コーヒーキャニスターのおすすめ10選!バリスタが香りや鮮度を長持ちさせるおしゃれな商品の選び方を解説

コーヒーキャニスターのおすすめ10選!バリスタが香りや鮮度を長持ちさせるおしゃれな商品の選び方を解説

「気密性の高いおすすめのコーヒーキャニスターが知りたい」
「おしゃれなコーヒーキャニスターが欲しい」

自宅で新鮮なコーヒー豆を使って、淹れたてのコーヒーを楽しむ時間は格別。コーヒー豆の鮮度を保つために役立つのが「コーヒーキャニスター」です。

この記事では、ジャパンハンドドリップチャンピオンシップで3位になった実績のある、バリスタの井川鉄平さんに、コーヒーキャニスターの選び方について教えていただきました。

<バリスタが教える! コーヒーキャニスター選びのポイント>

  • 長期保存するなら、気密性の高いタイプがおすすめ
  • 1ヶ月に使う量よりもやや多くコーヒー豆を保存できる容量のものを選ぶ
  • 遮光性の高い素材を選べば、コーヒーが劣化しにくい

記事の後半では、井川さんおすすめのコーヒーキャニスター10選コーヒーキャニスターを買う前に知っておきたいポイントも紹介しているので、参考にしてみてください。

コーヒーキャニスターのおすすめ10選
メーカー
商品名
KINTO HARIO 下村企販 prepara MiiR Planetary Design Zwilling ANKOMN TIGHTVAC Fellow
BOTTLIT キャニスター 600ml Glass Canister KOGU珈琲考具 キャニスター イヴァーク M ロングハンドル Coffee Canister AIRSCAPE Coffee Canister Small 4inch FRESH&SAVE真空保存コンテナ L 密閉容器 Everlock 1.2L バキュームコンテナ 0.29L Atmos Vacuum Canister 1.2L
KINTO|BOTTLIT キャニスター 600ml HARIO|Glass Canister 下村企販|KOGU珈琲考具 キャニスター prepara|イヴァーク M ロングハンドル MiiR|Coffee Canister Planetary Design|AIRSCAPE Coffee Canister Small 4inch Zwilling|FRESH&SAVE 真空保存コンテナ L ANKOMN|密閉容器 Everlock 1.2L TIGHTVAC|バキュームコンテナ 0.29L  Fellow|Atmos Vacuum Canister 1.2L
参考価格(税込) 2420円 2700円 4070円 4280円 5390円 5612円 1980円 4290円 1760円 6160円
フタのタイプ 気密 気密 気密 変位 変位 変位 真空 真空 真空 真空
容量 600ml 800ml 400ml MIDIUM(約680ml) 約354ml Small 4inch(約946ml) L(2.3L) 1.2L 290ml 1.2L
おもな素材 ガラス、コルク ガラス、木 ステンレス ガラス、ステンレス、樹脂 ステンレス ステンレス、樹脂 樹脂 樹脂 ポリスチレン ステンレス、樹脂
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
WOODBERRY COFFEE バリスタ
井川鉄平さん
井川鉄平
コーヒー豆の生産から抽出までこだわったコーヒーとヴィーガンやオーガニックのブランチを提供する、スペシャルティコーヒーの専門店「WOODBERRY COFFEE」用賀店の店長を務める。国内のバリスタたちが競い合う「ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ2020(JHDC)」では、3位に入賞。日々、質の高いコーヒーを提供し、店にはファンが多く訪れている。

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目次

バリスタが教える!

