鍋つかみ・ミトンのおすすめ10選！モテ料理研究家の双松桃子さんがおしゃれでかわいい注目商品を紹介

人気料理研究家が教える！おしゃれでかわいい鍋つかみを選ぶ際のポイント

SNSのレシピ動画などを見ていて、おしゃれなキッチンツールについ目が行ってしまうことがありますよね。双松さんも料理を引き立たせるための調理器具に気を使う一人です。「お気に入りのキッチン道具をそろえるとテンションが上がり、どこか義務的な作業にも感じられる料理が楽しくなります」と話す双松さんに、おしゃれでかわいい鍋つかみを選ぶ際のポイントをお聞きしました。

「おしゃれな鍋つかみは、料理を楽しいものにしてくれます」と双松さん

種類を選ぶ｜万能なのはミトン型、細かい作業がしやすいのはグローブ型

鍋つかみを選ぶ際に最初にチェックしたいのが種類（形状）です。鍋つかみは大きく、親指とそれ以外の指が分かれている「ミトン型」、5本指が独立している「グローブ型」、鍋蓋（ぶた）を持ち上げる際に便利な「三角鍋つかみ型」、鍋の持ち手に直接取り付ける「グリップ型」などがあります。

鍋つかみのおもな種類と特徴

種類	ミトン型	グローブ型	三角鍋つかみ型	グリップ型
特徴	着脱しやすい しっかりつかめる 商品数が多い 片手売りが多い	着けたままでも作業がしやすい ホールド感はミトン型以上 着脱しづらい	鍋蓋や鉄瓶など持ち手が小さいものにフィットする 商品数が多い 収納しやすい 持ち手のない鍋には使えない	鍋の持ち手や蓋をつかむことに特化 収納しやすい 持ち手のない鍋には使えない

ミトン型は鍋つかみの代表的な形状のもので、着け外ししやすいうえに手全体をカバーするのでやけどをしにくく、鍋をしっかりホールドできて使いやすいのが特徴です。ラインナップも豊富で、デザインで選ぼうとしたときに、選択肢がたくさんあるのもうれしいポイントで、初めて鍋つかみを使う人におすすめです。ただ両手分がセットになっているものが少ないのがデメリット。両手分が欲しければ2個購入する必要があります。

ミトン型には親指とその他が横に分かれているタイプと、パペット人形のようなタイプがあります。一般的なのは横に分かれているタイプで、パペットタイプはオーブントレーなどを引き出すときに使いやすい形です。

左が親指とその他が横に分かれているタイプ。右がパペットタイプ

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パペットタイプは“つかむ”という動作が自然にできます。横に分かれているタイプも“つかむ”動作はできますが、手のひら側に硬めのゴム加工などがされているものだと、やや違和感があります。“つかむ”感覚を重視するならパペットタイプか、横に分かれているタイプの柔らかい素材のものを選ぶといいでしょう。

「私が使っているのはミトン型。どんな鍋でもしっかりつかめます。着脱もしやすく、手首の上までカバーできるものが多いので、鍋つかみとして万能です」と双松さん

グローブ型は5本指が分かれているタイプです。焼き菓子を型から外したり瓶の蓋を開けたり、バーべキューでトングを扱ったりする場合など、鍋をつかむ以外の細かい作業をするときにも便利です。着脱がやや手間ですが、ホールド感はミトン型以上。アウトドアで料理をする方などにもおすすめです。

三角鍋つかみ型とグリップ型は指先だけを保護するものです。三角鍋つかみ型は持ち手のある鍋にも使えはしますが、鍋蓋専用と考えた方がいいでしょう。どちらも一人暮らしで小さな鍋を使っている人におすすめです。

素材を選ぶ｜デザインが豊富なのは布製、耐熱性を重視するならシリコン製に注目

鍋つかみを選ぶ際は素材も重要です。鍋つかみのおもな素材は布製とシリコン製の大きく2つに分けられます。

鍋つかみのおもな素材と特徴

素材	布製	シリコン製
特徴	デザインが豊富 軽くて柔らかい 焦げや汚れがつきやすい	耐熱性が高い 滑りにくい 水洗いできる デザインが少ない

布製は直接プリントできるので、デザインが豊富なのがメリット。また柔軟性があってつかんだりしやすいのが特徴です。一方でシリコン製に比べると耐熱性が低く、焦げついたりする場合もあります。オーブン調理などで使用するときは気をつけるようにしましょう。また濡れた状態で使うと熱を伝導しやすくなるのもデメリットです。といっても熱くなった鍋を扱う目的で作られているので、鍋をコンロからテーブルに移動させる程度の短い時間なら大きな問題はありません。

