片手鍋のおすすめ8選!料理家が選び方のポイントや軽くて使いやすいサイズの注目商品を紹介

片手鍋のおすすめ8選!料理家が選び方のポイントや軽くて使いやすいサイズの注目商品を紹介

「もっている片手鍋が古くなったので新しいものに買い替えたい」
「おしゃれで使いやすい、おすすめの片手鍋が知りたい!」

毎日の調理で出番が多い片手鍋。定番のコンパクトな調理道具ですが、なんとなく買ったものを使い続けている方も多いでしょう。今まで使っていたものを買い替えたいと思っても、サイズも素材も種類が多くて迷ってしまいますよね。せっかく買うなら、今もっているものよりも機能やデザインなどが良いものを選びたいものです。

そこで、この記事では料理家の風間章子さん片手鍋を選ぶうえで押さえておきたいポイントについて教えていただきました。

<専門家に聞く!片手鍋の選び方のポイント>

  • 調理の時間を短くしたいならアルミニウム製、じっくり火を通す料理ならステンレス製がおすすめ
  • ホーロー製は万能で幅広い調理に使いやすい
  • IHクッキングヒーターで使用できるかどうかを確認する
  • お手入れを楽にするコーティング、計量できる目盛り付きのものが便利

また、your SELECT.編集部おすすめの片手鍋8選もご紹介します。自分に合う片手鍋を見つける参考にしてください。

片手鍋のおすすめ8選
メーカー
商品名
柳宗理 富士ホーロー 北陸アルミニウム 宮崎製作所 アイリスオーヤマ サーモス 丸新銅器 ル・クルーゼ
ステンレス片手鍋 つや消し コットンシリーズ ソースパン 雪平鍋 【IH】花雪 ジオ・プロダクト 片手鍋 KITCHEN CHEF ダイヤモンドグレイス 片手なべ デュラブルシリーズ クックパンKNB 雪平鍋 EOS ソースパン
柳宗理|ステンレス片手鍋 つや消し 富士ホーロー|コットンシリーズ ソースパン 北陸アルミニウム|雪平鍋 【IH】花雪 宮崎製作所|ジオ・プロダクト 片手鍋 アイリスオーヤマ|KITCHEN CHEF ダイヤモンドグレイス 片手なべ サーモス|デュラブルシリーズ クックパンKNA 丸新銅器|雪平鍋 ル・クルーゼ|EOS ソースパン
参考価格(税込) 7955円 3850円 2821円 6492円 2283円 1982円 6245円 9500円
本体素材 ステンレス・アルミ三層鋼 ホーロー アルミニウム ステンレス・アルミ多層 アルミニウム アルミニウム合金 ホーロー
容量 2L 1.6 L 1.9L 2L 2L 2L 1.4L 2L
サイズ(直径) 18cm 16cm 18cm 18cm 18cm 18cm 18cm 16cm
サイズ(幅×
奥行×
高さ)
約35.1×21.8×11.7cm 約34.5×19×12.5cm 約33.7×20.3×12cm 約41.7×19.8×12.8cm 約35.7×18.5×10.8cm 約35×20×8cm 約19.5×8.8cm
(外径×深さ)
約35×19×16cm
重さ 1060g 920g 約460g 1290g 660g 600g 約800g 1200g
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
料理家
風間章子さん
風間章子
イタリアンレストラン、料理教室、ビール会社研究所などを経て料理家として独立。カフェの立ち上げや、雑誌・広告のメニュー監修など行う。2013年より料理の楽しさを伝えるキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営、料理教室などを開講している。

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目次

片手鍋を選ぶ前に知っておきたい3つのこと

片手鍋は商品によって、熱伝導性や保温性、焦げつきやすさなどが異なります。これらは調理や手入れの手間に影響するので、知っておくとよいでしょう。また、対応可能な熱源も商品によって異なるので、自宅のコンロに対応していないものを選ばないように注意が必要です。

