Bluetoothスピーカーのおすすめ10選!高音質でコスパのよい人気モデルを紹介

Bluetoothスピーカーのおすすめ10選!高音質でコスパのよい人気モデルを紹介

「Bluetoothスピーカーって、どうやって選べばいいかわからない」
「安くても音質が良いBluetoothスピーカーはどれ?」

スマートフォンやタブレット、PCなどとワイヤレスで接続し、手軽に音楽を楽しめる「Bluetoothスピーカー」。ただ、一口にBluetoothスピーカーといっても、形状や大きさ、機能性などが異なるため、どれが自分に適しているのか、どう選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。

そこで今回は、ガジェットライターの武者良太さんBluetoothスピーカーを選ぶポイントについて詳しく伺いました。

<プロが教える! Bluetoothスピーカーの選び方のポイント>

  • 音質にこだわりたいなら、対応コーデック(※)SBCより上位(AAC、aptX、LDACなど)のものを選ぶ
  • 大音量で音楽を楽しみたいなら、出力ワット数30W以上のモデルを選ぶ
  • 迫力のある低音を楽しみたいなら、ボディサイズの大きなモデルを選ぶ

(※)Bluetoothスピーカーにスマホなどから音声データを伝送する圧縮方式

Bluetoothスピーカーおすすめ10選
用途 アウトドアで使いたい 自宅で使いたい とにかく音質を追求したい
メーカー
商品名
JBL SONY MUZEN AUDIO Anker Astell&Kern Marshall HUAWEI Anker Bowers & Wilkins(B&W) IK Multimedia
PARTYBOX Encore Essential SRS-XE300 WILD MINI Soundcore 3 ACRO BE100 Emberton Sound Joy SoundCore 2 Zeppelin iLoud Micro Monitor
【JBL】PARTYBOX Encore Essential 【SONY】 SRS-XE300 【MUZEN AUDIO】WILD MINI 【Anker】Soundcore 3 【Astell&Kern】ACRO BE100 【Marshall】Emberton 【HUAWEI】 Sound Joy 【Anker】 SoundCore 2 【Bowers & Wilkins(B&W) 】Zeppelin 【IK Multimedia】iLoud Micro Monitor
参考価格(税込) 3万3000円 2万4200円 1万950円 6990円 4万4415円 2万6980円 1万4800円 5990円 11万5500円 5万3900円
防水機能 IPX4 IPX7 IPX5 IPX7 - IPX7 IPX7 IPX7 - -
出力(ワット数) 100W - 5W 16W 55W(25W×1/15W×2) 10W クラスDアンプ×2 30W 12W+ 240W 70W(ピーク)/50W(RMS)
おすすめポイント 音に合わせて光る ボリュームを絞っても音が崩れにくい アウトドア好きにはたまらないビジュアル 低音が出やすい 迫力ある低音を楽しめる ギターアンプのようなデザイン 低音がしっかり出てくる 低価格でもパワフルな低音 立体感のある、すばらしい音質 専門家さんイチ押しモデル
連続再生時間 最大約6時間 最大約24時間 最大約12時間 最大約24時間 - 最大約20時間 最大約26時間 最大約24時間 - -
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
ガジェットライター
武者良太さん
武者良太
1989年よりパソコン雑誌『マイコンBASICマガジン』、ゲーム雑誌『ゲーメスト』などでライター活動を開始。元「Kotaku Japan」編集長。現在はガジェットライターとして、IT、AI、VR、デジタルガジェットを中心に記事執筆を手掛けている。

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目次

Bluetoothスピーカーの使用シーン別の選び方

従来のCDやレコードだけでなく、音楽配信サービスなど音楽を楽しむ方法の選択肢は増えています。PCやスマホの音を、迫力や臨場感のある音で、手軽に楽しめるのがBluetoothスピーカーです。

まずは、ガジェットライターの武者さんに伺った、Bluetoothスピーカーを選ぶときに押さえておきたいポイントを、以下の3つのシーン別に紹介していきます。

以下の3つのシーン別に紹介していきます。

<Bluetoothスピーカーの使用シーン別の選び方>

  • アウトドアで使うなら小型&低音を重視して選ぶ
  • 自宅で使うならインテリアに合ったデザインから選択する
  • とことん音質にこだわるならサイズ&出力ワット数の大きなモデルがおすすめ

