食事のたびに使うものだからこそ、「ごはんがくっつかない」使い勝手の良いしゃもじに買い替えたいと思っている人も多いのではないでしょうか。ただし、一口にしゃもじといっても、素材や形状などが商品によって異なり、ごはんのくっつきやすさにも差があります。

この記事では、米・食味鑑定士やごはんソムリエの資格をもつ料理研究家の秋元薫さんに、ごはんがくっつかないしゃもじを使うメリットや商品選びのポイントについて教えてもらいました。

また秋元さんのアドバイスをもとに、your SELECT.編集部がごはんがくっつかないおすすめのしゃもじを厳選してご紹介。実際にすべて使用し、くっつきにくさや使いやすさを検証してみたので、しゃもじを選ぶ際の参考にしてください。

ごはんがくっつかないしゃもじのおすすめ5選

メーカー
商品名
マーナ|marna 立つしゃもじ プレミアムクリア 石川樹脂工業|104lab. お米がつかないしゃもじ 青芳|CASUAL PRODUCT とにかく よそいやすい ダブルエンボスしゃもじ 和平フレイズ|免許皆伝 こびりつかないしゃもじ 曙産業|スイングしゃもじ

マーナ

石川樹脂工業

青芳

和平フレイズ

曙産業

marna 立つしゃもじ プレミアムクリア

104Lab. お米がつかないしゃもじ

CASUAL PRODUCT とにかく よそいやすい ダブルエンボスしゃもじ

免許皆伝 こびりつかないしゃもじ

スイングしゃもじ

参考価格
(税込)
973円 878円 517円 580円 582円
特徴 高密度なエンボス加工とごく薄のヘラで使い勝手が抜群 自立&平置き可能なスタイリッシュなデザイン 斜めの先端が特徴。ごはんをふんわりスムーズによそえる シンプルなフォルムかつ軽量で使いやすい 安定して自立し、カラーバリエーションも豊富
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SELECTor

秋元薫

料理研究家、米・食味鑑定士、ごはんソムリエ

秋元薫さん

大手食品メーカー勤務後、数々の料理学校で世界各国の料理を学び、独立。企業・雑誌へのレシピ提供やお米コンテストの審査員を中心に幅広く活動。得意の「お米」以外にも、和食からインド料理まで幅広いジャンルの料理を家庭でもおいしく作れるようにレシピ提案している。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

ごはんがくっつかないしゃもじを使うメリット

ごはんがくっつかないしゃもじを使うメリットは、「くっつかない」ことだけではありません。ごはんのおいしさやお手入れのしやすさなどにも影響します。ごはんがくっつかないしゃもじを使うメリットや商品を選ぶ際のポイントについて、秋元さんに詳しく伺いました。

「くっつかないしゃもじに替えることで、ごはんがおいしい状態で食べられます」と秋元さん

「くっつかないしゃもじに替えることで、ごはんがおいしい状態で食べられます」と秋元さん

お米をつぶさず、おいしい状態でよそえる

ごはんをおいしくいただくためには、炊き上がった後にごはんをほぐして余分な水分を飛ばし、全体を均一な状態にととのえる「飯切り」を行います

炊きたてのごはんは水分が多くやわらかいため、何度も混ぜてしまうと、ふっくらと炊き上がったごはんがつぶれてしまいます。また時間が経つとごはん粒どうしがくっついて食感が悪くなったり、上にあるごはんの重みで下のごはんがつぶれてべちゃべちゃになったりするため、できるだけすばやくほぐさなくてはいけません。ごはんをスムーズにほぐすには、しゃもじにごはんがくっつかないことが重要なのです。

特に、木などの自然素材のものはごはんがくっつきやすいため、水で濡らしてから使う人も多いと思いますが、くっつくたびに濡らしていると、ごはんに水気が移り水っぽくなってしまうことがあります。また、しゃもじについてしまったごはんをこそげるたびに、ごはん粒がつぶれて食感が悪くなるだけでなく、しゃもじから取りきれなかったごはんが無駄になってしまいます。

