2021年5月18日 株式会社キュービック
株式会社キュービック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:世一英仁、以下「キュービック」)が運営する薬剤師の転職サイト『ココファーマ』は薬剤師400名に大規模調査を実施、調査内容をグラフデータにまとめました。
新型コロナウイルス感染症が拡大し始めてからおよそ1年、医療従事者は過酷な労働環境で患者に向き合い続けています。薬剤師にスポットを当てると、業界全体の動向として求人件数が減少傾向にあります。特に雇用状況に大きな影響が出ているのが「パート」や「派遣」など非正規雇用者の求人です。そこで薬剤師の転職サイト『ココファーマ』ではコロナ禍が薬剤師の転職意識やキャリア観にどのような変化を与えたのか調査を行ないました。
「ココファーマ」とは
ココファーマは薬剤師が抱える悩みや不安を解消し、理想的なキャリアチェンジを実現するための情報を発信しています。
調査内容まとめ
・コロナ禍は薬剤師の転職意識やキャリア観に変化を与えているが、どのような変化かは一概には言えない
・コロナ禍での職場や仕事に変化があった人が51.3%、そのうち77.2%の人の環境が悪化
・コロナ禍で転職をしようと考えた人は10%、転職を控えようと考えた人は約14%
・コロナ禍によってキャリア観の変化があった人が19.8%
■関連URL
・調査結果
※コロナ禍による変化だけでなく、一般的な転職意向のデータなど合わせて20あまりのデータを掲載しています。
今回の調査の対象者は以下の通りです。
コロナ禍での職場や仕事に変化51.3%、そのうち環境が悪化が70%以上
コロナ禍での職場や仕事に「変化があった」と答えた人は51.3%となりました。
仕事の忙しさでいうと「忙しくなった」「軽減された」がほぼ同じ割合となりましたが、「ボーナス・給与が落ちた」「職場の人数が減った」という回答の割合が圧倒的に多く、全体的に環境が悪化したといえるでしょう。
コロナ禍での転職考える10%、転職を控えるおよそ14%
コロナ禍をきっかけに転職を考える人よりも、コロナ禍によって転職控えようと考えた人の割合の方が若干多い結果となりました。
転職理由としては、先に挙げたような福利厚生や勤務体制などの待遇の悪化が42.5%と半数に上りました。 給与も合わせると、転職理由のほとんどが薬剤師をとりまく環境の悪化によるものとなります。
反対に、転職を控えようと考えた理由としては「コロナ禍での転職に漠然と不安があるから」が63.8%と大半を占めました。「今までは条件が良ければ転職しようと思っていたが、現状では条件は悪くなりそう」といった意見が聞かれました。
また「コロナ禍の転職でどのような情報が欲しいですか?」という問いには、「転職難易度の変化」や「転職者数の推移」「転職先の財務状況」などの回答がランクインしました。
コロナによってキャリア観に変化があった人が19.8%
コロナ禍を経て、キャリア観の「変化があった」と答えた人は19.8%となりました。 具体的には「安定した職に就くべき」とした安定志向や、「転職を考えている先がコロナ受け入れ病院かどうかを調べる」「オンラインでできる仕事に興味がある」などコロナ禍を踏まえた回答も見られました。
『ココファーマ』編集部より
コロナ禍によって薬剤師の転職やキャリアに関する考え方は変化してきているといえます。また、求人を募集する側である病院や薬局もコロナ禍により採用を絞って営業しているケースが多くあります。
そのような中、転職や転職先に関する詳細な情報をいかにキャッチするかが転職を成功させる秘訣です。ココファーマでは、薬剤師の転職に関する様々な情報を扱い、薬剤師の「働く」を応援しています。
本件のお問い合わせ先
株式会社キュービック PRチーム : 小笠原、平山
E-mail : cuebic-pr@cuebic.co.jp
Tel : 03-6908-9765
Fax : 03-5338-3560