片手鍋の使いやすい素材や容量、対応する熱源など、購入する前に知っておきたいポイントを風間さんに伺いました。

ラインナップが豊富な片手鍋。フタや素材もそれぞれに異なり、使い勝手も変わってくる

ラインナップが豊富な片手鍋。フタや素材もそれぞれに異なり、使い勝手も変わってくる

片手鍋とソースパン、ミルクパン、雪平鍋では、向いている調理が異なる

一般的に片手鍋とは取っ手が一つで、片手で手軽に扱えるコンパクトな鍋の総称です。片手鍋の種類は、幅広い用途で使えるスタンダードなタイプをはじめ、サイズや形状が異なるソースパン、ミルクパン、雪平鍋などがあります。

それぞれに特徴があり、向いている調理などが異なります。

<片手鍋のおもな種類>
片手鍋の種類

スタンダードなタイプはサイズ(直径)が14〜26cm程度で、さまざまな調理に対応できます。ソースパンは直径が18cm前後とやや小さめで深さがあり、中身がこぼれにくいのでスープや味噌汁など汁物の調理に向いています。さらにコンパクトで、注ぎ口があるものがミルクパンと呼ばれます。ミルクなどのドリンクを温めるときや、離乳食や下ごしらえなど、少量の調理をしたいときに使いやすいタイプです。

雪平鍋の大きな特徴である槌目(つちめ)。この凸凹の加工が、表面積を広くして熱伝導性を高めている

雪平鍋の大きな特徴である槌目(つちめ)。この凸凹の加工が、表面積を広くして熱伝導性を高めている

雪平鍋は表面に特殊な加工が施された、日本で昔から使われている伝統的な鍋です。今のような形のものが普及したのは昭和20年代頃といわれています。槌目(つちめ)という凸凹の打ち出し加工により表面積が広くなるため、熱が伝わりやすくお湯などが早く沸きます。両側に注ぎ口が付いており、だし汁やスープを注ぎやすくなっているのも特徴です。雪平鍋は片手鍋に多く見られますが、両手鍋のものなどもあります。

アルミニウムと銅、ステンレス製の一部はIHクッキングヒーターで使えないことがある

片手鍋の素材には、おもにアルミニウムホーローステンレスの3つがあります。片手鍋は素材によってIHクッキングヒーターで使用できないことがあるので注意が必要です。おもな素材の他にも、銅、ガラス、陶器などの片手鍋もIHクッキングヒーターでは使えません。ただし、近年普及したオールメタル対応のIHクッキングヒーターなら、ガラスや陶器以外の金属であれば、使うことができます。

<おもな素材のメリット・デメリット>
素材 アルミニウム ホーロー ステンレス
おもな素材のメリット・デメリット:アルミニウム おもな素材のメリット・デメリット:ホーロー おもな素材のメリット・デメリット:ステンレス
メリット ・熱伝導性が高く短時間でお湯を沸かすことができる
・軽くて扱いやすい
ほとんどがIHクッキングヒーターで使える
・においや色が移りにくい
・蓄熱性が高く食材をじっくり加熱できる
・保温性が高く料理が冷めにくい
・傷や変形、サビに強い
デメリット IHクッキングヒーターは使えないことが多い
・酸やアルカリに弱く腐食しやすい
・加熱したものが冷めやすい
・急な温度変化や衝撃に弱い
・小さなヒビや傷からさびやすい
IHクッキングヒーターで使えないことがある
・熱伝導性が低く、火を通すのに時間がかかる
・焦げつきやすい

また、それぞれの素材にメリットとデメリットがあるので、使用するシーンに合わせて選ぶとよいでしょう。熱伝導性が高いアルミニウムの片手鍋は、火の通りが早く、お湯を沸かす、出汁を取る、野菜などの具材に火を通す際も時間が短く済みます。ただ、アルミニウムはIHクッキングヒーターに対応していないものが多いため、必ず対応熱源をチェックしましょう。