しゃもじにごはんがくっつくとスムーズに混ぜにくく、お米をつぶしてしまい食感が悪くなる

しゃもじにごはんがくっつくとスムーズに混ぜにくく、お米をつぶしてしまい食感が悪くなる

ごはんがくっつかないしゃもじなら、ごはん粒をつぶすことなく、全体をさっとまんべんなく混ぜられるので、余分な水分をすみやかに飛ばすことができ、お米をつややかでふんわりと食感の良い状態に保てます。また、茶碗にごはんをよそう際も、ごはんがスムーズに離れるため、ふんわりおいしくよそうことができるのです。

ごはんがくっつかないしゃもじなら「飯切り」もスムーズ(左)。お米をふんわりと食感の良い状態できれいによそえるのもメリット(右)

ごはんがくっつかないしゃもじなら「飯切り」もスムーズ(左)。お米をふんわりと食感の良い状態できれいによそえるのもメリット(右)

ごはんがくっつかなければ、お手入れもラク

しゃもじにごはんがくっつかないようにしスムーズに混ぜたりよそったりできるように、しゃもじのヘラ部分を濡らした状態で置いておける「しゃもじケース」を使っている人もいるでしょう。

しかし、そもそもごはんがしゃもじにくっつかないのであれば、いちいちしゃもじを水で濡らしておく必要がないので、「しゃもじケース」を用意したり、お手入れをしたりする手間を省くことができます

ごはんがくっつきやすいしゃもじだとケースを用意し、水に浸しておく必要がある(左)。自立するタイプのくっつかないしゃもじなら不要で、お手入れの負担も減らせる(右)

ごはんがくっつきやすいしゃもじだとケースを用意し、水に浸しておく必要がある(左)。自立するタイプのくっつかないしゃもじなら不要で、お手入れの負担も減らせる(右)

また洗う際も、ごはんがくっつかないしゃもじならさっと水洗いでOK。ベタつきなどが残った場合もスポンジなどでやさしくこする程度で落ちます。

ごはんがくっつきやすいしゃもじの中でも木製のものは水を吸収するため、洗った後、しっかりと乾燥させずに収納するとカビや黒ずみの原因になってしまいますが、ごはんがくっつかないしゃもじのほとんどは水を弾く樹脂製のため、乾きやすく衛生的に使えます

ごはんがくっつかないしゃもじなら、表面についたデンプン質をさっと洗い流すだけでお手入れ完了

ごはんがくっつかないしゃもじなら、表面についたデンプン質をさっと洗い流すだけでお手入れ完了

ごはんがくっつかず使い勝手の良いしゃもじを選ぶポイント

よりごはんがくっつかず使い勝手の良いしゃもじを選ぶためのポイントを見ていきましょう。

まず、ごはんがくっつかないための加工が施された樹脂製のものを選ぶのがポイントです。TPXのように、素材自体が剥離性が高いものもあります。樹脂は水を弾く性質があるため、ごはんの余分な水分やベタつきを吸収せず、表面にベタつきが残っても水で簡単に落とせます。また、他の素材と比べて軽量な点もメリットといえるでしょう。

ごはんをすくう「ヘラ」部分の形状や加工も重要です。ヘラの縁の部分が薄くなっているものだと、炊飯器の内釜や土鍋とごはんの間にすっと入りやすく、ごはん粒をつぶさずにごはんを切ったり返したりをスムーズに行えます。

ヘラの縁が薄くなっているものは、ごはん粒をつぶすことなくさっくりと混ぜられる

ヘラの縁が薄くなっているものは、ごはん粒をつぶすことなくさっくりと混ぜられる

また、ヘラがフラットなものだとごはんがこぼれてしまいやすいので、真ん中部分がスプーンのようにくぼんだものや緩やかなカーブがついたものを選ぶとよいでしょう。くぼみやカーブに沿ってごはんがとどまるため、こぼれにくく、少ない回数でよそえるのも利点です。

