ETCカードのおすすめ9選！車の総合専門家が年会費無料の注目カードや選び方を詳しく解説

初めてでも失敗しない！専門家が教えるETCカード選びの4つのポイント

高速道路では「ETC専用料金所」が拡大しており、ETCカードがないと通行が不便になるケースが増えています。また、「ETCX」や「ETCGO」といったETC多目的利用サービスの導入により、有料道路や駐車場、ガソリンスタンドなど、高速道路以外でもETCカードを利用できるシーンが広がっています。

一方で、ETCカードは数が多く、かかるコストや発行条件などもさまざま。利用シーンによって注目すべきポイントも変わってきます。

会田さんに、初めてでも失敗しないETCカード選びのポイントについて解説していただきました。

「ETCカードは、年会費や特典、発行スピードなどがカードによって異なります」と会田さん

1. ETCカードはクレジットカード付帯のものがおすすめ

ETCカードには、クレジットカード会社発行のETCカードと、高速道路会社が共同で発行する「ETCパーソナルカード」の2種類があります。

ETCパーソナルカードは年会費が1257円（税込）かかるほか、保証金（デポジット）として有料道路の4ヶ月分の利用見込み額を事前に預ける必要があります。保証金は解約まで返金されません。また、クレジットカードのような審査がなく発行できる点も特徴です。

一方、クレジットカードに付帯するETCカードは、発行スピードが早く、発行手数料や年会費が無料のものも多いのがメリットです。さらに、クレジットカード独自の特典やサービスも利用でき、利便性にも優れています。

余計なコストをかけずに特典を利用できる、クレジットカード付帯のETCカードを選ぶのがおすすめです。ただし、すべてのクレジットカードでETCカードが発行できるわけではない点には注意が必要です。

クレジットカードが不要な方や、審査に不安がある方は、ETCパーソナルカードを検討してみるとよいでしょう。

2. 年会費・ポイント還元率・特典は差が出るポイント

クレジットカード付帯のETCカードは、カードによって年会費や発行手数料が異なります。無料のものも多いですが、「年1回以上の利用で翌年度無料」「特定の国際ブランドを選ぶと無料」など、条件付きのケースもあります。また、ETCカードが無料でも、元となるクレジットカードの年会費が有料という場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

ポイント還元率もETCカードによって差があります。ETC料金の支払いはクレジットカードに請求されるため、クレジットカードの還元率分のポイントが貯まります。中には、ETC利用時のみ還元率がアップするカードもあり、高速道路をよく使う人ほど大きなメリットになります。

さらに、クレジットカード付帯のETCカードには、ガソリン代割引・高速道路の割引・レンタカー優待などのカーライフ特典を利用できるものもあります。例えば、イオン首都高カードのETCカードは、「日曜日の首都高速道路の利用料金が20％OFF」で利用できます。首都高速道路を月1回日曜日に、郊外から都心まで（35km程度）を往復利用した場合、年間で約6240円お得になります。

車をよく使う人は、カーライフ特典が充実したETCカードを選ぶと、コスト削減につながります。

3. 最短即日発行ができるカードも！ 発行スピードを事前にチェック

クレジットカード付帯のETCカードは、申し込みから自宅に届くまで1〜2週間ほどかかります。一方、ETCパーソナルカードは、審査こそないものの、発行までおよそ1ヶ月かかるのが一般的です。

ただし、クレジットカード付帯のETCカードの中には、最短3営業日程度で発送されるものや、Webでカードを申し込み、最短当日に店舗で受け取れるものもあります。

直近でETCを利用する予定がある場合は、発行スピードも忘れずにチェックしておきましょう。

4. 使い回しはNG！ 家族も使うなら発行枚数も確認

ETCカードは、家族間であっても名義人以外が使い回すことは利用規約で禁止されています。そのため、家族の中で運転する人がいる場合は、それぞれが自分名義のETCカードを用意する必要があります。

クレジットカードに付帯するETCカードには、家族カード1枚につきETCカードを1枚発行できるものがあり、家族分のETCカードをそろえたい場合に便利です。

また、数は多くありませんが、1枚のクレジットカードから複数のETCカード（本人名義）を発行できるものもあります。複数台の車を所有している方は、車ごとにETCカードを設置しておけるため、入れ替えの手間が軽減されます。

ただし、ETCカードの年会費や発行手数料が有料の場合、発行枚数に応じてコストが増える点に注意しましょう。

【シーン別】おすすめのETCカード9選

ETCカードは種類が多く、年会費・発行手数料やポイント還元率、発行スピード、発行可能枚数、付帯特典などがカードごとに異なるため、どれを選べばいいのか迷ってしまいがちです。

