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ドライフラワースワッグの つくり方をプロが直伝! こなれ感が出る3つのコツ

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数ヶ月楽しめるスワッグは 大切な人に贈るギフトに ぴったりです

大切な人の誕生日やお祝いのとき、日頃の感謝の気持ちを込めて、温かみのある手づくりギフトで「ありがとう」を伝えてみてはいかがでしょうか。手づくりできるアイテムはいろいろありますが、ドライフラワーでつくる花飾り「スワッグ」がおすすめです。

スワッグを大きく分けると、生花を乾燥させてつくるものと、すでにできあがっているドライフラワーを束にするものの2タイプがあります。生花からつくるのは時間がかかるうえ、乾燥後の完成形をイメージするのもハードルが高めです。なので初心者さんは、初めからドライフラワーを使ってつくるのがおすすめ。

ハイセンスなスワッグが評判なドライフラワー専門店「チバセイサクショ」のオーナー・千葉里奈さんにお話を聞いてみると、「ドライフラワーのスワッグは、生花にはない味わい深さが魅力です。手頃な予算でつくれて、お手入れいらずで長く楽しめるのもいいところ。つくる人にとっても贈られる人にとってもうれしいアイテムだと思います」とのこと。「花材を選んだり、プレゼントする人のことを思い浮かべながらつくる時間も楽しいですよ」

初めからセンスよくつくるのはハードルが高そうですが、「初めての方でも、3つのポイントを押さえればぐっと“こなれ感”がある作品になりますよ」と千葉さん。
そこで今回は、千葉さんに花材の選び方からラッピングまで、おうちでできるスワッグづくりのハウツーを教わります。

  1. こなれ感が出るスワッグづくりの3ポイント
  2. 束ねるときは、完成形をイメージしながら
  3. ラッピングは3つの材料でシンプルに
  4. 贈るときに伝えたい、スワッグの楽しみ方

こなれ感が出るスワッグづくりの3ポイント

スワッグづくりは大きく分けて3ステップ。「まず花材を選んで、それらをブーケのように組んでいきます。ひもでくくったら、最後にラッピングしてできあがり。いたってシンプルな工程ですし、初心者さんでも30分ほどでできると思います」

花材をそろえるにあたっては「専門店はもちろん、最近はドライフラワーを扱っているお花屋さんやネットショップも増えているので、好みの素材が手に入りやすい」そう。
「ただ、ドライフラワーは束で販売しているお店が多いため、購入した花材が余りがち。もし余裕があったら、お友達とシェアしたりお母さんとおそろいで自分用をつくるのもありですね」

そして「こなれ感を出すには、初めの花材選びが重要」と千葉さんは続けます。押さえるべきはこちらの3ポイント。

ポイント1 2種類以上のリーフ(葉っぱ)を使う

「お花に注意がいきがちですが、スワッグはリーフが占める面積が結構広いため、1種類では見た目が単調になります。さらに葉の色味によって全体の印象も変わるため、どんな作品にしたいかイメージを固めてから選びましょう」

2つのスワッグ

ポイント2:木の実を入れる

「お花やリーフとは質感が違う木の実が入っていると、ナチュラルにおしゃれ感が出せますよ!」

ポイント3:使う花材は5種類ほどに

「種類が多いとバランスが取りにくくなるので、欲張らない方がスマートにまとまります。予算的にも、5種類であれば3500円くらいに収まりますし、材料費の負担も少ないはず」

花材はこちらの5種類

花材が決まったら、さっそくつくっていきましょう。

束ねるときは、完成形をイメージしながら

結び目にする位置を指でつまんで

葉の処理をしたら、花材を少しずつ組んでいきます。このとき「テーブルの上に、水平に置きながら進めるとつくりやすい」そう。もろいドライフラワーは折れてしまうこともあるため、「試しに組んだりはせず、頭の中で完成形をイメージしてからスタートして」と千葉さん。「途中で鏡に映したり離れて見てみたりしながら、全体のバランスをチェックしてみてください」

束ごとに段をつける

「さらに持ち手(結び目)の位置よりも上に茎が見えないように組むと、より美しく仕上がります。手よりも上の部分は、茎が見えないように段をつけながら花材で埋めていきましょう」

スワッグ全体にボリュームが出るように
茎をカット

「茎を切るときは、園芸用のハサミがあると束でもきれいに切ることができます。100均でも売っていますが、一ついいものがあると長く使えるのでおすすめ。私は生花業界に入ったばかりの頃に、先輩から頂いたものを24年間愛用しています」

RECOMMENDED ITEM!

