ホットアイマスクのおすすめ10選！充電、電子レンジ、使い捨てタイプの選び方を専門家が解説

「目を休めるのにおすすめのホットアイマスクはどれ？」
「充電タイプや使い捨てタイプなどがあるけど何を基準に選べばいいの？」

日常的にスマホやパソコンを長時間使用することで、目の疲れを感じている人も多いのではないでしょうか。目を休めるのに効果的なアイテムとしてホットアイマスクがあります。毎日使うのに適しているもの、出張先や旅行先に持ち運んで使えるものなど、さまざまな種類があり、どのように選べばいいのか悩むところです。

今回は、眼精疲労に詳しい鍼灸（しんきゅう）師・トレーナーの柴雅仁さんに、ホットアイマスクの選び方や正しい使い方を伺いました。ホットアイマスクを選ぶ際は、以下のポイントに注目してみましょう。

your SELECT.編集部おすすめのホットアイマスク10選も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

はじめに、ホットアイマスクの選び方のポイントを、鍼灸師・トレーナーの柴雅仁さんに伺いました。

「最初は使い捨てタイプで試し、継続して使用する場合は充電タイプの購入を検討しましょう」と柴さん

使用シーンに合わせてタイプを選ぶ

ホットアイマスクは、おもに充電タイプ、電子レンジタイプ、使い捨てタイプの3つのタイプに分けられます。以下で、それぞれどんな用途に向いているのか、解説していきます。

充電タイプ｜就寝前や仕事中など毎日使いたい人におすすめ

柴さんが愛用しているホットアイマスクは、Saluaの製品。就寝前の使用には、オートオフタイマー機能が便利とのこと

充電タイプは、電源を入れるだけですぐに使用できるコードレスのアイマスクです。
USBポートやACアダプターなどで充電することができ、給電しながら使用できるタイプもあります。故障しないかぎり、充電をすれば長期的に繰り返し使用できることが特徴です。就寝前や仕事の休憩時間など、日課として使用するのであれば充電タイプが便利です。
中でも、カバーが洗濯できる製品がおすすめです。汗や皮脂、化粧品などが付着しても洗濯をすれば清潔な状態を保てます。

汚れやすいためカバーが取り外せて洗濯できるものが◎

また、温度や保温時間を調節できる製品が多く、用途に合わせて使用できます。温度が低めの設定ならじっくりとケアしたい人向き、高めの設定ならしっかりケアしたい人向きです。保温機能は、寒い時期など室温とともにホットアイマスクの温度が下がりがちなときにあると便利です。
さらに、オートオフタイマー機能付きの製品であれば、スイッチを切り忘れて眠ってしまっても自動で電源が切れるため安心して使えます。

電子レンジタイプ｜目を休めたいときだけ使いたい人におすすめ

250～300回ほど繰り返し使用できる商品が多いです

電子レンジで温めるだけで、充電の手間なく繰り返し使用できるタイプです。小豆やセラミックビーズ、ジェルなどが入っている製品が多いことも特徴。中に入っている素材によって使用感や目元へのフィット感が異なります。

後述の使い捨てタイプと異なり何度も使用できるため、経済的です。ただし、充電タイプと比べて250～300回ほどしか使えないため、目を休めたいときなどたまに使う人におすすめです。温度や保温時間の調整ができないことや冬だと冷めるのが早いことがあるので注意が必要です。

温める際、適温を超え高温になったときにマークで知らせてくれる製品もあります。また、充電タイプと同様にカバーを洗濯できるかどうかチェックしましょう。

使い捨てタイプ｜出先での使用やお試しにおすすめ

香り付きのものなどバリエーションもさまざま

開封するだけで温まるアイマスクで、いつでもどこでも気軽に使用できるタイプです。
旅行や出張の移動中や宿泊先のホテルで、オフィスの休憩時間に、あらゆるシチュエーションで思い立ったときにすぐ使えることが魅力です。お試しで使ってみたいときにもおすすめです。

ただし温度や保温時間の調整はできませんし、1枚につき1度しか使用できないため1回あたりのコストは高めです。毎日使用する場合は他のタイプをメインに、出先で使用したいときだけ使い捨てタイプを活用しましょう。よりリラックス効果を得たいときには、香り付きがおすすめです。好みや気分によって香りを選びましょう。

