おすすめ家具レンタル・サブスクサービス6選｜選び方のポイントをインテリアスタイリストが解説

新生活をはじめる際、初期コストとして高くなりがちな家具を、月額料金で借りられる家具レンタル・サブスクサービス。生活に必要な家具をそろえる初期費用が抑えられるので、初めての一人暮らしや期間の決まった転勤者、単身赴任者などに高いニーズがあるサービスです。

今回は、数ある家具レンタルサービスの中から、自分にマッチしたものを選ぶポイントをインテリアスタイリストの窪川勝哉さんの協力を得て徹底解説。おすすめの家具レンタルサービス6選とともに、実際にレンタルサービスを利用した体験レポートもお送りします。

家具レンタルサービスとは、新生活をはじめる際や、単身赴任など期間が決まった滞在時に、一定期間だけ家具を借りられるサービスのこと。家具レンタルといっても、リユース品ではなく新品の家具を借りられる業者や、気に入った家具はそのまま買い取りができる業者など、その特色は業者によってさまざまです。

また最近では、必要な家具を定額で借りられるサブスクリプションタイプのレンタルサービスも登場するなど、さまざまなスタイルの家具レンタルサービスが普及してきています。

まずは、家具レンタルサービスを利用するメリットやデメリット、家具レンタルサービスが向いている人と向いていない人について、窪川さんに解説していただきます。

家具レンタルサービスを利用するメリット・デメリット

利便性の高さが人気の家具レンタルサービスですが、購入した場合と比較した場合、どのようなメリット・デメリットが挙げられるのでしょうか。

メリット	デメリット
・低予算で新生活をはじめやすい ・季節家具やベビー用品など使いたい期間だけ借りられる ・気になる家具を手頃に試せる ・転居に際する荷物を減らせる ・処分の手間がない	・レンタル期間によっては購入の方が安く済む ・欲しい家具があるとはかぎらない ・気に入っても購入できないケースがある

家具レンタルを利用するメリット

家具レンタルサービスを利用するメリットとして真っ先に挙げられるのは、やはり初期費用を抑えて新生活をはじめられる手頃さではないでしょうか。新生活をはじめる際には、入居費用や家電の購入など、まとまったお金が必要となるもの。家具をレンタルにすることで初期コストを抑え、必要なものは徐々に購入に切り替えていく……といった使い方ができるのも家具レンタルサービスの魅力です。

また、単身赴任などで決まった期間だけ家具を使いたい人や、転居が多いので家具はできるだけもちたくない人にも、家具レンタルサービスはぴったりです。家具レンタルサービスであれば、不要になった家具を処分する手間もありません。

「家具レンタルサービスは引っ越しの初期費用を抑えたい人には特におすすめしたいですね」と窪川さん

家具レンタルを利用するデメリット

便利な家具レンタルサービスですが、レンタル期間が長期化した場合などは「買った方が安かった」という結果になってしまうケースも。気に入った家具はそのまま買い取りができる業者もありますが、全ての業者が買い取りOKとしているわけではないので、注意が必要です。

また、家具やブランドにこだわりがある人の場合、欲しい家具がラインナップされているとはかぎらないのもひとつのデメリットといえるかもしれません。

家具レンタルサービスが向いている人・向いていない人

では、家具レンタルサービスはどんな人に向いているのでしょうか。向いている人・向いていない人について、それぞれ窪川さんにうかがいました。

「家具レンタルサービスが自分のライフスタイルと合うかどうか、しっかり見極めましょう」

向いている人	向いていない人
・単身赴任や転勤者など引っ越しの機会が多い人 ・必要最低限の家具だけそろえたい人 ・ライフステージの変化が予定されている人 ・模様替えなどインテリアを楽しみたい人	・家具やインテリアにこだわりがある人 ・好きなブランドの家具を使いたい人 ・ひとつの家具を大事に使いたい人 ・家具の経年変化を楽しみながら育てていきたい人

家具レンタルが向いている人

転居に伴う荷物を減らせたり、引っ越しコストを抑えられたりするので、単身赴任や転勤者など引っ越しの機会が多い人は向いているといえます。不要になったらすぐに返却できることから、居住スペースになるべく物を増やしたくないというミニマリスト、シンプリストなど必要最低限の家具だけそろえたい人にもぴったりでしょう。

結婚や出産など、近々にライフステージが変わる予定がある人にも、家具レンタルサービスは向いています。夫婦でずっと使っていく家具を選ぶ前に、レンタルサービスを使ってお試ししたいというケースや、使用時期が決まっているベビー用品をレンタルで済ませるといった使い方が考えられます。

