洗顔ブラシは、ふだんの洗顔だけでは落としきれない不要な皮脂、毛穴の奥まで入り込んだ汚れやメイクなどを取り除いてくれる頼もしいアイテムです。電動、手動、小鼻専用などさまざまな種類のものが販売されています。しかし、肌に負担がかかるイメージもあり、どんなものを購入すればよいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事では、スキンケアに詳しい美容家の馬場さおりさんに、洗顔ブラシの選び方正しい使い方・注意点などを教えてもらいました。

<美容家が教える!洗顔ブラシ選びのポイント>

  • 洗浄力重視なら電動タイプ、肌が弱い人は手動タイプを選ぶ
  • 肌に優しいのは天然毛、使いやすさやお手入れのしやすさ重視なら人工毛シリコン製がおすすめ
  • 小鼻など細かい箇所のケアにはスポット専用タイプが便利
  • ヘッドを握って使える形状のものだと力の調整がしやすい
  • 電動タイプはアタッチメントの種類にも注目する

また、your SELECT.編集部が厳選したおすすめの洗顔ブラシもご紹介します。実際に馬場さんに手に取ってもらいながら特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの洗顔ブラシ6選

     
種類 手動タイプ 電動タイプ
メーカー
商品名
赤田刷毛工業|アルティ フェイスブラシ 粧美堂|リッチホイップブラシ SHINKA 髪美人育成プロジェクト|大人のカラダ改善計画〈女性用〉洗顔ブラシと小鼻洗浄ブラシのセット 晃祐堂|KOYUDO Collectionハート型ノーズブラシ MTG|リファクリア パナソニック|洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC67-P

赤田刷毛工業

粧美堂

髪美人育成プロジェクト

晃祐堂

MTG

パナソニック

アルティ フェイスブラシ

リッチホイップブラシ SHINKA

大人のカラダ改善計画〈女性用〉洗顔ブラシと小鼻洗浄ブラシのセット

KOYUDO Collectionハート型ノーズブラシ

リファクリア

洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC67-P

参考価格(税込) 4510円 3300円 1690円 1688円 2万7280円 1万4500円
ブラシの素材 カネゴート毛(人工毛) PBT(人工毛) 人工毛 山羊毛(天然毛) PBT(人工毛) 人工毛/シリコン
サイズ(幅×奥行×高さ) 51×72×115mm 50×50×83mm 17(毛丈)×107(全長)mm 68×42×190mm 55×30×192mm
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

SELECTor

馬場さおり

美容家/化粧品メーカー経営者

馬場さおりさん

VIiCELK cosmetics株式会社代表。広告代理店にてコピーライティング、セールスライティングを学んだのち美容ライターとして独立。2019年1月「編集もできるライターの育成」を目指す日本編集ライター協会を設立し、現在は予防医学と美容における知識をもって、化粧品・美容機器メーカーの経営と美容家としても活動中。戸板女子短期大学講師。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

洗顔ブラシを使うメリットと向いている人

洗顔ブラシを使うメリットや効果、向く人・向かない人など、洗顔ブラシを選ぶ前に押さえておきたいポイントについて馬場さんに伺いしました。

「おでこや頬は手で行う通常の洗顔で洗えているので、小鼻のわきや鼻の下など細かい部分こそ洗顔ブラシを使ってほしいですね」と馬場さん

「おでこや頬は手で行う通常の洗顔で洗えているので、小鼻のわきや鼻の下など細かい部分こそ洗顔ブラシを使ってほしいですね」と馬場さん

洗顔ブラシの一番のメリットは、手で洗顔したときには落としきれない小鼻のワキや目のくぼみなど細かい部分に蓄積した皮脂や汚れを取り除けることです。生え際やこめかみ、耳の後ろなど、洗顔とシャンプーのどちらでも洗い残しが発生しやすいところにも効果的。メイクが落としきれていないように感じる人にも、洗顔ブラシはぴったりです。継続して使用することで、だんだんと肌の状態が良くなり、きめ細かくつるつるの肌になるでしょう。

