「ワイヤレスイヤホンが欲しいけど、たくさんありすぎて選べない」
「高音質でコスパのいい、おすすめのワイヤレスイヤホンを教えて」

音楽を聴いたり、動画を見たり、ゲームをしたりする際に、今やスマホとともに欠かせない存在のワイヤレスイヤホン。しかし、さまざまな種類の商品があり価格帯も幅があるため、どれを選べばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、映像や音周りの機器を専門に評論・執筆しているオーディオ&ビジュアルライターの折原一也さんに、ワイヤレスイヤホンの注目機能選び方について教えていただきました。

専門家が教える! ワイヤレスイヤホンの選び方のポイント

  • 通勤・通学用は「ノイズキャンセリング」や「連続再生時間」で選ぶ
  • スポーツ用は、「防滴・防水・防塵(じん)」や「外音取り込み」機能をチェック
  • ビジネス用は「通話用ノイズキャンセリング」や「マルチポイント」が重要
  • おうち時間用は没入感に浸れる「ハイブリッドノイズキャンセル」搭載モデルに注目

また、折原さんおすすめのワイヤレスイヤホン10選も紹介しているので、選ぶ際の参考にしてみてください。

おすすめのワイヤレスイヤホン10選

メーカー
商品名
Bose QuietComfort Earbuds II AirPods Pro(第2世代) LinkBuds S WF-LS900N Beats Fit Pro sound earcuffs AM-TW0 Elite 7 Pro LinkBuds WF-L900 AirPods(第3世代) WF-1000XM4 Openpiece TE-M1

BOSE

Apple

ソニー

Apple

ambie

Jabra

ソニー

Apple

ソニー

AVIOT

Bose QuietComfort Earbuds II

AirPods Pro(第2世代)

LinkBuds S WF-LS900N

Beats Fit Pro

sound earcuffs AM-TW0

Elite 7 Pro

LinkBuds WF-L900

AirPods(第3世代)

WF-1000XM4

Openpiece TE-M1

参考価格(税込) 3万3000円 3万9800円 2万800円 2万2544円 1万6000円 1万4500円 1万8699円 2万6677円 2万5965円 8633円
種類 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型 カナル型 カナル型 カナル型 オープンイヤー型 カナル型 オープンイヤー型 オープンイヤー型 カナル型 オープンイヤー型
重量(充電ケース重量) 約6g(約60g) 約5.3g(約50.8g) 約4.8g(約35g) 約5.6g(約55.1g) 約4.2g(約25g) 約5.4g(約44g) 約4.1g(ー) 約4.28g(約37.91g) 約7.3g(約41g) 約4.6g(ー)
連続再生時間 最大6時間 最大6時間 最大6時間 最大6時間 最大6時間 最大8時間 最大5.5時間 最大6時間 最大8時間 最大10.5時間
防水・防滴・防塵性能 IPX4 IPX4 IPX4 IPX4 IPX5 ※イヤホン本体のみ IP57 IPX4 ※イヤホン本体のみ IPX4 IPX4 IPX5
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

SELECTor

折原一也

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

PC系出版社の編集職を経て、オーディオ&ビジュアルライター、AV機器評論家として、多岐にわたり活動。国内や海外のイベント取材や、実機取材による評価も行う。2009年より国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP」の審査員も務めている。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

ワイヤレスイヤホンのトレンドと注目機能

ワイヤレスイヤホンは、再生デバイスにケーブルではなく無線(ワイヤレス)で接続するイヤホンのこと。多くは「Bluetooth」という近距離無線通信の規格によって、スマートフォンやパソコン、携帯ゲーム機などにつなぐことができます。

日常生活でワイヤレスイヤホンを使用する場面は増えており、それに合わせて商品の性能も日々進化しています。ワイヤレスイヤホンを選ぶうえで押さえておきたいトレンド機能について、折原さんに伺いました。

折原さんは仕事で常に最新商品に触れるほか、自身も多数のワイヤレスイヤホンを所有している

折原さんは仕事で常に最新商品に触れるほか、自身も多数のワイヤレスイヤホンを所有している

各メーカーが力を入れているのが「ノイズキャンセリング」と「マルチポイント」

イヤホンは、その時代のトレンドに合わせて姿を変えてきたツールです。そのときに必要とされる機能が、そのままトレンドになっているといえるでしょう。多様な機能の中でも、現在、各メーカーが競って力を入れているのがノイズキャンセリングマルチポイントです。

「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」搭載モデルなら、音がよりクリアに聞こえる

ノイズキャンセリングには聴取用と通話用があります。

ノイズキャンセリングの種類

聴取用 パッシブノイズキャンセリング(PNC) 電気を使わず、イヤホン自体の形やイヤーピースの形で周囲の騒音を遮断する。
アクティブノイズキャンセリング(ANC) 騒音をイヤホンについたマイクで拾い、騒音と逆位相の音を生成して相殺することで騒音を減らす。
通話用 通話用ノイズキャンセリング 通話の際に、マイクを通じて相手に届く騒音を軽減する。話す側には作用しない。CVC(クリアボイスキャプチャー)ノイズキャンセリングが代表的。

