ネイルシールのおすすめ人気ブランド9選！ネイリストが剥がれにくい貼り方を解説

「セルフネイルでも綺麗に仕上がる、おすすめのネイルシールが知りたい！」
「安いネイルシールでも、貼った後は長持ちする？」

爪に貼るだけで、ジェルネイルのような仕上がりが楽しめるネイルシール。最近は100均や3COINS（スリーコインズ）でプチプラ商品も販売されており、選択肢の幅が広がっています。しかし、さまざまな種類や形状、デザインがあり、自分の爪や好みに合ったものを選ぶのは難しいですよね。

そこで今回は、ネイリストの門原捺美さんにネイルシールの選び方のポイントや、長持ちする貼り方のコツについて詳しく解説していただきました。

また、your SELECT.編集部によるおすすめネイルシール9選も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ネイルシールは、おもにLEDライトを当てて硬化させる「ジェルタイプ」と、硬化させずに爪に貼るだけで使用できる「シールタイプ」に大別できます。ここでは、持ちの良さ・爪への負担・サイズ展開・デザインの4つの観点から、それぞれのタイプの違いや選び方のポイントを解説します。

ジェルタイプ（左）、シールタイプ（右）ともに商品のバリエーションはさまざま。用途や気分で選ぶことができる

1. 仕上がり&持ちの良さを重視するなら、硬化させるジェルタイプがおすすめ

ジェルタイプじゃ硬化させるLEDライト付属のものを購入すれば、すぐに使用可能

持ちが良いのは、LEDライトを当てて硬化させるジェルタイプの商品です。硬化によって爪への密着力を強化させることができるので、多少の衝撃を与えても剥がれる心配はありません。おおよそ2週間で劣化し始めるものの、水仕事を最小限にする、爪先に余計な負担をかけないなどの工夫で、3週間ほど色や形状を維持できます。
また、ジェルタイプはぷっくりとツヤのある仕上がりも期待できます。プロのネイリストが間近で見て、初めてネイルシールと気づくような高いクオリティーの商品も少なくありません。

なかには、硬化に必要なLEDライトがセットになっているものもあります。最初にLEDライトがセットになったものを購入すれば、初心者でも購入後すぐに付けられるだけでなく、他のシールのみのデザインの商品も購入しやすくなります。

一方、シールタイプは硬化させる必要がないため、持ちの良さは劣ります。早い人は1週間以内で、先端から欠けたり剥がれたりしてしまう可能性があります。短期間の使用と割り切って使うのがおすすめです。ジェル風のシールタイプに関しては、少しだけ持ちがアップします。だいたい1〜2週間程度が目安です。

ただし、シールタイプは水やお湯に弱いため、仕事や家事などで水を扱う頻度が高い人は長持ちしにくいでしょう。生活の仕方や爪の状態、貼り方によっても左右されるので、あくまで一つの目安として捉えてください。

2. 爪への負担が少ないのは、硬化が不要のシールタイプ

シールタイプは密着力が一番弱いため、リムーバーを使わずに手で剥がせる

爪が一番傷むのは、ネイルシールを剥がす瞬間です。シールタイプは手を使ってペリッと比較的簡単に剥がせますが、硬化させるタイプはお湯で爪をふやかしたり、リムーバーを爪に数的垂らして剥がすなどのひと手間が必要です。無理やり剥がすと、爪の表面が傷んで白くなることがあるので注意しましょう。基本的には、商品の説明書に記載されている方法に沿ってネイルシールを取り除いてください。

爪が弱い人や、オフする際に手間をかけたくない人はシールタイプがおすすめですが、先述したように持ちの良さはあまり期待できません。

3. サイズのバリエーションにも注目！

サイズ展開の多い商品なら、大きさが合わないといったリスクを減らせる

地爪のサイズは指によって差異があるので、ネイルシールのサイズバリエーションが少ないと、左右すべての爪に貼れない可能性が出てきます。パーツが10枚以下の商品は避け、なるべく豊富なサイズが用意された商品を選びましょう。

また、爪のサイド部分は長さを調整しづらいため、ネイルシールの横幅が自分の爪と近いものを選ぶのもポイント。爪のサイド部分がしっかりと接着されていないと、爪とネイルシールの間に水や空気が入って剥がれやすくなります。ただし、サイズを表記している商品は少ない傾向があるため、サイズのバリエーションや1セットの枚数が多いものを選ぶのが失敗しないコツです。

