2022年11月10日から2日間島根県松江市で開催されたRubyエンジニアの国際会議である「RubyWorld Conference 2022」にキュービックは出展しましたのでその概要についてレポートの続きとなります。
今回キュービックはRubyスポンサーとしてスポンサードしました。その関係でスポンサーセッションの時間をいただくことができCTOの加藤がDay2に「キュービックのエンジニアリングプロセスとエンジニア育成カリキュラム」と題して登壇しましたのでその内容についてサマリで紹介します。(前回はキーノートやブースについて紹介しました)
キャリア開発スタック
キュービックではキャリアを形成するにあたりエンジニア成長のためのスタックを定義しています。1on1を始めとするコミュニケーションのスタックから始まり、戦力編成のためのスタック、教育研修のスタックそして実戦経験を積むためのスタックとそれぞれの目的により分けておりエンジニアのキャリア志向により適切な育成施策を実施していきます。
キャリア開発
エンジニアのキャリ志向(Will)とマネジメントからミッション(Must)のベクトルを合わせるためにエンジニアにはキュービックオリジナルのキャリアマップを記載してもらいキャリア志向を言語化します。マネジメントはそのキャリアマップをもとに事業戦略や技術戦略のベクトルを合わせるためキャリア開発会議にて最大の成果を出すような目標設定やプロジェクトアサインを行います。これによりプロジェクトの成功とエンジニアの成長をもたらす仕組みです。
スキルチャート
さらに、スキルの方向性を確認するために半年ごとにスキルチャートを利用しています。まずエンジニア自身に現在の各スキルを数値化してもらいます。そして1年後、3年後の伸ばしたいスキルを数値化しレーダーチャートにビジュアル化することで、プロダクトマネジメント志向やアーキテクト志向などどの志向のスキルセットを伸ばすべきかをエンジニアとマネジメントの間で共有します。
講演アーカイブ
RubyWorld Conference 2022レポート(上)も見る
キュービックのエンジニアリング
後藤康成(ごとう やすなり)Twitter : @got
シリコンバレーのスタートアップにてプログラマーとしてエンジニアリングの経験を積む。2000年からネットエイジCTOとしてネットのゼロイチおよびベンチャー投資を担当。その後自身でフィードパスを設立しCOO、CTOを歴任しヤフーへ売却。2012年ヤフーにてソフトバンクとのインド合弁企業を設立しモバイルサービスのゼロイチ担当後、Y! mobileの事業立ち上げを統括。2016年ネオキャリアにて海外事業部CTO兼IT戦略を担当。その後インシュアテックスタートアップのCOOを経て2020年からキュービックのVPoE。2023年からアンパサンド株式会社のCEO。