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スイッチURLの管理からサヨウナラ、AWS Extend Switch Rolesを使ってみた

概要

こんにちは、キュービックでSREをやっているYuhta28です。キュービック内のテック技術について発信します。
以前弊社で運用しているAWSマルチアカウントについて記事にしました。

cuebic.hatenablog.com

この時、複数のアカウントへのスイッチURLを管理しようとすると結構管理が面倒になるときがあります。ロール履歴では最大5つまでのスイッチ履歴が保存されるので5個までのAWSアカウントでしたら問題はありませんが、それ以上増えるとなるとスイッチ先のAWSアカウントとIAMロールARNを指定する必要があります。

スイッチURLをドキュメントに一覧化してスイッチしたいアカウントのURLを参照するという方法もありますが、毎回ドキュメントページまで行くのが個人的にはおっくうだと思っています。何か方法はないかなと思い調べてみましたが、AWS Extend Switch RolesというGoogle Chromeアプリを使うことでスイッチURLを簡単にできることがわかりましたので、AWS Extend Switch Rolesを使ったスイッチURL管理について紹介いたします。

AWS Extend Switch Roles

chrome.google.com

上記のChrome ウェブストアからAWS Extend Switch Rolesをインストールします。
インストール後、アドオンに追加されていますのでConfiguration画面へ移行します。

Configuration画面では、~/.aws/configファイルで記述するするprofileブロックと同様にスイッチ先のアカウントIDやスイッチIAMロール名、移行先のデフォルトリージョンなどを指定します。

全部モザイクですとわかりにくいのでサンプルコードを置いておきます。

[SwitchA]
aws_account_id = 012345678910
role_name = SwitchARole
region = ap-northeast-1
color = 6f1603

[SwitchB]
aws_account_id = 123456789100
role_name = SwitchBRole
region = ap-northeast-1
color = 220259

[SwitchC]
aws_account_id = 234567891001
role_name = SwitchCRole
region = ap-northeast-1
color = f7efee

[SwitchD]
aws_account_id = 345678910012
role_name = SwitchDRole
region = ap-northeast-1
color = d29665

color部分はカラーコードを記載すれば色の変更ができますので、画面下から好みの色のカラーコードを生成してペーストしてください。

AWSコンソール画面でExtend Switch Rolesのアイコンをクリックするとスイッチロールリストが表示されます。

所感

AWS Extend Switch Rolesを使ったスイッチURLの切替方法について紹介しました。最初は一つのAWSアカウントからプロダクトを始めても事業が成長すると複数のAWSアカウントを利用するようになると思います。
そのときにこのアカウントのスイッチURLってなんだっけ?切り替えの煩わしさを少しでも減らせれば開発効率も上がると思います。Chromeアプリ版を紹介しましたが、Firefoxアドオン版もありますのでFirefoxユーザーも気になりましたらぜひチェックしてみてください。

addons.mozilla.org

参考文献

https://dev.classmethod.jp/articles/try-aws-extend-switch-roles-v2-pre-release/
https://dev.classmethod.jp/articles/introduction-aws-extend-switch-role/