ホットビューラーのおすすめ人気10選！メイクのプロが初心者でも使いやすい商品の選び方を解説

「カーラー型とスティック型、自分の目に合うホットビューラーはどっち？」
「プチプラでも優秀なホットビューラーを知りたい」

アイメイクの決め手になるまつ毛。ホットビューラーは、マスカラを使用する前にまつ毛をカールさせるのに便利なアイテムです。ただ、カーラー型やスティック型などさまざまな種類があり、使い方もいまいちわからなくて、何を選べばいいのか悩んでしまいますよね。そんなホットビューラーを選ぶポイントは、以下の通りです。

今回はメイクアップアーティストとして活躍するpaku☆chanさんに、ホットビューラーの基礎知識をはじめ、選び方のポイント、正しい使い方などを伺いました。
また、your SELECT.編集部が選ぶおすすめのホットビューラー10選も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ホットビューラーを選ぶ前に知っておきたい5つのこと

ホットビューラーを使うと、まつ毛がくるっと上向きになり目が大きくぱっちりとした印象に

ホットビューラーは、熱の力でまつ毛を上向きカールにしてくれるアイテム。ヒーター部分が温かくなることで、まつ毛を挟む、もしくはあてるだけでしっかりとしたカールができ、髪にヘアアイロンをあてるような感覚で使用できます。

ホットビューラーを使用するメリット・デメリット、一般的なビューラーとの違いや種類など、選ぶ前に知っておきたい5つのことを、メイクアップアーティストのpaku☆chanさんに伺いました。

1. ホットビューラーを使うとカールが長持ちする

「ホットビューラーは、熱を加えるためカールが長時間キープできます。化粧直しなどにも使えて1本もっていると便利です」とpaku☆chanさん

ホットビューラーにはさまざまな特徴があります。メリットとデメリットを、それぞれ解説します。

ホットビューラーの一番のメリットは、ヘアアイロンで髪を巻いたときと同様に、熱を加えることでしっかりとカールが作れ、そのカールが長時間キープできること。また、「目尻の部分だけ」「黒目の上だけ」など、仕上げたいアイメイクによって、理想のまつ毛の形にコントロールできることも魅力です。さらに、スティック型のホットビューラーであれば、まつ毛が少ない人や短い人、一重・二重の人、まつ毛の量や長さ・目の形などを選ばずに、誰でもキレイにカールを付けることもできます。

「ホットビューラーはカールが長持ちすることや微調整がしやすいことなど使い勝手が良いアイテムです」

一方で、デメリットは、まつ毛に熱を加えてカールを作るため、キューティクルにダメージを与えてしまうこと。髪にトリートメントやヘアオイルを使用するように、まつ毛美容液などでダメージケアをしながら使用することをおすすめします。また、ヒーターを搭載しているため、通常のビューラーよりも高額な傾向があります。電池の購入や充電などの準備も必要です。
さらに、拭き取るだけでは汚れが落ちない場合もあるので、使用後には付属されている専用ブラシで掃除をする習慣をつけましょう。

2. ビューラーとの違いはカールのキープ力！

ホットビューラーは熱を加えるためカールが長持ちするのがメリットですが、ビューラーと比べてどのくらい差があるのか見ていきましょう。

一般的なビューラーとホットビューラーで、それぞれ3時間後のキープ力をチェック

上の写真を見ると、一般的なビューラーは、挟んで持ち上げるため一時的なカール力は高いですが、ホットビューラーのほうが、熱を加えるため時間がたっても角度をキープしていることが分かります。
検証は素のまつ毛の状態で実施しましたが、paku☆chanさんいわく、マスカラ下地やマスカラを塗るとよりキープ力が良くなるとのことです。

