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【初心者向け】フィルムカメラのおすすめ人気モデル10選!選び方や撮影のコツをプロが解説

【初心者向け】フィルムカメラのおすすめ人気モデル10選!選び方や撮影のコツをプロが解説

「フィルムカメラに挑戦してみたいけれど、どれを買っていいのかわからない」
「初心者でも使いやすいおすすめの商品はどれ?」

デジタルカメラとはひと味違う写真が撮れるフィルムカメラ。自分のお気に入りを見つけたいと思っても、バリエーション豊かで選びきれない人も多いのではないでしょうか?

今回は、写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長の佐々木広人さんに、選び方や撮影のコツを伺いました。

<プロが教える!目的別おすすめの種類はこちら>

  • お気に入りの1台が欲しい人はデザインやカラーバリエーションが豊富な、フィルム交換式の「コンパクトカメラ
  • とりあえず使ってみたい、手間やお金をかけずに気軽に楽しみたいという人は「レンズ付きフィルム
  • 撮影するときの臨場感を求めるなら、その場で現像できるインスタントカメラ
フィルムカメラのおすすめ10選
種類 コンパクトカメラ レンズ付きフィルム インスタントカメラ
メーカー
商品名
ヤシカ コダック コダック ILFORD CURA King 富士フイルム コダック 富士フイルム タカラトミー
YASHICA MF-1 EKTAR H35 HALF FRAME フィルムカメラ M38 SPRITE 35-II RETO Ultra wide and slim ピンホールカメラ KPC-135 写ルンです シンプルエース SUC デイライト 39 800iso instax mini 11 Pixtoss
BONZART| YASHICA MF-1 コダック| EKTAR H35 HALF FRAME コダック| フィルムカメラ M38 ILFORD| SPRITE 35-II CURA| RETO Ultra wide and slim King| ピンホールカメラ KPC-135 富士フイルム| 写ルンです シンプルエース コダック|SUC デイライト 39 800iso 富士フイルム| instax mini 11 タカラトミー| Pixtoss
参考価格(税込) 3680円 6980円 3970円 4380円 4750円 1314円 1750円 1680円 8890円 3280円
サイズ W112×H59×D31mm W110×H62×D39mm W114×H63×D35mm W119×H67×D44mm W100×H59×D28mm W110×H70×D32mm W108×H54×D 34mm W110×H65×D35mm W107.6×H121.2×D67.3mm W146×H90×D67mm
重さ 77g 110g 119g 122g 68.8g 75g 90g 80g 293g 275g
特徴 カラバリ豊富で小型軽量 レトロデザインのハーフカメラ 手ブレ軽減を意識したデザイン 室内撮影しやすい 超広角レンズで風景写真を手軽に 自作するカメラの原型 ブームの火付け役 高感度フィルム内蔵で散歩のお供に デザインと手軽さが魅力 多重露光ができる
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長
佐々木広人さん
佐々木広人
リクルートの海外旅行編集部を経て、1999年、朝日新聞社に入社。『週刊朝日』の記者・副編集長などを経験後、2014年4月から2019年3月まで『アサヒカメラ』の編集長を務める。その後『AERA dot.』編集長や朝日新聞出版の雑誌本部長を務めたほか、日本広告写真家協会APAアワードや写真甲子園など、さまざまなフォトコンテストの選考委員を歴任。2014-2019年に「カメラグランプリ」選考委員を務めた。

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目次

初心者でもよくわかる! フィルムカメラの基礎知識

フィルムカメラは、デジタルカメラやスマートフォンとは違った味のある写真が撮れることから、若い世代を中心に人気が再燃しているアナログなカメラです。これまで「デジタルカメラしか使ったことがない」という人のために、まずはフィルムカメラの魅力と基礎知識について佐々木さんに伺いました。

フィルムカメラの基礎知識

かつてはフィルムカメラの主流だった一眼レフやレンジファインダーは、近年はほとんど生産終了。現在はコンパクトカメラと呼ばれるカメラが主流

デジタルカメラとの違いとフィルムカメラの魅力

カメラはレンズを通して集められた光がつくり出す画像を記録するものですが、わかりやすくいうと、記録する部分が、デジタルカメラであればセンサー、フィルムカメラであればフィルムになります。
ほとんどのデジタルカメラは撮影した画像を電気信号に変えてモニターに映すことができるので、その場で確認しながら何度でも撮り直すことができます。一方、フィルムカメラは光の像をフィルムに直接焼き付けるため、その場で画像を確認できません。また、1本のフィルムで撮影できる枚数にも限りがあります

