良質な睡眠と家族の時間、 野菜中心の食生活が 明日の美しさをつくる

誰もが憧れる透明感と美しさで、ビューティーモデル界のトップとして輝き続けるモデル・女優の森 絵梨佳さん。一児の母になった今も出産前と変わらない美しさをキープし、仕事と子育てを両立している森さんは「仕事と子育て、お互いがお互いの癒やしになっているんです」と話します。

とはいえ、人気モデルとして朝早くからの撮影や取材でせわしない日々を送っている森さん。美しさを保つには「たっぷりと睡眠をとって、疲れが癒やされる家族との時間をもち、大好きな野菜をとり入れた食生活を送ること」が秘訣（ひけつ）だといいます。ビューティーモデルとして活動してから10年以上たっても多くの女性の憧れでい続ける理由は、3つのルーティンにヒントがありました。

「よく“美肌だね”っていっていただけるのですが、実は私は混合肌で、Tゾーンはテカってしまう、ちょっとやっかいな肌質なんです。だから自分の肌悩みを解消してくれそうなアイテムをたくさん試して、一番いいと思ったものを使っています」

モデルという職業上、いろんな化粧品に出合う機会が多い森さん。スキンケアで使っているアイテムは、洗顔、化粧水、美容液など、アイテムごとに最良だと思ったものをチョイス。日々新製品が出ているので、おすすめされたものは試して、もっと肌に合ういいものを追求し続けています。さらに選ぶ基準は「続けられるか」が重要だといいます。「高価なものをちょっとずつ使うよりも、肌に合っていて無理なく続けられるものを、毎日たっぷりと使うのがおすすめです」

森さんといえばプロのメイクさんも認める美肌のもち主ですが、朝と夜のスキンケアは「そこまで特別なことはしていない」そう。「朝はぬるま湯で洗顔して、土台美容液、化粧水、美容液、乳液、日焼け止めというスキンケアです。夜は乳液をクリームに変えるだけ。すべて手で塗布しています」とシンプル。

「SOFINA iP ベースケアセラム＜土台美容液＞は私のスキンケアには欠かせないキーアイテムです。イメージモデルをさせていただいているのですが、起用していただく前から使っていて、かれこれもう6年くらい愛用しています。細かい泡状で、肌にのせると浸透していく感覚が気持ちよく、次に塗布する化粧水のなじみが良くなって高い保湿効果を実感できるんです」

※SOFINA iP ベースケア セラム <土台美容液> は本人私物です。

その効果はもちろん、「忙しい日でも、これさえ使っておけば大丈夫。『スキンケア、今日もていねいにやったぞ！』って思える安心感を与えてくれて、精神的に頼りになるところも大好き」だと話します。

「ていねいにスキンケアをしたいけれど、忙しい日だと肌に時間をかけられなくてそれがストレスになってしまうこともありますよね。でもこの土台美容液はいつものスキンケアの浸透率を高めてくれるので、ひとつプラスするだけで“ていねいにケアしている感”を与えてくれるんです。もちろん美容成分も含まれているので、本当に忙しい日はこれとクリームの2ステップで完了ということも。それでも十分保湿してくれるので、本当に信頼しています」

肌への効果だけでなく“これさえつけておけば大丈夫”という、精神的にも安心感を与えてくれるアイテムをひとつもっておくことが、「心と肌の安定につながる」と教えてくれた森さん。

「でも、私が一番肌づくりで大切にしているのは、スキンケアもそうですが“睡眠をとること”もなんです。毎日7時間以上は寝るようにしています。睡眠が少ないと、翌朝、肌のたるみや疲れ感が出てしまって、肌質も良くない方に変わっちゃうんですよね。それに、メンタル的にも良くありません。人によって必要な睡眠時間は異なると思いますが、私にとって睡眠を確保することは必要なことです。これは仕事をはじめた15歳くらいのときから変わらない、私が大切にしているルーティンです」

4歳の男の子の母でもある森さん。仕事の時間はしっかりと決め、子どもとの時間を大切にしていると話しますが、仕事に子育てに目まぐるしい毎日。どう息抜きをしているのでしょうか。

