洗濯ハンガーのおすすめ12選！タイプ別の選び方や使いやすさが向上する便利機能を洗濯のプロが紹介

「使いやすい洗濯ハンガーの選び方は？　おすすめはどれ？」
「取り込みやすくて、衣類を傷めない洗濯ハンガーはある？」

洗濯物を干すのに欠かせない洗濯ハンガー。乾かしやすさや取り込みやすさなど、さまざまな特徴をもつ商品が市販されています。しかし、耐久性や使い勝手など、何を基準で選べばいいか迷ってしまう人も多いでしょう。そんな洗濯ハンガーを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

今回は、おうちクリーニング研究家のハナさんに、洗濯ハンガーの賢い選び方から、使いやすさが向上する便利な機能、衣類のダメージを防ぐ干し方などを伺いました。

your SELECT.編集部が厳選したおすすめの洗濯ハンガーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯のプロが解説！洗濯ハンガーの選び方

洗濯ハンガーと一口にいっても、角ハンガー、物干しハンガー、ピンチハンガー……と、さまざまな呼び方があり、また、洗濯物によっても干すのに適したハンガーのタイプが異なります。どんなタイプがあるのか、どのように使い分ければいいのか、洗濯のプロであるおうちクリーニング研究家のハナさんにお話を伺いました。

「洗濯ハンガーは、洗濯物の種類に応じて使い分けるようにしましょう」とハナさん

型崩れを防ぐため、上着はハンガータイプ、小物類はピンチタイプと使い分けるのが◎

衣類を干す洗濯ハンガーには、おもに「ハンガータイプ」と「ピンチタイプ」の2つの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

シャツ類や上着などを干すのには、着用した際に近い状態で干せるハンガータイプを使用しましょう。上着をピンチタイプで干すと、ピンチの跡が付き、型崩れをする場合があるためです。
ハンガータイプは、5～8本のハンガーを連結させた商品が一般的。1人暮らしで洗濯の頻度が多いなら5～7連のものが使いやすく、週末にまとめ洗いする人や2人暮らしの場合は8連のものを選ぶのがおすすめ。9連以上のものは商品のバリエーションや機能が少ないため、3人以上のファミリーの場合は人数に合わせて8連のものを複数購入するのがいいでしょう。

ピンチタイプは、靴下やハンカチといった小物やタオル類を干すのに向いています。ズボン類も、筒状に吊るせば型崩れを防ぎつつ干すことが可能です。ピンチ数は、1人暮らしで週に2、3回洗濯するなら20～30個程度が目安とされていますが、ピンチ数が増えると本体も大きくなる傾向にあるので、干すスペースをよく検討する必要があります。干すスペースが狭い場合は、大型のピンチタイプを購入するよりも、小型を複数購入した方が効率的に干せる場合もあります。

こちらの記事でおすすめのピンチハンガーを紹介しています。あわせてご覧ください。

ピンチハンガーのおすすめ12選！洗濯のプロが使いやすい商品の選び方や干し方のコツを伝授

Read More

洗濯悩みに応じた便利機能をチェック

ハンガータイプ、ピンチタイプに付いていると便利な機能を紹介します。干しにくさや衣類へのダメージなど、洗濯物を干す際の悩みはさまざま。悩みに応じた便利機能を、以下にまとめました。

ハンガータイプの便利機能

洗濯悩み	適した機能・特徴
洗濯物の取り付け・取り込みに時間がかかる…	・ワンタッチ開閉 ハンガーのアーム（肩部分）をワンタッチで開閉できるので、衣類に負担をかけず着脱できる
衣類を傷める心配がある…	・スリット入り ハンガーにスリットが入っており、衣類に負担をかけずに着脱ができる
	・アーム伸縮 ハンガーのアーム（肩部分）の長さを調節でき、干した際の風通しを良くし、型崩れを防ぐ
ハンガーの収納場所が限られている…	・折りたたみ 本体を折りたたむことができるのでスペースを取らずに収納できる
衣類が乾きにくい…	・フードバー ハンガーの肩部分にフードを広げてかけられるバーが付いている