アウトドアで使う

屋外でのキャンプやバーベキューをBGMで盛り上げたいときなど、Bluetoothスピーカーをアウトドアで活用したい場合には、次のようなポイントに着目して製品を選ぶとよいでしょう。

<アウトドアで使うときのチェックポイント>

  • ポータブルタイプでできるだけコンパクトなモデルを選ぶ
  • 連続再生時間は5〜6時間ほどあればOK
  • 小型でもパッシブラジエーター搭載なら音質面で期待大

アウトドアで使う場合、できるだけ荷物にならない、コンパクトな充電式のポータブルタイプのモデルを検討するといいでしょう。

充電が難しい環境で長時間使用する予定があるなら

充電が難しい環境で長時間使用する予定があるなら、連続再生時間の長いものが安心です。ただ、バッテリーの持続時間が長いとスピーカー本体のサイズが大きくなったり、価格が高くなったりする傾向があります。バーベキューの間のちょっとしたBGM程度であれば、5〜6時間もあれば十分でしょう

アウトドアで使うとなると、飲み物がかかってしまったり、雨に濡れてしまったりといった心配があります。Bluetoothスピーカーの防水機能は、IPコードで「IPX0~8」のように表記されます。この下1桁が、防水性を表す数値です。

等級(表記例) 防水性能
IPX0 特に保護なし
IPX1〜2 多少水がかかっても耐えられるレベル
IPX3〜4 生活防水レベル
IPX5〜6 雨などに濡れても耐えられるレベル
IPX7〜8 水没にも耐えられるレベル

下1桁が「5」以上あれば、アウトドアでもおおむね問題ないでしょう。

また、特に広い空間で使用する場合には、低音が遠くまで届きにくい傾向があります。コンパクトサイズでも強い低音が出せる、パッシブラジエーター付きのスピーカーを選択するのも手でしょう

360度、全方向に均等に音を届ける無指向性スピーカーであれば、どの角度からでも音楽が聴こえやすいので、大人数が参加するパーティーなどにおすすめです

自宅で使う

自宅でBluetoothスピーカーを使う場合は、日常的な空間で頻繁に目にすることになるため、音質だけでなく気に入ったデザインの製品を選ぶことも重要です。

<自宅で使うときのチェックポイント>

  • 置き場所に合ったデザインを選ぶ
  • 電源ケーブルから給電できる据え置きタイプがおすすめ
  • 広いリビングなら、無指向性スピーカーにも注目

自宅の同じ場所で使い続ける場合には、据え置きタイプがおすすめです。

自宅の同じ場所で使い続ける場合には、据え置きタイプがおすすめです

そのため、製品を選ぶ際にはあらかじめ置き場所を考えたうえで、部屋のインテリアと相性が良いかどうかがポイントとなります。

また、据え置きタイプのBluetoothスピーカーの中には、電源ケーブルから直接給電できるものもあります。充電切れの心配もなく、バッテリーの過充電などで劣化する心配も少ないため、自宅での使用には有効な選択肢といえるでしょう。

アウトドアでの使用の項目でも紹介した「無指向性スピーカー」は、実は自宅での使用にも向いています。部屋の中心に置くと、どの角度からも聴こえやすくなるため、広いリビングで使いたい場合などにおすすめです。

また、お風呂で使いたいといった方は、防水機能はIP規格が「7」以上の製品を選べば安心でしょう。

とことん音質にこだわる

音質にとことんこだわりたい方は、ボディサイズや出力ワット数、コーデックなどをチェックしましょう。

<とことん音質にこだわるときのチェックポイント>

  • ボディサイズの大きなモデルは、迫力のある低音が出せる
  • 出力ワット数は30W以上
  • できるだけ上位コーデックに対応したモデルを選ぶ
  • DSP搭載モデルであれば、幅広い楽しみ方ができる

