キャンプナイフのおすすめ11選！アウトドアのプロが調理用、薪割り用など用途別に紹介

キャンプ、アウトドアのプロに聞いた！キャンプナイフを選ぶときのポイント

キャンプ、アウトドアのプロである渡辺有祐さんにキャンプを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを伺いました。

「自分がおもにどんなことに使うかを想定し、用途に応じて適したナイフを選ぶようにしましょう」と渡辺有祐さん

初心者はシースナイフ、料理メインならフォールディングナイフがおすすめ

左がシースナイフ、右がフォールディングナイフのスパイン（背）。フォールディングナイフのほうが薄く、シースナイフには厚みがある

キャンプナイフは千差万別。たくさんあるナイフから、初心者向けのもの、汎用性の高いものなど、形状違いの2種類の特徴をまとめました。

種類と特徴

種類	シースナイフ	フォールディングナイフ
画像
特徴	・露出したブレードを保護するためのケース（＝シース）が付いているナイフ ・ブレードの長さもあり、強度が高いのでさまざまなシーンで活躍 ・ブレードが固定されている（フィクスドブレード）ものがほとんど	・ブレードをハンドル内部に折りたためるナイフ ・コンパクトになるため、荷物を少なくしたいソロキャンパー向き ・ブレードが薄いものが多く、食材を切るなどの作業に適している

シースナイフは、ここ数年でユーザーが増え、キャンプでは主流のナイフとなっています。 キャンプではナイフ以外にも多くの道具が必要なため、初心者やナイフを何本も持ち運びたくないという人は、汎用性の高いナイフを選ぶといいでしょう。キャンプにおける汎用性とは「大は小を兼ねる」の発想で、強度が高いシースナイフがおすすめです。

強度があるため薪割りにも対応でき、厚みがあり食材を薄切りにしたい場合には向いていませんが、ブレード（刃）の長さがあり調理にも使うことができ、汎用性が高いのが特徴です。

ナイフの良し悪しの判断がつかないビギナーは、まずはサイズ感やコスパのよさを重視して選ぶとよい

シースナイフは価格的にはピンキリなので、初心者は、入手しやすい価格で選ぶのもよいでしょう。選ぶときは扱いやすいサイズ感・重さであることも確認しておきましょう。

料理に使用する際には、食材を切りやすくブレードが薄いフォールディングナイフがおすすめです。フォールディングナイフは、ハンドルにブレードを収納するために、ブレードが薄くつくられていることが多いので、シースナイフよりも調理向きといえます。ただし、携帯性を向上させるためブレードの長さが短めです。日常的に自宅で使っている家庭用の包丁は15cm以上ありますが、フォールディングナイフは10cm以下のものが多いので、大きい食材を切るときには注意しましょう。

シースナイフでゆで卵をカット。薄切りを試みるも、ブレードの厚みによりつぶれてしまう

焚き火メインならフルタングで強度の高いパワフルなナイフがおすすめ

ナイフには「タング」と呼ばれるブレードとハンドルをつないでいる部分があります。タングには種類があり、それぞれ特徴があります。

代表的なタングの種類

フルタング	コンシールドタング	ナロータング
ブレードと同じ（もしくはそれ以上）幅のままハンドルの末端（グリップエンド）まで鋼材が続いている。そのため重量もあり高価になるが、もっとも頑丈。	タングがハンドル内部に完全に隠れる構造。ハンドルの半分以上鋼材が入っているので、強度はそこまで弱くはなく、重量も含めたバランスがいい。	タングがブレードの幅よりも狭く削られたタイプ。ハンドルを貫通しているタイプもある。強度は高くないため、バトニングよりもクラフトなどの作業に向いている。

「焚き火メイン」でキャンプナイフを使用する場合のチェックポイントは、薪割りができるかどうかです。薪を割るとき、割りたい薪に当てたナイフの背を、もう1本の薪でバトンのように持ってたたく「バトニング」をします。この方法であれば、斧や鉈などのように重量のある刃物を使わなくてもナイフで薪を割ることができます。

着火をしやすくするフェザースティック（薪を薄く削って鳥の羽のような状態に削り重ねる）も容易につくれる

バトニングもできるナイフを選ぶなら、やはり強度の高いシースナイフ一択です。特に、ブレードの鋼材がハンドルの末端まで入っている「フルタング」と呼ばれる構造のナイフであれば、力強くバトニングすることができ、太くて硬い薪でもナイフが壊れることを気にせずに作業ができます（ただし節がある薪は斧でも困難なので、何でもかんでも割れるわけではありません）。