ブラシの素材や形状などさまざまな種類がある洗顔ブラシ。正しく使ってこそ効果が出る

ブラシの素材や形状などさまざまな種類がある洗顔ブラシ。正しく使ってこそ効果が出る

洗顔ブラシを使い始めたものの「角栓が取れない」という声を聞きますが、角栓は油とタンパク質が毛穴に詰まって固まったもので、いきなり洗顔ブラシを使ってもはなかなか取り除くことはできません。ゴシゴシと力を入れて擦れば擦るほど毛穴の奥に入り込んでしまうので、まずはクレンジングオイルやバームを使い、事前に角栓を溶かしてあげることが重要なポイントのようです。事前処理で柔らかくなった状態で洗顔ブラシを使用すれば、きれいに取り除くことができるとのこと。

ただし、手で洗うより肌への負担が大きいので、肌荒れや痒みなどトラブルのある状態での使用は避けた方がいいでしょう。

美容家が教える!洗顔ブラシの選び方

洗顔ブラシは素材や形状、手動か電動かの違いによって、洗浄力や使いやすさなどが変わってきます。合わないものを選んでしまうと、思うような効果が得られなかったり、肌にダメージを与えてしまったりすることがあるので注意が必要です。

自分の肌の状態や用途に適したものを選ぶためのポイントを馬場さんにお伺いしました。

「これから初めて洗顔ブラシを使う初心者の方と上級者で、おすすめの商品は違ってきます」と馬場さん

「これから初めて洗顔ブラシを使う初心者の方と上級者で、おすすめの商品は違ってきます」と馬場さん

肌への負担を抑えたいなら手動タイプ、洗浄力重視なら電動タイプを選ぶ

洗顔ブラシは手動タイプ電動タイプに大別でき、それぞれ特徴や得られる効果に差があります。

タイプ別のメリット・デメリット

種類 手動タイプ 電動タイプ
画像 洗顔ブラシ(手動タイプ) 洗顔ブラシ(電動タイプ)
メリット ・肌に優しい
・軽い
・慣れれば力加減が調整しやすい
・価格が手頃なものが多い
・洗浄力が高い
・安定した使い心地
・お手入れが簡単
・アタッチメントが充実
デメリット ・お手入れや管理が難しい
・仕上がりにムラが出やすい
・肌に負担がかかりやすい
・重い
・価格が高いものが多い

手動タイプは力加減を調節しやすく、電動タイプより肌への負担が抑えられるので、敏感肌など肌が弱い人に向いています。ただし、手動タイプはブラシと持ち手部分が一体化しているものが多く、分解して洗えす雑菌が繁殖しやすいなどお手入れが難しいので、初心者には扱いにくさもあります。

電動タイプは安定した洗浄効果が得られるので、洗顔ブラシの扱いに慣れていない初心者でも使いやすいでしょう。一方で、摩擦が大きく肌に負担がかかりやすいので、肌の弱い人やニキビ肌の人には向きません

また、電動タイプにはブラシをさせて洗顔する回転式と、音波でブラシを振動させて汚れを落とす音波式があります。回転式は高い洗浄力が魅力ですが、肌への刺激も強いので注意が必要です。音波式は肌に優しい代わりに回転式に比べて洗浄力も穏やか。マッサージ効果もあり、血行促進やむくみの解消も期待できます。

肌に優しいのは「天然毛」、使いやすさやお手入れのしやすさ重視なら「人工毛」「シリコン製」に注目

洗顔ブラシは毛の素材もさまざまなものがあります。おもな素材の特徴を確認してみましょう。

毛質のおもな素材と特徴

素材 天然毛 人工毛(化学繊維) シリコン
画像 ブラシの素材(天然毛) ブラシの素材(人工毛) ブラシの素材(シリコン)
特徴 ・毛先が細く、毛穴の奥の汚れまで取り除きやすい
・肌に優しく刺激が少ない
・雑菌に弱くカビやすい
・高級品に使われやすく高価なものが多い
・繊維の種類が豊富で好みの肌ざわりを探しやすい
・天然毛よりはカビにくい
・ほぼ天然毛と変わらないものもある
・価格帯が幅広い
・水はけが良く雑菌が繁殖しにくいのでお手入れが楽
・メイク汚れなどを吸着して落としてくれる
・比較的安価なものが多い

天然毛の洗顔ブラシは柔らかく肌に刺激が少ないのが特徴です。肌が弱い人や敏感肌の人なら、最初は天然毛のものを選ぶと安心です。しかし、密集して植毛されていると乾きづらくカビが発生しやすいうえ、獣毛は雑菌の餌になる成分が含まれている性質上、使用後のお手入れには注意が必要です。