現在、注目を集めているのは「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」です。以前は1万円以上のハイクラスの商品のみに搭載された機能でした。最近では1万円以下の比較的安価なモデルにも搭載されるようになり、メーカー各社が技術の向上にしのぎを削っています。

この日、折原さんが使っていたのは「Bose QuietComfort Earbuds II」。複数持っている中から、シチュエーションや気分によって使い分けているという

この日、折原さんが使っていたのは「Bose QuietComfort Earbuds II」。高性能のノイズキャンセリング機能を搭載したモデルである

最新のノイズキャンセリング機能としては、アクティブノイズキャンセリングをさらに進歩させた「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」が挙げられます。アクティブノイズキャンセリングには、「フィードフォワード方式」と「フィードバック方式」の2つがあります。

アクティブノイズキャンセリングの種類

形状 フィードフォワード方式 フィードバック方式
仕組み イヤホンの外側のマイクで周囲の騒音を拾い、騒音と逆位相の音を生成し、聞く音にミックスして騒音を減らす。 イヤホンの内側のマイクで、耳の周囲のノイズと聞く音の両方を拾い、それらと逆位相の音を流し相殺してから改めて聞く音を追加する。

「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」は、フィードフォワード方式とフィードバック方式の2つを組み合わせたもので、より騒音を減らしてクリアな音を聞くことができます

「マルチポイント」搭載モデルなら、接続デバイスの切り替えが自動

最近、搭載する商品が増えてきているのがマルチポイント機能です。マルチポイント機能を備えたワイヤレスイヤホンであれば、スマートフォンやパソコンなど複数の機器に同時に接続できます

搭載する商品が増えてきたマルチポイント機能は、テレワークでマイクを使うときにも便利な機能

マルチポイント機能は、テレワークでマイクを使うときにも便利

ワイヤレスイヤホンは、音楽などを聴く以外に、ビデオ会議や通話でも使用します。マルチポイント接続では、パソコンでの作業中に電話がかかってきたら、自動的に接続がスマートフォンに切り替わります。また、在宅のときはパソコンで、外出するときはスマートフォンで音楽を聴いているという場合にも、いちいち手動で切り替える手間がありません。

ワイヤレスイヤホンを選ぶうえで押さえておきたい注目機能

ワイヤレスイヤホンには、ノイズキャンセリングとマルチポイント以外にもさまざまな機能があります。商品を選ぶときに注目すべき機能をまとめたので、チェックしてみてください。

ワイヤレスイヤホンの注目機能

外音取り込み イヤホンに内蔵されたマイクで、周囲の環境音を取り入れる。「集音モード」「アンビエントモード」などとも呼ばれる。
防水・防滴・防塵 イヤホンを水や埃などから守る。防水は「IPX0〜IPX8」、その中で防滴は「IPX1〜IPX3」、防塵は「IP0〜IP6」で性能を表す。例えば、防水が「IPX5」、防塵が「IP5」であれば、両方を組み合わせて「IP55」と表記される。
コーデック Bluetooth通信で、音声データを圧縮する方式。音の遅延や音質に関わる。高音質で遅延が少ない「aptX adaptive」や「apt LL」がある。
連続再生時間 イヤホン単体で再生できる時間。充電できるケース付きの場合は、ケースでの充電と併用して何時間連続再生できるか表記されている。
急速充電 ACアダプターで短時間で充電できる機能。短時間の充電でも、ある程度の長さの再生時間を確保できる。

【使用シーン別】ワイヤレスイヤホンの選び方

ワイヤレスイヤホンが多機能化してきているからこそ、自分の使いたいシチュエーションに合わせて適切な商品を選ぶこと大切です。折原さんに、使用シーン別の選び方を解説していただきました。

使用シーン別の注目機能一覧

シーン 通勤・通学 スポーツ ビジネス おうち時間
ノイズキャンセリング
はなまる
まる
はなまる
はなまる
マルチポイント
さんかく
さんかく
はなまる
はなまる
外音取り込み
まる
はなまる
はなまる
まる
防水・防滴・防塵
まる
はなまる
さんかく
さんかく
コーデック
さんかく
さんかく
さんかく
まる
連続再生時間
はなまる
まる
はなまる
まる
急速充電
まる
まる
まる
さんかく

◎=重要、 ◯=あると便利、 △=それほど重要ではない

通勤・通学用は「ノイズキャンセリング」や「連続再生時間」に注目

騒音が多い通勤・通学では、ノイズをカットしつつ安全にも配慮したい

騒音が多い通勤・通学では、ノイズをカットしつつ安全にも配慮したい

通勤や通学では、電車やバスなど周囲の騒音が多い公共交通機関で移動する方も多いでしょう。その場合、重視したいのはノイズキャンセリングです。騒音が多い場所でも、音楽などをしっかり聞くことができます。また、外音取り込み機能があると、道路や駅のホームを歩く際に、車や電車などの周囲の音にも気を配れるので安全性が高くなります。

