おすすめの人気ルームフレグランス10選！香りのプロが種類や置き場所別の選び方や効果的な使い方を解説

いい香りでリラックス空間を演出してくれるルームフレグランス。インテリアの一部としても楽しめるおしゃれな商品も多く、注目を集めています。しかし、人気のリードディフューザーをはじめ、キャンドルやスプレーなどさまざまなタイプがあり、香りの種類も豊富なので、どれを買おうか悩んでしまいますよね。

この記事では、フレグランスアドバイザーのMAHOさんに、ルームフレグランスの選び方について教えていただきました。また、your SELECT.編集部が選んだおすすめのルームフレグランスもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

「ルームフレグランスの香りで得られる効果にも注目してください」と、MAHOさん

ルームフレグランスとは、室内空間で使う香りやアロマなどの芳香製品のこと。香りの種類もさることながら、インテリアとして飾っておきたくなるような、おしゃれなアイテムが増えています。

フレグランスアドバイザーのMAHOさんに、「タイプや形状」と「置きたい場所」の2つの観点からルームフレグランスを選ぶときのポイントを伺いました。

手軽に香りを楽しみたいならリードフューザー、視覚的な癒し効果も得たいならキャンドルを選ぶ

ルームフレグランスは、リードディフューザー、スプレー、キャンドル、フレグランスオイル、ポプリ、サシャの6つに分けられます。主流となっているのは、リードディフューザー、スプレー、キャンドルで、特にリードディフューザーはデザイン性の高いものが多く、インテリアアイテムとして人気があります。フレグランスオイル 、ポプリやサシェも古くからある香りの定番アイテムです。それぞれの特徴やおすすめの人を知って、自分に合ったタイプを選びましょう。

リードディフューザーは、最初にセットした後は置いておくだけで香りを長く楽しめます。手間をかけずに香りを楽しみたい人におすすめ。気分を変えるために短い時間だけ香りを楽しみたい人はスプレーを選びましょう。香りの他に、視覚的な癒し効果を得たいのであればキャンドルがおすすめです。広がっていく香りとともに、炎のゆらぎを見ることでリラックスできます。

フレグランスオイルやサシェ、ポプリは拡散力が弱いので、広い範囲ではなく、ベッドサイドやデスクの上など、スポット的に香りを楽しむのに向いています。

近年注目を集めている人気のリードディフューザーと、香りの定番アイテムであるキャンドル

リビングにはシトラス系やハーブ系、寝室にはウッディ系など置き場所で香りを選ぶ

家の中でも、玄関やリビングなど部屋別や場所ごとに似合う香りやイメージがあります。場所とおすすめの香りの一例をご紹介します。

場所	おすすめの香りの系統
玄関	・華やかに演出してくれるフローラル系 ・エキゾチックなオリエンタル系
リビング	・食事を邪魔しないヘルシーなシトラス系やすがすがしいハーブ系 ・甘さ抑えめのフルーツ系
寝室	・静けさのあるウッディ系 ・ドラマティックでリッチなムードにしたい日はオリエンタル系
トイレ／バスルーム	・清潔感とみずみずしさ、ひんやりとした質感のアクアティック系

お客様を出迎える玄関であれば、場の雰囲気を華やかに演出し、やさしい気持ちになれるフローラル系や、落ち着いた印象を与えるエキゾチックなオリエンタル系などがおすすめです。

家族の憩いの場であり、くつろぎの場であるリビングでは、前向きで明るい気分になれるシトラス系やフルーツ系、穏やかな気持ちになれるハーブ系など、年代や男女を問わず好まれる香りがぴったり。

寝室では森林浴をしているような気分になれるウッディ系の香り、トイレやバスルームには、すっきりとした気分になれるアクアティック系の香りが似合います。それぞれの場所に適した香りを選んで、快適な空間をつくりましょう。

ベッドルームには、眠りを誘うようなやさしい香りがおすすめ

「季節やその日の気分によっても選ぶ香りは変わります。一つにこだわらず、いろいろな香りを楽しんでもらいたいですね」と、MAHOさん

ここからはフレグランスアドバイザーであるMAHOさんのアドバイスをもとに選んだ、おすすめのルームフレグランスを紹介します。

寝室に適したものや、気分を変えたいとき、インテリアにおすすめのもの、コスパがいいものなど、さまざまな視点からタイプや香りの種類を厳選しています。ぜひルームフレグランスを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