3. カーラー型は初心者向け、スティック型はやや上級者向け

ホットビューラーはおもに「カーラー型」と「スティック型」の2種類があります。それぞれ向いている人が異なるため、特徴を理解して自分に合うタイプを選びましょう。

一度にまつ毛を上げたい人はカーラー型（左）、ピンポイントにカールをさせたい人はスティック型（右）がおすすめ

カーラー型は、通常のビューラーと同様に、まつ毛を挟んでカールさせるタイプ。通常のビューラーと同じ感覚で使用できるため、初心者におすすめです。サイズはやや大きめの製品が多く、メイクポーチに入れて持ち運ぶにはややかさばります。熱と挟んだときの力で持ち上げることができるため、くっきりとしたカールを作りたい人、普通のビューラーではすぐ下がってしまう人におすすめ。ただし、まつ毛が短い人やまぶたが厚い人は若干挟みづらい印象があります。

スティック型は、先端のコームでまつ毛を持ち上げ、熱を加えるだけでカールさせることができるタイプ。マスカラを塗るときのようにまつ毛の付け根から先端へ動かしますが、きれいにカールさせるには慣れが必要で、やや上級者向きです。スティック状のスリムなフォルムで持ち運びに便利なため、出先でのメイク直しをしたい人におすすめ。小回りが利くため、目頭や目尻などピンポイントでまつ毛をカールさせたい人に向いています。まつ毛の長さや目の形を問わず、まつ毛の短い人や、一重・奥二重の人でも使いやすいです。

4. コスパ重視なら充電式、使用頻度が低いなら電池式がおすすめ

ホットビューラーの電源方式は、充電式と電池式があります。こちらもそれぞれの特徴と向いている人を解説します。

充電式（左）はコスパ重視の人に、電池式（右）はときどき使用する人に◎

充電式は、コンパクトなタイプが多いため、出先でメイク直ししたい人に向いています。また、電池購入が必要なくランニングコストを抑えられ、コスパを重視したい人にもおすすめです。充電切れには注意が必要です。

電池式は予備の電池を準備しておけばいつでも使用でき、使用頻度が高くない人におすすめです。電池の重さがあるため、充電式と比べて大きさや重さのある傾向があります。頻繁に使用する場合は、ランニングコストがかかります。

5. 温度調節や自動電源オフなど、あると便利な機能もチェック

「マツエクやお湯で落ちるタイプのマスカラは熱に弱いので、低温の設定ができると重宝しますよ」

ナチュラルに仕上げたいときや、まつ毛が短めな人はやや低めの温度で使用するなど、状況に応じて使い分けできるよう温度調整機能があると便利です。そのほかにも、まぶたを熱いビューラーが触れてやけどすることがないよう、やけど防止機能は多くの製品で採用されています。万が一電源を切り忘れてしまっても大丈夫なよう自動電源オフ機能付きの製品もおすすめです。

TOUCHBeautyのホットビューラーは、約15秒の予熱時間があり、予熱が完了するとパッドが赤→白に変化してお知らせしてくれる「温度検知パッド機能」付き

【タイプ別】ホットビューラーのおすすめ10選

paku☆chanさんにお伺いしたお話を参考に、your SELECT.編集部が選んだホットビューラーをタイプ別にご紹介します。

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• カーラー型ホットビューラー4選
• スティック型ホットビューラー6選

カーラー型のおすすめホットビューラー4選

まつ毛を根元からしっかり立ち上げたい人におすすめのカーラー型のホットビューラーを紹介します。予熱時間が短くまつ毛を挟みやすいものを選びました。

韓国の人気メイクツールブランドによるホットビューラー。スイッチをONにして約30秒でシリコンの色が赤から白に変わり、スピーディに予熱が完了。目頭から目尻まで一度にまつ毛をキャッチでき、挟むだけであっという間にきれいなカールを作ることができます。ヒーター部の温度が高めなので、長時間の使用は避け、やけどに注意しましょう。

ワンプッシュ式ボタンを上にスライドさせることで稼働する仕組み。シリコンパッドの色が赤から白に変われば準備完了。約15秒と短い予熱時間で使用できます。予熱が終わるまで、プッシュシステムを指で押し続ける必要がありますが、短時間でまつ毛をカールさせ、長時間キープ。目の形にフィットしやすい超広角設計で、初心者でも使いやすいタイプです。