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布製は滑りやすいと思われがちですが、持ち手が付いている鍋なら特に問題はないと思います。最近は手のひら部分をゴム加工しているものもあるので、「鍋の持ち手が小さくて不安」という人は、そういうタイプを選んでみてはいかがでしょうか。

シリコン製の鍋つかみは耐熱性に優れているので使っていて安心できるのが最大のメリットです。また滑りにくい素材なので、持ち手のない鍋でもしっかりつかめます。汚れがついても水洗いができてお手入れも楽。鍋つかみを着けたままジャブジャブ洗うことも可能です。デメリットは、プリントができないのでデザインが少ないこと。実用性を重視するならシリコン製がおすすめです。

「布製はデザインの豊富さ、シリコン製は耐熱性。それぞれの良さがあるので、何を重視するかで選びましょう」と双松さん

おしゃれでかわいい鍋つかみのおすすめ10選

おしゃれなものやかわいいデザインのおすすめの鍋つかみを種類別に紹介します。双松さんに実際にすべて使用してもらい、使いやすさを詳しく解説していただきました。

商品の使いやすさをチェックする際に使用した鍋

持ち手が小さく平たい鍋	持ち手が大きく輪っか状の鍋

おしゃれでかわいい鍋つかみのおすすめ10選

種類	ミトン型					グローブ型		三角鍋つかみ型・グリップ型
メーカー 商品名
	マリメッコ	OXO	ディテール	良品計画	ダルトン	CREAS WING	cotta	エヌ・エレファント	フェアトレードカンパニー	八幡化成
	ピエニウニッコ オーブンミトン	耐熱ミトン シリコン オーブンミット	ANAheim OVEN GLOVE	無印良品 綿平織 オーブンミトン	グラットン オーブンミット A515-545	鍋つかみ 耐熱グローブ オーブンミトン手袋	オーブンミトン グレー	＆NE 三角鍋つかみ	People Tree リサイクルサリー バード鍋つかみ	セルテヴィエ カリーノティコ キッチンミトン
参考価格 （税込）	2900円	2200円	1760円	991円	825円	1680円	432円	880円	1650円	2420円
素材	コットン	シリコン、 コットン	ネオプレン、 コットン	コットン	コットン、 クロロプレンゴム	シリコン	コットン	コットン、 ポリエステル	コットン	シリコン
耐熱温度	―	220℃	180℃	―	180℃	300℃	―	―	―	200℃
両手・片手	片手	片手	片手	片手	片手	両手	両手	片手	片手	両手
カラー、デザイン展開	ウニッコブラック×ホワイト、ウニッコホワイト×レッド、ウニッコバーガンディ、ウニッコオフホワイト×ベージュ×ダークブルー、エロクーンヴァルヨット、ラシィマットホワイト×ブラック、ウニッコピーチ×コットン、ウニッコホワイト×ライトグレー	ウォーターブルー、ジャムレッド、ブラック、ミルキーホワイト	イエロー、グレー、オレンジ	ダークグレー	カーキ、ダークグレー、フォレストグリーン、ブルー、マスタード、レッド	キャメル、クリーム、グリーン、グレー、ピンク、ブラック	グレー	20種類以上	多数 ※すべて一点モノ	グレー、ネイビー、ホワイト、レッド
購入サイト	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!

「ミトン型」鍋つかみのおすすめ商品

鍋つかみの中でも、もっともポピュラーなミトン型のおすすめ商品を紹介します。親指とそのほかの指が横に並んでいるタイプ2商品、パペットタイプを3商品厳選しました。

フィンランド生まれの人気ブランドの鍋つかみ

Marimekko（マリメッコ） ピエニウニッコ オーブンミトン

参考価格： ¥2,900(税込)

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素材	コットン
両手・片手	片手
耐熱温度	ー
カラー、デザイン展開	ウニッコブラック×ホワイト、ウニッコホワイト×レッド、ウニッコバーガンディ、ウニッコオフホワイト×ベージュ×ダークブルー、エロクーンヴァルヨット、ラシィマットホワイト×ブラック、ウニッコピーチ×コットン、ウニッコホワイト×ライトグレー

