鼻毛カッターのおすすめ10選！メンズ美容家が電動式・手動式、円筒型・カミソリ型の違いと選び方を徹底解説

男女問わず、日々の身だしなみとしてしっかりと処理しておきたい鼻毛。また、鼻の中はデリケートで処理しにくい部分でもあるので、安全性を考えると鼻毛カッターを導入したいところです。しかしいざ購入しようと思っても、しっかりと処理できるのか、使用時に痛みはないのか、お手入れはどうすればいいのか…と、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、美容家の田村俊人さんに、鼻毛カッターの適切な使い方や選ぶポイントについてお伺いしました。

また、田村さんのお話をもとにyour SELECT.編集部が厳選した、おすすめの鼻毛カッターも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

さまざまな種類のアイテムが販売されている、鼻毛カッター。購入前にはどんなポイントをチェックして選べばよいのか、刃の形状や電源の種類、その他の機能面などから解説します。

1. 刃の形状｜初心者は円筒型、毛が多い人はカミソリ型を選ぶ

鼻毛カッターの刃の形状は、刃先が丸くカバーで覆われた円筒型、肌に直接刃を当てて処理をするカミソリ型の2種類に分けることができます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

円筒型は安全性を重視したい人におすすめ

円筒型の一例。先端の溝に入り込んだ毛を、内側で360°回転している刃がカットするため、刃が直接肌に当たらない

円筒型は、刃が丸いカバーで覆われているので皮膚を傷つける心配がなく、初心者の方も安全に使用できる点がメリットです。「鼻毛が出ないように整えたいけど、肌を傷つけず安全に使用したい」という場合は、円筒型がおすすめです。カバーがある分、穴の奥の方にある毛はカットしにくいので、お手入れできる範囲が狭くなり、使用頻度が上がる点はデメリットといえます。

ただし、内刃が側面だけでなく天面にも付いているタイプなら、より奥の方の毛もカットできるようになります。内刃の形状は確認しておくとよいでしょう。

天面にも刃が付いているタイプなら、より奥の毛もカットできる

カミソリ型は鼻毛を深く、しっかりと処理したい人におすすめ

カミソリ型の一例。肌を傷つけないようガードが付いていますが、ケガには注意が必要

カミソリ型は、刃の部分が通常のカミソリに近い形状をしています。刃を直接肌に当てて処理をするため、より深剃りしやすいのが特徴です。小回りも利くので、鼻柱（びちゅう）と呼ばれる鼻中央の軟骨付近の細かい鼻毛を処理するのにも向いています。鼻毛が多い人やしっかりと処理したいのであれば、カミソリ型を選ぶのがおすすめです。

鼻柱付近、赤丸で囲った辺りは処理が難しい場所。カミソリ型でていねいに処理を

なお、アタッチメント交換によって、円筒型とカミソリ型の両方を使用できる商品もあります。円筒型で鼻毛全体をおおまかにカットしたのちに、カミソリ型で細かい部分の毛を剃（そ）るという方法を取ることも可能です。

アタッチメントの一例。左から円筒型、カミソリ型、もみあげ用、ヒゲ用で、顔全体の毛の処理が可能

2. 駆動方式｜時短重視なら電動式、出先で使用するなら手動式を選ぶ

鼻毛カッターは電動式と手動式、2つの駆動方式があります。電動式の中でも電池式と充電式が存在し、使用時の注意点も異なります。それぞれについて解説します。

下から手動式のカミソリ型、手動式の円筒型、電動式の円筒型、電動式のカミソリ型

電動式は楽にすばやく処理したい人におすすめ

電動式は電気を使用するため、手動よりもパワーやスピードの点で優れています。鼻毛を手早く簡単に処理したければ、電動式がおすすめです。
しかし充電の必要があったり乾電池を使用したりすることから、ランニングコストがかかります。また誤って落とすと故障の原因になることも。

電源によっても使い勝手が変わります。乾電池を電源とする場合、防水仕様になっていない商品もあります。浴室など濡れる可能性のある場所では使用できず、また使用後に本体を丸洗いできないので、ウェットティッシュなどで拭き取って消毒する必要があります。

充電式であれば、防水仕様になっている商品が増えます。本体が濡れても問題ない商品であれば、浴室でも使用可能です。しかし中には刃の部分のみ丸洗い可能な商品もあるので、防水等級（IPX）は確認しておきましょう。おおむねIPX5以上のものであれば、水に濡れても安心です。ただし湯船の中に落とすなどはしないように注意しましょう。

手動式は衛生面や持ち運びやすさを重視したい人におすすめ

手動式は電源が不要なのでいつでもすぐに使用でき、使用後に丸洗いや消毒がしやすい点がメリット。小さな商品も多く持ち運びもしやすいので、出先で鼻毛がちょっと気になった際にすぐ処理が可能です。鼻の中はデリケートな場所だけに、衛生面に気を使う人やすぐに使用できるよう携帯したい人には、手動式がおすすめです。

