【2023年】ホワイトデーにおすすめのギフト15選！周りに差がつくお返しを専門家が厳選

「ホワイトデーにおすすめのお返しはある？」
「センスの良いホワイトデーのお返しギフトを選びたい」

ホワイトデーは、バレンタインデーのお返しを贈る側としてセンスが問われるシーン。誰にどんなホワイトデーのギフトを贈ったらよいか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はギフトコンシェルジュの裏地桂子さんに、相手に合わせてギフトを選ぶときのプライス感、周りとかぶらないセンスの良いプレゼントを見つけるコツや、ホワイトデーのトレンドなどを伺いました。裏地さんに聞いたホワイトデーのおすすめお返しギフト15選も紹介しています。

さまざまなメディアで贈る人、贈られる人の気持ちやTPOを考えて選ぶギフトを紹介し、「ギフト選びの達人」とも呼ばれるギフトコンシェルジュの裏地桂子さんに、2023年のホワイトデーのトレンドを聞きました。

最近のギフトは、Withコロナ時代らしい傾向があるという

最近は、Withコロナ時代らしい傾向がホワイトデーのギフトにも表れています。衛生面や人に会うタイミングなどに配慮する方が多く、オフィスで配れるようなお菓子は個包装のものが人気です。スイーツを扱うお店でも、個包装のもののバリエーションが増えています。

個人に贈るギフトは、おしゃれな衛生用品が人気。ラグジュアリーなブランドのハンドソープやハンドジェル、カラーや柄のおしゃれなマスク、質の良いハンドタオルなど、暮らしの必需品のちょっとランクアップしたものは、どなたでも使えますし、贈られる方もうれしいギフトとなっています。

また、おうち時間を充実させるアイテムを贈る方も多いです。ルームフレグランスなどのアロマグッズやボディケアに使うコスメなどは、家でゆっくり楽しめるギフトとして人気が高いです。体に優しい材料を使った調味料やレトルトのスープなども、健康志向の方には人気があります。

おうち時間を充実させる、ルームフレグランスなどのアロマグッズも人気

ギフトはあって困らないもの、使用頻度が高いものを贈るのが定番になってきています。バレンタインデーのギフトはやはりチョコレートが定番ですが、ホワイトデーのギフトは、以前から定番だったホワイトチョコレートやキャンディなどのお菓子だけでなく、雑貨やコスメなども選ぶ方が増えました。そこがバレンタインデーとの大きな違いです。

ここからは、裏地さんが選んだホワイトデーのおすすめお返しギフト15選をご紹介します。

【5000円以上】特別感を演出するおすすめお返しギフト5選

特別感を演出したいなら、一緒にいる時間を意識したものを贈るのがおすすめ。一緒にいる時間を豊かにする、ラグジュアリーなアイテムを選びました。

アロマセラピーの本場であるイギリス。世界中のセラピストたちが愛用するブランド「アロマセラピー アソシエイツ」の香りが楽しめるバスオイルのコレクションです。

一つ一つがかわいらしいボトルになっていて、その日の気分によって選ぶ楽しみがあります。優しく、ときにしっかりと香り、優雅なバスタイムを演出。天然成分由来のアロマオイルは、スキンケアやボディケアにも役立ちます。

フィンランドの食器ブランド、イッタラ。デザインは今も昔も個性的で、時代が変わっても愛され続ける飽きのこないものになっています。カステヘルミシリーズは、シンプルかつモダンなデザインとして1950〜60年代にフィンランドを代表するガラス製品の座を確立しました。

日常の楽しみや喜びに寄り添った、美しくも機能的な製品はフィンランドの職人たちの技術の賜物といえます。その歴史の息遣いを食卓に。

マドエレン（MAD et LEN）は、南フランスの小さな村「サン・ジュリアン・デュ・ヴェルドン」で生まれたフレグランスブランド。目を引く存在感のある器は、職人による手作業で、重厚感がありながらもミニマルアートのようなたたずまいを見せます。

天然香料を組み合わせた香りはときに抒情的でもあり、中でも「アンバー」は琥珀（こはく）樹脂にオイルを垂らすことで躍動感のある香りを楽しむことができます。

イタリアのフィレンツェで生まれたフレグランス・コスメティックブランド、ドットール・ヴラニエス（DR. VRANJES）は自然派でありながら、とても情熱的な香りを漂わせる人気のブランド。

