洗顔料のおすすめ12選【美容皮膚科医監修】敏感肌や美肌目的など肌悩み別の選び方や人気商品を紹介

洗顔料は成分や形状で種類が分かれており、混合肌や敏感肌などの肌タイプ別で合うものがあります。また、肌のくすみや毛穴開きなどの肌悩み別やメンズ用などで選ぶ方法も。

そこで今回は美容皮膚科医の横山歩衣里先生監修のもと、脂性肌や乾燥肌、混合肌といった肌タイプ別に洗顔料の選び方・正しい洗顔方法を解説。your SELECT.編集部おすすめの洗顔料12選とあわせて、ぜひチェックしてみてくださいね。

「敏感肌の人はヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなど肌のバリア機能を保持してくれる成分が含まれているものもおすすめです」と横山先生

肌に付着した汚れを落とし、健やかな肌をキープするのに欠かせない洗顔料。肌タイプごとの特徴や洗顔料の種類について横山先生に伺いました。

肌タイプ別のおすすめ洗顔料をすぐ見る

1. 肌タイプはおもに5種類｜普通肌・脂性肌・乾燥肌・混合肌・敏感肌

肌タイプにはおもに5種類あり、適切な洗顔料を選ぶためには自分の肌タイプを知ることが大切です。

肌悩み	肌タイプ
・水分量、皮脂量ともにバランスが取れている ・肌トラブルが発生していない	普通肌
・水分量は十分だが、皮脂量が過剰 ・皮脂で肌がベタつきやすい	脂性肌
・水分量、皮脂量ともに足りない ・肌がカサつきやすい	乾燥肌
・水分が足りず、皮脂が過剰 ・顔のパーツによってベタつく、カサつくなどの他、顔全体がベタつくケースもある	混合肌
・水分量、皮脂量を問わず、肌バリアが弱っている ・肌がピリついたり、赤みが出たりする	敏感肌

特に肌トラブルが発生しておらず、水分量と皮脂量のバランスが取れた状態の人は普通肌に当てはまります。理想的な肌の状態といえ、スキンケアはこの普通肌を目標に行っていきます。

2. 洗顔料はおもに5種類｜フォーム・固形・ジェル・泡・パウダー

成分表や説明をよく読んで、洗浄力の強さや向いている肌タイプをしっかり確認しましょう

洗顔料には、その形状によってさまざまなタイプがあります。代表的なものは、「フォームタイプ」「固形せっけんタイプ」「ジェルタイプ」「泡で出てくるタイプ」「パウダータイプ」が挙げられます。

洗顔料は、自分の肌タイプと合わないものや洗浄成分が強すぎるものを使うと、かえって肌トラブルの原因になってしまうこともあります。 そこで、肌タイプ別に合う洗顔料のタイプを以下にまとめました。

ちなみに上記の表にない普通肌の人は、特に肌トラブルがなければどの洗顔料を選んでもかまいません。ただし初めての洗顔料を使ったら、肌がつっぱるような感じがした……などのトラブルが出た場合は、使用を中止するようにしましょう。

横山先生からいただいたアドバイスをもとに、your SELECT.編集部がおすすめの洗顔料をピックアップ。肌タイプごとに紹介します。

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• 脂性肌向けの洗顔料2選
• 乾燥肌向けの洗顔料2選
• 混合肌用の洗顔料3選
• 敏感肌向けの洗顔料3選
• 番外編：メンズ向け洗顔料2選

脂性肌向けの洗顔料2選

まずは過剰な皮脂分泌によるテカリや肌トラブルが気になる脂性肌向けの洗顔料をご紹介します。

肌にのせた瞬間、ジェルがもこもことふっくら泡に変化。洗浄力が強く、軽めのメイクであれば一緒に落とすことができます。泡立て不要ですっきり洗えるので、さっぱりしたい朝の洗顔にもおすすめです。ニキビのもとになりにくいことを確認するノンコメドジェニックテスト済み（※）。

