寝袋(シュラフ)のおすすめ11選!冬や夏のキャンプ、登山など使用シーンに合った選び方を専門家が解説

寝袋(シュラフ)おすすめ11商品を比較!寝心地の良い人気商品の選び方を専門家が解説

「コンパクトでオールシーズン使える寝袋が欲しい」
「冬キャンプや登山にも使えるおすすめの寝袋が知りたい」

寝袋は一見どれも同じように見えますが、素材や形状などで分けるとかなりのバリエーションがあります。季節によって使い分ける必要もあるので、自分の用途に合った寝袋を見つけるのは大変なことです。

そこで今回は、アウトドアライフアドバイザーの寒川一(さんがわはじめ)さんに、寝袋の基礎知識や選び方のポイントについて伺いました。

<プロが教える! 寝袋選びのポイント>

  • 冬以外のファミリーキャンプであれば封筒型の寝袋を選ぶ
  • 冬キャンプは、マミー型のダウンタイプがおすすめ
  • 旅先の気候が不明な場合は、オーバースペックの寝袋を選ぶ
  • ソロキャンプだと、収納時の大きさや重量も重要

寒川さんのアドバイスをもとにyour SELECT.編集部が厳選したおすすめの寝袋11商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの寝袋11選
メーカー
商品名
モンベル モンベル NANGA スノーピーク コールマン Naturehike NANGA イスカ イスカ DOD DXDUS
シームレス ダウンハガー800 #3 シームレス バロウバッグ #3 オーロラライト350DX レギュラー セパレートシュラフ オフトンワイド LX ファミリー2in1/C5 ダウン寝袋封筒型 オーロラテックス800DX ダウンプラス デナリ1100 ブリック ベーシック スーパースノートレック1500 ジャケシュラ2 動ける寝袋
【モンベル】シームレス ダウンハガー800 #3 【モンベル】シームレス バロウバッグ #3 【NANGA】オーロラライト350DX レギュラー 【スノーピーク】セパレートシュラフ オフトンワイド LX 【コールマン】ファミリー2in1/C5 【Naturehike】ダウン寝袋封筒型 【NANGA】オーロラテックス800DX 【イスカ】ダウンプラス デナリ1100 ブリック 【イスカ】ベーシック スーパースノートレック1500 【DOD】ジャケシュラ2 【DXDUS】動ける寝袋
参考価格(税込) 3万5800円 2万円 3万8500円 2万4300円 8245円 1万4392円 4万8800円 4万2200円 1万8563円 1万2521円 1万1779円
サイズ 適応身長:183cmまで
収納時:直径13×26cm(3.0L)
適応身長:183cmまで
収納時:直径17×34cm(6.8L)
適応身長:178cmまで
収納時:直径13×25cm
敷きマット:105×210cm
掛けマット:110×200cm
収納時:直径34×56cm
約168×190cm
分割時:約84×190cm
収納時:直径約35×42cm
210×75cm(M)
220×85cm(L)
収納時:直径16×35cm(M)
直径18×35cm(L)
身長175cmまで・210×80cm(レギュラー)
身長185cmまで・228×85cm(ロング)
収納時:直径22×34cm
208×84cm
収納時:直径24×38cm
220×85cm
収納時:直径23×48cm
M:約60×25×25cm(収納時)、推奨身長:~175cm、推奨ウエスト:~85cm S・L
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
アウトドアライフアドバイザー
寒川一さん
寒川一
寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、特に枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。著書に『眠りのさじ加減 65歳からのやさしい睡眠法』(青志社)ほか多数。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

アウトドアの達人が教える! 寝袋の選び方

寝袋はキャンプや登山などで快適に眠るために欠かせないアイテムです。シュラフとの違いが気になる方がいるかもしれませんが、実はどちらも同じものを指します。寝袋はドイツ語で「シュラフザック(Schlafsack)」といい、それを省略した呼び方がシュラフです。

寝袋はさまざまな種類の商品があり、使用シーンに合ったものを選ばないと、寒くて眠れなかったり、持ち運びの負担が増えたりしてしまいます。自分が使用する環境を思い浮かべながら、そのスペック以上のアイテムを選ぶことが重要です。