アイコニックなディフューザーボトルは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にインスパイアされたもの。どこまでもフィレンツェにこだわった、個性豊かで上質な香りが特徴です。

パコスは、10年にわたってボタニカルフラワーを使った取り組みにチャレンジし続けている日本のブランド。「ボタニカル＋アクアリウム」の造語であるその名のとおり、ゴールドをまとった木の実がアクアリウムのように瓶詰めにされています。

こちらは置くだけで華やいだ雰囲気になり、お手入れも不要なのが魅力。差し込む光や見る角度によって表情を変え、見ているだけで豊かな気持ちになります。

【3000〜5000円】センス良くお返しできるおすすめお返しギフト5選

スイーツだけでなくリップやアロマ、テーブルにあるとちょっと便利なグレーターまで、センスが光るお返しができる、さまざまなアイテムをチョイスしました。

色とりどりのチョコレートの花びら（ペタル）が可憐で、ときめいてしまうスイーツです。淡い色合いはいずれもオーガニックフェアトレードショコラを使用した天然素材由来。オーガニック素材や自然由来素材にこだわるショウダイビオナチュールらしい一品です。

アズール（フランス語で「青」）の名のとおり、淡い青色が爽やか。季節によってイメージに合わせたバリエーションも登場しています。

バビ（BABBI）は70年もの間、イタリアで愛され続けてきたブランド。パッケージのかわいらしさもあり、贈り物としても、自分自身へのご褒美としても人気のスイーツです。

特にグランワッフェリーニの7つのフレーバーは、バニラ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、レモン、キャラメル、チョコレート、ストロベリーと、バラエティ豊か。セットで贈ると喜ばれます。

手軽にくちびるがボリュームアップできると話題のリップ。ラグジュアリーブランドとして人気の高い、ディオール（DIOR）の人気アイテムです。

さっとつけやすく潤いもあり、ナチュラルなカラーで透明感が引き立つとともに、薄づきで幅広い人になじむ色み。ケースもシルバーがきらめき、華やかなジュエリーのような存在感があります。

オーストラリアのコスメブランド、イソップ（Aesop）は、最高品質の植物原料を使ってつくられているこだわりのスキンケアアイテムが人気。インテリアにしてもおしゃれな、シンプルで洗練されたデザインも特徴です。

豊富なラインアップを誇るイソップの中でも、ハンドウォッシュのシリーズは特に人気のアイテムで、一時は売り切れていたほど。しっかりと洗浄しながらも、手肌にもマイルドで乾燥させることなく優しい使い心地です。

テーブルに1つ置いておくだけで、チーズ、野菜、チョコレートなどさまざまな食材を削るのに便利なおろし金。滑り止めつきのハンドルと一体になっており、少ない力でもきれいにおろせる繊細な刃先は、カミソリの貝印ブランドならではの使い心地です。

スタイリッシュなデザインで、このシリーズはドイツ・デザイン賞特別賞、グッドデザイン賞、レッドドットデザイン賞など、有名な賞の数々を受賞しています。

【3000円以下】カジュアルにお返しできるおすすめお返しギフト5選

何気ない日用品もおしゃれなものを選んでホワイトデーのお返しギフトに。定番のスイーツや日用品から選びました。

黒船は、カステラを中心に展開する日本のブランド。こだわりの素材で焼き上げたバウムクーヘンは、他にはないふんわり感。きめ細やかな生地とすっきりとした上品な甘さは、幅広く喜んでもらえる味わいです。

商品名にある「クアルト」とは、ラテン語で「4つ」の意味。その名のとおり、大きなバウムクーヘンを4つに分け、個包装にして食べやすい形になっています。箱から出して、プチギフトとして配るのもおすすめです。

21世紀のパティスリー界を先導するパティシエ、ピエール・エルメの名を冠したブランドは、マカロンが有名。本場・パリでも人気のマカロンは、見た目のかわいらしさと上質なおいしさを両立させています。

アンフィニマンローズ、ショコラ、アンフィニマンシトロンなどを含む人気フレーバー3～6種類が一度に楽しめる華やかな詰め合わせは、グループへのお返しにぴったりです。

香りが印象的なアイテムが豊富にリリースされている、イスラエルの人気コスメブランド、サボン（SABON）。こちらは紅茶の香りがメインになっているシリーズのハンドクリームです。