また、「ふだんは選ばないような色味の家具にもトライしてみたい」「部屋の印象を変えてみたい」というように、気軽に模様替えやインテリアを楽しみたい人にも向いています。

「家具レンタルサービスなら、照明やラグをプラスして部屋の印象を変える……といったことにもチャレンジしやすいですよ」

家具レンタルが向いていない人

手頃さと気軽さが魅力の家具レンタルサービスですが、家具やインテリアにこだわりがある人や、好きなブランドの家具を使いたい人の場合、物足りなさを感じてしまうこともあるかもしれません。ひとつの家具を大事に使っていきたい人や、家具のエイジング（経年変化）を楽しみながら育てていきたいという人は、購入の方が適しているといえるでしょう。

家具レンタルサービスは、業者によって「対応エリア」や「レンタル期間」、「品ぞろえの豊富さ」「価格や料金プラン」などに違いがあるので、自分の目的に合った業者を選ぶことが大切です。家具レンタルサービス業者選びのポイントは次のとおりです。

対応エリアかどうか

最初にチェックしたいのが、自宅がレンタル対応エリアかどうか。全国的に展開しているレンタル業者が多いものの、離島など一部の地域は対象外としているところもあるので注意が必要です。また、地域によって配送料などが大きく異なるケースもあるのであわせてチェックしておきましょう。

レンタル期間がマッチしているか

家具レンタルサービスは業者によってレンタル可能期間が異なります。1年間など長期レンタルを前提としている業者もあれば、1ヵ月からレンタル可能としている業者もあるので、レンタル目的に合わせて業者を選ぶことが大切です。

また、もし予定よりも早く返却することになった場合、途中解約が可能か、返金対応は受け付けてくれるのかなどもあわせてチェックしておきましょう。

家具の品ぞろえは豊富か

せっかく家具をレンタルするのであれば、見た目や使用感、サイズ、使い勝手などが気に入った商品を借りたいもの。どこの業者も基本的な家具はそろっていますが、ラインナップの豊富さは業者によって異なります。カラーやデザイン、ブランドなどにもこだわって借りたい人の場合は、できるだけラインナップが豊富な業者を選ぶのがおすすめです。

「中にはハイセンスなブランド家具を借りられる業者もあるので注目してみてくださいね」

レンタル価格や料金プランはどうか

新生活スタート時の初期コストを抑えられるのが魅力の家具レンタルサービスですが、むやみに借りてしまうと月々のコストが高くなりすぎてしまうことも。なるべく費用を抑えるためにも、単品のレンタル価格だけをチェックせず、業者ごとに設定された割引プランにも注目しましょう。「まとめてレンタルすると割引になるプラン」を設定している業者も多いので、自分にマッチしたプランがある業者を選ぶとお得です。

また、レンタル費用だけではなく、家具の設置費用や配送費用、回収費用などもあわせてチェックしておくことが大切です。

補償制度は充実しているか

家具レンタルサービスの場合、ほとんどの業者が補償サービスを設定していますが、その補償内容は業者によって異なります。ペットの噛みつきや子どもの落書きなど、過失による破損・汚損については補償の範囲内としている業者が多めですが、家具に塗装をする、家具の形状を変えるといった行為は故意と見なされ、規定の料金を請求されることがあるので注意が必要です。

また、通常の補償にプラスして、照明の電球などの消耗品を無償で交換してくれるといった特色のある補償制度を展開している業者もあるので、照明やリモコン付き家具などを借りる際にはぜひあわせてチェックしておきましょう。

家電レンタルサービスは展開しているか

新生活をはじめる際に家具とあわせて必要になってくる家電。「家電もレンタルで済ませたい！」という人は、家電レンタルまでフォローしている業者を選ぶと一括で手配が可能です。家具と家電でレンタル業者を使い分けるのが手間に感じる場合は、家具も家電もレンタルできる業者を選びましょう。

インテリアスタイリストの窪川さんに教えていただいたアドバイスをもとに、編集部が家具レンタルサービス業者を厳選。初めて利用する人にもわかりやすいようピックアップしました。

※価格はすべて税込です

オリジナルブランドのハイセンスな家具が豊富！CLAS（クラス）

出典：https://clas.style/

　

