ドラムを回転させて、衣服を上から下に落とす「たたき洗い」によって、生地の傷みを抑えて洗濯できるのが魅力のドラム式洗濯機。少ない水量で洗い上げるので水道代が節約できるのも魅力です。しかし、縦型洗濯機との違いや乾燥機能の違いなど、選ぶうえで知っておきたいことは多くあります。
そこでこの記事では、家電ライターの田中真紀子さんをお迎えし、失敗しない商品の選び方を教えてもらいました。また、ドラム式洗濯機の基礎知識や各メーカーの注目機能も紹介しています。

専門家が教える!ドラム式洗濯機の選び方

  • 洗浄力重視、省エネ重視、乾燥重視など、各メーカーによる便利機能で選ぶ
  • 1日の洗濯物の量は「1.5キロ×家族の人数」が目安
  • 乾燥スピード重視ならヒートポンプ方式、本体価格を抑えたいならヒーター乾燥方式
メーカーごとの便利機能の違いを詳しく知りたい方はこちら↓

田中さんのお話をもとに編集部が厳選したおすすめ10選も紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ドラム式洗濯機のおすすめ10選

1人暮らし向け 1~2人暮らし向け ファミリー向け
メーカー
商品名
ES-S7J キューブル NA-VG780 AQW-F8N HDK832A NA-VG2600L/R ビッグドラムBD-SG100GL AITO JW-TD90SA ZABOON TW-127XP1 BD-STX110GL ES-X11B

シャープ

パナソニック

アクア

アイリスオーヤマ

パナソニック

日立

ハイアール

東芝

日立

シャープ

ES-S7J

キューブル NA-VG780

AQW-F8N

HDK832A

NA-VG2600L/R

ビッグドラムBD-SG100GL

AITO JW-TD90SA

ZABOON TW-127XP1

BD-STX110GL

ES-X11B

価格 13万800円 22万9167円 5万7587円 11万4999円 22万円 11万4000円 8万3169円 23万5460円 18万1251円 19万5000円
洗濯容量 7kg 7kg 8kg 8kg 10kg 10kg 9kg 12kg 11kg 11kg
サイズ 幅640×奥行600×高さ1039mm 幅639×奥行600×高さ1050mm 幅595×奥行625×高さ860mm 幅595×奥行652×高さ1065mm 幅595×奥行640×高さ860mm 幅630×奥行715×高さ1050mm 幅639×奥行665×高さ1050mm 幅630×奥行716×高さ1065mm 幅645×奥行720×高さ1060mm 幅640×奥行727×高さ1115mm
乾燥方法 ヒーター乾燥
(水冷・除湿)
低温風パワフル乾燥 ヒーター乾燥 低温風パワフル乾燥 風アイロン 風アイロン ヒートポンプ
サポートヒーター
ヒートポンプ
サポートヒーター
こんな人におすすめ マンションに住んでいる 洗浄力重視 洗濯によるシワが気になる 価格を抑えたい 「風アイロン」が気になる 服の痛みが気になる デザイン重視 機能性重視 省エネ・節水重視 省エネ・節水重視
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

SELECTor

田中真紀子

家電ライター

田中真紀子さん

白物家電・美容家電に関することを得意とする家電評論家・ライター。自宅には常時200を超える家電が並び、さまざまな家電に触れながら情報を発信している。また、TV・雑誌・ラジオなどメディア出演も多数。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

家電評論家に聞いた!ドラム式洗濯機の選び方

田中真紀子さん

ドラム式洗濯機は、メーカーや容量、機能などがいろいろなタイプがあります。比較検討するときにチェックしておきたいポイントを田中さんにうかがいました。

ドラム式洗濯機の選び方3つのポイント

  1. メーカーごとの便利機能で選ぶ
  2. 容量(静音性)で選ぶ
  3. 乾燥機能で選ぶ

1. メーカーごとの便利機能で選ぶ

ドラム式洗濯機選びに迷ったら、各メーカーによる便利機能で選ぶのもおすすめ。田中さんにうかがった各メーカーの注目機能をピックアップします。

メーカー名 洗濯機能 除菌機能 省エネ機能 乾燥機能
パナソニック 温水スゴ落ち泡洗浄 AIエコナビ
東芝 抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX UV温風除菌
シャープ プラズマクラスター除菌 エコセンサー ハイブリッド乾燥
AQUA エアウォッシュ
日立 風アイロン

乾燥機能なら、日立の「風アイロン」かシャープの「ハイブリッド乾燥」が便利

「衣類をシワなく乾燥させたい」という人には、日立の「風アイロン」がおすすめ。大容量のドラムで衣類を大きく舞い上げながら高速風を吹きかけることで、シワを伸ばしながらしっかりと乾かしてくれます。またシャープの「ハイブリッド乾燥」は、ヒートポンプ方式にサポートヒーターを組み合わせることで、省エネしつつカラっとした仕上がりを実現しています。

洗浄力重視なら、パナソニックか東芝がおすすめ

洗浄機能では、パナソニックの「温水スゴ落ち泡洗浄」と東芝の「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」に注目。「温水スゴ落ち泡洗浄」は温水専用ヒーターで洗剤液を温めることで洗剤中の酵素を活性化し、繊維の奥についた黄ばみや部屋干し臭のニオイのもとまですっきりと洗い流してくれる機能です。「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」は2種の微細な泡を作り出すことで洗浄効果を高め、衣類の黄ばみや汚れの再付着の防止に活躍してくれます。