寝袋の選び方について、寒川さんに詳しく伺いました。

使用シーンや用途で選ぶ

一般的な寝袋の形状は、体を立体的に包み込むような形状の「マミー型」と、書類を入れたりする封筒に似ている「封筒型」の2つに分けられます。

<寝袋のおもな形状>
形状 マミー型 封筒型
画像 マミー型 封筒型
特徴 ・商品数が多い
・コンパクトに収納できる
・熱が逃げにくい
・ふかふかな寝心地
・初心者でも使いやすい
・掛け布団としても使用可能
・手足が伸ばせて、体の自由度が高い
・保温性が低い

マミー型は寝袋としてはもっともメジャーなタイプです。頭や肩口まで覆われるので熱が逃げにくく、冬を含め対応できる気温の幅が広くなります。

登山やキャンプに頻繁に行くのであれば、幅広い性能のアイテムから選択可能な本格タイプのマミー型がおすすめです。

マミー型の寝袋の外観

マミー型は、保温効果を高めるために身体全体を包み込むようなミイラっぽいデザインが特徴

また、一般的に快適使用温度などスペックが同じであれば、封筒型よりもマミー型の方がコンパクトに収納可能です。特に中綿がダウン(羽毛)素材のものは軽くて収納性に優れたアイテムが多く、バックパッカーなど、荷物を軽減したい人にも向いています

「マミー型のダウン製品の寝袋が、一番コンパクトになります」と寒川さん

「マミー型のダウン(羽毛)の寝袋が、一番コンパクトになります」と寒川さん

封筒型は布団に近い感覚で寝ることができます。連結できるものもあり、広げて掛け布団として使用することも可能。通気性も優れているので、初心者でも使いやすく、夏季キャンプでも快適に過ごすことができます。また、寝袋の窮屈さを避けたい方、家族でのキャンプなどレジャー的な使い方がメインの方も封筒型がよいでしょう。

正方形の生地を、二つ折りしたのが「封筒型」の基本形

正方形の生地を、二つ折りしたのが「封筒型」の基本形

ただし、封筒型はコンパクトに収納するのが難しく保温性が低いので、冬キャンプや登山には向かず、おもにオートキャンプ向きともいえます。

使用する季節で選ぶ

寝袋の基本性能は、寒さをしのいで快適温度で睡眠を得ることです。
使う人によっても体感が異なりますが、寝袋で快適に眠れる気温の目安である「快適使用温度」によって大まかに季節や使用シーン分けをすることができます

冬用や登山用は−5℃以下秋・春・夏用の3シーズン用は−5~5℃夏用は5~10℃を基準に選ぶといいでしょう。

<シーズン別快適使用温度の目安>
シーズン別快適使用温度の目安

工夫次第で何とか耐えられる気温を示す「限界使用温度」を目安にして選ばないように注意しましょう。冬季のアウトドアや登山で使用すると、かなり寒さを感じてしまい、命の危険に関わることもあります。そのため、使用する場所の標高や気温などを事前に調べ、車かテントで寝るのかも含めて選ぶようにします。

なお、より快適に眠りたい場合は、使用する場所が寝袋に記載の快適使用温度+5℃の環境であるかを確認して購入するようにしましょう。例えば、快適使用温度が5℃と記載されている場合は、気温が10℃以上の環境で使用すると安心です。
寝袋は、寒さを感じては快適に睡眠ができないので、オーバースペックのものをためらわずに選ぶのも失敗しないコツといえます。

夏季は工夫次第で何とかなるので、最初は春夏秋用の3シーズンタイプの寝袋を購入するのが無難でしょう。もし、それで寒いようだったら、シュラフカバーやインナーシーツを加えてアップグレードするとよいでしょう。

【使用シーズン&タイプ別】おすすめの寝袋(シュラフ)11選を徹底比較!