ゆるやかなカーブがついたものは、内釜や土鍋の縁にもすんなりフィットし、よそうときにごはんもこぼれにくい

ゆるやかなカーブがついたものは、内釜や土鍋の縁にもすんなりフィットし、よそうときにごはんもこぼれにくい

ごはんがくっつかないしゃもじには、ヘラとごはんがくっつく面積を減らすように凹凸をつけたエンボス加工や縦溝構造などの加工が施されています。よりごはんがくっつかないしゃもじを選びたいなら、フチの部分までしっかりと加工されているものや、加工が精巧で密度が高いものを選びましょう

エンボス加工が施されたしゃもじ。縁の部分までまんべんなく加工が施されているか、しっかりと確認しよう

エンボス加工が施されたしゃもじ。縁の部分までまんべんなく加工が施されているか、しっかりと確認しよう

しゃもじ自体が自立するかや、横に寝かせて置いてもヘラ部分がテーブルにつかない仕様になっているかも要チェックです。そうしたしゃもじなら、しゃもじケースを用意する必要がないうえ、炊飯器の横に置いておいても場所をとらず、使いたいときにさっと手にすることができて便利です。

持ち手の内部に金属のおもりが入っており、安定感が抜群の自立するしゃもじ(左)。ヘラの付け根部分に突起があり、平置きしてもヘラ部分がテーブルにつかない仕様のものも便利(右)

持ち手の内部に金属のおもりが入っており、安定感が抜群の自立するしゃもじ(左)。ヘラの付け根部分に突起があり、平置きしてもヘラ部分がテーブルにつかない仕様のものも便利(右)

ごはんがくっつかないしゃもじのおすすめ5選

秋元さんに教えていただいたアドバイスをもとに、ごはんがくっつかないと評判のしゃもじをyour SELECT.編集部がピックアップ。実際にすべて使用し、商品を選ぶ際に重要な以下のチェックポイントに従って商品をレビューしました。

くっつかないしゃもじを選ぶ際のチェックポイント

  • 1

    ごはんがくっつきにくいか

    ごはんをほぐしたりよそったりするときに、しゃもじにごはんがくっつかない。ごはんがくっついても、水洗いできれいに落ちる。


    1.ごはんがくっつきにくいか ごはんをほぐしたりよそったりするときに、しゃもじにごはんがくっつかない。ごはんがくっついても、水洗いできれいに落ちる。
  • 2

    ごはんをよそいやすいか

    持ち手部分が握りやすい。ごはんをつぶさずに一度にまとまった量をこぼさずによそえる。


    2.ごはんをよそいやすいか 持ち手部分が握りやすい。ごはんをつぶさずに一度にまとまった量をこぼさずによそえる。
  • 3

    使いやすさ、収納しやすさの工夫がされているか

    自立する、平置きしてもテーブルに先端がつかない、フックにかけられるなど、使いやすさや収納のしやすさに関する工夫がされている。


    3.使いやすさ、収納しやすさの工夫がされているか 自立する、平置きしてもテーブルに先端がつかない、フックにかけられるなど、使いやすさや収納のしやすさに関する工夫がされている。

くっつかないしゃもじのおすすめ5選

メーカー
商品名
マーナ|marna 立つしゃもじ プレミアムクリア 石川樹脂工業|104lab. お米がつかないしゃもじ 青芳|CASUAL PRODUCT とにかく よそいやすい ダブルエンボスしゃもじ 和平フレイズ|免許皆伝 こびりつかないしゃもじ 曙産業|スイングしゃもじ

マーナ

石川樹脂工業

青芳

和平フレイズ

曙産業

marna 立つしゃもじ プレミアムクリア

104Lab. お米がつかないしゃもじ

CASUAL PRODUCT とにかく よそいやすい ダブルエンボスしゃもじ

免許皆伝 こびりつかないしゃもじ

スイングしゃもじ

参考価格
(税込)
973円 878円 517円 580円 582円
サイズ(全長×幅) 20×7.7cm 21.5×6.8cm 20.7×6.8cm 19.5×7.1cm 18.8×6.8cm
重量 55g 50g 40g 23g 90g
素材 TPX TPX ポリプロピレン ポリプロピレン ポリプロピレン
※おもりとしてステンレススチール
便利な機能・加工 自立する、特殊エンボス加工 自立する、平置き可能、縦溝構造 ダブルエンボス加工 ダブルエンボス加工 ダブルエンボス加工
食洗機 ばつ まる まる ばつ まる
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

