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ルンバの全シリーズを比較して選び方を徹底解説!おすすめの最上位モデルRoomba Max 705 Comboを実際に使って実力をレビュー

国内での累計出荷台数が600万台を突破した、アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」。掃除機機能に特化したモデルから、水拭き機能搭載モデル、ゴミ収集ステーション付きモデルなど、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広くそろっています。しかし、「種類が多すぎて、どのモデルを選べばいいのかわからない」という方も多いでしょう。
この記事では、ルンバ各シリーズの特徴や選び方について解説するとともに、2025年8月に発売されたハイエンドモデルのRoomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション(以下、Roomba Max 705 Combo)を、実際に1ヶ月間使い込んだ家電ライターの田中真紀子さんによる詳しいレビューもお届けします。ルンバ選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。

家電ライター
田中真紀子さん
白物家電・美容家電に関することを得意とする家電評論家・ライター。自宅には常時200点を超える最新家電が並び、さまざまな家電に触れながら情報を発信している。また、TV・雑誌・ラジオなどメディア出演も多数。
目次
高性能ロボット掃除機 ルンバの魅力
掃除は欠かせない家事ですが、忙しい毎日の中では大きな負担になりがちです。そんな暮らしを大きく変えてきたのが、ロボット掃除機の代名詞ともいえる「ルンバ」。
登場から20年以上がたち、ルンバは“自動で掃除をしてくれる便利な家電”という枠を超え、“住まいを常に清潔に保つ頼れるパートナー”へと進化してきました。
ここでは、従来の掃除機との違いや日常生活にもたらす変化を交えながら、ルンバの魅力を紹介します。

豊富な機能で掃除の手間を減らしてくれるルンバ。インテリアと調和するデザイン性も魅力の一つ
生活が変わる! ルンバを導入するメリット
家事の中でも、掃除機をかける作業は特に時間と体力を消耗します。コードレス掃除機やキャニスター型掃除機は、自分で操作しながら掃除する必要があり、忙しいとどうしても後回しになりがちです。
ルンバを生活に取り入れる最大のメリットは、スイッチを入れるだけで自動で部屋中を掃除してくれることです。さらに最近のルンバは、本体にため込んだゴミを自動でゴミ収集ステーションに吸引し、ゴミ捨ての手間を減らしてくれます。また、水拭き機能を搭載したモデルではモップの自動洗浄まで行ってくれるものも登場。掃除に費やしていた時間と労力を大幅に削減できるため、導入するメリットはますます大きくなっています。

「ルンバを使うようになって、家中がきれいな状態を保てるようになりました。生活の質も確実に向上したと感じています」(田中さん)
かつてロボット掃除機の弱点とされた段差や床の上のケーブル、散らかった障害物への対応も大きく進化。高精度なセンサーやAIを駆使して、家具や脱ぎっぱなしの靴下、コード類を認識して避けながら動くモデルが増えています。ゴミ以外のものを巻き込んでエラーになることや、部屋の一部が掃除されないといった掃除のムラも少なくなりました。
全シリーズを刷新! ルンバがさらに便利に
家庭用ロボット掃除機の草分け的存在であるルンバは、信頼性の高さと多彩なラインアップで他社製品をリードしています。
2002年に初代モデルが登場して以来、ロボット掃除機の代名詞として知られ、常に進化を続けてきました。初期の「500シリーズ」から「700シリーズ」までは自動走行による床掃除が中心でしたが、「800シリーズ」で吸引力が大幅に強化。「900シリーズ」ではセンサー精度の向上により、清掃効率も大幅に向上しました。その後、「iシリーズ」で自動ゴミ収集機能、「jシリーズ」で水拭き機能も加わり、利便性は一段と高まりました。
2025年4月には全モデルが刷新され、「Roomba」「Roomba Plus」「Roomba Max」の3シリーズに集約。シリーズのグレードがイメージできる名称になりました。そして同年8月には最上位モデルであるRoomba Max 705 Comboが発売。シンプルな入門機から高機能な最上位モデルまでそろい、予算やライフスタイルに合わせて選びやすくなっています。

