シャワーヘッドおすすめ9選【2023年】お風呂のソムリエが節水、美容など目的別に紹介

「マイクロバブルや塩素除去したシャワーって美容にいいの？」
「シャワーヘッドを替えたら節水できるってホント？」

毎日のバスタイムで使うシャワー。今、その「シャワーヘッド」にこだわる人が増えています。でも、「シャワーヘッドを交換するメリットや種類の違いがわからない」という方も多いのでは？

そこで今回は、テレビや雑誌で活躍する“お風呂のソムリエ”こと松永武さんに、シャワーヘッドの機能や選び方、おすすめのシャワーヘッドについてお聞きました。

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水と泡の力だけで、素肌はもっとすこやかに美しくなれる

リファファインバブル U

価格：ホワイト/シルバー 3万円、ブラック 3万3000円

美容ブランド「ReFa（リファ）」ファインバブルシリーズから、新モデルが登場。長年にわたり進化させ続けてきたファインバブル技術と独自の水流設計をかけ合わせることで、うるおいを届けながら肌の汚れをやさしく落とします。また放出する水分量が減るため、最大約49%の節水効果（※）が期待できます。

※ ミスト使用時

お風呂のソムリエがおすすめのシャワーヘッド9選をじっくり比較する↓

シャワーヘッドを替えるメリットはたくさんあります。シャワーの水の肌触りが気持ち良くなったり、シャワーの洗浄力を高めたり、水道代の節約につながることもあります。また、家のシャワーの水圧が低くて使いにくいときに、シャワーヘッドを替えることで水圧を高めることもできますよ。

シャワーヘッドは大きく分けて【マイクロバブルタイプ】【節水タイプ】【浄水・塩素除去タイプ】の3タイプがあります。それぞれのメリットと注意点を見ていきましょう。

【マイクロバブルタイプ】のメリットと注意点

メリット	注意点
マイクロバブルが毛穴の汚れに吸着し、肌の汚れをしっかり落とす 頭皮や肌環境が改善され、美容・肌ケアによい 毛穴の奥までマイクロバブルが浸透するため、時間がたっても肌の水分量が維持され、保湿・保温効果が高い	価格帯が高め

最近注目されている【マイクロバブルタイプ】のシャワーヘッドは、ヘッド内部に特殊な機構を備えており、水流の中に「マイクロバブル」（0.05mm）や「ナノバブル（ウルトラファインバブル）」（0.0001mm）といった超微細の泡を発生させています。

通常、毛穴の大きさは直径0.1mm、毛髪は直径0.08mmほどです。この毛穴にマイクロバブルが入り込むと、毛穴の汚れを吸着して浮上し、肌の汚れをしっかり落としてくれます。頭皮や肌環境が改善されるため、美容・肌ケアによいといわれています。また毛穴の奥までマイクロバブルが浸透するため、時間がたっても肌の水分量が維持され、保湿・保温効果も高くなります。

「マイクロバブル」や「ウルトラファインバブル」は毛穴の奥まで浸透するため、シャワーだけでなく、浴槽に入れても効果があります。【マイクロバブルタイプ】のシャワーヘッドでお湯をためると、お湯がなめらかな肌触りになり、さらに保湿・保温効果を高めることができます。

注意点としては、特殊な技術が使われているため、価格が高めになること。また【マイクロバブルタイプ】は「ミスト水流」を採用している機種があり、細かい霧状のシャワーでやさしく洗い流せるので洗顔時などにおすすめですが、体感温度が下がります。「ミスト水流」を使う場合は温度を上げて使うとよいでしょう。

【マイクロバブルタイプ】のシャワーヘッドの選び方へ↓

【節水タイプ】のメリットと注意点

メリット	注意点
少ない水量で洗浄でき、節水につながる 「手元ストップ」機能があるとさらに節水できる	体にあたる水量が少なくなり、物足りなさや「くすぐったい」と感じる場合がある

【節水タイプ】のシャワーヘッドは、シャワーの穴を小さくすることで水圧を上げています。ホースで水をまくときに、ホースの先端を握って水の出口を小さくすると水圧が高くなるのと同じ理屈ですね。水圧が高いと水の勢いが増すため、結果的に少ない水量で洗浄でき、節水につながります。

また、節水タイプは「手元ストップ」機能が付いているものも多く、手元の止水ボタンでこまめにシャワーを止めることで水の出しっぱなしを減らすことができ、さらに節水できます。節水率50％のシャワーヘッドで年間2万1700円（ガス代約1万3900円、水道代約7800円）節約（※）できると発表しているメーカーもあります。

