キラッとした目元がカギ！ 韓国コスメでつくる 最旬マスクメイク

今回、最旬マスクメイクを教えてくれるのはヘアメイクのpaku☆chanさん。モデルは美容マニアとして知られる千國めぐみさんです。まずは韓国コスメについても詳しいお二人に、リサーチ法や気になるブランドについて語ってもらいました。

千國：「韓国コスメの魅力って欲しい色がすぐ手に入るってとこだと思う」
paku☆chan：「それは同意。日本に比べて回転が早いというか、開発が早いというか、新しいカラー、新しいアイテムがどんどん出てくるよね」
千國：「はやりの色がすぐに出てくるし、日本にはない色が見つかるのも韓国コスメならではでしょ」
paku☆chan：「そうだね。ところでコスメのリサーチはどうしてるの？　気になるものが出たらすぐ買う？」
千國：「私の場合、Qoo10とかインスタとかのクチコミを読みまくってから購入してる。だから、これまで大きくハズしたことがないの。クチコミってありがたいな～って思う」
paku☆chan：「私は、コロナ前は韓国に1泊2日で出かけて、明洞（ミョンドン）のお店を巡ったり、人気のカフェで化粧直ししている女の子のポーチをのぞいたりして、気になるアイテムをゴッソリ買っていたんだけど……今はそれができないので、SNSで調べて、Qoo10で買ったりしてるかな」

千國：「今、日本ではナチュラルなメイクがブームなので、韓国コスメブランドでいうと『Dinto（ディーント）』や『AMUSE（アミューズ）』あたりが程よくナチュラルで使いやすいなあって思ってるんだけど、pakuさんはどう？ 『Ameli（アメリ）』や『HOLIKA HOLIKA（ホリカホリカ）』もよさそう」

paku☆chan：「私が気に入っているのは『rom&nd（ロムアンド）』で、気になったものはだいたい買ってる。クッションファンデが優秀な『NAMING.（ネイミング）』も最近注目しているブランドのひとつ。『AMUSE』も、カラーが素敵だよね」
千國：「どれもかわいくて試してみたくなる！」
paku☆chan：「そうそう。手に取りやすい価格だから、多少の失敗は恐れずに買えるところも魅力。あと、容量が日本より少なめのブランドが多いので、ロスを気にせずに済むのもいいかな」

ここでpaku☆chanさんに質問。初心者が今韓国コスメにトライするなら、どんなメイクがおすすめですか？

paku☆chan：「マスクメイクでポイントとなるのはやっぱり目元。この春はラメ感やパール感のあるメイクがトレンドなので、アイシャドウやアイライナーで取り入れてみるのがおすすめです」
paku☆chan：「マスクが日常となったためか、最近はアイメイクをしっかりめにしている人が多いように思います。ただ、そこで色味が強いコスメを使ってしまうとちょっぴり怖い印象になりがち。韓国コスメは色味のやわらかい、ニュアンス感のあるものが多いので、そういうものを選んで、“メイク感はありながらもナチュラルなイメージ”に仕上げると今っぽい顔になれると思います」

では、paku☆chanさん厳選の韓国コスメを使って、まずはベースメイクからレクチャーしてもらいましょう。

ベースメイクはマスクが当たってはげやすいから……とつい厚塗りしてしまいがちですが、それはあまりよくないそう。

「厚塗りをしてしまうとマスクにファンデーションが付きやすくなり、逆にストレスになることも。濃くするのではなく、“薄くていねいに塗る”ことを心がけるときれいが長続きします」

「マスクメイクでは面倒な工程は省き、ベースはシンプルに済ませたいものですよね。今回使うアイテムも2つのみ。『NAMING.』のクッションファンデは薄づきでもカバー力があり、SPF50＋、PA+++としっかりした日焼け予防効果も。肌のトーンアップにもなり、これ1つで何役もこなしてくれます。クッションファンデは化粧直しがラクな点も魅力。不要な皮脂をティッシュオフしてからファンデを少量取ってポンポンと叩き込むだけでメイク直しが完了します。また、マスクメイクではパウダーが必須。パウダーが壁となって、マスクと肌との摩擦をやわらげ、ファンデの落ちも防いでくれますよ」

HOW TO

1.ファンデーションを顔全体に薄く塗る
スポンジにファンデを取り、全体的に薄く塗っていきます。小鼻まわりや口角など細かい部分は少量ずつ取り、ポンポンと叩き込むようにしてムラのないように塗りましょう。

2.ミネラルパウダーを筆でON
パウダーは太めの筆に取り、サッと粉をかぶせるようなイメージでON。パフを使うよりも筆のほうが軽くのせることができます。

アイメイクはマスクで隠れない部分だからこそしっかりと意識したいもの。目指すは“トレンド感のある優しい目元”。旬のラメ＆パールアイテムで華やかさをプラスして、マスク生活でも気分を上げましょう。