「現像が上がってくるまでのドキドキ感は、フィルムカメラならではの楽しさ」と佐々木さん

「現像が上がってくるまでのドキドキ感は、フィルムカメラならではの楽しさ」と佐々木さん

この不便さこそがフィルムカメラの魅力でもあります。現像が上がってくるまでどんな写真が撮れているかわからないドキドキ感や、デジタル補正ができないゆえの臨場感があります。何よりフィルムカメラならではの質感は、はかなさや切なさなどの情緒を感じさせてくれます。そんな部分が、デジタルに慣れた世代に “エモい”と感じさせるのではないでしょうか。

デジタルカメラとはひと味違った雰囲気の写真が撮れるのが、フィルムカメラの魅力

デジタルカメラとはひと味違った雰囲気の写真が撮れるのが、フィルムカメラの魅力

フィルムカメラの本体部分名称

かつてはライカやキヤノン、ニコンなどの大手メーカーが、一眼レフのフィルムカメラを販売していましたが、現在はほとんどが生産終了となっています。現行で販売されているフィルムカメラの多くは、コンパクトカメラといわれるタイプです。シャッター速度、絞り(F値)、焦点距離が固定されており、本体はファインダー、レンズ、フラッシュで構成されるスタンダードなつくりとなっています。難しいことは考えず、フィルムを巻いて、被写体に向けてシャッターを押す、暗い場所ならフラッシュを焚く、と操作はとてもシンプルです。

<フィルムカメラの部分名称>
フィルムカメラの部分名称
正面 ファインダーからの景色とレンズの撮影範囲が異なるので注意
裏面 フィルム送りは右上のダイヤルで、手動で行う
上部 フラッシュをオンにするとチャージが始まり、ランプが点灯すれば使用可能に。巻き戻しハンドルはフィルムの脱着時にも使用
底部 巻き戻しボタンを押しながらハンドルを回すとスムーズに巻き戻せる
右側 フィルムの装填(そうてん)や取り外しの際に裏ブタを開けるためのレバー。下方向にスライドさせる

フィルムカメラの種類

新品が気軽に入手できるフィルムカメラには大きく3つのタイプがあります。フィルムの入れ替えができるコンパクトカメラ、「写ルンです」などのレンズ付きフィルム、フィルムサイズが異なるので番外編的な扱いにはなりますが、その場で写真が現像できるインスタントカメラです。どれもシャッター速度、絞り(F値)、焦点距離が固定されている部分は同じですが、それぞれに特徴があるので自分に合ったタイプを選びましょう。

コンパクトカメラ、レンズ付きフィルム、インスタントカメラ

写真右上から時計回りに、コンパクトカメラ、レンズ付きフィルム、インスタントカメラ

コンパクトカメラ

多くのメーカーが扱う、現在のフィルムカメラの主流です。カメラとしての機能はシンプルで、ファインダーとレンズとシャッターで構成。最近のモデルは、ほとんどがフラッシュも付いています。カメラ本体はフィルムの入れ替えが可能です。自動巻き上げではなく、手動でフィルム送りや巻き上げを行います。本体デザインやカラーが豊富なので、愛着が湧きやすいのがこのタイプです。

コダックの代表的なコンパクトカメラ「M38」

コダックの代表的なコンパクトカメラ「M38」

レンズ付きフィルム

富士フイルムの「写ルンです」などに代表される、もっとも安価で手軽なフィルムカメラです。カメラとしての機能は、フィルムの入れ替えができないこと以外は、コンパクトカメラと同じです。
実は製品の扱い上はあくまでも「フィルム」であり、フィルムにレンズが付いているという考え方です。フィルムであればコンビニや駅の売店などでも扱えるというのが理由です。撮り終わったら本体ごと現像に出し、本体はリサイクルされます。フィルム入れ替えの手間がないので、とりあえずフィルムカメラを使ってみたいという人におすすめです。