高度なセンサーでペットの排せつ物を認識し回避してくれる「Roomba Max」シリーズ。ペットと暮らす人もより安心できるようになった
どのモデルがいい? ルンバシリーズの選び方
3つのシリーズに分類されたルンバは、シリーズごとに搭載機能が異なります。また、同じシリーズでもモデルごとに機能に違いがあります。購入を検討する際は、まず自分に合ったシリーズを把握し、そのうえで必要な機能を備えたモデルを選ぶのがポイントです。
「Roomba」「Roomba Plus」「Roomba Max」の3シリーズに分けられた全7モデルの機能を以下にまとめました。
ルンバ全シリーズ比較表
シリーズ | Roomba | Roomba Plus | Roomba Max | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | Roomba 105 Combo ロボット |
Roomba 105 Combo ロボット + AutoEmpty 充電ステーション |
Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット |
Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション |
Roomba Plus 505 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション |
Roomba Max 705 Vacロボット + AutoEmpty 充電ステーション |
Roomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション |
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参考価格(税込) | 3万9400円 | 5万9200円 | 5万9200円 | 9万8800円 | 12万8400円 | 9万8800円 | 17万9800円 |
サイズ ※奥行×幅×高さ |
本体:33.6×33.5×10.4cm 充電ステーション:7.4×13.6×12.1cm |
本体:33.6×33.5×10.4cm 充電ステーション:17.1×21.3×29.3cm |
本体:35.9×35.8×10.1cm 充電ステーション:13.4×14.6×8.8cm |
本体:35.7×35.1×10.6cm 充電ステーション:45×31.5×47.2cm |
本体:35.7×35.1×10.6cm 充電ステーション:45×31.5×47cm |
本体:35.5×35×10.4cm 充電ステーション:17.1×21.3×28.1cm |
本体:37.2×36.6×10.5cm 充電ステーション:45.6×43×43.2cm |
重量 | 本体:約2.84kg 充電ステーション:約0.49kg |
本体:約2.92kg 充電ステーション:約3.07kg |
ロボット本体:約3.83kg 充電ステーション:約0.31kg |
本体:約4.1kg 充電ステーション:約6.3k |
本体:約4.3kg 充電ステーション:約6.3kg |
本体:約2.9kg 充電ステーション:約1.6kg |
本体:約5.72kg 充電ステーション:約8.47kg |
吸引力 | 最大70倍 (Roomba 600シリーズとの比較) |
最大180倍 (Roomba 600シリーズとの比較) |
最大175倍 (Roomba 600シリーズとの比較) |
||||
水拭き機能 | モップパッド (スマートスクラブ対応 ※1) |
DualCleanモップパッド (スマートスクラブ対応 ※1) |
DualCleanモップパッド with PerfectEdge (スマートスクラブ対応 ※1) |
なし | PowerSpinローラーモップ with PerfectEdge (スマートスクラブ対応 ※1) |
||
自動ゴミ収集機能 | なし | なし (本体に最大60日分 ※2) |
|||||
自動給水 / モップパッドの自動洗浄/ 自動乾燥 |
なし | なし | |||||
部分清掃/ 進入禁止/ 拭き掃除禁止エリアの設定 | |||||||
Dirt Detect テクノロジー ※3 | なし | ||||||
マッピング/物体認識 | ClearView LiDAR ※4 | ClearView Pro LiDAR ※5 PrecisionVision AI テクノロジー ※6 (LiDAR+カメラ+LEDライト) |
※1 床を「前後にこする」動きを繰り返す清掃モード。標準清掃モードの2倍の拭き取り力
※2 全ての家庭環境において、期間を保証するものではありません
※3 汚れを見つけて、走行回数を自動的に増やして清掃
※4 部屋のマップをすばやく作成し、暗い場所でも障害物を避けながら無駄のない動きで清掃(あらゆる環境での回避を保証するものではありません)
※5 「ClearView LiDAR」の上位版。細部まで詳細なマップを作成し、昼も夜も隅々まで部屋を掃除
※6 コード、靴下、ペットの排せつ物などを回避。前方の汚れを検知し繰り返し清掃
自動給水やモップパッドの自動洗浄機能などを省いた「Roomba」はエントリーモデル、一通りの機能を装備した「Roomba Plus」はミドルモデル、吸引力とセンサー機能が大幅に向上した「Roomba Max」はハイエンドモデルに位置づけられます。
各シリーズやモデルの特徴と、それぞれどのような方におすすめかを解説します。
【Roomba】1〜2人暮らしの人におすすめのエントリーモデル
エントリーモデルとなる「Roomba」シリーズは、1〜2人暮らしで部屋数が多くない方にぴったりです。上位機種に比べて機能がシンプルな分、操作やメンテナンスも簡単。3モデルが展開されており、すべて水拭きに対応しています。

