焼く、炒める、蒸す、揚げるなど、さまざまな調理に使える「スキレット」。キッチンツールとして優秀なだけでなく、見た目もおしゃれでSNS映えする料理が作れると人気を集めています。ただし、一口にスキレットといっても形状やサイズなどが異なり、使い方によって適切なものが変わってきます。

この記事では、ふだんからスキレットを愛用しているというフードコーディネーターの末森陽子さんに、スキレットを選ぶうえで押さえておきたいポイントや、SNS映えする簡単レシピを伺いました。

また、末森さんのお話を参考に、your SELECT.編集部が厳選したおすすめのスキレットもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

スキレットのおすすめ8選

メーカー
商品名
LODGE|スキレット 6 1/2インチ L3SK3 ランドウェル|CHUMS スキレット 6インチ スケーター|2WAY スキレット INFW16 キャプテンスタッグ|CAPTAIN STAG スキレット 16cm UG-3027 ロゴスコーポレーション|LOGOS 取っ手がとれるスキレット S 和平フレイズ|ヘビーズ 鉄スキレットコンボセット15cm(網付) ニューウェルブランズ・ジャパン|Coleman クラシックアイアンスキレット 下村企販|グリルDE スキレット

LODGE

ランドウェル

スケーター

キャプテンスタッグ

ロゴスコーポレーション

和平フレイズ

ニューウェルブランズ・ジャパン

下村企販

スキレット 6 1/2インチ L3SK3

CHUMS スキレット 6インチ

2WAY スキレット INFW16

CAPTAIN STAG スキレット 16cm UG-3027

LOGOS 取っ手がとれるスキレット S

ヘビーズ 鉄スキレットコンボセット15cm(網付)

Coleman クラシックアイアンスキレット

グリルDE スキレット

特徴 本場アメリカでも愛される定番スキレット ブービーバードの刻印がかわいい小型サイズ 本体とフタ、それぞれに持ち手を付けて使える 日本の老舗が作る、プチプラ&本格派スキレット 底面のドット加工で、焦げ付きにくく使いやすい 浅型と深型がコンビになったお得なセット フタ付きの大きめサイズは、ファミリーで楽しめる 軽量・コンパクトで扱いやすいのが魅力
詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

SELECTor

末森陽子

フードコーディネーター

末森陽子さん

フードコーディネーターとして活躍し、食を楽しむ「おもてなし会」や、花やグリーンのワークショップを開催。身近な食材や、テーブルコーディネートでおもてなし感を演出するアイデア満載の出張料理教室も行っている。レシピ開発、コラム執筆をはじめ、多くの企業のアンバサダーとしても活躍中。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

スキレットを選ぶ前に知っておきたい3つのこと

鉄フライパンとの違い、作れる料理や使い方、お手入れ方法など、スキレットを買う前に知っておきたいポイントについて、末森さんに解説していただきました。

「スキレットは高温で使えるので、ステーキなど肉の表面をカリッと仕上げられます」と末森 さん

「スキレットは高温で使えるので、ステーキなど肉の表面をカリッと仕上げられます」と末森さん

1. スキレットと鉄フライパンは製造方法が異なる

スキレット鉄フライパンの違いがわからないという方も多いでしょう。どちらも鉄でできており、形もよく似ていますが、製造方法が異なります

手前が鉄フライパン、奥がスキレット。それぞれ製法が異なり、本体の厚みなどにも違いが出る

手前が鉄フライパン、奥がスキレット。それぞれ製法が異なり、本体の厚みなどにも違いが出る

スキレットは鋳造(ちゅうぞう)という、高温で溶かした鉄を型に流し込み、冷やして固める製法で作られています。本体と持ち手が一体になるように成形されるのが特徴です。

一方、鉄フライパンは、高温でやわらかくした鉄を叩いて成形する鍛造(たんぞう)という製法で作られています。持ち手になる部分は別で作り、本体に取り付けるのが一般的です。

製造方法によって本体の厚みにも違いが出ます。鉄フライパンは厚さ2mm前後と薄いため軽く、スキレットは5mm前後としっかり厚みがあるため重くなります。鉄フライパンよりも厚みがある分、蓄熱性や保温性が高くなるというメリットがあります。