蒸気タイプならリラックス効果UP

ホットアイマスクには蒸気が出るタイプもあり、使い捨てタイプ、電子レンジタイプに多いです。蒸しタオルで温めているような心地よさでリラックス効果があり、乾燥対策にもつながります。よりリラックス効果を求める人や乾燥対策もしたい人におすすめです。

「蒸気タイプ」を選ぶ場合は、外箱などに"蒸気"と書かれているかチェックを

より心地よく使うならサイズやカバーの素材もチェック

「シルク素材は肌触りが良く使い心地がいいです。目元をすっぽり覆うサイズもポイントです」と柴さん

目に光が入らないよう、目元をしっかりと覆うことができるサイズを選ぶことが重要です。一般的に20～23cm程度あれば足りるでしょう。また、就寝時に使用するのであれば、ホットアイマスクをつけたまま眠れるよう、バンドがついているタイプを選びましょう。

充電タイプや電子レンジタイプの場合、カバーの素材はホットアイマスクを使用する際の快適性を左右します。シルクや綿など肌触りが良い製品がおすすめです。また、繰り返し使用するタイプのホットアイマスクは手入れのしやすさも大切です。直接肌に触れるため、汗や皮脂、メイクをしていれば化粧品も付着しています。手洗い対応ではなく、洗濯機で洗えるタイプを選ぶとより便利です。

数あるホットアイマスクの中から、柴さんのアドバイスをもとに、おすすめのホットアイマスクを紹介します。

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• 充電タイプのおすすめホットアイマスク3選
• 電子レンジタイプのおすすめホットアイマスク3選
• 使い捨てタイプのおすすめホットアイマスク4選
• 【番外編】プレゼントにおすすめのホットマスク

充電タイプのおすすめホットアイマスク3選

まずは、温度調節やオートオフタイマー機能付きでおすすめな充電タイプのホットアイマスクを紹介します。

2段階の温度調整や30分のオートオフタイマー付きで、就寝時にも安心して使用できるホットアイマスク。シルク100%のアイマスクカバーは洗濯が可能で、清潔な状態を保ちながらリッチな肌触りを楽しめます。コードレスタイプで、USBにより約2時間でフル充電が可能。1回の充電で高温モードなら約2回、低温モードなら約3回の使用が可能です。

肌に優しく通気性に優れた、純シルク製のホットアイマスク。USB給電式で繰り返し使用できます。薄型ヒーターを搭載し約40gと軽量なつくりですが、低温・中温・高温の3段階温度調節機能や15～60分の4段階で自動的に電源がオフになるタイマー機能付き。消し忘れの心配がなく、安心して使用できます。温めることでふんわりと香るラベンダーサシェは取り外しが可能。お好みに合わせて使用できます。

3D立体構造により、まぶたを圧迫せずに目元を温めるホットアイマスク。鼻まわりにはノーズワイヤーが内蔵されているためフィット感がよく、光をしっかりと遮断。通常のアイマスクとしても優秀です。コードレスではありませんが、USBコードは150cmと長めの設計。面ファスナー仕様で顔に固定しやすく、30分の自動タイマーオフ機能付きとあって、就寝時に重宝します。

電子レンジタイプのおすすめホットアイマスク3選

あずきやジェルなど電子レンジタイプでおすすめのホットアイマスクを紹介します。

マスクの中身はあずきと緑豆（青あずき）で、電子レンジで加熱することで天然蒸気が出る仕組み。目に乗せると適度な重みでフィットして目元を包み込み、約5分間じんわりと温かな状態が続きます。250回繰り返して使用できるため、コストパフォーマンスがいいです。温めすぎるとあずきが焦げてしまうので要注意。温めすぎると本体に「キケン！」という文字が出てきます。この危険防止サインを確認し、必ず文字が消えてから使用しましょう。

電子レンジで加熱するだけで、水分を含んだあずきの蒸気と遠赤外線効果が5～10分継続。疲れた目を芯から温めます。目に余計な負荷をかけないよう考えられた重すぎず軽すぎない約170gの重さや目の部分にくぼみを設けた作りもポイント。国産あずきのほのかな香りに癒やされながら快適に使用できます。夏は冷蔵庫で冷やせば5～10分冷たさが持続し、ひんやりした心地よさを味わえます。

日本製の特殊ジェルを専用アイマスクにセットして使用する製品です。眼形成外科の医師監修のもと開発。ジェルが目のくぼみにフィットして使い心地も抜群です。ジェルは電子レンジで温めることも、冷凍庫で冷やすことも可能で、好みや気分に応じて使い分けられます。約40℃の温かさが10分程度持続。冷凍庫でも固くならないシャーベットタイプの保冷ジェルになっています。約400回使用可能でコスパも良いです。