コーヒーキャニスターの選び方

「ガラス製のキャニスターは、外から残量が見えやすいので管理がしやすいです」と井川さん

「ガラス製のキャニスターは、外から残量が見えやすいので管理がしやすいです」と井川さん

コーヒーキャニスターはフタのタイプ、サイズ、素材などの種類がさまざまです。さらに、湿気や空気を遮断するための機能がプラスされているものもあります。

コーヒー豆の風味を損なわずに、鮮度をキープしたまま保存するには、どういったものを選べばいいのか、井川さんに伺いました。

長期保存するなら気密性の高い真空タイプのフタがおすすめ

油分を含んでいるコーヒー豆は、空気に触れていると油の酸化が進み、劣化して風味が落ちてしまいます。それを防ぐのが、空気をシャットアウトするフタの役割です。

コーヒーキャニスターは、フタの形状や機能性によって密閉タイプ、真空タイプ、変位タイプの3つに分けることができ、それぞれ気密性などが異なります。

<フタのタイプと特徴>
タイプ 密閉タイプ 真空タイプ 変位タイプ
画像 密閉タイプ 真空タイプ 変位タイプ
気密性
さんかく
低い
はなまる
高い
まる
やや高い
特徴 ・パッキンや二重フタなどで、外から空気が入るのを防ぐ
・中に残る空気は追い出せないため、コーヒー豆が空気に触れやすい
・シンプルな構造で手入れが簡単
・安価で材質やデザインが豊富
・フタに空気を抜く機能があり、真空、もしくは真空に近い状態にできる
・空気を強制的に抜くため、コーヒー豆が空気に触れない
・パーツが多く特殊な構造のため、細かな手入れが必要になる
・高価で材質やデザインは限られる
・フタが上下に動かせ、空気を押し出す機能が付いている
・真空タイプと比べると、コーヒー豆が空気に触れやすい
・真空タイプと比べると手入れは簡単
・やや高価で材質やデザインが選べない

密閉タイプはシンプルさゆえに気密性が低いため、コーヒー豆の消費が早い人向き。真空タイプは、フタが電動で自動的に中の空気を抜くものや、付属のポンプで中の空気を抜くものがあります。その分、手入れや管理には手間がかかりますが、コーヒー豆の鮮度は長く保てるため長期保存向きです。

 フタが密閉タイプのコーヒーキャニスターは気密性が低いものの、扱いやすいというメリットがある

フタが密閉タイプのコーヒーキャニスターは気密性が低いものの、扱いやすいというメリットがある

変位タイプは、密閉タイプと真空タイプのハイブリッドのような位置づけ。空気を押し出す機能が備わったフタを中身のかさに合わせて動かすことで、コーヒーキャニスターの中を真空に近い状態にします。真空タイプほどではないもののコーヒー豆は劣化しにくく、手入れや管理も簡単です。

1ヶ月分よりもやや多く保存できる容量のものを選ぶ

キャニスターは、1ヶ月で消費する量よりやや多めのコーヒー豆(粉)が入るサイズを選ぶのがおすすめ

キャニスターは、1ヶ月で消費する量よりやや多めのコーヒー豆(粉)が入るサイズを選ぶのがおすすめ

コーヒーキャニスターの容量は、ふだんのコーヒー消費量をもとに考えましょう。パッケージ開封後、コーヒー豆なら1ヶ月、挽いた粉の状態なら10日以内に使い切るのが、おいしく飲める期間の目安です。

マグカップ1杯分(240ml)のコーヒーを淹れる場合に使うコーヒー豆(粉)の量は、16gほどです。それを目安にして、コーヒーキャニスターの適切な容量が計算できます。

ただし、コーヒーキャニスターの容量は、ml=gではないので注意してください。容量(ml)のおおよそ1/4が、コーヒー豆や粉(g)の入る量になります。例えば800mlの容器なら、およそ200gのコーヒー豆(粉)が入ります。

コーヒーキャニスターに必要な容量の計算方法

  • 毎日マグカップでコーヒーを1杯飲む場合
  • マグカップ1杯(240ml)のコーヒー豆の量(16g)×1日に飲む杯数×1ヶ月(31日)

    16g×1杯×31日(1ヶ月)=496g

    1ヶ月に496gのコーヒー豆(粉)を消費するため、

    496g×4=1984ml

    2L程度がコーヒーキャニスターの必要な容量になる
    ※コーヒー粉の場合、必要な容量は640ml(10日分で算出)