「Roomba」シリーズは水拭き機能を標準装備。半月型のシンプルな1枚パッドを採用している
おもな違いはゴミの収集方法で、本体内にためるタイプと充電ステーションに自動収集するタイプがあります。Roomba 205 DustCompactor Combo ロボットは本体内にためるタイプですが、ゴミを圧縮する機能を備えているため、より多くのゴミをためることができます。頻繁にルンバ本体のゴミを捨てるのは面倒だけど、充電ステーションの置き場所に悩む方に適したモデルです。
ゴミの自動収集機能がないRoomba 105 Combo ロボットは、価格を抑えつつ吸引と水拭きの両方に使えるため、コストパフォーマンスを重視する方や、「まずはロボット掃除機を試してみたい」という方におすすめです。
一方、「ゴミ捨ての手間をできるだけ減らしたい」方には、充電ステーションや本体内に大容量のゴミをためておけるRoomba 105 Combo ロボット + AutoEmpty 充電ステーションやRoomba 205 DustCompactor Combo ロボットがおすすめです。
Roomba シリーズの3モデルを紹介
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Roomba 105 Combo ロボット
参考価格: ¥39,400(税込)
基本的な吸引と水拭きを両立するエントリーモデル。モップは半月形のマイクロファイバー製で、床をつややかにしてくれます。汚れを感知して集中的に掃除するDirt Detect テクノロジーや、自動ゴミ収集などの自動化機能は搭載されていません。その分操作がシンプルで、初めてロボット掃除機を使う方におすすめです。
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Roomba 105 Combo ロボット + AutoEmpty 充電ステーション
参考価格: ¥59,200(税込)
Roomba 105 Combo ロボットに自動ゴミ収集機能付きの充電ステーションを組み合わせたモデル。手動でのゴミ捨てが不要になり、最大約75日分(※)のゴミをためられるため、メンテナンスの頻度を大幅に減らすことができます。ルンバ本体自体の基本性能はRoomba 105 Combo ロボットと同等です。
※ すべての家庭環境において、期間を保証するものではありません
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Roomba 205 DustCompactor Combo ロボット
参考価格: ¥59,200(税込)
本機は内部でゴミを継続的に圧縮する機能を備えており、最大約60日分(※)のゴミをためておくことができます。自動ゴミ収集機能付き充電ステーションを設置する必要がないため、スペースが限られていても設置がしやすくなっています。
※ すべての家庭環境において、期間を保証するものではありません
【Roomba Plus】ファミリーやペットと暮らす人におすすめのミドルモデル
ミドルモデルとなる「Roomba Plus」シリーズは2モデルを展開。両機種とも円形の回転パッド2つを搭載した「DualCleanモップパッド」を採用しており、水拭き機能が強化されています。充電ステーションには自動ゴミ収集機能、自動給水、モップ自動洗浄機能が備わっており、お手入れの手間を大幅に削減できます。共働きや子育て中など、忙しい毎日を送っている方におすすめです。

充電ステーションが付属する「Roomba Plus」シリーズは、自動ゴミ収集機能、自動給水、モップ自動洗浄機能が備わる
また、Roomba Plus 505 Combo ロボット +AutoWash 充電ステーションは、壁を検知するとモップパッドが横に伸縮し、壁際までしっかり掃除が可能。さらに前面に搭載したカメラで、コードやケーブル、ペットの排せつ物などの障害物を認識して回避するため、ペットと暮らす家庭や部屋数が多い住宅にも向いています。
Roomba Plusシリーズの2モデルを紹介
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Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
参考価格: ¥98,800(税込)
Roombaシリーズの強力な吸引力はそのままに、自動化機能がさらに進化したモデルです。付属のAutoWash充電ステーションは、清掃後にロボット内部のゴミを自動で収集するだけでなく、使用したモップも自動で洗浄・送風乾燥してくれます。共働き家庭や掃除の手間を極力減らしたい忙しい人におすすめのモデルです。
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Roomba Plus 505 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
参考価格: ¥128,400(税込)
Plusシリーズの上位モデル。モップパッドが伸縮し、壁際や部屋の隅もしっかり清掃できるなど、水拭き機能が強化されています。「405」との最大の違いは、より高精度なナビゲーションと学習機能を搭載していること。家具や部屋の構造をより正確に把握し、効率的な掃除ルートを組み立てられるため、清掃時間の短縮と仕上がりの精度向上が期待できます。さらに、靴下やケーブル、ペットのおもちゃなどの日常的な障害物も認識して回避できるため、留守中や夜間でも安心して稼働させられるのが大きな魅力です。
【Roomba Max】清掃をすべてお任せしたい人におすすめのフラッグシップモデル
「Roomba Max」シリーズは、掃除を完全に任せられるレベルに進化したフラッグシップモデル。2モデル展開で、どちらもゴム製のデュアルアクションブラシによる強力な吸引力を実現。特にRoomba Max 705 Vac ロボット +AutoEmpty 充電ステーションは最大180倍(Roomba 600シリーズとの比較)と、歴代ルンバの中でももっとも強い吸引力を誇ります。