音質にこだわるうえでもっとも重要なポイントが、ボディサイズです。迫力のある低音を楽しみたい方は、できるかぎり大きなモデルを選ぶとよいでしょう

出力ワット数が大きい製品であれば、大きな音量でも音のゆがみが抑えられます。大音量で音楽を楽しみたい方は、30W以上のモデルを選べば満足できるはずです

また、音質は先述のとおり、コーデックによって大きく左右されます。使用するスマホやPCが対応していることを確認したうえで、LDACやaptX HDなど、音質を重視したコーデックのBluetoothスピーカーを選ぶと、解像度の高い音で音楽を楽しむことができるでしょう。さらに、デジタル処理で音を補正するDSPが搭載されている製品であれば、自分の好みに合わせてさまざまな楽しみ方ができます

【最新版】Bluetoothスピーカーおすすめ10選

武者さんが、おすすめBluetoothスピーカー10選をピックアップ。使用シーンに分けて、ご紹介していきます。

気になる内容をクリック

Bluetoothスピーカーおすすめ10選
メーカー
商品名
JBL SONY MUZEN AUDIO Anker Astell&Kern Marshall HUAWEI Anker Bowers & Wilkins(B&W) IK Multimedia
PARTYBOX Encore Essential SRS-XE300 WILD MINI Soundcore 3 ACRO BE100 Emberton Sound Joy SoundCore 2 Zeppelin iLoud Micro Monitor
【JBL】PARTYBOX Encore Essential 【SONY】 SRS-XE300 【MUZEN AUDIO】WILD MINI 【Anker】Soundcore 3 【Astell&Kern】ACRO BE100 【Marshall】Emberton 【HUAWEI】 Sound Joy 【Anker】 SoundCore 2 【Bowers & Wilkins(B&W) 】Zeppelin 【IK Multimedia】iLoud Micro Monitor
価格 3万3000円 2万4200円 1万950円 6990円 オープンプライス 2万6980円 1万4800円 5990円 11万5500円 5万3900円
防水機能 IPX4 IPX7 IPX5 IPX7 - IPX7 IPX7 IPX7 - -
出力(ワット数) 100W - 5W 16W 55W(25W×1/15W×2) 10W クラスDアンプ×2 30W 12W+ 240W 70W(ピーク)/50W(RMS)
連続再生時間 最大約6時間 最大約24時間 最大約12時間 最大約24時間 - 最大約20時間 最大約26時間 最大約24時間 - -
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

アウトドアで使いたい人におすすめのBluetoothスピーカー4選

まずはアウトドアで使いたい人に、おすすめのBluetoothスピーカーを紹介していきます。アウトドアを盛り上げる性能・機能にも、注目してみましょう。

パリピ向けBluetoothスピーカー JBL PARTYBOX Encore Essential

【JBL】PARTYBOX Encore Essential

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

音に合わせて光ります。聴覚だけでなく、視覚でも楽しめるのがイチオシのポイントです。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能 IPX4
出力(W数) 100W
連続再生時間 最大約6時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 327×276×293mm
重量 約5.9kg
電源 バッテリー
対応コーデック SBC

総合出力は100Wと非常に大きく、大音量でガンガン重低音を鳴らしてくれるので、大人数でパーティーを楽しみたい方におすすめ。とにかくド派手なBluetoothスピーカーというイメージです。車内やダンスパーティーでの使用もおすすめ。

IPX7で風呂もOK!車内も屋外も場所を選ばないボトルサイズのポータブルスピーカー SONY SRS-XE300

【SONY】 SRS-XE300

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ボリュームを絞っても音のバランスが崩れないので、あまり大きな音を出せないようなシーンにもおすすめです。ベランダでスピーカーから音楽を聴きたいというときにも、活躍してくれます。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能 IPX7
出力(W数)
連続再生時間 最大約24時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 238×105×119mm
重量 約1.3kg
電源 充電式(USB Type-C)
対応コーデック SBC/AAC/LDAC