さらに、ETC専用料金所の拡大に備えて早めに準備したい方、日常的に車を利用する方、急いでETCカードが必要な方など、利用シーンによって適したカードも変わります。

ここでは、そうした利用シーン別におすすめのETCカードを厳選してご紹介します。

おすすめのETCカード

こんなシーンにおすすめ	ETC専用化に備えて早めに準備しておきたい		免許を取得し、これから車を運転する機会が増える		日常的に車を運転しており、コストを抑えたい		旅行や出張が控え、急いで手配しなくてはならない	家族で車を共有する／車を複数台所有している
カード名	三井住友カード（NL）	dカード	JCB カード W	エポスカード	コスモ・ザ・カード・オーパス	イオン首都高カード	SAISON CARD Digital	リクルートカード	PayPayカード
特徴	年1回以上の利用でETCカード年会費が無料	ETC利用でも1.0％還元	レンタカーの優待特典が充実	カーシェアの優待特典が付帯	ETC利用でポイント3倍	日曜日は首都高速料金が20％OFF	対象店舗で最短即日発行が可能	家族カードが8枚まで。ETCカードも発行可能	本カードで最大5枚まで発行可能
年会費	クレジット：無料 ETC：550円（※1）	クレジット：無料 ETC：550円（※2）	クレジット：無料 ETC：無料	クレジット：無料 ETC：無料	クレジット：無料 ETC：無料	クレジット：無料 ETC：無料	クレジット：無料 ETC：無料	クレジット：無料 ETC：無料	クレジット：無料 ETC：550円
ETCカード 発行手数料	無料	無料	無料	無料	無料	無料	無料	JCB：無料 Visa、Mastercard：1100円	無料
ポイント還元率	通常：0.5％ ETC利用：0.5％	通常：1.0％ ETC利用：1.0％	通常：1.0％ ETC利用：1.0％	通常：0.5％ ETC利用：0.5％	通常：0.5％ ETC利用：1.5％	通常：0.5％ ETC利用：0.5％	通常：0.5％ ETC利用：0.5％	通常：1.2％ ETC利用：1.2％	通常：1.0％ ETC利用：1.0％
発行スピード	約1週間（Web申し込みの場合）	5日〜2週間程度	約1週間（Web申し込みの場合）	10日〜2週間	2〜3週間程度	2週間程度	最短即日	1〜2週間程度	1〜2週間程度
公式サイト	申し込む	申し込む	申し込む	申し込む	申し込む	申し込む	申し込む	申し込む	申し込む

※ 価格はすべて税込
※1 初年度無料。前年度に一度でもETC利用の請求があった方は年会費が無料
※2 初年度の年会費は無料。2年目以降は、前年度（dカード契約月から1年以内）にETCカードを利用すれば無料

ETC専用化に備えて準備しておきたい方におすすめのETCカード

ETC専用料金所の拡大に備えて、早めにETCカードを作っておきたい方におすすめの2枚をご紹介します。どちらも、ETCカードを年に1回以上利用すれば年会費が実質無料になり、維持費はかかりません。さらに、クレジットカードのポイントアップ特典も充実しており、作っておいて損がないものを厳選しました。

ETCを年1回以上利用すれば、ETCカードの年会費が実質無料 三井住友カード（NL）

ETCカード年会費： 550円（税込）

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	0.5〜7.0％（※1）
家族カード	あり（年会費無料）
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：なし 海外：最高2000万円（利用付帯）

ETCカード情報
年会費	550円（※2）
発行手数料	無料
ポイント還元率	0.5％
発行可能枚数	本カードと家族カード、それぞれ1枚につきETCカードを1枚発行可能
発行スピード	約2週間

※ 価格はすべて税込

現在実施中のお得なキャンペーン

• 新規入会＆条件達成で最大2万1600円相当プレゼント
• ※期間：2025年10月1日（水）～2026年1月6日（火）まで

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三井住友カード（NL）は、年会費無料で利用できるクレジットカードです。基本ポイント還元率は0.5％ですが、対象のコンビニや飲食店で、スマホのタッチ決済またはモバイルオーダーで支払うと、ポイント還元率が7.0％（※1）になります。さらに、「家族ポイント」サービスに登録すれば、家族1人につき＋1.0％、最大＋5.0％が加算されます（※3）。加えて、Vポイントアッププログラム対象サービスの利用で最大＋8.0％となり、条件次第では合計で最大20％のポイント還元を受けられます。

また、25歳以下の学生限定「学生ポイント」サービスでは、利用金額200円（税込）につき付与される通常ポイントに加え、対象のサブスク（Hulu、U-NEXTなど）では最大＋9.5％、対象の携帯料金（UQ mobile、NTT docomo、ahamoなど）では最大＋1.5％のポイント還元が上乗せされます（※4）。

※1
・カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
・店頭での利用対象店舗とモバイルオーダーの対象店舗は異なる。詳しくは三井住友カードのサービス詳細ページを参照
・商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象外となる場合がある
・一定金額（原則1万円）を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払いが必要な場合がある。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象外。また、タッチ決済とならない金額の上限は、利用する店舗によって異なる場合がある
・通常のポイントを含んだ還元率
・ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合がある
・Google Pay™ とSamsung Payでは、Mastercard®タッチ決済は利用できず、ポイント還元は受けられない
※2 初年度無料。前年度に一度でもETC利用の請求があった方は年会費が無料
※3 家族ポイントに登録する家族は代表者の二親等内の続柄で、当サービス対象カードの本会員であることが条件
※4 学生ポイントの特典付与には条件・上限がある。詳細は三井住友カードのホームページを参照

「三井住友カード（NL）」のETCカードの特徴

三井住友カード（NL）のETCカードは、初年度の年会費が無料、次年度の年会費は550円（税込）です。ただし、年1回でもETCを利用すれば翌年度の年会費が無料になるため、実質的に年会費の負担なく利用できます。年に1度でも高速道路を利用する機会がある方なら、持っておいて損のないETCカードです。