※全ての方にコメド（ニキビのもと）が発生しないということではありません

ロングセラーの固形せっけんタイプ洗顔料。⾓質ケア成分としてAHA、整肌成分としてティートゥリーオイルを配合。肌表面の角質をしっかり落とし、すっきりと洗い上げることができます。また、洗浄力が高いので、ボディ用としても使えます。

乾燥肌向けの洗顔料2選

続いて、水分量、皮脂量ともに少ない乾燥肌向けの洗顔料をピックアップしました。

SNSで拡散され人気を集めた、泡立てずに使うジェルタイプの洗顔料。濡れた肌にのせて、じっくりと円を描くようになじませることで保湿しながら古い角質や毛穴汚れをオフしてくれます。毛穴が開きやすいお風呂場で使うのがおすすめです。

4種のうるおい成分とセラミド、ヒアルロン酸を配合した保湿力に特化した洗顔料。ワンプッシュでクリーミーな泡が出てくるので、泡立て不要で使用することができます。忙しい朝に時短で洗顔しつつ、保湿もできるのもうれしいポイント。

混合肌用の洗顔料3選

脂性肌の特徴と敏感肌の特徴を兼ね備えた混合肌には、肌の汚れをすっきりと洗い流しつつ保湿成分も含まれた洗顔料がおすすめ。注目のアイテムをご紹介します。

ニキビ予防の抗炎症成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合したオルビスの薬用洗顔料。アミノ酸系のマイルドな洗浄力でデリケートな肌をやさしく洗い上げてくれます。7日間のお試しができるスターターセットで手軽に試せるのも魅力です。

ファンケル独自のアミノ酸系洗浄成分と炭、クレイを配合したパウダータイプの酵素洗顔料。古い角質や汚れはしっかりと落としつつ、肌へのやさしさも考慮されているのが魅力です。毎日使用することができますが、皮脂や角質を落としすぎてしまう場合があるので使用は朝か夜のいずれかにするのがおすすめ。

ルナソル独自の角層に負担をかけず角栓に働きかける洗浄技術「ポリッシングクレンズ処方」で、肌のうるおいをキープしながら汚れを落とし、滑らかな肌に整えてくれるジェルタイプの洗顔料。するっと広がるテクスチャーで、さっぱりとした洗い上がりも魅力です。

敏感肌向けの洗顔料3選

続いて、肌のバリア機能が落ち、肌トラブルが気になる敏感肌の人向けの洗顔料をピックアップ。敏感肌かつ脂性肌の人や、敏感肌かつ乾燥肌の人におすすめの商品とあわせてご紹介します。

肌荒れ予防の有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合。アルコールを添加せず、肌への負担を考慮してつくられた低刺激設計の洗顔料です。肌タイプを問わず使いやすいのも魅力。パッチテスト済み、ノンコメド処方（全ての方にコメド（ニキビのもと）が発生しないということではありません）。

日本産の天然クレイ（粘土）「モンモリロナイト」を整肌成分として配合。肌の表面や毛穴に詰まった汚れやニキビ菌をやさしく除去してくれます。肌のバリア機能を保持してくれる成分としてヒアルロン酸も含まれているので、肌を守りながらすっきりと洗いたい脂性肌タイプの敏感肌の人におすすめです。

肌のバリア機能を保持するのに欠かせないセラミドを守りながら、やさしく洗い上げる敏感肌向けの薬用洗顔料。抗炎症成分としてグリチルリチン酸2Kを配合し、肌荒れが気になる混合肌の人や乾燥肌の人にもおすすめです。

番外編：メンズ向け洗顔料2選

最後に、皮ふが厚く皮脂量が多い傾向がある男性用洗顔料の中からメンズにおすすめの洗顔料をピックアップしました。

皮脂が多い傾向にある男性の肌をすっきりと洗い上げながら、保湿成分を配合し、ひげそりなどの肌ダメージによる乾燥をケアしてくれる男性のための洗顔料。肌の負担になりやすい防腐剤や着色料、香料などの化学合成添加剤不使用なのもポイントです。複数個購入で割引もあるので、リピートしやすいのも魅力。