【寝室や自室におすすめ】リラックスできるルームフレグランス3選

休日に自室でゆったりとしたいときや、1日の終わりに寝室で心も体もほぐしたいときなど、香りは特別な時間を過ごす手助けをしてくれます。エキゾチックな香りや、高級ホテルを想像させるような香りなど、極上のリラックス空間を演出してくれるルームフレグランスを紹介します。

ラグジュアリーなデザインとやさしい香りが空間を演出するリードディフューザー。

ブラウンとゴールドのカラーが映えるアンティーク調のデザインは、人気ブランドSABON発祥のイスラエルを彷彿とさせるエキゾチックさで、インテリアを少し大人っぽい雰囲気にしてくれます。

パチュリ・ラベンダー・バニラは、男女ともに広く愛される、SABONのシグネチャーの香りの一つです。ふんわりとしたラベンダーとバニラの香りが広がり、ロマンティックなムードを感じられます。また、ラベンダーとバニラが甘くなりすぎないよう、パチュリがしっかりと引き締めてバランスを取っているため、エキゾチックさも感じられる香りになっています。

オレンジ、フランキンセンス、カルダモン、ジャスミン、パチュリをブレンドしたルームスプレー。

白いボトルにロゴが描かれたシンプルなデザインです。スプレータイプは少々安っぽく見えがちなものも多い中、手になじむ質感の良いマットなボトルは香水のような高級感を感じさせます。

香りを感じたい場所にシュッとスプレーすると、細かいミストが瞬時に広がり、部屋の印象を変えてくれます。オレンジという名前のイメージから、柑橘系の爽やかな香りを想像しますが、フランキンセンスやカルダモンなどが入っているので、深みのある落ち着いた空間に似合う香りになっています。 枕などのファブリックにさっと吹きかけて、寝室を上質な眠りの空間に変えてみてはいかがでしょうか。

イタリア産のベルガモット精油を配合した、グリーンティー＆ムスクのリードディフューザーです。

清涼感のあるグリーンティーやレモンにムスクを加えた、グリーンやウッディ系の香りが気分を落ち着かせてくれます。まるで高級ホテルのロビーにいるような、ラグジュアリーな香りが部屋を満たしてくれます。

滑り止めの効果もあるファブリックのポーチ付き。ナチュラルに見せたいときはポーチに入れ、スタイリッシュに見せたいときはポーチを外すと印象が変わり、違った雰囲気を感じられます。

【気分をリフレッシュ】爽やかな香りのルームフレグランス2選

自宅で仕事をしているときの休憩や、ちょっと気分を変えたいというときは、頭がすっきりとクリアになるような香りでリフレッシュしてみませんか？　ハーバル系やフローラル系など、すがすがしい香りのルームフレグランスを紹介します。

フレグランスブランドとして人気が高いディプティックのキャンドル。

190gの通常サイズに比べて小さな70gのミニキャンドルは、洗面所の棚など狭い空間でも置きやすくておすすめです。

ラヴァンド（フランス語でラベンダー）という名前のとおり、ラベンダーを中心としたハーバルな香りです。ラベンダーはリラクゼーション効果のある香りですが、フローラルだけでなくグリーンも感じられる香りになっているので、気分転換はもちろん、トイレやバスルームとの相性もいいです。 ラベンダーの語源は、清潔に洗うという意味からきているので、清々しさやすっきりした気分を味わいたいときにおすすめです。

すっきりとしたグリーン感が効いた、ホワイトリリーのリードディフューザーです。

どんなインテリアにもなじみやすい白を基調としたシンプルで洗練されたデザイン。ユリとジャスミンがほのかに香る上品な香りは、SHIROのリードディフューザーでも特に人気があります。やさしい甘さなので飽きにくく、長く使いたくなる香りです。

水を使う洗面所やトイレに置くのもおすすめです。タオルなどのリネンを同じ香りの柔軟剤で仕上げれば、ストックしている場所との香りのコーディネートを楽しめます。

【インテリアとしても置ける】おしゃれなルームフレグランス3選

ルームフレグランスをインテリアの一部として置くなら、見た目の良さにもこだわりたいもの。置きたい場所の雰囲気やイメージに合うデザイン、色合いを探してみましょう。

洋室に似合うアイテムや、どんな部屋にでもなじみやすいものなど、部屋をおしゃれにアップデートしてくれるルームフレグランスを紹介します。

ホワイト×ゴールドのラベルと白いスティックがエレガントなリードディフューザー。スタイリッシュなインテリアや、洋室によく似合うカラーリングです。

優雅な気分を味わいたいときにぴったりなローズは、ほんのりとした色気をまとう、女性らしさを感じる香りです。こだわりの天然由来成分の植物オイルやエキスを厳選して使用。みずみずしい生花に囲まれているかのような幸福感と高揚感を与えてくれます。

