染み抜きのおすすめ8選【専門家が解説】衣類汚れ別の人気製品や自宅での染み抜きのコツを紹介

染み抜きのおすすめ8選!タイプ別の人気製品を住生活の専門家が徹底比較

食べこぼしや化粧品、血液など、染み汚れの原因によって、適切な染み抜き剤は異なります

今回は、住生活ジャーナリストの藤原千秋さんに取材をし、染み汚れの種類や状態に応じた染み抜きの選び方について詳しく教えてもらいました。

また、your SELECT.編集部が選んだおすすめの染み抜き剤もあわせて紹介しているので参考にしてください。

おすすめの染み抜き8選
メーカー
商品名
シミ取りキング ドクターベックマン エコベール ライオン ドクターベックマン アイン アイメディア オキシクリーン
シミ取りキング ステインデビルス(コーヒー、赤ワイン用) ステインリムーバー トップ シミとりレスキュー ステインデビルス(食用油、トマトソース、カレー、醤油用) ザウトマン シミ取り用 液体洗剤 食べこぼし洗剤 スティックタイプ マックスフォース ジェルスティック
シミ取りキング|シミ取りキング ドクターベックマン|ステインデビルス(コーヒー、赤ワイン用) エコベール|ステインリムーバー ライオン|トップ シミとりレスキュー ドクターベックマン|ステインデビルス(食用油、トマトソース、カレー、醤油用) アイン|ザウトマン シミ取り用 液体洗剤 アイメディア|食べこぼし洗剤 スティックタイプ オキシクリーン|マックスフォース ジェルスティック
適した汚れ 【水溶性】醤油やコーヒーなど 【水溶性】醤油やコーヒーなど 【油性】カレーや口紅など 【油性】カレーや口紅など 【油性】カレーや口紅など 【油性】カレーや口紅など 【不溶性】泥やガムなど 【不溶性】泥やガムなど
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※全て税込み表示

住生活ジャーナリスト
藤原千秋さん
藤原千秋
大手住宅メーカー営業職を経て、All About「家事」「掃除」「子育て」ガイドをはじめ、家事まわりの記事を執筆するライター・住生活ジャーナリストとして活動。『マツコの知らない世界』(TBSテレビ)に「1000種類の掃除グッズを試した主婦」として出演するなど各種メディアで活躍。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー!!』(オレンジページ)などがある。20歳、16歳、12歳の三女の母。

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目次

専門家が教える!

染み抜きを選ぶ前に知っておきたい3つのこと

いろいろな染み抜き剤が市販されているので適切なものを選びましょう

いろいろな染み抜き剤が市販されているので適切なものを選びましょう

自宅で染み抜きを実践してみたものの、うまく汚れを落とせなかった経験がある方も多いのではないでしょうか?

食べこぼしや化粧品など染み汚れの種類によって適切な染み抜き剤があります。まずは、染み抜きを選ぶうえで押さえておきたい汚れの種類や、それぞれの汚れに合う染み抜き剤の種類について藤原さんに伺いました。

1. 衣類の汚れは3種類|それぞれに適切な染み抜き方法がある

染み汚れは、水溶性、油性、不溶性の大きく3種類に分けられます。汚れの種類によって、適切な染み抜きが異なりますので、まずは落としたい汚れの種類の特徴を把握して、見分けることがポイントになります。

<染み汚れの種類と特徴>
種類 水溶性 油性 不溶性
水溶性 油性 不溶性
代表的な例 醤油、コーヒー、果汁、血液など カレー、ミートソース、口紅、クレヨン、皮脂など 泥、ガム、墨汁、サビ、ボールペン(ゲルインキ)など
特徴 水に溶けやすいため、汚れがついたばかりなら水でも落ちやすい 水に溶けず、洗濯をしてもなかなか落ちない 細かな粒子が繊維に入り込んでいて落ちにくい

