イヤースコープで耳の中が丸見えに!?「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」の使い勝手を耳掃除のプロがレビュー!
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目次
自分で目視できないからこそ、どんな状態か気になってしまう「耳の穴」。
セルフケアできちんと汚れが取れているのか、不安を感じている人も少なくないかもしれません。
そんなお悩みを解決するイヤースコープの耳かきが、口コミから人気が広がっているのをご存じでしょうか? 興味はあるけれど、耳の穴にカメラを入れるなんて未知の体験。耳の穴の中はデリケートな部位だけに、安全性も重要なチェックポイントです。
誰でも簡単に使用できるアイテムなのか隅々まで検証するため、耳掃除のプロ・天野優子さんにお試しいただき、徹底レビューをしていただきました。
今回レビューする新定番は
イヤースコープ「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」
300万画素のカメラと高輝度LEDライトが搭載されたイヤースコープの耳かき。ペンタイプの小さなボディには超高速のWi-Fiチップが搭載され、専用アプリと連動して、スマホの画面に耳の中に生えている産毛までくっきり映し出すことができる画期的なアイテム。8種類の耳かきチップも付属されており、好みのタッチや耳の形・耳あかの状態に合ったチョイスが可能です。
本体のキャップを外したら次に保護キャップを装着し、耳かきチップもセット。Wi-Fiで「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」とスマホを接続。アプリを起動させたら、スマホ画面に映る耳の穴の中の映像を見ながら耳かきをしていきます。
USBで充電し、90分で完了です。デスクの上に置きながら行っても小さいのでかさばりません。
「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」を開封します!
赤い箱に収められた「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」は、耳かきとは思えない、特別感が漂う見た目。
「第一印象は、こんなにコンパクトなんだ!という驚き。小さいので軽いし、実際に耳かきをするときも持ちやすいのは好印象です。チップが8種類あって選べるのも、ワクワク感があるのではないかと思いました。スタンドで自立させることもできて、インテリアにもなじみやすいと思います」
セット内容はこちら!
- スコープ一体型の耳かき本体とスタンド
- 8種類の耳かきチップ
- 梵天(ぼんてん。耳かきの後に残った細かい耳あかを取り除くためのもの)
- レンズ用アルコール綿棒
- USB充電用コード
- 保護キャップ
開封したらまずは、アイテムの多さにびっくりするはず。家庭での耳かきの可能性を広げてくれそう。
耳掃除のプロが「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」を徹底レビュー!
耳かきチップの分析から、搭載されている高解像度カメラと高輝度LEDライトの実力や扱いやすさ、他人の耳の掃除のしやすさ、手入れについてなど、耳掃除のプロである天野さんが本音でレビューしていきます。
8種類の耳かきチップの使い分けを分析
選ぶ楽しさのあるラインナップですが、それぞれどんな耳の形や耳あかのタイプにマッチするのでしょうか? まずは4つのプラスチック製のチップからジャッジ。
細長く奥まで届く
- チップ名
- 『ロング』
- 特徴
- 鼓膜近くまで届きそうな長さ
らせん状の突起で外耳道を刺激
- チップ名
- 『螺旋(らせん)』
- 特徴
- 耳かきの刺激が好きな人もいるけれど、皮膚を傷つけそう
映像を見やすくしてくれる
- チップ名
- 『リング』
- 特徴
- 耳かきチップとしてではない用途での使用がおすすめ
外耳道の壁にこびりついたあかをキャッチ
- チップ名
- 『円型』
- 特徴
- 『螺旋』と用途は近い。硬いせいで外耳道を傷つけてしまいそう
次に4つのシリコン素材のチップをジャッジ。
小さくて耳の中に入れやすい
- チップ名
- 『小』
- 特徴
- 一般的な耳かきの形で扱いやすそう
『小』よりもやや大きめ
- チップ名
- 『中』
- 特徴
- 『小』と見た目は同じに見える
耳の穴の大きい人に
- チップ名
- 『大』
- 特徴
- 『小』や『中』よりは明らかに大きい
壁にこびりついた耳あかを除去
- チップ名
- 『へら』
- 特徴
- 素材が柔らかいため、削り取るのに向いている
- プラスチック製のチップに関しては、耳かきには硬すぎる素材だというジャッジ。その一方で、シリコン素材のチップは好感触。「ただし、ただかき出しても耳あかは取りづらいと感じたので、ベビーオイルやワセリンなどでチップを少し濡らしてから、拭き取るようにあかを集めて使うといいと思います」
耳の穴の形やサイズに合わせてチップを選ぶべき?