人工毛の洗顔ブラシは採用している化学繊維の種類によってその性質も異なりますが、天然毛よりも雑菌やカビなどに強く扱いやすいです。洗顔ブラシのお手入れや管理に手間をかけたくない人におすすめです。価格帯の幅も広く、種類も豊富なので、好みのものを探しやすいメリットもあります。

ちなみに、洗顔ブラシの毛質として定評のある「熊野筆」は広島県安芸郡熊野町で作られる筆の総称で、「熊野筆=天然毛」ということではありません。近年では従来の獣毛の特徴を備えた化学繊維の熊野筆も登場しています。

人工毛(左)と天然毛(右)の熊野筆。どちらも毛先が細く繊細にできている

人工毛(左)と天然毛(右)の熊野筆。どちらも毛先が細く繊細にできている

シリコン製の洗顔ブラシは水はけが良く衛生的に管理できるため、お手入れに時間をかけず気軽に使用したい人におすすめです。また、シリコンの突起が皮脂やメイクなど油分を吸着する性質から、メイク落としに使用するのにも向いています。人工毛とシリコンの両方を採用した洗顔ブラシもあるので、チェックしてみてください。

初心者はヘッドを握って使えるものを選ぶと、力加減を調整しやすい

はじめて洗顔ブラシを使う方は、洗顔ブラシ全体を包み込むように握って使用できる形状のものがおすすめ。大きすぎるものや、ハンドル付きのものは微妙な力加減が難しく、初心者だとオーバーケア(お手入れしすぎで逆に肌を傷めること)になってしまいがちです。

握って使うタイプは力加減を調整しやすい(左)。ハンドル付きのものは広い面積を洗うのに便利(右)

握って使うタイプは力加減を調整しやすい(左)。ハンドル付きのものは広い面積を洗うのに便利(右)

ただし、くるくると大きく動かしてマッサージするような場合は、逆に持ち手が長いものの方がリズムよく操作できるので、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。ハンドルに滑り止めが施してあるものなら、濡れた手でも滑りにくいメリットがあります。

また、紐がついて吊るせるもの持ち手自体がスタンドになっているもの、マグネット式で洗面台の鏡などに貼り付けておけるものだと保管に便利で、乾燥もしやすく、カビの発生を防ぎやすくなります。

電動タイプはアタッチメントにも注目

電動タイプの洗顔ブラシには、基本のブラシ以外にアタッチメントが付属しているものがあります。小鼻ケア用など細かい部分がケアできるものや、マッサージにより血流やリンパ液循環を促すドレナージュケア専用のものなど、商品によって異なります。

付属アタッチメントの一例。左から基本の洗顔ブラシ、シリコン製の小鼻用、ドレナージュ用

付属アタッチメントの一例。左から基本の洗顔ブラシ、シリコン製の小鼻用、ドレナージュ用

また、別売りのアタッチメントや交換用ブラシが販売されているかどうかも、確認しておきましょう。

おすすめの洗顔ブラシ6選

馬場さんのお話を参考に、your SELECT.編集部がおすすめの洗顔ブラシを厳選しました。手動タイプ、電動タイプ、天然毛、人工毛、スポットタイプと、それぞれ魅力的な商品がそろっていますので、気になるものをチェックしてみてください。

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おすすめの洗顔ブラシ6選

種類 手動タイプ 電動タイプ
メーカー
商品名
赤田刷毛工業|アルティ フェイスブラシ 粧美堂|リッチホイップブラシ SHINKA 髪美人育成プロジェクト|大人のカラダ改善計画〈女性用〉洗顔ブラシと小鼻洗浄ブラシのセット 晃祐堂|KOYUDO Collectionハート型ノーズブラシ MTG|リファクリア パナソニック|洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC67-P

赤田刷毛工業

粧美堂

髪美人育成プロジェクト

晃祐堂

MTG

パナソニック

アルティ フェイスブラシ

リッチホイップブラシ SHINKA

大人のカラダ改善計画〈女性用〉洗顔ブラシと小鼻洗浄ブラシのセット

KOYUDO Collectionハート型ノーズブラシ

リファクリア

洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC67-P

参考価格(税込) 4510円 3300円 1690円 1688円 2万7280円 1万4500円
ブラシの素材 カネゴート毛(人工毛) PBT(人工毛) 人工毛 山羊毛(天然毛) PBT(人工毛) 人工毛/シリコン
サイズ(幅×奥行×高さ) 51×72×115mm 50×50×83mm 17(毛丈)×107(全長)mm 68×42×190mm 55×30×192mm
重量 51g 130g 220g
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