さらに、移動距離が長い場合には連続再生時間も長い方がいいでしょう。急速充電にも対応していると、外出中にバッテリーが切れてしまった際に便利です。

スポーツ用は「防滴・防水・防塵(じん)」性能や「外音取り込み」機能をチェック

何のスポーツをするかによってノイズキャンセリングや防水機能などの必要な性能は異なる

どのスポーツをするかによって防水機能の必要な性能は異なる

スポーツをするときに使用するワイヤレスイヤホンで重要となるのが、防水・防滴・防塵の機能です。少し汗ばむ程度の運動ならIPX4程度の防水性能があれば心配ありませんが、たくさん汗をかくようなスポーツや、屋外で雨が降っている環境でも使いたい場合はIPX5以上のものを選びましょう。砂浜や土のグラウンドなどでスポーツする場合は、防塵機能の有無も確認しておくと安心です。

また、外音取り込みもチェックしておきたい機能です。屋外でランニングやウォーキングなどをする場合は、車などの周囲の音を聞けた方が安全性が高くなります。

ビジネス用は「通話用ノイズキャンセリング」や「マルチポイント」が重要

リモートワークでWeb会議などを行うことも増えた。通話する際の機能にも注目したい

リモートワークでWeb会議をすることが多い人は、通話用ノイズキャンセリングやマルチポイント機能に注目したい

ビジネス用のワイヤレスイヤホンは、通話マイクを通して相手に聞こえる騒音を軽減する通話用ノイズキャンセリングがついているものを選ぶと、Web会議などでも相手がこちらの声を聞き取りやすくなるのでおすすめです。また、聴取用ノイズキャンセリングが搭載されているものであれば周囲の騒音をシャットアウトできるので、作業に集中したいときに有効です。

搭載する商品が増えてきたマルチポイントも、ビジネスで利用する際には便利な機能です。1個のイヤホンに対して、スマートフォンやパソコンなど複数の機器に接続できるため、パソコンでの作業中にスマートフォンへ電話がかかってきてもスムーズに対応できます。

おうち時間用は「ハイブリッドノイズキャンセル」搭載モデルが便利

家でのんびり過ごす時間のためには、ゲームや動画などを集中して楽しめる機能に注目

おうち時間用はゲームや動画などを集中して楽しめる機能に注目

おうち時間は、自分の趣味に没頭できる時間。ゲームや動画を集中してじっくり楽しむなら、高機能なノイズキャンセリングが搭載されているワイヤレスイヤホンを選ぶと、よりゲームや動画の世界に浸れます。

また、ゲームなどで音の遅延をできるだけなくしたい方や、音楽や動画などを高音質で楽しみたい方は、コーデックにも注目してみるとよいでしょう。コーデックにはいくつか種類がありますが、高音質で遅延のない音を楽しむなら「aptX adaptive」や「aptX LL」のものを選びましょう。ただし、デバイスによって対応しているコーデックは異なるので、接続するスマートフォンやパソコンが対応しているか事前に確認しておく必要があります。

家事をしながら使う場合は、外音取り込み機能が搭載されたものだと、宅配や来客のチャイムにも気づきやすいため便利です。

【シーン別】専門家おすすめのワイヤレスイヤホン10選

折原さんに、通勤・通学、スポーツ、ビジネス、おうち時間の4つのシーン別におすすめのワイヤレスイヤホンをセレクトしてもらいました。どの商品を選んでいいか迷ったときは、自分が重視したい機能に注目してみてください。

おすすめのワイヤレスイヤホン10選

メーカー
商品名
Bose QuietComfort Earbuds II AirPods Pro(第2世代) LinkBuds S WF-LS900N Beats Fit Pro sound earcuffs AM-TW0 Elite 7 Pro LinkBuds WF-L900 AirPods(第3世代) WF-1000XM4 Openpiece TE-M1

BOSE

Apple

ソニー

Apple

ambie

Jabra

ソニー

Apple

ソニー

AVIOT

Bose QuietComfort Earbuds II

AirPods Pro(第2世代)

LinkBuds S WF-LS900N

Beats Fit Pro

sound earcuffs AM-TW0

Elite 7 Pro

LinkBuds WF-L900

AirPods(第3世代)

WF-1000XM4

Openpiece TE-M1

参考価格(税込) 3万3000円 3万9800円 2万800円 2万2544円 1万6000円 1万4500円 1万8699円 2万6677円 2万5965円 8633円
種類 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型 カナル型 カナル型 カナル型 オープンイヤー型 カナル型 オープンイヤー型 オープンイヤー型 カナル型 オープンイヤー型
重量(充電ケース重量) 約6g(約60g) 約5.3g(約50.8g) 約4.8g(約35g) 約5.6g(約55.1g) 約4.2g(約25g) 約5.4g(約44g) 約4.1g(ー) 約4.28g(約37.91g) 約7.3g(約41g) 約4.6g(ー)
連続再生時間 最大6時間 最大6時間 最大6時間 最大6時間 最大6時間 最大8時間 最大5.5時間 最大6時間 最大8時間 最大10.5時間
防水・防滴・防塵性能 IPX4 IPX4 IPX4 IPX4 IPX5 ※イヤホン本体のみ IP57 IPX4 ※イヤホン本体のみ IPX4 IPX4 IPX5
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