2. 衣類用染み抜き製品の種類|成分・液性・形状が違う

染み抜き剤を選ぶ際には、含まれている成分や液性をよく確認しましょう

染み抜き剤を選ぶ際には、含まれている成分や液性をよく確認しましょう

染み抜きは、洗浄剤の成分、液性、形状によって種類が異なります。それぞれ詳しくみていきましょう。

染み抜きの成分は界面活性剤・酵素・溶剤の3つ

市販の染み抜き剤は、製品によって配合されている成分や、成分量に違いがあります。配合されているおもな成分として、界面活性剤、酵素、溶剤が挙げられます。

染み抜きの主成分ともいえる界面活性剤は、油を水と混ざりやすくする働きがあり、汚れと繊維の間に入り込むことで、油性の汚れを水に溶け出しやすくしてくれます。

界面活性剤でも落ちない、しつこい汚れを落とすのが酵素、溶剤です。酵素には汚れの構造自体を分解し、水に溶けやすい構造に変える働きがあり、溶剤油を溶かす性質をもっています。

染み抜きの液性は中性と弱アルカリ性が一般的

染み抜きの液性は「弱アルカリ性」のものが多いです

染み抜きの液性は「弱アルカリ性」のものが多いです

食べこぼしや皮脂など、日常生活でついてしまう汚れや染みのほとんどは酸性のため、​衣服用の染み抜きは、中性か弱アルカリ性のものが一般的です。

中性洗剤は洗浄力は低いですが、素材にダメージを与えにくく、弱アルカリ性は、洗浄力は高いですが、中性洗剤に比べて素材を傷めてしまうリスクが高まります。

染み抜きの形状は液体・固体・粉末の3つ

液体タイプの染み抜きは汚れに直接かけて使用できて便利です

液体タイプの染み抜きは汚れに直接かけて使用できて便利です

染み抜きの形状は、液体、固体、粉末の3種類があります。それぞれの特徴は下記のとおりです。

<染み抜きの形状と特徴>
液体 粉末 固体
メリット ・塗るだけで汚れに浸透し使い勝手が良い
・広範囲の汚れに塗りやすい
・液体に比べ洗浄力が高い傾向がある
・液体や固体に比べ安価なものが多い
・手を汚さずに使えるものが多い
・繊維に塗り込みやすく、不溶性汚れに効果的
デメリット ・粉末に比べ洗浄力が劣る傾向にある
・粉末や固体に比べ高価なものが多い
・使うのに手間がかかる
・溶け残りが多い
・水で洗い流しにくい
・広範囲の汚れに使いにくい

汚れの種類や染み抜き剤のタイプ別の特徴を見たところで、落としたい染み汚れの種類に合った、成分や液性、形状をまとめました。

【汚れの種類別】適切な染み抜き剤の種類
汚れの種類 水溶性 油性 不溶性
代表的な汚れの例 醤油、コーヒー、果汁、血液など カレー、ミートソース、口紅、クレヨン、皮脂など 泥、ガム、墨汁、サビ、ボールペン(ゲルインキ)など
適切な染み抜き剤の種類 界面活性剤が含まれており、中性か弱アルカリ性のものを選ぶ
・染みの範囲が広くなりがちなので、液体タイプが使いやすい
界面活性剤、酵素や溶剤が含んだ、洗浄力の高い弱アルカリ性のものを選ぶ
・頑固な汚れが多いため、つけ置きができる液体・粉末タイプが良い
界面活性剤の濃度が高く、酵素や溶剤も含んだ、弱アルカリ性のものを選ぶ
・直塗りすることで物理的に繊維汚れにアプローチできる固体タイプがおすすめ

3. 汚れがついた衣類によっては使う成分に注意

肌が敏感な赤ちゃんの服に使用するなら、天然由来の成分のものが安心です

肌が敏感な赤ちゃんの服に使用するなら、天然由来の成分のものが安心です

白以外の衣服を染み抜きする場合、色落ちや変色が心配な方は、漂白剤が含まれていない製品を選ぶとよいでしょう。また、衣服の傷みが心配な方は、弱アルカリ性よりも素材を傷めるリスクが小さい中性の洗剤を選ぶのがおすすめです。

赤ちゃんの服や、肌が弱い方の衣服についた汚れを落としたい場合、合成成分に比べ一般的に肌への負担が少ないとされている天然由来の成分が使われている製品や、界面活性剤香料などの余計な成分ができるだけ入っていない漂白のみに特化した製品を選ぶと安心です。