フレンチローズは日本のバラと違って花弁が多く、香水の原料にもなる香り高いバラです。最初は清々しいグリーン感があり、少しフルーティな華やかさも感じられる、上品な香りが特徴です。

精油100％の上質なブレンドのエッセンシャルオイルとポプリのセットです。 オリエンタルエッセンスの香りは、レモングラス油、カフィルライム油のブレンド。フレッシュなライムの香りが爽やかで、エキゾチックなタイのリゾートを思わせる心安らぐ香りです。人工香料を使用していない天然のエッセンシャルオイルなので、香りがマイルドなのも特徴。

タイ原産のソラの木を薄く加工して花に仕立てた、手作りのソラフラワーのポプリがおしゃれ。ここに付属のエッセンシャルオイルを数滴垂らして使用します。食事のときでも嫌味にならない香りで、オールラウンドに使えます。

白い花のポプリはシンプルでかわいらしく、置く部屋を選ばずに和室にもうまくマッチします。

高品質のエッセンシャルオイルをブレンドしたソイワックスキャンドルです。 キャンドルは綿の芯を使うのが一般的ですが、こちらの商品は木製の芯が使われているウッドウィックキャンドルなので、火を灯すとパチパチと音を立てて燃えるという特徴があります。揺らぐ炎の様や香りだけでなく、音も楽しむことができます。

土っぽい落ち着いた香りのパチュリに、フルーティーなブラックベリーを合わせた、大人のセンスを感じさせますが、強すぎず心地よい香りを演出してくれます。

リサイクルガラスでできたグラスがシックな色合いでスタイリッシュな雰囲気。北欧風のインテリアにも、ヴィンテージ感のある系インテリアにもなじみます。環境に配慮したエコフレンドリーかつ、センスのいいものが欲しいという人にもおすすめです。

【番外編】コスパがいいルームフレグランス2選

ルームフレグランスは形状や容量によって持続効果はさまざま。手頃な価格で購入できるけれど、機能性に優れたものや高品質なルームフレグランスがあるなら試してみたいという人もいるのではないでしょうか。

ルームフレグランスを初めて使う人にもおすすめな、高級ブランドのお手頃アイテムや、安価だけれど香りが長く続くものなどを紹介します。

古来から用いられてきたマッチの消臭効果に着目したフレグランスマッチ。 フレグランスマッチは、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーが開発したアイテムです。ブランドの特徴ともいえる、ヨーロッパ的なクラシカルデザインが魅力的で、インテリアとして飾っていたくなるハイセンスな商品です。

通常のマッチよりも長めの木材の心棒に香液を浸して作られており、火を灯すと部屋を優美な香りで満たしてくれます。10秒ほどたったら火を消して、お皿の上に置いておくだけでOKです。

香りはベルガモット、レモン、ローズウッド、ムスクなど。フローラル、グリーンやウッディの香りを、ムスクがまとめてボリュームアップしています。上品さもありつつ、草原にいるかのような爽やかさも感じられます。

やさしく香るジェルタイプのルームフレグランス。ホワイトムスクはさわやかで甘みがあり人気の香りです。

ブラウンのガラス瓶で部屋や空間になじむデザインで、素敵な空間にしてくれます。キャップで香りの調整ができる仕様になっています。香の種類が充実しており、ホワイトムスク以外にアップルペアー、レッドワイン、ムスクジャスミンの4種類があります。

購入前に知っておきたいルームフレグランスの香りの種類や特徴、効果についてMAHOさんに伺いました。

清々しいすっきりとした香りで、インテリアとしてもの人気のルームフレグランス

香りでリラックス効果や気分を演出

ルームフレグランスは、香りの種類が豊富です。人気の香りは「フローラル系」「シトラス・フルーツ系」「オリエンタル系」「ウッディ系」「ハーブ・グリーン系」「アクアティック系」と、大きく6種類ほどに分けられます。香りの特徴と効果を下記の表にまとめました。