対応地域	東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫（2022年5月時点）※一部提供外地域有
家具取扱数	約1200点（2022年4月時点）
レンタル可能期間	1ヶ月～（自動更新）
最低レンタル料金／割引プランの有無	440円～／ポイント割引、長期利用割引制度有
補償制度	◎ 修理費用の自己負担なし
組み立てサービス	有（一部有償）
配送料・返却手数料	なし
家具の購入	不可
家電レンタルサービスの有無	有
商品カテゴリ	ソファ／ベッド・寝具／チェア／オフィスチェア／テーブル／ダイニング／デスク／収納／テレビ台／照明／ラグ・カーペット／カーテン／観葉植物／アウトドア／その他の家具／ベビーベッド／ベビー寝具／モビール／バウンサー／ベビーチェア／ファミリー家電／インテリア（ベビー・キッズ）／洗濯機／冷蔵庫／電子レンジ／キッチン家電／テレビ／掃除機／PC周辺機器／空調家電／美容家電　その他の家電
レンタル例	2人掛けソファ（3520円）／月（1日あたり117円）※1

※1 月30日で計算（編集部調べ）
※価格はすべて税込です

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月々440円からのお手頃価格で家具を借りることができるレンタルサービス。自社ブランド家具を含むハイセンスな家具を扱っているので、独自性を出したい方におすすめです。家電のレンタルも行っているので、トータルでのコーディネートが可能。美容家電のような、かゆいところに手が届くアイテムも。ベビー＆キッズアイテムも豊富にラインナップされているので、ライフステージの変化にも対応できるのが魅力です。

インテリアコーディネーターが在籍。実店舗での対面相談も！STYLICS（スタイリクス）

出典：https://www.stylics.com/

　

対応地域	全国 ※沖縄・離島を除く
家具取扱数	800点 ※コーディネートプランは7万点
レンタル可能期間	基本利用期間24ヶ月（ショートプランも有）
最低レンタル料金／割引プランの有無	1000円～／一部点数割引有
補償制度	〇 あんしん保証制度に加入
組み立てサービス	有（有償）
配送料・返却手数料	返却費用あり
家具の購入	可
家電レンタルサービスの有無	無
商品カテゴリ	ソファ／テレビボード／ベッド／サイドテーブル／デスク／デスクチェア／センターテーブル／ダイニングテーブル／ダイニングチェア／フロアライト・ランプ／天井照明／食器棚／収納家具・ラック／オーダーカーテン／その他インテリア
レンタル例	2人掛けソファ（1200円）※2～24ヶ月目／月（1日あたり40円）※1

※1 月30日で計算（編集部調べ）
※価格はすべて税込です

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国内外150ブランド7万点の家具を取り扱う家具レンタルサービス。専属のインテリアコーディネーターが在籍し、住環境に合わせたインテリアについて、新宿にある実店舗での相談や、オンラインでの相談に対応してくれます。気に入った家具は購入が可能ですので、プロの意見を取り入れつつ「使ってみて良かったら買いたい！」という人にはぴったりのサービスです。

レンタル期間終了後はそのままもらえるコスパの高さが魅力flect（フレクト）

出典：https://www.dinos.co.jp/flect/

　

対応地域	東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬、山梨、長野、福島、新潟、山形、宮城、富山、石川、福井、静岡、愛知、岐阜、滋賀、三重、京都、大阪、奈良、兵庫　※島しょ部は除く
家具取扱数	約3000点（2021年10月時点）
レンタル可能期間	3ヶ月～2年 ※2年以降は購入もしくは返却を選択
最低レンタル料金／割引プランの有無	500円～／無
補償制度	◎ 修理費用の自己負担なし
組み立てサービス	有（有償）
配送料・返却手数料	有
家具の購入	可
家電レンタルサービスの有無	無
商品カテゴリ	デスク／ソファ／テーブル／チェア／ベッド・寝具／ラグ・カーペット／リビング収納／シェルフ・本棚／キッチン収納／衣類収納／子供用家具
レンタル例	2人掛けソファ（1490円）／月（1日あたり49円）※1

※1 月30日で計算（編集部調べ）
※価格はすべて税込です

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大手通販メーカー『ディノス』が運営する家具レンタルサービス。最低レンタル期間は3ヶ月からとなりますが、最大で2年間のレンタル期間を終えると、追加料金なしでそのままもらうことができるのが特徴です。取扱商品はすべて新品なので、「レンタルで試してみたいけど、中古品には抵抗がある……」と考える人におすすめです。ただし、配送や組み立ては有料なのでご注意ください。

日本全国対応。家具・家電セットでまとめて借りられる手軽なセットプラン あるる

出典：https://alulu.jp/

　

対応地域	全国 ※沖縄および離島を除く
家具取扱数	60点以上
レンタル可能期間	1ヶ月～2年 ※延長可
最低レンタル料金／割引プランの有無	設定なし／セットレンタル、長期レンタルによる割引有
補償制度	△ 汚れや破損が大きい場合は商品代金と配送料の負担あり
組み立てサービス	有
配送料・返却手数料	地域により異なる
家具の購入	要相談
家電レンタルサービスの有無	有
商品カテゴリ	生活家具／収納家具／生活家電／AV家電
レンタル例	2人掛けソファ（1725円）※1年契約の場合／月（1日あたり57.5円）※1