それから、東芝の一部モデルに搭載されている「UV温風除菌」や、AQUAの一部モデルに搭載されている「エアウォッシュ」、イオンの力で菌を抑制するシャープの「プラズマクラスター除菌」など、除菌機能を搭載したモデルにも注目。菌やウイルスが気になる昨今、洗濯できないものを除菌したいときにも使える除菌機能は心強いですよね。

節水節電など省エネ機能に力を入れているのは、シャープとパナソニック

シャープの洗濯機「ES-W114」などに搭載されている「エコセンサー」には、衣類の量や洗剤の種類、湿度、衣類の片寄り、洗濯水の透明度などの洗濯状況から最適な運転パターンを自動検知し、電気や水のムダを省いた運転をしてくれる省エネ機能が付いています。パナソニックの「AIエコナビ」も、センサーが自動で水温や衣類の量などを見分けて節電、節水してくれる便利な機能です。

その他にもメーカーやモデルによってさまざまな特色ある機能が搭載されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

2. 容量と静音性で選ぶ

一般的には、1日の洗濯物の量は「1.5キロ×家族の人数」が目安
洗濯機の容量を考えるときは、洗濯の頻度や家族の人数を考慮して選ぶのがおすすめです。例えば2人暮らしの場合、1日の洗濯物の量は1.5kg×2人で3kg。週に2回洗濯をする場合は一度に3日分(9kg)を洗うことになるので、洗濯容量は9kg必要になります。
毛布やシーツを洗いたい場合は容量が大きめのものを選ぶようにしましょう。例えばシングルサイズのシーツ2枚をまとめて洗う場合、洗濯機の容量は12キロが目安です。

また、乾燥容量は、風を送り込むためのスペースが必要なので洗濯容量の半分が目安。洗濯の際に毎回乾燥機能を使う場合は、洗濯する量を乾燥容量内に収めなければならないため、使用頻度が増えることになります。
人数と頻度の目安は下記の表を参考にしましょう。ただし衣類が厚くなりやすい冬場などは頻度を増やす必要があります。

人数と頻度の目安

洗濯・脱水容量7~8kg 洗濯・脱水容量8~9kg 洗濯・脱水容量10kg以上
1人~2人暮らしの場合 ・洗濯(週に3~4回)
・洗濯~乾燥(週に4~5回)
・洗濯(週に2~3回)
・洗濯~乾燥(週に3~4回)
・洗濯(週に2回)
・洗濯~乾燥(週に2~3回)
3人以上の場合 ・洗濯(毎日)
・洗濯~乾燥(毎日)
・洗濯(週に3~4回)
・洗濯~乾燥(毎日)
・洗濯(週に2~3回)
・洗濯~乾燥(週に3~4回)

「1人暮らしだから小さいサイズで十分と決めつけず、何をどのぐらいの頻度で洗うかを目安にしましょう!」と田中さん

深夜や早朝に洗濯機を回す生活を送る場合は静音性にも注目。一般的な目安としては、運転音が40dB以内の機種を選ぶのが望ましいとされています(40dBは図書館内程度の音量)。また、静音性をウリにしている機種であっても、洗濯物の量や設置環境などによっては音や振動が気になることも。洗濯物は洗濯槽いっぱいに入れないように注意し、振動音が大きくなりやすい厚手のものを洗濯する場合は日中に行う、もしくは防振マットを敷くなどの対策が必要です。

機種ごとの運転音の目安はメーカーが公表している場合もありますが、仕様書などに記載がない場合はメーカーに問い合わせて確認するようにしましょう。

3. 乾燥機能で選ぶ

乾燥機能を比較する場合は、まずモデルごとの乾燥方式をチェックしましょう。

方式 特徴 向いている人
ヒートポンプ方式 ・電気代を抑えられる
・洗濯機の周囲が高温・多湿になりにくい
・洗濯時に乾燥機能まで使うことが多い人
ヒーター乾燥方式 ・水冷・除湿式なら高温で乾燥できるのでカラッと乾く
・洗濯機の周囲が高温・多湿になりやすい
・乾燥機能の使用頻度が低く、本体価格を抑えたい人

乾燥にかかる時間は、洗濯物の量や生地の厚さ、設置場所などによっても差が出ますが、ヒートポンプ方式を採用したモデルがもっとも乾燥が早く、90分~2時間程度が目安。時間がかかればかかるほど電気代は高くなりますので、乾燥にかかるコストを抑えたいのであれば、ヒートポンプ方式を採用しているモデルを選ぶのがおすすめです。カラッとした乾きを好む人にはヒーター乾燥方式のモデルも人気がありますが、高温で乾燥させるため衣類へのダメージリスクはやや高く、ヒートポンプ方式を採用しているモデルと比較すると電気代も高めです。

衣類へのダメージを抑えたいが、コストも気になる……という場合は、前述のパナソニックによる「低温風パワフル乾燥方式」のものを選びましょう。乾燥にかかる時間の目安は2~3時間程度。ヒートポンプ方式よりも電気代はかかるものの、水道代を節約することができます

おすすめドラム式洗濯機10選

家電評論家の田中さんに聞いたポイントをもとに、編集部が最新ドラム式洗濯機を厳選。容量別に選定しました。田中さんによるおすすめポイントとあわせてご紹介します。

ドラム式洗濯機のおすすめ10選

メーカー
商品名
ES-S7J キューブル NA-VG780 AQW-F8N HDK832A NA-VG2600L/R ビッグドラムBD-SG100GL AITO JW-TD90SA ZABOON TW-127XP1 BD-STX110GL ES-X11B