ただし最近は、バーミキュラのフライパンのように、本体は鋳造で持ち手は別で取り付けるものも登場してきており、その違いはあまり厳密ではなくなってきています。

2. アウトドアだけじゃない! 小回りのきくサイズは自宅でも大活躍

スキレットはキャンプやバーベキューなどアウトドアで使用するイメージが強いアイテムですが、小さなサイズのものは鉄素材でもそれほど重くならず、自宅の調理でも大活躍してくれます。

スキレットは熱伝導率が良く、ムラなく食材に火が通ります。本体に厚みがあるので予熱には時間がかかりますが、保温性が高く冷めにくいため、一度加熱すると弱火でも調理ができます。ガス代の節約につながるほか、ステーキやハンバーグなど、じっくり中まで火を通したい料理がおいしく作れます。熱々のまま食べたいアヒージョや、お好み焼きにもぴったりです。

ローストチキン、パスタ、オムレツなどの料理もおいしくでき、そのまま食卓に出しても料理が映える

ローストチキン、パスタ、オムレツなどの料理もおいしくでき、そのまま食卓に出しても料理が映える

意外と重宝するのがお弁当作り。小さなオムレツを作ったり、少量の揚げ物をしたりと、コンパクトなサイズならではの使いやすさを発揮します。

また、直火のほかIHクッキングヒーターなど、あらゆる熱源で使えるうえに、焼く、炒める、揚げるなどさまざまな調理法に対応しています。全長25cm以下くらいのサイズのものなら、オーブンやトースター、グリルにそのまま入れて調理ができ、鉄フライパンより作れる料理のバリエーションが豊富です。ただし、電子レンジでは使えないため注意してください。

サイズが小さいものなら、オーブンやグリルにもそのまま入れて調理が可能。仕上げに焦げ目をつけるのにも便利

サイズが小さいものなら、オーブンやグリルにもそのまま入れて調理が可能。仕上げに焦げ目をつけるのにも便利

シンプルで重厚なデザインで、調理後は食卓にそのまま出して料理が映える器として使えるので、キッチンに置いておくだけでもおしゃれです。

3. お手入れは意外と簡単! 日常使いもしやすい

鉄素材の調理道具はお手入れが大変なイメージがあり、スキレットの購入をためらわれている方もいるかもしれません。実は、スキレットの日々のお手入れはそれほど手間がかからず、初心者でも簡単に行えます

スキレットは使い始めのみ、焦げ付きやサビを防ぐためにシーズニングと呼ばれる油慣らしが必要です。製品出荷時にサビ止めの薬品やワックスなどが塗られていることがあるため、シーズニングにはそれを取る目的もあります。

ふだんのお手入れは、スキレットが温かいうちに、洗剤を使わず水やお湯をかけながら、たわしやささらでこすり洗いするだけです。洗った後は火にかけて、水分をしっかり飛ばしましょう。あまり頻繁に使わない場合は、水分を飛ばした後に薄く油を塗ってから保管すると、シーズニングの効果が落ちにくくなります。

シーズニングは意外と簡単で、誰でもすぐにマスターできるので、下記を参考にやってみてください。

シーズニングの手順

シーズニングの手順 1:台所用中性洗剤で洗う ​1:台所用中性洗剤で洗う

台所用中性洗剤を使い、たわしやナイロン製のスポンジでこすり洗いしてサビ止めの薬品やワックスなどを取る。
シーズニングの手順 2:空だきをする ​2:空だきをする

ふきんなどで水分を拭き取り、火にかけて完全に水分を飛ばす。白い煙が出てくるまで空だきしたら火を止める。
シーズニングの手順 3:全体に食用油を薄く塗る 3:全体に食用油を薄く塗る

スキレットに大さじ1~2杯くらいの塩分を含まない食用油を回し入れ、冷めないうちにキッチンペーパーで全体に薄く塗っていく。本体の裏側や持ち手にも塗る。23を数回繰り返すとより油がなじみやすい。
シーズニングの手順 4:くず野菜を炒める ​4:くず野菜を炒める

大さじ1杯くらいの食用油を入れ、くず野菜を炒める。鍋肌にこすりつけながら炒め、野菜が焦げる前に火を止めて取り出す。
シーズニングの手順 5:全体に食用油を塗って冷ます 5:全体に食用油を塗って冷ます

