自分も環境も豊かになれる暮らし
その鍵は北欧式収納とエシカルなもの選び
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日々の暮らしを自分らしく楽しむ人のキッチンを訪ねて、そのキッチンを構成するこだわりの愛用品を紹介してもらう「理想の台所の住人が選んだ、珠玉のキッチンツール図鑑」。
今回ご登場いただくのは、北欧式整理収納プランナーのSAYAさん。サステナブルかつ機能的でありながらも心弾む、北欧式の豊かな空間づくりの秘密とは?
北欧式整理収納とゴミを減らす工夫で見た目も気持ちもすっきり、心が和むキッチンに
神奈川県郊外にあるSAYAさんの自宅キッチンは、白を基調としたごくシンプルなつくり。すっきり整った空間に、愛らしい北欧デザインのアイテムが心弾む彩りを演出しています。SAYAさんが現在のキッチンをつくるうえで、まず取り入れたのが、北欧のライフスタイルをお手本に、心の豊かさを大切にした「北欧式整理収納術」
「北欧式整理収納術」は、ただ機能的で片付いた空間を目指すのではなく、視覚的にも美しく、暮らしに潤いを与えてくれる空間づくりのこと。
「もともと北欧の食器や雑貨が好きで、気に入ったものを長く使い続ける北欧のサステナブルなライフスタイルにもひかれていました」
「ものを捨てるのが苦手なので、質の良いお気に入りのものを長く使いつつ、キッチンでもなるべく環境にやさしい、ゴミにならないものを選ぶようにしています。ラップやペーパータオルを使わないと聞くと、ストイックに感じるかもしれませんが、さらしは洗濯機で洗えば手間もないし、使い捨ての生活をやめると気分がいい。ゴミ捨てもラクになるし、買い出しの手間も減る。ストック場所も取らない。エコを実践するようになって、実は家事がぐんとラクになりました」とのこと。
「なるべく環境に配慮しつつ、好きな北欧デザインに囲まれて心地よく過ごせることを大事にしています」
“好き”と機能性が融合したSAYAさん流キッチンのつくり方
すっきり整いながらもお気に入りのアイテムで彩られたSAYAさんのキッチンを大公開。ベースはごく一般的なシステムキッチンですが北欧風の飾り棚をアクセントに。収納アイテムはホーローやリサイクルガラスで統一して、目にもナチュラルな心地よさを演出しています。
キッチンは家の中でも長い時間を過ごす場所だからこそ、心地よくいられるように。SAYAさんは余計なものは極力置かず、常にすっきりした状態を心掛けているそう。
「ものを置かないと作業も掃除もしやすいし、片付いた状態をキープしやすいので、おのずと機能的で心地よいキッチンになるんです」
そのうえで、飾り棚にお気に入りのアイテムを飾るなど、心が豊かになれる工夫を楽しむのが、SAYAさん流・キッチンのつくり方。
「空間が整っているとお気に入りのアイテムも映えるし、収納もインテリアの一部だと思うので、保存容器や収納用品を選ぶときは機能性だけでなく、見た目の美しさにもこだわってます。好きなものが目に入るとキッチンにいる時間が楽しくなるし、家事のモチベーションも上がりますよ」
SAYAさんのキッチンをつくるアイテム図鑑
サステナブルで心地いい暮らしを実践する SAYAさんのキッチンに欠かせないアイテムを厳選紹介。“シンプルで多用途に使える”のが、SAYAさん流のこだわりポイントです。
洗剤なしで使えて土に還る、へちまのキッチンスポンジはキュートな見た目もポイント。
ステンレスのソープホルダーは脱プラ+スマートなビジュアルがお気に入り。
開封済みの食材をまとめて収納。カウンターがすっきり片付くだけでなく、フードロス予防にも。
においや汚れがつきにくく、見た目にも清潔感のあるホーローケース。使用したさらしを放り込んで、そのまま煮洗いもできる優れもの。
キッチンの掃除は自家製アルコールスプレーをシュッとして拭くだけ。ガラスボトルなら脱プラなうえにストックも不要。
リサイクルガラスを使用したWECKの瓶は、食品の保存はもちろん、雑貨としても家中で活躍する。
野菜の水分を拭いたり、お皿をラップしてレンチンしたり、万能に活躍。ミシン目があるので、必要なときにさっと使いやすい。
