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第2次カヌレブーム到来! お取り寄せ歴26年の達人が選ぶ、 絶品カヌレ3選

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フォトジェニックな とっておきのカヌレで 記憶に残る甘い時間を

カヌレとは、専用の型に卵黄、バター、牛乳、砂糖などでつくった生地を入れて焼き上げた、フランスの伝統菓子。日本では1990年代に最初に紹介され、ティラミスやパンナコッタに続く、新しいスイーツとして人気を集めました。その後、あまり見かけない時期もありましたが、ここ数年で専門店が次々に登場。近頃ではカフェやベーカリー、さらにコンビニエンスストアでも販売されるなど、再び流行の兆しを見せています。

「最近はいろんな店がカヌレを出していて、個性も味わいもさまざまなので、食べ比べてみると楽しいですよ」と話すのは、お取り寄せ生活研究家のaiko*さん。今回はそんなaiko*さんに、いま食べるべき「お取り寄せカヌレ」とその魅力を教えてもらいました。

  1. 再ブーム到来のカヌレを食べるなら、お取り寄せで!
  2. いま食べたい、おすすめカヌレ3選!
  3. カヌレ選びのポイントは「食感」と「シンプルさ」
  4. ドリンクもお取り寄せしてペアリングを楽しんで

再ブーム到来のカヌレを食べるなら、お取り寄せで!

お取り寄せ生活研究家として、お取り寄せの楽しさを日々発信しているaiko*さん。
「私にとってお取り寄せは、グルメというよりは、おいしい思い出をつくり、幸せな記憶に再び出合うためのもの。自分へのご褒美、大切な人への贈り物、誰かと一緒に食べるため……、さまざまな思いを込めてお取り寄せしたものは、食べたときの幸せな記憶と共にずっと残るし、それを食べることで何度でもその瞬間その場所に戻れる。どこでもドアの鍵みたいなものなんです」

甘辛問わず、おいしいものなら何でも好きというaiko*さんですが、カヌレには並々ならぬ思い入れがあるといいます。

「私がカヌレを初めて食べたのは、90年代半ばに日本にカヌレが初上陸したとき。どんなものだろうとホテルのベーカリーカフェに買いに行って、『想像していた食感と違うけどおいしい!』と友人と興奮しながら食べました(笑)。その後も有名ベーカリー『ビゴの店』や『ダニエル』では、ずっとカヌレを売っていたので折にふれて食べていましたね」

お取り寄せカヌレ

90年代半ばのブームが収まって以降、カヌレは一部のフランス菓子専門店で売られている以外はほとんど見かけなくなっていました。しかし数年前からフォトジェニックなカヌレの写真がSNSでシェアされるようになり、街のカフェやコンビニエンスストアでもカヌレが販売されるなど、人気が再燃。これまでにないカラフルで趣向を凝らしたカヌレも登場するなど、熱い盛り上がりを見せています。

「昔から知っている身としては、こんなに人気者になって……と感慨深いですが(笑)、実は外側のカラメル感と内側のカスタード感がプリンに近くて、誰にでも愛される味なんですよね。異文化のものをアレンジして独自に進化させていくのは日本の食文化のおもしろいところで、本場そのままのカヌレももちろんおいしいですが、日本風にアレンジしたカヌレも好き。特にお取り寄せカヌレは、小ロットで製造されているものが多いので、あっと驚く味に出合えることが多い。沖縄のお店だと黒糖を使っていたり、ご当地要素が味わえるのもお取り寄せカヌレの魅力ですね」 

ほかにはないこだわりの味と、ふたを開けた瞬間の感動を体験したければ、カヌレはお取り寄せを狙うのがベストのようです。

いま食べたい、おすすめカヌレ3選!

それではaiko*さんが実際に食べて選んだ、イチオシのお取り寄せカヌレを3種教えていただきましょう。

1.ダンデライオン・チョコレートの「カヌレ」
https://dandelionchocolate.jp/products/knr01

シングルオリジンのカカオ豆とオーガニックのきび砂糖だけでつくる、ビーン・トゥ・バーのチョコレートメーカー「ダンデライオン・チョコレート」のカヌレ。「人気のチョコレートメーカーがつくったカヌレだけに、よくある『チョコレート味のカヌレ』とは別次元! 内側の生地の生チョコレートのような柔らかな食感と濃厚な味わいは唯一無二。口の中でカカオの風味がふわっと香るのも感動的で、サイズは小さめですが満足度は高いです」

2.kawara CAFEの「kawaraのお茶カヌレ」
https://sldathome.thebase.in/

「お茶を食べるカヌレ」をコンセプトにしたカヌレ。甘さの中に品のある苦味が香る静岡県産抹茶を使った「抹茶」、香ばしい静岡県産ほうじ茶と生地の甘味が相性抜群の「ほうじ茶」、香味が穏やかで優しい味わいの国産茶葉を使った「和紅茶」、それぞれのお茶の味を食べ比べられるのも楽しい。「いわゆる“和カヌレ”なんですが、甘すぎず、茶葉の香りがしっかりと感じられて、カヌレも進化してるな!と感動しました。上にかかったチョコレートもほどよいアクセントで、見た目もかわいいので並べて愛でたくなる!」