▼藤原さん直伝!洗濯洗剤、柔軟剤の選び方も知りたい方はこちら

【染み汚れ別】染み抜きおすすめ8選

水溶性、油性、不溶性の3つの染み汚れの種類ごとに、藤原さんに教えていただいたポイントをもとにyour SELECT.編集部が選んだおすすめの8製品をご紹介します。

気になる内容をクリック

おすすめの染み抜き8選
メーカー
商品名
シミ取りキング ドクターベックマン エコベール ライオン ドクターベックマン アイン アイメディア オキシクリーン
シミ取りキング ステインデビルス(コーヒー、赤ワイン用) ステインリムーバー トップ シミとりレスキュー ステインデビルス(食用油、トマトソース、カレー、醤油用) ザウトマン シミ取り用 液体洗剤 食べこぼし洗剤 スティックタイプ マックスフォース ジェルスティック
シミ取りキング|シミ取りキング ドクターベックマン|ステインデビルス(コーヒー、赤ワイン用) エコベール|ステインリムーバー ライオン|トップ シミとりレスキュー ドクターベックマン|ステインデビルス(食用油、トマトソース、カレー、醤油用) アイン|ザウトマン シミ取り用 液体洗剤 アイメディア|食べこぼし洗剤 スティックタイプ オキシクリーン|マックスフォース ジェルスティック
参考価格(税込) 1848円 605円 880円 366円 605円 1298円 550円 823円
内容量 100ml 50ml 200ml 17ml 50ml 240ml 70ml 175g
成分 精製水、界面活性剤、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル 酵素系漂白剤、漂白活活性化剤、増量剤、アルカリ剤 界面活性剤、増粘剤、溶剤、酵素 溶剤、界面活性剤、ph調整剤 界面活性剤、溶剤、pH調整剤、アルカリ剤、保存料 ココナッツ油脂、界面活性剤 界面活性剤、安定剤、pH調整剤 界面活性剤、溶剤、増粘剤、安定化剤、酵素、洗浄補助剤
液性 弱アルカリ性 弱アルカリ性 弱酸性 中性 弱アルカリ性 弱アルカリ性 中性 弱アルカリ性
形状 液体 粉末 液体 液体 液体 液体 液体 液体(ジェル)
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

水溶性汚れにおすすめの染み抜き2選

まずは、水溶性の染み抜きに効果的な2製品をご紹介します。

後処理不要!カーテンやラグにも 【シミ取りキング】シミ取りキング

シミ取りキング|シミ取りキング

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

・洗濯しにくいカーペットなどに重宝
・小さいスプレータイプで持ち運びにも便利
なじませて拭き取るだけで簡単に使える

藤原千秋さんのおすすめポイント

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

内容量 100ml
成分 精製水、界面活性剤、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル
液性 弱アルカリ性
形状 液体

染み汚れに吹きかけたら、指でもんでなじませ、ティッシュペーパーで拭き取るだけの後処理不要の染み抜き剤。カーペットやソファ、カーテンなど、洗濯がしにくいものの染み抜きにも便利です。コーヒーやソース、ラー油などにも使える高い洗浄力でありながら、97%以上が水成分。肌が敏感な方でも安心して使えるのも特徴です。

血液やワイシャツのエリ・そで黄ばみに 【ドクターベックマン】ステインデビルス コーヒー、赤ワイン用

専門家のおすすめポイント

有名レストランやソムリエも愛用する人気製品
強力な漂白剤配合で頑固な染みにも効果的
・飲み物はもちろん、汗や尿の黄ばみにも使える

藤原千秋さんのおすすめポイント

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

内容量 50ml
成分 酵素系漂白剤、漂白活性化剤、増量剤、アルカリ剤
液性 弱アルカリ性
形状 粉末

100種類以上の染み汚れ別に、6製品に分かれているステインデビルスシリーズのコーヒー、赤ワイン用。湿らせた染み部分に粉末をふりかけ、さらに水をかけ数分〜数十分放置。その後、当て布に染みを移すように叩いて使用します。色素や汚れにだけ作用する酸素系漂白剤が、生地を傷めず染み汚れを落とします。