「耳の穴の形やサイズは個人差があるので一概にはいえませんが、特別なチップを使用せずとも『へら』と『中』と『小』があればだいたいの人の耳掃除に対応できます」
耳あかのタイプに合わせてチップを選ぶべき?
「一般的に、耳あかはしっとりタイプとカサカサタイプに分別されます。『へら』のようなチップは、水分を含んだしっとりタイプの耳あかをすくいやすいと考えられることもありますが、特に使い分けの必要はなしと判断します」
人によってチップを使い分ける必要はある?
「人によって耳の穴の大きさや外耳道の長さや形、タッチの好みなどは異なるので、自分にどれが合うか試して楽しんでみるのもいいと思いますが、たくさんのチップを使い分けながら耳かきするよりも、使いやすいチップに数を絞り、安全に使用してほしいと思います」
高解像度カメラと高輝度LEDライトの実力をチェック!
「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」が映し出す画像は、プロの目にはどう映ったのか、率直に感想を伺いました。
明るさと解像度は?
「そこまで鮮明という印象はありませんでした。もう少し明るさも必要だと思いましたし、カメラの向きを変えるときに画面が暗くなったりして、画像が少し見づらくなることにも使いにくさを感じました」
部屋の明るさによって画面の見やすさに違いは出る?
「今日は耳の模型を使って実験したのですが、人の耳の穴の中を見てあげるときは、部屋の照明を暗くした方が耳の穴の中がLEDライトに照らされて明るく映り、よく見えると感じました。ただし、自分で自分の耳の穴の中を見るときは部屋の照明が明るくても暗くても大差はありませんでした。状況に応じて明るさは調節した方が上手に使いこなせそうです」
使いやすさを検証!
スマホに映る画面と連動してうまく耳かきはできる?
「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」は、スマホと連動させられることが家庭用のイヤースコープとしては画期的な機能のひとつ。アプリとつないでも、スムーズに耳かきができるのかをチェックしていただきました。
スマホの画面を見ながらでも作業しやすい?
「スマホに映る画面を見ても、今自分が耳の穴の中のどこを触っているのか、位置を把握することがとても難しく、ある程度練習をしないと使えるようにならないと思います。サロンで耳掃除するときは、カメラと耳かきはそれぞれ単体で使うのですが、一体化しているよりも別々の方が扱いやすいと感じました」
「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」はよくある耳掃除の悩みを解決してくれる?
「本当に耳の穴の中がきれいになっているかをカメラに映して確かめられるのは良いことだと思います。スマホに映る映像を見ながら正しい位置を把握するのが困難なので、耳かきとして使うことは難しいと思いますが、耳の中のどの範囲を掃除すればいいのか自分で把握できるという点では活躍してくれそうです。本来は、耳の中に産毛が生えている部分のみ掃除できればいいのですが、耳かきがクセになっている人は、それより奥に耳かきを入れてグリグリと刺激しているケースが少なくありません。不要なところまで耳かきを入れて外耳道を傷つけてしまわないように、確認できるというメリットはあります」
イヤホンを日常的に使用している中学生、高校生にも、自分の耳の穴の中の状態を見ることで、イヤホンの使用方法について考えるきっかけになってくれれば、とも話します。 「ワイヤレスイヤホンを落とさないように、グッと中に押し込みすぎるせいで、手前にある耳あかがどんどん奥に入ってしまうのです。中には、イヤホンを入れた痕に沿って耳あかがこびりついた “耳あかリング”ができていることもあります。耳の穴の中も繊細な皮膚だということを意識してもらえたら、このアイテムも意味をもつのかもしれません」
「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」を使って、他の人の耳掃除はしやすい?