重量があり、運搬時にはデメリットですが、薪割りなどの力強い作業時にはアドバンテージになりますから、むしろ力の弱い人向けといえるかもしれません。ただし、値段は高い傾向があるので、キャンプ場で販売されている薪を割る程度であれば、フルタングほど強度の高いナイフでなくても十分です。

焚き火作業に向いているフルタングナイフは、鋼材も多く使用しているため重量があり、値段も高め

ナイフ、ハサミやドライバーなどの機能を持ち合わせたマルチツールもチェック

ナイフやハサミなどの刃物や、ドライバーやプライヤーなどの工具が数種類付いている道具「マルチツール」は1本あると便利なアイテムです。正確にはキャンプナイフの種類には分類されませんが、フォールディングナイフと同様にブレードを折りたたんで収納できるので、コンパクトでありながらさまざまな機能があってフォールディングナイフよりも活躍できる場面が多いのが特徴。

反面、ナイフとしての使いやすさは劣るため、例えば包丁としても使おうと考えている人には不向きかもしれません。どちらかというと、もしものときに備えておく、困ったときにあると役立つ道具です。どの機能をとっても単体の道具には使い勝手で及びませんが、1本で何役もこなしてくれるスーパーサブ的な存在といえます。

キャンプナイフのおすすめ11選

「ナイフとセットで着火時に使えるオプション品などが付属するナイフもあるので、個々人の要不要に応じて選ぶと無駄な買い物を防げます」

ここからは渡辺さんのアドバイスを参考に、編集部が厳選したおすすめのキャンプナイフを紹介していきます。今回紹介するナイフは、初心者向き、調理向き、焚き火向きとそれぞれの特徴に特化したアイテムを厳選しました。また、番外編で多用途に使えるナイフ機能をもったおすすめのツールも紹介します。

おすすめのキャンプナイフ11選

メーカー 商品名
	モーラナイフ	ユニフレーム	ブッシュクラフト	オピネル	ユニフレーム	ビクトリノックス	モーラナイフ	モーラナイフ	ケラム	ヘレ	ガーバー
	コンパニオン ヘビーデューティー	UFブッシュクラフトナイフ	モダンスカンジ・アロカス	ステンレススチール#	ギザ刃キャンプナイフ	アウトドアクッキングナイフ	フィッシングコンフォートフィレット090	ガーバーグ サバイバルキット	ウルヴァリン	ヘレナイフ テマガミST	ベア・グリルス フォールディング シース ナイフ
価格	2860円	5900円	1980円	2830円	1400円	5500円	3300円	1万2100円	1万4800円	1万7490円	1万28000円
種類	シースナイフ	シースナイフ	シースナイフ	フォールディングナイフ	フォールディングナイフ	シースナイフ	シースナイフ	シースナイフ	シースナイフ	シースナイフ	フォールディングナイフ
大きさ	全長：約22.4cm 刃長：約10.4cm 刃厚：約3.2mm	全長：約23cm 刃長：約11cm 刃厚：約3.5mm	全長：約22.5cm 刃長：約10.3cm 刃厚：約2.2mm	全長：約23cm 刃長：約10cm 収納サイズ：約13cm	全長：約22cm 刃長：約9.5cm 収納サイズ：約12cm	全長：約28.5cm 刃長：約15cm	全長：約20.4cm 刃長：約9cm 刃厚：約1.3mm	全長：約22.9cm 刃長：約10.9cm 刃厚：約3.2mm	全長：約20.6cm 刃長：約9.5cm 刃厚：約3.3mm	全長：約23cm 刃長：約11cm 刃厚：約3mm	商品サイズ：約33.02×13.97×5.08 cm 刃長：約9.5cm
重さ	約101g（ナイフのみ）	約150g（ナイフのみ）	約96g（ナイフのみ）	約68g	約38g	約24g	約60g（ナイフのみ）	約170g（ナイフのみ）	約120g（ナイフのみ）	約155g（ナイフのみ）	約100g（ナイフのみ）
購入サイト	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!

