仕事でパフォーマンスを発揮して、成長を求めるなら、休日にきちんとOFFモードになることが大切です。リラックスする方法は人それぞれですが、小さな同居人の存在やバーチャルな世界で過ごす時間は、新たな発見とともにあなたのマインドをも変えてくれるかもしれません。
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仕事でパフォーマンスを発揮して、成長を求めるなら、休日にきちんとOFFモードになることが大切です。リラックスする方法は人それぞれですが、小さな同居人の存在やバーチャルな世界で過ごす時間は、新たな発見とともにあなたのマインドをも変えてくれるかもしれません。
モデルにお天気キャスター、ゲーマーと、さまざまな顔をもつ貴島さん。平日は早朝に家を出て情報番組「ZIP!」に生出演し、モデルとしての仕事やYouTubeの撮影も並行するというハードスケジュール。そんな彼女に、丸1日休みの日は、どんな過ごし方をしているの?と聞いてみると……「同居している2匹の“にゃんず”とたわむれるか、ずっとゲームをしていますね」という答えが返ってきました。
一緒に暮らすネコのたいがくん&とわくんは、癒やしであると同時に「日々生活するうえでの価値観を変えてくれた存在」。お兄さんの影響ではじめたゲームについては「FPS(自分が操作しているキャラクターの視点で楽しめるシューティングゲーム)やシミュレーションゲームが好きなんですが、現実とはまったく違う世界で過ごせるからこそ、リフレッシュできるんですよね」と無邪気に話す彼女。
そんなOFFタイムからは、新たなリラックスの術が見つかるかもしれません。
「私の価値観を変えてくれて、いつも私のスイッチをOFFにしてくれる存在」と話すのは、2019年にお迎えした“にゃんず”こと、シンガプーラのたいがくん&とわくん。
「2ヶ月違いでブリーダーさんからお迎えしたんですが、いとこ同士なんですよ。予定していたブリーダーさんが当日に会えなくなってしまい、急きょ立ち寄った別のブリーダーさんのもとで出会ったのがたいがでした。今思えば運命だったと思います」
2匹と暮らすようになってから「日常生活における意識が変わって、メリハリもつきました」といいます。「1人暮らしのときは、家でOFFになりすぎていたところがあって。仕事に行って、帰ったらだらだら過ごすというのがルーティンになっていたんですが、ネコたちがいるとトイレを片付けたり、責任をもってやらなきゃいけないことがあるぶん、自然とメリハリがつきましたね。それに、今までは自分のためだったのが、彼らのためにがんばろうっていう意識に変わったんです。うまくいかなかった日でも『“にゃんず”がいるからいっか、がんばろう』って」
2匹の性格は「控えめで優しいたいがに対して、とわは人懐っこい。対照的だけれど、とても仲良し!」。貴島さんが休みの日は、一緒におもちゃで遊んだり、ソファでゴロゴロしたり……。みんなでOFFタイムを過ごすにあたって買って良かったものは「大きな毛布。自分も使えるし、ネコたちの遊び道具にもなります」と語る表情がなんとも幸せそうで、“にゃんず”の存在の大きさを感じたのでした。
仲良くぴったりくっついていることもあれば、それぞれに違う場所で遊んでいることもあるという“にゃんず”。自由に生きている2匹を見ていたら、「自分でも不思議なくらい生き方や価値観が変わりました」と貴島さん。
「日常生活でいえば、私はきれい好きすぎるところがあって、窓際にちょっとほこりや水滴がたまっているのも許せなかったんです。でも“にゃんず”が来てからは、不思議と平気になったんですよ! むしろ自分がすごく苦しい生き方をしていたことに気がついたというか」と話します。以前は「平日は朝が早いから、友人ともあまり会えないじゃないですか。そのぶんずっと自分や身の回りのことだけに意識が向いて、考えすぎてしまったり、ささいなことを気にしてしまう状態でした。2匹が来てそれが分散されるようになったからか、いい意味で肩の力が抜けたんです」
仕事においても「前は『モデルはこうあるべき!』という考え方に支配されていたところがあった」そう。「体形維持のためにジムに通ったり、生活面でもストイックにがんばらなきゃって気持ちがあったんです。でも実は私、運動が大嫌いなんですよ。周りががんばっているから無理してジムに通っていたんですが、好きなように生きる“にゃんず“を見ていたら、やっぱり楽しくないからやめよう!って素直に思えて」
「自分がいいと思うことを選んで、幸せならそれでいいと思えるようになった。今も『運動しないの?』って聞かれることもあるけど、全然していませんっていえるように(笑)! それよりも私は、ゲームをしている時間が幸せなんですって、堂々とありのままの自分でいられるようになりました」
「1日休みがあったら、ずっとゲームしていると思います」というほど、貴島さんはゲーム好き。ゲームチャンネルの登録者数は1.3万人を誇る、本格的なゲーマーです。「“にゃんず”とたわむれる時間と同じくらい、極上のリラックスタイム」だそうで、「友人や知人、会ったことがない人とも仲良くなれるのがゲームの楽しさ! 人とつながるツールの一つだと思っています」といいます。
おもにプレイしているのは数人のプレイヤーと遊べるオンラインゲームで、「中でもFPS(操作するキャラクター視点で楽しむシューティングゲーム)やシミュレーションゲームが中心」なのだそう。その魅力は「何よりも友人との仲が深まったり、先輩や年上の人とも距離が縮まること」。「一緒に一つの目標に向かってプレイすると、連帯感が生まれるんですよね。例えば先輩と戦うとき、ゲームの中では容赦しないじゃないですか(笑)。リアルでは上下関係があっても、ゲーム中は気兼ねなくコミュニケーションが取れるんです」
コロナ禍でおうち時間が増えたときもゲームが支えになったのだとか。「気軽に人と会えなかった時期も、LINE通話をしながら友人と遊んでいたので寂しくありませんでした」。他人とマッチングすることもあるといい、「ふだんはまったく接点がない人とも、ゲームを通して仲良くなれるので、オンライン上の友人も多いんですよ」
日常から飛び出した、オンラインの世界。「まったく違う世界で過ごせるのも、ゲームの醍醐味(だいごみ)ですよね。現実とかけ離れているから没入できるし、プレイしている間は完全にOFFになれます」
同時にFPSでは「まったくキャラクターが異なる自分がいるという感覚もおもしろい」のだとか。「一緒にプレイしている人たちの顔が見えないからか、気楽に素が出せるのも最高! 人見知りの人は特に、一度やってみると共感していただけるかも。現実世界ではけっこう人見知りな私も、ゲームの中では全然平気なので(笑)」
バーチャルな世界に身を置いて、自分以外の誰かとのんびり過ごすOFFタイム。貴島さんにとってその時間は、リラックスしながら「等身大でいられる時間」。「“にゃんず”と遊んだりゲームに入り込んでいると、自分自身を客観的に見られるようになったり、ちょっと積極的になれたりして、得られることも多い。丸1日思い切りスイッチを切ると、心身が休まって、明日に向けて少し成長できる気がするんです」
毎日のハードワークを乗り切るためにこそ、意識して“やりたいことを、やりたいようにやる”! そんな時間が必要なのだと教えてもらいました。
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FRAY I.D ルミネ新宿2店 03-6273-2071
撮影/藤井由依(Roaster) スタイリング・ヘアメイク/橋本裕介(TRAPEZISTE) 取材・文/金城和子 構成/赤木百(Roaster)猫モデル/雪(エムドッグス)
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