マイルドな洗浄力で、デリケートな肌質の男性も使いやすいメンズ用洗顔料。泡立て不要で手に取ってすぐ使え、洗顔だけでなくそのままシェービングにも使える泡タイプの優れものです。泡立てる手間を省きたい人や、シェービングまでを一度に行いたい人におすすめ。

洗顔で肌を清潔に保つには、洗顔料の種類や成分だけではなく、洗い方も重要です。正しい洗い方のポイントを横山先生に教わりました。

洗顔時のお湯の温度は？

温度も肌への刺激や負担となる場合があるので、熱すぎるお湯は避けましょう

洗顔時のお湯の温度は、人肌程度のぬるま湯がおすすめです。熱いお湯で洗うと皮脂をすっきりと落とせたような感覚がありますが、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥や肌トラブルの原因になってしまう可能性があるので注意が必要です。

洗顔料の泡立て方

ネットやブラシを使えば、洗顔料を簡単に、フワフワに泡立てることができます

泡立てずに使うジェルタイプや、泡立てる必要のない泡タイプ以外は、洗顔料は泡立てて使うのが基本。水と混ぜつつ、空気を含ませるように泡立てていきます。手のひらにのせたときに丸く盛り上がり、へたらない程度の固さを目安にしましょう。しっかりとした泡で洗うことで、肌への摩擦を減らすことができます。

洗顔料は、ブラシやネットで泡立てると◎

洗顔料を手だけでしっかりと泡立てるのは難しいですが、洗顔用のブラシや洗顔ネットを使えば、簡単にたっぷりの泡がつくれます。
泡立てるときに使ったブラシやネットは使用後に再度きれいに洗い、しっかりと乾かすことも大切です。肌に汚れが付着しないよう、清潔を保ちましょう。

固形せっけん、フォーム、パウダーとさまざまなタイプの洗顔料に対応したネット式。水に濡らして使えば、簡単にしっかりとした泡をつくることができます。少量の洗顔料でも泡立てやすいので経済的です。

0.5ミクロンの毛を約16万本も使ったブラシ。柔らかい毛が、指では届かない鼻のキワや毛穴の奥までやさしく洗い上げてくれます。同じ場所をこすりすぎないように注意して使いましょう。

泡のつけ方・洗い方

指で肌をこするのではなく、指を肌の上で滑らせて、泡を広げていきます

たっぷりの泡をつくった後は、顔につけていきます。泡をそっと肌にのせ、やさしくマッサージするようにくるくるとなじませましょう。このとき指でこすると刺激になってしまい、シミ、くすみといった肌トラブルの原因になってしまうこともあるので注意が必要です。

泡の流し方

シャワーの水圧が、肌への刺激になる場合も。必ずやさしく洗い流しましょう

夜、入浴時に洗顔をする方も多いと思いますが、泡を流すときにシャワーを肌に直接当ててはいけません。ぬるま湯を手のひらにため、顔につけるようにして洗い流しましょう。このときも、顔を指や手でこすらないように注意し、やさしく流すようにしてください。

洗顔後の正しい水のふき取り方は？

スキンケアでとにかく大切なのは「肌をこすらないこと」です

洗顔後は水分をふき取りますが、このときもタオルで顔をゴシゴシこすって刺激を与えないよう注意。タオルはできるだけ柔らかいものを使用しましょう。また、数日同じタオルを使い続けるのはNG。洗ったばかりの顔に、雑菌が付着してしまう可能性があります。毎日交換し、清潔なタオルを使用しましょう。