※2024年5月時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので、商品販売サイトでご確認ください。

【初心者向きナイフのおすすめ3選】コスパもよくてマルチに使える

ナイフ1本であれこれ使いこなしたい！ という人におすすめなのが以下の3つの商品です。
コスパもよいので入門者向けのナイフになっています。これらを使ってみて、より自分の嗜好（しこう）に合ったナイフを選ぶ指針としてみるのもよいでしょう。

鋭い切れ味と手に取りやすい価格が魅力

モーラナイフ（MORAKNIV） コンパニオン ヘビーデューティー

参考価格： ¥2,860(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約22.4cm、刃長：約10.4cm、刃厚：約3.2mm
重さ	約101g（ナイフのみ）
ブレードの材質	ステンレス鋼
ハンドルの材質	ラバー
タング構造	ナロータング
付属品	プラスチックシース

専門家のおすすめポイント

刃厚があるので薄切りなどの調理には不向きかもしれませんが、バトニング などの本来のキャンプナイフとしての機能は申し分ありません。そのうえで3000円未満の価格帯を実現しているのはユーザーにとってありがたいでしょう。ビギナーが最初に買う一本としては最適で、これを使ってナイフを知って、自分に適したナイフを探すベンチマークとなる存在ながら、キャンプで焚き火をするためだけであれば、生涯これ1本で十分では。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

130年の歴史を誇るスウェーデンのナイフブランド「モーラナイフ」。スウェーデン国王からも高い評価を受け、国を代表する企業のみに与えられる王室の認定も受けています。
スウェーデン鋼による切れ味鋭い刃と握りやすいグリップ、ファクトリー生産による均一で高品質なラインナップを実現。

コンパニオン ヘビーデューティーはスタンダードモデルのコンパニオンと違い刃厚が厚めで、薪割りなどのハードな場面でも活躍してくれます。

ハンドルもラバー素材でグリップ力が高く、安定して作業することができます。

汎用性の高さと手に取りやすい価格が魅力

ユニフレーム（UNIFLAME） UFブッシュクラフトナイフ

参考価格： ¥5,900(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約23cm、刃長：約11cm、刃厚：約3.5mm
重さ	約150g（ナイフのみ）
ブレードの材質	ステンレス刃物鋼
ハンドルの材質	ポリプロピレン
タング構造	フルタング
付属品	シース

専門家のおすすめポイント

キャンプ用品、中でも調理まわりのアイテムを豊富に展開するユニフレームのナイフ。個人的にはそれだけでも信頼感があるのですが、もちろん期待を裏切らないスペックをもっています。ハードな使用にも耐えるため、本格的なブッシュクラフトにチャレンジしたい人にもおすすめ。「初心者向き」で紹介しているのは、これほどのナイフを6000円以下で購入できる、お買い得な点が理由です。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

日本のキャンプメーカーとしてもメジャーな、新潟県燕市にある新越ワークスが展開するアウトドアブランド「ユニフレーム」のナイフ。適度な重量感と3.5mmの刃厚により、バトニングなどのハードな作業も問題なくこなしてくれます。

背は角が立っているため、メタルマッチを使用しての着火にも対応しています。

ブッシュクラフトとは自然環境下における生活の知恵・技術の総称です。多くの道具に頼らない、よりプリミティブ（原始的）なキャンプを楽しむスタイルとして人気が高まっています。

バトニングから料理まで高い汎用性ながら驚異の低価格

ブッシュクラフト（Bush Craft） モダンスカンジ・アロカス

参考価格： ¥1,980(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約22.5cm、刃長：約10.3cm、刃厚：約2.2mm
重さ	約96g（ナイフのみ）
ブレードの材質	ステンレス鋼
ハンドルの材質	ラバー
タング構造	ナロータング
付属品	プラスチックシース

専門家のおすすめポイント

ナイフとして本格的なポテンシャルを要しながら、初心者向けに価格をギリギリまで抑えてくれています。刃はやや薄めなので比較的調理にも使いやすいです。焚き火作業でバトニングをする際は、広葉樹などの太めの薪や節のある薪を無理やり割ろうとすると、刃を傷めてしまうかもしれないので慎重に。価格が抑えめなので、ガンガン使ってメンテナンスをしてと、ナイフを扱うことに慣れるための入門ナイフとして最適です。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

フィンランド語で「ルーキー」の意味があるALOKAS（アロカス）の名を冠したナイフ。キャンプで活躍する入門向けナイフですが、ブッシュクラフト用として十分に使用できる要素が詰め込まれています。

