ハイボールグラスのおすすめ13選！バーテンダーがおしゃれでプレゼントや日常使いに最適な商品を紹介

「ハイボールを自宅でもお店のようにおしゃれなグラスで飲みたい！」
「ハイボールグラスをプレゼントしたいけど、どんなものが喜ばれる？」

自宅でハイボールをよりおいしく楽しむためには、グラス選びがとても大切です。実際にバーで使われているような、おしゃれなデザインのグラスだと気分が上がりますし、グラスによってハイボールを飲んだときの印象にも違いが出ます。

そこでこの記事では、500本のウイスキーを取りそろえ、ハイボールのベースとなるウイスキーの種類によってグラスを使い分けているという、バー「Vision」の小林渉さんにハイボールグラスを選ぶうえで押さえておきたいポイントや、自宅でできるおいしいハイボールのつくり方について伺いました。

また、小林さんおすすめのハイボールグラスを、ふだん使いにおすすめのものと、プレゼントにおすすめのものに分けて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

バーテンダー小林さんに聞く
ハイボールグラスを選ぶ前に知っておきたいポイント

「ハイボール専用」というグラスはありませんが、適したものを使うと口当たりや香りの広がりなどが良くなり、ハイボールをおいしく楽しめます。

ハイボールに適したグラスとはどのようなものなのか、形や素材などの特徴を小林さんに解説していただきました。

小林さんのお店でよく使っているのはタンブラータイプのグラス

使いやすいのは高さのある円柱形タンブラー。香りを楽しみたいなら飲み口の広いグラスが◎

グラスには、高さのあるタンブラーやゾンビグラス、口が広くて背の低いロックグラス、持ち手がついたジョッキなど、さまざまな形状があります。

日常使いのハイボールグラスなら、高さのある縦長の円柱形タンブラーが混ぜやすくておすすめです。例えば、先端がすぼんでいるような形状のものは、慣れている人でないと、混ぜるときにうまくウイスキーと氷を回転させられないという難しさがあります。特に、ハイボールをつくる際には、炭酸を入れる前にウイスキーと氷だけの状態で混ぜて、どれだけなじませておくかが、おいしくつくるためのポイントになります。

飲み口の直径が大きく、鼻まで覆うような形のグラスだと、香りを感じやすいメリットがあります。ウイスキーの香りをさらに楽しみたい方には、口の広いタイプがおすすめです。

また、江戸切子のようなカットのエッジがきいたグラスは、高級感があり、家飲みの雰囲気をワンランクアップさせてくれます。ただし、内側にカットが入っている形状のものは、氷が引っかかって混ぜにくいので気をつけましょう。

おしゃれなグラスが欲しいならクリスタルガラス製、耐久性を重視するなら銅やステンレス製がおすすめ

ハイボール向きのグラスのおもな素材としては、ソーダガラス、クリスタルガラス、銅、ステンレスがあります。

ソーダガラスは厚みがあり丈夫で、お手頃な価格の商品が多いです。

バーで飲むのと同じようなグラスで飲みたいという方は、クリスタルガラスのグラスを選んでみてください。薄いので口につけたときに飲み物の温度を感じやすく、ハイボールの一口目を飲んだときにとても冷たく感じます。高級感がありおしゃれなものも多いので、プレゼント用にもおすすめです。ただし、乱暴にテーブルに置いたり、洗うときに力を入れすぎたりするだけで割れてしまうくらい繊細なので、扱いには注意が必要です。

ソーダガラスのグラス（左）と クリスタルガラスのグラス（右）では、厚さが大きく異なる

銅とステンレス製のグラスは、酔って落としても割れないので取り扱いが楽です。いずれも冷えた状態を保ちやすく、キンキンに冷えた状態のハイボールを楽しめます。ただし、どちらも中身が見えないので、ハイボールをつくるときに入れたウイスキーの量を確認しにくく、メジャーカップを用意しておくと便利です。