コーヒー豆は品種や焙煎の度合いによって大きさや重さが異なるため、必要な容量よりやや大きめのコーヒーキャニスターを選ぶと、さまざまなコーヒー豆に対応できます。大きすぎる容量のものを選んでしまうと、空気に触れる量が大きくなり酸化が進んでしまうので注意してください。

遮光性の高いステンレスや陶器、ホーローのものを選べばコーヒー豆が劣化しにくい

遮光性の高い素材を選ぶとコーヒー豆(粉)は劣化しにくいが、中身が見えないので残量の管理は注意が必要

遮光性の高い素材を選ぶとコーヒー豆(粉)は劣化しにくいが、中身が見えないので残量の管理は注意が必要

コーヒー豆は、紫外線をはじめとする光の影響によっても劣化が進んでしまいます。直射日光はもちろんのこと、蛍光灯の光も大敵です。コーヒー豆の鮮度をできるだけ保ちたい場合は、遮光性の高いステンレスや陶器、ホーロー、木などの素材のものがおすすめです。

おしゃれなものを探している人には、ガラス製がおすすめ。中のコーヒー豆が見えるコーヒーキャニスターなら、インテリア小物としても活用できます。透明なガラスや樹脂などでも、光の届かない暗所に置くことで、光の影響を防げます。また、ガラスや樹脂の商品には、コーヒー豆の劣化を防ぐためにUVカット加工がされているものもあります。

バリスタが厳選!

おすすめのコーヒーキャニスター10選

バリスタ・井川さんがおすすめするコーヒーキャニスター10点をご紹介します。機能性が高いものやおしゃれなものを中心にピックアップしていただきました。

コーヒーキャニスターのおすすめ10選
メーカー
商品名
KINTO HARIO 下村企販 prepara MiiR Planetary Design Zwilling ANKOMN TIGHTVAC Fellow
BOTTLIT キャニスター 600ml Glass Canister KOGU珈琲考具 キャニスター イヴァーク M ロングハンドル Coffee Canister AIRSCAPE Coffee Canister Small 4inch FRESH&SAVE真空保存コンテナ L 密閉容器 Everlock 1.2L バキュームコンテナ 0.29L Atmos Vacuum Canister 1.2L
KINTO|BOTTLIT キャニスター 600ml HARIO|Glass Canister 下村企販|KOGU珈琲考具 キャニスター prepara|イヴァーク M ロングハンドル MiiR|Coffee Canister Planetary Design|AIRSCAPE Coffee Canister Small 4inch Zwilling|FRESH&SAVE 真空保存コンテナ L ANKOMN|密閉容器 Everlock 1.2L TIGHTVAC|バキュームコンテナ 0.29L  Fellow|Atmos Vacuum Canister 1.2L
参考価格(税込) 2420円 2700円 4070円 4280円 5390円 5612円 1980円 4290円 1760円 6160円
フタのタイプ 気密 気密 気密 変位 変位 変位 真空 真空 真空 真空
容量 600ml 800ml 400ml MIDIUM(約680ml) 約354ml Small 4inch(約946ml) L(2.3L) 1.2L 290ml 1.2L
おもな素材 ガラス、コルク ガラス、木 ステンレス ガラス、ステンレス、樹脂 ステンレス ステンレス、樹脂 樹脂 樹脂 ポリスチレン ステンレス、樹脂
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

スプーンを使わなくても中身が取り出せる KINTO|BOTTLIT キャニスター 600ml

KINTO|BOTTLIT キャニスター 600ml

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

シンプルな形の耐熱ガラス製キャニスター。さまざまなインテリアになじむナチュラルなデザインがすてきです。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

サイズ(口径×幅×高さ) 55×80×210mm
重さ 200g
フタのタイプ 気密
容量 150ml、300ml、600ml
おもな素材 ガラス、コルク

※価格は税込です

「KINTO(キントー)」は滋賀県で創業したメーカー。「使い心地」と「佇(たたず)まい」が調和するものづくりを目指し、テーブルウェアやドリンクウェア、インテリア雑貨を展開しています。