アルミニウム製と同じく、対応熱源に注意が必要なのはステンレスです。見た目はほとんど同じでも、IHクッキングヒーターで使えるものと、使えないものがあるので必ず対応熱源を確認しましょう。また、アルミニウムとは反対に熱伝導性が低いステンレス製ですが、そのぶん保温性は高くなります。煮物など余熱でじっくり火を通す料理なら、ステンレス製が最適です。

ホーロー製の片手鍋は、ほとんどが鉄などの金属にガラス質のコーティングが施されており、IHクッキングヒーターでも使えます。熱伝導性や保温性も高く、万能に使いやすい素材といえるでしょう。においや色移りがしにくく、カレーやニンニク料理をつくるときにぴったりです。さらに酸やアルカリに強く、蓄熱性が優れているので、酸味が強いフルーツを使ったジャムをつくるのにも向いています。

コーティングされているものならお手入れが簡単! 水加減がわかる目盛り付きも便利

使用頻度の高い片手鍋は、素材の他にも使いやすさがアップする機能にも注目しましょう。

内側がコーティングされているものだと、毎日のお手入れの負担を減らせます。片手鍋の内側のコーティングは、フッ素樹脂加工されているものが多く見られます。また、ホーロー製の片手鍋は、もともとホーロー加工が施されています。どちらの加工も汚れや焦げつきが落としやすく、日々のお手入れは中性洗剤とスポンジで十分きれいにできます。

写真左はフッ素樹脂加工、写真右はホーロー加工。どちらも汚れや焦げを落としやすい

写真左はフッ素樹脂加工、写真右はホーロー加工。どちらも汚れや焦げを落としやすい

他に、片手鍋に多くみられるのは目盛りです。袋入りインスタントラーメンをつくるときや、お菓子でゼラチンを溶かすとき、味噌汁のだし汁など、ざっくりと水分を計量をするときに、目盛りが付いていると計量カップなどを使わなくて済むので便利です。

鍋にエンボス加工で目盛りが入っているものは、洗っても文字がすり減らないので長く使える

鍋にエンボス加工で目盛りが入っているものは、洗っても文字がすり減らないので長く使える

毎日使いたくなる! おすすめの片手鍋8選

風間さんのお話を参考に、your SELECT.編集部がおすすめの片手鍋を選びました。毎日の料理に使いやすい商品を紹介します。

片手鍋のおすすめ8選
メーカー
商品名
柳宗理 富士ホーロー 北陸アルミニウム 宮崎製作所 アイリスオーヤマ サーモス 丸新銅器 ル・クルーゼ
ステンレス片手鍋 つや消し コットンシリーズ ソースパン 雪平鍋 【IH】花雪 ジオ・プロダクト 片手鍋 KITCHEN CHEF ダイヤモンドグレイス 片手なべ デュラブルシリーズ クックパンKNB 雪平鍋 EOS ソースパン
柳宗理|ステンレス片手鍋 つや消し 富士ホーロー|コットンシリーズ ソースパン 北陸アルミニウム|雪平鍋 【IH】花雪 宮崎製作所|ジオ・プロダクト 片手鍋 アイリスオーヤマ|KITCHEN CHEF ダイヤモンドグレイス 片手なべ サーモス|デュラブルシリーズ クックパンKNA 丸新銅器|雪平鍋 ル・クルーゼ|EOS ソースパン
参考価格(税込) 7955円 3850円 2821円 6492円 2283円 1982円 6245円 9500円
本体素材 ステンレス・アルミ三層鋼 ホーロー アルミニウム ステンレス・アルミ多層 アルミニウム アルミニウム合金 ホーロー
容量 2L 1.6 L 1.9L 2L 2L 2L 1.4L 2L
サイズ(直径) 18cm 16cm 18cm 18cm 18cm 18cm 18cm 16cm
サイズ(幅×
奥行×
高さ)
約35.1×21.8×11.7cm 約34.5×19×12.5cm 約33.7×20.3×12cm 約41.7×19.8×12.8cm 約35.7×18.5×10.8cm 約35×20×8cm 約19.5×8.8cm
(外径×深さ)
約35×19×16cm
重さ 1060g 920g 約460g 1290g 660g 600g 約800g 1200g
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