仕上げに大さじ1杯くらいの食用油をキッチンペーパーで全体に塗り、冷ましたら完了。

最近はシーズニング不要の商品も増えてきています。その場合は、メーカーですでに油慣らしと同じような加工が施されているため、使い始めに中性洗剤で洗い、しっかり油を引いて使えばOKです。お手入れの手間を減らしたい人は、シーズニング不要のものを選ぶとよいでしょう。

左が長年使っているもの、右は購入したばかりのもの。使うごとに油がなじんで焦げ付きにくくなり、日々のお手入れの手間も軽くなる

左が長年使っているもの、右は購入したばかりのもの。使うごとに油がなじんで焦げ付きにくくなり、日々のお手入れの手間も軽くなる

おすすめのスキレット8選

末森さんのお話をもとに、your SELECT.編集部が厳選したおすすめのスキレットをご紹介します。家庭で作る本格料理や、アウトドアでのキャンプ飯にも対応できる鉄製の本格派スキレットで、見た目のデザインも良いものをセレクトしました。

スキレットのおすすめ8選

メーカー
商品名
LODGE|スキレット 6 1/2インチ L3SK3 ランドウェル|CHUMS スキレット 6インチ スケーター|2WAY スキレット INFW16 キャプテンスタッグ|CAPTAIN STAG スキレット 16cm UG-3027 ロゴスコーポレーション|LOGOS 取っ手がとれるスキレット S 和平フレイズ|ヘビーズ 鉄スキレットコンボセット15cm(網付) ニューウェルブランズ・ジャパン|Coleman クラシックアイアンスキレット 下村企販|グリルDE スキレット

LODGE

ランドウェル

スケーター

キャプテンスタッグ

ロゴスコーポレーション

和平フレイズ

ニューウェルブランズ・ジャパン

下村企販

スキレット 6 1/2インチ L3SK3

CHUMS スキレット 6インチ

2WAY スキレット INFW16

CAPTAIN STAG スキレット 16cm UG-3027

LOGOS 取っ手がとれるスキレット S

ヘビーズ 鉄スキレットコンボセット15cm(網付)

Coleman クラシックアイアンスキレット

グリルDE スキレット

参考価格
(税込)
1982円 1290円 2909円 747円 2949円 2194円 6550円 1650円
サイズ(直径×全長×高さ×厚さ) 約15.5×26×3.5×0.5cm 約15.5×26.2×4.7×0.5cm 20×32×4×0.48cm 18×28×4.5×ーcm 16×30×ー×ーcm 深型:約25.8×16.8×4.5×0.48cm
浅型:約25.5×16.7×3.3×0.48cm
約27.5×41.5×10×ーcm 16.5×24×5×0.16cm
重さ 0.88kg 約1kg 1.5kg 約1kg 1.2kg 深型:約0.88kg
浅型:約0.81kg
4.4kg(フタ含む) 0.46kg
シーズニング 不要 不要 必要 不要 不要 必要 不要 不要
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

アメリカでも愛されている本格派スキレット ロッジ(LODGE) スキレット 6 1/2インチ L3SK3

参考価格: ¥1,982(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
約15.5×26×3.5×0.5cm
重さ 0.88kg
シーズニング 不要
IH※
フタ 別売り

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

私も愛用しているスキレットです。スキレットの中でも特にシンプルで使いやすいのがよいですね。LODGEはサイズ展開が豊富なので、ライフスタイルや料理に合わせてサイズを買い足せるのも魅力です。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

Amazonの口コミ・レビュー

アメリカを代表する鉄製鋳物調理器具メーカーLODGE(ロッジ)社のスキレットは、アウトドアを楽しむ人たちにも定番として広く愛される本格派です。底が分厚く、他のスキレットと比べても熱を逃しにくいつくりになっています。

持ち手も含めてデザインは至ってシンプル。コンパクトで無駄のない潔さが、定番として人気が高い

持ち手も含めてデザインは至ってシンプル。コンパクトで無駄のない潔さが、定番として人気が高い

6 1/2サイズは、自宅のキッチンで使いやすいおすすめのサイズ。オーブンやトースターに入れるときもちょうどよいサイズ感です。

油慣らし加工済みなので、シーズニングの必要がなく、買ってすぐに使用可能

油慣らし加工済みなので、シーズニングの必要がなく、買ってすぐに使用可能

本体は比較的深く設計されているため、焼くのはもちろん、噴きこぼれが心配な煮る、蒸すといった料理も幅広く対応できます。注ぎ口が両側に付いているので、右利きでも左利きでも使いやすいのが好感触です。