双松さんのポイント解説

フィンランド生まれのファッションブランド「マリメッコ」の鍋つかみです。大きな花柄の奇抜なデザインが目を引きます。デザインされている花はフィンランド語で「ウニッコ」と呼ばれており、「ケシの花」を意味します。コットン素材のメリットである、カラーバリエーションの豊富さが魅力です。なにより日本にもファンが多いブランドだけに、マリメッコ好きの方なら迷わず買いでしょう。同じデザインのエプロンや鍋敷きも展開されているので、統一感のあるキッチン周りを求める人にもおすすめです。

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入り口が大きく手の出し入れはスムーズ。使いたいときにサッと使える手軽さがうれしいです。前腕の半分くらいまでをカバーしてくれるので装着感はしっかりめ。柔らかな素材でできており、手も開きやすいので“つかむ”動作に安心感がありました。

「前腕の半分くらいまでカバーしているので、立ち上る湯気などからも肌を守れて安心感があります」（双松さん）

柔らかい素材なのでハンドリングがとても楽。輪っか状の持ち手には中指と薬指がすっと入り、しっかり“つかむ”感覚で鍋を持ち上げることができます。平たく小さな持ち手の鍋もすべての指を使って安定してつかむことができました。

柔軟性があるので“つかむ”動作に不便さは感じなかった

ハンドリングの良さは鍋蓋でも発揮しました。持ち手の形状がリアルに手に伝わり、しっかりホールドできました。

パペットのような開き方をするタイプのミトン型は“つかむ”動作が自然とできる

使うほどに愛着がわくシンプルなデザイン

オクソー（OXO） 耐熱ミトン シリコン オーブンミット

参考価格： ¥2,200(税込)

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素材	シリコン、コットン
両手・片手	片手
耐熱温度	220℃
カラー、デザイン展開	ウォーターブルー、ジャムレッド、ブラック、ミルキーホワイト

双松さんのポイント解説

ニューヨーク発のキッチンツールブランドOXOの鍋つかみです。ちょっと武骨に感じるかもしれませんが、実際に手にはめてみると、おしゃれな雰囲気を醸し出してくれます。表面の細かな突起にもこだわっていて、ダイヤモンドパターン加工が施してあります。カラーは4色展開されてるのもうれしいポイント。機能性も重視したい人におすすめです。

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耐熱性の高いシリコン製で、手首の上までしっかり覆ってくれる長さもあるので、オーブン調理にも使えます。入り口は大きく手を入れやすい構造になっていますが、他の鍋つかみと比べて指先の余りが多く、少し大きく感じるかもしれません。

「シリコン製のミトン型は扱いが楽なので私もよく使っています」と双松さん（左）。指先の余りが多いため、装着感は浅め（右）

親指が横についているタイプなので“つかむ”動作はやや苦手。特に鍋の持ち手を真横からつかもうとするのは困難ですが、手前から手を差し入れ、持ち手を下から支えることで、楽に鍋を持ち上げることができました。コットン製と比べるとやや硬い印象で、手を握ろうとすると中で指が滑ってしまう感覚があります。しかしそれらを補って余りあるのがシリコン製の魅力。滑り止めがしっかりしているので、持ち手が小さい鍋も安定して持ち上げることができました。

小さい持ち手（左）でも大きい持ち手（右）でも、つかむ作業はいまひとつ。写真のように持ち手を下からすくうように持ち上げるのが正解

鍋蓋についてはどうしても“つかむ”作業がメインなので若干不安でしたが、人差し指と親指で蓋の持ち手をつまむようにすることでスムーズに持ち上げることができました。

シリコン製特有の吸い付くような感触で、鍋の蓋も滑らず持ち上げられた

おしゃれさと機能性を併せもつ優秀なグローブ

ディテール（DETAIL） ANAheim OVEN GLOVE

参考価格： ¥1,760(税込)

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素材	ネオプレン、コットン
両手・片手	片手
耐熱温度	180℃
カラー、デザイン展開	イエロー、グレー、オレンジ

双松さんのポイント解説

「デザインがすごくおしゃれ」というのが第一印象です。表面はコットン地のシンプルなデザインで、内側はキルト仕様。手のひらの上部に合成ゴム「ネオプレン」を採用していて、グローブの表と裏が白と黒とに分かれていてスタイリッシュさを感じます。シンプルなキッチンに似合いそうです。右手専用なので片手での作業前提か、左手用に別の鍋つかみを用意する必要があります。