寒川さんに厳選していただいた寝袋を、使用シーズンとタイプ別に分けて紹介します。自分の使用シーンをイメージしながら選んでみましょう。

気になる内容をクリック

おすすめの寝袋11選
メーカー
商品名
モンベル モンベル NANGA スノーピーク コールマン Naturehike NANGA イスカ イスカ DOD DXDUS
シームレス ダウンハガー800 #3 シームレス バロウバッグ #3 オーロラライト350DX レギュラー セパレートシュラフ オフトンワイド LX ファミリー2in1/C5 ダウン寝袋封筒型 オーロラテックス800DX ダウンプラス デナリ1100 ブリック ベーシック スーパースノートレック1500 ジャケシュラ2 動ける寝袋
【モンベル】シームレス ダウンハガー800 #3 【モンベル】シームレス バロウバッグ #3 【NANGA】オーロラライト350DX レギュラー 【スノーピーク】セパレートシュラフ オフトンワイド LX 【コールマン】ファミリー2in1/C5 【Naturehike】ダウン寝袋封筒型 【NANGA】オーロラテックス800DX 【イスカ】ダウンプラス デナリ1100 ブリック 【イスカ】ベーシック スーパースノートレック1500 【DOD】ジャケシュラ2 【DXDUS】動ける寝袋
参考価格(税込) 3万5800円 2万円 3万8500円 2万4300円 8245円 1万4392円 4万8800円 4万2200円 1万8563円 1万2521円 1万1779円
サイズ 適応身長:183cmまで
収納時:直径13×26cm(3.0L)
適応身長:183cmまで
収納時:直径17×34cm(6.8L)
適応身長:178cmまで
収納時:直径13×25cm
敷きマット:105×210cm
掛けマット:110×200cm
収納時:直径34×56cm
約168×190cm
分割時:約84×190cm
収納時:直径約35×42cm
210×75cm(M)
220×85cm(L)
収納時:直径16×35cm(M)
直径18×35cm(L)
身長175cmまで・210×80cm(レギュラー)
身長185cmまで・228×85cm(ロング)
収納時:直径22×34cm
208×84cm
収納時:直径24×38cm
220×85cm
収納時:直径23×48cm
M:約60×25×25cm(収納時)、推奨身長:~175cm、推奨ウエスト:~85cm S・L
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【3シーズン対応】おすすめのマミー型寝袋3選

極寒の冬季を除いた季節に最適な寝袋です。

オールシーズン対応!隔壁がなく、縫い目の少ない革新的な構造 モンベル|シームレス ダウンハガー800 #3

【モンベル】シームレス ダウンハガー800 #3

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

表面がツルっとしているのが見た目にもユニーク。メンテナンスもしやすく、軽量なのも魅力です。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 適応身長:183cmまで
収納サイズ:直径13×26cm(3.0L)
素材 生地:10デニール・バリスティック エアライトナイロン・タフタ(はっ水加工)
中綿:羽毛(800FP EXダウン)
対応温度域 快適使用温度:4℃
使用可能温度:-1℃
重量 531g、555g(スタッフバッグ含む)
付属品 長期保管用の専用ストリージバッグ

※価格は税込です

高品質な800FP EXダウンの片寄りを防ぐための隔壁を廃した、画期的な「スパイダーバッフルシステム」を搭載し、はっ水加工を施した超軽量シェル素材を組み合わせた軽量寝袋。夏の高山から冬の低山キャンプまで、年間を通して使えるオールシーズンモデルです。

保温性と速乾性を併せ持つトータルバランスに優れたモデル モンベル|シームレス バロウバッグ #3

【モンベル】シームレス バロウバッグ #3

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

やや重量はあるけど、どこでも気兼ねなく使えてコストパフォーマンスが高そうです。キャンプ入門編として最適な寝袋です。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 適応身長:183cmまで
収納サイズ:直径17×34cm(6.8L)
素材 表生地:30デニール・スーパーマルチ・ポリエステル・タフタ(はっ水加工)
裏生地:30デニール・スーパーマルチ・ポリエステル・タフタ
中綿:エクセロフト
対応温度域 快適使用温度:5℃ 使用可能温度:0℃
重量 933g、963g(スタッフバッグ含む)
付属品 スタッフバッグ

※価格は税込です

中綿に暖かく速乾性に優れた化学繊維綿のエクセロフトを使用し、スーパースパイラルストレッチシステムを採用することにより、快眠をサポートします。縫い目の出ないシームレス構造の表地により、中綿のロフト(かさ高さ)を高く保持することに成功。内部からの放熱も防ぎ、一年を通して使えるメンテナンスも容易な寝袋です。