シャープ

パナソニック

アクア

アイリスオーヤマ

パナソニック

日立

ハイアール

東芝

日立

シャープ

ES-S7J

キューブル NA-VG780

AQW-F8N

HDK832A

NA-VG2600L/R

ビッグドラムBD-SG100GL

AITO JW-TD90SA

ZABOON TW-127XP1

BD-STX110GL

ES-X11B

おすすめ
ポイント
マンションに
住んでいる人
洗浄力重視の人 洗濯によるシワが気になる人 価格を抑えたい人 「風アイロン」が
気になる人
服の痛みが
気になる人
デザイン重視の人 機能性重視
の人
省エネ・節水重視の人 省エネ・節水重視の人
価格 13万800円 22万9167円 5万7587円 11万4999円 22万円 11万4000円 8万3169円 23万5460円 18万1251円 19万5000円
洗濯容量 7kg 7kg 8kg 8kg 10kg 10kg 9kg 12kg 11kg 11kg
乾燥方法 ヒーター乾燥
(水冷・除湿)
低温風パワフル乾燥 ヒーター乾燥 低温風パワフル乾燥 風アイロン 風アイロン ヒートポンプ
サポートヒーター
ヒートポンプ
サポートヒーター
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

※2023年4月1日時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので、商品販売サイトでご確認ください。

洗濯容量7~8kgのドラム式洗濯機

1人暮らし向けのコンパクトな洗濯機を探している人におすすめの容量8kg以下のドラム式洗濯機をピックアップしました。

マンションにおすすめのコンパクトでスリムなボディが魅力

シャープ(SHARP) ES-S7G‐WL

参考価格: ¥130,800(税込)

ES-S7G‐WL

出典:Amazon

サイズ 幅640×奥行600×高さ1039mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 7kg/3.5kg
乾燥方法 ヒーターセンサー乾燥(水冷・除湿)
標準使用水量 57L(洗濯)/80L(洗濯~乾燥)
目安時間 洗濯:約44分
洗濯~乾燥:約170分
運転音 洗い時:24dB
脱水時:39dB
乾燥時:36dB
消費電力 洗濯:190W
乾燥:850W
注目機能 エコセンサー、プラズマクラスター除菌

専門家のおすすめポイント

マンションに置きやすいコンパクトモデル。低騒音モデルのため、夜しか洗濯できない人も安心して使用できます。洗濯せずにプラズマクラスターのみで除菌・消臭する機能も便利。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

温度、水位、重量、振動を検知し、自動で最適な運転パターンで洗濯をしてくれるエコセンサーを搭載。マンションやアパートの洗濯機置き場にも設置しやすいコンパクトさが魅力です。プラズマクラスターを搭載した除菌性能にも注目。

繊維の奥の汚れまで落とす洗浄力の高さが魅力

パナソニック(Panasonic) キューブル NA-VG780

参考価格: ¥229,167(税込)

キューブル NA-VG780

出典:Amazon

サイズ 幅639×奥行600×高さ1050mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 7Kg/3.5kg
乾燥方法 低温風パワフル乾燥
標準使用水量 69L(洗濯)/57L(洗濯~乾燥)
目安時間 定格洗濯時:30分
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード):200分
運転音 洗い時:32dB
脱水時:42dB
乾燥時:46dB
消費電力 電動機:約260W
電熱装置:約1000W
注目機能 スゴ落ち泡洗浄

専門家のおすすめポイント

家電の機能だけでなくデザインにもこだわって選びたい人に支持されているCubleシリーズ。幅・奥行とも約60cmとコンパクトなため、1~2人暮らしのおうちにもおすすめです。パナソニックならではの温水・泡洗浄も搭載され、洗浄力もばっちり。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

本体幅・奥行が60cmと、スペースが限られがちなマンションやアパートにも設置しやすいサイズ感が魅力のコンパクトモデル。洗剤液をしっかりと泡立てて作る濃密泡で衣類に付着した汚れにアプローチしてくれる「スゴ落ち泡洗浄」機能が搭載されています。

乾燥機能非搭載。洗浄機能に特化したモデル

アクア株式会社(AQUA) AQW-F8N

参考価格: ¥57,587(税込)

AQW-F8N

出典:楽天市場

サイズ 幅595×奥行611×高さ866mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 8kg/―
乾燥方法
標準使用水量 67L(定格)
目安時間 標準コース:約39分
運転音 洗い時:約32dB
脱水時:約44dB
消費電力 電動機:150W
湯沸かし用電熱装置:600W
注目機能 お湯洗い、2度洗い

専門家のおすすめポイント

スタイリッシュなデザインが印象的なAQUAのドラム式洗濯機。乾燥機能はありませんが、汚れを落としやすくする「お湯洗いコース」や、泥汚れなどを予洗いする「2度洗いコース」などを搭載。お仕事などで泥汚れが付きやすい方におすすめ。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

洗濯物の泥汚れを予洗いで落としてから本洗いをおこなう「2度洗い」や、5段階の水温で皮脂汚れにアプローチする「お湯洗い」など、洗浄機能に特化したモデル。乾燥機能は搭載されていないので、外干しができるベランダや浴室乾燥機が付いている物件に住んでいる人におすすめです。

編集部が調査 「アクアAQW-F8N」と「アクアまっ直ぐドラム AQW-DX12P」を比較

「アクアAQW-F8N」と最近販売された「アクアまっ直ぐドラム AQW-DX12PE」の商品の違いを編集部が調査し、比較してみました。

大きな差はないですが、「アクアまっ直ぐドラム AQW-DX12PE」は、温風ミストとUVライトで除菌・消臭・シワ伸ばしをしてくれる「エアウォッシュ」や、お洗濯を自動で調整してくれる「Aiウォッシュ」などの機能が追加されていました。詳しくは以下の比較表を参考にしてみてください。