デザイン性と機能性を兼ね備えた人気商品 柳宗理|ステンレス片手鍋 つや消し

柳宗理|ステンレス片手鍋 つや消し
柳宗理|ステンレス片手鍋 つや消し-2

出典:Amazon

柳宗理|ステンレス片手鍋 つや消し
柳宗理|ステンレス片手鍋 つや消し-2

風間章子さんおすすめポイント

つや消しでマットな仕上がりになっており、見た目が上品な片手鍋。2人分のちょっとした煮物などにちょうど良いサイズです。柳宗理の特徴でもある、取っ手の持ちやすさ、注ぎ口の使いやすさに加え、フタを回転させると水切りができるという調理の手間を省くギミックも、日々使う道具として優秀です。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材 ステンレス・アルミ三層鋼
容量 2L
サイズ(直径) 18cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約35.1×21.8×11.7cm
重さ 1060g
内面コーティング
IH対応
目盛り
フタ

日本を代表するインダストリアル・デザイナー「柳宗理」ブランドの片手鍋は、シンプルな佇まいがどんなキッチンでも使いやすい、人気の商品です。左右に広がったユニークな形状は、見た目の美しさだけでなく、フタを回転させると隙間ができ、ザルを使うことなく水切りができるなど機能面での使いやすさも兼ね備えています

キッチンに置いておきたくなるかわいいデザイン 富士ホーロー|コットンシリーズ ソースパン

富士ホーロー|コットンシリーズ ソースパン

出典:Amazon

風間章子さんおすすめポイント

使い続けるうちに愛着がわく、富士ホーローのソースパン。コンパクトなサイズで扱いやすく、少人数の味噌汁やスープ、野菜の下茹でなど毎日の副菜づくりで活躍します。蓄熱性を生かしてジャムなどをつくるのにもぴったりです。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材 ホーロー
容量 1.6 L
サイズ(直径) 16cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約34.5×19×12.5cm
重さ 920g
内面コーティング ホーロー
IH対応
目盛り
フタ

くすみカラーがおしゃれな、ホーロー製の片手鍋です。取っ手とフタのつまみは熱くなりにくい天然木で作られており、北欧テイストを感じさせるかわいらしいデザインです。ガス火だけではなくIHクッキングヒーターでも加熱が可能。コンパクトで熱伝導性も高いため、野菜の下茹でや2~3人分のスープづくりなどを手早く行えます。

定番の雪平鍋がIH対応になって便利に 北陸アルミニウム|雪平鍋 【IH】花雪

北陸アルミニウム|雪平鍋 【IH】花雪

出典:Amazon

風間章子さんおすすめポイント

打出しの雪平鍋は熱伝導が良いためすぐに沸騰し、火加減の調節がしやすいのも使いやすい点です。アルミニウム製で軽くて丈夫なので、長く愛用できます。アルミニウムなのにIH対応なのもポイントです。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材 アルミニウム
容量 1.9L
サイズ(直径) 18cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約33.7×20.3×12cm
重さ 約460g
内面コーティング
IH対応
目盛り
フタ

アルミ素材でIHクッキングヒーターに対応した、日本製の雪平鍋。傷をつきにくくしたり、腐食をしにくくしたりするアルマイト加工が施されているため、きれいな状態を長く保てます。水切れが良い注ぎ口や、計量しやすい目盛りが付いているのもうれしいポイントです。また、木製の取っ手は手に持つとになじみやすく、付け根の金具が長い構造になっているため、焦げにくくなっています。

密閉性の高いフタで調理の幅が広がる 宮崎製作所|ジオ・プロダクト 片手鍋

宮崎製作所|ジオ・プロダクト 片手鍋

出典:Amazon

風間章子さんおすすめポイント

持ち上げやすい補助ハンドルや、注ぎ口なしでも液だれしにくいフチなど、さまざまな工夫がされた形状です。そのままオーブンに入れることもでき、調理の幅が広がります。焦げつきやすいので、高温調理を必要としないメニューにおすすめです。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材 ステンレス・アルミ多層
容量 2L
サイズ(直径) 18cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約41.7×19.8×12.8cm
重さ 1290g
内面コーティング
IH対応
目盛り
フタ