注ぎ口はやや浅いので、熱いものを注ぐときはこぼさないように注意が必要

注ぎ口はやや浅いので、熱いものを注ぐときはこぼさないように注意が必要

ブービーバードの刻印がキュート ランドウェル(Landwell) CHUMS スキレット 6インチ

参考価格: ¥1,290(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
約15.5×26.2×4.7×0.5cm
重さ 約1kg
シーズニング 不要
IH※
フタ

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

かわいいブービーバードのロゴは、食卓の話題になりそう。料理によっては、かわいい焼き目もつきますね。持ち手の長さに余裕があるので、直火で調理するときに使いやすいです。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

小ぶりな6インチのスキレットは、アヒージョや目玉焼きにちょうどよいサイズ。そのままオーブンやトースターに入れたり、BBQグリルの上にのせたりするのにもぴったりです。自宅でも、アウトドアでも頼りになります。

南米にすむアカアシカツオドリがモデルになっているブービーバードのアイコンが、底に刻印されている

南米にすむアカアシカツオドリがモデルになっているブービーバードのアイコンが、底に刻印されている

アメリカのアウトドアファッションブランドCHUMS(チャムス)は、日本でも人気のブランドです。ブランドアイコンの「ブービーバード」が大きく刻印されているデザインが目を引きます。

持ち手にもブランドのロゴが入っており、デザイン性が高い

持ち手にもブランドのロゴが入っており、デザイン性が高い

持ち手は本体部分に対してやや長め。くびれた曲線のデザインで持ちやすくなっています。

両側に注ぎ口があるタイプ。余分な油などを捨てるときに便利

両側に注ぎ口があるタイプ。余分な油などを捨てるときに便利

ベジタブルオイルコーティングが施されており、初回のシーズニングは不要。買ってすぐ使うことができます。

フタがフライパンになる1台2役 スケーター(Skater) 2WAY スキレット INFW16

参考価格: ¥2,909(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
17.5×20×4×0.48cm(持ち手取り付け時の全長は約32cm)
重さ 1.5kg
シーズニング 必要
IH※
フタ 専用フタが付属

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

取り外せる持ち手は、グリルに入れるときに邪魔にならないのがうれしい。食器としても使いやすいですね。フタが付属しているので、料理の幅が広がりそうです。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

Amazonの口コミ・レビュー

珍しいフタ付き仕様のスキレットで、本体、フタ、持ち手と3つのパーツがそれぞれ独立しています。持ち手部分は本体に引っ掛けて持ち上げられるようになっており、使わないときは取り外してコンパクトに収納できます。

フタのデザインがシンボリックで、フタを閉めて使うときもスタイリッシュ

フタのデザインがシンボリックで、フタを閉めて使うときもスタイリッシュ

本体は注ぎ口がないタイプですが、耳のような取っ手が付いており、付属のハンドルを取り付けなくても小鍋として使えます。

ハンドルの素材はステンレスと樹脂。本体にもフタにも取り付けられる

ハンドルの素材はステンレスと樹脂。本体にもフタにも取り付けられる

ハンドルは本体の穴に引っ掛けて使う仕様になっています。加熱中は外しておけば、持ち手が熱くなることがありません。

フタ部分はフタとしてだけではなく、ひっくり返してフライパンとしても使えます。本体部分は煮物、フタ部分は焼き物と2つ同時に調理できて便利です。

フタをフライパンとして使うときの容量は約300ml。本体容量は約500mlあるため、2つ同時に使えば十分な量のメニューが作れる

フタをフライパンとして使うときの容量は約300ml。本体容量は約500mlあるため、2つ同時に使えば十分な量のメニューが作れる

日本の老舗が作るプチプラながら本格派の一品 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CAPTAIN STAG スキレット 16cm UG-3027

参考価格: ¥747(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
18×28×4.5×ーcm
重さ 約1kg
シーズニング 不要
IH※
フタ 別売り

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

洋食器や金物・刃物の生産が盛んな燕三条地域のメーカーが作るスキレット。良品質でリーズナブルなので、まずは試しに使ってみたい人のファーストスキレットにおすすめです。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