ただし、電動式に比べてパワーや処理スピードが劣るため、処理にムラができたり、手が疲れたりしやすい点はデメリットともいえます。

3. 利便性｜顔全体の毛に対応しているかや水洗い可などもチェック

鼻毛カッターには、より使い勝手を向上させる便利な機能が搭載された商品もあります。以下に代表的な機能をまとめました。

機能	概要	メリット
鼻毛以外の毛の処理	円筒型やカミソリ型のヘッドのほか、アタッチメントなどを使用して鼻毛以外の毛を処理できる	・耳の穴の中、耳の外周、もみあげ、眉毛、顔の産毛など、顔全体の毛を整えることができる
水洗い	刃や本体を水洗いできる	・カット後の毛くずや皮脂汚れを洗い流すことができ、清潔に使用できる
毛くず吸引	処理した後の毛くずを自動で吸引する	・カット後に鼻の中に毛が残らないため、不快感を軽減できる ・周囲に処理した毛が散らばりにくいため、後片付けが楽
替刃	切れ味が悪くなった刃の交換が可能	・刃の切れ味を保ち続けることができるため、硬くて太い毛も処理しやすい ・本体の買い替えが不要なため、長期的に考えるとコスパがよい

ノーブランドの商品だと替刃の販売がない場合もあります。そのため刃が劣化すると商品そのものを使えなくなってしまうことになります。
安いものを使い捨て感覚で使用するか、多少高価でも刃を交換しながら長く使い続けるかも、購入前に検討しておくとよいでしょう。

「本体が防水でなくとも、刃を外して丸洗いができるのなら衛生的に使用できますよ」と田村さん

田村さんのお話を参考に、your SELECT.編集部が電動式と手動式のタイプ別に、おすすめのアイテムをピックアップ。価格や刃の形状など、さまざまな観点から比較しているので、ぜひ参考にしてください。

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• 電動式鼻毛カッター7選
• 手動式鼻毛カッター3選

電動式鼻毛カッター7選

まずは電動式でおすすめの鼻毛カッターを7つご紹介します。電源やアタッチメントの種類、機能などを確認してみてください。

側面だけでなく、天面にも刃を付けたデュアルエッジ刃を採用したパナソニックの鼻毛カッター。デュアルエッジによって鼻の奥の毛だけでなく、耳、眉、ヒゲまで広範囲にお手入れできます。また、毛くず吸引機能付きで、後片付けの負担が少ない点も魅力のひとつ。本体ごと丸洗いできるので、清潔な状態をキープしやすいのも優れたポイントです。

電気シェーバーでも高い知名度を誇る、ブラウンの鼻毛カッター。精密に設計された回転刃により、毛の引き抜きや切り傷が生じるのを防ぎ、緻密にカットしやすい点が魅力です。本体ごと水洗い可能なため、メンテナンスもお手軽。コンパクトなデザインで軽量なので、持ち運びやすさを重視する人にもおすすめです。

円筒型と比較して、安全性の面で不安を抱きやすいとされるカミソリ型。しかし、フィリップスのこの商品は、刃の部分に安心保護ガードが付いており、刃が直接肌に触れることがありません。見えづらい鼻の中も快適かつ安全にカットしやすい点がメリットです。また、鼻毛のほかに耳毛や眉毛の処理も可能。防水仕様で、お手入れ後は本体ごと丸洗いできます。

切れ味の良さとリーズナブルな価格がうれしい、日立の鼻毛カッター。IPX7等級で本体ごと丸洗い可能。付属の掃除用ブラシを使えば、水洗いが難しい場面でも手軽にお手入れできるので衛生的に使用可能です。週1回約90秒の使用で、約1年間使い続けられます。

Sugarmanの鼻毛カッターは、豊富な種類のアタッチメントにより、鼻、耳、ヒゲ、顔、ボディなど、あらゆる部位の毛をお手入れできる優れもの。USB充電式で、大容量電池を内蔵しています。また、充電ポートを除き本体ごと水洗いできて、刃の部分の着脱も可能。清潔に使えて低騒音モーター搭載のため、自宅はもちろん、旅行先などでも使いやすいでしょう。

アタッチメント交換により円筒型とカミソリ型を併用できる、NOVAKOのフェイスシェーバー。刃の使い分けにより、鼻毛、眉毛、もみあげなど、広範囲のムダ毛処理が可能です。人間工学に基づいたデザインで鼻腔（びくう）にフィットしやすく、奥の毛までお手入れしやすいのも魅力。刃先を取り外して水洗いすることも可能です。

女性も使いやすいスタイリッシュなデザインが特徴の、パナソニックの鼻毛カッター。女性の心をくすぐるような、ピンクゴールドとビビッドピンクのカラー展開も魅力です。ポーチにもすっきりと収まりやすいサイズ感で、持ち歩きやすさにも配慮されています。

手動式鼻毛カッター3選

続いて、手動式でおすすめの鼻毛カッターを3つご紹介します。電源いらずなだけでなく小型なので、持ち運びがしやすくなっています。

ステンレス素材でシンプルなデザインが特徴。重さ35gと軽量で、手のひらに収まるコンパクトサイズのため持ち運びにも便利です。刃の部分にガードが付いているので、肌を傷つける心配もありません。「外出先で気になる鼻毛をサッと処理したい」そんなときに活躍するアイテムをお探しの方にピッタリです。