3.UNI COFFEE ROASTERYのカヌレ
https://unicoffeeroastery.jp/product/?id=gid://shopify/Product/7158093054115

卵黄多めの生地を半日以上寝かせ、食感とコクを引き出したカヌレは、横浜発のカフェ&ロースタリーの人気定番メニュー。「UNI COFFEE ROASTERYは私が週3で通っている大好きなカフェで、チーズケーキやプリンなど、スイーツもおいしいんです。このカヌレは外がカリッとしていて、中はちぎったときにムニーッと伸びるほど弾力があって好み。シンプルながらもバニラとラムの風味が効いている。私が思う王道のカヌレです」

カヌレ選びのポイントは「食感」と「シンプルさ」

さまざまな場所でいろんなタイプのカヌレに出合えるようになったからこそ、どれを選べばいいか、迷ってしまう人も多いはず。では、おいしいカヌレを見極めるポイントはあるのでしょうか?

「カヌレのおいしさは、カリカリと香ばしい食感の外側と、しっとりと柔らかな弾力がある内側のコントラストにあります。本場では中までカッチリと焼き上げたカヌレもあるようですが、個人的には中の水分量が多くてネチッとした食感があるものの方が日本人の好みに合うと思っています」

カヌレの断面

また、カヌレは卵黄、バター、牛乳、薄力粉、砂糖、ラム酒など、お菓子の基本となる材料でつくるお菓子なので、あまりゴテゴテしたアレンジが加えられていない方が、カヌレ本来のおいしさが楽しめるといいます。

「バターや牛乳の風味を損なわないように、うまくチョコレートや抹茶のフレーバーをプラスしたカヌレは好きですが、あまりアレンジが過ぎるものはカヌレとして邪道かなと私は思います。生地のおいしさをストレートに楽しむためには、表面のデコレーションも最小限の方がよいと感じます」

ちなみにカヌレを自宅で食べる際は、トースターなどでリベイクするのがおすすめだそう。「リベイクした直後は全体的にくにゃっとなるんですが、しばらく冷ましておくと表面がカリッとなって、中も弾力のある生地に変わる。おうちで焼きたてのような味が再現できる点も、お取り寄せカヌレをすすめたいポイントです」

ドリンクもお取り寄せしてペアリングを楽しんで

とっておきのカヌレを味わう際には、飲み物も相性にこだわって選びたいもの。「カヌレは味がしっかりしていて甘さがあるので、すっきりした飲み物を合わせるのがおすすめ。ホットコーヒーもいいけれど、私のお気に入りは水出しのアイスコーヒーです」

Recommended Item!

水出し珈琲

奈良藤枝珈琲焙煎所 水出し珈琲 10パック入り ¥1,728(税込)

aiko*さんがおうちでカヌレと一緒に楽しんでいるのが奈良の珈琲専門店の水出しコーヒー。「もともとコーヒーが苦手でミルクを入れないと飲めなかったんですが、これはさっぱりしていて喉に残らないので私でもストレートで飲めるのがうれしい!」。水出しでも香ばしさと深い味わいが楽しめる深煎り焙煎仕上げ。水でじっくり抽出するため、口当たりがまろやかで、出来立てのようなおいしさが長く続く。

https://item.rakuten.co.jp/interior3i/coffee-ice/

カヌレは、見た目も味わいも唯一無二。素朴なのにフォトジェニックでそこに置いてあるだけで絵になる、不思議な魅力があります。「おしゃれで特別感があるのにケーキよりは手軽で、クッキーのように取り扱いがしやすい。カット不要で、お皿やカトラリーがなくてもパッと手でつまめるしシェアもしやすくて、紙などに包んでバッグにポンと入れて待ち運べるところもいい。今度こそブームで終わらず、マドレーヌやフィナンシェのように世間に定着して、長く広く愛されてほしいですね」

Profile

aiko*
お取り寄せ生活研究家

兵庫県芦屋生まれ、横浜在住。料理研究家の母の影響で食べることの大切さを学び、お取り寄せが自然に生活にある環境で育つ。90年代後半からお取り寄せ生活を開始。現在は年間300回以上のお取り寄せを楽しみながら、その魅力を広く伝えるべく、ブログや各種SNSで日々情報を発信。お取り寄せ専門家として「Yahoo!クリエイター」をはじめ、雑誌・Webメディア・ラジオなど多方面で活躍している。
Instagram:https://www.instagram.com/aiko.otoriyose/

取材・文/井口啓子 編集/柳瀬 礼(Roaster) 撮影/菅原景子

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