手軽さで人気の、富士フイルム「写ルンです」

手軽さで人気の、富士フイルム「写ルンです」

インスタントカメラ

富士フイルムの「チェキ」や、ポラロイド社の「ポラロイドカメラ」に代表されるタイプです。専用のフィルムを使用し、撮影したその場で現像ができます。パーティーやちょっとした集まりなどに1台あると、場を盛り上げてくれます。最近はモニターが付いたデジタルとのハイブリッド型も登場しています。

その場で現像できることで人気を博した富士フイルムのチェキ「instax mini」シリーズ

その場で現像できることで人気を博した富士フイルムのチェキ「instax mini」シリーズ

レンズの基礎知識

カメラの性能はかなりの部分をレンズに依存します。そしてレンズの性能は焦点距離と絞り(F値)によって表すことができます。数値の意味を理解しておくと撮影時の意識も変わってくるでしょう。

コンパクトカメラの焦点距離はアウトドアのスナップ写真に適した数値に固定されている

「コンパクトカメラの焦点距離はアウトドアのスナップ写真に適した数値に固定されていると思います」と佐々木さん

焦点距離

焦点距離はレンズからフィルム(デジカメではセンサー)までの距離で、「mm」で表されます。この距離が短ければより広い画角(撮影範囲)をカバーすることができ、逆に長ければ画角は狭くなりますが、望遠効果を得ることができます。一般的に50mmが標準レンズとされています。

コンパクトカメラのほとんどは、焦点距離が30mm前後です。つまりやや広角側ということになります。風景写真はもちろん、人物撮影でもある程度背景を入れ込むことができます。

絞り(F値)

光を取り込む絞り羽根の大きさを数値化したもので、「F+数字」で表されます。この数字が小さいほど暗所でも光を取り込みやすく、背景もボケやすくなります。逆にF値が大きいと取り込む光が少なくなるため写真は暗くなりますが、ピントの幅が広がり、手前から背景まではっきりと写りやすくなります。

<絞り(F値)>
絞り(F値)

コンパクトカメラの絞り(F値)はF9~11とかなり暗めに設定されています。背景をボカした雰囲気のある写真は撮れませんが、奥の方まで取りこぼすことなくピントの合った写真を撮ることができます。風景写真や集合写真に適しているといえます。

フィルムの基礎知識

コンパクトカメラのフィルム

コンパクトカメラのフィルムのほとんどは、上記写真の35mmサイズを採用している

フィルム交換ができるコンパクトカメラは、シャッター速度、焦点距離、絞り(F値)が固定されているからこそ、フィルム選びが重要なポイントになります。

フィルムのタイプにはネガとポジがあります。一般的に使うのはネガフィルム。現像すると明暗が反転するため、フィルムの状態では色や被写体がわかりづらくなります。ポジフィルムは色も被写体もそのまま映し出されますが、シャッター速度や絞り(F値)に大きく影響を受けるため、それらの数値が固定されているコンパクトカメラ向きではありません。

またフィルムには中判カメラ用の120フィルムや大判カメラで使用するシートフィルムなどさまざまなサイズがありますが、コンパクトカメラの場合は35mmというサイズが一般的です。

ネガとポジの違いは、現像したフィルム

ネガとポジの違いは、現像したフィルムを見れば一目瞭然。左がネガで右がポジ。ポジフィルムは「リバーサルフィルム」と表記されることもあるので、購入時に気をつけよう

フィルム選びでもっとも重要なのが「ISO感度」です。ISOは“International Organization for Standardization(国際標準化機構)”の略で、「イソ」または「アイ・エス・オー」と呼ばれています。

ISO感度はフィルムの光の感じやすさを数値化したもので、100、200、400、800、1600と2倍ずつ上がっていきます。数値が小さいほど画質は良くなりますが、日陰などの暗所では対象物がわからないほど暗く写ってしまうことも。逆に数値が大きいほど暗所での撮影に効果を発揮しますが、画像にノイズ(ザラつき)が発生し、画質としては下がってしまいます。

