【2023年】たこ焼き器のおすすめ12選！家電ライターが高火力なガス式や電気式などタイプ別に厳選

「たこ焼き器って電気式やガス式など種類があるけど、どれを選べばいい？」
「おすすめのたこ焼き器を教えてほしい！」

たこ焼き器は、バリエーションが豊富な電気式からカセットコンロ式、鉄板のみのものまで、実に種類が豊富です。今回は「家電スタジオ・コヤマキッチン」主催者であり、家電ライターとして活躍するコヤマタカヒロさんをお迎えして、たこ焼き器の基礎知識と選び方についてお話をうかがいました。

また、コヤマさんにおすすめのたこ焼き器を種類別に12個セレクトしていただき、それぞれの魅力や特徴を解説してもらいました。これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

たこ焼き器には、幅広い用途に使えるもの、本格的なたこ焼きが楽しめるものなどさまざまな種類があります。まずは、商品を選ぶうえで押さえておきたい、たこ焼き器の基礎知識についてコヤマさんに解説していただきました。

たこ焼き器の熱源の種類

たこ焼き器は熱源の種類によって「電気式」と「カセットコンロ式」に分けられます。また、純粋なたこ焼き器とは少し異なりますが、ガスコンロやIH調理器でフライパンのように直接火にかけて使う「鉄板・直火式」もあります。

それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

もっとも使い勝手が良く、汎用性が高いのが電気式です。温度調節ができる商品もあり、たこ焼き作りに慣れていない人や子どもと一緒に楽しみたい人におすすめです。

カセットコンロ式は火力が強く火の通りが早いので、短時間での調理が可能。外はカリっと中はトロッとしたお店のような焼き上がりが期待できます。
ただし、慣れるまでは火力が強い分、焦がしやすいので注意が必要です。

また、鉄板・直火式は、コンパクトなので軽くて持ち運びしやすく、お手入れが簡単なのも魅力です。

次に、用途に合わせたたこ焼き器の選び方のポイントを、コヤマさんに解説していただきました。

気軽にたこ焼きを食べたい

初めてたこ焼き器を購入して気軽にたこ焼きを食べたい方は、電気式がおすすめです。ゆるやかな温度上昇でじっくりと焼き上げるので、たこ焼き作りに慣れていない方でも扱いやすいです。

また、温度調節機能が付いている商品なら焦げるリスクも減り、自分のペースで焼けるので安心です。

家族や大人数で使用したい

家族や友達と大人数でたこ焼きパーティーを楽しみたい場合は、熱々のたこ焼きをみんなが食べられるように20個以上の焼き穴があるとよいでしょう。

カセットコンロ式なら、穴数が増えても端まで熱が伝わりやすいため焼きムラが起こりにくいです。また、コードレスなのでキャンプやピクニックした際など屋外でもみんなで楽しめます。

穴の数	利用人数の目安
～12個	1～2人で手軽に利用
12～20個	2～3人前後で利用
20個以上	3人以上で利用

本格たこ焼き器を楽しみたい

たこ焼きのおいしさにこだわりたい方には、カセットコンロ式か鉄板・直火式のプレートを使うのがおすすめです。お店で売っているたこ焼きのように、外はカリッと中はトロッとさせるためには、強い火力で一気に焼き上げる必要があります。

カセットコンロ式や鉄板・直火式なら火力が強く、焼きムラも起こりにくいので、お店のような焼き上がりが期待できます。

たこ焼き以外の料理も楽しみたい

たこ焼き機を使ったアレンジレシピの中でも代表的なアヒージョやシュウマイ作りを楽しみたい場合は、穴のサイズが小さいと作りにくいので、穴が大きく深めのたこ焼き機を使用するとよいでしょう。

また、たこ焼き器には、プレートと熱源である本体が外せない「一体型」と、プレートが取り外せる「セパレート型」とがありますが、セパレート型でホットプレートが付いたものだと、たこ焼きの後に焼肉や焼きそばを作ったりできるので便利です。

一体型とセパレート型の違い

一体型	セパレート型
・本体とプレートが一体になっている ・使用後はプレートを拭いてお手入れ ・安価なものがほとんど	・本体とプレートが別になっている ・プレートだけ外して水洗いできる ・製品数が多い

一体型はプレートが取り外せないのでまるごと水洗いはできませんが、使用後は時間を置かずに汚れをふき取るようにすると、お手入れが楽です。また、低価格帯の商品が多いのも特徴です。

セパレート型は、プレートだけ取り外して水洗いできるので、お手入れが簡単です。平面プレートがセットになっているものや、たこ焼き専用ではないものの、ホットプレートにたこ焼き用のプレートがついているものもあります。