持ち運びやすいボトルサイズのBluetoothスピーカーです。パッシブラジエーターを2つ搭載した「デュアルパッシブラジエーター」で迫力あるサウンドを実現。

独自のDSP技術で、低音も高音もしっかり出してくれるところが特徴です。車内や屋外など、使う場所を選ばず良い音で聴けるオールマイティさが強みです。

アウトドア向けの高い機能性&ミリタリーデザイン MUZEN AUDIO WILD MINI

【MUZEN AUDIO】WILD MINI

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

とにかくミリタリーなデザインが特徴です。アウトドア好きにはたまらないビジュアルといえるでしょう。本体も金属製の硬いボディなので、少しくらい落っことしたり、蹴ってしまったりしても、基本的に壊れにくいという安心感があります。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能 IPX5
出力(W数) 5W
連続再生時間 最大約12時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 77.9×60.8×35.7mm
重量 約248g
電源 充電式(Micro USB)
対応コーデック SBC/AAC

キャンプ場などアウトドアシーンで使いたくなるBluetoothスピーカーです。本体にはカラビナが付いているので、テントに引っ掛けて使うことができます。また、一般的なスマホより照射範囲の広いLEDライトが搭載され、夜の明かりとしても活躍してくれます。

コスパ最強!最大24時間の連続再生&IPX7の高い防水・防塵機能 Anker Soundcore 3

【Anker】Soundcore 3

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

個人的な感覚として、前モデルのSoundcore 2から高音の派手さが抑えられた印象です。その分、相対的に低音が出やすいので、屋外で音楽を楽しむうえで適していると思いますね。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能 IPX7
出力(W数) 16W
連続再生時間 最大約24時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 59×174×457mm
重量 約500g
電源 充電式(USB Type-C)
対応コーデック SBC

Anker「Soundcore」シリーズの最新モデルです。リアルタイムで低音を強化するSoundcoreの独自技術BassUpテクノロジーと、デュアルパッシブラジエーター搭載で迫力のある重低音が楽しめます。最大24時間の連続再生時間、高い防塵防水機能を備えているので、アウトドアでも安心です。

自宅で使いたい人におすすめのBluetoothスピーカー4選

次はおもに自宅で使いたい人に、おすすめのBluetoothスピーカーを紹介していきます。据え置きタイプのどっしりとしたモデルから、ちょっとした場所に置きやすいコンパクトなものまでピックアップ。それぞれの価格帯で音質にもこだわった製品が選ばれています。

音楽ジャンルを問わない、オールマイティマシン!おしゃれな白ボディ Astell&Kern ACRO BE100

【Astell&Kern】ACRO BE100

出典:楽天市場

専門家のおすすめポイント

クラシックもジャズも、EDMのような音楽もジャンルを選ばないオールマイティなモデル。幅広く、いろいろなジャンルの曲を聴く方におすすめです。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能
出力(W数) 55W(25W×1/15W×2)
連続再生時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 164× 261×171mm
重量 約3.2kg
電源 電源ケーブル式(19V/3.43A)
対応コーデック SBC/AAC/aptX HD/LDAC

据え置きタイプでサイズが大きめのBluetoothスピーカーですが、そこまで背が高くないので、比較的どこにでも置きやすいモデルです

もちろん大きいだけあって、迫力のある低音を楽しむことができます。また独自技術「32bit Hi-Fi DAC」が搭載されており、臨場感のあるサウンドを実現しているのも特徴です

老舗ギターアンプメーカー発!ギターサウンド好きな方に最適 Marshall Emberton

【Marshall】Emberton

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ギターキッズ(だった方)には、たまらないルックスだと思います。マルチディレクショナル(全方位)サウンドを採用していて、360度どこにいても音楽を楽しむことが可能です。リビングの中心に置いて楽しむのもいいかもしれませんね。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能 IPX7
出力(W数) 10W クラスDアンプ×2
連続再生時間 最大約20時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 68×160×76mm
重量 約700g
電源 充電式(USB Type-C)
対応コーデック SBC

世界を代表するイギリスのギターアンプメーカー「Marshall(マーシャル)」が手掛けた、コンパクトなポータブルBluetoothスピーカー。

約700gとコンパクトながら、しっかりとした低音が出ます。特にギターの高音域の伸びやかさがきっちり表現されていて、ロックやジャズのギターサウンドを楽しみたい方におすすめです。