ETC利用時の還元率は0.5％で、Vポイントが貯まります。ETCXに登録しておけば、対象の有料道路や駐車場、ガソリンスタンドでもETCカードで支払いができます。

ETCカードは、インターネットから申し込めますが、デジタルカードを即時発行する場合は同時申込みができません。後から別途手続きする必要があるため気をつけましょう。発送までに2週間程度はかかるため、余裕をもって申し込むようにしましょう。

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ETC利用時も常時1.0％ポイント還元 dカード

ETCカード年会費： 無料（条件付）※1

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	1.0％
家族カード	あり（年会費無料）
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：最高1000万円（29歳以下の方のみ。利用付帯） 海外：最高2000万円（29歳以下の方のみ。利用付帯）

ETCカード情報
年会費	初年度無料 次年度以降550円（※1）
発行手数料	無料
ポイント還元率	1.0％
発行可能枚数	本カードと家族カード、それぞれ1枚につきETCカードを1枚発行可能
発行スピード	5日〜2週間程度 （申し込み方法によって異なる）

※ 価格はすべて税込
※1 初年度の年会費は無料。2年目以降は、前年度（dカード契約月から1年以内）にETCカードを利用すれば無料

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dカードは、年会費が無料で、基本のポイント還元率は1.0％と高めです。dポイント加盟店では、カードを提示してdカードで支払うことでポイントの二重取りが可能になり、店舗によっては合計1.5％相当の還元が受けられます。さらに、dカード特約店ではカード決済ポイントとは別に特約店ポイントが付与され、1.5〜4.0%の高還元となる場合があります。

また、ドコモユーザー向けの特典も充実しています。対象のドコモ料金をdカードで支払うと毎月187円（税込）が割引されるほか、ahamoユーザーは支払い設定をdカードにすると毎月1GBの追加データが付与されます。さらに、最大1万円までのケータイ補償（紛失や修理不能）が付帯しているのもうれしいポイントです。

「dカード」のETCカードの特徴

dカードのETCカードは発行手数料が無料です。年会費は初年度無料で、2年目以降は550円（税込）ですが、前年度に1回でもETCカードの利用があれば年会費は無料になるため、実質的に維持費はかかりません。

ETC利用時のポイント還元率も1.0％と高めで、高速道路をよく利用する方は効率よくポイントを貯められます。

事前にETCXに、dカードとETCカードの情報を登録しておくことで、対象の有料道路・駐車場・ガソリンスタンドなどでもETCカードでの決済が可能になります。さらに、ETCGOにも対応しており（※2）、高速道路以外でも活躍してくれる場面が多いのが魅力です。

※2 ETCカード番号の先頭が「7801」のETCカードは対象外

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これから運転の機会が増える初心者ドライバーにおすすめ

免許を取得したばかりで、これから車を利用する機会が増える方におすすめのETCカードをご紹介します。レンタカーサービスでのポイントアップや、カーシェアの優待など、まだ自家用車を持っていない方でもお得に活用できる特典が充実したカードをピックアップしました。

レンタカーサービスでポイントアップ JCB CARD W

ETCカード年会費： 無料

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	1.0〜10.5％（※1）
家族カード	あり（年会費無料）
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：なし 海外：最高2000万円（利用付帯）

ETCカード情報
年会費	無料
発行手数料	無料
ポイント還元率	1.0％
発行可能枚数	本カードと家族カード、それぞれ1枚につきETCカードを1枚発行可能
発行スピード	約1週間（Web申し込みの場合）

※ 価格はすべて税込
※1 還元率は交換商品により異なる

現在実施中のお得なキャンペーン

• 新規入会＆条件達成で最大4万5000円キャッシュバック
• ※期間：2025年10月1日（水）～2026年1月12日（月・祝）まで

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JCB CARD Wは年会費が永年無料で発行できます。申し込みは18歳から39歳以下に限定されますが、一度発行すれば40歳以上でも使い続けることができます。

基本ポイント還元率は1.0％以上と高く、一般的なJCBカードの2倍に相当します。さらに、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」と呼ばれる特約店では、ポイントがさらにアップします。例えば、Amazonでは1000円につきOki Dokiポイントが4ポイント貯まり、還元率は2.0％になります。

特約店には、レンタカー、カーシェア、ロードサービスも含まれており、免許を取得したばかりの方でもお得に利用できる点が魅力です。

「JCB CARD W」のETCカードの特徴

ETCカードは年会費、発行手数料ともに無料。家族カードを発行すれば、家族会員名義のETCカードも同様に無料で申し込めます。ETC利用時のポイント還元率は1.0％と高く、お得に利用できます。

JCB CARD Wは、カード番号の記載がない「ナンバーレス」カードと、番号が裏面に印字される「カード番号あり」から選べます。ただし、ETCカードとクレジットカードを同時申し込む場合は「カード番号あり」のみ選択可能です。「ナンバーレス」を選んだ場合は、カード発行後に会員サイト「MyJCB」のマイページから申し込む必要があります。

「MyJCB」で申し込み後、約1週間程度で登録住所あてにETCカードが届きます。

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カーシェアサービスの優待特典が利用できる エポスカード

ETCカード年会費： 無料

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	0.5％
家族カード	なし
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：なし 海外：最高3000万円（利用付帯）