コンパクトさと蓄熱性を兼ね備えた高機能寝袋 Nanga|オーロラライト350DX レギュラー

【NANGA】オーロラライト350DX レギュラー

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ダウンに加えて、表面素材による保温性の高さに注目。コンパクトで持ち運びやすい収納サイズもいいですね。渋いカラーも好みです。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 適応身長:178cmまで
収納サイズ:直径13×25cm
素材 表生地:15dn オーロラテックス
裏生地:15dn リップストップナイロン
中綿:羽毛(スパニッシュダックダウン90-10% 760FP)
対応温度域 快適使用温度:5℃
使用可能温度:0℃
重量 730g(羽毛量:350g)
付属品 収納バッグ

※価格は税込です

シュラフカバー不要のオーロラライト。糸の太さが15dn(デニール)のシェル、ヘッド・ショルダーウォーマー、フットボックスに新しくチタンスパッタリング材を採用。チタンによる蓄熱・保温効果で、今までにない暖かさを実現することに成功した寝袋です。

【3シーズン対応】おすすめの封筒型寝袋3選

おもに冬以外で使用する、ファミリーユースにも最適な寝袋をご紹介します。

丸洗い可能な「掛け+敷き」のセパレートモデル スノーピーク|セパレートシュラフ オフトンワイド LX

【スノーピーク】セパレートシュラフ オフトンワイド LX

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

オーソドックスで使い勝手がよく、日常使いもできそうです。気軽に洗えるのもよいですね。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 敷きマット:105×210cm
掛けマット:110×200cm
収納時:直径34×56cm
素材 表生地:40Dナイロンリップストップ(収納ケース含む)
裏生地:TCコットン
中綿:アモノフォロファイバー
対応温度域 使用可能温度:3℃
重量 約3600g
付属品 収納ケース、収納ベルト×2

※価格は税込です

「掛け+敷き」のお布団というコンセプトで開発された寝袋。気密性を高めた足元のターンオーバーシステムで、中綿に高機能保温素材アモノフォロファイバーを封入したタイプと、洗濯可能なウォッシャブルダウンを封入したタイプがあります。

高コスパ!上下分離すれば2人用になるダブルサイズの寝袋 コールマン|ファミリー2in1/C5

【コールマン】ファミリー2in1/C5

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

小さな子どものいるファミリー向け。コスパもよくファミリーキャンプの入門商品となりそうです。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 約168×190cm 分割時:約84×190cm 収納時:直径約35×42cm
素材 表・裏生地:ポリエステル(起毛仕上げ) 中綿:ポリエステル
対応温度域 快適使用温度:5℃以上
重量 約3700g
付属品 EZキャリーケース

※価格は税込です

暖かい起毛仕上げで、ファミリーに最適なサイズ感の封筒型寝袋です。体格が異なる親子で一緒に使用しても冷たい空気の侵入を防ぎ、暖かさを保つサーマルスプリットカラーの採用しており、分離機能で分割すれば2つの寝袋にもなります。EZキャリーケースも付属します。

圧迫感の少ないデザインと足元のファスナーにより温度調整も楽々 Naturehike|ダウン寝袋封筒型

【Naturehike】ダウン寝袋封筒型

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ありそうであまりないマミー型と封筒型のミックス形がユニーク。開けばダウンのブランケット代わりにもなります。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 約168×190cm
分割時:約84×190cm
収納時:直径約35×42cm
素材 表・肌面生地:20Dナイロン
中綿:羽毛(400g、90%グースダウン)
対応温度域 快適使用温度:7℃
限界使用温度:-9℃
重量 約910g(M)、約930g(L)
付属品 収納ケース

※価格は税込です

良質で大きなホワイトダックの胸のダウンボールを採用。清潔でふんわりとしたボリューム感で、暖かい空気をたっぷり含むことが可能に。保温性に優れた、快適な羽毛寝袋になっています。暑いときには左・下側のファスナーを開ければ温度調節も楽々です。