デジタルカメラでの撮影にはなりますが、以下に同じ条件下でISO感度を変えて撮影した作例を紹介しますので、参考にしてみてください。

<ISO感度別作例>
ISO100 ISO200 ISO400 ISO800 ISO1600
ISO100 ISO200 ISO400 ISO800 ISO1600
もっとも画質の良い感度。晴天の屋外で、順光の状態できれいな写真が撮れる。室内や暗所は苦手 晴天の屋外で順光であることが推奨環境ではあるが、多少の曇りであれば撮影が可能 屋外のスナップであれば大抵は撮影できる感度。画質と感度のバランスが良く、使いやすい 日中の明るい室内での撮影が可能。晴天の屋外で順光で撮影すると白飛びする可能性がある 照明下の室内や明るめの夜間での撮影が可能。ただしノイズが目立つ

※順光=被写体に正面から光が当たっている状態

<フィルムの選び方>

  • タイプはネガフィルムを選ぶ
  • サイズは、一部の特殊なカメラを除き、35mmを選ぶ
  • ISO感度は撮影シチュエーションに合わせて選択

プロの解説付き!

【タイプ別】初心者におすすめのフィルムカメラ10選

現在入手しやすいおすすめのフィルムカメラを、your SELECT.編集部が「コンパクトカメラ」「レンズ付きフィルム」、そして番外編として「インスタントカメラ」の3タイプに分けてピックアップ。それぞれの機種について佐々木さんに解説していただきました。

気になる内容をクリック

おすすめフィルムカメラ10選
種類 コンパクトカメラ レンズ付きフィルム インスタントカメラ
メーカー
商品名
ヤシカ コダック コダック ILFORD CURA King 富士フイルム コダック 富士フイルム タカラトミー
YASHICA MF-1 EKTAR H35 HALF FRAME フィルムカメラ M38 SPRITE 35-II RETO Ultra wide and slim ピンホールカメラ KPC-135 写ルンです シンプルエース SUC デイライト 39 800iso instax mini 11 Pixtoss
BONZART| YASHICA MF-1 コダック| EKTAR H35 HALF FRAME コダック| フィルムカメラ M38 ILFORD| SPRITE 35-II CURA| RETO Ultra wide and slim King| ピンホールカメラ KPC-135 富士フイルム| 写ルンです シンプルエース コダック|SUC デイライト 39 800iso 富士フイルム| instax mini 11 タカラトミー| Pixtoss
参考価格(税込) 3680円 6980円 3970円 4380円 4750円 1314円 1750円 1680円 8890円 3280円
サイズ W112×H59×D31mm W110×H62×D39mm W114×H63×D35mm W119×H67×D44mm W100×H59×D28mm W110×H70×D32mm W108×H54×D 34mm W110×H65×D35mm W107.6×H121.2×D67.3mm W146×H90×D67mm
重さ 77g 110g 119g 122g 68.8g 75g 90g 80g 293g 275g
焦点距離 31mm 22mm 31mm 31mm 22mm 20mm 32mm 32.8mm 60mm(35mm換算=34mm相当) 45.5mm(35mm換算=25.5mm相当)
絞り(F値) F11 F9.5 F10 F9 F11 F10 F10 F12.7 F11
シャッタースピード 1/120秒 1/100秒 1/120秒 1/120秒 1/125秒 1/140秒 1/2~1/250秒 1/80秒
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

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コンパクトカメラのおすすめ6選

多数のメーカーが参入しているため、デザインやカラーバリエーションが豊富なフィルム交換式のカメラです。

カラバリ豊富な初めての人向け小型軽量入門機 ヤシカ|YASHICA MF-1

BONZART| YASHICA MF-1

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

固定レンズはやや広角の31mm、絞り値F11とピントが奥まで合いますし、少々の曇り空でもISO400なら安心。手軽に風景写真が楽しめます。フィルム交換式ですが、ボタンの数も最小限に抑えられて77gと軽いので初心者でも扱いやすいと思います。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W112×H59×D31mm
重さ 77g
焦点距離 31mm
絞り(F値) F11
シャッター速度 1/120秒

1949年に長野県で生まれた日本のカメラブランド「YASHICA(ヤシカ)」の生誕70周年を記念して発売されたコンパクトカメラです。最初からISO400の35mmフィルムが1本付いてくるので、ビギナーにはぴったり。ポップなデザインに加え、10色におよぶ豊富なカラーバリエーションをもっているため、お気に入りの1台が見つかるはずです。

