CUEBiC TEC BLOG

キュービックTECチームの技術ネタを投稿しております。

WordPressのプラグインの選定基準のお話

あいも変わらずWordPress系エンジニアという社内ではピーキーなスキルセットで生きてますmikihoです。
今回はWordPressプラグインについての記事で、意外とみないなーと思った、選定基準の話をしていけたらなと。

なお、今回のお話はあくまで弊社のような大量のメディアを同時運用をしている場合で、全体見渡せる立場上気をつけたほうが良さそう…
というのをせっかくなので言語化した上でまとめてみたものです。

選定基準

公式プラグインかどうか

別に、公式だから良いとか、公式じゃないから悪いと言うわけではないんのですが…
ただ管理画面からきちんと更新の有無などの確認ができる点、公式のプラグインページにて問い合わせが簡単に行えること、そもそもスムーズにアップデート対応が行えることなどを気にして、できる限り公式プラグインを選択するようにしています。

有料プラグインがたまーに購入手続きをとった上でファイルをダウンロードする形式にしてるので、流石にそこは例外とする場合もございますが。

検証されたWordPressバージョン/動作保証のされた環境設定

ここはプラグイン以外でも当たり前といえば当たり前なのですが…
現在の環境と、プラグインが動作するために必要な要件は必ず確認しましょう。

あと、ここが最新のメジャーバージョンまで検証されてなかったりするとアップデートが制限されるのであんまりお勧めしないです。

有効インストール数・サポートフォーラム

評価もちらっとみますけど、どちらかといえばこの二つの方を重点的に見るケースが多いです。

有効インストール数

これはほんと、利用ユーザーが多ければ多いほど、フォーラムに情報が落ちますからね!
実際に自分が導入してみた際のトラブルなど、意外と類似ケースをフォーラムで見つけてそこから解決策を探して…ということができるのはWordPressならではの強みなのです。

サポートフォーラム

明確にいつ相談がされて、誰が答えてるのかが見えます。

例えば、何かあるたびに製作者が対応しているのか、そうでないのか。
相談に対して反応するユーザーがいて、割と活発であればトラブルが起きてもある程度外部からの情報収集や、助けを得ることができると分かります。
質問をしてる人はいるのに回答者がいないまま数ヶ月単位で反応がないものは多少警戒します。

質問やバグ報告に対して、数ヶ月放置の上に、質問後からプラグインの更新が止まってるとなると、作者が対応するつもりが低いという可能性も考えられるのです。
今後長く使うつもりなら、一応別の代替がないかこの段階で探しておくべきですね。

更新頻度

どれぐらい間隔が空いてたら問題なんだろうか…?と日々考えてますけど、大体メジャーバージョンの対応を行っているかぐらいで見てますね。

あまり更新されてないと、こちらがWordPress本体のバージョンを上げたときに正常動作しなくなる危険性があります。
一概にどれぐらいの頻度で更新してれば大丈夫、と言い切れるラインがあるわけではないので判断が難しいところですね…
最低でも、最終更新日が1年前なんてプラグインはやめておきましょう

まとめ

大体こんな感じのところを見てます。
環境や事情によってこの基準を当てはめるわけにはいかない部分も多くあると思いますので、あくまで参考程度にしてもらえればと思います。

プラグインは選定も大事ですけど、結局のところ定期的にメンテナンスが楽にできるのかも大事になってきます。
長く運用をするつもりならば、後々自分の首を絞めることになりかねませんからね。

WordPressには便利なプラグインがたくさんあるからこそ、ついつい自分で開発するよりはとあれこれプラグインを導入しがちです。
ですが、メンテナンス工数はもちろん、突然製作者が機能の方向性を想定していない方向へ振り切る可能性だってあるためリスクはついて回ってしまいます。
なかなか運用側には理解されづらいリスクではあるものの、そう言った工数・リスクを考慮しつつプラグインは慎重に選びましょう。