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入り口は余裕のある大きさで出し入れが楽にできます。手にはめるとフィット感はあるものの、合成ゴムがある分硬めで、“つかむ”動作がややぎこちなく感じます。使っていくうちに柔らかくなるとは思いますが、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

手のひら側は合成ゴムとなっていてフィット感が◎。コットン部分は肌触りの良いやさしい印象

親指が横に並ぶタイプのミトン型なので、無理に持ち手を握るのではなく、手のひら部分を上にして、持ち手の下からすくい上げるように持つのがよいでしょう。

無理につかもうとせずに、下からやさしく持ち上げると鍋も安定して運ぶことができる。左手用が販売されていないのが残念

鍋の蓋は小指以外の4本の指で上から覆うようにすれば、難なくつかめました。ただやはり少し硬さを感じるので、強めに握るように意識するとよいでしょう。

合成ゴムのグリップが効いているので滑る不安は感じられなかった

無印ブランドらしいシンプルなデザイン

良品計画（Ryohin Keikaku） 無印良品 綿平織 オーブンミトン

参考価格： ¥991(税込)

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素材	コットン
両手・片手	片手
耐熱温度	―
カラー、デザイン展開	ダークグレー

双松さんのポイント解説

無印ブランドらしいシンプルなデザインの鍋つかみです。キッチンのどこに置いてもなじみそうで、変に主張しようとしていないところは好感がもてます。カラーバリエーションはダークグレーの1色のみですが、汚れが目立ちにくいというのはメリットでしょう。

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「大きなお皿をしっかりと持てる形」というコンセプトで開発されているとおり素材が柔らかく、装着感と取り回しやすさは抜群です。大きめのマグカップを、鍋つかみを着けたままでも持つことができました。一方で他の鍋つかみと比べて生地が薄いようにも感じます。販売サイトなどを見ると「加熱直後の鉄板等には使用しないでください」とあるので、取り回しやすさとのトレードオフなのかもしれません。

「軽くて柔らかいので、サッと使えるのがいいですね」と双松さん

布製のため滑りやすさが懸念されましたが、持ち手が小さい鍋はしっかりと指全体でつかんでいる感覚があり、大きい鍋も輪っか部分に指が引っかかることで安定感がありました。

持ち手が小さい鍋でもしっかりとつかむことができた（左）。大きめの持ち手の鍋は輪っか部分に指がはまり安定して持ち運びできた（右）

鍋蓋は真上、斜め上など、どの角度からでもすっとつかむことができました。今回ご紹介している“ミトン型”の中ではホールド感はずぬけて良かったです。

柔らかい素材で柔軟性があり、鍋の蓋もスムーズに持ち上げることができた

かわいらしい見た目＆コットンと合成ゴムのハイブリッド

ダルトン（Dulton) グラットン オーブンミット A515-545

参考価格： ¥833(税込)

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素材	コットン、クロロプレンゴム
両手・片手	片手
耐熱温度	180℃
カラー、デザイン展開	カーキ、ダークグレー、フォレストグリーン、ブルー、マスタード、レッド

双松さんのポイント解説

インテリア雑貨メーカー「ダルトン」のミトン型鍋つかみです。パペット人形のような形状は、子どもにもよろこばれそうです。コンパクトで場所を取らないところもポイント。手の甲側はコットンですが、熱い部分と接する手のひら側はクロロプレンゴムという素材でできていて、滑りにくい加工がされています。個人的に気になったのは可動域の狭さ。あまり手が開けないので、女性の場合は重い鍋を持つ際に不安があるかもしれません。

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カエルのパペット人形のような形が目を引く鍋つかみです。6色展開と、カラーが豊富なのも魅力です。手を入れる部分が広いため出し入れがしやすく、内側がコットン素材なので肌触りも良くなっています。一方で装着感にやや不安な面も。手首部分が短くコンパクトだからか、装着したときの感覚が浅く、手を広げる可動域も狭い印象です。

入り口が広く手の出し入れがしやすい反面、手首部分が短いので装着感は浅め（左）。上下ともに指の部分が短くあまり広げられない（右）

鍋の持ち手は“つかむ”のではなく、4本指で持ち上げるという感覚です。しかし手のひら側に施された合成ゴムが滑り止めとなっているので“滑る”という心配はありませんでした。ただ“つかむ”という感覚が弱いため、他の鍋つかみに比べてやや不安定な印象はありました。