ここからは家電のプロであるコヤマさんが厳選したおすすめのたこ焼き器を紹介していきます。電気式、カセットコンロ式、鉄板・直火式のタイプ別に12商品をセレクトしました。

気になる内容をクリック

• 電気式のおすすめたこ焼き器6選
• カセットコンロ式のおすすめたこ焼き器2選
• 鉄板・直火式のおすすめたこ焼き器4選

電気式のおすすめたこ焼き器6選

汎用性が高く扱いやすいのが電気式たこ焼き器。家族でたこ焼き作りを楽しんでみたいという人向けの商品や、たこ焼き以外の料理に活用したいといったニーズに応えてくれるセパレート型など、全部で6商品を選びました。

「家でたこ焼きを作ってみたい！」と思い立ったときに気軽に購入しやすい価格が魅力のたこ焼き器です。側面のスイッチで電源をオン・オフするだけと、操作もシンプル。

焼き穴は18個のため大人数で楽しむには少ないですが、かさばらないので邪魔になりません。プレートにはフッ素樹脂加工がされており、まるごと水洗いできないものの食材がこびりつきにくくお手入れも楽です。

本体がスリムなので、卓上に他の料理と一緒に置いても邪魔にならない山善のたこ焼き器。

一人でたこ焼きをするのにちょうどいいサイズ。平面プレートつきで焼肉なども楽しめます。電気式ですがセパレートタイプでプレートが取り外せ、フッ素加工されているのでお手入れもしやすいです。

ただし、焼き穴の数が少ないため、大人数の利用には向きません。セパレート型のため、たこ焼きができるまで少し時間がかかります。

自動返し運転機能を搭載した杉山金属のたこ焼き工場トントンは、知る人ぞ知るちょっと変わったたこ焼き器です。

プレート中央部にアームが付いていて、自動でたこ焼をひっくり返してくれます。生地を返すのが苦手な方でも、少し大きめのきれいな丸いたこ焼きが作れます。

結婚や引越しのお祝いにもふさわしい、とってもおしゃれなデザイン。特化型たこ焼き器ではなく、ホットプレートにたこ焼き用のプレートがセットになっている商品ですが、たこ焼き穴は24個と多めでたこ焼きパーティーにも使えます。レッドやホワイトやネイビー以外にも、ピンクやチャコールなどかわいいカラーがたくさんあって、食卓も華やかになります。

平面プレートとたこ焼きプレート以外にもセラミックコート鍋やグリルプレートといったオプションプレートがあり、ステーキやスープ、鍋など、多様なお料理が楽しめます。

平面プレート付きの電気式としてはお手頃な価格なのが、アイリスオーヤマのたこ焼きプレートです。

プレートには遠赤外線効果のあるセラミックコートを使用しているので食材が焦げつきにくく、使用後のお手入れも簡単。また、プレートが白いと、たこ焼きや料理の色が映えて、より美味しそうに見えます。

パカッと開くと左右二面で調理が可能なホットプレート式のたこ焼き器です。同時にそれぞれ違う料理が作れて、プレートごとに温度調節も可能。たこ焼きプレート以外に、利用範囲の広い平面プレート、細かな凹凸があり肉の脂を落としやすく焦げにくいディンプルプレートが付いており、活用の幅が広いです。

折りたたんで立てる形で収納できて、取っ手が付いているので持ち運びもしやすいのも特徴です。

カセットコンロ式のおすすめたこ焼き器2選

「たこ焼きが大好き！」「お店の味を目指したい！」という方にはカセットコンロ式がおすすめ。短時間で焼き上がるため、外はカリッと中はトロッと仕上がります。

「今まで電気式を使っていたけれど、もっとおいしいたこ焼きが食べたい！」そんな方にはおすすめの炎たこ。専用のU字バーナーでムラなく、早くたこ焼きが焼けます。また、火力の強いガス火ならではの、表面はカリッと中身はトロッとした仕上がりが期待できます。

プレートはフッ素樹脂加工なのでこびりつかず、お手入れも簡単です。

従来品のスーパー炎タたこをモデルチェンジ。「焼き穴の配列に工夫をこらし、誰でも上手にたこ焼きが作れるように」進化しており、さらに焼きムラがない！と評判の商品です。