「Roomba Max」シリーズの強力な吸引力は、2本のゴム製デュアルアクションブラシの賜物
2機種の大きな違いは水拭き機能の有無です。Roomba Max 705 Comboは水拭き機能を搭載しており、モップの洗浄・乾燥、給水、排水をすべて自動化。掃除からお手入れまでの手間がほとんどかかりません。
カーペット中心の家庭ならRoomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty 充電ステーション、水拭きを含めて掃除の手間をできるだけ省きたいならRoomba Max 705 Comboがおすすめです。
Roomba Maxシリーズの2モデルを紹介
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Roomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty 充電ステーション
参考価格: ¥98,800(税込)
「Maxシリーズ」の中でも“吸引特化型”に設計されたモデル。ClearView Pro LiDARとPrecisionVision AIを搭載し、家具や壁際を正確に認識して効率的に清掃します。靴下やケーブルといった障害物を回避したり、汚れやすい場所を学習して重点的に掃除したりすることも可能です。水拭き機能は搭載していませんが、強力な吸引力とAIによる高精度ナビゲーションで床のゴミを徹底的に取り除きます。
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Roomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
参考価格: ¥179,800(税込)
全ルンバシリーズの中で最上位に位置づけられる“フルオート清掃”を実現するモデルです。強力な吸引性能に加え、水拭き機能を備え、床のホコリや汚れまでまとめてケアします。「AutoWash充電ステーション」は、ゴミ収集だけでなくモップの洗浄・温風乾燥、給水・排水まで自動で行います。さらにPrecisionVision AIテクノロジーを搭載し、障害物の回避やゴミがたまりやすいエリアの重点的清掃も可能です。
最上位モデルRoomba Max 705 Comboの特徴は? 基本スペックの詳細紹介
2025年8月に発売されたRoomba Max 705 Comboは、ロボット掃除機のパイオニアであるアイロボット社が、持てる技術を詰め込んだフラッグシップモデルで、いわば“全部入り”のルンバです。従来のモデルとの違いにもふれながら、その特徴を解説します。
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Roomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
参考価格: ¥179,800(税込)
全ルンバシリーズの中で最上位に位置づけられる“フルオート清掃”を実現するモデルです。強力な吸引性能に加え、水拭き機能を備え、床のホコリや汚れまでまとめてケアします。「AutoWash充電ステーション」は、ゴミ収集だけでなくモップの洗浄・温風乾燥、給水・排水まで自動で行います。さらにPrecisionVision AIテクノロジーを搭載し、障害物の回避やゴミがたまりやすいエリアの重点的清掃も可能です。
【特徴1】吸引力が従来モデルの約175倍!
「Roomba Max」シリーズの大きな特徴の一つが、圧倒的な吸引力です。Roomba Max 705 Comboの吸引力は、国内累計出荷台数トップのRoomba 600シリーズと比べて約175倍に達します。これは同じ「Roomba Max」シリーズであるRoomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty 充電ステーション(Roomba 600シリーズの最大180倍)に次ぐパワフルさです。
吸引力の秘密は底面中央にあるゴム製のデュアルアクションブラシ。「Roomba Plus」シリーズでは1本だったブラシが2本に増え、互いに密着しながら内側に向かって高速回転することで、ゴミやホコリを強力に吸引します。また、片側のみだったエッジクリーニングブラシが、ルンバで初めて両サイドに設置されており、壁際や部屋の隅の清掃力が20%向上(Roomba 600シリーズとの比較)しています。

【特徴2】3つの新機能でさらに進化した水拭き性能
Roomba Max 705 Comboは、水拭き性能が大幅に向上しました。大きく変わったのはモップの形状で、従来の平面タイプから細長いローラータイプに刷新。このローラーモップは毎分200回転で、ルンバ初の温水による水拭き機能と組み合わせて、強力な掃除力を発揮します。カーペットを検知すると自動でカバーがかかり、水濡れを防止。さらに、稼働中にモップを洗浄するセルフクリーニング機能も搭載しており、モップを常に清潔に保ちながら水拭きが可能です。

モップはローラータイプを採用。高速回転し、床の汚れを落とす
現行3シリーズのモップ形状を比較
現行の3シリーズは、それぞれ異なるモップ形状を採用しています。Roomba Max 705 Comboのローラーモップは、床との接地面は小さいものの、毎分200回転の安定した圧力で床をしっかり磨き上げます。さらに、ローラーモップが壁際まで伸びるため、隙間の汚れも逃しません。スマートスクラブ機能と組み合わせることで、より徹底した水拭き清掃を実現します。
Roomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション | Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション | Roomba105 Combo ロボット |
---|---|---|
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「PowerSpin ローラーモップ with PerfectEdge」 | 「DualCleanモップパッド」 | 「マイクロファイバーモップパッド」 |
専用洗剤&温水で拭き掃除力を強化
水拭き性能向上のもう一つのポイントが、温水による拭き掃除です。温水を使うことで、油汚れやこびりついた汚れを効果的に落とします。温水は充電ステーション内で温められ、ルンバ本体に給水。温度は常温/40度/72度から設定可能です。さらに給水用タンクには専用洗剤の自動投入機能も搭載されており、常に適切な濃度で掃除を行えます。

温水の温度はアプリで設置可能。「モップの自動洗浄設定」(左)から変更できる
掃除中もモップを自動洗浄
Roomba Max 705 Comboのローラーモップは、稼働中に本体内部で新しい水でセルフクリーニングを行います。拭き取った汚れは廃水用タンクに回収されるため、モップは常に“清潔な状態”を保ちながら拭き掃除を続けられます。

本体の後ろ側にあるカセットが廃水用タンク。充電ステーションに戻ったときにステーション内の廃水用タンクに吸い上げられる
【特徴3】高度なセンサーで精度の高いナビゲーションを実現
ルンバには、段差を検知したり部屋の間取りを把握したりするための各種センサーが搭載されています。中でも注目なのが「ClearView Pro LiDAR」。ClearView LiDAR非搭載のモデルは掃除しながらマッピングをするので、マップを完成させるまでに時間がかかっていました。しかし高精度センサーのClearView Pro LiDARを搭載したことで、1回の走行で家全体を3Dスキャンし、部屋の間取りや家具の位置を正確に把握することが可能に。93平米(56畳)の広さの場合、マップ作成にかかる時間はわずか9分程度。一度マッピングが終われば障害物を回避するスムーズな移動ができるようになり、掃除効率の向上にもつながっています。
また、「PrecisionVision AI テクノロジー」は、カメラとLEDを組み合わせたAIセンサーで、映像を解析し物体を識別。電源コードやペットの排せつ物などを検知し、自動で回避することができます。