手のひら側の合成ゴムが滑り止めとなって、どちらのタイプの鍋も扱いやすかった

つかんで持ち上げる動作が必要な鍋蓋ですが、これも合成ゴムのおかげで持ち手を軽くつかむ程度で吸い付くようにフィット。普通サイズ程度の鍋の蓋であれば問題なく使えそうです。

可動域の狭さが懸念されたが、普通の鍋蓋ならスムーズにフィット

「グローブ型」鍋つかみのおすすめ商品

5本指が独立して使い勝手が良いグローブ型の鍋つかみ。シリコン製とコットン製の2種類をピックアップしました。

見た目も機能も高レベル！両手セットが欲しい人は要チェック

CREAS WING 鍋つかみ 耐熱グローブ オーブンミトン手袋

参考価格： ¥1,680(税込)

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素材	シリコン
両手・片手	両手
耐熱温度	300℃
カラー、デザイン展開	キャメル、クリーム、グリーン、グレー、ピンク、ブラック

双松さんのポイント解説

最初に見たときは地味めの色かなと思ったのですが、実際に手に取ってみると意外と明るくて驚きました。しかもよく見ると滑り止めの凹凸の部分がハート形になっているんです。これで気持ちは一気に“カワイイ”に傾きました。手に着けた感じも軽やかで指も動かしやすかったです。

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耐熱性の高さと扱いやすさを高いレベルで兼ね備えた鍋つかみです。シリコンが分厚そうに見えますが、実際に装着すると意外と薄く使いやすい柔らかさ。裏地のコットンが手の出し入れをやさしくサポートしてくれます。指部分の可動もなめらかで、冷蔵庫やレンジ、蛇口の開閉なども違和感なくできました。

「ごつそうに見えましたが実際に着けてみるとぬいぐるみの手のようで“カワイイ”です」（双松さん）

手を入れるときは特に引っかかる様子もなく、すんなりと装着できた（左）。「指の部分が硬そうに見えますが、実際はちょうどいい柔らかさ。着けたままいろいろな作業ができるのは魅力です」と双松さん（右）

耐熱温度が300℃と、安全性を担保しながらも柔らかさを損なわないのが特徴。すべての指を独立して動かせるので、どんな持ち手にもフィットします。着けたままタイマーのダイヤルを回したり、お菓子の型抜きなどの作業ができるのも魅力です。

小さな持ち手（上）にも、輪っか状の持ち手（下）にもぴったりフィット。両手セットになっているのもうれしい

鍋蓋はまったく違和感なくつかむことができました。実際に鍋を持ってみると、表面の凹凸が強力なグリップ感を生み出しているのがわかります。このホールド感なら固くなってしまった瓶の蓋を開けるときにも活躍してくれそうです。

シリコン製のグローブ型で、鍋つかみの中でもかなり万能なタイプ

ウッディなキッチンに似合う、やさしく温かみある質感

cotta オーブンミトン グレー

参考価格： ¥432(税込)

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素材	コットン
両手・片手	両手
耐熱温度	―
カラー、デザイン展開	グレー

双松さんのポイント解説

スイーツやパン作りに役立つ製品を扱うメーカー、cottaの鍋つかみです。グレーというと地味めな印象は受けますが、カントリー感のある生地がやさしい温かみを醸し出しています。つり下げ用の赤いフックが付いているのですが、大人っぽいグレーにワンポイントでかわいらしさをプラスしてくれます。ウッディ＆ナチュラル系のキッチンに合うと思います。

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入り口部分が広い大きめの手袋といった感覚で、グローブ型の割には着脱がしやすくなっています。大きめサイズなので軍手の上から二重に装着することも可能です。グローブ型の長所は着けたままでもある程度の調理作業ができるところですが、シリコン製より滑りやすくなっているので、表面がツルツルした耐熱容器や陶器などを扱う際は注意しましょう。

「ダボっとした感じがかわいいですね」（双松さん）

つかむ、つまむ、握るといった動作が違和感なくできます。シリコン製と比べてしまうとグリップ力は劣りますが、細かな取り回しが可能なので手を滑らせてしまうことはまずないでしょう。軽量のグローブ型を探している方におすすめです。