手動式の回転式鼻毛カッター。二枚刃構造で鼻腔を傷つけず、皮膚をガードしてくれるため、初心者の方も安心して使用できます。ステンレス製で耐久性にも優れており、丸洗いも可能。男女問わず使いやすい、シンプルなデザインも魅力のひとつです。

極めてリーズナブルな、カミソリ型の鼻毛カッター。鼻腔の中でくるっと回転させるだけで、外出先でも手軽に鼻毛処理ができます。使い捨てタイプのため、1本を何度も使い続けることはできないものの、応急処置用に持っておきたいアイテムです。

鼻毛を清潔かつきれいに処理するには、適切な使い方や注意点を知っておくことも大切です。田村さんに、鼻毛カッターを使う際のポイントをお伺いしました。

「身だしなみを整えていても、うっかり鼻毛が出ていると台無しです。意識して処理してください」

使用前の準備は鼻を軽く濡らす、蒸しタオルを当てる

鼻の中は湿気があるので、基本的には鼻毛処理の前に、ヒゲ剃りのときのようなシェービング剤を塗るなどの準備をしなくても大丈夫です。ただし状況によって、乾燥しているときや鼻毛が太くて硬いという人は、事前に軽く水で濡らす、蒸しタオルなどを鼻に当てるといった方法で、鼻の中の湿度を高くしておくとカットしやすくなります。

鼻の奥まで入れすぎないように注意

円筒型なら肌を傷つける心配はありませんが、あまり奥まで入れすぎないように注意

円筒型の場合、先端部分を鼻の穴に入れて角度をつけたり、回転させたりして出し入れすることで、内刃を覆ったカバーの隙間に毛が入っていくようにするとカットしやすいでしょう。

カミソリ型は刃が直接皮膚に当たるため、強く当てすぎないように注意が必要です。奥深くには入れずに、鼻の入り口付近の毛を処理することを意識してください。

鼻柱（びちゅう）や出口付近などは、少し入り組んでいて毛の処理が難しいため、小回りが利くカミソリ型を使用するのがよいでしょう。

最後に、鏡に顔を真正面、下、斜めから映して、剃り残しがないかのチェックを忘れずに。
スマホのライトなどで光を当てると、剃り残しが見つかることもあります。

鼻の穴も鼻毛カッターもウェットティッシュなどで拭いて清潔に保つ

粘膜に当てるものなので、清潔に保つことが大切

毛の処理が終わったら、鼻の穴をウェットティッシュなどで拭いましょう。残った毛くずを取ることができます。除菌タイプのものを使えば、消毒も同時にできてより衛生的です。

本体は、水洗いが可能な商品ならば、洗って毛くずや付着した汚れをしっかりと落とすようにしましょう。本体が防水でなければ、刃の部分のみ外して洗っても大丈夫です。もし水洗いできない場合は、ウェットティッシュなどで拭き取ります。
その後はアルコールなどを使って消毒し、しっかりと乾燥させるようにしてください。

曜日など鼻毛を処理する日をルール化するのが◎

「鼻毛処理をする日を決め、カレンダーなどに登録しておくと忘れないでしょう」

使用頻度は人それぞれ異なります。毛が伸びるスピードや毛質をふまえ、自身に合った頻度で処理するとよいでしょう。

例えば週に一度、毎週月曜日に処理するといったように、あらかじめルールを決めておくのがおすすめ。「自分で鼻毛が出ているのが見えたから処理する」はNGです。自分で鼻毛が出ているのがわかるということは、他人からも見えているということなので、未然に防ぐために、使用頻度は多めにしておくことが大切です。

そのほか、鼻毛カッターに関する疑問について、田村さんにお答えいただきました。

Q. 鼻毛カッターに女性用はある？

A. 女性用の商品も発売されていますが、色みやデザインなどが少し異なるだけで、機能に大きな違いはないので、男女で使い分ける必要は特にありません。自身が求める機能が搭載されている製品を選ぶとよいでしょう。

「性別で違いはないので、刃の形や防水かなどの機能に注目して選びましょう」

Q. 鼻毛カッターの寿命はどのくらい？

A. 寿命は使用頻度や毛質によって異なります。例えば毛が少なく柔らかい人と、毛が多く硬い人であれば、後者のほうが消耗のスピードは早くなるでしょう。替え時は切れ味が悪くなってきたとき。刃の状態が悪くなっているため、カットしづらくなったり、皮膚を傷つけたりする恐れがあります。
中には替刃やアタッチメントのみを販売している商品もあるので、チェックしてみましょう。

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どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

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今回は美容家の田村さんにお話を伺い、鼻毛カッターの基礎知識や選び方などをご紹介しました。

鼻毛カッターは刃の形状や駆動方式によって特徴が異なります。購入前には、鼻毛を含めた顔周りのムダ毛処理に求めるニーズを洗い出しておくことが大切です。ぜひ本記事でご紹介した内容を参考に、快適に使えるアイテムを見つけてくださいね。