プレゼント用におすすめの人気ブランドをチェック

プレゼント用のハイボールグラスを探している方に特におすすめのブランドが、世界最高級といわれるフランスのクリスタルブランド「バカラ」と、デンマークのキッチンウエアブランドである「ボダム」です。どちらもおしゃれで高級感があり、贈り物として喜ばれるでしょう。

プレゼント用におすすめのおもなブランドをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

ブランド	特徴
バカラ	世界最高峰のクリスタルブランド。酸化鉛を多く含むフルレッドクリスタル製のグラスは、透明度が高く、ハイボールをより一段とおいしく楽しめる。
ボダム	ダブルウォールグラスが世界的に大ヒット。高級感があり、二重構造で手の温度が伝わりにくく、結露しにくいのが特徴。
イッタラ	現代的な北欧デザインで、食器などのインテリアデザインを専門とするフィンランドの企業。日常使いしやすいシンプルでスタイリッシュなデザインのグラスで、ハイボールにも使いやすい。
ラリック	ルネ・ラリックというデザイナーがつくり出したブランド。フロステッドと呼ばれる艶消し技法を使った曇りガラスのグラスが有名。
マイア	チェコの伝統工芸・ボヘミアンガラスのブランド。水晶のようなクリスタルに鮮やかな彫刻が施されているのが特徴。

バカラのグラスのプレゼント用としても人気が高い。シグニチャーが記されているのも特徴

おすすめのハイボールグラス13選

小林さんに選んでいただいたおすすめのハイボールグラスを、ふだん使い用とプレゼント用の2種類に分けてご紹介します。

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• ふだん使いにおすすめ
• プレゼントにおすすめ

ふだん使いにおすすめのハイボールグラス9選

ふだん使いにおすすめの9商品をご紹介します。丈夫な素材で扱いやすいものや、家にいながらバーで飲んでいる気分になれるおしゃれなものを選びました。

厚さのあるソーダガラス製のグラスで、カットが入っていて高級感があり、重厚な印象です。リーズナブルなのにデザインが華やかなので、高見えするのがポイント。重さがあるので、少しぶつかっても倒れにくいのも特徴です。

ソーダガラスの中でもかなり薄くつくられているグラスです。ガラスの透明度も高いので、ウイスキーの色合いも楽しめます。口当たりが良く、とても軽くて持ちやすいのも特徴。すっきりとしたフォルムは、ビールなどを入れても美しく、日常使いにもぴったりです。

75gとソーダガラス製とは比較にならないくらい軽量で、持った瞬間に軽さを感じるグラスです。1950年代につくられたグラスのデザインを受け継ぎ、現在まで人気を維持しているコンパクトシリーズ。400mlとハイボールグラスにしてはやや大きめの容量です。

「校倉（あぜくら）」という日本古来の建築様式をデザインしたグラスです。カットして磨いた後に再びカットするという手の込んだつくりで、透明度と輝きはクリスタルガラスならでは。クリスタルガラスの中でもデザインの入ったものがお好みの方におすすめしたい一品です。

ステンレス加工で有名な新潟県の燕市にある和田助製作所のデザイン性に優れた銅製のマグカップです。熱伝導率が高いためグラスの縁までしっかり冷たくなり、ハイボールをキンキンに冷えた状態で味わえます。暑い季節にはもちろん、氷をたくさん入れて飲みたい方におすすめです。また、落としても割れないので、グラスの扱いに自信のない方にもぴったりです。

840gと他のグラスに比べてかなりの重量がありますが、ビールジョッキとしては一般的な重さ。厚みのあるガラスで作られているので割れにくく、持ち手があるので飲みやすいでしょう。厚いグラスはそれだけ保冷効果もあるので、冷たいハイボールを楽しめます。頑丈で高品質のソーダガラスで、透明度も高い「ファインクリア」を採用しており、クリスタルガラスに負けない透明度を実現しています。