通勤・通学用におすすめワイヤレスイヤホン3選

通勤・通学用におすすめのワイヤレスイヤホン3選を紹介します。電車やバスなどに乗って移動することを想定して、ノイズキャンセリング機能を重視して選びました。

高度なノイズキャンセリング機能と重低音の響くサウンドが魅力

BOSE Bose QuietComfort Earbuds II

参考価格: ¥33,000(税込)

Bose QuietComfort Earbuds II

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型
重量(充電ケース重量) 約6g(約60g)
連続再生時間 最大6時間
防水・防滴・防塵 IPX4
ノイズキャンセリング あり
外音取り込み あり
マルチポイント
対応コーデック SBC、AAC
充電時間 イヤホン:約1時間/充電ケース:約3時間
急速充電 20分の充電で最大2時間再生

専門家のおすすめポイント

通勤・通学の電車内で欲しくなる機能が、周囲の騒音を低減してくれるノイズキャンセル。BOSEの「BOSE QC Earbuds II」は業界最高レベルといわれる騒音低減性能を実現。重低音の響くサウンドも魅力的です。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

聞く人の耳に合わせて聞こえる音を自動で最適化してくれる機能を搭載しているという優れ物。 イヤホンが耳の内部を分析する音を再生し、イヤホン内側についたマイクが耳の中での反響音をピックアップすることで、ノイズキャンセリングとオーディオパフォーマンスを最適化してくれます。

さらに、集中したいときは周りの騒音を遮断する高度なノイズキャンセリングを使う「Quietモード」、周りにも意識を向けたいときは外音取り込みをする「Awareモード」に切り替えることが可能。通勤・通学で出合うさまざまな音に対応できます。スピーカーのイメージが強いBOSEですが、イヤホンもさすがのこだわりです。

聞くにも話すにもバランスの良い機能が魅力

アップル(Apple) AirPods Pro(第2世代)

参考価格: ¥39,800(税込)

AirPods Pro(第2世代)

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型
重量(充電ケース重量) 約5.3g(約50.8g)
連続再生時間 最大6時間
防水・防滴・防塵 IPX4
ノイズキャンセリング あり
外音取り込み あり
マルチポイント あり(Appleデバイス間のみ)
対応コーデック SBC、AAC
充電時間
急速充電 充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生

専門家のおすすめポイント

おなじみAppleの最新完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro(第2世代)」もノイズキャンセリング機能が優秀です。iPhoneならその場で聞いているような立体感のある空間オーディオも楽しめたりと、多機能イヤホンとしてイチオシ。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

音のディテールを聞く人の耳の形に合わせて再現し、より原音に忠実な音で聞くことができます。さらに、1世代前のモデルと比べ、最大2倍の騒音を消すノイズキャンセリング機能を搭載。耳に入る音と騒音が自動で調整され、快適な聴取体験を叶えてくれます。

再設計された内向きのマイクは、話す人の声を一段と正確に認識してクリアに再現。通話中も、声がより自然に聞こえる設計になっています。聞くとき、話すとき、両方の場面で欲しい機能がバランスよく搭載されており、通勤・通学のさまざまな環境での利用に幅広く対応してくれます。

長時間装着しても快適なコンパクトさで耳にフィット

SONY(ソニー) LinkBuds S WF-LS900N

参考価格: ¥20,300(税込)

LinkBuds S WF-LS900N

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型
重量(充電ケース重量) 約4.8g(約35g)
連続再生時間 最大6時間
防水・防滴・防塵 IPX4
ノイズキャンセリング あり
外音取り込み あり
マルチポイント あり(2022/11/17アップデート)
対応コーデック SBC、AAC、LDAC
充電時間 本体:約2時間/充電ケース:約3時間
急速充電 5分間の充電で約1時間の再生

専門家のおすすめポイント

日本を代表するイヤホンブランド、ソニーの「LinkBuds S」は、耳に収まる小型サイズなのにノイズキャンセルも高性能。ナチュラルな高音質とノイズキャンセリングを両立したモデルです。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

世界最小・最軽量クラスのコンパクトさで、長時間装着しても快適。移動時間が長い人におすすめです。耳から飛び出す部分の質量を抑えることでイヤホンの重心を頭に近くし、安定した装着感を実現しています。また、イヤホン本体と耳の接触面を増やした「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」を採用。耳の複雑な凹凸にも影響が少ない形になっています。

さらに、高性能ノイズキャンセリング機能も搭載し、聞く人の使用環境に応じて、ノイズキャンセリングと外音取り込みを自動で切り替えてくれます。音響機器メーカーとしてのソニーの実力を感じるアイテムです。

スポーツ用におすすめワイヤレスイヤホン2選

スポーツ用で重要なのは、なんといっても動いても落ちにくいこと。また、汗をかいても壊れない防水性能を備え、周囲の音にも注意を向けやすい仕様となっている商品に注目して選びました。

ランニングに最適!高い防水性能&耳にぴったりフィットする形状

アップル(Apple) Beats Fit Pro

参考価格: ¥22,544(税込)