縦型のコンパクトサイズで、ちょっとした隙間に収納OK HUAWEI Sound Joy

【HUAWEI】 Sound Joy

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

特に中低音がしっかり出てくるので、はっきりとしたボーカル音を楽しめます。はやりのJ-POPなどを中心に聴いている方におすすめです。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能 IPX7
出力(W数) 30W
連続再生時間 最大約26時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 202×73×73mm
重量 約680g
電源 充電式(USB Type-C)
対応コーデック AAC/SBC

縦型にデザインされたBluetoothスピーカー。本棚など、ちょっとした隙間に置きたい場合にもってこいです。フルレンジスピーカーが搭載されていて、低音も迫力があります。2台を近づけて振ることで簡単にペアリングでき、ステレオ再生で音楽を楽しむこともできます。

低価格でもパワフルな低音かつ、ステレオ対応 Anker SoundCore 2

【Anker】 SoundCore 2

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

この価格帯では、他のブランドは低音が鳴らしきれていないモデルが多い中、この製品はしっかりと音が出てきます。低音にこだわりがあり、Bluetoothスピーカーを試してみたいという場合に、Ankerはおすすめです

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能 IPX7
出力(W数) 12W+
連続再生時間 最大約24時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 47×168×56mm
重量 約414g
電源 充電式(Micro USB)
対応コーデック SBC

独自のBassUpテクノロジーで迫力と深みのある低音を実現。低音・高音を派手に鳴らせるモデルなので、ダンスミュージックや打ち込み系の曲なども、迫力のある音で楽しめます

最大24時間の連続再生が可能なので、充電の手間が少ないのもうれしいポイント。2台同時接続で、ステレオスピーカーとしても楽しめます。

とにかく音質を追求する人におすすめのBluetoothスピーカー2選

最後は音質に注目して、おすすめのBluetoothスピーカーをセレクトしました。音質は武者さんのお墨付き。それぞれの特徴を解説していきます。

ワンボディタイプで抜群の臨場感!上位コーデック対応 Bowers & Wilkins(B&W) Zeppelin

【Bowers & Wilkins(B&W) 】Zeppelin

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

音質がすばらしく、ワンボディタイプのもので、個人的にこれを超えるBluetoothスピーカーは見当たりません。広いリビングなどで存分に音楽を楽しみたい方に、イチオシのモデルです。

武者良太さんのおすすめポイント

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能
出力(W数) 240W
連続再生時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 210×650×194mm
重量 約6.5kg
電源 電源ケーブル式
対応コーデック aptX Adaptive/AAC/SBC

立体感のあるサウンドを楽しめるBluetoothスピーカーです。

音の指向性を決める中高音域用のスピーカーエンクロージャーが横長ボディの左右に入っており、ワンボディでは難しい立体感のある音を実現。ハイレゾ音源の再生にも対応しています。デザイン性のある特徴的な外観で、インテリアのアクセントにもなります。

プロも愛用する本格派スピーカー IK Multimedia iLoud Micro Monitor

【IK Multimedia】iLoud Micro Monitor

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

私も自宅のPC用とDJ遊びをする用で、2セット持っています。なぜみんなこれを買わないんだというくらい、イチオシのモデルです。

武者良太さんのおすすめ

ガジェットライター

武者良太さん

防水機能
出力(W数) 70W(ピーク)/50W(RMS)
連続再生時間
サイズ(高さ×幅×奥行き) 180×135×90mm(×2個)
重量 約1.72kg(920g+800g)
電源 電源ケーブル式
対応コーデック SBC

左右2つのスピーカーがセットになった、セパレートタイプのモデルです。

コンパクトなボディながら、DSP技術により低音がしっかり聴こえ、しかも正確。部屋の状態や好みに合わせて、比較的簡単に自分なりの音にセッティングできる操作性も売りです。

レコーディングエンジニアやミュージシャンなど音楽のプロに、サブのモニタースピーカーとしても使用される本格派スピーカーのクオリティーが、Bluetoothで手軽に楽しめるのは強力なセールスポイントです。

Bluetoothスピーカーの基礎知識

ここまで、Bluetoothスピーカーの選び方やおすすめスピーカーをご紹介しました。改めて、Bluetoothスピーカーの種類や仕組み、知っておきたい機能や性能など基礎知識について、武者さんに教えていただきましょう