※1 月30日で計算（編集部調べ）
※価格はすべて税込です

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家具・家電を広く取り扱っているレンタルサービス。沖縄および離島を除く全国に対応してくれます。家具と家電がセットになったセットプランでのレンタルが主な利用方法となります。「単品プラン」を利用すれば、一点からのレンタルも可能ですが、「試してみたい家具がある」という人よりも、単身赴任などでまとめて借りたい、選ぶのが煩わしいという人向けのサービスです。レンタル品の購入は、契約期間終了時に要相談。

日本全国対応。基本の5点とオプションで家具の組み合わせを選べる おトクレンタル.com

出典：https://otokurental.com/

　

対応地域	全国 ※沖縄および離島を除く
家具取扱数	60点以上
レンタル可能期間	1ヶ月～2年 ※延長可
最低レンタル料金／割引プランの有無	設定なし／セットレンタル、長期レンタルによる割引有
補償制度	△ 汚れや破損が大きい場合は商品代金と配送料の負担あり
組み立てサービス	有
配送料・返却手数料	地域により異なる
家具の購入	要相談
家電レンタルサービスの有無	有
商品カテゴリ	生活家具／収納家具／生活家電／AV家電
レンタル例	2人掛けソファ（1725円）※1年契約の場合／月（1日あたり57.5円）※1

※1 月30日で計算（編集部調べ）
※価格はすべて税込です

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新生活をはじめるときに必要になる電子レンジや洗濯機、冷蔵庫、テレビといった家電の中から5点を選べる基本レンタルセット＋オプション家具レンタルが基本のレンタルサービス。他社と比較して割安で利用できるうえ、配送料・組み立て無料サービスの対象エリアが多いのが特徴です。レンタル期間中の修理や交換は無料、故障の際も代替品を手配してもらえます。

リユース品が豊富。わかりやすい値段設定が魅力 らくらくライフ

出典：https://lakulaku-life.jp/

　

対応地域	東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、宮城、福島、静岡、山梨、長野
家具取扱数	非公開
レンタル可能期間	1年～無期限
最低レンタル料金／割引プランの有無	2000円以上／学割、長期レンタルによる割引有
補償制度	〇 故障の場合は72営業時間内に無償交換
組み立てサービス	有 ※一部有料
配送料・返却手数料	配送料3850円 ※撤去回収費用
家具の購入	―
家電レンタルサービスの有無	有
商品カテゴリ	食器棚・チェスト・ラック／ソファ・テーブル・チェア／ベッド・布団／カーテン／夏商品／冬商品／フィットネス／冷蔵庫・電子レンジ／洗濯機／テレビ・テレビ台・DVD／コンロ・調理器具／掃除機・照明　その他
レンタル例	2人掛けソファ（3850円）／月（1日あたり128円）※1

※1 月30日で計算（編集部調べ）
※価格はすべて税込です

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配送にかかる費用は一律3850円、回収費用や設置費用はなしというわかりやすさが魅力のレンタルサービス。新品のほかリユース品も多く、月額レンタル料金2000円（税込）以上、2点以上の申し込みが必要という縛りはあるものの、他社と比較して価格を抑えてレンタルすることができるのが強みです。レンタル中に故障した場合、連絡してから72営業時間以内に無償で交換対応してくれます。

続いて、編集部が家具のレンタルサービスを実際に体験。自社製品を含むおしゃれな家具を取りそろえた「CLAS」を利用してみました。

※料金などは2022年5月現在のものとなります

「CLAS」で部屋の雰囲気をアップするテーブルランプをレンタルしてみた！

利用してみたのは「CLAS」。自社製品を含むおしゃれな商品を多数取りそろえており、一味違うインテリアに挑戦したい人に向いていると定評があります。今回は部屋の雰囲気をぐっと良くしてくれるテーブルランプをレンタルしてみました。

出典：https://clas.style/674

今回利用した照明のカテゴリだけでも「シーリングライト・ペンダントライト」「デスクライト・テーブルランプ」「フロアランプ・フロアライト」とカテゴリ分けがされており、用途に応じたアイテムをスムーズに探すことができました。また、選択したカテゴリの人気商品がランキング形式で表示されるのも、うれしいポイントです。