ETCカード情報
年会費	無料
発行手数料	無料
ポイント還元率	0.5％
発行可能枚数	本カード1枚につきETCカードを1枚発行可能
発行スピード	10日〜2週間

※ 価格はすべて税込

現在実施中のお得なキャンペーン

• 新規入会で2000円相当のクーポンまたはポイントプレゼント

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エポスカードの魅力は、1万店舗以上が対象となる豊富な優待特典です。飲食店、カフェ、カラオケ、映画館など日常で使いやすい店舗がそろっています。さらに、マルイのネット通販や店舗では年4回、会員限定「マルコとマルオの7日間」キャンペーンが開催され、期間中は何度でも10％OFFで買い物ができます。また、年会費無料でありながら、最高3000万円（利用付帯）の海外旅行傷害保険が付帯しているのも大きなメリットです。

カーライフ特典も充実しています。「タイムズカー（旧タイムズカーシェア）」の月額基本料金が3ヶ月無料、オリックスレンタカーの利用料金10〜15％OFF、全国の「タイムズパーキング」でポイントが最大2倍など、これから車に乗る機会が増える人にとってお得なサービスがそろっています。

「エポスカード」のETCカードの特徴

エポスカードのETCカードは、年会費、発行手数料ともに無料です。ポイント還元率は0.5％ですが、エポスゴールドカードであれば、「選べるポイントアップショップ」でETCを選択すると、還元率を1.5％まで引き上げられます。エポスゴールドカードは通常年会費が5000円（税込）ですが、利用実績に応じてカード会社から招待が届いた場合は、年会費無料で利用できます。

また、エポスカードは、店頭受付・即日発行が可能ですが、ETCカードは郵送での受け取りのみとなります。手元に届くまで日数がかかるため、急いでいる場合は注意が必要です。

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日常的に車を運転し、コストが気になる方におすすめ

ふだんから車に乗る機会が多い方がお得に使えるETCカードをご紹介します。ETC利用時のポイント還元率が高いものや、ガソリン代や高速料金の割引特典が付帯しており、コストの削減にも役立つカードを厳選しました。所持しているETCカードを見直したい方にもおすすめです。

ETC利用時はポイント還元率が1.5％にアップ コスモ・ザ・カード・オーパス

ETCカード年会費： 無料

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	0.5％〜
家族カード	あり（年会費無料）
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：なし 海外：なし

ETCカード情報
年会費	無料
発行手数料	無料
ポイント還元率	1.5％
発行可能枚数	クレジットカード1枚につき、ETCカード1枚を発行可能
発行スピード	2～3週間程度

※ 価格はすべて税込

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コスモ・ザ・カード・オーパスは、イオンフィナンシャルサービスが発行している、コスモ石油提携のクレジットカードです。ガソリン代のキャッシュバックや、高速利用時のポイントアップなど、車をよく利用する方にうれしい特典が充実しています。

クレジットカードの通常還元率は0.5％ですが、イオングループ店舗での利用は1.0％にアップします。また、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」は、買い物代金が5％OFFになるなど、イオンマークのカード共通特典も利用できます。

「コスモ・ザ・カード・オーパス」のETCカードの特徴

コスモ・ザ・カード・オーパスのETCカードは、本カードと同様に年会費・発行手数料が無料です。

最大の特徴は、ETC利用時の還元率の高さです。ETC料金の支払いでは、通常の3倍となる1.5％のポイント還元が受けられます。他のETCカードと比べても高水準で、高速道路や有料道路の利用が多い方におすすめです。

貯まったポイントはクレジットカードの支払いに充当できるほか、WAON POINT加盟店での支払い、商品券・他社ポイントへの交換、電子マネーWAONへのチャージなどに利用可能です。

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毎週日曜日は首都高速通行料金が20％OFF イオン首都高カード

ETCカード年会費： 無料

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	0.5％
家族カード	あり（年会費無料）
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：なし 海外：なし

ETCカード情報
年会費	無料
発行手数料	無料
ポイント還元率	0.5％
発行可能枚数	本カードと家族カード、それぞれ1枚につきETCカードを1枚発行可能
発行スピード	2週間程度

※ 価格はすべて税込

現在実施中のお得なキャンペーン

• 新規入会＆条件達成で最大5000WAONポイントプレゼント

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イオン首都高カードは、イオンカードと電子マネーWAONが一体になったクレジットカードです。年会費は無料で、基本還元率は0.5％。イオングループ対象店舗では、WAON POINTがいつでも2倍貯まります。また、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、買い物代金が5%OFFになります。

イオン首都高カードの大きな特徴は、毎週日曜日の首都高速道路通行料金が20％OFFで利用できることです。さらに、首都高パーキングエリアの買い物で、WAON POINTが5倍になるなど、首都高速道路をよく利用する人におすすめです。

「イオン首都高カード」のETCカードの特徴

イオン首都高カードのETCカードは、年会費、発行手数料ともに無料です。家族カードは最大3枚まで発行でき、家族カード1枚につきETCカードも1枚発行されます。本カードと家族カード、どちらもETCカードが自動で付帯されるため、ETCカードの申し込み手続きは不要です。手続き完了後、2週間ほどで届きます。