ストーリーが見えてくるレトロデザインのハーフカメラ コダック|EKTAR H35 HALF FRAME

コダック| EKTAR H35 HALF FRAME

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

1枚のフィルムを左右2分割して撮るハーフサイズ(ハーフフレーム)のカメラ。縦写真が2枚セットになるので、1つの被写体を「寄り」と「引き」、「前」と「後ろ」といったように撮り分けて、ストーリー性をもたせて楽しむこともできます。フィルムを節約したい方にもおすすめです。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W110×H62×D39mm
重さ 110g
焦点距離 22mm
絞り(F値) F9.5
シャッター速度 1/100秒

クラシカルなデザインが目を引くコンパクトカメラです。カラーはブラック、サンド(イエロー)、セージ(グリーン)、ブラウンの4色で展開しています。焦点距離が22mmと広角に感じられますが、通常の1コマを半分のサイズで撮影する「ハーフカメラ」と呼ばれるタイプのため、実際は標準に近い画角になります。

手ブレ軽減を意識したおしゃれで機能的なデザイン コダック|フィルムカメラ M38

コダック| フィルムカメラ M38

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

暗い所での撮影がしたい方にはおすすめ。旧モデルからフラッシュの光量が70%アップしただけでなく、重量が25%増えたことに要注目。安定感が増したぶん、手ブレのリスクが抑えられるので初心者でも撮りやすいと思います。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W114×H63×D35mm
重さ 119g
焦点距離 31mm
絞り(F値) F10
シャッター速度 1/120秒

コダックが販売する中でも、もっともスタンダードなタイプのフィルムカメラです。手ブレ軽減を意識したデザインとなっており、本体の前面には中指を引っかけられるグリップが、また裏側には親指を添えるためのくぼみがついています。小型軽量ながらホールド感もあり、ビギナーでも扱いやすい1台です。

室内撮影を中心に考えている人におすすめ ILFORD|SPRITE 35-II

ILFORD| SPRITE 35-II

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

シャッター速度、焦点距離はいずれもこのクラスでは標準的ですが、絞り(F値)が、同種のカメラに比べるとやや優位となっています。フラッシュのチャージが15秒で可能なうえ、本体も122gとこのクラスでは重めなので、初心者でもストレスなく暗い所での撮影ができると思います。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W119×H67×D44mm
重さ 122g
焦点距離 31mm
絞り(F値) F9
シャッター速度 1/120秒

1964年に発売され、手頃な価格で使いやすさを追求した「SPRITE35」の伝統を継承したカメラです。コンパクトカメラの中では1~2段階明るいF9レンズを採用。ISO800のフィルムでフラッシュをオンにすれば、室内でも最適な状態で撮影ができます。

風景写真に差が出る、焦点距離22mmの超広角レンズ CURA|RETO Ultra wide and slim

CURA| RETO Ultra wide and slim

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

最大の特徴は焦点距離22mmの超広角レンズとF11の固定絞り。天気のいい日に見晴らしのいい場所でワイドな風景写真を手軽に撮れるでしょう。本体も68.8gと軽いのでポケットにしのばせてトレッキングに出かけるのもおすすめです。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W100×H59×D28mm
重さ 68.8g
焦点距離 22mm
絞り(F値) F11
シャッター速度 1/125秒

焦点距離22mmは、このタイプのコンパクトカメラでは圧巻の広角レンズです。風景写真などに力を発揮するでしょう。一方で絞りはF11と暗めですが、四隅が暗くなる「トンネル効果」など、雰囲気のある写真が撮りやすくなっています。カラーはティール(ブルー)やピンク、クリームなど6色展開ですが、どれもマットな色合いで落ち着いた印象です。

夜景も撮れる!カメラの原点回帰で「エモい」写真が魅力 King|ピンホールカメラ KPC-135

King| ピンホールカメラ KPC-135

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ピンホールカメラは小さい穴を使って光を通し、フィルムや印画紙などに像を映し出す仕組みのカメラ。いわばカメラの原型です。これを自作で組み立てるキットです。撮影時間は長くなりますが、スマホや普通のカメラでは得られない、どことなくボケた淡い色合いの「エモい」写真を撮ることができます。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ ‎W110×H70×D32mm
重さ 75g
焦点距離 20mm
絞り(F値)
シャッター速度