【冬・登山対応】おすすめの寝袋3選

真冬の氷点下の環境でも安眠が得られる、ハイスペックな寝袋3選です。

高級ラインのオーロラライト同様の羽毛を採用 NANGA|オーロラテックス800DX

【NANGA】オーロラテックス800DX

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

濡れに弱いダウンに撥水力の高い表面生地はうれしい。アースカラーもナンガユーザーには支持される理由のひとつです。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 身長175cmまで・210×80cm(レギュラー)
身長185cmまで・228×85cm(ロング)
収納時:直径22×34cm
素材 表生地:オーロラテックス(多孔質ポリウレタン防水コーティング素材)
裏生地:40dnナイロン
中綿:羽毛(760FP スパニッシュダウン)
※800g(レギュラー)/820g(ロング)
対応温度域 快適使用温度:-9℃
限界使用温度:-17℃
重量 1470g
付属品 収納ケース

※価格は税込です

ナンガの販売ラインでは取り扱っていない800g(レギュラー)仕様で、Amazonなどでの限定オリジナルモデルです。高級ラインのオーロラライトなどで採用している羽毛を使用し、表生地に超はっ水生地のオーロラテックスを採用。快適使用温度も、−9℃という抜群の暖かさを実現しています。

冬の車中泊でも耐えられる安心感の高い3D寝袋 イスカ|ダウンプラス デナリ1100 ブリック

【イスカ】ダウンプラス デナリ1100 ブリック

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ロフト(膨らみ)がたっぷりで、極寒でもぐっすりと眠れそうな保温力の高さが見た目からも伝わります。冒険心がかきたてられ、寒いところに出かけたくなる寝袋ですね。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 208×84cm
収納時:直径24×38cm
素材 表・裏生地:ナイロン100%
中綿:羽毛量(1100g、720フィルパワー)
対応温度域 使用温度目安:-30℃
重量 1900g
付属品 収納ケース

※価格は税込です

高品質の720フィルパワーのダウンを1100gも使用し、丈夫でしなやかで肌触りが良いポリエステルマイクロファイバー素材をシェルに採用。気温の低いときには、マフラーの働きをする「ショルダーウォーマー」と、ファスナーの内側に配置した「ドラフトチューブ」が放熱のロスと冷気の侵入を防いでくれます。

防災用に最適!中空わたを採用した高コスパ イスカ|ベーシック スーパースノートレック1500

【イスカ】ベーシック スーパースノートレック1500

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

耐寒温度に対してコストパフォーマンスに優れています。公共機関の備蓄なんかにいいですね。センターにジッパーがあるのも珍しい

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ 220×85cm
収納時:直径23×48cm
素材 表生地:ナイロン100%
裏生地:ポリエステル 100%
中綿:ポリエステル中空棉(1500g)
対応温度域 使用温度目安:-15℃
重量 2800g
付属品 収納ケース

※価格は税込です

1500gと大量の中綿を使用した、保温性重視の寝袋です。ネックウォーマーには暖かな起毛素材をライニングしてクッション性もあり、冬の車中泊やキャンプはもちろん、会社や病院での宿泊、防災時の備えにもおすすめアイテムです。

【番外編】変わり種寝袋2選

一見、とても寝袋とは思えないユニークなアイテムを2つ紹介します。

防寒具や焚き火ジャケットとしても使える2WAY寝袋 DOD|ジャケシュラ2

【DOD】ジャケシュラ2

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

寝袋というより着たまま寝られる服、という方がイメージしやすいかもしれません。焚き火のそばで横になってみたい

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ M:約60×25×25cm(収納時)
推奨身長:~175cm、推奨ウエスト:~85cm
素材 生地:コットン
中綿:ポリエステル
対応温度域 推奨使用温度:5℃~
重量 約2700g
付属品 収納キャリーバッグ

※価格は税込です

キャンプの行動時にはジャケット、就寝時には寝袋として使用できる2WAYアイテムです。ゆとりのあるディテールなので、ダウンジャケットやアウターの上から着ることが可能。難燃性コットン100%により、ナイロン系シェルジャケットの穴あきを守る焚き火ジャケットとしても使用できます。