油性汚れにおすすめの染み抜き4選

界面活性剤や酵素などの成分が含まれ、油性汚れに効果が期待できる4製品をご紹介します。

植物由来の優しい成分 【エコベール】ステインリムーバー

専門家のおすすめポイント

・酵素配合でパワフルな洗浄力
肌が弱い方の襟元や赤ちゃんの服への使用も安心
ブラシ付きで塗りやすい

藤原千秋さんのおすすめポイント

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

内容量 200ml
成分 界面活性剤、増粘剤、溶剤、酵素
液性 弱酸性
形状 液体

40年以上世界で愛され続けるベルギー発の洗剤ブランド「エコベール」の染み抜き。植物由来の洗浄成分にダブル酵素を配合し、肌や環境に優しいながらも高い洗浄力が期待できる。先端がブラシになっており、汚れがつきやすい襟元や袖口、食べこぼしなどのポイント洗いも楽々。ほのかなラベンダーの香りがついています。

すすぎ洗い不要&手のひらサイズで携帯にも便利 【ライオン】トップ シミとりレスキュー

専門家のおすすめポイント

・手のひらサイズで携帯にも便利
・汚れをすばやく吸収する当て布用シート付き
・水溶性汚れにも油性汚れにもオールマイティに活躍

藤原千秋さんのおすすめポイント

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

内容量 17ml
成分 溶剤、界面活性剤、ph調整剤
液性 中性
形状 液体

家庭でおなじみの洗剤ブランド「トップ」の染み抜き製品。水溶性・油性どちらにも効果の高い界面活性剤を配合しており、どんな染みにも使えます。すすぎ洗いの必要もないため、水洗いできない衣類にも安心。外出先でも手軽に使用できるのも魅力です。液性は中性で、ウールやシルクなどのデリケートな素材にも使えます。

食べこぼし専用! カレーや醤油もこれ1本 【ドクターベックマン】ステインデビルス 食用油、トマトソース、カレー、醤油用

専門家のおすすめポイント

世界80ヵ国に愛されるロングセラーの染み抜きシリーズ
色素と食用油の混合染みに特化
・カレーやパスタ、ソースなど食べこぼしが多い家庭で活躍

藤原千秋さんのおすすめポイント

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

内容量 50ml
成分 界面活性剤、溶剤、pH調整剤、アルカリ剤、保存料
液性 弱アルカリ性
形状 液体

ドイツ発の汚れ別染み抜き剤、ステインデビルスシリーズの製品です。食べこぼしに特化しており、色素と食用油が混ざった頑固な染み汚れを落としたいときにおすすめ。ケチャップ、醤油、カレーなどの汚れに効果的です。

口紅や血液を落とす洗浄力を誇りながら肌に優しい自然派洗剤 【アイン】ザウトマン シミ取り用 液体洗剤

アイン|ザウトマン シミ取り用 液体洗剤

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

天然成分由来肌の弱い方や赤ちゃんの衣服でも安心

・クリーニング店や病院などでも愛用される高い洗浄力

・衣類が傷みにくくデリケートな素材にも使用できる

藤原千秋さんのおすすめポイント

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

内容量 240ml
成分 ココナッツ油脂、界面活性剤
液性 弱アルカリ性
形状 液体

アメリカで医療現場用の染み抜きとして開発されたというルーツをもつ製品。主成分はココナッツ油脂で、口紅や血液などもしっかり落とす洗浄力を誇りながら、肌や衣類に優しいのが魅力です。塩素、漂白剤は入っていないため、シルクやカシミヤなどデリケートな素材のものにも安心して使用できます。

不溶性汚れにおすすめの染み抜き2選

繊維に粒子が絡みついた不溶性汚れに効果を発揮する、おすすめの染み抜きをご紹介します。

クリーニング屋でも使われる実力派 【アイメディア】食べこぼし洗剤 スティックタイプ

専門家のおすすめポイント

クリーニング店でも使われている業務用洗剤
漂白剤不使用なので色柄物やおしゃれ着への使用も安心
つけ置きやこすり洗い不要で楽に使える

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職種

名前

内容量 70ml
成分 界面活性剤、安定剤、pH調整剤
液性 中性
形状 液体

染み汚れに塗布して洗濯機に入れるだけ、時短で簡単に使える染み抜き。業務用洗剤で、2種類の界面活性剤を含んでおり、泥による汚れなど、不溶性のしつこい汚れに効果が期待できます。もちろん、食べこぼしや化粧品などの油性汚れも落とせます。