ここではBluetoothスピーカーの種類や仕組み、知っておきたい機能や性能などについて、武者さんに教えていただきました。

Bluetoothスピーカーは大きく2種類に分けられる

Bluetoothスピーカーは、想定される使用シーンに応じて「据え置きタイプ」「ポータブルタイプ」の2種類に分類できます。

種類 使用場所 メリット デメリット
据え置きタイプ 室内の1ヵ所に固定 音質を重視したモデルが多い サイズや重量が大きいモデルが多い
ポータブルタイプ アウトドアなど、持ち運んで使用 コンパクトで持ち運びやすいモデルが多い 音質が劣るモデルも多い
据え置きタイプは、比較的ボディサイズが大きいという特徴があります

据え置きタイプは、比較的ボディサイズが大きいという特徴があります。ボディサイズが大きいほど、重低音に強く、迫力のある音が鳴らせるモデルが多いです。より立体的で臨場感のあるサウンドが楽しめる、2つのスピーカーがセットになったセパレートタイプもあります。ただしバッテリーを内蔵しておらず、電源ケーブルを使わなくてはならないモデルもあるため注意しましょう。

ポータブルタイプは、コンパクトなモデルが多いのが特徴です

ポータブルタイプは、コンパクトなモデルが多いのが特徴です。持ち運びやすいハンドルやストラップが付いていたり、アウトドアに最適なLEDライトやカラビナ(開閉できる金属リングの固定具)が付いていたり、多彩なラインアップがあります。ボディサイズが小さい傾向があり、音の迫力面では不利なモデルも多いといえるでしょう。基本的にバッテリー式となるため、聴き続けるためには充電が必要になります。

コーデックによって音の質や遅延の程度が異なる

コーデックとは、Bluetoothスピーカーにスマホなどから音声データを伝送する圧縮方式のことです。コーデックごとに、音質遅延の程度が異なります。

各コーデックの特徴、対応機種は以下のとおりです。

コーデック 特徴 対応機種
LDAC ハイレゾ音源に対応 一部のAndroid(ソニー端末の多く)
aptX HD ハイレゾ音源に対応 一部のAndroid
aptX LL CD相当の音質
aptXより低遅延
一部のAndroid
aptX CD相当の音質
AACより低遅延
ほとんどのAndroid
AAC SBCより高音質・低遅延 iPhone、ほとんどのAndroid
SBC 音質劣化・遅延が大きい すべての端末

低遅延、高音質に強みのあるコーデックに対応したBluetoothスピーカーであれば、より臨場感のあるサウンドを楽しむことができるでしょう。例えばLDACやaptX HD対応であれば、CDを超えた超高音質「ハイレゾ」で音楽を聴くことが可能です。

ここで気をつけたいポイントが、各コーデックの性能を発揮するためには、Bluetoothスピーカー側だけでなく、接続するスマホ端末もそのコーデックに対応している必要があるという点です。

例えばiPhoneであれば、対応しているコーデックはAAC、SBCの2つです。一方Androidは幅広く、超高音質のLDACやaptX HDに対応しているモデルもあります。

いくらBluetoothスピーカーが高音質のコーデックに対応していたとしても、スマホ側が対応していなければ、音声が聴けなかったり、期待した高音質が実現できなかったりします。複数のコーデックに対応しているデバイスもありますが、全ての製品に対応する完璧な汎用性を備えたコーデックは存在しません。そのためBluetoothスピーカーを購入する際には、まず自分のスマホがどのコーデックに対応しているかを確認しましょう

音質を左右するBluetoothスピーカーのおもなパーツや機能

Bluetoothスピーカーの音質に影響するおもなパーツや機能の特徴も押さえておきましょう。

<おもなパーツ、機能の特徴>
機能 特徴
ドライバーユニット ・音を鳴らすパーツ
スピーカーエンクロージャー ・ドライバーユニットを格納するパーツ
・スピーカーエンクロージャーが大きいほど、大口径のドライバーユニットが搭載できるため、結果的に重低音の強い音を鳴らすことができる
パッシブラジエーター ・スピーカー内の空気振動を利用して、おもに低音域を増幅・補強するパーツ
・小型のポータブルスピーカーなどで多く採用されていて、小さなスピーカーでも迫力のある低音を楽しめる
・低音が、少し遅れ、膨らんだように聴こえる傾向がある
無指向性スピーカー ・360度どの方向にも音を届けることを目的としたスピーカー
・部屋のどこにいても音が聴きやすい特徴がある。大人数のパーティーで使用する場合や、広いリビングの中央に置いて、室内を移動しながら音楽を聴きたいケースなどに最適
防水機能 ・機械の内部に水が入ることを防ぐ機能。Bluetoothスピーカーの防水機能は、IPコードで「IPX0~8」のように表記される(詳しい見方