野外活動が自由自在に行える画期的な寝袋 DXDUS|動ける寝袋

【DXDUS】動ける寝袋

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

osusumepoint保温力はそれほど期待できませんが、脚が使えるのは意外と便利あまり寒くない時期のハンモック泊なんかにどうでしょうか。

寒川一

アウトドアライフアドバイザー

寒川一

サイズ S・L
素材 生地:はっ水リップストップナイロン
裏生地:240t Pongee
中綿:コットン
対応温度域 使用温度目安:14℃
重量 1200g
付属品 スタッフバッグ

※価格は税込です

頭や首周りから冷気の侵入を防ぐ巾着フードが付いているウェアラブル寝袋。足の部分を開放し、歩き回ることを可能にするファスナーや、腕と足の空気を抜くための双方向のファスナーなども装備されています。また2つの寝袋を、左右のファスナーで連結させることも可能です。

寝袋を買う前に知っておきたい3つのこと

寝袋は中綿の素材によって保温性や耐久性などに違いがあるので、それぞれの特徴を押さえておくことが大切です。また、「快適使用温度」「使用可能温度」「限界使用温度」の違いを十分に理解しておくことで、使用する環境に適しているものを選びやすくなります。

寒川さんに、寝袋を買う前に知っておきたいポイントについて教えていただきました。

寝袋を選ぶ前に知っておきたい基礎知識

1. 中綿のおもな素材は「化学繊維」と「ダウン」の2つ

寝袋の中綿の素材の種類は「化学繊維(化繊)」と「ダウン(羽毛)」が主流です。どちらの素材も重量が大きくなるほど、保温性が高まります。また、化学繊維は太さの異なる繊維を組み合わせたり、ダウンは寝袋内での偏りを防ぐ設計にアレンジしたりなど、個々のマテリアルの性能は、日進月歩で進化しています。

<化学繊維とダウンの違い>
素材 化学繊維(化繊) ダウン(羽毛)
重量
さんかく
比較的重い
はなまる
軽い
価格
はなまる
比較的安い
ばつ
高い
保温性
さんかく
比較的低い
はなまる
高い
耐久性
まる
高い
さんかく
比較的低い
耐水性
はなまる
高い
ばつ
低い
寝袋は素材により種類が豊富で、性能も異なる

寝袋は素材により種類が豊富で、性能も異なる

化学繊維の寝袋は耐水性が高く、汗や霜などで濡れた場合には、特に気を使わずに乾燥させるだけで済みます。また、ダウンと違って羽が飛び出てこないので、汚れたら寝袋の洗濯ラベルの内容に沿って洗濯することも可能です。ダウンに比べると価格も手頃な反面、やや重いのがウイークポイントでしょう。

ダウンは、おもに水鳥の羽を採用した高級アイテム。科学でも再現できないほど羽が柔らかくて軽いのが特徴です。しかし、水分には決定的に弱いので、扱いには注意が必要です。

<フィルパワーとは>

フィルパワーとは

フィルパワー(FP)とは、ダウン(羽毛)のかさ高性を表現する単位で、メスシリンダーに入れた1オンス(28.4g)の羽毛に、一定荷重をかけたときの膨らみ度合いを立方インチ(2.54cm立方)で表した数値です。
例えば、1オンスの羽毛が600立方インチの体積に膨らんだ場合は、「600フィルパワー」と表します。数値が大きいほど保温性に優れているということができます。

2. 「快適使用温度」「使用可能温度」「限界使用温度」の違い

メーカーによっても異なりますが、寝袋には「快適使用温度」と「使用可能温度」と「限界使用温度」などが表記されています。

快適使用温度、使用可能温度、限界使用温度などの表記は商品によって異なる

快適使用温度、使用可能温度、限界使用温度などの表記は商品によって異なる

快適使用温度(COMFORT) この温度域レベルまでの使用であれば、暖かく快適に眠ることができる温度の目安
使用可能温度(LIMIT) これよりも低い温度は、寒さを感じる温度域となる目安
限界使用温度(EXTREME) 工夫しなければ耐えられない、寝袋単独ではリスクのある限界温度の目安

簡単にいうと、快適に眠れる温度の目安が「快適使用温度(COMFORT)何とか使用できる限界温度の目安が「限界使用温度(EXTREME)といった違いです。
寝袋専門ブランドのナンガの解説によると、「使用可能温度(LIMIT)」は、「一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域(下限温度)」となっています。