大久保 ステンレス

大久保 ステンレス(サイズ180mm)/坂源 ¥6380(税込)

1903(明治36)年創業の「坂源」は、生花・盆栽用のハサミで広く知られているメーカー。「お花屋さんで働く人は、坂源のハサミを愛用している人が多いですね。郵送すると研いでくれるので(有料)、質を保ちながら長く使えますよ」
HP:https://sakagen.co.jp/product/bonsai/

茎を切ったら、結び目を輪ゴムで留めましょう。千葉さんいわく「輪ゴムの掛け方にもコツがある」のだそう。

輪ゴムの掛け方

「輪ゴムを何重にしても、ただ掛けるだけではつるしているうちに花材が抜けてしまいます。長く楽しむためにも、この作業は重要!」

さらにこの上から、麻ひもを掛けていきます。「輪ゴムだけでは見た目がさみしいのと、よりしっかり留めるために、麻ひもも使います」

輪ゴムを上から隠すように巻き付け

最後に、残しておいたひもの長さとそろえてカットし、上部に引っ掛けるための輪をつくればできあがり!

ラッピングは3つの材料でシンプルに

華やかなスワッグ

「ラッピングは、ギフトの要ともいえますよね。用意するものはお好みの包装紙とセロハン、リボンの3つ。セロハンはスワッグを保護するために掛けるだけなので、なくてもOKです」。セロハンは全体の半分を覆うくらい、包装紙は縦横ともにスワッグがすっぽり入るサイズにカットします。

「チバセイサクショでは高級感があるブラックの包装紙で統一していますが、母の日ですし、ピンクや花柄などの気持ちが高まる華やかなカラーもおすすめです。お母さん好みの色を選んでくださいね」

そしてせっかくなら手渡ししたいところですが、離れて暮らす人はなかなか難しいもの。その場合は宅配便で送ることができますが、ドライフラワーはとても繊細なため千葉さんはあまりおすすめしないとのこと。どうしても宅配便で送りたい場合は梱包する際に注意が必要です。緩衝材などで優しく包んでから、箱の中で動かないようにテープで固定し、残っている隙間を丸めた紙や緩衝材でしっかりと埋めましょう。宅配便店に出す際も、スワッグが入っていることを伝えるのを忘れずに。

贈るときに伝えたい、スワッグの楽しみ方

伝えておきたいスワッグの楽しみ方

ドライフラワーでつくるスワッグは、小まめに手入れが必要なのでは?と思いがちですが「特別なお手入れをする必要はありません」との返事が! ただ飾るときは、「湿気と直射日光には気をつけた方がいい」と千葉さん。「湿度が高くなるとしんなりするので、なるべく風通しのいい日陰に飾ってください。直射日光は、朝のゆるやかな陽射しに当たるだけでもすぐに退色が進んでしまいます」

ですが最近は、そうした経年変化を楽しむ人も多いのだとか。「直射日光に当たっているとだんだん枯れたような赤茶色になっていくのですが、そのヴィンテージ感ある色合いがお好きな方も多いんですよ」

「経年変化による“味”も、スワッグならではの魅力。1年ごとにプレゼントして、さまざまな趣を味わっていただくのも楽しいですよ。ドライフラワーは種類も豊富なので、皆さんの個性が出ると思います。世界に一つだけのスワッグづくりを楽しんでくださいね」

スポット情報

チバセイサクショの内観

チバセイサクショの内観

店名/チバセイサクショ

住所/東京都世田谷区池尻2-30-10-1F

営業時間・定休日/不定のためHPにてご確認ください

HP:https://chibaseisakusho.jp/

Profile

千葉里奈
チバセイサクショ オーナー

20歳から生花の世界に入り、2016年にドライフラワー専門店「チバセイサクショ」として独立。現在はウェディングをはじめ、スワッグやブーケ、装飾のオーダーまでを一人で担っている。Webショップでドライフラワーを使ったタペストリーやスワッグなどのギフトも販売。店舗では、不定期でプライベートワークショップも開催中。
Instagram:https://www.instagram.com/chibaseisakusho/

取材・文/金城和子 構成/大倉詩穂(Roaster) 撮影/藤井由依

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