商品名 \専門家がおすすめ/
アクア AQW-FV800E
アクアまっ直ぐドラム AQW-DX12PE
画像 AQW-FV800E アクアまっ直ぐドラム AQW-DX12N
参考価格 5万7587円(税込) 17万7200円(税込)
発売日 2022年11月17日 2023年10月19日
サイズ 幅595×奥行625×高さ860mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
幅595×奥行685×高さ943mm
総外形寸法(排水ホース含む)
洗濯/乾燥容量 8kg/― 12kg/6kg
乾燥方法
標準使用水量 標準コース:67L 洗濯~乾燥時:約59L
洗濯時:約84L
目安時間 標準コース:約39分 洗濯~乾燥時:約139分
洗濯時:約29分
運転音 洗い時:約32dB
脱水時:約44dB
洗い時:約34dB
脱水時:約45dB
乾燥時:約47dB
消費電力 電動機:150W
湯沸かし用電熱装置:600W
洗濯~乾燥時:1130Wh
洗濯時:55Wh
注目機能 お湯洗い
2度洗い
お湯洗い
エアウォッシュ
Aiウォッシュなど

干したい派におすすめ! 干し時間短縮に特化したモデル

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) HDK832A

参考価格: ¥114,999(税込)

HDK832A

出典:Amazon

サイズ 幅595×奥行652×高さ1065mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 8kg/3kg
乾燥方法 ヒーター乾燥
標準使用水量 80L
目安時間 洗濯:51分
洗濯~乾燥:3時間46分
運転音 洗い時:約42dB
脱水時:約48dB
乾燥時:約45dB
消費電力 洗濯:200W(電動機消費電力)、800W(温水用電熱装置消費電力)
乾燥:200W(電動機消費電力)、800W(温風用電熱装置消費電力)
注目機能 ふんわりシワ取りコース

専門家のおすすめポイント

ドラム式の乾燥機能はシワになりがち、ということから「80%は乾かすからあとは干して」と完璧を求めないところがアイリスオーヤマらしい(笑)。乾燥時間の時短にはなるのでこれはこれであり!

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

乾燥機によるシワ悩みを軽減させたアイリスオーヤマのドラム式洗濯機。80%乾燥させてから干すことでシワになりにくく、干し時間を短縮できます。「部屋干し時間を短くしたい」人、「仕上げは外干ししたい」人や、「アイロンの手間を省きたい」人におすすめです。

洗濯容量9~10kgのドラム式洗濯機

次に、頻繁に洗濯をするファミリーや、週に1、2回洗濯をするという1~2人暮らしの人におすすめの容量10kg以下のドラム式洗濯機をピックアップしました。

乾燥機能非搭載。本体価格を抑えたい人にぴったりのモデル

ハイアール(Haier) AITO(アイト) JW-TD90SA

参考価格: ¥72,489(税込)

AITO(アイト) JW-TD90SA

出典:楽天市場

サイズ 幅595×奥行640×高さ860mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 9kg/―
乾燥方法
消費電力 230W
目安時間 標準コース:53分
快速コース:15分
運転音 洗い時:33dB
脱水時:48dB
標準使用水量 71L
注目機能 しわケア脱水

専門家のおすすめポイント

ドラム式のデザインや節水性は好きだけど乾燥はいらない、という声に応え、潔く乾燥機能を省いたドラム式洗濯機。とはいえ、洗浄力を上げるお湯洗い機能、便利な液体洗剤・柔軟剤自動投入機能など、必要な機能はしっかり搭載しています。コンパクトなので設置性が高いのも魅力。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

衣類へのダメージを考慮し、あえて乾燥機能を省いて作られたシンプルモデル。衣類へのやさしさを追求し、脱水時間と回転数を抑えて衣類へのダメージを減らす「しわケア脱水」機能が搭載されています。本体価格も10万円前後(オープン価格)と抑えられているのも魅力です。

日立独自の風アイロンで衣類のシワを伸ばして乾燥

日立 ビッグドラムBD-SG100GL

参考価格: ¥114,000(税込)

ビッグドラムBD-SG100GL

出典:Amazon

サイズ 幅630×奥行715×高さ1050mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 10kg/6kg
乾燥方法 風アイロン
標準使用水量 78L(洗濯「標準」コース)/90L(洗乾「標準」コース)
目安時間 洗濯(標準コース):45分
洗濯~乾燥(標準コース):約145分
洗濯~乾燥(快速洗乾コース):約120分
運転音 洗い時:34dB
脱水時:37dB
乾燥時:48dB
消費電力 洗濯:140W
乾燥:1050W
注目機能 風アイロン

専門家のおすすめポイント

乾燥後、できるだけアイロンをかけずにそのまま着たい!という人はコレ。高速風でシワを伸ばしながら乾燥させる「風アイロン」による仕上がりの良さは、おそらくナンバーワン。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

大容量ドラムと日立独自の高速風でシワを伸ばしながら乾燥を行う「風アイロン」機能を搭載。洗濯から乾燥まで約120分(6kgの場合)というスピード乾燥「快速洗乾」も搭載されているので、スピードを求める人にはぴったりのモデルです。

インテリアになじみやすいデザインも魅力!