美しい透明度を備えた「ファインクリア」を採用。底の内側の部分が山になっており、グラスの側面はでこぼことしていて、ビールの泡がクリーミーになって長持ちするよう工夫されています。丈夫なので、食洗機で洗える点も大きなメリット。ジョッキタイプでデザイン性の高いものをお探しの方におすすめです。

ボダムのユニークなデザインが特徴的なダブルウォールグラスは、結露しにくいのが大きな特徴。氷を入れるときに割れないよう注意するなど、クリスタルガラス同様に扱いには慎重さが必要ですが、唯一無二のデザインがお好みの方にはおすすめです。容量や素材違いの商品もあり、ちょっと飲みたい人は250mlを、もう少したっぷり入れたい場合は450ml、アウトドアで使いたい人はまったく同じ形状で軽いプラスチックのタイプもおすすめです。

サーモスの人気タンブラー。ステンレス製で魔法瓶のように中身の温度をキープしてくれる特徴があります。冷たいものを入れても結露しにくく、熱い飲み物に使った際は外側が熱くならず、何を飲むにも便利なアイテムです。氷が溶けにくいので、ハイボールが薄まりにくく、最後までつくったときと同じような濃さでおいしく飲むことができます。

プレゼントにおすすめのハイボールグラス4選

高級感があり、プレゼントにもおすすめのハイボールグラスを4商品ご紹介します。

ステンレスの中でも高級感溢れるデザインで、持ちやすい丸みのある形も手になじみやすいでしょう。真空断熱構造なので冷たさを長時間キープしたままハイボールを飲むことができます。結露もしにくいので、ゆっくり味わいたい方にぴったりです。

265年以上もの歴史を誇るワイングラスの老舗ブランドである、リーデルのロングタンブラー。ワイングラスとは違って華やかなデザインで、すべて職人が丹精込めて一つ一つつくっています。くびれがあり、持ったときにすっと手になじみます。

フランス製のクリスタルガラスでつくられた、世界最高級のグラス。250年以上の歴史を誇り、30％の酸化鉛を含むクリスタルガラスで透明度が高く、ガラスの中でも光の反射率や屈折率が高いといわれています。高級なウイスキーでハイボールを楽しむときや、何かのお祝いなどの特別な日に使うグラスとしてもおすすめです。

昭和31年に創業した江戸硝子の窯元で日本の職人が手作りしているグラスです。透明度が高く、薄いつくりで口当たりが良いのがおすすめのポイントです。国産の杉でつくられた木箱に入った状態で届き、割れてしまっても破片を送付すると、初回は交換手数料が無料で、新しいものと交換することができます（2回目以降は有料）。

バーテンダーが教える！ 自宅で簡単にできるおいしいハイボールのつくり方

小林さんに、初心者にもできるおいしいハイボールのつくり方を伺いました。ただウイスキーと炭酸水を入れて混ぜるのとはまったく違う、バーで飲むような本格的なハイボールが自宅でも楽しめます。

今回は360mlのタンブラーを使って解説します。

グラスと氷の温度を同じにする

ハイボールは、いかにウイスキーの風味と炭酸の刺激を損なわずにつくるかがポイントです。そのためにはグラス、ウイスキー、氷、炭酸水の温度をなるべく同じにするようにつくることが重要です。

まずグラスに氷を入れたら、水を加えてマドラーでよくかき混ぜます。グラスがよく冷えたら水を捨てましょう。このひと手間をかけることで、グラスと氷の温度が同じになり、ウイスキーのなじみがよくなります。

水と氷でグラスを冷やすようにくるくる混ぜる

ウイスキーを30ml注ぎ、氷によくなじませる

グラスにウイスキー30mlを注ぎ、再びかき混ぜます。ロングカクテルであれば、最後に混ぜればいいのですが、ハイボールは炭酸水を入れた後に混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうので、ここでよく氷にウイスキーの味をなじませておきます。