保湿力の高いシアバターとアロエベラエキス、茶葉エキスがブレンドされていて、みずみずしくスムーズなテクスチャーのハンドクリーム。心地よい香りに包まれながら、手洗いが多く乾燥しがちな手肌をしっとり潤します。

イタリア・フィレンツェにあるサンタ・マリア・ノヴェッラは、世界最古のハーブ薬局として知られるブランドです。天然栽培の草花や天然の油脂を使い、伝統的なレシピでつくられるせっけんやコスメなど、豊富なアイテムを展開しています。

こちらは、肌をすこやかに保つハンドジェル。ナチュラルなレモンの香りがすっきりと爽やかです。アルコール配合でしっかり殺菌しつつ、手肌をしっとりと保ちます。

ていねいな手仕事によって生み出される、服や暮らしの道具などを展開する日本のブランド、ババグーリのせっけん。土に返るアースフレンドリーな素材にこだわってつくられています。

天然成分のみでつくられた素朴なせっけんは、色や香りに個体差があります。ヤシの油をベースに、爽やかで甘い香りのマートルと、ウッディな香りのベチバーの精油を配合。使うとだんだん愛着が湧いてくる、個性的な香りが特徴です。

ホワイトデーは、基本的に「お返し」になるため、もらった相手や内容によって贈るギフトも変わってくるものです。「大前提は自分がもらってうれしいものを贈ることです」と裏地さん。それを踏まえたお返しギフトの選び方を、目的で選ぶ場合と贈る相手との関係性で選ぶ場合、2通りの視点から裏地さんに教えてもらいました。

目的と価格帯で選ぶ

以前は「ホワイトデーは3倍返し」などといったものですが、それは昔の話。受け取ったものと同じくらいの価格のものをお返しするのが基本です。ただ、目的によって贈るギフトの価格も違ってきます。裏地さんのアドバイスを参考に、イメージごとの相場感をまとめました。

カジュアルにお返ししたい【3000円以下】

知り合いや大勢からの義理チョコへのお返しは、カジュアルにお返ししたいですね。3000円以下で、相手にも気を使わせないちょうどよさを意識しましょう。基本的には形が残らないもので、ちょっとつまめる小分けのお菓子や、ハンドソープやハンドジェルなどの衛生用品が喜ばれます。

センス良くお返ししたい【3000〜5000円】

仲の良い友人や会社の同僚には、センスが良いと思われたいもの。3000〜5000円くらいで、ふだん使いのできるおしゃれな雑貨や、上質なお菓子の詰め合わせなどを選びましょう。最近テレビで話題になっている便利なアイテムや、味や見た目、パッケージなどで話題にしやすいアイテムを贈るのもおすすめです。

特別感を演出したい【5000円以上】

特別なものをいただいた相手には、同じように特別なものをお返ししたいですね。特別感を演出したいなら、5000円以上にするとよいでしょう。消えものならハイブランドの日用品を、形に残るものならちょっと高価な非日常のアイテムを選ぶと特別感が出ます。流行のものより、確かな定番品を選ぶのがポイントです。

贈る相手との関係性で選ぶ

バレンタインデーのお返しと考えたとき、相手との関係性はさまざまですね。だからこそ、ホワイトデーに贈るギフトは関係性も考えて上手に贈るようにしたいもの。裏地さんに、贈る相手との関係性で押さえるべきポイントと、おすすめのギフトを聞きました。

恋人やパートナー

恋人やパートナーなど、自分の一番そばにいる相手には事前に手間をかけて用意するのが、喜ばれるポイントになります。名前の入った小物や雑貨などは、その人のために用意したことが伝わりやすいです。会って手渡しをする距離感の相手なら、共有する時間も意識してギフトを選ぶのがよいでしょう。

注意したいのは、実はサプライズはあまり喜ばれない、ということ。特別に思っている相手だからこそ、期待外れにならないよう、一緒に買いに行くのもよいですね。

恋人やパートナーと一緒に過ごす時間を、より上質にするギフトを選ぼう

家族

親や子どもなど家族には、欲しいものを聞くのが一番良いと思います。また、欲しいものを聞くこと自体が良いコミュニケーションとなります。特にない、ということであれば、人気のスイーツやお部屋がパッと華やぐお花など、家族の話題になるものを選んでみてください。