約10cmの刃渡りと2mm厚のブレードは、どんなシーンでも使いやすいサイズ感。ステンレスで錆びにくく、それでいて研ぎやすい鋼材が使われている。

ブッシュクラフトとは自然環境下における生活の知恵・技術の総称です。多くの道具に頼らない、よりプリミティブ（原始的）なキャンプを楽しむスタイルとして人気が高まっています。

【調理向きナイフのおすすめ4選】携帯性に優れた調理特化型をチョイス

キャンプでの調理に向いたナイフを紹介します。携帯性に優れたものや、野外調理に特化したナイフを選んでみました。

薄い刃で料理向き！フォールディングナイフの定番モデル

オピネル（OPINEL） ステンレススチール#10

参考価格： ¥2,830(税込)

出典：Amazon

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種類	フォールディングナイフ
大きさ	全長：約23cm、刃長：約10cm、収納サイズ：約13cm
重さ	約68g
ブレードの材質	ステンレス鋼
ハンドルの材質	ブナ材
付属品	ー

専門家のおすすめポイント

シースナイフが主流となる以前は、このフォールディングナイフがキャンプでは主流だったように思います。そのため、サブ的に持っている人も多いナイフです。コンパクトになり携行性が高い分、焚き火作業などのハードな使い方には向いていませんが、野菜などの食材を薄くカットするのは得意です。調理で使うのがメインになると思いますが、その場合、刃長が10cm以上あると扱いやすいと思います。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

キャンプ用のナイフとしての歴史も長く、日本でも多くのユーザーがいる、フォールディングナイフの象徴的な存在。刃をハンドル部分に収納することができるので、持ち運び時にとてもコンパクト。クッカーなどの中に入れて携行できます。刃を収納する構造上、薄くつくられているため、調理にも向いています。サイズ展開も豊富で好みで選ぶこともできるのも特徴。携帯性をとるか、調理のしやすさを重視するかで、サイズを選びましょう。

コスパ最強の日本製フォールディングナイフ

ユニフレーム（UNIFLAME） ギザ刃 キャンプナイフ

参考価格： ¥1,400(税込)

出典：Amazon

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種類	フォールディングナイフ
大きさ	全長：約22cm、刃長：約9.5cm、収納サイズ：約12cm
重さ	約38g
ブレードの材質	ステンレス刃物鋼
ハンドルの材質	ABS樹脂
付属品	ー

専門家のおすすめポイント

自宅用の包丁と比較するとペティナイフ程度のサイズですが、食材を切ったり果物の皮をむくなどの作業には申し分ない10cm弱の刃長があります。それでいてブレードを収納してコンパクトに持ち運べるだけでなく、先端部分がギザギザしていることで、食材にスッと入り込む利便性もまた優秀。なにより1400円で購入できてしまうので、サブとして、自宅用として購入してもまったく損はないと思います。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

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ユニフレームから出ている人気のギザ刃シリーズの中でも、もっともコンパクトなタイプ。オピネル同様にハンドル部にブレードを収納できます。刃物の名産地岐阜県関市で製造される国産ナイフで、先端のギザ刃は食材をしっかりと噛んで切りやすい形状に。先端以外はストレート刃でキッチンナイフとしても使えます。

本格調理に対応したプロ仕様のシースナイフ

ビクトリノックス（VICTORINOX） アウトドアクッキングナイフ

参考価格： ¥5,500(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約28.5cm、刃長：約15cm
重さ	約24g
ブレードの材質	ステンレス鋼
ハンドルの材質	樹脂
付属品	ケース

専門家のおすすめポイント

キャンプでストレスを感じることなく調理に専念したいという方におすすめのナイフ。15cmの刃長により、あらゆるシーンで快適に調理できます。ナイフというジャンルではありますが、持ち運びしやすい包丁と捉えてもらって問題ありません。ケースが完全固定式なので、運搬時にうっかりケースが外れる心配もなく、バックパックに詰め込んでも安心できます。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

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1884年にスイスで創業。年間約2600万本を生産するヨーロッパ最大規模の総合ナイフメーカーのビクトリノックスが展開する、アウトドア向けのキッチンナイフ。野菜や肉、魚などさまざまな調理に使用できるナイフで、自宅包丁と同じような感覚で使用することができます。一般的なナイフと違って外れることのない固定式の専用ケースが付いているので持ち運び時も安心。

使い勝手のよい優秀なペティナイフ

モーラナイフ（MORAKNIV） フィッシングコンフォートフィレット090

参考価格： ¥3,300(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約20.4cm、刃長：約9cm、刃厚：約1.3mm
重さ	約60g（ナイフのみ）
ブレードの材質	ステンレス鋼
ハンドルの材質	ラバー
付属品	プラスチックシース