まるで産毛のような日本製の極細毛ブラシ 赤田刷毛工業(AKADA BRUSH) アルティ フェイスブラシ

参考価格: ¥4,510(税込)

ブラシの素材 カネゴート毛(アクリル系人工毛)
サイズ(幅×奥行×高さ) 51×72×115mm
重量 51g

専門家のおすすめポイント

これまでさまざまな洗顔ブラシを試してきた中で、とにかく気に入って愛用している商品です。ブラシ全体を握って使用するのにぴったりなサイズ感なのも、長く使い続けている理由のひとつ。人工毛ながら、獣毛に限りなく近い肌触りなのもポイントです。

馬場さおりさんのおすすめポイント

美容家/化粧品メーカー経営者

馬場さおりさん

獣毛に近い風合いを持ちながら、雑菌が繁殖しにくい50ミクロンのカネゴート毛(アクリル系)を採用。約48万本を植毛した高密度の極細毛は、極上の肌触りと細かな汚れを優しくかき出す洗浄力を両立しています。

材料も加工もすべて日本製で、本体には良質なひのきを使用。さらに紐付きで吊るして乾かせるので、カビが発生しにくく衛生的で長持ちします。

手のひらにちょうどスッポリおさまって握れるサイズ。力加減をコントロールしやすい

手のひらにちょうどスッポリおさまって握れるサイズ。力加減をコントロールしやすい

「極細毛がびっしり植えてあり、柔らかいのにものすごい弾力。これが肌を傷めないポイントです」と馬場さん

「極細毛がびっしり植えてあり、柔らかいのにものすごい弾力。これが肌を傷めないポイントです」と馬場さん

2種類の超極細毛と洗練されたデザイン 粧美堂(SHOBIDO Corporation) リッチホイップブラシ SHINKA

参考価格: ¥3,300(税込)

ブラシの素材 PBT(人工毛)
サイズ(幅×奥行×高さ) 50×50×83mm
重量

専門家のおすすめポイント

スタンドがマグネット式になっていて保管がスムーズ。使用後に効率良く乾燥もできて、カビの発生を防いでくれます。しずく型の先端でツボ押しができ、むくみの解消にも役立ちます。

馬場さおりさんのおすすめポイント

美容家/化粧品メーカー経営者

馬場さおりさん


累計100万個売れた「とろける贅沢毛穴ケアシリーズ」の洗顔ブラシのリニューアル商品。肌当たりの良い2種類の超極細毛(白:50ミクロン、黒:60ミクロン)を合計70万本密集させることで、絶妙になめらかな使い心地を実現しました。熱にも強く、ドライヤーを使用して乾かすことも可能です。

また、デザイン面では「置いておきたくなる洗顔ブラシ」を目指し、自立して収納できるマグネット式のスタンドを付属。2021年度グッドデザイン賞を受賞しています。

マグネット式のスタンドにブラシ本体がピタッとフィット

マグネット式のスタンドにブラシ本体がピタッとフィット

洗顔しながらツボ押しもできるデザイン。安定感も抜群

洗顔しながらツボ押しもできるデザイン。安定感も抜群

初心者のお試し購入に!コスパの良い2本セット 髪美人育成プロジェクト(Kamibijin ikusei project) 大人のカラダ改善計画 〈女性用〉洗顔ブラシと小鼻洗浄ブラシのセット

参考価格: ¥1,690(税込)

ブラシの素材 人工毛
サイズ(幅×奥行×高さ)
重量

専門家のおすすめポイント

洗顔ブラシを使い始めたいけれど、いきなり高級品はちょっと…という人におすすめです。通常の洗顔ブラシと小鼻ブラシの2本セットでこの価格はお得です。しかも超極細毛は肌に優しく、人工毛なのでお手入れも楽。初心者のお試し購入にいかがでしょうか。