「まだ子どもが小さいので、一緒に過ごす時間は目を離せず気を張っていて、正直全然リラックスはできません（笑）。でも息子の寝ている顔や、もぐもぐと何かを食べる姿はとてもかわいくて、日々癒やされています。仕事が終わって保育園に迎えに行ったときは、自分に戻る瞬間って気がします。気は張っているけど、素になれるんです」

とはいえ、土日にずっと子どもといるとそれはそれで疲れて、月曜日に保育園に送っていった後は、ちょっとホッとすることもあるそう。「土日は自分もオフなので息抜きをしたくて、料理をサボってファストフードにしちゃうことも。そんな日は罪悪感があるのですが、保育園では毎日栄養バランスのいい食事を提供してくれるので、そういう面で安心する気持ちもあるし、子どもと離れているときが自分だけの時間って感じる瞬間でもあるので……。だから矛盾しているようですが、仕事が子育てのリフレッシュになるし、子育てが仕事のリフレッシュにもなる。お互いがお互いの癒やしになっているので、毎日幸せです」

日焼けのリスクはあっても、子どもと過ごす時間は森さんにとってはリフレッシュする時間。「散歩も目が離せないので全然ゆっくりできませんが、昨日できなかったことが今日できるようになっている姿を見ると、成長したんだなぁってうれしくなります。UV対策はしっかりしつつ、自分が“素”でいられる家族と過ごす時間は、これからもずっと大切にしたいです」

「食事にも気を使っています」と話す森さんは、野菜ソムリエの資格をもつほどの大の野菜好き。「資格を取得したのは、もう15年くらい前のことです。美容雑誌に出演するにあたって、美容の勉強にもなると思って野菜について勉強をはじめました。今はその知識を生かして、食生活には野菜をふんだんにとり入れています」

「野菜は基本全部好きなのですが、肌の状態が気になるときにはビタミンが多く含まれているトマト、ニンジン、フルーツではキウイを食べるようにしています。特にトマトは野菜の中でも一番好き！ そのままでも食べますが、カプレーゼにして食べることも多いです」

体の状態によって食べる野菜を変え、体が求めている栄養を摂取するのがポイント。「お肉が続いてちょっと体が重いなって思ったら食物繊維が豊富な根菜類をとったり、ちょっと体が疲れたなと感じたときには、栄養満点で苦味があるケールを食べたりします。ケールは生がおいしいので、ラディッシュなどを加えてサラダにして食べるのがお気に入りです」

「でも朝から野菜スムージーを飲んだり、わざわざ野菜をとるようにしたりしているわけではないんです」と森さん。無理なく、3度の食事で少し意識をして野菜をとるようにしているだけなのだとか。「日々の朝・昼・夜のご飯で、いろんな料理で野菜を使うようにしているだけです。すごく手の混んだ料理というよりは、普通の家庭料理。夜ご飯は40分以内で完成するものを作っています。たくさん野菜をとれるおすすめメニューは、温かくて女性にうれしい汁物。特に豚汁は毎日食べたいくらい好きで、ごぼう・大根・人参・里芋・こんにゃく・豚バラ・ねぎ・お豆腐などをたっぷり入れます。野菜が足りていないと感じている方には、ぜひ作っていただきたい料理ですね」

森さんのルーティンを聞いていると、どの美の秘訣も、日常の中でちょっと工夫すれば無理なくできるものばかりだということに気づきます。「スキンケアも仕事と子育ての両立も、野菜をとり入れるのも、すべて日常の中で自分に合っていること、自分が好きなことをしているだけなんです。それは30歳を過ぎてから柔軟な考えができるようになって、“がんばりすぎないこと”が大切なんだと気づいたからなんです」

“きれいになりたい”と思うと、忙しい毎日の中でさらに無理をしがちですが、「いつも行っていることを少しアップデートするだけでも、美しくなれる」と森さんは続けます。「あとたまには『ま、いっか』と心の余裕をもつことが、毎日を楽しめるきっかけになるかもしれません。そしてそれがきっと、明日の美しさにつながるはずです」