パナソニック(Panasonic) キューブル NA-VG2600

参考価格: ¥222,000(税込)

キューブル NA-VG2600

出典:Amazon

サイズ 幅639×奥行665×高さ1050mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 10kg/5kg
乾燥方法 低温風パワフル乾燥
標準使用水量 78L(洗濯時)/65L(洗濯乾燥時)
目安時間 定格洗濯時:約30分
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード):約195分
運転音 洗濯時:約32dB
脱水時:約42dB
乾燥時:約46dB
消費電力 電動機:260W
電熱装置:1000W
注目機能 温水スゴ落ち泡洗浄、ナノイーX

専門家のおすすめポイント

ドラム式をデザインで選ぶならこれ! 温水泡洗浄やナノイーX、エコナビなど、パナならではの高機能も搭載され、安心して使えます。乾燥方式はヒーター乾燥方式に近いので、電気代はかかります。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

洗剤液をしっかりと泡立てて洗うことで落ちにくい汚れにアプローチしてくれる「温水スゴ落ち泡洗浄」機能を搭載。また、ナノイーX(衛生ケア)を使った除菌コースも搭載しているため、衣類はもちろん、水洗いできない小物やアウターの消臭までこれ1台でこなしてくれます。その他、スマートフォンを使って洗濯機を遠隔操作できる「スマホで洗濯」機能など、最先端の洗濯機を感じさせてくれるモデルです。

編集部が調査 「キューブル NA-VG2600L/R」とななめドラム洗濯乾燥機 の「NA-VG2700」「NA-LX113BL」を比較

専門家がおすすめした「キューブル NA-VG2600L/R」と最近販売された2022年モデルの「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG2700」や「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX113BL」との商品の違いを編集部が調査し、比較してみました。

2021年モデルと2022年モデルでは大きな差はないですが、2022年モデルは「自動投入機能」やスマホから洗濯ができる「IoT機能」などが搭載されています。詳しくは以下の比較表を参考にしてみてください。

商品名 \専門家がおすすめ/
キューブル NA-VG2600L/R
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG2700 ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX113BL
画像 キューブル NA-VG2600L/R ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG2700 ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX113BL
参考価格 22万円(税込) 25万6895円(税込) 19万5820円(税込)
発売日 2021年12月1日 2022年11月1日 2022年10月1日
サイズ 幅639×奥行665×高さ1050mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
幅600×奥行665×高さ998mm
(給水・排水ホースを含む)
幅604×奥行722×高さ1011mm
(給・排水ホース含む)
洗濯/乾燥容量 10kg/5kg 10kg/5kg 11kg/6kg
乾燥方法 低温風パワフル乾燥 低温風パワフル乾燥(ヒーター排気式) ヒ―トポンプ方式
標準使用水量 洗濯時:78L
洗濯乾燥時:65L
洗濯時:78L
乾燥時:65L
洗濯時:78L
洗濯乾燥時:55L
目安時間 定格洗濯時:約30分
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード):約195分
定格洗濯時:約30分
定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード):約195分
洗濯:31分
乾燥:119分
運転音 洗濯時:約32dB
脱水時:約42dB
乾燥時:約46dB
洗濯時:約32dB
脱水時:約42dB
乾燥時:約46dB
洗濯時:約32dB
脱水時:約42dB
乾燥時:約46dB
消費電力 電動機:260W
電熱装置:1000W
電動機:260W
電熱装置:1000W
電動機:300W
電熱装置:850W(乾燥時)
注目機能 温水スゴ落ち泡洗浄
ナノイーX
自動投入機能
IoT機能
スゴ落ち泡洗浄
はやふわ乾燥ヒートポンプ

洗濯容量10kg超のドラム式洗濯機

最後に、家族の人数が多くても対応できる10kg超の大容量タイプのドラム式洗濯機をピックアップ。毛布やシーツを丸洗いしたい人も必見です。

日立独自の風アイロンにAIお洗濯機能などの機能をフル搭載

日立 ビッグドラムBD-STX110GL

参考価格: ¥181,251(税込)

ビッグドラムBD-STX110GL

出典:Amazon

サイズ 幅630×奥行716×高さ1065mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 11kg/6kg
乾燥方法 風アイロン
標準使用水量 78L(洗濯「標準コース」)/83L(洗濯~乾燥「標準コース」)/53L(洗濯~乾燥「快速洗乾コース」)
目安時間 洗濯(標準コース):約33分
洗濯~乾燥(標準コース):約132分
洗濯~乾燥(快速洗乾コース):約95分
運転音 洗い時:34dB
脱水時:37dB
乾燥時:48dB
消費電力 洗濯:140W
乾燥:1050W
注目機能 風アイロン、AIお洗濯、ナイアガラ洗浄

専門家のおすすめポイント

AIとセンサーが最適な洗濯方法を見極め、大流量で洗うことで、ドラム式は洗浄力が弱い?といった不安を一掃! 乾燥の仕上がりの良さもピカイチです!

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

日立独自の高速風でシワを伸ばしながら乾燥を行う「風アイロン」機能や、スピード乾燥機能「快速洗乾」を搭載。さらに洗濯物の状況を自動検知し、洗い方や時間を調整してくれる「AIお洗濯」や、たっぷりの水量と洗剤液を溶かしたミスト状の温水で洗う「温水ナイアガラ洗浄」など、日立のテクノロジーが詰まった1台です。

編集部が調査 「日立 ビッグドラム BD-STX110GL」と「日立 ビッグドラム BD-NX120H」を比較

専門家がおすすめした「日立 ビッグドラム BD-STX110GL」と最近販売された2022年モデルの「日立 ビッグドラム BD-NX120H」の商品の違いを編集部が調査し、比較してみました。

2022年モデルは、洗濯/乾燥容量が12kg/7kgと2021年モデルと比べて大きめになっているため、日立のドラム式洗濯機で大容量を探している人向けです。詳しくは以下の比較表を参考にしてみてください。