Beats Fit Pro

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型
重量(充電ケース重量) 約5.6g(約55.1g)
連続再生時間 最大6時間(ノイズキャンセリングまたは外音取り込みをオフにした場合は最大7時間)
防水・防滴・防塵 IPX4
ノイズキャンセリング あり
外音取り込み あり
マルチポイント あり(Appleデバイス間以外はアプリを利用)
対応コーデック SBC、AAC
充電時間
急速充電 5分の充電で最大1時間再生

専門家のおすすめポイント

ランニング用完全ワイヤレスの定番。ウィングチップ付き構造でしっかりと耳に固定でき、落ちにくいです。外音取り込みも使えるので、安全性も確保できます。パワフルな重低音サウンドもスポーツ向きです。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

耳の形に合わせてフィットする、ウィングチップ付き。ウィングチップはやわらかい素材でできており、長時間の装着でも快適な付け心地を実現しています。あらゆるスポーツのアスリートにより徹底的にテストをしており、トレーニング中でも外れにくいのが特徴です。

Appleブランドですが、もともとは別の会社が作っていました。アメリカで音楽やスポーツファンの絶大な支持を受けていたBeatsを2014年にAppleが買収したため、別ブランドのような位置づけです。Apple製品ながら、iPhoneでもAndroidでも使えることをうたっている商品です。

耳をふさがない構造で快適な装着感

ambie corporation sound earcuffs AM-TW01

参考価格: ¥16,000(税込)

sound earcuffs AM-TW01

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 オープンイヤー型(カフー型)
重量(充電ケース重量) 約4.2g(約25g)
連続再生時間 約6時間
防水・防滴・防塵 IPX5 ※イヤホン本体のみ
ノイズキャンセリング
外音取り込み あり
マルチポイント
対応コーデック SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
充電時間
急速充電

専門家のおすすめポイント

日本のベンチャーambieが手掛ける、イヤーカフ型と呼ばれる耳をふさがない構造の完全ワイヤレスイヤホン。周囲の音もそのまま聞こえるので、特に安全性重視のランナーにオススメです。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

イヤーカフ型と呼ばれる耳を特殊なオープンイヤー型で、耳を挟むようにして装着します。耳をふさがないため蒸れにくく、周囲の音にも注意を向けられるため、屋外のジョギングなどで安全性が確保しやすいのが魅力です。

また、耳の穴を密閉しないので自分の呼吸音や声などがこもらず、音楽を聴きながら会話することが可能です。これは、通話のときにも役立つ構造。ビデオ会議などで話す場合も自分の声が反響しないので話しやすく、長時間の会議でも快適な装着感が続きます。

ビジネス用におすすめワイヤレスイヤホン3選

ビジネスでは、通話や作業をしながらイヤホンを使うことが多くなります。通話の音質はもちろん、ながら聞きにも便利な商品に注目して選びました。

骨伝導センサーと高性能マイクで通話音声がクリアに届く

Jabra Elite 7 Pro

参考価格: ¥14,500(税込)

Elite 7 Pro

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型
重量(充電ケース重量) 約5.4g(約44g)
連続再生時間 最大8時間
防水・防滴・防塵 IP57
ノイズキャンセリング あり
外音取り込み あり
マルチポイント あり
対応コーデック SBC、AAC
充電時間 イヤホン:約2.5時間/充電ケース:約2.5時間
急速充電 5分の充電で最大1時間再生

専門家のおすすめポイント

通話性能重視のビジネス用途で人気の高いイヤホンブランドが、デンマークのJabra。骨伝導センサーと4つの高機能マイクで、どんな場所でもクリアに通話音声を届けます。忙しいビジネスマンにおすすめです。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

Jabraは、デンマーク発のメーカー。ビジネス向けのヘッドセットや医療用の補聴器、一般向けのイヤホンやヘッドホンなど、幅広いアイテムを世界中で展開しています。高品質で調整可能なアクティブノイズキャンセリングから、外音を自然に取り込む「ヒアスルー」機能へ、イヤホン側面のボタンやアプリですばやく切り替えられます。周囲の音の聞こえ方を調整できるのは魅力的です。

音声通話も、大幅に騒音が軽減される設計になっています。4つのマイクと、両方のイヤホンに1つずつ備わった骨伝導センサーが働き、風切り音などの騒音を検出、除去してクリアな通話を実現します。さらに、6万2000以上の耳型データをもとに、あらゆる耳にフィットしやすいよう形状が工夫されているというコンパクトな本体は、長時間の装着でも快適です。

在宅ワークにおすすめ!通話性能や外音取り込み機能が魅力

SONY(ソニー) LinkBuds WF-L900

参考価格: ¥18,699(税込)

LinkBuds WF-L900

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 オープンイヤー型
重量(充電ケース重量) 約4.1g(ー)
連続再生時間 最大5.5時間
防水・防滴・防塵 IPX4 ※イヤホン本体のみ
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント あり
対応コーデック SBC、AAC
充電時間 イヤホン:約1時間/充電ケース:約3時間
急速充電 10分の充電で約90分再生

専門家のおすすめポイント

在宅ワークでも、家族の気配を感じながら仕事をしたい人におすすめの機種がソニーのLinkBuds。イヤホン中央に穴の開いた構造で、常に周囲の音も聞こえるので子どもの様子もわかりやすいですよ。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