ワイシャツの黄ばみに!スクラブヘッドで直塗りできる 【オキシクリーン】マックスフォース ジェルスティック

専門家のおすすめポイント

・世界で愛される洗剤ブランドの製品で安心
界面活性剤、溶剤、酵素配合油汚れに強い
・直塗りできるので手が汚れない

藤原千秋さんのおすすめポイント

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

内容量 175g
成分 界面活性剤、溶剤、増粘剤、安定化剤、酵素、洗浄補助剤
液性 弱アルカリ性
形状 液体(ジェル)

アメリカ発の人気漂白剤ブランド「オキシクリーン」の染み抜き。汚れをしっかりつかむスクラブヘッド仕様となっていて、直塗りするだけで、もみ洗いしたような洗浄効果が期待できます。泥やサビなど、繊維に絡みついた不溶性汚れにしっかりアプローチできます。界面活性剤に加え、溶剤や酵素も配合されており、高い洗浄力が魅力です。

自宅で行なう衣類の染み抜きのコツと注意点

染み抜きの一般的な使用方法と注意点をご紹介します。

衣類の染み抜きの手順

  1. 汚れに合った染み抜き剤を選ぶ
  2. 当て布と汚れを叩く用の布を用意する
  3. 衣類の染み汚れの下に当て布を敷く
  4. 汚れの部分に染み抜き剤を付け布でトントンと叩く
  5. 染み抜きした衣類を自然乾燥させる

まず、汚れの種類を見極め、それに合ったタイプの染み抜き、染みを移しとる当て布、染み汚れを叩くための布(もしくは電動染み抜き)を用意します。

「当て布」は一般的なフェイスタオルなどでOK

「当て布」は一般的なフェイスタオルなどでOK

染み汚れに付着した固形物などを取り除いたら、染みの部分の下にタオルなどの当て布を置きます。

汚れの部分に、染み抜きを垂らしたら、その上から布でトントンと叩くようにして、染み汚れを当て布へと移していきます。当て布の位置を少しずつずらしながら、染み汚れがなくなるまで叩いていきます

電動タイプを使えば「叩く作業」を自動で行ってくれて楽

電動タイプを使えば「叩く作業」を自動で行ってくれて楽

染み抜きで重要なのは「とにかく染み汚れを広げない」こと。染みが広がるのを防ぐために、叩く際も中心部からではなく、周囲から内側に向けて叩くようにするのがコツです。

さらに、染み抜きをした衣類は、必ず自然乾燥させるのがポイント。ドライヤーやアイロンなどで熱を加えて乾かすと、染み汚れの成分が残っていた場合に変色・変質して落ちにくくなってしまう可能性があります。

染み抜きをした衣類は必ず自然乾燥させるのがポイント

染み抜きをした衣類は必ず自然乾燥させるのがポイント

また、色落ちなどが不安な場合は、まずは目立たないところで染み抜きを試してみて色落ちや素材の傷みがないことを確認してから、使い始めるのがおすすめです。

染み抜きについてのよくある疑問 Q&A

最後に染み抜きにまつわる疑問について、藤原さんにお答えいただきました。

「クリーニング店に染み抜きをお願いする場合は『何も手を加えずに』が基本です」と藤原さん

「クリーニング店に染み抜きをお願いする場合は『何も手を加えずに』が基本です」と藤原さん

Q. クリーニングに出す基準は?

A. 食べこぼしや汗、化粧品など、日常生活でうっかりついてしまった染み汚れのほとんどは、染み抜き剤を使い家庭でも落とすことができますが、やはり染み抜きのプロであるクリーニング店と比較すると、失敗のリスクが高いのも正直なところです。

お気に入りのもの、高価なもの、大切な方からの贈り物など、万が一、家庭で染み抜きに失敗した場合に後悔してしまうような衣類であれば、潔くクリーニング店に持っていくのがよいでしょう。