高密度な特殊エンボス加工と極薄のヘラで使いやすさを実現 マーナ(marna) marna 立つしゃもじ プレミアムクリア

参考価格: ¥973(税込)

サイズ(全長×横幅) 20×7.7cm
重量(g) 55g
素材 TPX
食洗機
便利な機能・加工 自立する、特殊エンボス加工

秋元さんのポイント解説

スケルトン仕様でごはんや内釜の縁などが透けて見やすく、デザイン・フォルムの美しさが魅力的な1本です。安定した状態で自立するのに、55gと軽量なため、重さを感じることなく使うことができるのもうれしいポイントですね。

秋元薫さんのおすすめポイント

料理研究家、米・食味鑑定士、ごはんソムリエ

秋元薫さん

Amazonの口コミ・レビュー

スタイリッシュさと利便性を兼ね備えた、すりガラスのような半透明のスケルトンタイプの本体は、剥離性が高くキズがつきにくいTPX樹脂を使用。ごはんをつきにくくする特殊エンボス加工がヘラ全体&縁までびっしりと施されているのも特徴です。ごはんを切ったりよそったりしても、ごはん粒はもちろん、でんぷんのベタつきもほとんど残りませんでした。さっと水洗いするだけで美しい状態を長く保てるのもうれしいポイント。

ごはんはもちろん、でんぷん質特有のベタつきもほぼなし

ごはんはもちろん、でんぷん質特有のベタつきもほぼなし

表面をさっと水洗いし、水気を拭き取るだけでお手入れは完了

表面をさっと水洗いし、水気を拭き取るだけでお手入れは完了

ヘラ全体が薄く、ゆるやかなカーブがついているため、ごはんと鍋の間にもすっと入り、ごはんをつぶすことなくすみやかに混ぜることができました。

下に向かうほど太くなる持ち手部分は、握りやすさを考慮したグリップ設計ごはん粒をつぶしにくい極薄のヘラで、ごはんをさっくりとすくえます。通常サイズの茶碗であれば、1〜2回でしっかりとよそえます。ヘラからごはんがすっとはがれるため、ごはんのツヤを保ったまま、ふんわりと盛り付けられました。

ごはんがヘラから茶碗にするりと移動するため、ごはんをつぶすことなく、ふっくらとよそえる

ごはんがヘラから茶碗にするりと移動するため、ごはんをつぶすことなく、ふっくらとよそえる

また、持ち手の底部分が広く安定して自立するため、置く場所を取ることなく衛生的に使えます。

底面が広くしっかり自立するため、炊飯器の横に立てて置いておくことが可能

底面が広くしっかり自立するため、炊飯器の横に立てて置いておくことが可能

自立し平置きもできるスタイリッシュなフォルムが魅力 石川樹脂工業(Ishikawa Jushi Kogyo) 104lab. お米がつかないしゃもじ

参考価格: ¥878(税込)

サイズ(全長×横幅) 21.5×6.8cm
重量(g) 50g
素材 TPX
食洗機
便利な機能・加工 自立する、平置き可能、縦溝構造

秋元さんのポイント解説

今回ご紹介する5本のしゃもじの中で、もっとも炊飯器の内釜にしっくりと沿いやすい形状&材質の1本です。ごはんを茶碗によそう際だけでなく、炊き立てのごはんを切る・上下を返し全体をふんわりと混ぜる「飯切り」のときにとても使いやすいと感じました。ブラックのほか、ホワイト、ピンクグレー、クリアの4色展開なので、キッチンやダイニングの雰囲気に合わせて好みの色を選べます。

秋元薫さんのおすすめポイント

料理研究家、米・食味鑑定士、ごはんソムリエ

秋元薫さん

Amazonの口コミ・レビュー

さまざまな樹脂の中から厳選して試験を行い、ごはんがもっともくっつきにくかったTPX素材を採用。ごはんをすくうヘラ部分にはストライプの縦溝構造を施し、ごはんのくっつきにくさとシンプル&スタイリッシュなデザインを両立しています。