「PrecisionVision AIカメラ」と「イルミネーションLED」を組み合わせたものが「PrecisionVision AI テクノロジー」
【特徴4】新アプリ「Roomba Home」でルンバをコントロール
現行の3シリーズはすべて、専用アプリ「Roomba Home」から操作できます。部屋ごとの清掃指定や部分清掃、進入禁止エリアの設定など、便利な機能を利用可能。外出先からも操作や各種設定が行えます。
特に、過去の清掃履歴をもとに最適な清掃設定を自動で調整する「スマート清掃」機能は、Roomba Plus 505 Combo + AutoWashとRoomba Maxシリーズにのみ搭載されています。

「Roomba Home」アプリを使うにはスマホとWi-Fi環境が必須。初回設定をした後はルンバ本体の物理ボタンだけでも基本的な操作はできるが、フラッグシップモデルの強みを生かすためにも「Roomba Home」を積極的に活用したい
「Roomba Home」アプリでできること
機能・カテゴリ | おもな内容 | メリット |
---|---|---|
基本操作 |
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リモコン感覚で手元から操作可能 |
スケジュール設定 |
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外出中や就寝中に自動で掃除が可能。生活リズムに合わせやすい |
清掃マップ管理 |
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部屋を指定して掃除が可能 |
清掃履歴・レポート |
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掃除の成果が「見える化」され効率アップ |
AI機能連携 |
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回避した障害物の位置がマップ上で確認できる |
消耗品管理 |
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メンテナンス忘れを防ぎ、性能を維持 |
通知機能 |
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外出先でも状況把握とトラブル対応がしやすい |
スマートホーム連携 |
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音声操作など、家全体のスマート化に貢献 |
【特徴5】お手入れは進化した充電ステーションにおまかせ
ルンバの進化は本体だけでなく、充電ステーションにも現れています。特にAutoWash充電ステーションは、「掃除の負担を軽減する」だけでなく、「掃除そのものから解放される」ための重要な存在へと進化しました。

AutoWash充電ステーションの天板を開けたところ。お手入れ自動化のための部品がみられる
最大75日分のゴミを自動で収集
清掃を終えたルンバが充電ステーションに戻ると、本体のダスト容器内にたまったゴミを強力な吸引力で一気に回収します。吸い上げられたゴミは大容量の密閉型の紙パックにまとめられ、最大75日分(※)を収納可能です。あとは約2ヶ月半に1度、紙パックを交換するだけですみます。
※ すべての家庭環境において、期間を保証するものではありません

充電ステーション内のゴミ収集用の紙パック。パックがいっぱいになるとステーションに赤ランプが点灯する
モップの自動洗浄&温風乾燥でクリーンな状態を維持
ゴミの自動収集と同様に、清掃後にルンバが充電ステーションに戻るとローラーモップを自動で洗浄します。さらに進化した点が温風乾燥です。モップを濡れたまま放置すると雑菌やカビが繁殖しやすく、ニオイの原因にもなります。AutoWash充電ステーションでは温風による乾燥を行うため、常に清潔な状態をキープできます。

ルンバが充電ステーションに戻るとすぐにゴミの自動収集が始まり、続いてローラーモップの自動洗浄に移る。ゴミ収集時の音は少し大きめだが、十数秒で終了する
給水用・廃水用タンクによる完全循環システム
水拭きに使用する水は、給水と廃水を分けた設計になっています。洗浄には常に清潔な水を使用し、モップがけ後の水は別のタンクに回収。汚れた水が床掃除に再利用されることはなく、常にきれいな水で拭き掃除が行えます。タンクは簡単に取り外せ、数週間に1度給水・排水するだけ。常に清潔さを保ちつつ負担を軽減できる点は大きなメリットです。

給水用タンク、廃水用タンクとも簡単に引き抜けるので給水も排水も手軽にできる
実際にRoomba Max 705 Comboを使用してレビュー
初代ルンバの頃から何台も使い続けてきた家電評論家の田中真紀子さん。発売直後にRoomba Max 705 Comboを手に入れ、約1ヶ月間、実際の生活でじっくり試してみたそうです。
「これまでのルンバも便利でしたが、今回のモデルは“掃除を任せる安心感”がまったく違います。気づいたら部屋がきれいになっていて、しかもモップまで自動で洗って乾かしてくれるので、本当に手間がかかりません」と田中さん。
ルンバのフラッグシップモデルは日常生活にどのような変化をもたらすのでしょうか。歴代モデルとの比較も交えつつ、実際に使って感じた進化や魅力を詳しく語っていただきました。