今回紹介するフィルムカメラの中でも異色の1台。紙製のピンホールカメラの組み立てキットです。完成後は市販の35mmフィルムを使用して撮影が楽しめます。シャッターは手動で、任意の時間で開閉。ISO400のフィルムであれば晴天時で1~2秒、曇りなら2~3秒。通常のコンパクトカメラでは難しい夜景も5分程度の開閉で撮影が可能です。撮影には三脚が必須ですが、三脚受けプレートが付属しているので安心です。

レンズ付きフィルムのおすすめ2選

フィルムであればコンビニや駅の売店でも販売できるため、「フィルムにレンズが付いている」という逆転の発想から生まれたのがレンズ付きフィルム。フィルムカメラブーム再燃のきっかけとなった「写ルンです」など2種を紹介。

超人気で品薄が続く、ブームの火付け役 富士フイルム|写ルンです シンプルエース

富士フフイルム| 写ルンです シンプルエース

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

大ブームになった「写ルンです」の初代モデルのデザインが特徴的。ISO感度は400。シャッター速度が1/140秒とこのクラスでは速いうえ、グリップが握りやすく、ファインダー(のぞき窓)も大きいので手ブレのリスクを抑えやすい構造になっています。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W108×H54×D34mm
重さ 90g
焦点距離 32mm
絞り(F値) F10
シャッター速度 1/140秒

初代は1986年に発売。近年になってアイドルや人気モデルら著名人が「写ルンです」で撮影した写真をSNSに上げたことから、10~20代の女性を中心に人気が再燃。現在のフィルムカメラブームのきっかけをつくりました。純粋に撮影を楽しみたい、フィルムの装填や取り外しが手間と感じる人におすすめです。

高感度フィルム内蔵のレンズ付きフィルム コダック|SUC デイライト 39 800iso

コダック|SUC デイライト 39 800iso

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

フラッシュなしの使い捨てカメラですが、内蔵フィルムがISO800と曇りの日や少々暗めな所でも撮影できます。39枚撮りと撮影枚数も多く、焦点距離も32.8mmとスナップ撮影向き。どちらかというと街歩きに持ち出したいカメラです。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W110×H65×D35mm
重さ 80g
焦点距離 32.8mm
絞り(F値) F10
シャッター速度

日中の屋外で活躍してくれるレンズ付きフィルムです。フラッシュこそ付いていませんが、ISO800のフィルムは、日陰や早めの夕景にも十分本領を発揮してくれます。散歩のお供にピッタリの1台です。

【番外編】インスタントカメラのおすすめ2選

撮影したその場で現像できるのが魅力のインスタントカメラ。パーティーやちょっとした集まりなどで、場を盛り上げてくれるアイテムです。フィルムサイズがオリジナルのため、焦点距離はそのままでは他の35mmのカメラと比較できません。35mm換算の数字を目安にしましょう。

かわいいデザインと手軽な便利機能が魅力 富士フイルム|instax mini 11

富士フイルム| instax mini 11

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

周囲の明るさに合わせてシャッター速度やフラッシュ光量が自動で設定されるため、暗い所での人物撮影でも扱いやすいのが特徴。セルフィーモードや最短30cmまで近づける接写モードも搭載するなど、インスタントカメラとは思えぬ多機能ぶりが魅力です。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W107.6×H121.2×D67.3mm
重さ 293g
焦点距離 60mm(35mm換算=34mm相当)
絞り(F値) F12.7
シャッター速度 1/2~1/250秒

人気のチェキシリーズのスタンダードタイプ。フィルムサイズは86mm×54mm(画面サイズは62mm×46mm)と縦長になります。全体的に丸みを帯びたかわいらしいデザインが特徴的。レンズ部を手で引き出すとセルフィーモードに移行し、レンズ横のミラーで撮影範囲を確認しながら自撮りができます。

オモチャメーカーによる、遊び心に満ちた簡単カメラ タカラトミー|Pixtoss

専門家のおすすめポイント

シャッター速度こそ1/80秒なので動きのある写真は厳しいですが、多重露光(1枚に2つのシーンを重ね撮りすること)や別売りのカラーフィルターを使えばアートっぽい写真が撮影可能。明るすぎる場所では付属のレンズキャップを装着することで「白飛び」を抑えられます。