使い捨てタイプのおすすめホットアイマスク4選

続いて、手軽に持ち運びができる使い捨てタイプでおすすめのホットアイマスクを紹介します。

袋から取り出し、耳にかけるフックのミシン目を切って装着するだけ。伸縮性のある柔らかなアイマスクが蒸気の力で膨らみ、目元にフィット。つけた瞬間から約40℃の蒸気で20分程度、目元を温めることができます。無香料と香り付きがあり、好みに合わせて選べることもポイント。個別包装されているため持ち運びやすく、出張などの移動中にも気軽に使用できます。

本体を二つに折って押すと、水袋が破れ薬剤と混ざることで温かくなる仕組み。専用の不織布カバーに入れて使用すると、温水パックの効果により目の奥までじんわりと温かくなり、リラックスできます。パソコンやスマートフォンによる作業が続いたときに特におすすめのホットアイマスクです。

目の部分に5つのピンホールが開いているため、装着していても周囲が見える構造。アイマスクに興味があるものの、つけると真っ暗になってしまうことには抵抗がある方におすすめです。3D立体構造により目元が膨らんでいるため、装着しても熱が直接眼球に当たらない設計で、遠赤外線成分が配合されている発熱体により、心地よい温かさが約20分続きます。

香りの専門家がブレンドした、精油100％のラベンダーフレグランスとホワイトムスクフレグランスのアロマカプセル付き。アイマスクに好みの量をたらして耳にかけるだけで、じんわりとした温かさと香りに癒やされます。就寝前をはじめ、目を酷使した後やくつろぎたいときにもおすすめ。上品なパッケージなので、ちょっとしたプレゼントにも最適です。

【番外編】プレゼントにおすすめのホットマスク

最後に、プレゼントにおすすめのホットアイマスクを紹介します。

めぐりズム 蒸気でホットアイマスクが6種類、18袋入っているぜいたくなセットです。ランダムなので香りを選ぶことはできませんが、プレゼントとしてはもちろん、いろいろな香りを試してお気に入りを見つけたい方にもおすすめです。ギフトボックスに入った状態で届くため、ラッピング不要でそのままプレゼントできます。

ホットアイマスクを使うことで光を遮ることと目を温めることができます

続いて、柴さんに聞いた「ホットアイマスクを買う前に知っておきたいこと」を紹介します。購入する際の参考にしてみてください。

ホットアイマスクの効果

スマートフォンやパソコンの使用などで酷使した目は、疲労が蓄積しています。ホットアイマスクで目の周りを温めて筋肉を緩ませつつ、光を遮断して目を休ませることで、疲れた目を休ませ、リラックスできます

また、ホットアイマスクで目元を覆い、外部からの光を遮ることでスムーズな入眠につながります。日中の昼寝や明かりがついている場所での仮眠などの際にも重宝するでしょう。また、目元を適温で温めることで、リラックスしながらの入眠も期待できそうです

ホットアイマスクのタイプごとのコスト

ホットアイマスクは、数百円程度の製品から1万円近い製品まで、価格帯に幅があります。電子レンジタイプ、使い捨てタイプ、充電タイプのコストを見てみましょう。

使い捨てタイプのホットアイマスクはドラッグストアなどで手軽に入手でき、価格も一箱で数百円から1500円程度と手軽です。例えば、1箱16枚入り1500円の製品なら1枚あたり90円程度となります。1枚につき1回しか使用できないため、コストとしては割高です。

電子レンジタイプは800～2000円前後の製品が多く、繰り返し使用できます。製品ごとに使用回数が決められていて、おおむね250～300回程度です。例えば1500円の製品を300回使用したとすると1回あたりに換算すると5円の計算となり、コストパフォーマンスは高いといえます。

充電タイプは半永久的に使用できますが、3000円程度から、高額な製品は1万円以上する場合もあります。1万円の製品を700回使用したと仮定すると、1回あたりのコストは14円程度となります。

ホットアイマスクの効果的な使い方

就寝時に使用するのであれば、頭に固定できるバンド付きを選びましょう

ホットアイマスクはいつ、どの程度の頻度で使用したらよいのでしょうか。
使用するタイミングは目が疲れたときと、就寝前。寝る前にホットアイマスクを使用すると、目元周辺が温まり、ただ横になるよりもリラックス効果が高まります。