Roomba Max 705 Comboレビュー1|吸引力
これまでいくつものルンバを使ってきましたが、新モデルが出るたびに「また吸引力が上がったな」と感じています。特に、デュアルアクションブラシが採用された機種以降は性能が一段と進化。Roomba Max 705 Comboも例外ではなく、ブラシが2本に増えたことで、吸引力はさらに強化されています。髪の毛やホコリ、パンくずなど、通常の家庭ゴミであれば、吸い残すことはまずないという印象です。

「フローリングであれば、一度通ったところはまずゴミは残りません」(田中さん)
吸引力の違いをもっとも感じたのはカーペット掃除。もちろんこれまでの機種でもカーペットのゴミは吸い取ってくれていましたが、繊維の奥に入り込んだホコリが取り切れていないのではないかという不安もありました。しかし、このモデルでは違いました。ルンバが通った跡がうっすら線状に残り、カーペットの深い部分までしっかり掃除できているのがわかります。

カーペットの上をルンバが通った跡が起毛して色変わりしているのがわかる
Roomba Max 705 Comboは、エッジクリーンブラシが両サイドに搭載されたことから、効率よくゴミを吸引できるようになりました。左右のゴミも同時に掻き込み、家具の脚周りにもしっかりブラシが届くため、これまで以上に細部まできれいに仕上がるようになったと感じます。

ホコリがたまりやすい家具の脚周りもしっかり吸引。ルンバが潜れる高さがあれば、見えない部分も掃除できる
Roomba Max 705 Comboレビュー2|水拭き性能
Roomba Max 705 Comboに搭載されているローラーモップは毎分200回転で動き、床にしっかりと圧力をかけながら拭き掃除をしてくれます。スマートスクラブ機能による前後の動きが加わり、ちょっとしたシミなら難なく落とせました。メーカーが「超極サラ 水拭き」というキャッチコピーを掲げているのも納得で、拭き上げ後に裸足で歩くと、今まで以上に床がさらっとしているのがわかります。モップ自動洗浄後の廃水用タンクを確認すると、濁った水がしっかりたまっており、効果的に汚れを除去しているのが実感できました。

ローラーモップになったことで吸引と水拭きが同時に行われる。汚れがひどい場合はスマートスクラブを有効にすることでより念入りな水拭きが可能
これまでのルンバではカーペットを検知するとモップをリフトアップして濡れることを防いでいましたが、毛足の長いカーペットではモップが接触してしまうこともあり、完全ではありませんでした。Roomba Max 705 Comboでは、センサーがカーペットを認識すると、モップ全体に保護カバーがかかる仕様へと改良されました。約1ヶ月使ってきて、カーペットを濡らしてしまったことは一度もありません。

左はフローリングを水拭きしているときのローラーモップ。床にモップが密着しているのがわかる。右はカーペット上のローラーモップ。モップの下に板状の黒いカバーがかかっている
さらに注目すべきは、ローラーモップが壁際に来ると伸びて壁に密着する機能です。ブラシやモップが届きにくい壁際の拭き残しを解消します。ミドルモデルのRoomba Plus 505 Combo ロボット + AutoWashも同様に壁際で伸縮するモップを備えていますが、Roomba Max 705 Comboのローラーモップは壁への密着度がさらに高く、よりていねいに隙間なく拭き掃除をしてくれる印象を受けました。

ふだんは本体の中に収まっているローラーモップだが、壁を検知すると伸びて壁に密着。壁と床の間も隙間なく拭き上げてくれる
Roomba Max 705 Comboレビュー3|賢さ・検知能力
ロボット掃除機が「ロボット」と呼ばれるのは、状況を把握し、学習しながら自動で掃除してくれるからです。その賢さを支えているのが、段差を検知したり部屋の間取りを把握したりする各種センサーです。
ルンバを初めて使うときに行うのが「マッピング」。家全体や部屋の間取りを把握する作業です。わが家では1階(リビング約40平方メートル、キッチン、廊下、洗面所)の清掃をRoomba Max 705 Comboに任せていますが、最初のマッピングは10分もかからず完了。古いモデルは掃除しながらマッピングし、複数回行うことで正確なマップに近づくイメージだったので、センサー技術の進歩に驚かされました。

マッピングはテーブルやソファ、タンスなどの定位置の家具以外は置かない状態で行う。一度マッピングしてしまえば、次回からは不要
ロボット掃除機を選ぶうえで気になるのが、部屋全体をどれだけ正確に把握できるかという点です。古いモデルでは部屋の形状があいまいだったりと、マッピングの精度が低いものも少なくありませんでしたが、Roomba Max 705 Comboはそうした不安を払拭してくれます。搭載された「ClearView Pro LiDAR」が部屋の形状や家具の位置をスキャンし、高精度なマップを生成。専用アプリ上では、壁際のラインやテーブル・ソファ周辺の位置まで驚くほど正確に描かれているのがわかります。


