレーズがより印象に残る
・共通言語や共通認識になることを探しながら読む必要がある
・まとめる力、キーワードを拾う力、表現力などが身に付く

という狙いがあります。

以下を目的とした共有会を行っています。

・「話す」ことで「書く」ことより更に頭を整理しながらアウトプットできる
・お互いに意見を出すことによってその本をより深く理解できる
などが狙いです。

▼研修図書例
・吉越浩一郎『一流の上司二流の上司』
・麻野耕司『すべての組織は変えられる』
・スティーブン・R・コヴィー 『7つの習慣』
など

▼社員からの意見
「普段読まず嫌いをしていたジャンルの本だったので、気付きが多かった。日常業務での考え方や捉え方が変わってすごく良いと思う」(中途入社一年目・26歳女性)
「本を読む習慣がなかったので、多少強制的にでも読書ができてよかったです。また、自分では絶対に選ばないであろう本、絶対に途中で投げ出すであろう本などを読み切れたのはRead+のおかげです」(入社6年目・38歳男性)
「読んで終わりではなく、アウトプットすることで自分の中でしっかり整理できました。また、間違った認識で読み取ってしまっていた部分を正すこともできてよかったです」(入社3年目・28歳女性)

▼代表 世一より
僕自身、若い頃は大の読書嫌いでしたが、必要に駆られて本を読むようになってからは、非常に多くのものを本から得てきました。

僕が実際に読んで共感した本を読んでもらうことで、全員に共通の価値観を持ってもらうことをゴールにスタートした取り組みですが、副次的な効果も得られています。今まで伝えきれていなかったメッセージが伝わりやすくなったり、上司と部下のコミュニケーションも共通言語を通じて円滑になったり。課題図書以外にも積極的に本を読むようになった社員もいます。

ビジネスは「経験したことのない課題」に向かう事の繰り返しですから、著者の追体験ができる読書はとても価値があり、費用対効果の高い投資だと思っています。この取り組み自体にもまだまだ課題が多いので、ブラッシュアップを繰り返してより良い機会にしていけたらと思っています。

▼研修プログラムプロジェクトリーダー杉山より
これからは、女性、マネージャーなど、該当者で絞った形のプログラムや、「マネジメント」「プロジェクト」など取りたいテーマを選択できるなど、もっと研修の幅を広げることを考えています。

「この本に出合って、リーダーシップを意識することによってチーム力が上がった!」など具体的な変化の声が聞けるようになるように、もっと深い形でプログラムを改善していきたいです。