穴の開いたリング型の構造が目を引く、個性的なデザイン。耳をふさがないため圧迫感がなく、仕事や家事の最中でも常に周囲の音を聞くことができます。イヤホン本体だけでなく、耳の周囲の顔をタップしても操作ができるワイドエリアタップを搭載。忙しいときでも直感的に、快適な操作が可能です。

通話するときには、5億サンプルを超えるAIの機械学習によって、声とそれ以外の環境ノイズを分離して検知。周囲の騒音を抑え、騒がしい場所でもクリアな会話ができます。音の周波数などで微妙に変化する耳にかかる圧力を解放してくれるので、長時間の装着でも非常に軽やかな付け心地です。

接続設定のストレスから解放される

アップル(Apple) AirPods(第3世代)

参考価格: ¥26,677(税込)

AirPods(第3世代)

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 オープンイヤー型
重量(充電ケース重量) 約4.28g(約37.91g)
連続再生時間 最大6時間(パーソナライズされた空間オーディオを有効にした場合は最大5時間)
防水・防滴・防塵 IPX4
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント あり(Appleデバイス間以外はアプリを利用)
対応コーデック SBC、AAC
充電時間
急速充電 5分間の充電で約1時間再生

専門家のおすすめポイント

定番のアップルAirPods(第3世代)も実はビジネス向け。軽い装着感で周囲の音が聞こえやすく、ビデオ会議用の通話音質も良好。iPhoneとMacユーザーならシームレスに切り替えて利用できるのも便利です。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

iPhoneユーザーに使いやすい機能が詰まった商品。一度Apple製品とペアリングすれば、Cloud上に登録されているすべてのApple製品とペアリングできます。また、Apple製品間であれば、パソコンで音楽を聴いているときに電話がかかってきても、自動的に通話に切り替わるのも便利です。さらに、ケースのふたを開けると瞬時に接続できるスムーズさは、接続設定のストレスを軽くしてくれます。

接続の便利さに加えて、通話品質の高さにも注目です。イヤホンに内蔵されたマイクは特別なアコースティックメッシュで覆われ、周囲の騒音を大幅に軽減。通話するときの音声が相手にクリアに伝わります。

おうち時間用におすすめワイヤレスイヤホン2選

自宅では、じっくり映画や音楽を楽しみながらリラックスして過ごしたいものです。音質や軽い付け心地に注目して選んだおすすめの2選を紹介します。

高音質と高性能のノイズキャンセリングを両立

SONY(ソニー) WF-1000XM4

参考価格: ¥25,965(税込)

WF-1000XM4

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 カナル型
重量(充電ケース重量) 約7.3g(約41g)
連続再生時間 最大8時間(ノイズキャンセリングをオフにした場合は最大12時間)
防水・防滴・防塵 IPX4
ノイズキャンセリング あり
外音取り込み あり
マルチポイント あり
対応コーデック SBC、AAC、LDAC
充電時間 約1.5時間
急速充電 5分の充電で最大1時間再生

専門家のおすすめポイント

日本のオーディオブランドであるソニーの定番ハイエンド機が「WF-1000XM4」。音楽に没頭できる高音質に、高性能のノイズキャンセル機能も搭載。音質重視の人に選んでほしい機種ですね。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

Amazonの口コミ・レビュー

音楽を聴くときの高音質にこだわった商品。ハイレゾワイヤレスのLDACコーデック対応というだけでなく、膨大な楽曲データを学習しているAI技術によって、リアルタイムで楽曲の情景を分析。あらゆる音源をその楽曲に合った高音質に引き上げ、音源の圧縮により失われた本来の音を高精度で再現してくれます。

内側と外側のマイクで集音した騒音と、再生デバイスの音楽信号をすべてデジタル化し、騒音をより的確に捉える「デュアルノイズセンサーテクノロジー」を搭載。高音域から低音域まで、騒音に対して高音質なノイズキャンセリングが働き、周りが騒がしくても音楽の世界に没頭できます。

長時間の連続再生と臨場感のあるサウンド

AVIOT Openpiece TE-M1

参考価格: ¥8,633(税込)

Openpiece TE-M1

出典:Amazon

種類 完全ワイヤレス型
イヤホンの形状 オープンイヤー型
重量(充電ケース重量) 約4.6g(ー)
連続再生時間 最大10.5時間
防水・防滴・防塵 IPX5
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント あり
対応コーデック SBC、AAC
充電時間 約1.5時間
急速充電 10分の充電で約90分再生

専門家のおすすめポイント

日本のAVIOTブランドから登場した、耳をふさがないオープンタイプのイヤホン。ゆったりとした装着感で、臨場感あるサウンドを体験できます。長時間音楽やエンタメを楽しむ用途におすすめです。

折原一也さんのおすすめポイント

オーディオ&ビジュアルライター

折原一也さん

やわらかい素材のウィングチップで耳に固定するオープンイヤー型のイヤホン。この独特の形が、ライブなどの生音やスピーカーによるリスニングに近い、立体感や臨場感のある音を実現しています。また、適度に耳に空間があるため、長時間装着していても圧迫感がありません。