間取りマップは3Dでの表現が可能(上)。テーブルやソファ、テレビ台など、家具類の配置(下)が正確に再現されている
個人的に注目しているのが、「PrecisionVision AIテクノロジー」です。電気コードやスリッパといった日常的に床に落ちているものを認識して回避してくれるだけではなく、なんとペットの排せつ物も検知して避けてくれます。実は過去に二度ほど、ロボット掃除機が愛犬の排せつ物を吸い込んでしまったことがあり、本体やゴミ収集ステーションのお手入れにものすごく苦労した思い出があります。Roomba Max 705 Comboは、使用開始からまだ1ヶ月ほどですが、ふだんからスリッパなどをちゃんと避けながら掃除している様子を見ると、大きな安心感があります。ペットと暮らしている方には心強い機能だと思います。

障害物もペットの排せつ物もしっかり検知して避けてくれるルンバ。「まるで意思をもっているかのようで愛着がわきそう」(田中さん)
Roomba Max 705 Comboレビュー4|各種設定
Roomba Max 705 Comboをフル活用するには、専用アプリ「Roomba Home」をスマホにインストールし、Wi-Fi経由で本体と連携させる必要があります。設定は案内に沿って進めていくと簡単にできました。外出先でもアプリから掃除を開始できるほか、清掃する部屋やエリア、吸引力や水拭きの有無、曜日や時間を指定したスケジュール運転など、細かく設定可能で、実際に使い込むほど便利さを実感しています。
さらにAppleの「Siri」や「Amazon Alexa」「Google アシスタント」などの音声アシスタントにも対応していて、「リビングを掃除して」「キッチンを水拭きして」といった簡単な操作なら、音声だけでできます。他の家事などで手が離せないときにすごく助かります。

「ルンバと連携させるための初期設定は、アプリの指示に従っていくだけ。10分もかかりません」(田中さん)
特に重宝しているのが「スケジュール設定」です。「リビングは月・水・金に掃除」「キッチンは毎日水拭き」など、部屋や曜日ごとにかなり細かい指示を出せるので、忙しい日でも無理なく清潔な状態をキープできます。しかも、吸引力や水拭きの有無もスケジュールごとに設定できるので、「月曜は軽め、金曜は念入りに」といった生活パターンに合わせた調整ができるのもうれしいポイント。スマホのカレンダーに予定を入れるような感覚で設定できるので、操作に迷うことはありませんでした。

曜日と開始時刻を選ぶだけでルーチンスケジュールが設定できる(左)。清掃場所ごとに「掃除機がけと拭き掃除」など、掃除方法の指定も可能(右)
もう一つ便利だと感じたのが「清掃マップ管理」です。初回マッピングでつくった間取り図に、自分で部屋名をつけたり、掃除するゾーンを区切ったりできて使いやすいです。個人的に気に入っているのが、進入禁止エリアを設定できること。従来からある機能ですが、わが家では愛犬のベッドスペースを「進入禁止エリア」に設定しています。愛犬もルンバに慣れているとはいえ、やはり近づくと嫌がります。愛犬がくつろぐベッドスペースには近づきすぎない設定にできるのは便利です。

MAP上で赤くなっている部分が進入禁止エリア(左)。ルンバはベッドスペースに近づきすぎない程度で方向転換した
Roomba Max 705 Comboレビュー5|お手入れ
これまでも自動ゴミ収集機能がついたロボット掃除機はありましたが、ブラシに髪の毛が絡んだり、モップから生乾きのにおいがしたりと、清掃後の手間に悩まされることもありました。そんなお手入れの負担が大幅に軽減されているところが、Roomba Max 705 Combo最大の特徴といっていいかもしれません。

「AutoWash充電ステーション」の中身。中央のステーションを挟んで左側から廃水用タンク、紙パック、右側が給水用タンク
このモデルに搭載されているゴム製デュアルアクションブラシは、一般的な毛ブラシに比べて圧倒的にメンテナンスが簡単です。これまでは髪の毛やペットの毛が絡まると、ハサミやカッターで切る必要がありましたが、このブラシは毛が滑りやすい素材でできているため、絡んでもほとんどはローラーの軸部分に限られます。指でサッと引き抜くだけで簡単に取れるので助かります。ブラシ自体もワンタッチで取り外しが可能なので、日常的なお手入れは数十秒で完了。以前は1週間に1度、分解して徹底的に掃除していたのに、今は月に数回ブラシを外して軽く手入れするだけで十分。工具いらずで気楽にできるのも便利です。

側面のレバーを引き上げるだけでブラシは簡単に取り外せる(左)。毛髪類は軸部分にたまりやすい。指でつまんでサッと引き抜くだけでOK
モップについても、掃除が終わって充電ステーションに戻ると自動で洗浄され、さらに温風で乾燥までしてくれます。本体が稼働している最中も内部で洗浄されているので、常に清潔な状態をキープできるのはうれしいポイント。以前は使用後にモップを手洗いして干す手間がありましたが、このモデルは放っておいても嫌なにおいが出ることはありませんでした。