ETCXやETCGOに対応しているので、高速道路以外でも、対象の有料道路や駐車場、ガソリンスタンドでの清算にも利用できて便利です。

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旅行や出張を控え、急いで手配したい方におすすめ

出張や旅行などで車を運転することになり、急いでETCカードを用意したい方にぴったりの1枚をご紹介します。最短当日発行も可能で、時間に余裕がない場合に便利です。

対象店舗で最短即日発行が可能 SAISON CARD Digital

ETCカード年会費： 無料

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クレジットカード情報
年会費	無料（※1）
ポイント還元率	0.5％
家族カード	なし
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：なし 海外：なし

ETCカード情報
年会費	無料
発行手数料	無料
ポイント還元率	0.5％
発行可能枚数	本カード1枚につき、ETCカード1枚を発行可能
発行スピード	最短即日

※ 価格はすべて税込
※1 入会月から翌年度同月までにカードの利用がない場合は、カードサービス手数料1650円（税込）がかかる

現在実施中のお得なキャンペーン

• 新規入会＆利用で合計最大3000Pontaポイントプレゼント

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SAISON CARD Digitalは、クレディセゾンが発行する年会費無料のクレジットカードです。申し込み後、最短5分でアプリ上にカード番号が即時発行され、オンライン決済やApple Pay・Google Payに登録してスマホタッチ決済ですぐに利用できます。

ナンバーレスのプラスチックカードも後日届きます。カード番号が券面に記載されないナンバーレス仕様で、セキュリティ面にも配慮されています。

ポイント還元率は0.5％、永久不滅ポイントが貯まります。ポイントに有効期限がないため、失効の心配がなく、自分のペースで貯められます。カーシェアリングの「タイムズカー」の月額基本料金が3ヶ月無料、三井のカーシェアーズの優待利用、オリックスレンタカー最大30％OFFなど、カーライフ特典も充実しているのも魅力です。

「SAISON CARD Digital」のETCカードの特徴

SAISON CARD DigitalのETCカードは、年会費・発行手数料ともに無料で発行できます。インターネットから申し込むと、最短3営業日後に自宅へカードが発送されます。対象のセゾンカウンターで受け取れば、最短即日で発行することも可能です。

申し込み手続きの際に、ETCカードを「申し込む」を選択してしまうと、郵送でのお届けになってしまうので注意してください。また、即日発行に対応したセゾンカウンターは一部に限られるため、事前によく確認しましょう。

家族カードは発行できませんが、ETCカードは最大5枚まで追加発行可能で、複数台の車を所有している場合にも便利です。

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家族で車を共有する方・複数台所有している方におすすめ

ETCカードは本人名義以外での使用が禁止されているため、家族も車を運転する場合は、複数枚発行できるETCカードが便利です。また、車を複数台所有している場合も、ETCカードを複数発行することで、カードの付け替えの手間を減らせます。

ETCカードを複数枚発行したい方におすすめのETCカードをご紹介します。

家族カードは無料で最大8枚まで。ETCカードも発行可能 リクルートカード

ETCカード年会費： 無料

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	1.2％
家族カード	あり（年会費無料）
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：最高1000万円（利用付帯） 海外：最高2000万円（利用付帯）

ETCカード情報
年会費	無料
発行手数料	JCB：無料 Visa、Mastercard：1100円
ポイント還元率	1.2％
発行可能枚数	本カードと家族カード、それぞれ1枚につきETCカードを1枚発行可能
発行スピード	1〜2週間程度

※ 価格はすべて税込

現在実施中のお得なキャンペーン

• 新規入会＆ご利用で最大6000円相当のポイントプレゼント！

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リクルートカードは年会費無料で、ポイント還元率がいつでも1.2％と高還元率のクレジットカードです。ふだんの買い物はもちろん、光熱費や携帯電話料金など毎月の固定費の支払いでも1.2％のポイント還元が受けられるので、効率的にポイントを貯められます。リクルートのネットサービスを利用すれば還元率をさらにアップし、じゃらんnetでの宿泊予約なら3.2％以上のポイントが還元されます。

貯まったリクルートポイントは、クレジットカードの支払いには充当できませんが、リクルート関連サービスやAmazonの支払いに利用可能です。また、Pontaポイントやdポイントに交換することもできます。

「リクルートカード」のETCカードの特徴

リクルートカードのETCカードは年会費が無料ですが、発行手数料は国際ブランドによって異なります。JCBは無料、VisaとMastercardは新規発行手数料が1100円（税込）かかります。

家族カード1枚につきETCカードも1枚発行でき、JCBは最大8枚まで、VisaとMastercardは最大19枚まで発行可能です。

ETCカード利用時のポイント還元率も1.2％と高いため、高速道路をよく利用する方は、効率的にポイントが貯められるのがメリットです。

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ETCカードは本人名義で最大5枚まで発行可能 PayPayカード

ETCカード年会費： 550円

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クレジットカード情報
年会費	無料
ポイント還元率	1.0％
家族カード	あり（年会費無料）
国際ブランド
旅行傷害保険	国内：なし 海外：なし