馬場さおりさんのおすすめポイント

美容家/化粧品メーカー経営者

馬場さおりさん

日本人の繊細な肌用に開発された超極細毛の洗顔ブラシと小鼻ブラシのリーズナブルなセット。2種類の極細毛には独自に開発した「天使の柔軟毛」を使用。長さを変えて中心を凹ませることで、肌への負担を抑えながら顔の曲面にフィットする構造です。

「真ん中が凹んでいるので、顔のカーブにぴったりフィットするようになっています」と馬場さん

「真ん中が凹んでいるので、顔のカーブにぴったりフィットするようになっています」と馬場さん

小鼻ブラシの方は中心を高くした段差植毛で、小鼻のわきや鼻の下など細かい部分まで、余分な力をかけずに洗浄できるようになっています。どちらにも紐が付いていて、吊るして保管できるのもうれしいポイントです。

「小鼻ブラシは持ちやすくいい感じです。2本も入っていてコスパ最高!」と馬場さん

「小鼻ブラシは持ちやすくいい感じです。2本も入っていてコスパ最高!」と馬場さん

山羊毛の熊野筆を採用した小鼻専用ブラシ 晃祐堂(KOYUDO Collection) KOYUDO Collection ハート型ノーズブラシ

参考価格: ¥1,688(税込)

ブラシの素材 山羊毛(天然毛)
サイズ(幅×奥行×高さ) 17(毛丈)×107(全長)mm
重量

専門家のおすすめポイント

小鼻周りの黒ずみやTソーンのテカリなど、部分的に気になる箇所がある人におすすめのスポットケアブラシ。スリムでコンパクトなペン型で、お泊りや出張の際にスキンケアポーチに入れて持ち歩くのにも便利です。

馬場さおりさんのおすすめポイント

美容家/化粧品メーカー経営者

馬場さおりさん

柔らかい山羊毛を使用した熊野筆の小鼻専用ブラシです。ハート型の毛先が小鼻周りのくぼみに溜まった皮脂汚れや落としきれていないメイクを、優しく取り除いてくれます。スポットケア専用のブラシを探しているなら、最初の一本にぜひおすすめ。紐が付いており、使用後にぶら下げて乾かしながら収納できます。

「小鼻のわきはもちろん、眉間や目のくぼみ、鼻の下など細かい部分のスポットケアにぴったり」と馬場さん

「小鼻のわきはもちろん、眉間や目のくぼみ、鼻の下など細かい部分のスポットケアにぴったり」と馬場さん

柔らかくコシのある山羊毛の熊野筆なので、敏感肌の人も安心して使用できる

柔らかくコシのある山羊毛の熊野筆なので、敏感肌の人も安心して使用できる

確かな洗浄力と柔らかな使い心地を両立した音波式 エムティージー(MTG) リファ クリア

参考価格: ¥27,280(税込)

ブラシの素材 PBT(人工毛)
サイズ(幅×奥行×高さ) 68×42×190mm
重量 130g

専門家のおすすめポイント

リファの「美しくありたいと願う、世界中の人々を美しくするために」というコンセプトどおり、使えば使うほど美肌に近づく音波式洗顔ブラシ。うっとりするような曲線のフォルムは、日々のスキンケアを特別な時間にしてくれます。

馬場さおりさんのおすすめポイント

美容家/化粧品メーカー経営者

馬場さおりさん

確かな洗浄力と洗い心地にこだわった電動洗顔ブラシ。横0.2~0.3mm、縦0.5mmの音波振動に加え、摩擦ダメージを抑えて汚れの再付着を防ぐイオンクレンジングを掛け合わせた3Dソニックイオンテクノロジーを搭載しています。

洗顔モードはソフト、クリーン、ディープの3段階あり、朝は全顔をソフト、夜は顔全体をクリーン、Tゾーンはディープで使用するのがおすすめです。

「とろけるような極上の肌触りと心地良い振動で、気分も上がります」と馬場さん

「とろけるような極上の肌触りと心地良い振動で、気分も上がります」と馬場さん

ブラシに採用した高密度の熊野筆は毛穴よりも細く、角質層をくまなく洗浄。傷んできたら別売りのブラシヘッドへ交換可能。本体はIPX7相当の防水性能があるので、入浴中に使用することも可能。専用のスタンド式充電器にセットして手間なく充電できます。6時間ほどでフル充電できます。