おしゃれ着が多い人は、ワンタッチ開閉やスリット入り、アーム伸縮といった機能のものを選べば、衣類へのダメージを軽減できるのでおすすめです。

ネック部分の生地を引っ張らずに干すことができるスリット入りハンガー

ほかにも収納スペースや干し場が狭い人は折りたたみ機能を選ぶといいでしょう。

「折りたたみ可能なものなら、干したシャツをそのまま収納することもできます」とハナさん

フードバー付きは連結されていない単体のハンガーですが、パーカーなどのフードを広げて干すことができるので、厚手のものでも風通しが良くなり、早く乾かせる注目の機能です。

フードバー付きハンガーの使用例。フードにもしっかりと風を通すことができる

ピンチハンガーの便利機能

洗濯悩み	適した機能・特徴
洗濯物の取り付け・取り込みに時間がかかる…	・引っ張るだけで取り込める ピンチにとめた洗濯物を、引っ張るだけで取り込める
	・ワンタッチ着脱 ピンチが本体に内蔵されており、洗濯物を片手でピンチに着脱できる
ピンチの間隔が合わない…	・ピンチ位置移動 ピンチをスライドして移動させられる
	・フレーム伸縮 本体のフレームを伸縮させて幅を変えることができる
ピンチがすぐ絡まる…	・ピンチの絡み予防 例えばピンチをリングで繋ぐなどして、ピンチ同士が絡まったり、引っかかったりするのを防ぐ
ピンチがすぐ外れる…	・ピンチ交換 壊れてしまったピンチを交換できる
衣類を傷める心配がある…	・平干しネット 洗濯物をピンチで挟まず、ネット部分に置いて平らな状態で干せる
物干し竿の位置が高い…	・下持ちハンドル 本体の下部分に持ち手があり、洗濯ハンガーを持ち上げやすい

干す際や取り込みの際の時短をしたい人は、引っ張るだけで取り込める機能、もしくはワンタッチ着脱機能があるとよいでしょう。またピンチ移動や絡み防止、交換可能なものは、日々の家事ストレスを軽減してくれるのでおすすめです。

絡み防止が施されたピンチの一例。絡み防止は破損リスクを軽減してくれるというメリットも

洗濯物の種類や干したいスペースに応じて幅を調節できるフレーム伸縮は、伸ばせばシーツや毛布、バスタオルなどの大物を省スペースで干せます。干し場所、収納ともに狭い人におすすめです。

大きくサイズ伸縮できるピンチハンガーなら、幅広い洗濯物を干すことが可能に

また、ニットなどデリケートなものが多い人は、平干しネットが付いた商品に注目を。ピンチに挟んだり吊るしたりすることで受けるダメージを軽減しつつ、手間も省けます。

【タイプ別】おすすめの洗濯ハンガー12選

ハナさんのアドバイスをもとに、your SELECT.編集部が厳選したおすすめの洗濯ハンガーをタイプ別にご紹介します。

気になる内容をクリック

• ハンガータイプのおすすめ洗濯ハンガー7選
• ピンチタイプのおすすめ洗濯ハンガー5選

ハンガータイプのおすすめ洗濯ハンガー7選

まずは上着を干す際に適したハンガータイプの洗濯ハンガーをご紹介します。いずれも衣類の型崩れを防ぎつつ干すことができる商品です。
洗濯頻度や干したいスペースに応じて、検討してみてください。

ピンチタイプのおすすめ洗濯ハンガー5選

続いて、ピンチで挟むタイプの洗濯ハンガーをご紹介します。本体の幅やサイズを変えられるものは洗濯物を効率的に干すことができて便利です。

洗濯ハンガーを買う前に知っておきたいこと

洗濯ハンガーを買う前に知っておきたいポイントを、素材とフックの2つの観点からハナさんに教えていただきました。

洗濯ハンガーの素材は、干す場所によって使い分けるのがよい

洗濯ハンガーの本体の素材には、おもに「ステンレス製」「プラスチック製」「アルミ製＋プラスチック」があります。それぞれのメリットとデメリット、使うのに適した干し場所を解説します。

耐久性の高さで選ぶなら、ステンレス製一択です。紫外線や雨に強いので、外干しに向いているだけでなく、長年にわたって使用できます。ただし素材自体が重いので、女性は扱いづらい可能性も。価格も高めな傾向があります。

軽量で安価なプラスチック素材。中でも、ポリプロピレンは多くの洗濯ハンガーに使用されています。紫外線に弱いので、外干しに使うと劣化が早まります。機能が充実した商品が多いので、機能性を重視したい人や、部屋干しで使う人に向いているでしょう。外干しで使用する際は、使用後はできるかぎり室内に収納しておくのがおすすめです。