3. 寝袋と一緒に購入した方がよいアイテム

寝心地を向上させるマットもセットで購入するといいでしょう。寝袋は、組み合わせるマットとの相乗効果で、より安定した防寒性能が発揮できるものと考えましょう。マットを組み合わせることで寝袋の背中に当たる部分の羽毛がつぶれにくくなり、寝心地の向上にもつながります。特に、寝相が良くない人にはおすすめします。

マットには冷気の遮断効果もあります

マットには冷気の遮断効果もある

また、特に海外など現地の情報が乏しいエリアで使用する場合は、予測できない寒さに対応できるよう、3シーズン寝袋の他にシュラフカバーやインナーシーツもあると便利です。シェラカバーで寝袋を覆ったり、インナーシーツを寝袋の中に敷いたりすることで、保温性を高められます。保温効果以外に、寝袋を清潔に保つ効果もあります。

シュラフカバーとインナーシーツを活用することで保温効果が向上します

シュラフカバーとインナーシーツを活用することで保温効果が向上する

寝袋についてのQ&A

寝袋に関する気になる疑問点について、寒川さんに答えていただきました。

Q. 効果的な寝袋の使い方はある?

A. 特に湿度の高い季節やエリアにおいて効果的なのが、寝袋を寝る直前まで開かないことです。これは、あらかじめ開いておくと、寝袋が湿気を吸ってしまい、保温効果が低下してしまうからです。特にダウンの寝袋は湿気を嫌うので、寝る直前までは圧縮をとく程度にとどめておくことを心がけましょう。

Q. 寝袋の自宅での保管方法は?

A. 自宅では、収納バッグから寝袋を出して、湿気がなく風通しの良いところに置いておきましょう。収納バッグは移動する際にのみ使うように心がけると、寝袋自体のへたりを避けることができます。
もし、それが難しいようでしたら、定期的にバッグから取り出して、寝袋の中綿の偏りが発生しないように心がけてあげましょう。
バッグに収納するときは、化学繊維の場合は折り畳んで入れることが、ダウンは空気を抜きながら丸めて入れるのがコツです。

圧縮機能も備え、コンパクトに収納できるおすすめの保管用バッグを紹介します。

圧縮させることも可能な、寝袋などの保管用バッグ caffmo スタッフ & コンプレッションバッグ

Q. 寝袋のメンテナンス方法は?

A. 使用後の寝袋は、収納バッグから出してから乾燥させましょう。特にダウンの寝袋は必須です。雨露などで濡れなくても、睡眠中の発汗によって湿気を帯びてしまうからです。同時に、カビやにおいの発生も防ぐことができます。

寝袋を使用した後は、朝から天日干しを心がけましょう

寝袋を使用した後は、朝から天日干しを心がけよう

Q. 化学繊維、ダウンそれぞれの洗濯方法は?

化学繊維の寝袋は、洗濯ラベルの表示に従って自宅での洗濯対応が可能です。もちろん、洗濯機だけでなく、コインランドリーやクリーニングでも大丈夫です。

ダウンの寝袋は濡れるともとには戻らないので、ご自身で洗濯するのは避け、クリーニング屋さんに出してドライクリーニングをしてもらいましょう。

寝袋(シュラフ)のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは寝袋の人気商品をランキングで紹介しています。どれを買おうか迷ったときには、以下のランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

【まとめ】寝袋を購入してキャンプやアウトドアデビューしよう!

まとめ
  • 宿泊をともなうアウトドアにおいて寝袋は必須アイテム
  • 本格的なキャンプではマミー型の寝袋がおすすめ
  • 寒がりな人は、オーバースペックな寝袋を選ぶ
  • ハイスペックな寝袋は、行動範囲と行動時期を広げてくれる

アウトドアデビューする方で、まだ寝袋を持っていないのであれば、手に入れておくことをおすすめします。寝袋が一つあるだけで行動範囲が広がります。

ただし、寝袋の性能が使用環境に合わないと、快適に眠れません。値段が張ってでも、しっかり睡眠が得られる良いものを、最初から手に入れておきましょう。

この記事を参考に、ぜひ好みの寝袋を探してみてください。

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