化学繊維とは思えない質感の熊野筆を使ったブラシヘッド。超極細毛がびっしり植毛されている

化学繊維とは思えない質感の熊野筆を使ったブラシヘッド。超極細毛がびっしり植毛されている

3つのアタッチメントで1台3役!濃密泡も自動生成 パナソニック(Panasonic) 洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC67-P

参考価格: ¥14,500(税込)

ブラシの素材 人工毛/シリコン
サイズ(幅×奥行×高さ) ‎55×30×192mm(洗顔ブラシ<ソフトタイプ>取付時)
重量 220g

専門家のおすすめポイント

はじめての電動タイプの洗顔ブラシにおすすめです。少し価格は高めですが、アタッチメントが3種類付いていることを考えるとコスパの良い商品。ドレナージュケアも行えるのが魅力。防水機能でお風呂場でも安心して使えて、付属の専用スタンドに収納できます。

馬場さおりさんのおすすめポイント

美容家/化粧品メーカー経営者

馬場さおりさん

回転式の電動タイプ洗顔ブラシです。基本の洗顔ブラシは毛先0.01mm以下の極細毛を採用したソフトタイプで、ブラシを付けたまま濃密泡が作れます。

「マッサージ用のアタッチメントで耳下腺をリンパマッサージでき、むくみのケアにも使えます」と馬場さん

「マッサージ用のアタッチメントで耳下腺をリンパマッサージでき、むくみのケアにも使えます」と馬場さん

さらに、小鼻周りなど細かい部分に適した毛先の丸いシリコン製の皮脂ケアブラシと、約1000回/分のローラー刺激とリズミカルな高速タッピングでドレナージュケアが行える泡洗顔アタッチメントが付属。肌質や肌のコンディションに合わせて3種類の洗顔方法を選べます。約2時間でフル充電ができます。

「ポイントケア用はシリコン製なので、小鼻周りのケアだけでなくアイメイク落としにも便利です」と馬場さん

「ポイントケア用はシリコン製なので、小鼻周りのケアだけでなくアイメイク落としにも便利です」と馬場さん

洗顔ブラシを買う前に知っておきたいこと

スポットタイプの洗顔ブラシや電動タイプの電源方式の違い、使い方のコツや注意点など、ヘアブラシを購入する前に知っておきたいことを馬場さんに解説していただきました。

「初心者の方は、小鼻周りなどケアする部分を限定してスタートしてみるのもおすすめです」と馬場さん

「初心者の方は、小鼻周りなどケアする部分を限定してスタートしてみるのもおすすめです」と馬場さん

小鼻周りやTゾーンのケアにはスポットタイプが便利

小鼻周りやTゾーンなどの皮脂汚れや黒ずみ対策には、スティック状などコンパクトなスポットタイプの洗顔ブラシを活用しましょう。通常の洗顔ブラシでは行き届きにくい細かいくぼみや溝に入り込んだ汚れ、落としきれていないアイメイクなどもすっきりと取り除けます

小鼻のわきやTゾーンやなど皮脂汚れがたまりやすい部分には、スポットタイプを使うと便利

小鼻のわきやTゾーンやなど皮脂汚れがたまりやすい部分には、スポットタイプを使うと便利

また、定期的にスポットタイプのブラシを使って汚れを貯めないことで、気になる角栓もできにくくなっていきます

電動タイプは充電式が主流、乾電池式は持ち運びに便利

電動タイプの洗顔ブラシには、充電式乾電池式があります。充電式が主流ですが、機種によってフル充電の所要時間や稼働時間コネクターの種類が異なるため、購入前に確認しておきましょう。

乾電池式のものは、充電切れの心配がなく、もし乾電池が切れても新しい乾電池を入れ替えればすぐに使うことができます。どちらのタイプも、防水に対応しているかも大切なチェックポイントです。

電動タイプを選ぶときは、充電式が乾電池式かを確認しよう

電動タイプを選ぶときは、充電式が乾電池式かを確認しよう

洗顔ブラシの使い方と注意点

洗顔ブラシは正しく使用しないと、効果がでないばかりか逆に毛穴が広がったり肌を傷めてしまったりする恐れがあります。正しい使い方と注意点をそれぞれまとめました。

洗顔ブラシの正しい使い方

  1. 顔と洗顔ブラシをぬるま湯で充分に濡らします。
  2. お好みの洗顔料で濃密泡を作ります。きめ細かくもっちりとした弾力のある濃密泡を作ることが、洗顔ブラシを使用するうえで何より大切なポイント。濃密泡は毛穴の奥にまで入り込み、汚れに吸着してからめ取ってくれるうえ、洗顔ブラシによる肌への刺激や摩擦ダメージを抑える役割があります。洗顔ネットを使えば、誰でも簡単に濃密泡が作れるのでおすすめです。
  3. 洗顔ネットを揉み洗いするようにすると簡単に濃密泡が作れる