Amazonの口コミ・レビュー

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)は、新潟県三条市に本社を置く、日本の老舗アウトドアブランドです。もともとは同県同市にある台所用品メーカー、パール金属のアウトドア部門として誕生しており、調理器具としてのその品質は折り紙つき。シンプルながら隅々まで整ったつくりで、リーズナブルさも魅力です。

底面のドット加工で焦げ付きにくい ロゴスコーポレーション(LOGOS CORPORATION) LOGOS 取っ手がとれるスキレット S

参考価格: ¥2,949(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
16×30×3.5×ーcm
重さ 約1.2kg
シーズニング 不要
IH※
フタ

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

底面にドット加工が施されており、焦げ付きにくくなっています。見た目も個性的ですね。持ち手が取り外せるので、キャンプやコンパクトなテーブル上で使いやすいです。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

Amazonの口コミ・レビュー

家族で楽しめるキャンプやバーベキューの製品を展開している、大阪府に本社を置くブランドLOGOS(ロゴス)のスキレット。持ち手が取り外せるうえに、2ヵ所に取り付け可能で、取り回しやすいのが特徴です。外した持ち手は本体の中に収納できるため、収納時に場所をとりません。

浅型と深型がセットになったお得なコンボ 和平フレイズ(WAHEI FREIZ CORPORATION) ヘビーズ 鉄スキレットコンボセット15cm(網付)

参考価格: ¥2,194(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
深型:約25.8×16.8×4.5×0.48cm
浅型:約25.5×16.7×3.3×0.48cm
網:約13×12.9×1.5×ーcm
重さ 深型:約0.88kg
浅型:約0.81kg
網:約0.05kg
シーズニング 必要
IH※
フタ

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

浅型と深型のうれしいセット。しっかり重さがある浅型のスキレットをフタとして使えるうえ、網もセットになっているので、チップを入れて燻製料理を作ることもできておすすめです。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

Amazonの口コミ・レビュー

キッチン用品を販売する和平フレイズが展開している、「ヘビーズ」シリーズのスキレットです。下火だけでなく全体が加熱されるグリル調理で使うのがおすすめです。もちろん、普通のガスコンロやIHでも使用できます。

ホームパーティーでも役立つ大きめサイズ ニューウェルブランズ・ジャパン(Newell Brands Japan) Coleman クラシックアイアンスキレット

参考価格: ¥6,550(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
27.5×41.5×10×ーcm
重さ 約4.4kg(フタ含む)
シーズニング 不要
IH※
フタ 専用フタが付属

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

フタを使うと、水分が食材に均等に落ちるため蒸し料理に最適です。また、大きめなのでステーキやギョウザ、パエリアを作るときにおすすめです。大人数でのホームパーティーやキャンプシーンでも活躍してくれます。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

Amazonの口コミ・レビュー

アメリカのキャンプ用品ブランドとして、120年以上愛されるColeman(コールマン)のスキレットは、その名のとおりクラシックで丈夫なつくりが魅力的です。付属のフタの裏にはリベットという突起が一面にあり、調理中に水分が均等に落ちるようになっています。高温になるため、キャンプなどで使うLPガスには非対応なので注意してください。

軽量・コンパクトで気軽に使える 下村企販(SHIMOMURA KIHAN) グリルDE スキレット

参考価格: ¥1,650(税込)

出典:Amazon

サイズ
(直径×全長×高さ×厚さ)
16.5×24×5×0.16cm
重さ 0.46kg
シーズニング 必要
IH※
フタ

※IH機種によっては使用できない場合がある

末森さんおすすめポイント

ハンドルが短いので、魚焼きグリルやトースターで調理するときにスッキリ使えて便利です。軽量で食卓に出しやすいから、お皿兼用で家族の人数分をそろえてもよいですね。

末森さんのおすすめポイント

フードコーディネーター

末森陽子さん

Amazonの口コミ・レビュー

スキレットの中では薄くてかなり軽量なうえ、魚焼きグリルに2個入るコンパクトなサイズであるのが特徴。もう一品追加したいときにもちょうどよい、便利なサイズです。表面にシリコーン樹脂塗装が施されているので、焦げ付きにくくなっています。

おいしくてSNS映えする!スキレットで作る簡単レシピ

スキレットは、調理をしたらそのまま器として使えて、SNS映えするおしゃれさも魅力。フードコーディネーターとして、レシピだけでなくテーブルコーディネートも提案している末森さんに、スキレットで簡単に作れて、写真映えもする「フリッタータ」のレシピを教えていただきました。