また、洗顔後の肌は無防備な状態なので、洗顔後の保湿はできるだけすばやく始めます。入浴後10分以内に保湿を始め、30分以内にスキンケアを完了するのが理想的です。

「私は洗顔後、柔らかいティッシュを当てて水分をふき取っています」と横山先生

最後に、洗顔料の疑問を横山先生に答えていただきました。

Q. 肌タイプ別で洗顔料を選ぶ際に注目すべき成分は？

A. 肌タイプ別の洗顔料選びのポイントにより、合う成分があります。

おでこや頬、顎がテカる、ベタつきやすいという人は、脂性肌に当てはまる可能性があります。水分量は多くうるおいはありますが、皮脂量が多いため、鼻周りや顎、眉間に赤みが出やすく、ニキビや吹き出物といった肌悩みを実感しやすいのが特徴です。

肌にピリピリとした刺激を感じやすく、化粧ノリの悪さを感じている人は、乾燥肌の傾向があります。水分量も皮脂量も少ないため、カサついて肌が荒れやすいのが特徴です。

混合肌は脂性肌と乾燥肌の特徴が合わさったタイプ。「Tゾーンはテカるのに頬は乾燥しやすい」というイメージを抱きがちですが、水分量が足りず皮脂量が多い状態なので「顔全体に皮脂量が多いので脂性肌だと思っていたら、実は水分量も足りず混合肌だった」という人も。脂性肌に適したケアが水分量を減らしてしまい、かえって肌トラブルの原因になってしまうこともあるため注意が必要です。

敏感肌は水分量や皮脂量を問わず、肌バリアが弱まっているタイプ 。刺激に弱い状態なので、洗浄力の強すぎる洗顔料を使うことで肌がダメージを受けてしまい、肌がピリついたり赤みが出ることも。

洗顔料の形状だけでなく、肌タイプに合う成分にも注目して選んでみましょう。

Q. 洗顔を行う頻度は？

A. 基本的には朝晩2回でOKです。洗浄力が強い洗顔料を使っている場合や、肌への刺激が気になる人は、朝だけ刺激が弱いものを選び、夜は洗浄力重視で選ぶ……といったように使い分けるのもいいですね。

Q. 洗顔料で、顔以外のどこまで洗える？

A. 洗顔料はボディソープと比較すると、洗浄力は控えめ。全身を洗うには洗浄力が足りないものがほとんどです。ただし首元や胸元のあいた服を着る機会が多いのであれば、首やデコルテまで顔の一部と考えて、洗顔料で洗うのはおすすめです。

Q. 男性が女性用の洗顔料を使うのはアリ？

A. 肌質は人によって異なりますので、やはり自分に合った洗顔料を使うのがおすすめです。男性用の洗顔料とうたわれているものには、爽快感はあるものの洗浄力が強すぎるものがあるので、そういった男性用洗顔料で肌トラブルが起きた経験がある男性は、女性が使っている洗顔料にトライしてみるのがいいですね。男性の全てが皮脂分泌が多い脂性肌というわけではないので、やはり肌に合ったものを選ぶのが大切です。

Q. 年代で洗顔料は変えるべき？

A. 人によって異なる肌タイプですが、肌の状態は年齢やホルモンバランスの乱れ、ストレス、季節や気温、湿度などさまざまな要因で変化します。年齢別では、10代から20代は皮脂量が多く、30～40代は水分量の減少に悩む人が増えます。20代の頃は脂性肌を自覚していた人が、30代を迎えて水分量が減少し、混合肌を自覚するケースや、20代の頃から乾燥肌に悩んでいた人が、年を重ねるごとにさらに肌の乾燥に悩むケースは少なくありません。自分の肌の状態を見極め、今の自分に適した洗顔料を選ぶのが大切です。

洗浄力だけでなく、保湿成分の他アルコールなどにも注目しましょう

洗顔料のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは洗顔料の売れ筋ランキングをチェックできます。いまの売れ筋ランキングを、商品選びの参考にしてみてもいいでしょう。

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肌についた汚れをオフするスキンケアのファーストステップとして、とても重要な役割を担ってくれる洗顔料。自分の肌タイプを見極め、自分に合った洗顔料を選ぶことで、トラブルの少ない肌状態を目指したいですね。

ぜひ本記事をヒントに、自分にぴったりの洗顔料を探してみてください。