専門家のおすすめポイント

刃長は9cmとやや短めですが、厚みが1.3mmと薄くて野菜はサクサクカットできます。大きな食材をカットするには向きませんが、もともとフィッシング用とあって小さめの魚捌（さば）きにも適しています。ブレードにしなやかさもあり、取り回しのよさも特徴。ペティナイフとして、自宅のキッチンに備えておいても活躍してくれそうです。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

キャンプ用だけでも数十種類の展開のあるモーラナイフの、フィッシング（釣り）に特化したナイフ。魚に刃が入りやすいように薄いステンレス鋼で作られており、短いブレードは細かい作業に適しています。そのため、釣りのシーンに限らず調理全般に活躍します。濡れた場所でも安全かつ効率的に作業するために、グリップ力が高く、冬でも冷たくなりにくいラバーハンドルを採用しています。

【焚き火ナイフのおすすめ4選】中級者以上向けの本格ナイフ

ここでは焚き火をする際の薪の準備などに活躍するナイフを紹介します。サバイバル仕様の本格的なものも含め、中級者以上で道具にこだわりたい人におすすめのナイフです。

ブッシュクラフト愛好家に向けたパワフルなシースナイフ

モーラナイフ（MORAKNIV） ガーバーグ サバイバルキット

参考価格： ¥12,100(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約22.9cm、刃長：約10.9cm、刃厚：約3.2mm
重さ	約170g（ナイフのみ）
ブレードの材質	ステンレス鋼
ハンドルの材質	ポリアミド
付属品	プラスチックシース、ファイヤースターター、マウントユニット（シャープナー付）、ベルトループ、パラコード

専門家のおすすめポイント

初心者でこのナイフの能力をフルで使いこなすのは難しいかもしれませんが、シンプルにかっこよくて所有欲をかき立てられるのがモーラナイフのガーバーグ。重量感もあるので、太めの広葉樹でもバトニングが可能。ファイヤースターターもセットなので、これ1本で何でもできる信頼感も高いナイフです。よりかっこよさを追求するなら、ブレードがブラックコーティングされたカーボンスチール製のモデルもあります。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

ブッシュクラフト愛好家が必要とする全てがそろっている、モーラナイフのフルタングモデル。過酷な状況下でも耐えるよう設計されているパワフルなナイフです。ファイヤースターターも付属しており、ナイフの背を使えばこれ1本で着火もできます。シースにはダイヤモンドシャープナーが付いており、簡易的に切れ味を取り戻すことも可能です。

切れ味抜群のブッシュクラフトナイフ

ケラム（KELLAM） ウルヴァリン

参考価格： ¥14,800(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約20.6cm、刃長：約9.5cm、刃厚：約3.3mm
重さ	約120g（ナイフのみ）
ブレードの材質	STP炭素鋼
ハンドルの材質	カーリーバーチ（樺の木）
付属品	本革シース

専門家のおすすめポイント

シースナイフはデザイン性が高く、所有欲を満たしてくれる道具であり芸術品の側面もありますが、こちらは名前もかっこいい。わかる人には名前だけでも購入理由になるのでは。ハンドルやシースの意匠も魅力ではありますが、ナイフとしての切れ味も抜群。ただし、切れ味をキープするためにはメンテナンスが必要。研ぎの技術を高めていく必要があるので、ナイフと一緒に成長していく感覚で育てていきましょう。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

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フィンランドのナイフメーカー「ケラム」の北欧ナイフ。天然木を採用したハンドルは美しいデザイン性が魅力。部分的に焼入れを施したSTPカーボンブレードはカミソリのような切れ味です。北欧ならではのシースもまた、所有欲を満たしてくれます。

デザイン性と実用性の両方を兼ね備える高級ナイフ

ヘレ（HELLE） ヘレナイフ テマガミST

参考価格： ¥17,490(税込)

出典：Amazon

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種類	シースナイフ
大きさ	全長：約23cm、刃長：約11cm、刃厚：約3mm
重さ	約155g（ナイフのみ）
ブレードの材質	トリプルラミネートステンレス鋼
ハンドルの材質	カーリーバーチ（樺の木）
付属品	レザーシース、クロス