1回あたりに使用する時間は、使い捨てタイプや電子レンジタイプのホットアイマスクが温かい時間は5～20分程度で、それを過ぎると自然に熱が冷めていきます。充電タイプもタイマーが切れるまで使用して問題はありません。タイマー機能がついていない場合は、30分程度で電源を切りましょう。

「実際に眼精疲労の相談は多く、解決策の一つとしてホットアイマスクをおすすめしています」と柴さん

毎日使用しても問題ありませんが、ホットアイマスクは目を休めるための補助的なアイテムです。スマートフォンに向かう時間が長すぎる、パソコンデスクの高さが自分に合っていないなど、根本的な要因を見直さなければ一定以上の回復は望めないことを念頭に使用しましょう。

ホットアイマスクを使うときの注意点

ホットアイマスクを使用する際は、パッケージの注意書きをよく確認しましょう

目がかゆいときや目の周りに湿疹やかぶれが出ている場合は、ホットアイマスクの使用を控えましょう。目元を温めることで、一時的に赤みやかゆみが出てしまうことがあります。
通常時でも、目元や肌に違和感を覚えたときには、すぐに使用を中止してください。
また、皮膚が弱い方はやけどにも注意が必要です。充電タイプの場合はつけたまま長時間放置しないようにしてください。

電子レンジタイプの場合、加熱時間が長いとホットアイマスクが熱くなりすぎてやけどをしてしまうことがあるため、注意が必要です。何度か使用して、自分にとって最適な温度になる加熱時間を見つけましょう。適温の場合でも、目の周りに湿疹やかぶれが生じるなど何らかの異常を感じた場合は、すぐに使用を中止してください。

最後に、ホットアイマスクを正しく使用するために注意すべき点や疑問を柴さんにお答えいただきました。

Q. 充電タイプと電子レンジタイプのお手入れ方法は？

A. カバーが外せるタイプであれば、カバーをこまめに洗濯します。カバーがないタイプの場合は、お湯や水で濡らして固く絞った清潔なタオルで優しく拭いてください。

Q. マツエクをしていても使用できる？

A. 蒸気が出るタイプのホットアイマスクを使用した場合、まつげを装着するグルー（接着剤）が湿気に弱いため、まつげエクステの持ちが悪くなってしまいます。マツエク中であれば、蒸気が出ないタイプがおすすめです。できれば、ホットアイマスクはマツエクに影響が出ないよう、マツエクをつけ替えるタイミングでの使用がおすすめです。

Q. ホットアイマスクをつけたまま寝てしまってもいいですか？

A. 使い捨てタイプや電子レンジタイプの場合、一定時間がたつと熱が冷めていくため、そのまま寝てしまっても問題ありません。充電タイプの場合、オートオフタイマー機能がついていない場合は、そのまま寝てしまうと低温やけどなどのリスクがあります。オートオフタイマー機能つきを購入しタイマーで時間設定してから就寝するようにしましょう。また、固定用のベルト付きの場合、長時間締め付けていると不快感があることも。長時間使用する前提のときにはベルトを緩めにしておくと心地よく眠れます。

Q. 男性におすすめのホットアイマスクは？

「最近は男性でも買いやすいパッケージが増えましたね」と柴さん

A. 男性でも女性でも、ホットアイマスクに求める機能は変わりません。ただし、サイズに気をつけ、目の周りをしっかりと覆うことができる製品を選びましょう。また、女性らしい色・デザインの製品は、オフィスなど人前で使用するのが少し恥ずかしく感じる方もいるでしょう。事前にパッケージなどを確認し、使いやすいデザインの製品を選ぶようにしましょう。

Q. ホットアイマスクと合わせてやると効果的なセルフマッサージは？

A. 目が疲れたなと感じた時は、次の5つのセルフマッサージを1工程30秒間ずつ行ってみてください。ちょっと痛いと感じるところ＆気持ちいいと感じるところは入念に行うのがおすすめです。

※①～⑤の工程は全て両手で左右同時に行ってください。

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今回は柴さんの監修のもと、ホットアイマスクの種類や使い方などについて解説しました。

ホットアイマスクがあれば、目元を温めながら外部の光をシャットアウトすることができ、目や気持ちを休ませることができます。目を休ませ、リラックスした状態で心地よく睡眠に入りたいという方は、この記事を参考にぜひ、自分にぴったりのホットアイマスクを選んでみてください。