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キュービックTECチームの技術ネタを投稿しております。

キュービックのIT戦略2023-2025

3月8日から10日まで2泊3日の第3回目となる技術マネージメント合宿を開催しました。その中でのメインアジェンダは3カ年の技術戦略「IT戦略2023 - 2025」を決めることでした。

そこで決まったキュービックのIT戦略2023-2025の骨子をこのブログで紹介します。

1 キュービックにおけるテクノロジーの課題解決

・テクノロジードリブンではなく、イシュードリブンであること。

課題を解決するための技術という観点で、何らかの事業課題や経営課題(事業の目的)を解決するために効果的で最適な技術を適用(検証・構築・運用)していくことが重要であると考える。

一方で課題が顕在化してから技術課題に向き合うのでは遅く、検証から適用をタイムリーに行うためには、様々な最新の技術トレンドの情報の嵐にアンテナを張る事が重要であり、あらたなる技術で解決できる課題に注目し続ける必要がある

2 メディアのプロダクト化に伴う技術標準化

この3年で実現できなかった開発プロセスや開発コンポーネントなどの標準化を実現する。今後メディアのプロダクト化や新規事業のプロトタイピング開発などをすすめるにあたり、CI/CDや新たなるCMS、さらには独自のユーザー体験を実現するためのフロントエンドテクノロジー、よりアジャイルなプロセスなどの標準化を進めていく必要がある。

3 データ分析基盤の推進

2020年にDWH構想を立ち上げてから実現までに約3年を要した。今後データドリブンなDXを実現するためにはこのDWHフレームのコマオを利用しキュービックとしてのメディア事業本部にとどまらないデータ分析基盤を実現する。

4 グループIT統制とDX推進

これまではキュービック本体を中心にセキュリティ対策やDXによる合理化を進めてきた。経営の意思としては今後子会社化やM&Aなどを含めたグループ戦略に舵取りをしていくことになる。DXを進めていく上でグループをスコープにするのは必須になりそうなるとグループ個社としてのセキュリティレベルを検討する必要がある。

5 先端技術検証と商用化

課題を解決するための技術という観点で、何らかの事業課題や経営課題(事業の目的)を解決するために効果的で最適な技術を適用(検証・構築・運用)していく

一方で課題が顕在化してから技術課題に向き合うのでは遅く、検証から適用をタイムリーに行うためには、様々な最新の技術トレンドの情報の嵐にアンテナを張る事が重要であり、あらたな技術がで解決できる課題に注目し続ける。

6 組織の健全な新陳代謝

ジュニアメンバーが中心だった2020〜2021年、シニアとミドルの採用にフォーカスした2021〜2023年でした、2023年以降は健全なエンジニア組織の新陳代謝を促進するために新卒エンジニア採用(インターンから内部登用)の仕組み、インターン、新卒の受け入れ基盤を整備する必要である。

7 キュービックのエンジニアリング(採用マテリアル)

speakerdeck.com


後藤康成(ごとう やすなり)Twitter : @got

シリコンバレーのスタートアップにてプログラマーとしてエンジニアリングの経験を積む。2000年からネットエイジCTOとしてネットのゼロイチおよびベンチャー投資を担当。その後自身でフィードパスを設立しCOO、CTOを歴任しヤフーへ売却。2012年ヤフーにてソフトバンクとのインド合弁企業を設立しモバイルサービスのゼロイチ担当後、Y! mobileの事業立ち上げを統括。2016年ネオキャリアにて海外事業部CTO兼IT戦略を担当。その後インシュアテックスタートアップのCOOを経て2020年からキュービックのVPoE。2023年からアンパサンド株式会社のCEO。