商品名 \専門家がおすすめ/
日立 ビッグドラム BD-STX110GL
日立 ビッグドラム BD-NX120H
画像 ビッグドラムBD-STX110GL 日立 ビッグドラム BD-NX120H
参考価格 18万1251円 22万5976円
発売日 2021年9月27日 2022年8月27日
サイズ 幅630×奥行716×高さ1065mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
幅735×奥行620×高さ1070mm
洗濯/乾燥容量 11kg/6kg 12kg/7kg
乾燥方法 風アイロン 風アイロン(低温ヒート式)
標準使用水量 洗濯「標準コース」:78L
洗濯~乾燥「標準コース」:83L
洗濯~乾燥「快速洗乾コース」:53L
洗濯:85L
洗濯~乾燥:約84L
目安時間 洗濯(標準コース):約33分
洗濯~乾燥(標準コース):約132分
洗濯~乾燥(快速洗乾コース):約95分
洗濯:33分
洗濯~乾燥:約142分
運転音 洗い時:34dB
脱水時:37dB
乾燥時:48dB
洗い時:34dB
脱水時:37dB
乾燥時:48dB
消費電力 洗濯:140W
乾燥:1050W
洗濯:160W
乾燥:1230W
注目機能 風アイロン
AIお洗濯
ナイアガラ洗浄
風アイロン
AIお洗濯
ナイアガラ洗浄

2種の泡で汚れにアプローチ。7kgの大容量乾燥が可能なモデル

東芝ライフスタイル(TOSHIBA LIFESTYLE PRODUCTS & SERVICES CORPORATION) ZABOON TW-127XP1

参考価格: ¥235,460(税込)

ZABOON TW-127XP1

出典:Amazon

サイズ 幅645×奥行720×高さ1060mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 12kg/7kg
乾燥方法 ヒートポンプ
標準使用水量 80L(洗濯時)
目安時間 約35分(洗濯時)
運転音 洗い時:約32dB
脱水時:約37dB
乾燥時:約48dB
消費電力 洗濯:135W(電動機)、1000W(湯沸かし用電熱装置)
乾燥:1190W
注目機能 抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX

専門家のおすすめポイント

東芝といえばウルトラファインバブル。ナノサイズの泡が繊維の奥まで浸透するので、今まで落としきれなかった汚れも落とせる期待大。経年による黄ばみも抑えるので、大切な服を長く着たい人におすすめ。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

洗濯容量12kg、乾燥容量7kgの大容量が魅力のモデル。ウルトラファインバブルで汚れを浮かせ、マイクロバブルで汚れを吸着するという2種の泡のはたらきで洗浄力を向上させる「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」機能が搭載されています。その他、ヒートポンプ方式を採用したスピーディーな乾燥も魅力です。

編集部が調査 「東芝 ZABOON TW-127XP1」と「東芝ZABOON TW-127XM2」を比較

専門家がおすすめした「東芝 ZABOON TW-127XP1」と最近販売された2022年モデルの「東芝 ZABOON TW-127XM2」の商品の違いを編集部が調査し、比較してみました。

2021年モデルと2022年モデルでは大きな差はないですが、2022年モデルは「除菌乾燥モード」「除菌消臭モード」が搭載されていました。詳しくは以下の比較表を参考にしてみてください。

商品名 \専門家がおすすめ/
東芝 ZABOON TW-127XP1
東芝 ZABOON TW-127XM2
画像 ZABOON TW-127XP1 東芝(サブーン)TW-127XM2
参考価格 23万5460円 19万9711円
発売日 2021年9月30日 2022年9月1日
サイズ 幅645×奥行720×高さ1060mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
幅645×奥行722×高さ1060mm
(給・排水ホース含む)
洗濯/乾燥容量 12kg/7kg 12kg/7kg
乾燥方法 ヒートポンプ除湿乾燥 ヒートポンプ除湿乾燥
標準使用水量 洗濯時:80L 洗濯時:約80L
洗濯~乾燥時:約61L
目安時間 洗濯時:約35分 洗濯時:約35分
洗濯~乾燥時:約96分
洗濯~乾燥時(乾燥省エネ):約205分
運転音 洗い時:約32dB
脱水時:約37dB
乾燥時:約48dB
洗い時:約32dB
脱水時:約37dB
乾燥時:約48dB
消費電力 洗濯時:135W(電動機)、1000W(湯沸かし用電熱装置)
乾燥時:1190W
洗濯時:135W
乾燥時:1190W
注目機能 抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX 除菌乾燥モード
除菌消臭モード
抗菌ウルトラファインバブル洗浄W

洗剤の残量をスマホにお知らせ。AIoTを採用した最先端モデル

シャープ(SHARP) ES-X11B

参考価格: ¥195,000(税込)

ES-X11B

出典:Amazon

サイズ 幅640×奥行727×高さ1115mm
(幅は排水ホース、高さは給水ホースを含む)
洗濯/乾燥容量 11kg/6kg
乾燥方法 ヒートポンプ、サポートヒーター
標準使用水量 75L(洗濯)/49L(洗濯~乾燥)
目安時間 洗濯:約35分
洗濯~乾燥:約155分
運転音 洗い時:30dB
脱水時:37dB
乾燥時:39dB
消費電力 洗濯:320W
乾燥:910W
注目機能 エコセンサー、COCORO HOME連携、プラズマクラスター除菌

専門家のおすすめポイント

ドラム式をイメージさせないスタイリッシュなデザインが人気。洗浄力、乾燥力と同時に、乾燥フィルターや乾燥ダクトの自動お掃除機能、省エネ・節水性、低騒音など、ユーザー視点の使いやすさへのこだわりがすばらしい。