    洗顔ネットを揉み洗いするようにすると簡単に濃密泡が作れる

  4. 泡を洗顔ブラシと顔に乗せます。
  5. 充分に硬さのある濃密泡が作れていると、ブラシに乗せても垂れてこないので扱いやすい

    充分に硬さのある濃密泡が作れていると、ブラシに乗せても垂れてこないので扱いやすい

  6. おでこや頬など面積の広い箇所は、洗顔ブラシでくるくると円を描くように動かします。
  7. ブラシ面や毛先が肌に当たるか当たらないかくらいの力加減で洗うことがコツ

    ブラシ面や毛先が肌に当たるか当たらないかくらいの力加減で洗うことがコツ

  8. ぬるま湯で充分に洗い流し、たっぷりの化粧水で保湿しましょう。

洗顔ブラシを使う際の注意点

洗顔ブラシを使う際の5つの注意点

洗顔ブラシを使って泡を作るのは避けましょう。ブラシが痛みやすくなるだけでなく、充分に泡立てることができません。また、洗顔の際に力を入れてブラシでゴシゴシと強くこすると、肌を傷めるので絶対にやめましょう

洗顔ブラシを毎日使用するのも厳禁です。最初は週1回からスタートし、肌の様子を見ながら週2回へ増やしましょう。 肌の状態が少しでもいつもと違うなと感じたら、迷わず洗顔ブラシの使用はお休みしてください。

使用後に洗顔ブラシをお風呂場にそのまま放置するのもNGです。雑菌やカビの温床となりかねないので、必ずきれいに洗ってしっかり水分を切り、風通しの良い場所で乾燥させるようにしましょう。

また、洗顔後はしっかり保湿することも重要なポイント。保湿を怠ると、毛穴が広がる原因にもなるので要注意です。

肌に痒みやトラブルがあるときは洗顔ブラシの使用を控えよう

肌に痒みやトラブルがあるときは洗顔ブラシの使用を控えよう

肌荒れを起こしている人や、肌に痒みの症状が出ている人などは、洗顔ブラシの使用は避けてください。特に、スクラブ洗顔ピーリングなどの角質ケアを過剰に繰り返して「ビニール肌(ラップ肌)」になっている人は注意が必要です。ビニール肌とは、角質層が薄くなり凸凹のないつるんとしたラップのような肌のことで、バリア機能が低下し敏感肌になってしまった状態。しばらく角質ケアをお休みして健康な肌を取り戻してから、洗顔ブラシを使うようにしてください。

一方、ニキビ肌の人は洗顔ブラシを正しく使用することで改善が期待できます。大きく膿んだニキビがある場合や、赤く腫れあがるなど炎症の強い状態の場合を除き、肌あたりが優しい洗顔ブラシを使って皮脂や汚れを取り除いてあげましょう。

洗顔ブラシに関するQ&A

洗顔ブラシに関する疑問について馬場さんにお答えいただきました。

「洗顔ブラシを上手に使いこなして美肌を手に入れましょう!」と馬場さん

「洗顔ブラシを上手に使いこなして美肌を手に入れましょう!」と馬場さん

Q. 洗顔ブラシはメンズのスキンケアにも有効?

A. 皮脂分泌の多い男性こそ洗顔ブラシを使うのをおすすめします

男性はホルモンの影響で女性よりも皮脂の分泌が多く、毛穴の黒ずみやテカリが目立ちニキビ肌にもなりやすい傾向があります。通常の洗顔では落としきれない蓄積した皮脂汚れを落とすには、洗顔ブラシを使用するのが最適でしょう。