※SANEI発表。節湯水栓のエコ効果算出適用数値及び効果の例より算出（2018年11月現在）

「止水ボタン」があると、こまめにシャワーを止めて水の出しっぱなしを減らせます

注意点としては、体にあたる水量が少なくなるため、人によっては物足りなさを感じることや、シャワー穴が小さいほど水が糸のように細くなるので、慣れないうちは「くすぐったい」と感じる場合があることです。

【節水】のシャワーヘッドの選び方へ↓

【浄水・塩素除去タイプ】のメリットと注意点

メリット	注意点
水道水に含まれる残留塩素を除去してくれる 肌の弱い方、アトピーの方、美容意識の高い方におすすめ せっけんなどの泡立ちもよくなる	浄水カートリッジのコストが毎月数百円から千円程度かかる

「水道水でシャワーを浴びると、肌がピリピリする」と感じる方もいます。これは水道水に含まれる残留塩素に「たんぱく質を破壊する」作用があるためです。

【浄水・塩素除去タイプ】のシャワーヘッドは、専用の浄水カートリッジに含まれる亜硫酸カルシウムが塩素をろ過します。キッチンの水道に取り付ける浄水と同じ仕組みですね。水の刺激を少なくしてくれるので、肌の弱い方、アトピーの方、美容意識の高い方におすすめ。塩素臭がなくなり、せっけんなどの泡立ちもよくなります。

注意点は、浄水カートリッジを定期的に交換する必要があること。本体価格に加えて、1ヶ月あたり数百円から千円程度のランニングコストがかかります。

【浄水・塩素除去タイプ】のシャワーヘッドの選び方へ↓

シャワーヘッドを替える際の注意点

シャワーヘッドを購入する前に、まず自分の家のシャワーヘッドが交換できるかを確かめましょう。確認方法は簡単。ホースとシャワーヘッドのつなぎ目を回して外すことができれば交換できます。

シャワーホースのメーカーがTOTO、INAX、SANEIなどの場合は、「G1/2」という水道資材で使われる一般的なネジサイズが採用されているので、そのまま付け替えが可能です。KVK、MYM、ガスター（東京ガス）などのメーカーは別途アダプターが必要ですが、シャワーヘッドの付属品に付いている場合が多いですね。いずれにしろ、購入前にしっかり確認しましょう。

シャワーヘッドとホースが一体になっている場合は、ホースごと替える必要があります。交換方法は、お風呂場の水栓の説明書や水栓メーカーに確認しましょう。

注意してほしいのは、浴槽の横に設置してお湯を沸かす「バランス釜」タイプの場合です。事故やケガ、本体の故障のおそれがあるため使用しないでください。また台所用の瞬間湯沸かし器などに取り付けて使用するのもやめましょう。

＜シャワーヘッドの交換方法＞

そのまま交換可能	TOTO、INAX、SANEIなど、ネジサイズ「G1/2」のホース
アダプターが必要	KVK、MYM、ガスター（東京ガス）などのホース
ホースごと交換が必要	シャワーヘッドとホースが一体化している場合
交換不可	バランス釜タイプのシャワー、台所用の瞬間湯沸かし器など

松永さんに、シャワーヘッドの選び方を教えていただきます。

機能と価格帯で選ぶ

シャワーヘッドを選ぶ際は、まず【マイクロバブルタイプ】【節水タイプ】【浄水・塩素除去タイプ】の中から優先したいタイプを決め、そこから価格の相場を知り、予算を決めるといいでしょう。

【マイクロバブルタイプ】の選び方

【マイクロバブルタイプ】は高価なイメージがありますが、「ボリーナ」など1万5000円台でもしっかり「ウルトラファインバブル」を発生させるシャワーヘッドはあります。

さらに機能や美容面での効果を求めたい場合は、ミストやジェット水流などの機能をプラスするといいでしょう。その場合はだいたい、3～4万円台になります。

お風呂のソムリエがおすすめの【マイクロバブルタイプ】シャワーヘッド3選へ↓

【節水タイプ】の選び方

【節水タイプ】の相場は3000～8000円ほどです。最優先でチェックしたいのは「節水率」で、50％は欲しいところ。加えて体を洗うときなどに手元でシャワーを止められる「手元ストップ」機能があるかもチェックしましょう。