「カラーマスカラやカラー眉などもかわいいですが、働く女性が日常的に取り入れるのはハードルが高め。その点、パール感のあるカラーライナーならONの日でもちょっぴり気分を変えたいときに便利です。アイシャドウもやわらかい印象のベージュやブラウン系をベースに、ラメ感をプラスすることで大人の華やかさを演出できます」

HOW TO

1.アイホールにベースカラーを塗る
「CLIO」のパレットの、Aの淡いブラウンをアイホール全体にベースとしてON。

2.上まぶたにラメ感をプラス
同パレットのBのラメ入りベージュを、1で塗った部分に重ねるようにして塗ります。

3.下まぶたには2色をミックスしてON
1と2で使った色を混ぜ、下まぶた（涙袋より少し内側くらいまで）にチップ、またはブラシで塗ります。

4.下まぶたにベージュのラメをのせる
同パレットのCのラメ入りベージュを指先に少量取り、ポンポンとのせてなじませます。ここにきらめきをプラスすることで一気に旬顔に。

5.上まぶたにカラーラインを引く
「colorgram」のクリームライナーでアイラインを引きます。ピンクトーンのカラーでラインを引くと、目力を強めすぎず、優しい印象に仕上がります。

6.ブラウンのアイシャドウで引き締める
「CLIO」のパレットのDのブラウンを細いチップかブラシで取り、上まぶたのまつ毛のキワにアイラインっぽくのせて、目元の印象を引き締めます。

7.マスカラで軽くまつ毛を整えて完成
パキッとした印象にならないよう、少量のマスカラ液を付けたコームでまつ毛を整えるようにマスカラを塗れば、アイメイクは終了。

「眉毛は太めの並行眉がしばらく主流でしたが、マスクをすることが日常となった昨年くらいから、やや眉山を意識しつつ、素の眉に近い印象に描く眉毛が人気」とのこと。

「太すぎる眉毛や濃すぎる眉毛はバランス的に避けたいですが、ある程度存在感を残しつつやわらかく仕上げると、マスクをしていても浮くことなく目元の印象を引き立ててくれます」

「使用アイテムは2つとも『hince』のもの。ペンシルは芯が平べったい形状になっていて、ふんわりと毛を描き足せます。眉マスカラはブラシ部分がコンパクトで、眉からはみ出しにくいところが便利です」

「今季の眉は、ナチュラルな色を使って、やわらかくぼかすのがコツ。以前のようにパウダーを使ってぽわっと仕上げるよりは、スクリューブラシでぼかした後に、眉マスカラを塗って引き締めるほうが今の気分にマッチします」

HOW TO

1.ペンシルで眉を描き足す
ペンシルを使い、毛を少しずつ描き足すようなイメージで眉を描きます。太さは自眉を生かすラインで。眉山は主張しすぎない程度に描きましょう。

2.眉全体をブラシでぼかす
ブロウペンシルに付いているスクリューブラシで、1で描いた眉をやわらかな印象になるようにぼかします。

3.眉マスカラで立体感を出す
ブロウシェイパー（眉マスカラ）で、眉毛を立ち上げるようにして整えます。眉幅はそのままに、立体感が出るよう意識して。

「マスクとこすれてリップが落ちてしまう」このお悩みを解決するのは、韓国コスメの代名詞ともいえる“リップティント”です。

「“完全に落ちない”はなかなか難しいですが、ティントならこすれても唇に色が残るため、食事などの際にも慌てなくて済みます」とpaku☆chanさん。

「リップティントは一気に塗ろうとせず、少量ずつ薄く重ねづけするのがポイント。こうすることで自分好みの色に調節できます。また、リップメイクは塗る前のケアも大切。洗顔後、肌を整える際に、ケア用のリップクリームやリップバームを塗って、あらかじめ唇環境を整えておくといいでしょう。リップクリームなどを塗った直後にティントを重ねると、オイルが唇になじんでおらず、色づきが悪くなってしまうので注意して」

HOW TO

1.下色を付ける
リップ付属のチップに少量のリップティントを取り、スッと1回唇全体に薄く伸ばし、軽く色を付けます。

2.好みの色感になるまで、数回塗り重ねる
乾いてきたら同様にチップに少量を取り、スッと薄く伸ばすように重ねます。様子を見ながら好みの発色に調整して。

やわらかさの中に大人の華やかさが光る、素敵なメイクが完成しました。

今回のメイクで気になる韓国コスメは見つかりましたか？　マスクをしていても、ふだんのメイクを更新すれば気分も上向きに。春トレンドを意識したメイクで、明日の自分をもっと素敵な「私」に変えてみてはいかがでしょうか。