佐々木広人さんのおすすめポイント

写真・カメラ雑誌『アサヒカメラ』元編集長

佐々木広人さん

サイズ W146×H90×D67mm
重さ 275g
焦点距離 45.5mm(35mm換算=25.5mm相当)
絞り(F値) F11
シャッター速度 1/80秒

富士フイルムのinstax miniのフィルムを使用する、タカラトミーによるインスタントカメラです。撮影後のフィルムの排出はカメラ底部にあるハンドルをグルグル回して行います。ハンドルを回さずもう一度シャッターを押すと、2つの写真が重なった写真を撮ることができます。

プロが教える!フィルムカメラで撮影するときのコツ

スマホのカメラとは勝手が違うフィルムカメラ。撮影するときの注意点を佐々木さんに教えていただきました。

<フィルムカメラで撮影するときのコツ>

  • 手ブレを最小限に抑える
  • 写る範囲を意識する
  • 露出計アプリを使ってみる

手ブレを最小限に抑える

スマートフォンを含めて、最近のデジタルカメラには手ブレ補正機能が付いていますが、構造がシンプルなフィルムカメラには、そのような機能はありません。またシャッターもアナログなので、しっかりと押し込む必要があります。脇をギュッと締め、シャッターを切る瞬間はなるべくカメラが動かないように意識しましょう。

「脇を締めて手ブレを抑えるのは撮影の基本。フィルムカメラに限ったことではありません」と佐々木さん

写る範囲を意識する

カメラ本体のファインダーから見える映像と、実際に写る映像には微妙な差があります。これはファインダーとレンズの位置がずれているため。カメラによってファインダーとレンズの位置関係は異なるので、その差を意識して撮影するように心がけましょう。スマートフォンの写真の画角に慣れた人から見ると「映る範囲が狭い」と感じられるかも知れませんが、そこもフィルムカメラの楽しみのひとつです。

コダックM38の場合、正面から見るとファインダーはレンズの右斜め上に位置。撮影者は右斜め下に撮影範囲があることを意識する必要がある

露出計スマホアプリを使ってみる

シャッター速度やF値が固定されているため、明るさの調整はフィルムのISO感度に頼らざるをえませんが、実は露出計を使うことで最適な撮影環境に近づけることができます。例えば人物撮影の場合、露出計にISO感度とシャッター速度を入力し、撮影対象に向けることで、最適なF値を自動算出してくれます。

F値は明るい場所なら大きくなり、暗い場所なら小さくなります。つまりカメラの固定F値により近い場所を探し出し、撮影対象者をそこへ移動させればいいのです。露出計ですが、スマートフォンには周囲の光を計測するセンサーが付いており、それを利用した「露出計アプリ」が多く存在します。自分に合ったものを探してみましょう。

Android用アプリ「Light meter for photo」。ISO感度とシャッター速度(SS)を設定することでF値の測定ができる

フィルムカメラに関するよくある疑問 Q&A

最後にフィルムカメラに関する疑問について、佐々木さんにお答えいただきました。

Q. フィルムの装填や取り出し方について教えてください。

A. カメラによって多少の違いはありますが、基本的な手順は同じです。ここではコダックの「M38」を使って説明します。

フィルム装填の手順

まずフィルム装填の手順を説明します。

  1. 裏ブタを開く
  2. 本体サイドにあるレバーでロックを解除し、裏ブタを開く。

  3. 巻き戻しハンドルを上げる
  4. 巻き戻しハンドルの凸部分がそのままだとフィルムが入らないので、いったん上に引き上げる。

  5. フィルムを入れる
  6. フィルムの凸部分を下にしてフィルムを装填する。

  7. 巻き上げハンドルを戻す
  8. 巻き上げハンドルを戻すことでフィルムが固定される。

  9. フィルムの穴を爪に引っかける
  10. フィルムを少し引き出し、反対側の巻き取りスプールの爪にフィルムの穴を引っかける。

  11. 裏ブタを閉める
  12. フィルムが平らになるように巻き上げダイヤルを回してフタを閉める。

  13. カウンターを「1」にして準備完了
  14. この時点でカウンターは「S」と表示されている。巻き上げダイヤルを止まるまで回し、シャッターを押す。これを繰り返し、カウンターが「1」になったら撮影準備完了。