スイッチをON・OFFするだけのワンタッチ操作。シンプルな機能と約10秒で完了する予熱の早さが魅力の製品。短い予熱時間でもまつ毛にしっかりとカールし、長時間キープできます。スイッチを入れると目もとを照らすランプがつくため薄暗い場所でも使いやすく、使用後に電源を切り忘れるリスクを軽減。電池の寿命がわかりやすいこともポイントです。

挟んで持ち上げる指の力とヒーターの熱のW効果で、まつ毛を根元からしっかりとカール。上向き状態をキープします。Type-CのUSB充電式で、1回充電すると約45分の使用が可能。3分以上使用すると自動的に電源がオフになる機能や、収納時用のストッパーも付いています。目元にあてるカーブがやや深めのタイプなので、目の丸みにフィットしそうか確認しましょう。

スティック型のおすすめホットビューラー6選

続いて、まつ毛の細部を整えるのに便利な、スティック型のホットビューラーを紹介します。適温が把握できるものや温度調節ができるものを中心に選びました。

ヒーター背面の適温マークが紫からピンクに変われば使用可能のサイン。ダブルヒーターにより、自然な上向きカールのまつ毛に仕上げ、長時間キープできます。電池式ですが、繰り返し使える充電式ニッケル水素電池を入れてもOKなので経済的。同シリーズは他にもセパレートロングカール・つけまつげ用も展開していて、用途に合わせたセレクトが可能。まずはベーシックなこちらの製品からお試しを。

短いまつ毛もカールしやすいラウンド型コームを採用。温度を調整する高性能特殊ICチップが内蔵されているため、カールに最適な温度をキープすることが可能。温度が低すぎてカールできない、まぶたをやけどしてしまうといったリスクを軽減できます。マスカラ後の使用はもちろん、まつ毛パーマやエクステをしている人も使えるタイプです。

10秒で予熱が完了するため、朝の忙しい時間にもすばやく使用が可能。60～70℃の低温は黄色、75～85℃は青色のランプが灯る2段階の温度調整も便利です。5分間で自動的に電源がOFFになる機能も付いているため安心。コンパクトなUSB充電タイプで、2時間の充電により2～4週間使えるため、旅先にも持ち運びやすく、重宝します。

予熱時間は10～20秒と短く、センサーが赤から白に変われば予熱完了のサイン。まつ毛の状態に合わせて3段階の温度調整が可能で、温度がひと目でわかるディスプレイ表示も特徴です。コームはまぶたのカーブに合わせた形状で使いやすく、やけど防止機能付きで安心。USB充電式ですが、リチウムイオン電池を内蔵しているためやや太めのフォルムです。

まるでUSBメモリのようなホットビューラー。長さ約89mm、幅約20mmの軽量・コンパクト仕様で、化粧ポーチに入れてもかさばりません。充電式ですがケーブルは不要で、カバーを外してUSBコネクタを直接差し込むだけ。パソコンやモバイルバッテリーなどがあればどこでも充電できます。約30分の充電1回につき、約20分の使用が可能。小型でもまつ毛をしっかりとカールさせることができます。

花型のボタンを押すとヒートパネル部分が持ち上がる仕組み。セパレートコームでまつ毛をとかし、ヒートパネルをあててまつ毛をカールします。カールの際は高温のH、まつ毛の流れを整えたり根元にあてたりしたいときは低温のLと、用途に応じて2段階の温度調整ができることもポイント。2つ折りにするとコンパクトサイズになり、自動で電源がOFFになる機能も便利です。