「家族やパートナーの耳掃除をするのも、やはりおすすめできません。ただ、イヤースコープで耳の中を見せてあげることによって、耳掃除が苦手な小さなお子さんに“こんなにあかがたまっているんだね、では耳鼻科に行ってお掃除してもらおうか?”などと声掛けするきっかけにはなると思います。やみくもに耳掃除をするのではなく、きちんと状況を把握することで、耳掃除の必要性に気づき、苦手を克服してくれるかも。特にじっとしていられない年齢の小さなお子さんの耳掃除をするのには向かない商品なので、見ることだけにとどめておくことを重複してお伝えします!」
プロならこうする!耳掃除の耳寄りポイント
「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」はスコープ機能をメインに使うべきという天野さん。それならば、耳の中を見ることを目的に使用するときの、使い方のコツを聞いてみました。
「まずは耳の穴の中の構造を知ること。スマホの画面に映したとき、奥でピカピカ光るのが鼓膜だと覚えておいてください。また、耳の産毛があるゾーンから奥に耳あかが見えてもこれを取ろうとしないこと。見えてしまうとどうしても取り除きたくなってしまいますが、奥に耳かきを入れるのは危険です。奥にある耳あかは、実は耳掃除で取り除く必要はなく、そしゃくなどによって自然に耳の外に出てくるようになっています。やりすぎないように注意してくださいね」
耳掃除の頻度は、本来どのくらいのペースで行うのが正しいのでしょうか?
「毎日耳掃除をするのが日課になっている人もいると思いますが、個人差はあるものの通常月に1、2回程度でOK。毎日のケアも、お風呂上がりに耳の入り口付近の見える部分を、タオルで優しく拭ってあげるだけで十分です。むしろ、長年綿棒や耳かきで耳の中をかきすぎることで、外耳炎を起こしている人が多いので、耳かきのしすぎにご注意ください。それでも毎日お掃除しないと気になるという人は、本当にソフトに拭うだけにしておきましょう」
お手入れのしやすさは?
「機械なのに、防水で丸洗いできるのは衛生上ポイントが高いですね! 使い終わったらアルコールを染み込ませたティッシュなどで画面を軽く拭けば完璧です。衛生面では使用中も注意していただきたいのですが、スコープを耳の中に入れて出し、さらに入れると再び耳の中が汚れてしまうので、出すたびに拭き取りをするといいと思います」
- プライベートで使いたいと思いますか?
- 耳の穴の中をチェックする家用のモニターとして利用したい
-
天野さん「使い勝手はさておき、耳の中をチェックできるのは便利なのであってもいいなと思いました。娘やおいっ子が来たとき、お風呂上がりに耳掃除をしてあげることがよくあるので、耳掃除をする前に「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」でチェックできたら便利だと思います」
- どこを改善すると、もっと使いやすくなりそうですか?
- スマホの画面に映し出したときの「耳の穴の中の構造」を詳しく解説すべき
-
天野さん「説明書に、もっと詳しい耳掃除の仕方の解説があればよいと思います。どの範囲を掃除していけばよいかという点と、耳の穴の中をスマホの画面に映したとき、上下左右がどう見えるのか詳しい写真付きなどで記載すれば今より扱いやすくなるのでは」
レビュー結果
隅々まで「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」を検証していただきましたが、誰でも簡単・安全に使えるという視点で検証していくと、天野さんのコメントは全体的に厳しめ。改めてスペックを振り返り、良いところと、あと一歩のポイントをまとめてみました。
LEDライトの使いやすさ |
3.5
|
---|---|
カメラの画質 |
2.0
|
デザイン性 |
5.0
|
チップのクオリティー |
3.0
|
コストパフォーマンス |
1.5
|
“見る”アイテムとして活用したい!
アプリへの接続が簡単な点が良かったのと、耳の穴の中の写真を撮影できたり、動画として保存できたりする機能はとてもいいですね。自分で耳の穴の中の経過を記録できるので、耳の中がどんな状態がベストなのか撮れた写真を指針にするなど、人それぞれの活用方法が編み出せそうです。カメラの解像度については、もう少し鼓膜がしっかり見えればいいのになと思いました」
- イヤホンを日常的に使っている人
- 頻繁に耳鼻科に行ったり、耳掃除サロンへ行く環境がない人
- スポーツをしていて、汗かきの人
- 過去に耳あかで耳が詰まり、耳鼻科で取り除いてもらったことがある人
- 耳を触って痛い人(耳の中をさらに傷つけてしまったり、皮膚が弱い可能性が)
- 耳掃除をするのが好きで、ついついやりすぎてしまう人
- 小さな子どもの耳掃除用に購入を検討している人
耳かきとしては低評価だった「Dr. Beau MiMi clean ミミクリーン」ですが、耳の穴の中を撮影できて記録も取れるというのは画期的。定番として使うには不向きでも、意外に多い耳掃除マニアに、耳の中を観察するアイテムとして一定の需要はありそう。今回のレビューでの学びを生かして、耳のセルフケアと向き合ってみてはいかがでしょうか?