アルミは軽くて丈夫な素材で、ピンチハンガーでよく使われます。しかし全体をアルミで構成された商品は少なく、プラスチックとの組み合わせがほとんどです。そのため、機能性も欲しいけれどプラスチックだけでは耐久性が不安…という方は、アルミを使用した商品をチェックしてみてください。

フックの機能で使いやすさや安全性が向上する

洗濯ハンガーを引っかけるフックにも、さまざまな形状や機能があります。

フックの首が回転する「回転フック」や、しっかりとポールをつかむようになっている「キャッチフック」などは、落下防止につながります。特に重いステンレス製ハンガーを使うときに重宝します。
また、特殊なフックで鴨居やドア枠に引っかけられるハンガーは、室内干しに便利です。

ドアの近くは風が通りやすいので、ドア枠にかけられるハンガーは室内干しに便利

「サイドフック」と呼ばれる、フックが複数（2つ以上）付いたものは、干す際に安定感があるのが利点です。中にはフックが伸縮するもの、低い物干し竿にかけやすいよう短めに設計したフックもあります。

フックの数が多いと、重いものを干す際にもしっかりと安定する

フックは使いやすさや安全性の部分に影響します。使用する場所に合わせて、使い勝手の良いフックを備えたハンガーを選びましょう。

洗濯ハンガーに関するQ&A

最後に、洗濯ハンガーに関するさまざまな疑問についてハナさんに答えていただきました。

Q. シャツ類などの衣類を干すときの注意点は？

A. 衣類の生地を伸ばさないよう干すことが大切です。ピンチタイプでシャツ類を干すとピンチの跡が付いたり、型崩れの原因になったりするので、ハンガータイプを使って、着用時に近い形にして干すようにしてください。フード付き衣類は、フードバーが付いたハンガーで干すのがおすすめです。

Q. 大量の洗濯物を干すときの、乾きやすい干し方は？

A. 風通しを良くするため、洗濯物同士の間隔を5cm以上空けて干すのが理想ですが、難しければ数回に分けて干したり、ピンチが多い商品を選んで、間隔を空けやすくするのがおすすめ。室内干しの場合は、ドア付近などできるだけ風通しの良い場所に干してください。

ピンチの移動や本体の伸縮ができる商品なら、洗濯物同士の間隔も調整しやすくなる

Q. 洗濯物の型崩れやダメージを防ぐ干し方はある？

A. 衣類はサイズや形に合わせて干すことで、型崩れを防げます。アームが伸縮するハンガーが便利ですが、ショルダー部分にタオルなどを巻いて干すのもおすすめ。人間が着用したときの形状に近づくので、型崩れしにくいです。デリケートな衣類のダメージが気になる人は、平干しネットに寝かせて乾かすと、負担がかかりません。
タオルなどはピンチに余裕があれば、2ヵ所以上とめて綺麗な形を保って干しましょう。

Q. 洗濯ハンガーの正しいお手入れや保管方法は？

A. 外で干す場合のお手入れは定期的に行いましょう。特にハンガーを外に出しっぱなしにしていると、埃や汚れが衣類に付着することがあります。ハンガーを使う際は、布巾やタオルなどで拭き取ってから使いましょう。
また、ステンレス製でもあまりに長時間水にさらされるとサビてしまう可能性があるので、雨の日は室内に収納することを推奨します。

「丈夫なステンレス製でも、外に出しっぱなしにはしておかない方がいいですね」とハナさん

Q. 買い替えのサインは？

A. 素材や使い方などによって寿命は変わりますが、特にプラスチック製のハンガーを外に干すと紫外線劣化が激しいです。ピンチが割れてしまった程度なら交換すれば使えますが、本体にヒビが入るなどしたら、買い換えを検討してください。

洗濯ハンガーのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazonでは上位100位、楽天市場、Yahoo!ショッピングではリアルタイム・デイリー・週間ランキングの洗濯ハンガーの売れ筋ランキングを紹介しています。
どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

おうちクリーニング研究家のハナさんをお迎えして、洗濯ハンガーの選び方や使用上の注意点、干し方のコツなどを解説しました。

ハンガーは洗濯の必須アイテムだからこそ、使いやすさは重要な要素。最近は乾かしやすさや耐久性、安全性などに配慮した多機能ハンガーも販売されているので、ぜひ本記事を参考にして、自分にぴったりの商品を探してみてください。