田中真紀子さん

白物・美容家電ライター

田中真紀子さん

Amazonの口コミ・レビュー

湿度や水位など、洗濯状況に応じて自動的に最適な運転パターンを検知してくれるセンサーを搭載。電気や水を節約して運転します。さらに、ヒートポンプとサポートヒーターを使ったハイブリッド乾燥方式を採用することで電気、水道にかかるコストを抑えてくれます。また、シャープのスマートフォンアプリ「COCORO HOME」との連携機能も。洗剤の残量を自動検知して、洗剤購入をアシストしてくれるユニークな機能が搭載されています。

ドラム式洗濯機を購入前に知っておきたいこと

ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と何が違うのか、また、乾燥機能やコストの違いなど購入前に知っておきたい基礎知識を、田中さんに教えていただきました。

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機は、洗い方や乾燥機能、ランニングコストが異なる

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機がどう違うのか、以下の表で確認してみましょう。

ドラム式洗濯機 縦型洗濯機
洗い方 たたき洗い もみ洗い
洗浄力 皮脂汚れに強い 固形汚れに強い
乾燥機能 ヒートポンプ方式/ヒーター乾燥方式 ヒーター乾燥方式
本体価格 高価なものが多い ドラム式に比べると安価
ランニングコスト 乾燥方式によって異なる。
ヒートポンプ方式であれば電気代は控えめ
ヒーター式がメインなので乾燥機能を使うと電気代が上がる
節水力 高い 普通
衣類の絡み 少ない やや多い

この他にも細かな機能の違いはありますが、実際にドラム式洗濯機を毎日使用するうえで気になってくるのが「洗い方」「乾燥機能」「ランニングコスト」の3点。これらを詳しく解説していきます。

ドラム式は「たたき洗い」、縦型は「もみ洗い」が主流

洗濯機のパネル部分

ドラム式洗濯機には、魅力的な機能がたくさん。自分の生活スタイルに合うものはどれか、しっかりと検討しましょう

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の違いのひとつが「洗い方」です。
ドラム式洗濯機は、回転するドラムが衣服を持ち上げ、上から下へ落下させることで汚れを落とす「たたき洗い」が主流。縦型洗濯機と比べると水の使用量が少なく、洗剤の濃度を上げて洗うことができるので、皮脂による汚れを落とすのに適しています。

一方で、縦型洗濯機は洗濯槽の回転により水流をつくることで衣類どうしをこすり合わせて汚れを落とす「もみ洗い」が主流です。泥などの固形汚れには強いものの、遠心力を使って洗う縦型洗濯機は衣類どうしが絡まりやすく、やや傷みやすいという難点もあります。


洗い方比較

ドラム式は「ヒートポンプ方式」、縦型は「ヒーター乾燥方式」が多い

洗濯機の乾燥方式は大きく分けて「ヒートポンプ方式」「ヒーター乾燥方式」の2種類に分かれます。

ヒートポンプ方式 ヒーター乾燥方式
ヒーター機能 使わない 使う
電気代の安さ ×
槽内温度 60℃以下 80℃以下
衣類の傷み 起こりにくい 起こりやすい
運転中の室温など 湿度も温度も維持 温度も湿度も上がりやすい

ヒートポンプ方式は槽内を除湿し機外に排水した後、槽内の空気をヒートポンプ(熱交換器)で乾いた温風に変えて循環させることで、衣類を乾燥させるもの。ヒーターで熱を加えないため、ヒーター乾燥方式と比べると乾燥にかかる電力が少なく、電気代は3分の1ほどに節約できるといわれています。

ヒートポンプ式

ヒーター乾燥方式は、乾燥機内のヒーターで暖めた空気を送り込んで、衣類を乾燥させるものです。乾燥させる際に出た水蒸気をそのまま排出する「排気タイプ」と、高温で乾燥を行った後、水蒸気を冷却水で除湿しながら排出する「水冷・除湿タイプ」があります。

水蒸気を冷やすための水道代がかかる分、水冷・除湿タイプの方が乾燥コストは高くなりやすく、高温で乾かす分、衣類の縮みや傷みが起こりやすいのが難点です。


排気水温除湿

ドラム式洗濯機の乾燥機能は、「ヒートポンプ方式」が多く、縦型洗濯機の乾燥機能はヒーター乾燥方式が基本。ドラム式洗濯機の中にもヒーター乾燥方式を採用している機種があります。

ヒートポンプ方式、ヒーター乾燥方式とは別に、パナソニックには独自技術の「低温風パワフル乾燥方式」があります。ヒーターで室温プラス15℃に暖めた温風で乾燥する方式で、ヒートポンプ方式と同様に低い温度で乾燥させるため、衣類の縮みや傷みを抑えることができます。ヒーターを使用するのでヒートポンプ方式よりも電気代がかかるものの、乾燥時は水を使わないので、水道代の節約になります

ドラム式洗濯機の方がランニングコストが抑えらえる

洗濯機などの白物家電を買い替えるときに気になるのは、やはり電気代や水道代といったランニングコスト。
ここではパナソニックが公表しているドラム式(NA-LX129AL/R)と縦型(NA-FW12V1)の使用時のコストの違いを比べてみます。

洗濯時

ドラム式 縦型
標準使用水量 約83L 約150L
水道代 約22円 約40円
消費電力量 約68Wh 約98Wh
電気代 約1.9円 約2.7円
総コスト 約23.9円 約42.7円

洗濯乾燥時

ドラム式 縦型
標準使用水量 約55L 約175L
水道代 約15円 約46円
消費電力量 標準乾燥:約890Wh
省エネ乾燥:約620Wh
約2550Wh
電気代 標準乾燥:約25円
省エネ乾燥:約17円
約69円
総コスト 標準乾燥:約40円
省エネ乾燥:32円
約115円