ETCカード情報
年会費	550円
発行手数料	無料
ポイント還元率	1.0％
発行可能枚数	本カードにつき最大5枚まで発行可能
発行スピード	1〜2週間程度

※ 価格はすべて税込

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PayPayカードは年会費無料のクレジットカードで、基本のポイント還元率は1.0％と高めです。さらに、月に200円以上の支払いを30回以上、かつ決済金額10万円以上を達成すると、翌月の還元率は1.5％にアップします。

また、Yahoo!ショッピングやLOHACOでは最大5.0％還元、ソフトバンクやワイモバイルのスマホ通信料でも1.0〜1.5％還元となり、日常の買い物で効率的にポイントを貯められるのが特長です。

貯まったポイントは、PayPay加盟店舗での支払いはもちろん、ネットサービス、公共料金やソフトバンク・ワイモバイルの利用料金など、幅広く活用できます。

「PayPayカード」のETCカードの特徴

PayPayカードのETCカードは、年会費は550円（税込）、発行手数料が1100円（税込）がかかります。ETC料金の支払いでも通常と同じく1.0％のPayPayポイントが付与されるため、効率的にポイントを貯められます。

ETCカードは本会員名義で最大5枚まで発行可能です。ただし、家族カードでは発行できない点には注意が必要です。

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ETCカードの作り方

クレジットカードに付帯するETCカードと、高速道路会社が発行するETCパーソナルカードでは、発行までの手順が異なります。それぞれ解説します。

クレジットカード付帯のETCカードの作り方

クレジットカードに付帯するETCカードは、クレジットカードと同時に申し込む場合と、すでに保有しているクレジットカードで発行する場合で手順が異なります。

クレジットカードと同時に新規で申し込む場合

クレジットカードに新規入会すると、入会特典やキャンペーンなどが利用できるメリットがあります。年会費・発行手数料無料のカードを選べば、コストなしでETCカードを発行できます。

クレジットカードと同時にETCカードを作る方法は、以下のとおりです。

1. ETCカードを発行できるクレジットカードを選び、新規で申し込む

年会費・発行手数料、ポイント還元率、発行スピード、特典などをチェックして、自分に合ったクレジットカードを選びましょう。申し込みは公式サイトからインターネットで行うのがおすすめです。

2. 申し込みページで「ETCカードを同時発行する」を選択

申し込みページ内にある「ETCカードの同時発行する」といった文言の項目を選択します。店頭受け取り希望の場合は選択せずに申し込むケースもありますが、基本的には申し込みページで同時発行を選択して進めます。

3. 本人確認書類などを提出

クレジットカードの申し込みには、以下の書類の提出が必要です。

インターネット申し込みの場合は、スマートフォンで撮影して送信します。事前に準備しておくとスムーズです。

4. 審査後に郵送で受け取り

審査結果はカード会社により異なりますが、最短で申し込み当日に通知される場合もあります。審査に通過すると、申し込みから約2週間程度で登録した住所に郵送で届きます。クレジットカードとETCカードを一緒に受け取れるかは、各カード会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

「ETCカードが届くまでの期間はカード会社によって異なるので、事前に確認しておきましょう」と会田さん

保有しているクレジットカードに追加して申し込む場合

すでに保有しているクレジットカードでETCカードを追加発行する場合は、申し込み前にクレジットカードの公式サイトで、ETCカードの追加発行に対応しているか確認してください。保有しているカードが家族カードの場合でも、ETCカードの追加発行に対応しているケースがあります。

追加発行の場合は、新規発行と異なり審査が行われないことが多いため、比較的スムーズに手続きが完了します。発行スピードはカード会社により異なりますが、通常は申し込みから約1週間程度で郵送されます。カードによっては、対象店舗で即日発行できる場合もあります。

保有しているクレジットカードで、ETCカードを追加発行する場合の具体的な流れは以下のとおりです。

1. クレジットカードの会員ページにアクセス

保有しているクレジットカードの会員ページにアクセスします。ログイン情報を入力のうえ、ETCカードの申し込みページに移動します。

2. 「ETCカードを追加する」を選択して申し込む

申し込みページで、「ETCカードの追加発行」の項目にチェックを入れ、申し込み手続きを行います。

3. 郵送でETCカードを受け取る

発行手続きが完了すると、登録住所へ郵送されます。到着までは約1週間が目安です。

「ETCパーソナルカード」の作り方

クレジットカードを申し込まなくても発行可能な「ETCパーソナルカード」（通称 ETCパソカ）の作り方について解説します。ETCパーソナルカードは、高速道路会社6社が共同で発行するETCカードで、クレジット機能が付いていないため、審査なしで発行できるのが大きなメリットです。

ただし、保証金（デポジット）と、年会費1257円（税込）が必要になる点には注意しましょう。

ETCパーソナルカードの発行手順は、次のとおりです。

1. 利用申込書作成フォームに入力する

公式サイトにある「利用申込書作成フォーム」にアクセスし、申込者情報、保証金の金額（デポジット額）、利用料金の支払い口座情報などを入力します。保証金の金額は利用者によって異なります。ETCカードの平均利用月額の4ヶ月分が保証金額と定められています。