ボトル型のユニークなキャニスターは、スプーンなどを使わなくても、片手で容器を傾ければ中身を取り出せる便利な構造。コルクとガラスの質感に、曲線のやわらかなフォルムも魅力的です。

扱いやすい定番のシンプルな形 HARIO|Glass Canister

HARIO|Glass Canister

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

中のコーヒー豆がよく見えるので、お客様にコーヒー豆を見てもらうために店でも使っています。オリーブウッド製のフタには防汚コートが施されており、汚れにくい点も良いです。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

サイズ(口径×幅×高さ) 96×102×138mm
重さ 約400g(個箱含む)
フタのタイプ 気密
容量 800ml
おもな素材 ガラス、木

※価格は税込です

「HARIO」は、東京都にある耐熱ガラスメーカー。品質に定評のあるガラス製品には、コーヒー関連の器具も多数ラインアップされています。ナチュラルな素材にこだわったコーヒーキャニスターは、オリーブウッドと耐熱ガラスの組み合わせです。

シンプルな円筒型はコーヒーの出し入れも楽で、洗いやすい。また、中身が見えやすく残量が一目でわかります。

職人が作るメイドインジャパンのキャニスター 下村企販|KOGU珈琲考具 キャニスター

専門家のおすすめポイント

金物で有名な燕三条のプロダクト。職人が作り出す丸みのあるデザインと、高級感のあるメタリックな質感はさすがです。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

出典:Amazon

サイズ(口径×幅×高さ) 79×79×114mm
重さ 165g
フタのタイプ 気密
容量 400ml、720ml
おもな素材 ステンレス

※価格は税込です

新潟県の歴史ある金属加工の町、燕三条のメーカー「下村企販」が展開する、コーヒーを楽しむために考えた道具のブランド「珈琲考具」。メタリックな外観がクールなキャニスターは、地元の職人が細部までていねいに仕上げています。

ステンレスのボディは光を遮断し、精巧なフタは密着性が良いため気密性が高く、コーヒー豆の鮮度を保ちます。片手で持ちやすいサイズで凹凸が少なく、手入れがしやすいと人気です。

スマートに空気を抜いて保存できる prepara|イヴァーク M ロングハンドル

prepara|イヴァーク M ロングハンドル

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

容量が少なくなってくると、フタを押し込むのがやや大変ですが、空気の排出は問題なくできます。残量がわかりやすいのも便利です

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

サイズ(口径×幅×高さ) 約95×95×150mm
重さ 約453g
フタのタイプ 変位
容量 MIDIUM(約680ml)、LARGE(46oz/約1.3L)
おもな素材 ガラス、ステンレス、樹脂

※価格は税込です

アメリカのキッチンツールブランド「prepara」のハンドル付きキャニスター。変位型のキャニスターは、ハンドルで押し下げるだけでフタに付いたエアバルブにより容器内の空気が抜けます。開ける際も、ハンドルでフタを引き上げるだけなので簡単です。

食品に触れる部分はにおい移りがしにくいガラスと、特別なステンレス。ガラス部分は食器洗浄機で洗うことができ、フタはステンレス部分を取り外して洗うことができます。

金属特有のにおいや味のしない特別なステンレススチールを使用 MiiR|Coffee Canister

専門家のおすすめポイント

とても堅牢な作りのステンレス製で、デザインも良い。内ブタを落とし、ハンドルを倒すと空気が押し出され密閉できるタイプです。 ハンドルを倒す際に、内ブタが傾きやすいので注意しましょう。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

出典:Amazon

サイズ(口径×幅×高さ) 約96×96×165mm
重さ 454g
フタのタイプ 変位
容量 約354ml
おもな素材 ステンレス

※価格は税込です

「MiiR」は、最小限、持続可能、機能的、永続的の4つに重点を置いて設計された製品をリリースしている、アメリカのブランド。シンプルなデザインながら高性能なキャニスターは、ブランドの誠実さを物語っています。