平らな持ち手（上）はつかんで、輪っか状の持ち手（下）には指を通す。素手に近い感覚で扱える

手首をカバーする部分が短いので、蓋を開けるときの湯気には気を付けたい

「三角鍋つかみ型」「グリップ型」鍋つかみのおすすめ商品

鍋つかみには「三角鍋つかみ型」「グリップ型」といった、使い方が限定された小さなタイプもあります。「三角鍋つかみ」はオーソドックスながらデザイン豊富なものを、グリップ型からはハンドメイドのかわいらしいデザインのものと、耐熱性の高いシリコン製のものをご紹介します。

見かけがかわいいだけじゃない“三角鍋つかみ”

エヌ・エレファント（n elephant） ＆NE 三角鍋つかみ

参考価格： ¥880(税込)

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素材	コットン、ポリエステル
両手・片手	片手
耐熱温度	―
カラー、デザイン展開	25種類以上

双松さんのポイント解説

おもに鍋蓋を開けるときに使う鍋つかみです。小さくてかわいらしく、デザイン（柄）とカラーのバリエーションが豊富にあるのが特徴です。「鍋の蓋くらいだったら服の袖や布巾で代用する」という人も多いかと思いますが、専用のグッズを使うことで生活の質が向上したような気分になれます。キッチン周りのインテリアとしても存在感がありますし、メインの鍋つかみとは別に、1つあったら便利だと思います。

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ミトン型やグローブ型の商品とは違って、指先だけを保護する鍋つかみです。鍋の蓋や持ち手など、対象物につまめる部分が付いていることが前提となります。サッと取り出してサッと使う。使い方は限定的ですが、その分、使用感はかなりいいです。ただ持ち手が付いていても、大きな鍋や重たい鍋を扱うときは要注意。指先の力で持ち上げることになるので、鍋の大きさや重量が増えるほど不安定になりがちです。用途を限定して使うことをおすすめします。

“つまむ”ことに特化した三角鍋つかみ

この商品の特徴はデザインとカラーバリエーションの豊富さ。編集部で確認できたのは8つのデザインと9つのカラー（デザインによりカラー数が異なる）の25種以上でした。2つあれば持ち手のある鍋を左右から持つこともできます。お気に入りの組み合わせを探してみるのもいいでしょう。

「三角鍋つかみ型のこの商品はデザインが豊富なので、きっとお気に入りが見つかるはず」（双松さん）

民族衣装を再利用した一点モノの鍋つかみ

フェアトレードカンパニー People Tree リサイクルサリー バード鍋つかみ

参考価格： ¥1,650(税込)

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素材	コットン
両手・片手	片手
耐熱温度	―
カラー、デザイン展開	多数 ※すべて一点モノ

双松さんのポイント解説

インドやバングラデシュの女性が着ていた民族衣装「サリー」をアップサイクル（創造的再利用）した鍋つかみです。ふっくらした鳥がモチーフになっていて、棚に飾っておくだけでもインテリアとして成立しそうです。ハンドメイドなので一点モノというのもポイントが高いです。プレゼントしてもよろこばれると思います。

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鳥の形をしたインパクトのある鍋つかみです。南アジア地域の民族衣装を再利用するという、サステナブルな意味もあわせて注目したい商品です。胴体部分が開くようになっていて、鍋の蓋やケトルのハンドルを挟んで使うので、分類としてはグリップ型になります。

「インパクトあるデザインに一点モノという価値が加わって特別感があります」（双松さん）

つかみやすい形状ではないので実用性にはやや欠ける印象。一方で綿がたっぷり詰め込まれているので耐熱性は十分です。鍋の蓋やケトルのハンドルなど、軽量のものに絞って使うのがいいでしょう。

ホールド感はやや弱いので、鍋蓋など軽いものを中心に使おう。自立するので鍋つかみとして使わないときはインテリアの一つとして飾っておける

持ち手に直接取り付ける超コンパクトタイプ

八幡化成（HACHIMAN-KASEI） セルテヴィエ カリーノティコ キッチンミトン

参考価格： ¥2,420(税込)

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素材	シリコン
両手・片手	両手
耐熱温度	200℃
カラー、デザイン展開	グレー、ネイビー、ホワイト、レッド