Q. クレンジングオイルで染み抜きができる?

A. ファンデーションなど、油分を多く含んだ化粧品を落とすクレンジングオイルは、油性の染み汚れを浮かせ、落としやすくしてくれる効果が期待できます。

しかし、一般的な染み抜きに比べ、水で落としにくく、クレンジングオイル自体が染みになってしまう可能性があるため注意が必要です。染み抜きに慣れていない方は、専用の染み抜き剤を使用するのがおすすめです。

Q. 携帯性に優れ、持ち運びできる染み抜きのおすすめは?

A. 拭き取るだけで使用できるシートや、手のひらサイズのスプレーなど、携帯性にすぐれた染み抜きが販売されています。

中でも、ペンタイプのものは、ペンケースやポーチでも場所を取らず、スタイリッシュなデザインでおすすめです。バッグに一本忍ばせておくと、出先でついてしまった染みにすぐに対処できます。

ペンタイプの染み抜きの人気製品をご紹介します。

ドクターベックマン ステインペン

ペン先で押すようにして染み汚れをこすり、濡れた布で拭き取るだけと使用方法も簡単。乾いた染み汚れにも使用できますが、水溶性、油性、不溶性のついたばかりの染みに効果的です。

Q. 電動の染み抜きは効果がある?

A. 電動の染み抜きは、超音波高速振動が、手ではなかなか落とせない汚れを効果的に落としてくれます。手が疲れることなく、水だけでも十分な効果が得られるのが特徴です。洗剤や染み抜き剤と併用すれば、さらに効果が期待できます。

電動タイプのおすすめ製品をご紹介します。

オーム電機 超音波シミ抜き Lavatio SUSーV

オーム電機|超音波シミ抜き Lavatio SUSーV

出典:Amazon

1秒間に約4万7000回の高速振動と超音波で汚れにアプローチする電動染み抜き。使い勝手の良いUSBケーブル(Type-C)で充電できるのも魅力です。キャップが水入れになっていて、便利なスポイトが付いています。

Q. 石鹸で染み抜きは可能?

A. 石鹸は染み抜き剤に比べて粘度が高いため、粒子の大きなものをぬるっと落としてくれる強みがあります。泥はねによってできた染み汚れなどに効果的です。

ただし蛍光増白剤が含まれているものも多いため、衣服の素材や染料などによっては注意が必要です。

染み抜きに効果的な石鹸を2製品ご紹介します。

ウタマロ ウタマロ石けん

発売から60年以上も愛され続けている人気の石鹸。泥汚れや化粧品、食べこぼしなどの、しつこい染み汚れを落とし、除菌・消臭効果もあります。蛍光増白剤入りで、白さを保ちたい衣類におすすめ。ヌルヌルした石鹸をしっかり持てる専用ケース付きの製品も販売されています。

花王 アタック プロEX石けん

花王|アタック プロEX石けん

出典:Amazon

“アタック史上最強の泥洗浄力を実現”したという、高い洗浄力が魅力。さらに、付属の専用ケースにはかき出しブラシが付いており、繊維の汚れを奥からしっかりかき出してくれます。蛍光増白剤は無配合の製品です。

染み抜きのAmazon、楽天市場、Yahooの売れ筋ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは染み抜きの売れ筋ランキングを見ることができます。どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

  • 水溶性の汚れには、界面活性剤を含む、中性か弱アルカリ性のものを選ぶ
  • 油性や不溶性の汚れには酵素や溶剤が多く含まれたものが効果的
  • 広範囲、時間が経った汚れには液体タイプ、粉末タイプがおすすめ
  • 素材へのダメージが心配な場合は、中性のものを選ぶ
  • 赤ちゃんや敏感肌の方の衣服に使用するなら天然由来の成分のものが安心

染み汚れには水溶性・油性・不溶性の3種類があり、染み汚れの種類にあった染み抜きを選ぶのが鉄則です。

染み抜きの形状にもさまざまなタイプがありますが、広範囲にわたるもの、時間が経った頑固な汚れには、液体タイプ、粉末タイプがおすすめ。そこまで大きくない汚れなら、手を汚さずに手軽に使える固体タイプがおすすめです。

染み抜きには色落ちや変色、素材が傷んでしまうリスクもあるので、事前に衣服の洗濯表示を確認したり、目立たないところで試してから使用するなど、留意しながら使用してくださいね。

この記事を参考に、自分に合った染み抜きを選んでみてください。

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