Bluetoothスピーカーの主要メーカーの特徴を紹介

Bluetoothスピーカーは、さまざまなオーディオメーカーから販売されています。

今回は、Bluetoothスピーカーの主要メーカー「SONY」「BOSE」「JBL」「Anker」4社に注目。それぞれどんな特徴があるのか、どんな方に合っている製品を作っているのか、紹介します。

メーカー名 特徴
SONY リーズナブルなものから高級モデルまで一通りリリースしているオールマイティさが強み。ランタンの光が揺らめいているようなビジュアルで、有機ガラス管から360度に音を広げるグラスサウンドスピーカーや、天井のライトにつけるスピーカーなど種類も豊富。
BOSE 誰もが安心して聴くことができる、輪郭のはっきりした、わかりやすい音が特徴力強いサウンドに定評がある。価格帯として2〜3万円台以上が中心。
JBL SONYと同様に、リーズナブルなものから高級モデルまで幅広いラインアップをそろえている。特徴は、遊び心のあるデザイン。スピーカーのカラーバリエーションが豊富で、パーティーなどでワイワイ楽しみたい人向けのド派手なスピーカーなど個性的な製品も多い。ビジュアルにこだわりたい方に、特におすすめのメーカー。
Anker 数千円台の価格帯であっても、しっかりと低音を鳴らしてくれる、とにかくコスパに優れたメーカー。リーズナブルなモデルでもダンスミュージックのような音楽が聴ける点で評価が高い。入門編としてリーズナブルなBluetoothスピーカーを探すのであれば、「Anker一択」と言ってもいい。

Bluetoothスピーカーに関するQ&A

最後に、Bluetoothスピーカーにまつわる気になる疑問について、武者さんにお答えいただきました。

最後に、Bluetoothスピーカーにまつわる気になる疑問について、武者さんにお答えいただきました。

Q. Bluetoothスピーカーの耐用年数は?

A. 製品によりますが一般的に、毎日使うのであれば2〜3年が一つの基準になるでしょう。使えなくなることはあまりありませんが、数年間使用し続けると、どうしてもバッテリーの持ちが悪くなってきます。

Q. 安いBluetoothスピーカーで、高音質の製品を選ぶには?

A. かつては「低価格帯の製品に高音質は期待できない」と言われていたBluetoothスピーカーですが、技術の目覚ましい進歩により、安い価格帯でも満足できる高コスパの製品を手にすることができるようになってきました。

まずはできるだけ、本体サイズの大きなモデルに注目してみることがおすすめです。ボディが大きければそれだけ大型のドライバーユニットを搭載できるため、しっかりとした低音で、大きな音が期待できます。

外観で判別する際は本体サイズの横幅18cm、500mlペットボトルくらいの大きさ以上を目安に選ぶといいでしょう。ドライバーユニットの大きさは10cm以上なら、しっかりとした低音で音楽を楽しむことができます。

Q. 小型のBluetoothスピーカーで大音量、高音質の製品を見つけるには?

A. 小型のものから選ぶのであれば、小さくても低音が出せる、パッシブラジエーター搭載の製品を見てみましょう

特にバラードなど、テンポのゆったりとした音楽をよく聴く人や、リバーブが効いているような生楽器の音を聴く人に向いています。逆にテンポの速いロックやEDMなどが好きな人にとっては、必ずしも最適の選択肢とは言い難い面もあります