4. トレンドも要チェック！ 好みのネイルデザインを見つけよう

ニュアンスネイルのデザイン例。色や模様に統一性がないのが魅力

色や柄で指先の印象が左右されるネイルシールは、デザインも大切な要素の一つ。最近は、形や色が定まっていないニュアンスネイルがトレンドです。ニュアンスとは「曖昧な・微妙な差異」という意味を指し、絶妙なグラデーションカラーを表現しています。
例えば韓国のブランド「ohora（オホーラ）」は、トレンドを押さえた個性的なデザインが豊富にそろいます。「GELATO FACTORY（ジェラートファクトリー）」は上品で、オフィスでも使いやすいデザインのものが多い傾向があります。各ブランドの特徴を押さえて、好みのデザインを選びましょう。

「甘皮の処理や爪の表面を滑らかにすることで、仕上がりはさらに向上します」と門原さん

門原さんのアドバイスを参考に、your SELECT.編集部がAmazonや楽天、Yahoo!などの通販サイトで買えるおすすめの商品をピックアップ。硬化させる「ジェルタイプ」と硬化不要の「シールタイプ」に分けて、それぞれ5アイテムずつご紹介します。

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• ジェルタイプのおすすめネイルシール5選
• シールタイプのおすすめネイルシール4選

ジェルタイプのおすすめネイルシール5選

まずは硬化させて使用するタイプのネイルシールをご紹介します。ジェルタイプは持ちが良くツヤがあり、サロンに行ったような仕上がりが期待できます。

異なるデザインが2種類にLEDライト付属で、初心者も安心で仕上がりもサロンクオリティー

韓国の有名ブランドで、持ちの良さに定評のある「ohora（オホーラ）」のネイルシール。こちらは2種類のデザインを楽しめるシートと、約30秒でジェルを硬化させるLEDライトが付いたセット商品です。
シールは本物のジェルを60%固めた素材を使用しているため、硬化前はやわらかく、硬化後はツヤと立体感が生まれます。初めてohoraの商品を試す人はもちろん、ジェルネイル初心者にもおすすめです。

ハッキリとした色が目を引きつつ、高い耐久性が魅力のネイルシール

「AILLSA」のネイルシールは素材がやわらかく、独特な爪の形やカーブにも密着しやすいのが特徴です。耐久性も高いため、LEDライトで硬化すれば、長い人で2週間以上の持ちを実感できるでしょう。手頃な価格が魅力ですが、パーツの枚数はやや少なめ。サイズを事前に確認して購入するのがおすすめです。

豊富なパーツ数で、組み合わせ違いを考えるのも楽しい商品

「finome」のネイルシールは、硬化させると鮮やかな発色と光沢が増し、美しい仕上がりになります。また、爪にしっかりと密着するうえ耐久性が高いため、水仕事の多い人にもおすすめ。パーツは33枚入りと多く、シールが欠けてしまった場合に、その指だけ貼り直すといった使い方も可能です。

今回の9選のなかでも、仕上がりのぷっくり感は随一のネイルシール

「EDGEU（エッジユー）」は、韓国のネイル市場を牽引するメーカーが手がけたブランド。7層構造のネイルシールは、奥行きのある色味とぷっくりとした立体感を演出できます。別売りのEDGEU専用LED ジェルランプを使用して硬化させれば、密着度がさらにアップ。サイズのバリエーションが豊富な点もうれしいポイントです。

貼りやすさと高い耐久性による使いやすさだけでなく、かわいいパッケージも気分が上がる

3種類のデザインを楽しめる「MISS MODA」のネイルシールは、指ごとにデザインを変えたい人におすすめの商品です。持ちの良さは、10〜14日程度が目安となります。
商品に満足できなかった場合、購入日から1年間は交換や返金に対応してくれる点も安心です。

シールタイプのおすすめネイルシール4選

続いて手軽に使えるシールタイプの商品を厳選しました。爪への負担が気になる人、短期的な使用で問題ない人、ネイルシールを時短で楽しみたい人などにおすすめです。

12種類とサイズバリエーションが豊富なため、地爪にピッタリのサイズが見つかりやすいのが特徴

800種類以上の豊富なデザインを展開する「GELATO FACTORY」のネイルシール。やわらかいシール状で初心者でも貼りやすく、リムーバー不要で簡単にオフできるのが魅力です。
シールタイプの商品ですが、別売りの専用UV/LEDライトで硬化させて持ちを良くするといった使い方も可能です。

