トップコートのおすすめ15選！ネイリストがジェルネイル風やマットな質感など仕上がり別の選び方を解説

「マニキュアが長持ちするおすすめのトップコートはどれ？」
「種類が多くてどのトップコートを選べばいいのかわからない」

マニキュアの仕上げに塗ることで、ツヤ感をアップさせ、持ちを良くしてくれるトップコート。しかしプチプラからデパコスまで価格帯の幅が広く、マットタイプやジェル風仕上げのもの、速乾タイプに保湿成分入りなど、その商品の多さに迷ってしまいますよね。
そんなトップコートの選び方は、以下のとおりです。

今回はプロのネイリストである水村真由美さんに、トップコートの選び方から正しい使い方までを伺いました。your SELECT.編集部が厳選したタイプ別のおすすめトップコートもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【ネイリストが解説！】トップコートの選び方

トップコート選びのポイントとなる「仕上がり」「使いやすさ」「筆の形状」「成分」に注目してご紹介します。

トップコートの種類はさまざま。左からカラータイプ、ツヤタイプ、マットタイプ

1. 落ち着いた印象ならマット、ジェル風の仕上がりならツヤタイプを選ぶ

トップコートの仕上がりは、おもにマットタイプ、ツヤタイプの2種類があります。また、手持ちのマニキュアをアレンジしたいときに使うカラータイプもあります。
それぞれどんな人に向いているのか、選び方を見てみましょう。

左から順番に、マット、ツヤ、カラーの仕上がり

トップコートのタイプを変えるだけでネイルの印象が大きく変わります。全タイプをもっておくと、1つのマニキュアでさまざまな表情を楽しむことができますよ。

2. 待ち時間を短縮できる速乾タイプ、兼用できる2WAYタイプなど使いやすさも重視する

速乾性の高いものや2WAY、3WAYで使用できるものなど、使いやすい機能が付いたトップコートもあります。それぞれの特徴と選び方をご紹介します。

速乾タイプは、短い時間で乾くトップコート。速乾とうたっているものも1時間くらいはかかってしまうので、「45秒で乾く」などと記載があるものがよりおすすめです。出かける前や寝る前などの時間がないとき、時短で済ませたいときに便利です。

また、マニキュアを塗る前に爪への色素沈着を防ぐためのベースコートと兼用できる2WAYや、さらにベースコート、マニキュア、トップコートとして使用できる3WAYタイプもあります。別々で買う必要がないため、コストを抑えたい方におすすめです。かさばらないので、旅行などにもっていくときにも便利です。

待っている時間を短縮できる速乾タイプ

3. 初心者は「平筆」が塗りやすくおすすめ

筆の形状はおもに「平筆」と「丸筆」がありますが、初心者の方など塗りやすさを重視したいときは平筆がおすすめです。先端が平らな平筆は、毛先にかかる力が分散されるため、塗りムラを防ぐことができます。毛先が長いタイプも、しなって圧がかかりにくいため、ムラなくきれいに塗りやすいでしょう。

筆の形状はパッケージに記載されたものもあるので、購入時はチェックを

4. 保湿成分が配合されたものなら、よりマニキュアの持ちがアップ

基本的に爪の乾燥を防ぎ、マニキュアを長持ちさせるために使用するトップコートですが、中には保湿成分が含まれているものもあります。乾燥するとマニキュアが剝がれたり割れたりする原因になるため、ホホバ種子油など保湿成分が入っているトップコートを選ぶと乾燥を防ぎ、長持ちさせる効果が期待できます。