平均利用額に対する保証金の目安は以下のとおりです。

2. 申込書を印刷し、自署、押印する

利用申込書作成フォームの入力が完了したら、A4サイズで印刷し、書面の指定箇所に自署・押印します。

3. 運転免許証のコピーを貼付する

本人確認書類として、運転免許証のコピーを申込書の貼付欄に貼り付けます。

4. 申込書と必要書面を同封して郵送する

申込書と必要書類を封筒に入れ、ETCパーソナルカード事務局宛てに郵送します。郵便代は申込者の負担になります。

5. 保証金を支払う

申込書の受付後、保証金の払込用紙が郵送されます。コンビニや郵便局で保証金額を支払いましょう。

6. 郵送でETCパーソナルカードを受け取る

保証金の入金が確認でき次第、ETCパーソナルカードが発送されます。入金からカードの到着までは2週間程度、申し込みから受け取りまでの目安は約1ヶ月です。

ETCカードを作る4つのメリット

車の総合専門家の会田さんに、ETCカードの特徴や作るメリットなどを聞きました。

ETCカードを作るメリットは、おもに以下の4つがあるといいます。それぞれ解説していきます。

「ETCにはさまざまな割引サービスがあります」と会田さん

1. 現金を支払う手間なくETCを通過できる

ETCカードを車載器に挿入しておくと、料金所で停止することなく、ETCレーンを減速しながら通過できます。料金は自動で決済されるため、都度現金を準備する必要がありません。手元に現金がなくても高速道路をスムーズに利用できる点が大きなメリットです。

また、高速道路以外でも、有料道路や駐車場、ガソリンスタンドなどで、ETCカード決済に対応している場所もあります。

2. お得な割引サービスが利用できる

ETCには、「マイレージポイント」「平日朝夕割引」「深夜割引」「休日割引」の4つの割引サービスがあります。

マイレージポイント

「ETCマイレージサービス」に登録すると、ETC利用料金10円ごとに1ポイントのマイレージポイントを貯められます。

マイレージポイントはETCを利用した翌月20日に付与され、自動還元サービスを利用すると、ポイントが一定数貯まった時点で自動的に還元額に交換され、通行料金に充てられます。還元率は5〜10％と高めなので、ぜひ利用しましょう。ただし、首都高速道路と阪神高速道路は対象外となっています。

平日朝夕割引

「ETCマイレージサービス」に登録すると、地方部では平日の通勤時間帯（6〜9時／17〜20時）の利用料が、利用回数に応じて最大約50％還元されます。還元分は翌月20日にマイレージポイントとして付与されます。

※地方部区間最大100km相当分まで

深夜割引、休日割引

毎日0～4時までの通行料金が最大30％OFFになります。今後、対象時間は22〜翌5時に拡大される予定です。

また、地方部では土・日・祝日の高速道路の通行料金が最大30％OFFになります。

3. クレジットカードのポイントも受け取れる

クレジットカードに付帯のETCカードは、クレジットカード会社のポイントを貯められます。

例えば、JCBカードのETCカードでETCを通過すると、利用料金に応じてOki Dokiポイントが、dカードのETCカードでETCを通過するとdポイントが貯められます。

中には、コスモ・ザ・カード・オーパスのETCカードのように、ETC利用でポイントアップするカードもあります。

日本自動車ジャーナリスト
協会会員

会田肇さん

「ETCマイレージポイント」と併用すると、クレジットカードのポイントとETCマイレージサービスのポイントをダブルで受け取ることができ、とてもお得です。

4. ETC専用の「スマートインターチェンジ」を通れる

「スマートインターチェンジ」とは、高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリア、バスストップなどに設置されたETC専用のインターチェンジのことです。ETC利用車のみが通行できるため、入口・出口では一旦停止が必要ですが、最寄りのスマートインターチェンジから高速道路に乗り降りできるので、離れたインターチェンジまで向かう手間を省けます。

ETCカードの使い方と利用時の注意点

ここでは、初めてETCカードを作る方でもスムーズに使い始められるよう、ETCカードの使い方と利用時の注意点について、会田さんに解説していただきました。

ETCカード発行から利用開始までの流れ

ETCを使って高速道路や有料道路をスムーズに通行するには、以下のステップを踏む必要があります。

ETCカードが手元に届いても、カード単体では使うことはできません。ETC車載器を用意し、正しくセットアップし、車に取り付ける必要があります。また、ETCカードは名義人のみ使用可能で、貸し借りは禁止されています。規約違反にならないよう、取り扱いルールをしっかり確認しておきましょう。

「ETCカードの使い回しはNGです。家族も車を運転するなら、家族名義のETCカードを発行しましょう」と会田さん

ETC車載器は自分でセットアップできない

ETC車載器のセットアップとは、車種区分やナンバーなどの車両情報を車載器に登録する作業で、これにより車種ごとに異なる有料道路料金を正しく算定できます。

ETCカードはセットアップしたETC車載器に挿し込んで使う

ここで注意したいのが、「ETC車載器のセットアップは自分では行えないという点です。これは、不正利用防止のために暗号化などの専門的な処理が必要なためで、国から認められた「セットアップ登録店」でのみ対応できます。セットアップ登録店は、カーディーラー、カー用品店、自動車整備工場などがあり、専用の店章が掲示されています。近くの店舗を探したい場合は、ETC総合情報ポータルサイトの「セットアップ店検索」サービスを利用すると便利です。