目新しい機能が追加されているわけではないですが、「やはり新製品がいい」という方は、迷わずこちらをおすすめします。

鉄板・直火式のおすすめたこ焼き器4選

カセットコンロやIHクッキングヒーター、ガスコンロでたこ焼きが焼ける鉄板・直火焼式のおすすめ4選を紹介します。

岩谷産業のカセットコンロを持っている方なら、鉄板のみの購入で問題なく使えますのでコストを抑えてたこ焼きを楽しめるたこ焼きプレートです。

肉厚なプレートのため熱ムラが少なく、カセットコンロで使用すればお店のような焼き上がりに。切り溝付きなので早くきれいな大玉のたこ焼きが作れます。

コンロだけでなく、IHクッキングヒーターでもたこ焼きが作れるたこ焼きプレートです。

ずっしりと重い鉄製ですが、持ち手が付いているため扱いやすいです。重さがあるため、調理中にずれないのもポイント。千枚通しと油引きもセットになっており、すぐに使用できます。

調理用の鉄鋳物や土鍋などを製造しているイシガキ産業の鉄鋳物たこ焼き器。ガスだけではなく、IHにも対応。魚焼きグリルでも使用可能です。使い勝手が良いわりに価格が抑えめでお買い得です。

ガス火のみ対応の商品もあり、そちらは穴が19個のものも選べます。

岩谷産業のカセットコンロ専用のたこ焼きプレートです。岩谷産業のカセットコンロの五徳にぴったりはまって安定するので安全に使用できます。

穴のサイズが36mmと小さめなので、小さなお子さんが食べるたこ焼きを焼くのにぴったり！

フッ素樹脂加工で焦げつきにくいのできれいなたこ焼きが焼けます。

たこ焼き器を持っていれば、自宅でいつでもたこ焼きが味わえます。コヤマさんにカセットコンロ式のたこ焼き器を使ったおいしい焼き方を教えていただきました。

最後に、たこ焼き器に関する気になる疑問について、コヤマさんに教えてもらいました。

「プレートが取り外せるタイプだとそのまま丸洗いできるので、お手入れも簡単」とコヤマさん

Q. たこ焼き器のお手入れ方法は？

A. セパレート型のものは水洗いして、一体型ものは水を含ませたキッチンペーパーや柔らかいふきんで拭き取りましょう。

急激に鉄板を冷やすと傷んでしまうので、水洗いは冷めてから行いましょう。表面が傷つき、加工がはがれる原因になるので、硬いもので擦りすぎてもいけません。

キッチンペーパーで拭き取る時は、冷めて食材がこびりついてしまう前だと楽です。油が少し残っている状態にしておくと、次回使用する際に1回目から焦げ付きにくく、きれいに焼けます。

Q. たこ焼き器を買い替えるタイミングは？

A. たこ焼き器はいたってシンプルな作りの家電ですので、故障はしにくいです。ライフステージに合わせてご家族に合うものに買い替えるようにしましょう。

これまで電気式を使っていた方が、もっとおいしいたこ焼きを作ってみたくなったらカセットコンロ式に買い替えるといったケースも多いと思います。

Q. たこ焼きプレートはたこ焼き以外にも使える？

A. 食卓のおかず、パーティー用のオードブル、おやつなど、さまざまなメニューが手軽に作れます。

シュウマイ

手作りすると、薄い皮にのせて上手にきれいな形に形成するのが難しいシュウマイ。たこ焼き器の穴に皮を敷き詰めて具を詰め、蓋を閉めて蒸し焼きにすれば時間をかけずにできあがります。蓋がない場合はアルミホイルを使いましょう。

アヒージョ

アヒージョはオリーブオイル・にんにく・赤唐辛子で具材を煮るだけの料理。具材にはマッシュルームやエリンギやしいたけなどのきのこ類、ブロッコリーやトマトなどの野菜、エビやホタテなどの魚貝類などをお好みで選びます。
一口サイズにカットした具材を入れて、香りが出るまで加熱すれば完成です。

ベビーカステラ

子どものおやつにおすすめなのがベビーカステラ。ホットケーキミックス、卵、牛乳、バターさえあれば、たこ焼き器を利用して簡単に作ることができます。焼き上がりの甘い香りが食欲をそそります。
チョコレート、フルーツ、マシュマロなどを小さくカットして入れるのもおいしいです。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではたこ焼き器の売れ筋ランキングを見ることができます。どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

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たこ焼き器は家族の人数や好みに合ったものを選ぶことが大切です。一般的にはホットプレートが付いている電気式なら、たこ焼き以外でも使えるので活躍の幅は広いです。

初心者はカセットコンロ式から使うと苦戦することが多いので避けた方がよいでしょう。

たこ焼きだけではなく、手軽にさまざまな料理も楽しめるたこ焼き器。具体的にどのように使うかをイメージしてから選ぶと、購入後も大活躍してくれそうですね。