専門家のおすすめポイント

ほかに紹介しているナイフに比べて割高ですが、一生モノの本物のナイフが欲しいという方には決して高くはない値段。カーリーバーチの表面を生かしたハンドルは見栄えもよく、自分だけの1本という感覚も高めてくれますし、中央部のふくらみが握りやすく、手なじみもいいのが特徴です。芸術品のように持っていることで満足せずに、使っていくことで、より自分のための1本に仕上げていくことが醍醐味でしょう。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

ノルウェーで親子3代にわたって経営しているナイフブランド「ヘレナイフ」。1本1本をていねいにつくるクラフトマンシップにあふれた高品質ナイフで、実に所有欲を満たしてくれる1本です。木のハンドル部などデザイン性の高さが際立ちますが、使い勝手はもちろんプロ仕様。切れ味は申し分なく、バトニングなどの作業にも十分に対応します。

携行性に優れたサバイバルナイフ

ガーバー（GERBER） ベア・グリルス フォールディング シース ナイフ

参考価格： ¥12,800(税込)

出典：Amazon

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種類	フォールディングナイフ
大きさ	商品サイズ：約33.02×13.97×5.08cm、刃長：約9.5cm
重さ	約100g（ナイフのみ）
ブレードの材質	ステンレス鋼
ハンドルの材質	ラバー
タング構造	ナロータング
付属品	ベルトループ付きナイロンシース

専門家のおすすめポイント

サバイバルナイフでありながら、折りたたむことでコンパクトに持ち運ぶことができるのが特徴。フィールドで、シースを腰のベルトに装着して携行しても邪魔にならないサイズ感が魅力です。波刃はキャンプシーンで使う場面は多くはないかもしれません。登山シーンだとしても、より上級者向けのバリエーションルートや、沢登りの際などに役立つナイフといえるでしょう。シンプルに、荷物をコンパクトにまとめたいキャンパー向けです。

キャンプ系編集者

渡辺有祐さん名

Amazonの口コミ・レビュー

イギリスの冒険家「ベア・グリルス」の名を冠したガーバーのサイバイバルシリーズのフォールディングナイフ。ロックバック式の半波刃のブレードにより、ロープの切断などさまざまな作業に対応するため、サバイバルシーンでも活躍できます。ハンドル部にはゴム製のテクスチャが施されており、滑りにくいのも特徴です。

キャンプナイフを買う前に知っておきたいこと

キャンプナイフの部位の名称やおもな用途など買う前に知っておきたいことを紹介します。

キャンプで使うナイフは形状や構造、素材の違いなどによってさまざまな種類がある

ナイフ各部位の名称

さまざまあるナイフのそれぞれの特徴を理解し、自分に合ったものを選ぶためにも、ナイフ各部位の名称を知っておきましょう。

ブレードやハンドルの素材、エッジの形状の違いなどで多種多様なデザインのナイフが存在します。重要なのは、それぞれのナイフがどのような役割をもっているか、それぞれのナイフが得意な役割は何かを知ることです。そこを理解することによって、自分にどのようなナイフが適しているのか判断することができるようになります。

キャンプナイフのキャンプでのおもな用途

キャンプはあくまでレジャーですから、サバイバルやハンティングと違って、ナイフがないからといってそこまで困ることはないですが、当然あれば便利なものです。 キャンプでのおもな使用シーンをみてみましょう。

調理の際に食材をカット

野外で調理をすることも、日常では味わえないキャンプの醍醐味（だいごみ）です。当然、肉や野菜などをカットするときにはキャンプでも包丁が必要になります。しかし、一般的な包丁にはケースなどがない場合が多く、その点では携帯性に優れたキャンプナイフが適しています。

本当は、袋やトレーなどの包装資材や不要部位などのゴミが少なくなるよう、自宅で切って持っていくといい

ふだんとは違う環境で行うキャンプですが、できるかぎりストレスを感じることなく調理に専念したい。そんな人は、屋外に持ち出せるようにケースが付いたキッチンナイフが便利でしょう。

アウトドアメーカーが販売しているキッチンナイフは、持ち出しやすいようにケースが付いている。しっかりと刃の部分が固定されるケースならなお安心できる

焚き火をはじめる前に薪を割って焚きつけをつくる

キャンプの最大の醍醐味といえば焚き火。着火剤などがあれば着火も難しくないですが、キャンプ場によっては薪（まき）のサイズもまちまち。大きくて太い薪にいきなり火をつけるのは困難なので、薪割りが必要になります。