出典：ETC総合情報ポータルサイト

ETC車載器は5000円台で購入できるものから5万円以上するものもあり、価格帯に幅があります。さらに、セットアップには3000〜5000円の費用がかかります。セットアップは30分程度で完了しますが、申し込みには運転免許証や車検証が必要になるので用意しておきましょう。

バイクもETC車載器のセットアップが必要

バイクでETCカードを利用する場合も、車と同様にETC車載器の取り付けとセットアップが必要です。バイク用のETC車載器は、車に比べると取り付けの難易度が高いため、バイク専門店でセットアップと取り付けを依頼するのが安心です。
また、バイクのETC利用については、一般財団法人ITSサービス高度化機構（ITS-TEA）が問い合わせ窓口を設けています。利用方法で不明点がある場合は、以下に相談してみるとよいでしょう。

ETCカードの利用明細は専用の照会サービスで確認する

クレジットカードに付帯したETCカードの利用料金は、一緒に発行したクレジットカードで支払われます。ETCカードの年会費や発行手数料も同様です。

ETCの利用履歴を確認したい場合は、「ETC利用照会サービス」を利用するのがおすすめです。登録した日から過去15ヶ月分の利用料金のほか、通過日時、通行区間情報、ETC割引額などを確認できます。クレジットカードに付帯したETCカードなら、クレジットカードのWeb明細でも利用履歴を把握できますが、反映されるまでに時間がかかりますし、ETC利用照会サービスほど詳しい情報は確認できません。

ETCの利用料金や割引について不明点がある場合は、下記の各高速道路会社のお客さまセンターに問い合わせてみましょう。

出典：ETC総合情報ポータルサイト

ETCカードに関するよくある疑問 Q＆A

ETCカードやETCの利用に関するよくある疑問についてお答えします。

Q. 学生でもETCカードを作ることができる？

A. 可能です。

クレジットカード付帯のETCカードは、18歳以上（高校生を除く）であれば発行できます。また、クレジットカードを使わないETCパーソナルカードなら、16歳以上で申し込み可能です。

クレジットカード会社が発行元のETCカードは、クレジットカードと一緒に申し込みをするため18歳以上であることが発行の条件になっています。

Q. 女性におすすめのETCカードはある？

A. 女性向けにデザインされたETCカードはありませんが、ETCカードと一緒に発行するクレジットカードには、女性向けの特典やサービスが付帯したものがあります。

例えば、JCB カード W plus Lは、年会費無料・ETCカード発行手数料無料で、女性向けの保険サポートも付帯しているため、女性に人気のクレジットカードです。

Q. ETCカードの再発行はできる？

A. 再発行できます。

ETCカードの再発行は、発行元のクレジットカード会社に連絡して申請します。申し込みから再発行までには、通常1〜2週間ほどかかります。また、再発行には1000円程度の手数料がかかります。

ETCマイレージサービスに登録している場合は、新しいETCカードへの登録の更新を忘れないようにしましょう。

Q. ETCカードを紛失したときはどうすればいい？

A. 速やかにカード会社へ連絡し、利用停止の手続きを行いましょう。

ETCカードはクレジットカードとは異なり、暗証番号がなくても利用できるため、不正利用されるリスクがあります。気づいたら、できるだけ早く手続きを行うことが大切です。

ETCパーソナルカードを紛失した場合は、ETCパーソナルカード事務局に連絡しましょう。

Q. デビットカードでもETCカードを発行できる？

A. デビットカードは、残高が足りないとETCを通過できないことがあるため、基本的にはETCカードの発行に対応していません。

ただし、一部のカードでは発行可能なケースがあります。たとえば北國Visaデビットカードは、北國銀行の口座を持ち、満15歳以上であれば申し込み可能です。

Q. ETCカードに有効期限はある？

A. カードの券面で確認できます。

ETCカードの有効期限は、クレジットカードと同様にカードの券面に記載されています。例えば「有効期限：08/24」と書いてあれば、2024年8月まで使うことができ、9月以降は利用できません。ETCカードは基本的には自動更新され、期限が切れる約2週間前までに新しいカードが自宅に届きます。ただし、カードによっては更新手続きが必要な場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

Q. ETCカードを解約したいときはどうすればいい？

A. 発行元のカード会社に電話で連絡して、解約手続きを行いましょう。

なお、クレジットカードを解約すると、ETCカードも自動的に解約されるため気をつけましょう。

Q. 個人用のETCカードを法人用ETCカードに変更できる？

A. 変更できません。

変更したい場合は、ETCカードを発行している法人カードに新規で申し込む必要があります。法人カードと一緒に新しいETCカードを発行しましょう。

まとめ｜ETCカードを発行して、快適なカーライフを

EETCカードは、大きく分けてクレジットカード付帯のETCカードと、高速道路会社が発行するETCパーソナルカードの2種類があります。基本的には、クレジットカード付帯のETCカードがおすすめです。年会費・発行手数料が無料のカードが多く、ETC利用に応じてポイントも貯められます。さらに、ガソリン代や高速道路利用料の割引など、カーライフ特典が付帯しているカードもあり、コスト削減にも役立ちます。

ただし、ETCカードを利用するにはETC車載器の取り付けが必要であり、家族間での使い回しはできない点は留意しておきましょう。

ライフスタイルや利用シーンに合わせて、自分に合ったETCカードを選んでみてください。