ごはんがつきにくくはがれやすい材質であるうえ、ヘラの部分にゆるやかなカーブがついているため、炊飯器の内釜や土鍋の内側にも沿いやすく、ごはんの上下を返したり、さっと混ぜたりもスムーズに行えました。

ゆるやかにカーブしたヘラはごはんをすみやかにしっかりと返すことができる。縦溝構造の加工により、ごはん粒はまったくつかなかった

ゆるやかにカーブしたヘラはごはんをすみやかにしっかりと返すことができる。縦溝構造の加工により、ごはん粒はまったくつかなかった

ごはん粒はつかず、デンプン質のベタつきもほとんどなかったので、水洗いだけできれいになった

ごはん粒はつかず、デンプン質のベタつきもほとんどなかったので、水洗いだけできれいになった

ヘラの根元部分に指を添えられるグリップ設計で安定して握ることができます。縦溝構造が施されたヘラは中央に向かってややくぼみがあるため、ごはんをこぼすことなくスムーズにすくえました。通常サイズの茶碗であれば、1〜2回で適量をさっとよそうことができます。

指を添えてぐっと握りやすい設計のため、手元がしっかりと安定するのでごはんをよそいやすい

指を添えてぐっと握りやすい設計のため、手元がしっかりと安定するのでごはんをよそいやすい

ヘラの手元から徐々に太くなる持ち手は縦方向にしっかりと自立するだけでなく、平置きしてもヘラ部分が浮いた状態に保てるのが大きな特徴。置き場所に合わせて縦横に置き方を変えられるため、しゃもじケースがなくても衛生的に使えて収納の際にも便利です。

縦方向に自立し、平置きしてもヘラの先が浮いて下につかないので、置き場所を選ぶことなく衛生的に使える

縦方向に自立し、平置きしてもヘラの先が浮いて下につかないので、置き場所を選ぶことなく衛生的に使える

斜め&先端に向けて薄くなるヘラの形状は、ごはんをよそうのにぴったり 青芳(AOYOSHI) CASUAL PRODUCT とにかく よそいやすい ダブルエンボスしゃもじ

参考価格: ¥517(税込)

サイズ(全長×横幅) 20.7×6.8cm
重量(g) 40g
素材 ポリプロピレン
食洗機
便利な機能・加工 ダブルエンボス加工

秋元さんのポイント解説

先端が斜めになっているヘラの形状が特徴的なこちらのしゃもじは、ごはんを茶碗によそう&ととのえるのがとにかくスムーズ。すべすべとした触り心地の平たいグリップはしっくりと手になじみます。先端に向かって薄くなるヘラの形状と丸みのあるカーブが炊飯器の内釜や土鍋のカーブにぴったりと沿うため、ごはんの上下を返したり全体をさっくり混ぜたりもストレスなく行えます

秋元薫さんのおすすめポイント

料理研究家、米・食味鑑定士、ごはんソムリエ

秋元薫さん

Amazonの口コミ・レビュー

エンボス加工の上にさらにエンボス加工を施す「ダブルエンボス加工」により、ヘラにごはんが触れる面積が小さく、切ったり混ぜたりしてもごはんがほぼつきません。ごはんのデンプン質が残りやすいヘラの縁部分にもしっかりと加工を施してあるので、ごはんをさっくりと切ったり、上下に返したりもスムーズに行えました。ただし、右利き用の形状になっているので左利きの方は注意が必要です。

土鍋の内側のカーブに寄り添う形状のヘラにはごはんがくっつかないダブルエンボス加工がされており、ごはんがつかない

土鍋の内側のカーブに寄り添う形状のヘラにはごはんがくっつかないダブルエンボス加工がされており、ごはんがつかない

使用後に触ってみてもほぼベタつきがなく、さっと水洗いするだけできれいな状態に

使用後に触ってみてもほぼベタつきがなく、さっと水洗いするだけできれいな状態に

ヘラの中央から先端に向かって厚みが次第に薄くなる形状に、先端から縁にかけての非対称なカーブ、スプーンのような中央のくぼみ、手にしっくりとなじむ持ち手で、スムーズかつふっくらとおいしい状態にごはんをよそうことができました。ほぼ1回で通常サイズの茶碗1杯分をよそえ、先端やカーブを使って、ごはんをつぶさずにふっくらとととのえられました。