食育の第一人者、服部幸應氏とともに宮崎製作所が開発した、「ジオ・プロダクトシリーズ」の片手鍋。加熱すると水蒸気がフタと本体の隙間に水の膜をつくって密閉状態にする「ウォーターシール構造」で、無水調理や無油調理が可能。素材本来の良さを存分に生かして調理ができます。

耐摩耗試験50万回をクリアしたダイヤモンドコーティングを採用 アイリスオーヤマ|KITCHEN CHEF ダイヤモンドグレイス 片手なべ

アイリスオーヤマ|KITCHEN CHEF ダイヤモンドグレイス 片手なべ

出典:Amazon

風間章子さんおすすめポイント

フッ素樹脂コーティングなので焦げつきにくく、炒める工程のある調理にもストレスがありません。汚れもスルッと落ちるので、後片付けが苦手な方にも使いやすい商品です。ダイヤモンドコートはフッ素コートの中でも耐久性があり、長持ちするのも魅力です。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材 アルミニウム
容量 2L
サイズ(直径) 18cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約35.7×18.5×10.8cm
重さ 660g
内面コーティング フッ素樹脂加工
IH対応
目盛り
フタ

フッ素樹脂コーティングに人工ダイヤモンドの粒子を配合し、丈夫で剥がれにくい高性能なコーティングをかなえたダイヤモンドコーティングを採用しています。焦げつきにくさ、汚れのこびりつきにくさが長く続き、少ない油で調理することが可能です。スタイリッシュなシルバーのデザインが目を引きます。

キッチンツールがのせられる取っ手が便利 サーモス|デュラブルシリーズ クックパンKNA

サーモス|デュラブルシリーズ クックパンKNA

出典:Amazon

風間章子さんおすすめポイント

汁物だけでなく、煮物にも使いやすい18cmサイズ。汚れがこびりつかないコーティングで炒めて煮るなどの調理に向いています。手頃な価格なので、リピートして購入しやすいのが良いですね。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材 アルミニウム合金
容量 2L
サイズ(直径) 18cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約35×20×8cm
重さ 600g
内面コーティング フッ素樹脂加工
IH対応
目盛り
フタ

サーモスのフライパンで人気のコーティング、「耐摩耗性デュラブルコート」を採用した片手鍋です。内面だけでなく外面にもコーティングを施しており、お手入れが簡単にできます。持ち手に菜箸やおたまなど、サーモス製のキッチンツールをのせることができるのも便利です。底面が広く、焼く・炒めるといった調理にもおすすめです。

熱伝導率が抜群の銅製雪平鍋 丸新銅器|雪平鍋

丸新銅器|雪平鍋

出典:Amazon

風間章子さんおすすめポイント

銅製の雪平鍋は、アルミニウム製より一層熱伝導性が高いです。お湯などが沸騰するまでの時間が早いので、時短になります。銅製の片手鍋はやや重く、錆びないようにお手入れが必要なので、料理道具にこだわりたい方におすすめです。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材
容量 1.4L
サイズ(直径) 18cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約19.5×8.8cm(直径×深さ)
重さ 約800g
内面コーティング
IH対応
目盛り
フタ

金属加工で有名な新潟県の燕三条地域にある、銅製の調理器具を作る会社「丸新銅器」の片手鍋の特徴は、熱伝導率が高いこと。すばやく全体に均一に熱が入る銅製の雪平鍋は、プロの料理人たちにも愛用されています。こまめにお手入れをすれば、一生モノの道具として長くつき合える商品です。