Q. 車内に置くならどのようなBluetoothスピーカーがよい?

A. 固定する場所に合った形状のスピーカーを選びましょう。例えばドリンクホルダーに収納するのであれば、先ほど紹介した「HUAWEI Sound Joy」のような円柱型モデルが向いています。また手のひらサイズのコンパクトモデルなら、ちょっとした隙間に収納して使うことも可能です。

Q. 好きな音楽ジャンルによって、向いているBluetoothスピーカーの選び方も違うの?

A. 好きな音楽ジャンルによって、向いているBluetoothスピーカーは異なります。低音、高音、中音域、それぞれの音域の特徴に合わせて選ぶといいでしょう。例えば、EDMやダンスミュージックのような低音が特徴的な音楽ジャンルは、派手な重低音が響くBluetoothスピーカーがいいですね。

ロックやポップス、ジャズなどの音楽ジャンルであれば、具体的にその音楽の何を楽しみたいかが、選ぶポイントになります。

例えばギターの伸びやかな高音や女性ボーカルの声を中心に聴きたい方は、高音を重視したモデルを。ガンガン迫力のあるベース音が欲しい方であれば、重低音が響くスピーカーを選びましょう

中音域は見逃されがちですが、ボーカル曲を聴くうえで大切な要素となります。

ちなみに派手な低音と高音を売りにしているスピーカーは、多くの人が「良い音」だと感じやすく無難であるものの、ボーカルが沈んで聴こえてしまう傾向があります。好きな歌手やボカロがいて、その人の声をじっくり聴きたいという方であれば、中音域がきれいに出るモデルを選ぶといいかもしれません。

Q. Bluetoothスピーカーの接続がよく途切れる。対処法は?

A. 置き場所を変えてみることで、Bluetooth接続の安定感が改善することがあります。Bluetoothは2.4GHzの帯域で無線通信を行っています。これは電子レンジやIHクッキングヒーターなどと同じ帯域のため、近くにそうした家電製品がある状況だと、お互いに干渉し合うことがあります。接続がよく途切れて困るという場合には、一度、家電製品からなるべく離れた位置に置き場所を変えてみましょう

Q. Bluetoothスピーカーは部屋のどこに置くと聴こえが良い?

A. できるだけ周りに障害物のない、開けた場所に置くのがよいでしょう。スピーカーの周囲にモノが置かれていると、振動に合わせて共振してしまい、聴こえ方に影響することがあります。また、音が反射してスピーカーが発する音波と混じるので、音がにごりやすくなります。

音の聴こえ方に、ものすごくこだわるのであれば、耳の高さに置かれているのがベストですね。

Q. Bluetoothスピーカーはプロジェクターと相性が悪いの?

A. 基本的に遅延が発生するためBluetoothスピーカーはプロジェクターには不向きですが、有線ケーブルを接続できるタイプの機器であれば使用できるかもしれません

BluetoothスピーカーのAmazon、楽天市場の売れ筋ランキングをチェック

Amazon、楽天市場では、Bluetoothスピーカーの売れ筋ランキングをチェックできます。

Amazonでは上位100製品(1時間ごとに更新)、楽天市場ではデイリー・週間ランキングで売れ筋製品を紹介しています。

今の売れ筋ランキングを、製品選びの参考にしてみてもいいでしょう。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ

まとめ

  • Bluetoothスピーカーの音質を左右するのは「大きさ」「出力ワット数」
  • 「パッシブラジエーター」搭載なら、コンパクトでも迫力のある低音が出る
  • コーデックはBluetoothスピーカーだけでなく、スマホとの対応もチェックする
  • 持ち運ぶなら「IP○○」の下1桁が、5以上のモデルを選ぶ
  • 使いたいシーンによって、最適なBluetoothスピーカーは違う

Bluetoothスピーカーは形状、大きさ、性能もさまざまです。「アウトドアで使う」「自宅で使う」「とことん音質にこだわる」など使いたいシーンによって、最適なBluetoothスピーカーの選び方が異なります。そのうえで、据え置きタイプかポータブルタイプかなどの種類、パッシブラジエーターを搭載しているか、無指向性スピーカーかなどの性能面に注目すると、求めている製品を絞り込むことができるでしょう。

本記事でご紹介したポイントを踏まえ、ぜひ自分にぴったりのBluetoothスピーカーを選んでみてくださいね。

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