ボリューミーなフリッタータは、朝食にぴったり。冷蔵庫の余り野菜を使ってもOK

ボリューミーなフリッタータは、朝食にぴったり。冷蔵庫の余り野菜を使ってもOK

フリッタータは具だくさんのイタリア風オムレツで、一品でも野菜がしっかりとれます。ベーコンとオリーブで塩味がつくので調味料いらず。混ぜて焼くだけの簡単レシピです。

材料

  • ベーコン:2枚
  • ジャガイモ:1個
  • ブロッコリー:25g
  • 塩漬けオリーブ:25g
  • プチトマト:3個
  • 卵:4個
  • ピザ用ミックスチーズ:50g
  • オリーブオイル:適量
  • イタリアンパセリやチャービルなどのハーブ:少量

※口径およそ20cmのスキレット1個分

作り方

  • 1
    ①材料を準備します。ベーコン、ジャガイモ、ブロッコリー、塩漬けオリーブ、プチトマトを食べやすい大きさに切ります。小さめに切ると、しっかり火が通りやすくなります。

    材料を準備します。ベーコン、ジャガイモ、ブロッコリー、塩漬けオリーブ、プチトマトを食べやすい大きさに切ります。小さめに切ると、しっかり火が通りやすくなります。

  • 2
    ②スキレットを強火で熱します。

    スキレットを強火で熱します。

  • 3
    ③スキレットを熱している間に、卵、ピザ用ミックスチーズ、塩漬けオリーブ、プチトマトをボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。

    スキレットを熱している間に、卵、ピザ用ミックスチーズ、塩漬けオリーブ、プチトマトをボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。

  • 4
    ④スキレットを白い煙が出るくらいまで熱したら、オリーブオイルを引き、ベーコン、ジャガイモ、ブロッコリーを入れ中火で炒めます。

    スキレットを白い煙が出るくらいまで熱したら、オリーブオイルを引き、ベーコン、ジャガイモ、ブロッコリーを入れ中火で炒めます。

  • 5
    ⑤スキレットに③で混ぜ合わせたものを流し入れます。このとき、あふれないように注意しましょう。すぐに全体を軽くかき混ぜたらしばらく置き、少し周りがはがせるようになるまで焼きます。

    スキレットに③で混ぜ合わせたものを流し入れます。このとき、あふれないように注意しましょう。すぐに全体を軽くかき混ぜたらしばらく置き、少し周りがはがせるようになるまで焼きます。

  • 6
    ⑥オーブントースターまたはオーブンに入れ、焼き目をつけます。焦げすぎないように注意しましょう。出し入れするときは、スキレットが熱くなっているので鍋つかみなどを必ず使用してから行ってください。

    オーブントースターまたはオーブンに入れ、焼き目をつけます。焦げすぎないように注意しましょう。出し入れするときは、スキレットが熱くなっているので鍋つかみなどを必ず使用してから行ってください。

  • 7
    ⑦仕上げに、ちぎったイタリアンパセリやチャービルで彩りを添えて完成です。テーブルにスキレットのまま出して、取り分けていただきましょう。出来たては熱いので、やけどに注意。また、鍋敷きやマットを忘れずに置いてください。

    仕上げに、ちぎったイタリアンパセリやチャービルで彩りを添えて完成です。テーブルにスキレットのまま出して、取り分けていただきましょう。出来たては熱いので、やけどに注意。また、鍋敷きやマットを忘れずに置いてください。

スキレットに関するよくある疑問 Q&A

スキレットに関するよくある疑問について、末森さんに答えていただきました。

「熱源を問わずお手入れも楽なので、我が家では毎日スキレットが活躍しています」と末森さん

「熱源を問わずお手入れも楽なので、我が家では毎日スキレットが活躍しています」と末森さん

Q.スキレットのサイズはどれくらいがおすすめ?