左右非対称なヘラはごはんを茶碗に移動させやすく、よそいやすい

左右非対称なヘラはごはんを茶碗に移動させやすく、よそいやすい

ヘラの根元部分には、しゃもじを平置きにしても先端がテーブルにつくことのないように、突起が施されています。飯切りした後や食事の際中など、テーブルの上や炊飯器の横に使ったしゃもじをそのまま置いたままにしたとしても、衛生的に使うことができます。

平置きしてもヘラの先端が浮き、下につくことはないため、置き場所を選ばない

平置きしてもヘラの先端が浮き、下につくことはないため、置き場所を選ばない

初めてくっつかないしゃもじを使う人におすすめ 和平フレイズ(WAHEI FREIZ CORPORATION) 免許皆伝 こびりつかないしゃもじ

参考価格: ¥580(税込)

サイズ(全長×横幅) 19.5×7.1cm
重量(g) 23g
素材 ポリプロピレン
食洗機 ×
便利な機能・加工 ダブルエンボス加工

秋元さんのポイント解説

ヘラは「ダブルエンボス加工」が施され、縁が薄くゆるやかにカーブした形状をしています。23gと今回紹介する中でもっとも軽く、飽きがこないシンプルなデザインも魅力です。表面に施された加工をよく見てみると、他のものより加工具合が深く、長期間継続して使った際に高い耐久性を望めそうです。

秋元薫さんのおすすめポイント

料理研究家、米・食味鑑定士、ごはんソムリエ

秋元薫さん

Amazonの口コミ・レビュー

ヘラの表面に凹凸を設け、凹凸の全面にさらに微細な起伏を設けることで、ヘラの表面とごはんが触れる面積を少なくした「ダブルエンボス」加工により、ごはんをしっかり混ぜても、ごはん粒がつきません

「ダブルエンボス加工」を施していないヘラの縁部分の厚みが薄くて、ごはんと炊飯器の内釜や土鍋との間にすっと入るため、ごはんを切ったり上下を返したりをスムーズに行うことができました。

「ダブルエンボス加工」と薄い縁で「ごはんがくっつかない」を実現

「ダブルエンボス加工」と薄い縁で「ごはんがくっつかない」を実現

使用後に触ってみてもベタつきがなく、水洗いだけで十分きれいになった

使用後に触ってみてもベタつきがなく、水洗いだけで十分きれいになった

ヘラの上下から中央に向かって緩やかにカーブしており、すくったごはんがこぼれにくいため、スムーズによそうことができました。茶碗に軽く一杯であれば、1度でよそえるでしょう。ごはんがヘラからはがれやすいので、ごはんをつぶしてしまうことなく、ふんわりとよそえるのもポイントです。

スプーンのようにヘラの中央がややへこんでいるため、一膳分のごはんをさっとすくえた

スプーンのようにヘラの中央がややへこんでいるため、一膳分のごはんをさっとすくえた

持ち手の表側にくぼみがあり、親指を添えやすく、安定して握ることができます。持ち手の厚みが薄く軽量かつコンパクトなため、手の小さい人でも使いやすいでしょう。

ヘラからごはんの離れが良く、ヘラの部分を斜めに返すだけでよそうことができた

ヘラからごはんの離れが良く、ヘラの部分を斜めに返すだけでよそうことができた

立てたまま置いておけるうえ、カラーバリエーションも豊富 曙産業(Akebono Industry) スイングしゃもじ

参考価格: ¥582(税込)

サイズ(全長×横幅) 18.8×6.8cm
重量(g) 90g
素材 ポリプロピレン ※おもりとしてステンレススチール
食洗機
便利な機能・加工 自立する、ダブルエンボス加工

秋元さんのポイント解説

自立するため、しゃもじホルダーが必要なく使わないときは炊飯器の横に立てた状態で置いておけます。持ち手のグリップ部分に重さがあるので、自立した状態でも安定感があります。立てたままにしておけるので、収納のための場所が不要、一人暮らしの人などキッチンスペースが限られている人に特におすすめしたい1本です。