マニキュア成分がツヤ感と美しいグラデーションを演出。除光液でオフするタイプで使いやすさも◎

「インココ」は、マニキュア成分でできた新感覚のネイルシール。液体のマニキュアをフィルム状にしているので、乾かす時間は不要。ベースとカラー、トップコートが1枚に凝縮しているので、手間要らずでツヤのある美しい爪に仕上がります。マニキュア用の除光液を使ってシールを除去するタイプの商品です。

弾力があり、シールながらぷっくりとした仕上がりになるのがポイント

耐久性とツヤ、弾力性に優れた「MISS MODA」のネイルシール。爪の状態や生活習慣によって左右されますが、最大10～14日程度きれいな仕上がりを維持することが可能です。1年間の全額返金保証が付くので、ネイルシールの初心者にもおすすめです。

光沢のあるゴージャスさと、オフのしやすさを両立。シンプルだけどおしゃれなデザインが◎

ニューヨーク発のブランド「DASHING DIVA」のネイルシール。ジェル成分100%で構成されているため、厚みと弾力があり、光沢のある仕上がりを楽しめるのが魅力です。ワンカラーだけでなく、3種類のアクセントデザインを楽しめるのもうれしいポイントです。

ネイルシールは間違ったやり方で貼っても長持ちしません。美しい仕上がりを維持するために、ネイルシールの貼り方のコツや注意点などを、ネイリストの門原さんに詳しく教えてもらいました。爪を傷めずにオフする方法についても伺っているので、参考にしてください。

STEP1. 地爪のケアをする

ネイルシールを貼る前のケアが、一番重要なステップ

まずエタノールを浸したコットンやアルコールシートなどで、手全体や爪の周りの油分を拭き取り、清潔にします。プレップパッド（除光液などを染み込ませたコットン）が2枚以上付属しているものは、1枚をここで使用しても問題ありません。

やすりで爪の長さを整えたら、コットンの一部を割いてウッドスティックの先端にくるくると巻き付け、エタノールを軽く浸し、爪の根元やサイドに張り付いた甘皮をキワにずらすようなイメージで押し上げてください。

甘皮にネイルシールが重なると剥がれやすくなるので、しっかり押し上げる

その後、プレップパッドで地爪の表面の油分や水分を拭き取ってください。この際にベースコートを塗ると爪の表面が滑らかになり、シールを接着しやすくなります。 爪表面がザラついているように感じたら、ベースコートを取り入れましょう。
ベースコートは、マニキュアを塗る際に使用するものと同じでもOKです。

プレップパッドがない場合は、コットンにエタノールを染み込ませて代用する

事前の爪のケアで、仕上がりや持ちの良さが大きく変わるので、シールタイプを使う際にもぜひ行ってみてください。

STEP2. ネイルシールを貼る

サイズが決まったら、いよいよネイルシールを爪に貼り付けていきます。手の油分の付着を防ぐため、ピンセットを使って台紙からシールを剥がし、爪の根元から先端に向かってまっすぐ貼り付けていきましょう。

ワンカラーの場合は上下が決まっていないので、地爪の形に合わせやすい

この際、空気が入らないように、ウッドスティックで軽く表面を押さえながら貼り付けるのがポイント。ネイルシールが爪に密着したら、地爪からはみ出た部分をハサミでカットし、やすりを使って形を整えてください。硬化の必要がないシールタイプの場合、このタイミングでトップコートを塗って完成です。

空気は外へ押し出すようなイメージで、隙間なく貼り付けることが大切

STEP3. 硬化させて仕上げる

LEDライトを当てて硬化させることで、ネイルシールが浮き上がりにくくなる

硬化が必要なネイルシールの場合、LEDライトを当てます。ブランドによって硬化させる時間や使い方が異なるため、説明書の手順に従って使用してください。
一度硬化させてからトップコートを塗り、もう一度硬化させることで爪への密着度が増します。トップコートはツヤが出て厚みも均一になるので、仕上げに塗ることをおすすめします。