薪からはみ出ているナイフの背の部分をもう一本の薪でたたいて割っていく

薪割りといえば斧（おの）や鉈（なた）を使うイメージがあるかもしれませんが、キャンプナイフの多くは薪割りも可能なほど頑丈。薪を細く割って、焚きつけ※をつくることができます。

※薪に火をつけるために用いる、燃えやすい物

ナイフの背でロッドを勢いよく擦ると火花が出る。麻ひもをほぐしたものや紙などに着火することができる

焚き火向けのナイフには背の部分が90度の鋭角に設定されているものが多く、この部分でメタルマッチのロッド（マグネシウムやフェロセリウム製の棒）を擦（こす）ることで火花を散らし、焚き火の着火にも使うことができます。「マッチが濡れてて使えない！」なんて場面でも着火できるので、もしものときに心強いです。

キャンプナイフの正しい扱い方

力を入れすぎないこと。子どもの頃に教わった、ハサミや包丁の扱い方の基本を押さえることが大切。

ふだん扱い慣れないキャンプナイフ。それも日常とは環境が異なる野外で扱うことになるので、慎重に扱うにこしたことはありません。心がけたいのは力を入れすぎないこと。バトニング中、薪が割れないからといって、薪をナイフごとたたきつけるような動きをすると、すっぽ抜けたときに危険です。

もし割れそうもない硬い薪に出くわしたら、力ずくで割ろうとせずに、他の薪に切り替えましょう。

枝を加工してブッシュクラフトのように何かを創作するときも同様。鉛筆削りの要領で、腕の力ではなく親指で背を押すように削ることで、大きな力を使わずに作業できます。

ナイフを受け渡しするときも、子どものときに刃物の扱い方で習ったとおり。相手側に刃を向けずに、ハンドル部分を向けて渡します。もしくは、所定の位置に置いて、相手に取ってもらうとより安全です。

また、使用しないときはブレードをむき出しにしたままで放置せず、使い終わったらしっかりとシースにおさめてしまっておくこと。誰も見ていないところで子どもの手が届いてしまうような場所に置かないようにしましょう。

キャンプナイフに関するよくある疑問 Q&A

キャンプナイフについての疑問点をまとめて紹介します。活用法やお手入れの仕方などを渡辺さんに教えてもらいました。

Q. キャンプナイフを扱うときにグローブは必要？

A. 慣れないうちはグローブがあったほうがいいでしょう。

軍手などでも構いませんが、滑りやすいので注意。防刃タイプのグローブのほうが安心できます。

素手で扱うことで、木材が硬いのか、湿っているのかなどの感触が手に伝わりやすく、力の加減も調整できるメリットもあります。過度に力を入れずにナイフを扱うことに慣れてきたら、素手で扱うことにチャレンジしてみましょう。作業内容によっては、ナイフを持つ逆の手はグローブを着用すると安全です。

Q. 1本のナイフで調理も薪割りもするもの？

A. 1本で両方の作業を行えます。衛生面を気にするなら、その都度洗って使えばよいだけ。

もし衛生面を気にしているのであれば、使用シーンが変わるたびにしっかりとブレード部分を拭いて汚れや油分を落として使い分けましょう。

調理向き、焚き火作業向きと、得意分野が異なるナイフの場合は、確かに使い分けたいものです。一方、ナイフの種類によっては調理と焚き火と両方こなせる万能タイプもあります。そうしたナイフをチョイスすれば1本で2役をこなしてくれます。

モーラナイフ／カンスボルは、刃元は厚く、刃先にかけて薄くなっているので刃元ではバトニング、刃先では食材を切るなどの細かい作業が可能。軽量ながら丈夫さも兼ね備えている、オールラウンドナイフとしてバランスのよさが魅力です。

Q. 自宅にある鉈や斧はキャンプナイフの代わりになるの？

A. 薪割りメインであれば問題ないですし、ナイフよりも使い勝手がいいと思います。しかし、携帯性ではキャンプナイフに劣るものが多いので注意。

鉈や斧はそれこそ薪割りが本職みたいなところがありますから、使い勝手はナイフ以上。しかし、重量があり、ケースも固定式でない場合もあるため、運搬には不向きなことも。キャンプ場で販売されている薪を割る程度であればオーバースペックにもなりがちです。

斧であればハンドアックスやハチェットという名で販売されている、アウトドア用の小振りの斧があります。これらはケースが固定式で運搬時のことも考慮されているのでおすすめです。