アコーディオンのような内ブタが内部の空気を圧縮して酸素を排出し、コーヒー豆の風味を保ちます。金属特有のにおいがしない、18/8メディカルグレードのステンレススチールを使用し、耐久性にも優れています。

アメリカで特許を取得しているコーヒーキャニスター Planetary Design|AIRSCAPE Coffee Canister Small 4inch

専門家のおすすめポイント

内ブタの作りが精密で、スムーズに空気を排出しながら密封できます。直径が大きめなので、手が大きい方でもストレスフリー。デザインも良く、とても親切なキャニスターです。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

出典:Amazon

サイズ(口径×幅×高さ) 約127×127×102mm
重さ
フタのタイプ 変位
容量 Small 4inch(32oz/約946ml)、Medium 7inch(64oz/約1.9L)
おもな素材 ステンレス、樹脂

※価格は税込です

アメリカのコーヒー器具メーカー「Planetary Design」が展開する、AIRSCAPEシリーズのキャニスターです。

アメリカで特許を取得している内ブタの構造が特徴。2ウェイバルブ構造のフタが特徴で、フタを押し込むことで空気と余分な湿気を排出できます。本体部分は、レストランの調理器具などでも使われる高品質なステンレススチールを使用しています。

真空タイプのコーヒーキャニスターとして使える Zwilling|FRESH&SAVE 真空保存コンテナ L

Zwilling|FRESH&SAVE 真空保存コンテナ L

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

コーヒー専用ではないものの、真空タイプのコーヒーキャニスターとして使用可能。専用のポンプで空気を抜くことができます。サイズの選択肢も豊富です。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

サイズ(幅×奥行×高さ) 144×214×128mm
重さ 520g
フタのタイプ 真空
容量 S(400ml)、M(1.1L)、L(2.3L)
おもな素材 樹脂

※価格は税込です

およそ290年の歴史をもつ、ドイツの老舗キッチンウェアブランド「Zwilling」。食品を保存するコンテナもさまざまな種類をリリースしている、日本でも人気が高いブランドです。

コーヒー豆の保存に使用したいのが、真空保存コンテナ。用途が広いシンプルな形で、冷凍保存や食器洗浄機にも対応しているのはうれしいポイントです。プラスチック製の他に、ガラス製のものもあります。

ダイヤルをひねるだけで酸素をシャットアウト ANKOMN|密閉容器 Everlock 1.2L

ANKOMN|密閉容器 Everlock 1.2L

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

フタに付いたダイヤルを回すだけで空気が抜ける構造。手入れや管理が簡単で、サイズも豊富です。UVカット加工が施されていて、比較的安価なのも良いですね。フタを分解して洗うのがやや大変です。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

サイズ(幅×奥行×高さ) 105×105×205mm
重さ
フタのタイプ 真空
容量 300ml、600ml、1.2L、1.5L、2.4L
おもな素材 樹脂

※価格は税込です

ANKOMNは、世界各国に展開するインターナショナルなキッチンツールブランド。製品はすべて台湾で製造。デザインだけでなく、実用性を重視した商品づくりが特徴です。

高気密な密閉容器は、容器の内側を減圧状態にしてフタと容器を密着させる仕組み。留め具がないので、開閉が簡単です。UVカット加工で紫外線をほとんど遮断してくれるので、中身が見える構造でもコーヒー豆が劣化しにくくなっています。

高い気密性で置く場所を選ばない TIGHTVAC|バキュームコンテナ 0.29L

TIGHTVAC|バキュームコンテナ 0.29L

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

フタの作りが精密で、気密性が高いキャニスター。サイズやカラーが豊富なことに加えて、安価なのも良いですね。遮光性がある商品もあるので、保存場所を選びません。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

サイズ(口径×幅×高さ) 75×75×95mm
重さ 80g
フタのタイプ 真空
容量 60ml、120ml、290ml、570ml、800ml、1.3L、3.8L
おもな素材 ポリスチレン

※価格は税込です

「Tightvac」は、アメリカのフードコンテナブランド。気密性、耐水性、防臭性に優れたバキュームコンテナは代表的な商品です。フタにあるボタンを押すだけで容器の中の空気や湿気を追い出せる独自の機能は、アメリカで特許を取得済みです。