大人かわいいデザインにひとめぼれして、長く愛用中のパラティッシ。丈夫で使い勝手がいいから、子どもがいても毎日気兼ねなく使える。
ブレンダーを使えば、手づくりのソースやマヨネーズもらくらく。最近は、生米パンづくりにも活躍している。
やっと出会えたマストアイテムは北欧アイテムとなじむ「グリーンパン」のフライパン
「長く使い続けられる、高品質で愛らしいデザイン」をテーマに、キッチンのものを選んでいるSAYAさん。けれどもフライパンに関しては、その両方を満たしてくれるものになかなか出会えずにいたそう。
「フッ素樹脂加工のフライパンは劣化すると健康への影響が気になるけれど、頻繁に買い換えるのも抵抗がある。品質が高く安全で、デザイン的にも愛せるものをずっと探していて、ようやく出会えたのが『グリーンパン』のメイフラワーシリーズのフライパンでした」
メイフラワー フライパン
天然木のハンドルやクラシカルな色合いで、思わず料理が楽しくなるかわいさ
SAYAさんの心をとらえたのが北欧の森をイメージさせる、絶妙なグリーンと白木のハンドルです。
「ナチュラルなテイストが好きなので、ボディが赤や青のフライパンには抵抗があったんですが、かといって黒もクールすぎるし、このグリーンは理想的! 丸みをおびたフォルムも愛らしくて、毎日の料理がとても楽しくなりました」
ハンドル部分は天然木で使い込むほどに風合いが豊かに変化するのも、愛着が湧くポイントです。
環境にやさしく、家族の健康にも安全なセラミックコーティング
「グリーンパン」は世界で初めてフッ素樹脂を使わないノンスティッククックウエアを開発したベルギーのブランド。フライパンに使用されている「Thermolon™(サーモロン)」は有害なPFAS(有機フッ素化合物)をいっさい使用しない、特許取得のセラミック・ノンスティックコーティング「Thermolon™(サーモロン)」。
「耐久性が高くコーティングが長持ちするので、頻繁に買い換える必要がなく、長く愛用できるのが理想的でした。グリーンパンのフライパンは二代目で、かれこれ一年以上使っていますがコーティングが剥げて食材がこびりつくこともなく、使い勝手も最高です」
炒めものはもちろん、深さがあるので汁物料理もこれ一つ
SAYAさんがメインに使用している「ウォックパン」は、直径28cmで深さがあるので四人家族分のおかずも、これ一つでOK。汁気の多い料理にも活躍します。
「四人分のチャーハンやパスタを一度につくれるサイズのフライパンは意外とないので、その点でも理想的。子どもが大きくなっても使い続けたいですね」
あまりに気に入ったため、SAYAさんはサイズ違いのフライパンやキャセロールなど、シリーズ一式をそろえて愛用しているそう。
心を満たして環境にもやさしいアイテムを選び抜いてたどり着いた、SAYAさんの理想のキッチン
エコアイテムを選ぶ際は、シンプルで汎用性の高いデザインを選ぶことも、楽しく続けられるポイントだそう。
「例えば、生ゴミを入れているホーローポットは、以前は冷蔵庫で味噌ストッカーとして使っていたものなんですが、真っ白でかわいいから、カウンターに置いていても違和感がないし、むしろかわいい(笑)。WECKの瓶もシンプルでかわいいから、茶葉やスパイスも雑貨感覚で飾れるし、花瓶にも使えるんです」
デザイン的にも用途的にも汎用性が高いと、今の方法で使わなくなっても別の方法で使えるから、ゴミにならない。
「そもそもカゴや瓶など、エコなアイテムは素朴でかわいいものが多いし、特にエコを意識しなくても、自分が愛せるものを選べば、結果、長く使い続けられると思います」
サステナブルで豊かな暮らしは、「心地よさ」を追求したキッチンから生まれる
機能性やエコと、目にするたび豊かな気持ちになれるビジュアル的な美しさ。理想のキッチンをつくるうえで、どちらを重視すべきかは悩ましい部分ですが、SAYAさんのキッチンは、その両方の要素がごく自然に同居しています。
素敵なものが簡単に手に入るようになった昨今では、油断するとモノがどんどん増えて、空間も心も乱れがち。だからこそ、シンプルで汎用性の高いアイテムを長く使い続けることで、余計なものを持たず、すっきりと暮らす。SAYAさんのキッチンには、真の意味で「サステナブル=持続可能」な豊かさがありました。