もし、離れて暮らしていてすぐに会う予定がないのなら、ホワイトデーに合わせて宅配便などで送るのを忘れずに。届いた頃に連絡をして、コミュニケーションを取るのもよいですね。

家族の中で話題になるギフトなら、みんなで一緒に楽しめる

職場・お世話になっている人

職場やお世話になっている方へは、お付き合いの意味もあるのでもらったものに合わせてお返しを贈るとよいでしょう。同じくらいの価格のものを選べばまず大丈夫です。例えば、お菓子ならもらったものと同じブランドのものでもOK。「いただいたお菓子がおいしかったので」と添えると、より良い印象になると思います。

特に仕事相手の場合、いただいたものとあまりに釣り合わないものを渡すのは、価格が高くても低くても失礼になってしまうことがあるので、注意してください。

人数がいる職場では、個包装のものが喜ばれる

友人・知人

友人や知り合いから義理チョコをもらうことも多いですよね。お返しをするなら、今のご時世に合ったパーソナルに使えるものがおすすめです。あっても困らないものを贈る、と考えて選びましょう。

プチプラのものをもらったのに、あまり高価なものをお返しすると、相手に気を使わせてしまう場合もあります。使い捨てられるものなどで、ちょっとかわいらしい柄や色を選ぶくらいがおすすめです。

携帯できる小さなハンドジェルは、パーソナルに使える気軽なギフト

ホワイトデーの思わぬ失敗を回避するためにも、疑問を解消しておきましょう。裏地さんにさまざまな困りごとについて答えていただきました。

裏地さんはエグゼクティブな人たちからギフトの相談を受けることも多いという

Q. ホワイトデーの基本的なマナーは？

A. ありがとうの気持ちをお返しすることがマナーです。もらったものにお礼をする、当たり前のことですがそこが基本。できれば当日、難しかったらホワイトデーのある週のうちにアクションをしましょう。

Q. うっかりホワイトデーを忘れてしまったら？

A. 気づいたらすぐにお返しをしましょう。ごまかさずに、正直に忘れてしまったことを伝えてOKです。そのときは怒られるかもしれませんけれど、お返しをしないよりはるかに良いです。一緒に買いに行こう、と誘ってみてはいかが？

Q. ビジネスでもらったお返しのタイミングは？

A. お会いする予定がなくても、できるだけホワイトデーまでにお返ししてください。相手にもよりますが、訪ねていって渡してもよいかと思います。宅配便で送ってもよいですが、今はリモートワークの方も多いので、会社にいる日を確認してから送りましょう。

オフィスへホワイトデーのお返しを送る場合は、相手の出社の有無を確認しよう

Q. 思いがけず高価なギフトをもらってしまった場合のお返しは？

A. 取引先やお世話になっている方など特別な相手でなければ、半分〜同じ価格の間でお返しをしましょう。高価なギフトのお返しであっても、無理をしない範囲で大丈夫です。ただ、お礼はきちんとていねいに伝えてくださいね。

Q. 絶対NGなホワイトデーのお返しギフトはある？

A. 自分がいらないものは絶対NG。ギフトの基本は「自分がもらってうれしいもの」。自分が食べておいしかったもの、もらってうれしかったものがよいでしょう。はやっているからなんとなく……で贈るギフトも避けましょう。

Q. 10円くらいのバレンタインチョコでもお返しするべき？

A. お返しはしないよりもした方がよいです。そのときに会っただけの人なら別ですが、お友達ならなおさらです。もしかしたら相手の方も忘れているかもしれませんが、お返しをもらって悪い印象をもつ人はいませんよ。

ささやかでもバレンタインデーのお返しをする、という気持ちが大事

Q. ホワイトデーで絶対失敗しないための心得は？

A. サプライズにしないことです。また、お菓子やお花など形が残らないものであれば別ですが、極端に豪華なものも贈らないこと。アクセサリーなど身につけるものや形が残るものは特に、気に入ったものをもらいたいのが本音。欲しいものをじかに聞いてもいいですよ。

ホワイトデーは、まずはお返しする気持ちが大事です。恋人やパートナーだけでなく、さまざまな関係の方からバレンタインのギフトをもらうのはうれしいもの。そのうれしい気持ちを、ホワイトデーにはお返しギフトにして贈りましょう。

この記事で紹介したおすすめも参考にして、すてきなホワイトデーを過ごしてくださいね。