モップ側面のレバーを下げると(左)、モップを引き抜くことができる。通常は取り外すシーンはないが、汚れの確認や万が一のときのために知っておこう
ゴミの収集も全自動です。本体のゴミは充電ステーションに戻ると紙パックに吸引されます。紙パックは交換式ですが、公式では最大約75日分(※)ためておけるとされているので、交換するのは2ヶ月半に1度くらいでしょうか。私は使い始めて1ヶ月なので、まだ一度も交換していません。一応シミュレーションのつもりで取り外しを試してみましたが、手を汚すことなく簡単に引き出すことができました。紙パックがいっぱいになるとステーションのランプが点灯して知らせてくれるので、交換忘れの心配もなさそうです。
※ すべての家庭環境において、期間を保証するものではありません

紙パックには持ち手がついており、手を汚さずに引き出すことができる。手前のスペースに予備のパックを収納できるのもうれしい心遣い
充電ステーションの給水用タンクは片手で持てるサイズで、蛇口からそのまま水を入れるだけ。注ぎ口が広いためこぼれにくく、日常的な給水もストレスになりません。週に3~4回掃除していますが、給水頻度は1週間に1度程度ですんでいます。

ステーションの天板を開け、給水用タンクを引き出して水の補充を行う。基本的に常温の水道水を使用する
廃水用タンクも同じくシンプルで、いっぱいになったら赤ランプが点灯するので、家庭の排水口に流すだけ。内部には汚れ防止のコーティングが施されているため、軽くすすぐだけで清潔さを保てるのもポイントです。

真ん中の黒いタンクが廃水用タンク。給水用タンクより一回り小さくなっている
Roomba Max 705 Comboをスマートに使いこなすコツ
「高性能なロボット掃除機も、ちょっとした工夫でより生活になじみますよ」と田中さん。
実際に1ヶ月間使って感じたポイントや、便利な使い方のアイデアを合わせてご紹介します。細かな部分までユーザーの手間が減るように設計されていて、「これぞ全自動」と実感できました。
初回マップ作成は環境を整えてていねいに
最初のマップ作成は5〜10分程度で終わりますが、このときの環境づくりを面倒くさがらずにていねいに行うのがコツです。ソファやテーブルなど定位置にある家具はそのままにしておき、段ボールや荷物など、ふだん置かないものは片付けておきましょう。こうすることで正確なマップができ、以降の清掃効率が格段にアップします。

最初のマッピングは面倒くさがらずに。余分なものはなるべく置かないようにしよう
進入禁止エリアを設定してトラブルを回避&効率アップ
ペットのエサ皿や水飲み場、おもちゃが多い子どもの遊び場など、床に直接ものを置きがちな場所は、進入禁止エリア機能で除外しておくと安心です。余計なトラブルを防ぎつつ、無駄な動きを減らせるため掃除の効率も向上します。
Roomba Homeアプリから簡単に設定でき、赤枠をドラッグするだけで指定可能。複数の場所や部屋にまたがって設定できるのも便利です。

障害物を回避する機能はあるが、事前に進入禁止エリア機能に登録しておくことで無駄な動きが省ける
“ながら家事”で時間を有効活用
ルンバが部屋を掃除している間、その時間を他の家事の作業に充てることで、時間を有効活用しています。例えば、ルンバの稼働中に洗濯物を干したり、食器を片付けたりできるのは大きなメリットです。
掃除に気を取られず、「家事の合間に掃除をすませる」という感覚で使えるため、複数の家事を同時に進められます。また、ルンバの動線上に散らかっている小物をあらかじめ片付けておくなど、簡単な準備をするだけで掃除の効率も上がり、よりストレスを減らせます。
こうした活用法により、掃除の手間が減るだけでなく、家事全体の時間配分を見直し、ゆとりのある暮らしを実現しやすくなります。

ルンバによって削減できた掃除時間を有効に使おう
まとめ|自分にぴったりのルンバを選び、生活にゆとりを

ロボット掃除機は“掃除を忘れる暮らし”を実現する強力な味方です。その中でもルンバは豊富なシリーズと長年の信頼実績に加え、高い性能でさまざまな暮らしに対応できる柔軟性があります。
シンプルな機能の「Roomba」シリーズはコストパフォーマンスを重視する人向け。「Roomba Plus」シリーズはゴミの自動収集やモップ洗浄といった中核機能を求める層にマッチ。そして今回メインで紹介したRoomba Max 705 Comboを含む、上位モデルの「Roomba Max」シリーズは、“掃除”という家事からの解放を求める人におすすめです。それぞれのライフスタイルに合ったシリーズを基準にしつつ、部屋の広さやペットの有無、清掃頻度などを加味して選ぶようにしましょう。
本記事で紹介した各モデルの特長や使い方のコツを参考に、自身の暮らしにフィットする1台を見つけてください。
商品概要・ご購入はこちら!
iRobot
Roomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
参考価格: ¥179,800(税込)
全ルンバシリーズの中で最上位に位置づけられる“フルオート清掃”を実現するモデルです。強力な吸引性能に加え、水拭き機能を備え、床のホコリや汚れまでまとめてケアします。「AutoWash充電ステーション」は、ゴミ収集だけでなくモップの洗浄・温風乾燥、給水・排水まで自動で行います。さらにPrecisionVision AIテクノロジーを搭載し、障害物の回避やゴミがたまりやすいエリアの重点的清掃も可能です。
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