秋元薫さんのおすすめポイント

料理研究家、米・食味鑑定士、ごはんソムリエ

秋元薫さん

縁を含むヘラ全体にくまなくぎっしりと凹凸のある「ダブルエンボス加工」を施すことで、ヘラの表面とごはんの接着面を少なくし、ごはんをつきにくくしています。また、ヘラの部分は全体的に薄く、中央がうっすらとくぼんでおり、炊飯器の内釜や土鍋のカーブに沿わせやすいのも特徴です。ごはんをさっとすくうことができ、ヘラからすみやかに離れるので、ごはん粒もベタつきもほとんど残りませんでした。

混ぜたりよそったりした後もまったくごはん粒がつかなかった

混ぜたりよそったりした後もまったくごはん粒がつかなかった

ごはん粒がつかず、デンプン質のベタつきもほぼないので、水洗いですぐにきれいになった

ごはん粒がつかず、デンプン質のベタつきもほぼないので、水洗いですぐにきれいになった

ヘラの部分が大きく、中央が少しくぼんでいるので、ヘラをぐっと差し入れやすく、まとまった量のごはんを一度にすくえました。くぼみのおかげですくったごはんをこぼさずに、1〜2回ほどで茶碗一杯分をよそうことができました。大きい炊飯器だと下まで届かないサイズ感なので、小さめの炊飯器や土鍋向きです。

中央がへこんだスプーン状のヘラはごはんをすくいやすくこぼれにくい

中央がへこんだスプーン状のヘラはごはんをすくいやすくこぼれにくい

持ち手の内部に金属のおもりが入っているので、適度な重さと安定感があります。「スイングしゃもじ」の名前のとおり、パッと立てて置いてもゆらゆらと揺れながらバランスを取り、倒れません

使わないときはキッチンに立てたままの状態で置いておくことができるので、収納にも便利。ブラック以外にもグリーン・ピンク・ホワイト・レッド・オレンジがあり、カラフルなカラー展開も魅力です。見せる収納をしたい人にもおすすめします。

少ないスペースに立てて置いておける形状と豊富なカラー展開が魅力

少ないスペースに立てて置いておける形状と豊富なカラー展開が魅力

しゃもじに関するよくある疑問 Q&A

ごはんがくっつかない状態を長持ちさせる方法や、くっつくようになってしまったときの対処法など、しゃもじに関するよくある質問や疑問点などについて、秋元さんに伺いました。

「お手入れ方法や素材の特徴などを知ることで、より自分に合ったしゃもじが選べます」と秋元さん

「お手入れ方法や素材の特徴などを知ることで、より自分に合ったしゃもじが選べます」と秋元さん

Q.ごはんがくっつかない状態を長持ちさせるための方法は?

A. ごはんがくっつかない状態を長持ちさせるには、エンボス加工などが施されているヘラ部分にキズを付けないようにすることが大切です。やわらかいスポンジなどでやさしく洗うようにしましょう。変形や素材の変質を避けるため、炊飯器の内釜に入れたままにしたり、ガスレンジやオープンのそばなど高温になる場所に置きっぱなしにしたりするのも避けてください。

通常の使用なら、表面をさっと水洗いするだけでOK

通常の使用なら、表面をさっと水洗いするだけでOK

また、食洗機を使用する場合は、食洗機対応かどうかを確認したうえで、一緒に洗うお皿やキッチンツールなどにぶつからないようにセットしましょう。

Q.使っているうちに「くっつく」ようになってしまった場合の対処法は?

A. 購入後しばらくの間はごはんがくっつかなかったのに、使っているうちにだんだんとくっつくようになってしまう原因として考えられるのは、ごはんをすくうヘラの表面にごはんのデンプン質が付着・蓄積していることです

ゴシゴシと洗うことなくデンプン質を取り除くには、キッチン用の漂白剤を使います。気になる部分に吹き付ける泡タイプのものなら手軽に使えて便利です。しばらく放置した後、十分に水ですすぎ、水分を拭き取ってから使ってみてください。

また、シリコン製のもので触ってみてベタつきがある場合は、アルコールで表面を拭くとよいでしょう。

Q.しゃもじを買い替えるタイミングは?