保湿成分があるものを選ぶことで長持ちが期待できますが、日頃から爪の保湿をすることが大切

【仕上がり別】おすすめトップコート15選

水村さんのお話を参考に、おすすめトップコートをピックアップしました。マットタイプ、ツヤタイプ、カラータイプに分けてご紹介します。

気になる内容をクリック

• 【マットタイプ】トップコートのおすすめ5選
• 【ツヤタイプ】トップコートのおすすめ6選
• 【カラータイプ】トップコートのおすすめ4選

【マットタイプ】トップコートのおすすめ5選

マットタイプは、すりガラスのような落ち着いたトーンが特徴。プチプラの商品を中心に、塗りやすい筆を採用しているものなどをピックアップしました。

カネボウ化粧品のコスメブランド「コフレドール」のトップコートです。つや消しタイプで、ネイルに重ねるだけでシェルのようなマットな質感に仕上がります。肌なじみの良い「ヌード」、上品で軽やかな「ピュア」などカラーバリエーションが豊富なのもうれしいポイントです。

こちらもカネボウ化粧品が展開するブランド「ケイト」のトップコートです。ジェル、マット、CCレッドの3種類の仕上がりがあり、02はマットタイプ。ひと塗りでマットな質感のネイルに仕上げることができます。やや長めの持ち手で平筆になっており、均一に塗りやすい筆です。

つや消し成分、シリカが配合され、すりガラスのような質感になります。ネイルをシックに仕上げたいときにおすすめのトップコートです。液がなめらかで、しなりのいい平筆のため塗りやすさは抜群。速乾性も高く、短時間で手軽にマットな指先にすることができます。

気泡が入りにくく、ビロードのように柔らかく、マットな質感に仕上げられます。すりガラスのようなツヤを抑えた大人の雰囲気にしたいときにぴったりです。明るいカラーから暗めのものまで、マニキュアの色を問わず使うことができます。最長7日間持つという持続性の良さも魅力です。

コーセーのコスメブランド「NAIL HOLIC」のトップコートで、リーズナブルな価格設定が魅力。SP011がマットタイプですが、ほかにもツヤタイプ、ラメ入りなどバリエーションが豊富です。塗り心地はなめらかな軽いタッチで、ムラなくきれいに仕上がります。透明なため、マニキュアのカラーも邪魔しません。

【ツヤタイプ】トップコートのおすすめ6選

ツヤタイプはトップコートの中でも種類が豊富です。今回はジェルネイルのようなぷっくり感を出せるものや速乾タイプ、保湿成分が配合されたものを中心に紹介します。

硬質成分が配合され、表面をしっかり保護して強度をアップ。塗りたてのツヤや発色をキープできます。速乾性の高さも使いやすさのポイントでヨレやキズを防げます。さらに、アボカドオイル、ローズヒップオイルなど6種類の保湿成分も配合されているなど、コスパの高いトップコートです。

さらりとした質感が特徴で、速乾性も高く塗りやすいトップコートです。仕上がりは上品なツヤで、ネイルをきれいに見せたい方におすすめです。ティーツリー葉油、オリーブつぼみエキス、ケラチンなどの美容液成分も配合。爪の傷みが気になる方も安心して使用できます。

マニキュアの上から塗るだけで濡れているような透明感とツヤのある仕上がりになります。速乾性もあるので時間がないときにサッと塗るのにも便利。しっかりと乾いた後で、2〜3回重ね塗りすると、ジェルネイルのようなぷっくりツヤツヤのボリュームを出すことができます。

まるでUVライトで硬化させたジェルネイルのようなみずみずしい仕上がりになるトップコートです。マニキュアの上から塗るだけでキズや剝がれを予防。2〜3回重ね塗りすれば、ぷっくりツヤのある仕上がりに。ほんのりピンクに色づくため、健康的でナチュラルなネイルにすることができます。

プロのネイリストにも愛用者が多いトップコートです。マニキュアのカラーにツヤを与えるのと同時に、しっかり保護して長持ちさせることができます。とろみのあるテクスチャーでムラになりにくいのが特徴。ジェルネイルのような厚みのあるぷっくりした仕上がりにしたいときにおすすめです。速乾性が高いため、時間のないときにも便利。