樹脂素材のため扱いが簡単で、気密性が保たれているため食器棚や冷蔵庫の中でもにおい移りが少ない商品です。また、湿度の高い熱帯の気候から、乾燥した寒い山脈地帯の気候、暑い砂漠の気候まで、幅広い気候条件に対応しています。

ひねるだけで真空状態をつくり出せる Fellow|Atmos Vacuum Canister 1.2L

専門家のおすすめポイント

フタを左右にひねることで、空気と湿気を外側へ排出できる。ステンレス製の洗練されたデザインがかっこいいですね。高性能な分、かなり高価なのはデメリット。

井川鉄平さん

WOODBERRY COFFEE バリスタ

井川鉄平さん

出典:Amazon

サイズ(口径×幅×高さ) 110×110×175mm
重さ
フタのタイプ 真空
容量 400ml、700ml、1.2L
おもな素材 ステンレス、樹脂

※価格は税込です

「Fellow」は、アメリカ・サンフランシスコ発のコーヒープロダクト企業。美しさと機能性を妥協なく追求した、魅力的な製品を次々とリリースしています。

コーヒーキャニスターのシリーズ「Atmos」は、シンプルなコロンとしたフォルムがかわいらしい商品。ひねるだけの簡単な動作で、真空状態をつくることが可能。遮光性の高いステンレス素材の他に、中身が見えるガラス素材の商品もあります。

コーヒーキャニスターを買う前に知っておきたいポイント

「コーヒーキャニスターは見ていて気分が上がるデザインを選ぶと、コーヒーを淹れるのも楽しくなります」と井川さん

「コーヒーキャニスターは見ていて気分が上がるデザインを選ぶと、コーヒーを淹れるのも楽しくなります」と井川さん

コーヒーキャニスターを買う前に知っておきたいポイントについて、井川さんに伺いました。

保管するときはコーヒー豆が嫌う直射日光と水気は避ける

コーヒー豆(粉)が特に嫌うのは、直射日光と水気です。直射日光が当たると紫外線の影響でコーヒー豆が劣化してしまううえに、太陽の熱によってさらに劣化を早めてしまいます。また、コーヒー豆は水に触れた途端に抽出が始まってしまうため、水気があると風味が急速に落ちてしまいます。

そのため、コーヒー豆を入れたキャニスターは湿度の低い日陰に保管するのがベストです。ただし、光が当たらなくても、シンク下は湿度が高いので避けましょう。日陰になるとどうしても湿気が気になる環境の場合は、除湿剤と一緒に保管するのも一つの方法です。

遮光性のないガラスや樹脂素材の場合は、光の入らない暗い場所に保管するとよい

遮光性のないガラスや樹脂素材の場合は、光の入らない暗い場所に保管するとよい

におい移りのしやすさは素材によって差がある

コーヒー豆は、味はもちろんですが、香りも非常に重要です。そのため、他の食材や洗剤など、香りの強いものの近くで保管するのは避けましょう。コーヒー豆はコーヒーキャニスターに入れて冷蔵庫での保存が可能ですが、におい移りしやすい環境なので避けた方が無難です。

また、コーヒー豆の香りを保つためにはコーヒーキャニスターの素材も大切。ステンレスやスチールなどの金属、木、パッキンに使われるシリコンやプラスチックなどの樹脂は、におい移りがしやすい素材のため注意が必要です。反対に、におい移りしにくい素材はガラスや陶器、ホーローです。種類の違うコーヒー豆に入れ替えるときも残った香りを洗い落としやすく、手入れが楽です。

コーヒーキャニスターはインテリアの一部になる

コーヒーキャニスターを部屋に置く場合は、インテリアとの統一感にもこだわりたい

コーヒーキャニスターを部屋に置く場合は、インテリアとの統一感にもこだわりたい

コーヒーキャニスターを使うメリットの一つは、コーヒー豆の劣化を防ぎ、味や香りを守りながら保存できること。さらにもう一つは、インテリアとして部屋に置いても楽しめることです。