A. ぱっと見ではわかりにくいかもしれませんが、しゃもじは使っているうちに小さなキズがついたり、表面の加工が劣化したりしていきます。漂白剤でお手入れをしても、ごはんがくっついてしまうようなら、くっつかないしゃもじとしてはそろそろ寿命です。また、しっかりと洗っても表面のザラつきやくすみが気になる場合も、買い替えを検討しましょう。

Q.素材ごとに特徴は異なる?

A. しゃもじに使われるおもな素材には、木、プラスチックなどの樹脂、シリコン、ステンレスなどがあります。

素材 樹脂 シリコン ステンレス
特徴
  • 自然素材ならではの温かみが魅力
  • 余分な水分を取り除くので、ごはんがふっくらおいしくなる
  • 使う前に水で濡らさないとごはんがくっつきやすい
  • 加工がしやすい素材のため、色やデザインが豊富
  • 機能性が高いものが多い
  • ごはんがくっつかない加工が施されているものが多い
  • 素材自体がやわらかく調理器具を傷つけにくい
  • 耐熱温度が高く、食洗機が使えるため手入れがラク
  • 使う前に水で濡らさないとごはんがくっつきやすい
  • 塩分や油に強く劣化しにくく、耐久性が高い
  • 耐熱温度が高く、食洗機が使えるため手入れがラク
  • 使う前に水で濡らさないとごはんがくっつきやすい

ごはんのくっつきにくさで選ぶのなら、プラスチックなどの樹脂製がおすすめですが、その他の素材にもそれぞれ利点があるので、用途や何を優先したいかに合わせて選ぶとよいでしょう。

木製のしゃもじは自然素材ならではの良さがあるが、ごはんがくっつきやすいのが難点(左)。くっつきにくさを優先するなら樹脂製がもっともおすすめ(右)

木製のしゃもじは自然素材ならではの良さがあるが、ごはんがくっつきやすいのが難点(左)。くっつきにくさを優先するなら樹脂製がもっともおすすめ(右)

Q.炊飯器や土鍋など、ご飯を炊く道具との相性はありますか?

A. ごはんを返したりよそったりをスムーズに行うためには、炊飯器の内釜や土鍋の形状に沿わせやすいしゃもじを選ぶのがポイントです。例えば、ヘラの先端部分の厚みが薄くなっているものはカーブの大きな内釜や土鍋とごはんの間にすっと入り、ごはんを返しやすい利点があります。

ヘラの縁部分は薄い方が土鍋や炊飯釜とごはんの間に入りやすい

ヘラの縁部分は薄い方が土鍋や炊飯釜とごはんの間に入りやすい

また、炊飯器や土鍋の大きさ、一度に炊くごはんの量によっても、使いやすいしゃもじは異なります。切ったり返したりを何度も繰り返すと、ごはんがつぶれてしまい、食感が悪くなる原因になります。一度に炊くごはんの量が多いほど、しゃもじのヘラ部分が大きく、しゃもじの柄(持ち手)部分が長いものを選べば作業をスムーズに行うことができ、ごはんをふっくらおいしい状態にととのえられます。

炊飯器や土鍋の大きさ、炊くごはんの量に合った大きさのしゃもじを選ぼう

炊飯器や土鍋の大きさ、炊くごはんの量に合った大きさのしゃもじを選ぼう

しゃもじの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは「しゃもじ」の売れ筋ランキングを見ることができます。どれにしようか迷ったときは、売れ筋ランキングを参考にしてみるのもよいでしょう。

まとめ|くっつかないしゃもじで、よりスムーズによりおいしくごはんがよそえる

ごはんがくっつかないしゃもじをご紹介しました。ごはんがくっつかないしゃもじは、ごはんをつぶすことなくおいしい状態でスムーズによそうことができるのが魅力です。水洗いできれいになるので、お手入れの負担を減らせることもメリットです。

この記事で紹介している商品を参考に、自分にあったしゃもじを見つけてみてください。

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