ホットビューラーの正しい使い方

ここではpaku☆chanさんに、ホットビューラーをタイプごとに上手に使用するコツを伺いました。

カーラー型

しっかりとまつ毛を上げてくっきりとしたカールを作りたければ、カーラー型のホットビューラーでまつ毛を根元から持ち上げて挟みましょう。

なお、カーラー型・スティック型どちらにも共通していえることですが、ホットビューラーの使用前には、スキンケアの段階でまつ毛美容液の使用をおすすめします。美容液が乾いた後に、予熱が完了したホットビューラーをあてていきます。

スティック型

まつ毛1本1本を調整したい場合や、細部まできれいに仕上げたい場合に便利です。また、通常のビューラーでまつ毛を整えた後にプラスで使用したい場合など、スティック型があると重宝します。目の形を選ばないところも使いやすいポイントです。

ホットビューラーに関するよくある疑問 Q&A

最後に、ホットビューラーに関する疑問について、paku☆chanさんに答えてもらいました。

「まつ毛の仕上がりはメイク全体に影響するため、メイクの完成度を高めるプラスワンのアイテムとして、ホットビューラーをもっていて損はないと思います」

Q. ホットビューラーを使ったら普通のビューラーは使わなくていい？

A. ホットビューラーを使うことは、髪の毛でたとえるならばブローをする感覚です。
ホットビューラーのみで仕上げても構いませんが、むしろ通常のビューラーとホットビューラーを使い分けることにより、よりきれいなまつ毛に仕上げることができます。個人的におすすめしたいのが、先にホットビューラーを使用してから、通常のビューラーで仕上げる方法。スキンケアでまつ毛ごと保湿した後、とかすようにホットビューラーをあてるとまつ毛が整います。カーブをつけるというよりも、毛並みを整える感覚です。逆に、メイクの現場では通常のビューラーを使用した後、細かいところをホットビューラーで調整しています。

「ふだんは通常のビューラーを使っている人も、まつ毛が整いにくいときにホットビューラーを1つもっていると、仕上がりがワンランクアップします」とpaku☆chanさん

Q. ホットビューラーを使ったらまつ毛は傷む？

A. 通常のビューラー・ホットビューラー・まつ毛パーマ、いずれを使っても多少の傷みは生じます。ただし、その内容はバラバラ。まつ毛パーマはパーマ液によるダメージですし、通常のビューラーは圧迫することにより毛が折れてしまうことも。ホットビューラーを使えば、熱による傷みをゼロにはできません。

毛の質感によりビューラーを使ってもまつ毛が上がりにくい人、マスカラを付けてからビューラーで仕上げたい人は、まつ毛パーマをかけてしまった方がよいケースも。自分の毛質や相性で選びましょう。

Q. マツエクやまつ毛パーマをしていてもホットビューラーは使っていい？

A. マツエクのカールが落ちてきたとき、通常のビューラーを使用するとマツエクや地まつ毛が抜けてしまうことがあるため、基本的に使えません。しかし、温度調整機能があるホットビューラーであれば、設定温度を抑えめにする工夫により、できるだけ負担をかけずに使用できます。全体に使用するよりも、まつ毛1本だけクセが出ているため直したいときなどに、ホットビューラーがあると便利です。

Q. ホットビューラーのお手入れ方法は？

A. マスカラをした後にホットビューラーを使った際は、汚れを落としましょう。マスカラが固まってしまうと簡単に汚れを落とせなくなるため、こまめな手入れがおすすめです。掃除ブラシが付属している製品が多く、ブラシでコーム部分の汚れを落とすとよいでしょう。マスカラが付着したままになっていると、毛を傷めたり、カールがうまくできなかったりすることも。こびりついてダマになる前に汚れを落としましょう。

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まとめ

paku☆chanさんの監修のもと、ホットビューラーの種類やビューラーとの違い、選び方などについて解説しました。

ホットビューラーがあれば、きれいなカールのまつ毛が簡単に仕上がります。まつ毛を手軽にカールさせたい人や、通常のビューラーではまつ毛が決まらないという人は、この記事を参考として自分に合ったホットビューラーを選んでみてください。