資生堂「インテグレート」ブランドのアイテムで、トップコートとしてもベースコートとしても使用できる1本2役。マニキュアの前に塗っておけば、爪の表面がなめらかに。マニキュアの後に塗ればツヤツヤ感が高まって、色、ツヤ、ラメを長持ちさせることができます。速乾性が高く塗りやすいため、マニキュアに慣れていない初心者にもおすすめです。

【カラータイプ】トップコートのおすすめ4選

最後にカラータイプのトップコートを紹介します。色みの変化を楽しめるものやベースコートやマニキュアとしても使用できる3WAYのカラータイプを選びました。

商品名のとおり、わずか45秒で乾く超速乾性が一番の特徴です。サッとひと塗りすればマニキュアの色ムラをカバーして、艶やかに発色します。温かみのあるオレンジ色で、マニキュアになじみつつ、ナチュラルな赤みをプラスしてくれるので健康的な指先に仕上げられます。

透明感のあるグレーの液状で、マニキュアの上から塗ると落ち着いた色みに仕上がります。トップコートで色の変化を楽しみたい方にぴったりです。1度塗りでもツヤ感が出てきれいに発色、しっかり保護。ティーツリー葉油、オリーブつぼみエキスなど美容液成分が配合され保湿効果もあります。

ベースコート、ネイルカラー、トップコートの3WAYに加えて、爪補強、潤いケア（保湿）効果もある5つの機能がオールインワンになった速乾タイプです。カラーはほんのりピンクがかったグレージュなど定番カラーが5種類。1度塗りでは透明感、2度塗りするとしっかり発色します。ローズエキスなど3種類の潤いケア成分も配合されています。

色付きトップコートで、カラーは指先の血色を良く見せられるクリアレッド。トップコートとしてツヤツヤ感をアップさせることやマニキュアの保護にも使用できます。さらに、マニキュアとして自爪に塗るのもOK。平筆タイプで扱いやすく均一に塗ることができます。

トップコートを買う前に知っておきたい3つのこと

ここからは、トップコートを買う前に押さえておくべき知識や塗り方のコツをご紹介します。

「タイプ別でもっていると手持ちのマニキュアの印象を変えるのに重宝します」

トップコートとベースコートの違い

トップコートとは、マニキュアを塗った後やネイルアートをした後などに、最後の仕上げとして爪の表面に塗るものです。トップコートを使用することで、マニキュアを保護して長持ちさせたり、マニキュアの発色やツヤをアップさせたりする役割を果たしています。さらに、ぷっくり厚みをもたせたり、マニキュアのツヤを抑えてマットな質感にしたりなど、塗ったマニキュアのニュアンスを変化させることもできます。

これに対して、ベースコートは最初に爪に塗るものです。爪にマニキュアが色素沈着しないように保護します。直接爪に塗布するため、保湿成分やケラチンなどの保護成分が配合されたベースコートならマニキュアをした状態で爪のケアをすることもできます。

「トップコートはマニキュアの上に塗布するものです。爪そのものよりマニキュアの色持ちや乾燥を防ぐ効果があります」

トップコートの正しい塗り方

水村さんにトップコートをきれいに仕上げる塗り方のコツを教えていただきました。

1. 筆の毛先を平らに広げる

ボトルの口で筆の毛先を押し広げて平らにします。筆を平らにすることで力が分散され、ムラになるのを防ぎやすくなります。

丸筆の場合は、筆の毛先を平たくすることで塗りやすく、ムラなく仕上げることができる

2. 余分な液を落とす

容器から取り出したときは筆の両面に液がついていますので、片面はボトルの口でしごき、片面だけに液がついている状態にします。ボトルから出したそのままの状態で塗ると厚塗りになりがちです。厚く塗ると硬くなりますが、割れやすくなってしまいます。

ボトルの口（くち）を使って余分な液を落とす

3. 中央から塗る

初心者の方は、爪の中央から塗りはじめるときれいに仕上がりやすくなります。その後、左右を塗り、最後にエッジ（先端）をしっかり塗りましょう。マニキュアはエッジから擦れていって割れることが多いためです。トップコートでエッジを包み込むようにするとマニキュアの持ちが良くなります。