さらにイヤホンのみで最大10.5時間の連続再生が可能。充電を気にせず、映画や音楽などを楽しむことができます。音の遅延が少ないゲーミングモードもあり、ゲームをする人にもおすすめできる商品です。

ワイヤレスイヤホンを買う前に知っておきたいこと

ワイヤレスイヤホンのおもな種類形状別の特徴など、商品を買う前に知っておきたいポイントについて折原さんに解説していただきました。

普段から、数多くのワイヤレスイヤホンを試しているという折原さん

普段から、数多くのワイヤレスイヤホンを試しているという折原さんに、種類や形状別の特徴を解説していただいた

ワイヤレスイヤホンは「完全ワイヤレス型」が主流

ワイヤレスイヤホンの種類は、「完全ワイヤレス型」「左右一体型」「ヘッドセット型」の3つに大別できます。

ワイヤレスイヤホンの種類

種類 完全ワイヤレス型 左右一体型 ヘッドセット型
画像 完全ワイヤレス型 左右一体型 ヘッドセット型
メリット ・髪型や帽子、イヤーマフなどを気にせず装着できる
・商品の選択肢が多い
・外しても首にかけたままにできる
・片方だけ失くすことは起こりにくい
・音が途切れにくい
・片方の耳が空くため、外音が取り入れやすい
・作業中やスポーツ中など、ながら聞きに向く
デメリット ・音が途切れやすい
・片方だけ落としやすい
・小さい本体に機能を詰め込むので高価になる
・左右をつなぐケーブルが邪魔になることがある
・商品の選択肢が少ない
・ステレオ再生が不可能なため、音楽を聴くのには不向き

完全ワイヤレス型は、ケーブルがなく、左右のイヤホンが独立しているタイプで、左右独立型と呼ばれることもあります。左右いずれかの耳だけに装着して使用するタイプのものあるなど、商品数が多いのも特徴です。

左右一体型は、左右のイヤホンがケーブルなどでつながっている仕様のもので、ネックバンド型とも呼ばれることもあります。アクティブに動いていても落としにくいので、スポーツをする際などにも使いやすいタイプです。

ヘッドセット型は、左右いずれかの耳にかけて装着するタイプです。片方の耳が空くため、作業中などに、ながら聞きがしやすいのが特徴です。

近年発売されているワイヤレスイヤホンの多くが完全ワイヤレス型で、市場規模はさらに拡大していくことが予想されています。今後もイヤホンは完全ワイヤレス型が主流になるでしょう。

「オープンイヤー型」は長時間装着しても疲れにくい。「カナル型」は遮音性が高く音漏れも少ない

イヤホンの形状には「オープンイヤー型」と「カナル型」の2つがあります。

オープンイヤー型は、イヤホンを耳の穴周辺のくぼみに引っ掛けて装着する仕様のもので、インナーイヤー型と呼ばれることもあります。カナル型は、イヤホンについたイヤーピースを耳の穴に差し込んで装着する仕様になっています。

それぞれのメリット・デメリットをまとめたの、チェックしてみてください。

イヤホンの形状

種類 オープンイヤー型 カナル型
画像 オープンイヤー型 カナル型
メリット ・周りの音が取り込みやすいため、スポーツ中やながら作業に向く
・耳を密閉しないので疲れにくい
・音漏れがしにくい
・周りの音を遮ってくれるため、騒がしい場所でも聞きやすい
・イヤーピースで自分の耳に合ったサイズに調節できる
デメリット ・耳の形に合わせてサイズを調整できない
・騒がしい場所では聞こえにくいことがある
・周りの音が聞こえにくい
・耳の穴が密閉されるため、長時間付けていると疲れやすい

ワイヤレスイヤホンに関するQ&A

安いイヤホンと高いイヤホンの違いや、音が途切れやすい場合の対処法など、ワイヤレスイヤホンに関するよくある疑問について折原さんに答えていただきました。

イヤホンの性能や品質について、専門的な知識をもっている折原さんに、気になる疑問を聞いた

「高いイヤホンと安いイヤホンでは、音質が大きく異なります」と折原さん

Q. 高いイヤホンと安いイヤホンの違いは?

A. もっとも違うのは音質と性能です。音質と性能は価格に比例していると考えていいでしょう。市場全体の価格の目安としては、以下のようになります。

価格の目安

高価格帯 3万円以上 搭載している機能が新しく、高スペックになる。
中価格帯 1万円前後〜
2万円台
音質と性能は商品によってさまざま。1世代前の機能になることも。
低価格帯 8000円以下 音質と性能が物足りない商品が多い。

Q. 100円ショップで売っているワイヤレスイヤホンでも大丈夫?

A. 高価なイヤホンと比べて、音質と性能は大きく劣ります。買いやすい価格にするために、どこかでコストを削っているからです。前述のとおり性能は価格に比例すると考えていいでしょう。あまり音質や性能は求めず、安く買って気軽に使いたいのであれば、選択肢に入れていいと思います。なくしたときなどに買い直しやすいのは魅力ではないでしょうか。