ただし、男性だからといって頻繁に使用するのは禁物。オーバーケアにならないように、やはり週に2回程度の使用に留めてください。

男性のスキンケアにも洗顔ブラシはおすすめ

男性のスキンケアにも洗顔ブラシはおすすめ

Q. 100円ショップの洗顔ブラシでもちゃんとケアできる?

A. 安価なものでも正しく使用すれば問題ありません

最近の100円ショップには、300円前後でそれなりにクオリティの高い洗顔ブラシが売られており、正しい使用法を守れば問題ないでしょう。ただし、中には一定の規格を通してない粗悪品の場合もあるので、刺激や違和感を感じたら使うのを止めましょう

また、高級品に比べて寿命が短いものも多いので、頻繁に買い替える必要が出てくるなど、長い目で見ると逆にコスパは悪くなることが多いです。

Q. 洗顔フォームは何を使ってもいい?

A. 泡立ちの良い洗顔フォームを使うようにしましょう。

泡立ちの少ない洗顔フォームで洗顔ブラシを使うと、肌に負担がかかって傷める心配があります。できれば洗顔ネットでもっちりとした濃密泡を作って使用すれば、毛穴汚れに吸着すると同時に、泡の弾力によって洗顔ブラシによる刺激から肌を守ってくれます

「逆さにしても垂れてこないくらいの濃密泡と一緒に使うと、洗顔ブラシの効果は倍増します」と馬場さん

「逆さにしても垂れてこないくらいの濃密泡と一緒に使うと、洗顔ブラシの効果は倍増します」と馬場さん

洗顔ネットを使うのが面倒な人や充分に時間の取れない朝などには、あらかじめ泡で出てくる洗顔フォームを選ぶのもよいでしょう。また、「洗顔ブラシと相性が良い」とする洗顔フォームも販売されているのでチェックしてみてください。

Q. 洗顔ブラシを使った後のスキンケアはどうしたらいい?

A. まずは充分に保湿してください。導入美容液などのスペシャルケアもおすすめです。

洗顔ブラシを使った後はローションパックや導入美容液などのスペシャルケアを行うのもおすすめ

洗顔ブラシを使った後はローションパックや導入美容液などのスペシャルケアを行うのもおすすめ

洗顔ブラシを使った後は、とにかく保湿することが大切。毛穴の汚れが取り除かれた肌は、化粧水が内部まで浸透しやすい状態になっているので、ふだんより少し多めに化粧水や乳液で保湿すると効果的です。

逆に、ピーリングや角質ケアなど、肌への刺激が強いお手入れは控えましょう

Q. 洗顔ブラシのお手入れ・保管方法や買い替えの頻度は?

A. 使用後は毛の部分をよく洗い、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう

浴室に置いたままだと雑菌が繁殖したり、カビが生えたりする原因になるのでNGです。毛が密集している部分は、清潔なタオルで水気を吸い取ってあげると早く乾きます。

また、洗顔ブラシは定期的に買い替えるようにしましょう。適切に管理できていても、毛が抜けるなど傷んできますので、少なくとも週に2回の使用で1年を目安に交換しましょう。1年たたなくても、カビてきたり毛先がへたってきたら買い替えのタイミングです。

「使用後は毎回きちんと洗って充分に乾かしましょう。浴室に置きっぱなしにだと高確率でカビが生えてきます」と馬場さん

「使用後は毎回きちんと洗って充分に乾かしましょう。浴室に置きっぱなしにだと高確率でカビが生えてきます」と馬場さん

洗顔ブラシのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは洗顔ブラシの売れ筋ランキングを紹介しています。どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

まとめ

  • 肌への負担を抑えたいなら手動タイプ、洗浄力重視なら電動タイプを選ぶ
  • 肌に優しいのは天然毛、使いやすさやお手入れのしやすさ重視なら人工毛シリコン製がおすすめ
  • 小鼻など細かい箇所のケアにはスポットタイプが使いやすい
  • ヘッドを握って使えるものを選ぶと、力の調整がしやすい
  • 電動タイプはアタッチメントの種類にも注目する
  • 洗顔料をよく泡立て濃密泡と一緒に使用するのがポイント
  • 洗顔ブラシは週に1〜2回程度の使用が目安

今回は美容家の馬場さおりさん監修のもと、洗顔ブラシの効果や素材の特徴、選び方などを解説しました。洗顔ブラシは、週に1〜2回程度の頻度で正しい使い方をすれば、ふだんの洗顔だけでは落としきれない毛穴の奥の汚れを取り除くことができます。生活スタイルや肌の状態に合わせて、自分にぴったりの洗顔ブラシを見つけてください。

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