参考:ドラム式と縦型 電気代・水道代の違い|パナソニック
※1回あたりの比較

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機を価格で比較した場合、本体価格の手頃さでいえば、縦型洗濯機の方が安価なモデルが多めです。しかしランニングコストでみると、ドラム式洗濯機の方が、定格洗濯時は水道代が約18円、電気代が約0.8円、定格乾燥時の標準乾燥は水道代が約31円、電気代が約44円の節約になります。

ECサイトで価格を比較した場合、ドラム式(NA-LX129AL/R)は税込31万8780円、縦型(NA-FW12V1)は税込26万8000円と、5万780円の差があります。1日に1回洗濯機を使用した場合、定格洗濯ならおよそ7年で、定格洗濯乾燥ならおよそ2年で差額分を取り戻せる計算です。洗濯の回数が増えれば増えるほど、取り戻すまでの期間も短くなります。

田中真紀子さん

電気代は乾燥方式によっても変動するので、注意が必要です(NA-LX129AL/Rはヒートポンプ方式を採用)。衣類がしっかりと乾燥するまで乾燥機能をフル活用した場合、ヒートポンプ方式を採用しているドラム式洗濯機がもっとも電気代が安く、続いてヒーター乾燥方式を採用しているドラム式洗濯機・縦型洗濯機の順に電気代が上がるのが一般的です。

縦型洗濯機のおすすめ記事はこちら

【家電評論家に聞く】ドラム式洗濯機に関するQ&A

ドラム式洗濯機使用時の気になる疑問について、家電評論家の田中さんに答えていただきました。

Q. 設置スペースはどのくらい必要?

A. 縦型洗濯機と比べると、大型のイメージが強いドラム式洗濯機ですが、昨今の住宅事情に対応したコンパクトなモデルもリリースされています。とはいえ、マンションやアパートの室内洗濯機置き場にある防水パンに設置する場合は、幅と奥行に注意が必要です。洗濯機のサイズと防水パンのサイズが合わないと設置ができないので、購入時に確認しておくようにしましょう。また、ドラム式洗濯機の洗濯槽の扉は前方に開くものがほとんどなので、扉の開閉スペースも考慮しておくことが大切です。

コンパクトサイズのドラム式洗濯機

最近はアパート・マンションなどの限られたスペースにも置けるコンパクトサイズのドラム式洗濯機も数多く登場

Q. 最新のドラム式洗濯機事情は?

A. 最近のドラム式洗濯機は個性的な機能が搭載されたモデルが多数リリースされています。例えば「洗剤の自動注文機能」。シャープのドラム式洗濯機の一部には、自動投入タンク内の洗剤・柔軟剤残量を検知し、自動的にECサイトに新しい洗剤を注文してくれる機能が搭載されています。また、日立の「AIお洗濯」にも注目。汚れの量や洗濯物の量、水の硬度や温度などを自動検知して、洗い方やすすぎ方、時間、脱水具合などをAIが自動調整してくれるという優れものです。

その他には、お手入れの手間を大幅に省いてくれる「フィルター自動掃除機能」や扉裏のパッキング汚れを洗い落としてくれる「窓パッキング洗い機能」などを搭載しているメーカーも。あるとうれしい機能が搭載されたモデルが続々とリリースされているので、比較検討する際は、どんな機能が搭載されているのかもあわせてチェックしておきましょう。

Q. ドラム式洗濯機の寿命ってどれぐらい?

A. 洗濯機は発売終了から7年で部品交換ができなくなるので、10年をひとつの目安にしましょう。お洗濯や乾燥に時間がかかったり、使用時の振動が以前よりも大きなるのは、中身のパーツのバランスが崩れているサインなので、修理が必要です。

Q. ドラム式洗濯機は洗浄力が弱いって本当?

A. かつては洗浄力が足りないイメージが強かったドラム式洗濯機ですが、昨今の進化は目覚ましいものがあります。少量の水でも大量に洗えるので、過去に「ドラム式洗濯機で失敗した」という人も、最新モデルのドラム式洗濯機なら、きっと満足するものが見つかりますよ!

田中真紀子さん

「日常の汚れの範囲であれば、ドラム式洗濯機でもしっかり落としてくれますよ!」と田中さん

Q. こんな人は縦型洗濯機がおすすめという人は?

A. ドラム式洗濯乾燥機の最大のメリットはやはり乾燥。自分で干すのを手間に感じず、外干ししたり部屋干し用の衣類乾燥除湿器を使って衣類を干すのであれば、縦型洗濯機の購入で事足りると思います。また、泥だらけの衣類をしっかり洗いたいという人の場合も、縦型洗濯機が向いているかもしれません。

ドラム式洗濯機の人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは「ドラム式洗濯機」の売れ筋ランキングを見ることができます。どれにしようか迷ったときは、売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

まとめ

  • 一日の洗濯物の量は「1.5キロ×家族の人数」が目安。選択の頻度を考慮して、洗濯機の容量(サイズ)を選ぶ。
  • 早朝や深夜に洗濯をする人は運転音が40dB以内の機種を選ぶのが望ましい
  • 乾燥スピード、電気代を重視するならヒートポンプ方式の乾燥機能が◎
  • メーカー独自の便利機能もチェック

かつては洗浄力の弱さが弱点だったドラム式洗濯機ですが、最近では、縦型洗濯機にも劣らない洗浄力とパワフルな乾燥機能を備えたモデルが続々と登場しています。また、最新機種の中には、お手入れの手間を省いてくれる機能や、AIによるサポート機能が搭載されているものにも注目です。

汗をかきやすく洗濯の頻度が増える夏場はきっと大活躍してくれるので、ぜひ本記事を買い替えや導入の参考にしてみてくださいね。

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