A. スキレットのサイズは口径20cmくらいまでがおすすめです。目安として、1〜2人分の料理を作るなら口径15〜18cm、3人分以上なら口径20cmくらいのものを選ぶとよいでしょう。口径が20cmより大きいものだと重くなるため、調理するときに力が必要になります。

また、作りたいレシピに合わせてスキレットのサイズを選ぶのも、一つの方法です。アヒージョや揚げ物は、口径が小さい方が食材を油にひたしやすく、油の温度が上がりやすいので、15cmくらいのものが作りやすいです。反対に、ステーキや焼き魚は焼く面積を必要とするため、口径が大きい20cmくらいのものを選んだ方が作りやすくなります。

左が8インチ(口径約20.2cm)、右が6 1/2インチ(口径約15.5cm)

左が8インチ(口径約20.2cm)、右が6 1/2インチ(口径約15.5cm)

Q.スキレットのフタはあった方がいい?

A. フタはあった方が便利です。商品によってはフタが別売りのものもあるので、必要に応じて買い足してもいいでしょう。フタがあると、蒸し野菜やあさりの酒蒸し、燻製なども作れるので、料理の幅がさらに広がります。

フタも同素材で厚みがあるものが多い。フタを鉄板として使える商品もある

フタも同素材で厚みがあるものが多い。フタを鉄板として使える商品もある

Q.スキレットを使うときに注意することはある?

A. 素材が鉄なので、重さと加熱したときの熱さに注意して扱ってください。スキレットは持ち手まで一体になっているため、加熱すると本体と同様に持ち手も熱くなります。コンロやオーブンなどで加熱するときは、必ず鍋つかみや耐熱ミトンを使ってください。

オーブンやトースターから出すときは、耐熱ミトンや鍋つかみを用いたうえで両手で持つと安定する

オーブンやトースターから出すときは、耐熱ミトンや鍋つかみを用いたうえで両手で持つと安定する

また、IHクッキングヒーターでも使うことは可能ですが、高温になってしまいセンサーが感知して止まることがあります。ご自宅のIHクッキングヒーターの設定などを確認してから使うようにしましょう。

さらに、スキレットは厚みがあり小さくても重いため、ガラストップのコンロの上に落とすと、ガラス面が傷ついたり割れてしまったりすることがあります。落として思わぬケガにつながることもあるので注意しましょう。

Q.スキレットはどこに保管すればいい?

A. 湿気があるとさびてしまうので、乾燥した風通しの良い場所に保管してください。湿気が多い場所で保管すると、赤サビが発生することがあります。

毎日のように使うなら、フックを使ってつるしたり、そのまま出し入れしやすい棚などに置いたりする見せる収納がおすすめです。たまにしか使わないという場合は、薄く油を塗りよく乾かして、新聞紙で包んでから湿気の少ない場所で保管しましょう。

新聞紙はよけいな水分を吸い込むので、包んで保管しておくとさびにくくなる

新聞紙はよけいな水分を吸い込むので、包んで保管しておくとさびにくくなる

Q.料理はスキレットに入れたまま保存してもいい?

A. 料理を保存するときは必ず皿や保存容器に移してください。料理をスキレットに入れたままにしておくと酸化して、さびる原因となるためです。また、長時間入れておくと鉄のにおいが移り、料理の味わいを損ねてしまいます。

また、鉄製のスキレットは電子レンジで使用できないため、皿や保存容器の方が手軽に温め直せます。

料理を皿や保存容器に移したら、スキレットにこびりついたカスなどをすぐに落とすとさびにくい

料理を皿や保存容器に移したら、スキレットにこびりついたカスなどをすぐに落とすとさびにくい

スキレットのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではスキレットの人気商品をランキングで紹介しています。どれを買おうか迷ったときには、以下のランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

まとめ

  • スキレットは熱伝導率が良く食材にムラなく火が通り、一度高温に加熱すれば弱火で調理が可能
  • 厚みがあるため保温性が高く、アヒージョや揚げ物にも向いている
  • 初回はシーズニングが必要。ふだんはたわしでこすり洗いだけでよい
  • 加熱すると全体が熱くなるので、やけどしないよう耐熱ミトンや鍋つかみを必ず使う
  • 重さがあるので落とさないように注意して扱う

スキレットは、熱伝導と蓄熱性に優れ、幅広い調理ができるキッチンツールです。使い込むほどに油がなじんで焦げ付きにくくなり、独特の風合いも出てくるため、使いながら育てていくのも楽しみ方の一つです。ほんの少し手間をかけて、長く使えるアイテムになります。

ぜひこの記事を参考にして、お気に入りのスキレットを見つけてください。

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