従来のモデルより軽くなり使いやすさがアップ ル・クルーゼ|EOS ソースパン

ル・クルーゼ|EOS ソースパン

出典:Amazon

風間章子さんおすすめポイント

やや重量のあるイメージのル・クルーゼですが、こちらは鋳鉄ではなく鋼製なので、比較的軽くできています。取っ手も長く握りやすいので、少々重くてもあまり苦になりません。日々のスープや、野菜を茹でる、煮る、なんでもこなせるオールマイティな片手鍋です。

風間章子さんポイント画像

料理家

風間章子さん

本体素材 ホーロー
容量 2L
サイズ(直径) 16cm
サイズ(幅×奥行×高さ) 約35×19×16cm
重さ 1200g
内面コーティング ホーロー
IH対応
目盛り
フタ

「EOS」は、鋳物ホーローの鍋として人気のル・クルーゼブランドの新シリーズ。鋼板にホーロー加工を施しており、鋳物にホーロー加工を施している従来のル・クルーゼの鍋と比べると軽く、扱いやすいのが特徴です。ル・クルーゼの鍋は使ってみたいけど重そうなのでためらっていた、という人におすすめの商品です。

素材違いの片手鍋を比較検証! 長持ちさせるお手入れ方法も紹介

片手鍋は素材によって熱伝導性や保温性にどのくらい違いがあるのか、実際に比べてみました。長持ちさせるための使い方と、どの片手鍋でも行えるお手入れ方法もご紹介します。

沸騰するまでの時間と、沸騰後の温度を素材別に検証

素材によって熱伝導性や保温性が異なることがいわれていますが、実際にはどれくらい違うのでしょうか。市販されているほぼ同じサイズの素材違いの片手鍋を用意し、お湯が沸騰するまでの時間とその後の温度の下がり方を検証しました。

鍋の大きさは直径14cmサイズ、400mlの常温(20℃)の水が100℃で沸騰するまでの時間と、火からおろして5分後のお湯の温度を調べました。

<常温の水が沸騰するまでの時間と5分後のお湯の温度>
素材 アルミニウム ホーロー ステンレス
常温の水が沸騰するまでの時間と5分後のお湯の温度:アルミニウム 常温の水が沸騰するまでの時間と5分後のお湯の温度:ホーロー 常温の水が沸騰するまでの時間と5分後のお湯の温度:ステンレス
沸騰するまでの時間
(3回計測した平均値)
4分37秒
4分52秒
5分18秒
5分後のお湯の温度
(3回計測した平均値)
72.1℃
73.5℃
74.6℃

沸騰するまでの時間がもっとも短かかったのはアルミニウム製の片手鍋でした。また、5分後のお湯の温度がもっとも低いのも、アルミニウムでした。アルミニウムは熱伝導性の高さゆえに温度が上がるのも冷めるのも早い、ということが確認できました。

沸騰するまでの時間がもっとも長かったのはステンレスで、もっとも短かかったアルミニウムとの時間差は40秒以上ありました。5分後のお湯の温度でもっとも高い温度を保っていたのもステンレスで、アルミニウムと比べると2℃以上の差がありました。熱伝導性の低さゆえに、温度が上がるのも下がるのも遅いということがわかります。

沸騰するまでの時間、5分後のお湯の温度ともに、アルミニウムとステンレスの中間値となったのはホーローです。熱伝導性も保温性も高く、バランスが良い素材であることがうかがえます。

同条件下で沸騰するまでの時間などを比べてみると、ホーローは熱伝導性も保温性も高いことがわかった

同条件下で沸騰するまでの時間などを比べてみると、ホーローは熱伝導性も保温性も高いことがわかった

片手鍋を長持ちさせる使い方とお手入れ方法

片手鍋を長持ちさせるポイントは、使うときの火加減です。片手鍋は両手鍋と比べて底面が狭いことが多いため、両手鍋と同じ火加減では強すぎて、中身や外側が焦げつきやすくなってしまいます。鍋底からはみ出ない程度の適切な火加減で使って焦げつきを防ぎましょう。焦げつきを防ぐと鍋へのダメージが少なく、長く使うことができます。