双松さんのポイント解説

鍋の持ち手にかぶせて使うグリップ型の鍋つかみです。カラーはグレー、ネイビー、ホワイト、レッド、の4色展開。鍋つかみそのものがおしゃれ、かわいいというものではありませんが、鍋にワンポイントカラーがプラスされることで、鍋そのものがグッとおしゃれな雰囲気になります。

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シリコン製のグリップ型鍋つかみです。最初は取り付けに戸惑うかもしれませんが、シリコン素材は伸縮性に優れているので、何回か使っているうちに片手で簡単に着脱ができるようになります。耐熱性は高く、鍋を長く持っていても指先が熱くなることはありません。使用できるのは持ち手が付いた鍋に限られますが、持ち手の形状によっては使えない場合があるので注意しましょう。

鍋の持ち手にかぶせて使うグリップ型の鍋つかみ。慣れれば片手でセットできるようになる

シリコン製なので耐熱性は十分だが、保護できる場所が指先に限定されるのでミトン型、グローブ型より注意が必要

鍋つかみに関するよくある疑問 Q&A

双松さんに鍋つかみに関するよくある疑問について答えていただきました。

「布巾を使うのと鍋つかみを使うのとでは、安全性が大きく異なります」と双松さん

Q.鍋つかみを使うメリットは？ 布巾で代用できない？

A. 日常生活で鍋つかみの代わりに布巾などを使った経験がある人は多いと思います。しかし布巾は耐熱性、安全性という点では鍋つかみに大きく劣ります。なぜなら布巾は高温のものを扱う目的で作られていないからです。鍋つかみは熱に強い素材を使っていたり、滑り止め加工が施されていたりします。せっかく特化した商品があるのですから、安全面を考えるならば鍋つかみを使った方がいいでしょう。

鍋つかみは高温の鍋やオーブン皿を扱うために作られているので安全性が高い

Q.鍋つかみはどこで買える？

A. リアル店舗ならホームセンターや生活雑貨店、100円圴一ショップなどで購入できます。私はいろいろなデザインを見たいので、ネット通販をこまめにチェックするようにしています。今すぐ必要ではなくてもトレンドがわかるし、何より見ているだけでも楽しいですよ。

「私が初めて鍋つかみを買ったのは、料理に興味をもち始めた中学生時代。お小遣いを握りしめて100円ショップに行きました」（双松さん）

Q.ミトン型で片手分しかないものが多いのはなぜ？

A. まず、ほとんどのミトン型には右手用、左手用という区別がありません。また鍋の蓋や小さなトレー、ケトルなどの扱いは片手で済む場合があるので、1個単位で売られている場合がほとんどです。両手分が必要と感じたら2個買うか、両手分がそろっているグローブ型を買うようにしましょう。

ミトン型のほとんどが片手単位で販売されている。あとから追加で購入しようとすると売り切れている場合もあるので、可能ならば最初に2つ購入しておきたい

Q.鍋つかみのお手入れ方法は？

A. シリコン製の場合は汚れがついたら、その場で水道でジャブジャブ洗うことが可能です。洗い終わったら水気を拭き取り自然乾燥させます。商品によっては食器洗浄機に対応しているものもあるため、ラベルや商品ページなどを確認してみてください。

汚れやシミがつきやすい布製の場合は、薄めた台所用洗剤を含ませた布で汚れを拭き取ったり、ぬるま湯で手洗いしたりします。洗い終わったら直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しします。洗濯機が使用可能な場合もあるのでラベルを確認してください。

「コットン製とシリコン製ではお手入れの頻度や方法が異なりますが、どちらも汚れを放置せずこまめに手入れすることで、長持ちし安心して使い続けることができます」（双松さん）

鍋つかみの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは「鍋つかみ」の売れ筋ランキングを見ることができます。どれにしようか迷ったときは、売れ筋ランキングを参考にしてみるのもよいでしょう。

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まとめ｜おしゃれでかわいい鍋つかみで料理時間を楽しく

料理研究家の双松桃子さんにお話を伺い、「おしゃれでかわいい鍋つかみ」を選ぶ際のポイントやおすすめの商品などをご紹介しました。鍋つかみはさまざまな形状・素材のものがあり、持ちやすさや耐熱性なども変わってくるので、自分がよく行う作業に合ったものを選ぶといいでしょう。

この記事で紹介している商品を参考に、自分に合った「おしゃれでかわいい鍋つかみ」を探してみてください。