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AWSOME DAYに参加したズラ!

お久しぶりです。kmsn17です。春ですねー。みなさん、いかがお過ごしですか?

私は、相変わらずAWS触ってゴリゴリ触って楽しんでいます。AWS Athenaの処理速度でビックリポンです。

今回ですが、AWSOME DAYに参加しましたので、それについて記載したいと思います。

AWSOME DAYとは!?

AWSクラウドに関する基本的な内容を 3 時間で学ぶ無料の初学者向けオンラインイベントです。

5つの講座に分かれており、デモ形式で自身のアカウントを使って触りながら学べます。

モジュール1:クラウドについて

クラウドの基本的な仕組みや、オンプレミスサーバとの違い、そしてAWSAmazon Web Services)を使うことでどんなメリットがあるのかを学ぶ内容でした。

EC2(仮想サーバ)を実際に構築するというデモ形式の説明があり、初学者には理解しやすい内容でした。

モジュール2:ストレージとデータベース

ストレージとデータベースの説明でして、ストレージについては主にAmazon S3に関する内容が中心で、実際に画像をアップロードし、署名付きURLを使って限定的にアクセスする方法を試してみました。

データベースに関しては、リレーショナルデータベース(RDB)とNoSQLの違いについて学び、特にDynamoDBについて詳しく扱いました。

モジュール3:ネットワークとセキュリティ

ネットワークとセキュリティでは、ネットワークでは、VPC(Virtual Private Cloud)、サブネット、アベイラビリティゾーン(AZ)、インターネットゲートウェイ(IGW)について、それぞれの用途や役割について順を追って学習しました。

あわせて、実際にルートテーブルを構築し、ルーティングの設定も行いました。

セキュリティの観点では、AWSの責任共有モデルを基に、AWSとユーザーのそれぞれが担う責任範囲について理解を深めました。

また、IAM(Identity and Access Management)についても学び、IAMグループ、ユーザー、ロールの違いと、それぞれの使い分けについて説明がありました。

ユーザのアクティビティを監視して記録するためにCloudTrail、コスト削減、パフォーマンスの向上でTrusted Advisorの内容もありました。

モジュール4:IoT、ML(機械学習

個人的に特に興味深かったのは、IoTや機械学習(ML)、そして宇宙関連のサービスについての内容でした。

まず、IoT関連では、AWS IoT Coreを活用したユーザーケースや、AWS IoT Greengrassについての説明がありました。

Greengrassは、クラウドに接続する際に発生するタイムラグを解消するために、工場などの現場の近くにAWSの機能を配置することで、リアルタイムな処理を可能にするサービスです。エッジコンピューティングの具体例として、非常に興味深く感じました。

次に、機械学習では、Amazon SageMakerとAmazon Rekognitionの紹介がありました。

SageMakerについては、インフラエンジニアもML基盤の構築に関与する必要がある背景やその重要性について、詳しく説明がありました。

一方、Amazon Rekognitionは、画像から年齢や表情、感情(例:幸福度)などを数値化して分析するサービスで、顔認識や横顔の解析、写真間での人物照合も可能とのことでした。

精度は約8割で、すぐに使えるレベルだそうですが、より高精度な認識が必要な場合はSageMakerを活用するとのことです。

さらに、宇宙関連のサービスとしてAWS Ground Stationの紹介もありました。これは、衛星との通信を行う地上局のインフラをクラウド上で提供するサービスで、衛星データの受信・処理・配信を効率化することが目的です。

将来的に宇宙ビジネスに携わる機会があれば、ぜひ使ってみたいと思えるサービスでした。

モジュール5:学習方法

AWS学習のためのさまざまな教材やサービスについても紹介がありました。

初心者向けには「Builders Online」といったオンラインコンテンツが用意されており、基礎的な内容を無理なく学ぶことができます。

また、有料ではありますが、「AWS Skill Builder」を利用することで、講師から直接学べるコースもあり、より深く理解を深めたい方におすすめです。

AWSランクアップガイド」では、自分のやりたいことに合わせて学習を進めることができる構成になっており、目標に向かって効率的にスキルを習得できます。

さらに、「Hands-on for Beginners」では、実際にAWSのサービスを触って体験できる無料のハンズオンが用意されており、初めての方でも安心して学ぶことができます。

加えて、AWS認定試験に向けた無料のワークショップも開催されており、試験対策として非常に役立つ内容でした。

総括

これからAWSを始める方にとっては、コンテンツが非常に豊富でわかりやすく、学びやすい内容でした。

また、すでにAWSに触れている方にとっても、復習や理解の再確認にちょうど良く、改めて気づきや学びがある構成になっています。

たとえば、Amazon S3では、データを3つの異なるアベイラビリティゾーン(Availability Zone)に分散して保存することで、高い耐久性と可用性を実現しています。SAA(AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト)試験にも登場する重要なポイントです。

ぜひ、みなさんもこの機会にAWSの世界に一歩踏み出し、楽しいクラウドジャーニーを始めてみてはいかがでしょうか。