節水率50％のシャワーヘッドで手元ストップ機能を使えば、年間2万円以上節約できることもあります。価格が5000円を超える場合は「水量切替」などプラスアルファの機能が欲しいですね。

お風呂のソムリエがおすすめの【節水タイプ】シャワーヘッド3選へ↓

【浄水・塩素除去タイプ】の選び方

相場は7000～1万5000円あたりです。「塩素除去」機能のみだと4000円前後からありますが、浄水技術を持つブランドがつくっていたり、「マイクロバブル」などの高機能が付くと価格帯が上がります。どの場合もカートリッジの交換で毎月数百円から千円程度かかるので、ランニングコストも踏まえて購入を検討しましょう。

初めて使うのであれば「塩素除去」機能のみに絞って手ごろな価格のものを試し、費用対効果があると感じたら、ほかの機能をプラスしたシャワーヘッドを使うという二段構えもアリですね。

お風呂のソムリエがおすすめの【浄水・塩素除去タイプ】シャワーヘッド3選へ↓

重さ、シャワーヘッドの角度が調整できるかもチェック

シャワーヘッドの一般的な重さは200～300gほどで、水圧が強いとより重く感じます。手に持って使うことが多い場合は、手への負担を減らすためになるべく軽いものを選びましょう。

また、シャワーヘッドを交換することで、シャワーが体に届く位置が変わり、不便さを感じてしまうことも。「角度調整」機能があると便利ですよ。

「角度調整」機能があると、シャワーフックにかけた状態でも、体のあてたい部分にシャワーをあてることができます

ほかにあるとうれしい機能は「ジェット水流」モードですね。「ヘッドスパ」モードと書いてある場合もあります。パワフルな水流で、シャンプーをする前に水だけでしっかり頭皮のアブラを洗い流すことができます。

松永さんに、【マイクロバブルタイプ】【節水タイプ】【浄水・塩素除去タイプ】それぞれの中から、おすすめシャワーヘッドを選んでもらいました。

気になる内容をクリック

• マイクロバブルタイプ3選
• 節水タイプ3選
• 浄水・塩素除去タイプ3選

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高い洗浄力と保温・保湿力！【マイクロバブルタイプ】シャワーヘッド

2段階で圧を加える独自の旋回液流式「ダブルスパイラルキャビテーション」を用いて、水流の中にウルトラファインバブルとマイクロバブルの2種類の泡を発生させます。泡の数は合計で1mlあたり最大6800万個※になり、マイクロバブルが毛穴に詰まった汚れを、ウルトラファインバブルが毛穴の奥の汚れに吸着して取り除きます。ミストやジェットなど4種類の水流を選べるのも特長です。

※ ミスト水流１ｍLあたり（水温40°C±1°C・水道蛇口流量９L/ 分）に含まれる発生量（水質・環境・時期により数値は変動します）2020年6月2日～6月24日・計7回の測定による最大値（平均値は約3,150万個）第三者機関にて測定。

今なら月々500円＆分割手数料無料で購入することができるため、気軽にシャワーヘッドに挑戦したい人におすすめです。

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シャワーヘッドに内蔵した特殊機構により、1秒間に約2000回転の高速うず流を発生させることで、ウルトラファインバブルを生み出す「ミラブル」。「ミラブルplus」は、ミラブルに「トルネードスティック」を取り付け、塩素除去機能とウルトラファインバブルの量をプラスすることができます。ウルトラファインバブルの数は1mlあたり約2000万個です。

日本が開発した「マイクロバブル」技術を、家庭用シャワーヘッドに採用した「ボリーナ」。「ボリーナワイドプラス」は、内部に搭載された特許技術「μ-Jet（ミュージェット）」が、0.0001mmという超微細のウルトラファインバブルを1mlの中に約1億個も発生させ、気泡が毛穴に入り込み皮膚と頭皮の汚れを洗い流します。
ウルトラファインバブルにより、肌の水分量は一般的なシャワーヘッドより約8％アップ、シャワー後の肌表面温度は約6倍になり、高い保湿・保温性を誇ります。

年間2万円超を節約できる場合も！【節水タイプ】シャワーヘッド

数多くのシャワーヘッドを生み出してきたSANEIが、独自設計によるシャワー板を開発。0.3mmの極細穴×10穴で構成されたひと束が、外周に沿って規則的に配置されています。加えてセンター部分にシャワー穴を集中させることで、極細水流のやわらかさにしっかりした勢いがプラスされ、密度の高い肌あたりに。穴の配置を見直すことで、節水率約50％を実現しながら保温性と快適性を両立しています。