ただし在庫切れの商品も表示されてしまうので、一目ぼれしたアイテムがレンタルできずにがっかりしてしまう場面もありました。

支払い方法はクレジットカードのみ。月額利用料の初回決済は商品が到着した翌日になります（組立・設置料、引取処分料、時間指定料は注文時）。

初回登録時にキャンペーンで500ポイントと、会員情報登録のお礼として100ポイントが付与されました。どちらも初回から利用ができたので、本来1430円のところ、830円でレンタルができました。

注文から到着まではこちらも5日。厳重に梱包された状態で配送されてきました。段ボールの中もしっかりと緩衝材にくるまれた状態で梱包されています。

イメージどおりの商品が届きました。取扱説明書や電球も付属しており、到着したらすぐに使うことができます。ただし、電球が切れたら自分で購入、交換することになるので、毎月のレンタル料金以外にもコストがかかることは、留意しておいた方がいいでしょう。

返却時は家具専門の配送業者が解体・梱包をしたうえで回収してくれるとのことなので、梱包資材を用意するなどの手間もなく、手軽に返却できそうです。

ここからは、インテリアスタイリストの窪川さんにレクチャーいただいた家具選びのポイントをQ&A形式でお届けします。

「レンタルと購入をバランス良く取り入れて居心地のいい住まいをつくってほしいですね」

Q. 初めての一人暮らし。まずは何からそろえるべき？

A. どの程度こだわるかにもよりますが、住まいとしてきちんとそろえるのであればカーテン、小さなテーブルと椅子、寝具一式、照明、ラグ、ソファは必要なのではないかと思います。 すべて購入してそろえようとすると、どんなに安く済ませても10万円前後、普通にそろえたら20万円前後はかかってしまうので、最初はレンタルサービスを上手に活用しながら、ずっと使い続けたいものは徐々に購入していく、といった使い方をするのがおすすめです。

Q. あると生活の質があがる家具ってありますか？

A. ぜひ照明にこだわってみてほしいですね。またラグを敷き替える、カーテンを替えるなど面積の多い部分に変化をもたせると、部屋の雰囲気がぐっと良くなるので、ぜひ“壁”にも注目してください。賃貸だと壁に穴をあけるわけにはいきませんが、間接照明を上手に使えば、壁の印象を変え、部屋に表情を与えてくれるのでおすすめです。特に、光を限定した方向に届けられるライトが、表情をつくりやすくておすすめです。

「コンパクトなライトであっても、部屋の雰囲気をガラッと変えてくれますよ」

Q. 家具レンタルサービス利用におすすめの家具は？

A. ソファやベッドなどは、硬さや構造によって座り心地・寝心地に違いが出るアイテムなので、まだこだわりが見つからないうちはいろいろとレンタルで使い比べてみるのがおすすめです。実際に寝心地や座り心地を試してみて、自分の好みの傾向を把握するのに活用してほしいですね。

Q. 逆に購入した方がいいという家具は？

A. あると生活の質をあげてくれる、とっておきの椅子や、憧れの高級メーカーのミニテーブルなど、一生使い続けたい家具に出会ったら、レンタルではなく購入で手に入れてほしいですね。いい木材を使ったテーブルなどの家具は、色味や風合いなどの経年変化による味わいを楽しむことができますから。

Q. 家具レンタルサービスで起こりやすいトラブルは？

A. 手軽に選べてしまうレンタルサービスだからこそ、サイズを把握しないままレンタルして、届いたときに驚く……といったケースはあると思います。特に大型家具の場合、住まいに運び入れるのが難しいものもあるので、事前にかならず確認してから借りてほしいですね。

Q. ホテルのようなおしゃれな部屋にするポイントは？

A. 家具のレイアウトに、余白をもたせるのがポイントです。ベッドを壁にぴったりとくっつけてしまうのではなく、両サイドに余白をもたせ、サイドテーブルと間接照明を置く。これだけでかなり雰囲気はアップすると思うのでぜひトライしてみてください。

インテリア偏差値の高さを感じる窪川さんの寝室。ベッドの横に余白をもたせています

生活に必要な家具を手軽にそろえることができる、便利な家具レンタルサービス。しかし一口にレンタルサービスといっても「おしゃれな家具を1点からレンタルできる」「コーディネーターに相談ができる」「生活に必要な家具をまとめてレンタルできる」など、その特色は業者によってさまざま。

だからこそ、どのような違いがあるのか事前に把握し、自分に向いている業者を見つけることが満足度を高めるためには不可欠です。

使用したい期間や予算、住まいのエリアなどはもちろん、レンタルの目的など、自分の条件と照らし合わせながら、最適な業者を選べるよう、ぜひ本記事をヒントにしてみてくださいね。