よくあるイヤホンの紛失。完全ワイヤレスでは、片方だけなくしても両方買い直さなければならない場合が。その点、安価なイヤホンは買い直しやすいという利点がある

よくあるのがイヤホンの紛失。完全ワイヤレス型では、片方だけなくしても両方買い直さなければならない。その点、安価なイヤホンは買い直しやすいという利点がある

Q. どこに注目すれば音質の良いワイヤレスイヤホンかわかる?

A. 音質はさまざまな要因が影響するので、スペックや数字だけでは測れない部分があります。製造している段階で、全体の設計、あるいは使っている素材や細かいチューニングなど、数値化されないそれらの部分が音質に影響します。強いていうなら、価格は一つの目安と呼べるかもしれません。

また、高度なコーデックのワイヤレスイヤホンであっても、スマートフォンやパソコンなどの接続するデバイスが対応していないなければ最大限の力が発揮できません。音質は使う環境や条件によって変わるので、実際に使って試してみるのがいいでしょう。

Q. Bluetoothのバージョンは音質に関係ある?

A. バージョンが新しいほど、通信が安定し音が途切れにくくなります。しかし、音質そのものには直接は関係しません。

音楽や動画再生の場合、音楽自体のファイル形式や圧縮の状態など制約が多くなります。そのためBluetoothのバージョンは音質の良し悪しというより、バージョンが新しいほど接続状況が安定するのでストレスが少ないと考えるといいかと思います。動画を視聴する場合は、音が途切れにくい、遅延しにくいのは重要なポイントなので、注目してみるといいでしょう。

Q. 音がぶつぶつ途切れるときはどうしたらいい?

A. ワイヤレスイヤホンで聞いている音が途切れてしまう場合、イヤホンと接続している機器との距離が遠かったり、間に何か遮るものがあったりすることが多いです。接続している機器との距離が近いほど、遮るものがないほど、途切れる可能性は低くなります。まずは接続している機器との距離を近くしてみてください。外出時にスマホと接続する際には、スマホを手に持ったり胸ポケットに入れたりすると途切れにくくなります。

イヤホンで聞いている音が途切れるときは、接続している機器との距離など環境を見直そう

イヤホンで聞いている音が途切れるときは、接続している機器との距離など環境を見直そう

また、ワイヤレスイヤホンは以前と比べて通信性能が上がっており、技術的には音が途切れることは少なくなっています。あまりにも頻繁に途切れるようであれば、不良品の可能性もあります。メーカーに問い合わせてみるのも解決策の一つです。

Q. AndoroidでiPhoneで使えるワイヤレスイヤホンは異なる?

A. 基本的にどのワイヤレスイヤホンも、AndroidとiPhoneで使用できます。ワイヤレスイヤホンは、「Bluetooth」という汎用性のある通信の規格を使っています。それはAndroidでもiPhoneでも同じです。私もAppleの「AirPods Pro」をAndroidのスマートフォンに接続して使うことがあります。iPhoneとつないだときだけ使える機能などは少しだけありますが、問題なく使えています。音質も大きくは変わりません。

Q. ワイヤレスイヤホンのおもなメーカーは?

A. Appleとソニーがワイヤレスイヤホンの販売台数のうち、多くのシェアを占めています。その他のメーカーのシェアは小さいですが、JBL、BOSE、JVCなど、多くの音響機器メーカーがワイヤレスイヤホンを製造している状況です。

日本はiPhoneを使っている人が多く、それに合わせてAppleを使っている人も多いと考えられます。メーカーはそれぞれ好みがあっていいもの。同じメーカーでも機種によってかなり違いがあります。メーカーにこだわらずに探すのも、イヤホンの一つの楽しみ方だと思います。

ワイヤレスイヤホンのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

どのワイヤレスイヤホンを買おうか迷ったときには、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

Amazonでは上位100位、楽天市場ではリアルタイム・デイリー・週間ランキング別のランキング、Yahoo!ショッピングでは販売数、レビュー評価、閲覧数からカテゴリ別に上位20位までのランキングを紹介しています。

まとめ

  • ワイヤレスイヤホンは左右が独立した「完全ワイヤレス型」が主流
  • 各メーカーが力を入れている「ノイズキャンセリング」と「マルチポイント」に注目
  • 通勤・通学用を選ぶ際のポイントは「ノイズキャンセリング」や「連続再生時間
  • スポーツ用を選ぶ際のポイントは「防水・防滴・防塵」や「外音取り込み
  • ビジネス用を選ぶ際のポイントは「通話用ノイズキャンセリング」や「マルチポイント
  • おうち時間用を選ぶ際のポイントは「ハイブリッドノイズキャンセリング

スマートフォンの普及率が高まり、音楽や動画を楽しむために便利なワイヤレスイヤホン。通勤・通学などの移動中だけでなく、スポーツやおうち時間、ビジネスなどさまざまな場面で使用されており、ますますワイヤレスイヤホンを使う人は増えていきそうです。

ワイヤレスイヤホンは、シーンや用途を想像して、必要な機能が搭載されているかをチェックするのが、自分に最適な商品を見つけるコツ。周りの人が使っているものを借りて試したり、店頭で試聴をしてみたりするのもいいですね。

この記事で紹介したおすすめも参考にして、自分に最適な一品を見つけてくださいね。

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