部屋の見えるところにコーヒー豆を保管する場合は、コーヒーキャニスターに入れ替えた方がインテリアになじみ、スマートな保管方法です。コーヒーキャニスターの性能も大切ですが、見ていて気分が上がるデザインのものを選ぶとよいでしょう。

コーヒーキャニスターに関するQ&A

最後に、コーヒーキャニスターに関するよくある疑問について井川さんにお答えいただきました。

Q. コーヒーキャニスターは冷蔵庫で保管しても大丈夫?

冷凍庫から出した後は、結露や低温で抽出がうまくできないことがあるため、注意が必要

冷凍庫から出した後は、結露や低温で抽出がうまくできないことがあるため、注意が必要

A. 大丈夫です。しかし、におい移りしやすい冷蔵庫より、冷凍庫がよいでしょう。冷凍するときには密封、可能なら真空保存がおすすめです。特にガラスは、冷凍庫から出すときに割れやすくなっています。急激な温度変化に気をつけてください。

また、コーヒーの粉が冷たすぎるとコーヒーを抽出する湯の温度を下げてしまい、うまく抽出できない原因になります。そのため、冷凍したコーヒー豆(粉)はコーヒーを淹れる前に解凍が必要。しかし、解凍する際に結露が生じると、コーヒー豆の風味が損なわれるので注意しましょう。

Q. キャンプにコーヒー豆(粉)を持っていくとき、コーヒーキャニスター代わりになるものはある?

A. チャック付きの保存袋がおすすめです。使う分だけのコーヒー豆を入れ、できるだけ空気を抜いて持っていくとよいでしょう。持ち帰る際にもかさばりません。

コーヒーミルを持って行かずに、使う分だけのコーヒー粉を持っていくのも便利

コーヒーミルを持って行かずに、使う分だけのコーヒー粉を持っていくのも便利

Q. コーヒー豆の種類ごとにコーヒーキャニスターの素材は使い分けた方がよい?

A. 特に使い分ける必要はありません。ただし、油分の多い豆の場合には、木製のコーヒーキャニスターを使うとシミになったり、においが残ったりしやすいので気をつけましょう。

Q. コーヒーキャニスターのお手入れ方法は?

A. 同じ種類のコーヒー豆を入れ続ける場合には、コーヒーキャニスターを洗剤で毎回洗う必要はありません。しかし、入れ替えるときには内側についたコーヒー豆の油分をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取りましょう。そのままにしておくと、油分が酸化して劣化の原因になります。

種類が異なるコーヒー豆に入れ替える場合には、しっかり洗って乾かしましょう。前のコーヒー豆のにおいや洗剤のにおいが残っていないか確認してから、使用するようにしてください。

コーヒーキャニスターの中に湿気が残らないように、洗ったらしっかり乾かそう

コーヒーキャニスターの中に湿気が残らないように、洗ったらしっかり乾かそう

コーヒーキャニスターのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではコーヒーキャニスターの売れ筋ランキングを見ることができます。

どれを買おうか迷ったときは、売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

  • 長期保存するなら、気密性の高い真空タイプに注目
  • 1ヶ月分よりもやや多く保存できる容量を選ぶ
  • 遮光性の高いステンレスや陶器、ホーロー素材のものなら、コーヒー豆が劣化しにくい
  • コーヒー豆の香りを保つには、におい移りしにくいガラスや陶器、ホーロー素材がおすすめ
  • 保管するときは、コーヒー豆が嫌う直射日光と水気を避ける

今回はバリスタの井川さんにお話を伺い、コーヒーキャニスターを選ぶときのポイントやおすすめの製品などをご紹介しました。

コーヒーキャニスターは、コーヒー豆の香りや味をキープしながら、スマートに収納ができおしゃれなインテリアにもなります。ぜひ、この記事の内容を参考にコーヒーキャニスターを選んで、おうちでコーヒーを楽しんでください。

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