STEP4. ネイルシールの剥がし方

リムーバーなどを使用せず無理やり剥がすと、地爪表面が荒れたり傷ついたりする原因に

ネイルシールを剥がす際は、リムーバーを爪に数的垂らすか、お湯に浸してふやかしたうえで、端からゆっくりと剥がしていきます。ウッドスティックを使う場合は、リムーバーをつけて地爪とシールの間にも浸透させながら、シールを浮かせていきます。

剥がす際に、もし途中で引っかかるような感覚があると、リムーバーが浸透していない可能性があります。その場合は再度リムーバーを垂らしてから、少しずつ剥がすようにしてください。

基本的な剥がし方は上記のとおりですが、商品によって異なる場合があります。必ず説明書などを確認してから行いましょう。

ウッドスティックなどを使用する場合も、地爪表面を傷つけないように注意する

最後に、ネイルシールを剥がした後の爪のケア方法など、ネイルシールにまつわる疑問について、門原さんに教えていただきました。

Q. ネイルシールを貼らない方がいい爪の状態は？

A. 爪の健康状態が悪く、表面に細かい線や凹凸がある人は、ネイルシールの使用は控えた方がよいでしょう。また、反り爪など爪の形が独特な人は、ネイルサロンでプロにお願いした方が形の補正がきくため、より自然な仕上がりになります。
また、ネイルシールを剥がす際に爪表面を傷つけないよう、ベースコートを塗っておくことをおすすめします。

マニュキュア用やネイルシール専用のベースコートを1本持っておくと便利

Q. ネイルシールと相性のいいベースコートやトップコートは？

A. 同ブランドのベースコートやトップコートを使うのが一番よいですが、ない場合は「O･P･I」や「essie（エッシー）」など信頼と実績のあるブランドで、地爪を保護してくれる成分が入ったアイテムを使うとよいでしょう。

Q. ネイルシールを剥がした後の地爪のケア方法は？

A. 爪表面の毛羽立ちやガサガサが気になったら、スポンジタイプのやわらかいやすりで表面を滑らかにし、清潔な布で拭き取るか水洗いしましょう。その後、ネイルオイルやワセリンで爪の表面を保護してください。

O･P･I（オーピーアイ）から販売されている「ネイルエンビー」など、地爪の状態を補修しつつ、ベースコートとしても使えるトリートメントを継続的に使うのもおすすめです。

O･P･Iの「ネイルエンビー」は、亀裂や二枚爪に悩む爪をケアしてくれるベースコート。無色のほか3色から、地爪に合ったカラーでケアをすることが可能です。

Q. ネイルシールをつけて洗い物や入浴をしても大丈夫？

A. 硬化するタイプのネイルシールは比較的丈夫なので問題ありませんが、シールタイプは手袋を着けて洗い物をするか、こまめに水分を拭き取ることが大切です。
入浴時の注意点としては、爪を立てて髪を洗わない（できればヘッドブラシを使う）、お風呂に長く爪を浸さないことを心がけてください。

「洗い物やお風呂で水分がついたままだと、シールがふやけてしまう可能性があります」と門原さん

Q. 100円ショップのネイルシールは使える？

A. イベントやパーティーなど1日限りの使用や、休日だけネイルを楽しみたいときには手軽に使えてよいと思いますが、持ちの良さはあまり期待できません。また、自然な仕上がりを何週間も維持するのは難しいでしょう。

Q. ワンポイント用ネイルシールの貼り方のコツは？

A. ワンポイント用はパーツが細かいので、全体のネイルシール同様、ピンセットを使って貼ることをおすすめします。指の油分や指紋がデザインに影響したり、ゴミが入って取れやすくなったりするからです。端から空気を抜くように貼り、ネイルシールと爪の段差を埋めるため、最後にトップコートで保護してあげると持ちも良くなります。

細かいパーツで凹凸が多い分、通常のネイルシールよりも注意して貼る必要がある

今回はネイリストの門原捺美さんのお話をもとに、ネイルシールの選び方や正しい貼り方を解説しました。

ネイルシールの持ちの良さや仕上がり、爪への負担はLEDライトで「硬化させる・させない」の選択や、生活習慣によって大きく変わります。使用したい期間や生活スタイルを踏まえつつ、好みのデザインや形状を選ぶのがポイントです。
この記事を参考にして、ぜひ自分の爪に合ったネイルシールを選んでみてくださいね。