小振りな斧だとしてもナイフよりは重量がある。自身の力をそこまで込めずとも比較的容易に薪割りができる

Q. キャンプナイフとあわせて買いたい商品はある？

A. グローブも一緒に買って、ナイフとともに育てていきましょう。

安全面を考慮すると、ナイフを扱うときのグローブ着用が望ましいのは前述したとおりです。手を保護するために欠かせないグローブは、キャンプの薪割りなどでナイフを扱うとき以外でも活躍するアイテムですから、買いそろえたいものです。

特に革のグローブは使う人それぞれの使用感が現れるアイテム。ビンテージのジーンズを育てるように、自分だけの一品にすることができます。オイルを塗布するなど手間はかかりますが、ナイフと一緒に一生の相棒として育てたいものです。

また、焚き火の準備で薪割りをするとき、インパクトが地面に吸収されてしまい薪に力が加わらないこともあります。そんなときに薪割り台があると、過度な力をかけずに薪を割ることができます。運搬する荷物に余裕があるなら、セットで購入してもよいでしょう。

さらに、ナイフの切れ味が悪くなってきたら、いずれ砥石（といし）が必要になってきます。

Q. 切れ味を落とさないためにメンテナンスはどのくらいの頻度ですべき？

A. 日常的なメンテナンスは都度。研ぎの頻度は使用頻度や使い方にもよるので明言できませんが、切れ味が悪くなったと感じたら、ナイフを研ぐようにしましょう。

日常的なメンテナンスとは基本的なことで、まずは使って汚れたらきれいにすることです。使ったまま放置してしまうと、食材のにおいが残ったり、魚や肉の油分が残ったりしてしまい、切れ味が低下しやすくなります。バトニングなどで木を割った場合も同様。木の樹脂が付着している可能性があります。油分は中性洗剤で洗い落とし、お湯で洗い流すといいでしょう。お湯を使うことで殺菌にもなります。

砥石を使ってナイフの切れ味を回復する。慣れていないと正しい研ぎ方がわかりにくいので、専門店のスタッフに聞いてみたり、ワークショップに参加したりして学びたい

Q. 銃砲刀剣類所持等取締法違反にならない？

A. キャンプ当日以外で車載したままだと違法。キャンプ当日でも車載場所によってはNGの場合もあります。

キャンプ当日は「正当な理由」になるので認められます。焚き火道具や調理道具などと一緒に、用途がわかりやすい形で運搬しましょう。キャンプ後、車載したままにしておくと、正当な理由がないため違法となります。

また、キャンプ当日でも助手席のグローブボックスの中にしまっておくなど、取り出しやすい場所に置いておくのはNG。車で運搬する場合は、すぐには取り出せないような場所に置いて運搬します。バックパックに入れておく場合も同様。ベルトループが付いたシースだとしても、腰に装着するのはフィールドに着いてからです。

また、銃砲刀剣類所持等取締法の対象となるナイフは刃の長さが6cmを超えるものとされていますが、6cm以下のナイフだとしても軽犯罪にふれる可能性があります。刃の長さに関わらず、扱いや運搬方法には注意しましょう。

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まとめ

キャンプスタイルも多様化し、便利な道具ばかりに頼らず、少ない道具で自身の創意工夫で楽しむ、よりプリミティブ（原始的）なキャンプを楽しむ人が増えてきました。

かつてはメーカーがよいキャンプナイフをつくっても実際に使われるシーンが少なく、一部のマニア向けのアイテムという位置づけでした。しかし、需要の高まりとともに使いやすさや価格などライトなキャンパーニーズに応えるナイフがたくさん出てきています。

選択肢が多く迷ってしまうかもしれませんが、ナイフの特性を調べて、自分の使いたいシーンに適しているかで選ぶことで絞り込むことはできるでしょう。

この記事で紹介したおすすめ商品も参考にして、ぜひ自分にぴったりのナイフを見つけてください。

花はなの里 オートキャンプ場

撮影協力 都心部から東京湾アクアラインを使うと、1時間ちょっとでアクセスできるオートキャンプ場です。もともとあった棚田をキャンプサイトに再利用していて、段々状に広がる場内はのんびりとした里山の雰囲気。 キャンプ場には多くのイヌ・ネコもいて、時おりサイトに遊びに来てくれます。

住所：千葉県富津市上648-160
営業期間：通年営業
予約・問い合わせ：0439-65-5126