分量を量るときは、メジャーカップを使うとよい

炭酸をゆっくり100〜120mlほど注ぐ

炭酸水を100〜120mlほど入れます。

一般的に、バーではウイスキー1に対して2.5倍の炭酸水を注いでつくりますが、居酒屋では4倍の炭酸水を入れるといわれています。その理由は、食事の味を邪魔しないため。バーと同じ濃さでつくってしまうと、ウイスキーの味や香りを強く感じるので、食事との相性はよくありません。食事しながら飲むときは少し薄めにつくると、食事もお酒もおいしく楽しめます。

炭酸は、抜けないようにゆっくり注ぐ。かき混ぜるときは専用のマドラーやバースプーンがあると便利

炭酸が飛ばないように、軽く氷を上下に動かすように混ぜ、その後半周くらい混ぜる程度がちょうどよいでしょう。これでできあがりです。

ひと手間かけることで、自宅でもバーで出されるような本格的なハイボールが味わえる

ハイボールについてのQ&A

ハイボールについてのよくある疑問について、小林さんに答えていただきました。

ウイスキーの種類を変えてみると、ハイボールもより楽しめる

Q.ハイボールグラスの容量の目安は?

A. ハイボールグラスの容量は360〜400mlくらいが目安です。それより小さいと、すぐに飲み終わってしまう分量しか入れられません。ハイボールはちびちび飲むというよりも、ビールのようにグビッと飲みたい方が多いでしょうから、たっぷり入るグラスがおすすめです。

ハイボールグラスの容量は360〜400mlくらいが目安

また、商品によっては、オンスで表記されている場合があります。12オンスがおよそ360mlと覚えておくとよいでしょう。

Q.グラスは冷蔵庫で冷やしておいた方がいい？

A. 専用の冷蔵庫がないなら、冷やさない方がよいでしょう。

家庭用の冷蔵庫で他のものが入っている状態でグラスを冷やすと、食材などの香りがグラスに移ってしまうためおすすめしません。また、他のものを取り出す際に、ガラスのグラスを倒したりして割ってしまう危険性があります。

バーや居酒屋のように、専用の冷蔵庫や冷凍庫を用意できるのであれば、グラスを冷やしておくのもよいでしょう。

Q. ウイスキーは冷やしておいた方がいい？

A. 冷やさないでください。ウイスキーは冷やしてしまうと香りが飛んでしまい、品質が落ちてしまいます。ストレートなどの他の飲み方をしたいと思ったときにも、ウイスキー本来の味が楽しめません。ウイスキーは常温で保存してください。

Q.ハイボールにおすすめのウイスキーは？

A.今おすすめしているのは、下の写真にある2種類のウイスキーです。オレンジの方は、「グレンモーレンジィ オリジナル」というスコッチウイスキーのシングルモルト。スコットランドのハイランド地方でつくられています。柑橘系の香りとフルーティーさがハイボールにぴったりです。

小林さんおすすめのウイスキー。左が「グレンモーレンジィ オリジナル」、右が「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ」

もうひとつは、「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ」で、スコットランドのアイラ島でつくられているウイスキーです。アルコール度数が50％と少し高いですが、ハイボールにしたときの独特の塩っぽさがすばらしいので、ぜひ1：2.5の比率でお試しいただきたいウイスキーです。

Q. 洗ったグラスは何で拭けばいい？

A. バーなどで使われているグラスクロスを使うとよいでしょう。毛羽立ちがなく、繊維がグラスに残らず、きれいに拭くことができます。
洗ってカゴなどに入れておくと割れてしまう可能性がありますし、水の跡がついたり曇ったりしてしまいますので、1個ずつグラスクロスでしっかり拭いてから保管するようにしましょう。

ハイボールグラスのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではハイボールグラスの人気商品をランキングで紹介しています。どれを買おうか迷ったときには、以下のランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

ハイボール専用のグラスはないものの、選ぶ観点が見えてくると、ハイボールだけのためにグラスをそろえたくなるもの。おうち飲みが楽しくリフレッシュできる時間になるよう、この記事の内容を参考に、お好みのハイボールグラスを選んでみてください。