フィルム取り出しの手順

次にフィルムを取り出す手順を説明します。

  1. 巻き戻しボタンを押す
  2. カメラの底部にある巻き戻しボタンを押す。

  3. フィルムを巻き戻す
  4. 巻き戻しハンドルを時計回りに回してフィルムを巻き戻す。空回りするようになったら巻き戻し完了。

  5. 裏ブタを開く
  6. 本体サイドのレバーでロックを解除し、裏ブタを開く。

  7. フィルムを取り出す
  8. 巻き戻しハンドルを引き上げ、フィルムを取り出す。

Q. フィルムの現像はどこでできるの? お店に出すといくらかかる?

A. 以前はどこの駅前にも街の写真屋さんがあり現像やプリントを請け負っていましたが、最近はお店自体が減少傾向にあります。確実なのはカメラ売り場に現像・プリントコーナーがある大手家電チェーン。早ければ90分ほどで現像からプリント、CDへのデータ化、スマートフォンへの転送までしてくれます。

また「みなみや」ではインターネットで注文、その後は郵送でのやりとりという形で受け付けています。時間はかかりますが現像とプリント、CDデータ化までしてくれて27枚撮りまでなら1000円(税込)と格安になっています。

<フィルム現像を請け負っているおもなお店>
カメラのキタムラ 直接持ち込み。ネガ現像950円 プリント45円~(1枚)
ビックカメラ 直接持ち込み。ネガ現像720円~ プリント45円~(1枚)
みなみや ネット+郵送。ネガ現像+プリント(27枚まで)640円

※価格は参考価格(税込)

Q. フィルムの保管方法について教えてほしい

A. 使用前、現像前のフィルムを長期保存する場合は、密閉性の高い容器に入れて冷蔵庫へ。ただしフィルムはとてもデリケート。高温多湿と光に弱いため、使用時に結露などを防ぐためにも、使う前日には冷蔵庫から出して常温で保管しましょう。できれば使う直前に購入し、その日のうちに撮り切って、数日のうちに現像に出すのがベスト。現像後のネガフィルムは早めにデータ化しておくことをおすすめします。

「フィルムは早く使い切って現像へ出すようにしてください」と佐々木さん

Q. 中古のフィルム一眼レフカメラを購入する場合の注意点はある?

A. フィルム一眼レフはほとんどが生産終了となっており、入手するには中古市場に頼ることになります。気をつけてほしいのは、安いからといって安易に購入しないこと。基本的に一点物になるので、安い買い物ではないはずです。特に昔のカメラは個性が強いものが多く、実際に実機を確認したり、どんな写真を撮りたいのかお店の人に相談したりしながら購入することをおすすめします。また部品の供給も終了していることが多いので、しっかりオーバーホール済みであることを確認してください。

「中古のフィルム一眼レフを買う前に、どんな写真を撮りたいかを考えましょう」と佐々木さん

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まとめ

  • 現在入手できるフィルムカメラは3タイプ
  • コンパクトカメラはフィルム交換タイプ。デザイン、カラーが豊富
  • コンパクトカメラは撮影環境によって選ぶフィルムが異なる
  • レンズ付きフィルムはフィルム内蔵で手軽に使える。価格も安価
  • インスタントカメラはその場で現像ができ、場を盛り上げるアイテム
  • 撮影の失敗も楽しめるのがフィルムカメラ

私たちがふだん使っているデジカメやスマートフォンのカメラは、さまざまな便利な機能が付いた“失敗しないため”のカメラです。一方で現在主流となっているフィルムカメラはシャッター速度、焦点距離、絞り(F値)が固定されているものが多く、また撮影画像は現像するまで確認できません。どちらかというと“失敗しやすい”カメラといっていいでしょう。思っていたより暗く写っていたり、被写体がブレてしまっていたりといった失敗も含めて、楽しめるのがフィルムカメラのおもしろいところでもあります。

そもそも写真(photograph)は光(photo)の画(graph)という意味です。フィルムカメラなら、光と影が織りなす光景を、より楽しめるはずです。ぜひあなただけの“エモい”写真にチャレンジしてみてください。

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