肌への刺激が少ないやわらかな肌あたりの「コンフォート水流」と、細く勢いの強い水流が頭皮をしっかり洗浄する「ヘッドスパ水流」を切り替えられ、さらにそれぞれを「ソフト」と「ハード」の2段階で水流調節できるため、合計4種類の水流を楽しめます。またヘッドを自在に回転できるので、頭や顔、手、足など、浴びる部分に合わせて調節できます。

手元のダイヤルを操作して、時速17.7km/hのやさしい水流から時速34.9km/hのしっかりした水流まで、水の勢いを好きなように調節可能。頭皮は強めに、顔まわりはやさしくなど、洗う部分に合わせてシャワーを使い分けられます。手元ストップも併用した節水による年間の節約金額は、約2万1100円（ガス代約1万4100円、水道代約7000円）です（メーカー発表）。

残留塩素を除去してやさしい水に！【浄水・塩素除去タイプ】シャワーヘッド

シャワーヘッドのボディ部分に「浄水カートリッジ」をセットして使用。浄水カートリッジに使われている亜硫酸カルシウムが水道水に含まれる残留塩素を除去することで、皮膚や毛髪への刺激を緩和してくれます。またシャワー穴の配列を変え、穴数を89個に抑えることで節水率約30％を実現。年間の節約金額は、約1万3000円（ガス代約8300円、水道代約4700円）です（メーカー発表）。

「ウォータークチュール」は、美を大切にする女性のためにつくられたブランドで、「クリンスイ」の浄水技術が使われています。プロダクトデザイナーに数々のデザイン賞を受賞する柴田文江氏を起用し、全体的に丸みを帯びた、女性の手でも握りやすい形状を実現。カートリッジが2種類あり、「浄水カートリッジ」のほか、塩素除去＋水道水を軟水に変える「軟水カートリッジ」を使うことができます。

「節水」「塩素除去」「ウルトラファインバブル」の機能がすべて入ったシャワーヘッド。浄水カートリッジは、1日80L（約10分）使用した場合、約2ヶ月間使用可能。ウルトラファインバブル（0.0001mm）の含有量は1mlあたり1億個で、気泡が毛穴に入り込んで皮膚の汚れを洗い出してくれます。節水率50%を実現しながら、水の勢いが損なわれず快適に使えるのも特徴です。

「賃貸でもシャワーヘッドって交換していいの？」「購入する前にお試しってできない？」など、シャワーヘッドに関する疑問にお答えします。

Q. 賃貸物件でもシャワーヘッドを交換していいの？

A. 賃貸でもOKです

賃貸物件でもシャワーヘッドを交換して大丈夫です。しかし賃貸物件は退去する際に「原状回復」が基本になるので、もともと付いていたシャワーヘッドを大切に保管しておき、退去時にもとに戻しましょう。

Q. 掃除の方法は？

A. カルシウムの目詰まりを取り除きましょう

シャワーの出が悪くなる原因は、カルシウムによる目詰まりがほとんどです。お風呂掃除のときに、スポンジや歯ブラシでシャワーの穴を軽く掃除しましょう。それでも出が悪いときは、針金などを穴にていねいに通して水アカを取り除きます。

Q. お試しってできない？

A. 1本550円（税込）で10日間レンタルできます

シャワーヘッドは水圧や浴び心地など、実際に使ってみないとわからない部分があります。せっかく買ったのに、使い心地が悪くて損をした気分になることも。

松永さんが手掛けるECサイト「お風呂のソムリエSHOP！」は、シャワーヘッドを1本550円（税込）で10日間レンタルすることができます。購入する前に複数本レンタルして、自宅で使用できるかや、使用感をチェックするのもおすすめです。

お風呂のソムリエSHOP！

毎日使うものだからこそ、シャワーヘッドにこだわって良いものに替えると、バスタイムをより充実させられます。

シャワーヘッドを選ぶポイントは「機能」と「価格」。
美容・肌ケアを重視するなら【マイクロバブルタイプ】、水道代を抑えたい場合は【節水タイプ】、水の刺激を減らしたい場合は【浄水・塩素除去タイプ】のシャワーヘッドを選び、それぞれの価格相場を見て、どれを購入するかを決めましょう。

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