最大でも片手鍋の底面からはみ出さないよう、適切な火加減で使おう

最大でも片手鍋の底面からはみ出さないよう、適切な火加減で使おう

また、日々の汚れなどを落とすとき、効果的なのは鍋の中身を入れっぱなしにせず、冷めたらすぐに中性洗剤とスポンジで洗うこと。汚れをため込まずこまめに落とすことで、強く擦ったり、焦げ落としや漂白剤などの特別な洗剤を使ったりせずに済むため、鍋の劣化を抑えられます。

片手鍋に関するQ&A

両手鍋に関するよくある疑問について、風間さんに答えていただきました。

風間さんは料理教室でさまざまな種類の片手鍋を使うため、サイズ違いでスタッキング収納できる片手鍋を多くもっているという

風間さんは料理教室でさまざまな種類の片手鍋を使うため、サイズ違いでスタッキング収納できる片手鍋を多くもっているという

Q.片手鍋に料理を入れたまま、冷蔵庫に保存してもいい?

A. ホーロー製の片手鍋なら一時的な保存は構いませんが、それ以外のものはやめましょう

鍋は保存容器ではないため、雑菌が繁殖してしまうことがあります。保存容器に移し替えるか、鍋なら菌が繁殖しにくいホーロー製にして、短時間の保存に留めましょう。鍋が熱いままだと冷蔵庫内の温度が上がってしまうので、粗熱は必ず取ってから冷蔵庫に入れるようにしてください。

また、料理が熱いままフタをすると水蒸気がこもり、フタに水滴がつきます。これが菌を増殖させる原因になるので、一時的な保存でも湯気が出なくなるまでしっかり冷ましましょう。

Q.収納していると取っ手の重さで傾いてしまう。いい収納方法はある?

A. 平置きにせず、立てたり、掛けたりして収納するのがおすすめです

ブックエンドなどを利用して、立てておいたり、軽いものであればフックなどで掛けておいたりすると取り出しやすく、省スペースで収納できます。

軽い片手鍋ならコンロ近くにフックなどに掛けて収納すると取り出しやすい。ただし、フックの耐荷重に注意

軽い片手鍋ならコンロ近くにフックなどに掛けて収納すると取り出しやすい。ただし、フックの耐荷重に注意

Q.焦げついた場合の落とし方はどの素材の片手鍋でも同じ?

A. 焦げつきの落とし方は、素材によって変わります。焦げつきは重曹やお酢で落とす、と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、どの片手鍋にも有効というわけではなく、素材によって、洗剤や道具との相性の良し悪しがあります。焦げを落とすのに向いている洗剤や道具を素材別にまとめたので、参考にしてください。

<素材別・向いている焦げつきの落とし方>
素材 アルミニウム ホーロー ステンレス
中性洗剤
まる
軽い焦げなら落ちる
まる
軽い焦げなら落ちる
まる
軽い焦げなら落ちる
重曹
ばつ
黒くなってしまう
まる
よく落ちる
さんかく
落ちにくいことがある
お酢
まる
よく落ちる
まる
よく落ちる
まる
よく落ちる
クレンザー
さんかく
表面コーティングのないものに限る
ばつ
細かい傷がつきホーローが剥がれる
ばつ
傷がつきツヤがなくなる
スポンジ
※研磨剤なし
まる
軽い焦げなら落ちる
まる
軽い焦げなら落ちる
まる
軽い焦げなら落ちる
金タワシ
さんかく
表面コーティングのないものに限る
ばつ
細かい傷がつきホーローが剥がれる
ばつ
傷がつきツヤがなくなる

また、どの素材でもフッ素樹脂加工がしてあるものは、中性洗剤とスポンジでほとんどの焦げつきが落とせます。焦げつきを放置したまま使い続けていると、焦げが燃えて炭化し落ちにくくなってしまいます。焦げついたらその都度こまめに落とすようにしましょう。

Q.取っ手がぐらぐらする。解決方法はある?