塗り終えたマニキュアを包み込むように爪のエッジまでしっかり塗るのがポイント

4. しっかり乾かす

早く乾かしたいときはドライヤーを使ってもOK。その場合は冷風で乾かしましょう。最初は弱めの冷風を当て、ある程度固まってきたら強風にしても構いません。

5. 3〜5日に1回くらいのペースで塗り直す

トップコートだけ塗り直しておくとマニキュアの持ちが良くなります。割れたり欠けたりしたら完全にオフして塗り直しましょう。

こまめにトップコートを塗ることでマニキュアが長持ちする　

トップコートに関するよくある疑問 Q&A

最後に、水村さんにトップコートに関するいろいろな疑問にお答えいただきました。

「爪もお肌と同じように乾燥で傷んだり、ひどくなると割れたりします。ついつい忘れがちですが、保湿を心掛けるようにしましょう」

Q. 爪を割れにくくするために、ふだんからするべきケア方法は？

A. 一番大切なことは保湿です。爪が健康な状態なら、爪の上に乗っているマニキュアも良い状態をキープできます。マニキュアが割れやすいときは、爪が乾燥していることが原因です。爪は濡れると膨張して、乾燥すると収縮するといった動きをします。マニキュアは収縮しませんので、爪の動きが大きいと割れたり取れたりしてしまうのです。

日頃から、爪や爪の生え際を保湿するネイルオイルなどでケアしましょう。オイルを塗るときにマッサージをして血流を良くするのもおすすめです。

Q. 爪が割れてしまったら、どうしたらいい？

A. 切ってしまった方がよいでしょう。切るのに抵抗がある場合は、耐水性のボンドでつけても構いません。そのままマニキュアは塗っても大丈夫です。

Q. マニキュアを長持ちさせるために気をつけるべきポイントはある？

A. 長持ちさせるためには、エッジまでしっかり塗ることが大切です。マニキュアを塗ったところはすべてトップコートで包み込むようにしてください。トップコートが透明な場合は塗り残してしまうことがあるので注意しましょう。

Q. プチプラや100円ショップで購入できるトップコートはどう？

A. 通常の輝きを求めるならプチプラでも問題ありません。トップコートの場合、商品によって輝きに違いが出てきます。ジェルのようなツヤ、輝きをアピールしている商品は仕上がりがかなり良くなりますので、輝きにこだわりたいときは少し値段が張ってもそちらを選ぶのがおすすめです。

「初心者の方や初めてのカラーなどはプチプラで試してみるのもいいでしょう」

Q. ベースコートとトップコートに相性はある？

A. ベースコートとトップコートの間にマニキュアが入り、直接触れないため、あまり気にしなくても大丈夫です。心配な場合は、同じラインの商品を選べば安心でしょう。

Q. マニキュアなしでトップコートだけ塗ってもいい？

A. トップコートだけを塗ることもできます。色が入っていないトップコートなら色素沈着の心配もありません。ただし、基本的にマニキュアの上に塗る仕様でつくられていますので、剝がれやすい可能性があります。その場合は、ベースコートを塗ってからトップコートを塗るようにしましょう。

「3in1や2in1など爪に直接塗る仕様の商品もあるのでチェックしてみてください」

Q. セルフのジェルネイルやネイルシールにもトップコートは塗るべき？

A. ジェルネイルは専用のジェルコートを使用した方がきれいな仕上がりになります。ネイルシールはシールの上からトップコートを塗った方が長持ちさせることができます。

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まとめ

マニキュアをよりきれいな状態でキープするために重要な役割を果たしているトップコート。発色やツヤを良くするものや速乾性があるもの、3WAYなど、さまざまな種類があります、自分が求めていることに合わせて選んでみましょう。

長持ちさせるためには、エッジまでていねいに塗ることが大切です。そして、爪が乾燥しないようにネイルオイルなどで日頃からケアするようにしましょう。