A. ネジを締め直して、それでも直らなければ取っ手を交換してみましょう

取っ手についているネジを締めると、グラつきが解消することがあります。また、鍋によっては交換用の取っ手を別売りで売っているので、交換してグラつきが解消することもあります。

使っているうちに、意外と取っ手のネジは緩むもの。雪平鍋の中には、取っ手を交換しながら長く使えるようにもともと別売りにしている商品もある

使っているうちに、意外と取っ手のネジは緩むもの。雪平鍋の中には、取っ手を交換しながら長く使えるようにもともと別売りにしている商品もある

Q.フタが別売りだった。フタはあった方がいいの?

A. あってもなくてもよいです。料理をつくってもすぐに鍋の中身を出すのであれば、なくても大丈夫なことが多いでしょう。ただ、調理のレシピによってフタがあった方が便利です。そのような場合には、両手鍋やフライパンなどのフタで対応するのも一つの方法です。また、いろいろなサイズの鍋で使えるフタを購入してもよいでしょう。

サイズ違いで溝があり、さまざまなサイズに対応しているフタ

サイズ違いで溝があり、さまざまなサイズに対応しているフタ

Q.フタのつまみや取っ手の素材にはどのようなものがある?

A. プラスチック、木材に加え、本体と同素材などがよく使われます。

プラスチックは金属と比べて熱が伝わりにくい素材です。水に強く、さびやカビがつきにくい点からも、鍋のつまみや取っ手によく使われています。木材も、プラスチックと同様に熱が伝わりにくいうえにデザイン性が高い素材ですが、カビたり、コンロの火で焦げついたりすることがあるので、扱いには注意が必要です。本体と同素材の場合は、統一感があるものの熱くなりやすいことが多いので、使うときは布巾や鍋つかみを使い、やけどしないように注意しましょう。

左が熱くなりにくいプラスチック製の取っ手。右の木製の取っ手も熱くなりにくいが、カビや焦げに注意が必要

左が熱くなりにくいプラスチック製の取っ手。右の木製の取っ手も熱くなりにくいが、カビや焦げに注意が必要

Q.片手鍋の容量はどのくらいを目安に選んだらよい?

A. 片手鍋の容量は必要な人数分よりやや余裕があるものを選ぶとよいでしょう。おもにカレーや味噌汁をつくる場合には、1人前が200mlくらい、5人前で1Lくらいの量です。200〜500mlくらいの余裕をもって、1.2〜1.5Lくらいの容量を選ぶと、混ぜたり沸騰したりしても、あふれる心配がありません。片手鍋で麺類をつくることが多い場合は、さらに大きめの容量を選ぶとよいでしょう。具材を入れた麺類を一度に2人前煮込むなら、容量が2Lくらいのものを選ぶと安心です。

アルミニウムなどの軽い素材の片手鍋は、中身をたっぷり入れても重くなりにくい

アルミニウムなどの軽い素材の片手鍋は、中身をたっぷり入れても重くなりにくい

ただし、本体と中身で3kgを超えると持つときにバランスがとりにくいので、本体の重さが1kgくらいであれば、中身は2Lより多くならないようにすると扱いやすいです。

片手鍋のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは片手鍋の人気商品をランキングで紹介しています。どれを買おうか迷ったときには、以下のランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

  • 時短料理ならアルミニウム製、じっくり火を通す料理ならステンレス製がおすすめ
  • ホーロー製は万能で幅広い調理に使いやすい
  • アルミニウムステンレス製の片手鍋は、IHクッキングヒーターに対応していない場合がある
  • 料理に必要な人数分の容量より、200〜500mlくらいの余裕があるもの選ぶと使いやすい
  • 本体の重さ+料理の重量が3kg以下になるようにすると扱いやすい
  • 片手鍋を長持ちさせるには、こまめなお手入れと適切な火加減で使うことが大事

使用頻度の高い片手鍋は、自分の使い方に合った素材や容量のものを選ぶことによって、使い勝手の良さが確実にアップします。使いやすい片手鍋は、毎日の調理の効率をアップしてくれるでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、使い勝手の良い、自分のニーズに合う片手鍋を探してみてください。

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